JPH08253364A - サイアロンの製造方法 - Google Patents
サイアロンの製造方法Info
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- JPH08253364A JPH08253364A JP8047872A JP4787296A JPH08253364A JP H08253364 A JPH08253364 A JP H08253364A JP 8047872 A JP8047872 A JP 8047872A JP 4787296 A JP4787296 A JP 4787296A JP H08253364 A JPH08253364 A JP H08253364A
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- JP
- Japan
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- particles
- mixture
- weight
- furnace
- sialon
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B21/00—Nitrogen; Compounds thereof
- C01B21/082—Compounds containing nitrogen and non-metals and optionally metals
- C01B21/0821—Oxynitrides of metals, boron or silicon
- C01B21/0826—Silicon aluminium oxynitrides, i.e. sialons
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 改良されたサイアロンの製造方法を提供す
る。 【解決手段】 70〜90重量%のアルミノシリケート材料
の粒子及び30〜10重量%の炭質材料の粒子の混合物を反
応容器中で窒素下、1300〜1600℃の範囲の温度で、該粒
子が相互に且つ窒素に対して実質的に連続して動くよう
な態様で加熱することを含む、β′−サイアロンの製造
方法であって、該反応容器中の該粒子の滞留時間が3時
間を超えず、該アルミノシリケート材料が焼成されたク
レーミネラルを含むことを特徴とする方法。
る。 【解決手段】 70〜90重量%のアルミノシリケート材料
の粒子及び30〜10重量%の炭質材料の粒子の混合物を反
応容器中で窒素下、1300〜1600℃の範囲の温度で、該粒
子が相互に且つ窒素に対して実質的に連続して動くよう
な態様で加熱することを含む、β′−サイアロンの製造
方法であって、該反応容器中の該粒子の滞留時間が3時
間を超えず、該アルミノシリケート材料が焼成されたク
レーミネラルを含むことを特徴とする方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサイアロン型の改良
されたセラミック材料の製造方法に関する。
されたセラミック材料の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】改良されたセラミック材料は広範囲の用途
に、例えば工業的摩耗部位及びベアリング、耐火物、溶
接部品及び溶融金属取扱い材料、金属旋削のための切削
用具、金属押出及びワイヤ引帳のためのダイ、軍事用途
及び身体防護具、電子材料及び複合材料に使用される。
攻撃的で且つ高い温度環境では、改良されたセラミック
の耐腐蝕性、強度、靱性及び耐摩耗性は、現在使用され
ている精巧な金属合金を上回るかなりの有利さを提供す
る。現在増大する注意を引いている改良されたセラミッ
クの或る1つのグループは、サイアロンとして知られて
いるものである。これらの材料は窒化珪素と密接に関連
するが、窒化珪素と比較したときに、或る種の優れた特
性を有し、及び部材への形成がより容易である。窒化珪
素を最終生成物に作る上げるために、典型的に1800℃の
温度及び30MPa の圧力(2トン/平方インチ)が必要で
ある。結果として、一般的に比較的単純な形の小さい物
品しか、窒化珪素から製造することができない。もしア
ルミナが窒化珪素に組み込まれれば、得られる化合物は
より適度の温度及び圧力で焼結することができる。アル
ミナは、窒化珪素の全体の構造を変化させることなく結
晶格子中に適合し、生成物材料は窒化珪素の機械的特性
とアルミナの耐薬品性を兼ね備え、よって工業における
その価値と有用性が増大する。“サイアロン”という用
語はこのタイプの材料を示すのに、現在広く使用されて
いて、その構成元素であるSi、Al、O及びNの化学
記号から由来する。より最近では、β−窒化珪素の結晶
構造を有するサイアロンのタイプがβ′−サイアロンと
して知られるようになって、通常不安定なα−窒化珪素
の構造を有し間隙部位へのある種の金属イオンの溶解に
より及び珪素の代わりにアルミニウム及び窒素の代わり
に酸素の部分的な置換により安定化されるα−サイアロ
ンから、それを区別する。
に、例えば工業的摩耗部位及びベアリング、耐火物、溶
接部品及び溶融金属取扱い材料、金属旋削のための切削
用具、金属押出及びワイヤ引帳のためのダイ、軍事用途
及び身体防護具、電子材料及び複合材料に使用される。
攻撃的で且つ高い温度環境では、改良されたセラミック
の耐腐蝕性、強度、靱性及び耐摩耗性は、現在使用され
ている精巧な金属合金を上回るかなりの有利さを提供す
る。現在増大する注意を引いている改良されたセラミッ
クの或る1つのグループは、サイアロンとして知られて
いるものである。これらの材料は窒化珪素と密接に関連
するが、窒化珪素と比較したときに、或る種の優れた特
性を有し、及び部材への形成がより容易である。窒化珪
素を最終生成物に作る上げるために、典型的に1800℃の
温度及び30MPa の圧力(2トン/平方インチ)が必要で
ある。結果として、一般的に比較的単純な形の小さい物
品しか、窒化珪素から製造することができない。もしア
ルミナが窒化珪素に組み込まれれば、得られる化合物は
より適度の温度及び圧力で焼結することができる。アル
ミナは、窒化珪素の全体の構造を変化させることなく結
晶格子中に適合し、生成物材料は窒化珪素の機械的特性
とアルミナの耐薬品性を兼ね備え、よって工業における
その価値と有用性が増大する。“サイアロン”という用
語はこのタイプの材料を示すのに、現在広く使用されて
いて、その構成元素であるSi、Al、O及びNの化学
記号から由来する。より最近では、β−窒化珪素の結晶
構造を有するサイアロンのタイプがβ′−サイアロンと
して知られるようになって、通常不安定なα−窒化珪素
の構造を有し間隙部位へのある種の金属イオンの溶解に
より及び珪素の代わりにアルミニウム及び窒素の代わり
に酸素の部分的な置換により安定化されるα−サイアロ
ンから、それを区別する。
【0003】米国特許第3960581 号明細書(Cutler)
は、酸化アルミニウムを40〜20重量%の範囲で、及び二
酸化珪素を46〜70重量%の範囲で含有するクレーと木炭
の完全な混合物を3時間、窒素ガス雰囲気下で1450℃で
密閉した容器中で加熱する、サイアロンの製造方法を記
載している。反応混合物中に残存する炭素はその後、7
00℃で2時間空気中で燃焼された。得られた粉末はデ
ィスクへ圧縮され、2時間窒素雰囲気で加熱することに
より焼結された。記載された方法はバッチ方式である。
米国特許第5110773 号明細書(Corral 等) は、カオリン
クレーを1020℃で焼成し次いで水酸化ナトリウムの10%
溶液で処理して二酸化珪素のいくらかを除去し予備ムラ
イト材料を形成する、β′−サイアロンの製造方法を記
載している。この予備ムライト材料は10μm 又はそれよ
り小さいサイズに微粉砕されて、その粉砕材料は微粉砕
カーボンと均一化された。得られた混合物は造形体に作
られて、窒素の存在下で0.5〜6時間、1350〜1500℃の
範囲の温度で加熱されてβ′−サイアロンを形成した。
加熱工程は種々の型の炉で、例えば連続操作にはトンネ
ル炉で実施することができる。
は、酸化アルミニウムを40〜20重量%の範囲で、及び二
酸化珪素を46〜70重量%の範囲で含有するクレーと木炭
の完全な混合物を3時間、窒素ガス雰囲気下で1450℃で
密閉した容器中で加熱する、サイアロンの製造方法を記
載している。反応混合物中に残存する炭素はその後、7
00℃で2時間空気中で燃焼された。得られた粉末はデ
ィスクへ圧縮され、2時間窒素雰囲気で加熱することに
より焼結された。記載された方法はバッチ方式である。
米国特許第5110773 号明細書(Corral 等) は、カオリン
クレーを1020℃で焼成し次いで水酸化ナトリウムの10%
溶液で処理して二酸化珪素のいくらかを除去し予備ムラ
イト材料を形成する、β′−サイアロンの製造方法を記
載している。この予備ムライト材料は10μm 又はそれよ
り小さいサイズに微粉砕されて、その粉砕材料は微粉砕
カーボンと均一化された。得られた混合物は造形体に作
られて、窒素の存在下で0.5〜6時間、1350〜1500℃の
範囲の温度で加熱されてβ′−サイアロンを形成した。
加熱工程は種々の型の炉で、例えば連続操作にはトンネ
ル炉で実施することができる。
【0004】日本公開特許出願No.57/145012、58/04966
9 及び58/064267 は、カーボン粉末及びアルミノシリケ
ートクレーを含むペレットを炭質材料と混合して、該混
合物を加熱したシャフトキルンの最上に供給して、それ
を通して窒素ガス流と向流して通過させ、サイアロン生
成物がキルンの底から連続して回収される、サイアロン
の連続製造方法を記載している。上記の先行技術の方法
では、サイアロンを形成する反応を一般に、垂直に充填
した床炉においてバッチ方式で行う。このタイプの炉
は、連続製造のために動的床操作に転換することができ
るが、これらの条件下では、ガス−固体の接触が特に大
きな直径の床において比較的乏しく、床の断面に渡って
均一な温度を維持することが非常に難しい。このタイプ
の動的床炉における反応混合物の滞留時間は、4〜24時
間程度である。種々の先行技術文献、例えば EP018803
8、EP0187431 、US4511666 、US449193、JP59045912A
のWPI 要約及び J. Jap. Soc, Powder Mettallurgy Vo
l. 40, 1993年12月、1223〜1227頁は、種々のサイアロ
ン又は同様の化合物を製造するための流動床の使用を記
載しているが、いずれも、本発明の方法に使用するため
の、後述のように具体的に選択される出発原料の使用を
記載していない。よって先行技術はそのような出発原料
の使用により得られる利点を示していない。
9 及び58/064267 は、カーボン粉末及びアルミノシリケ
ートクレーを含むペレットを炭質材料と混合して、該混
合物を加熱したシャフトキルンの最上に供給して、それ
を通して窒素ガス流と向流して通過させ、サイアロン生
成物がキルンの底から連続して回収される、サイアロン
の連続製造方法を記載している。上記の先行技術の方法
では、サイアロンを形成する反応を一般に、垂直に充填
した床炉においてバッチ方式で行う。このタイプの炉
は、連続製造のために動的床操作に転換することができ
るが、これらの条件下では、ガス−固体の接触が特に大
きな直径の床において比較的乏しく、床の断面に渡って
均一な温度を維持することが非常に難しい。このタイプ
の動的床炉における反応混合物の滞留時間は、4〜24時
間程度である。種々の先行技術文献、例えば EP018803
8、EP0187431 、US4511666 、US449193、JP59045912A
のWPI 要約及び J. Jap. Soc, Powder Mettallurgy Vo
l. 40, 1993年12月、1223〜1227頁は、種々のサイアロ
ン又は同様の化合物を製造するための流動床の使用を記
載しているが、いずれも、本発明の方法に使用するため
の、後述のように具体的に選択される出発原料の使用を
記載していない。よって先行技術はそのような出発原料
の使用により得られる利点を示していない。
【0005】
【課題を解決するために手段】本発明により、70〜90重
量%のアルミノシリケート材料の粒子及び30〜10重量%
の炭質材料の粒子の混合物を容器中で窒素下、1300〜16
00℃の範囲の温度で、該粒子が相互に且つ窒素に対して
実質的に連続して動くような態様で加熱することを含
む、β′−サイアロンの製造方法であって、容器中の該
粒子の滞留時間が3時間を超えず、該アルミノシリケー
ト材料が焼成されたクレーミネラルを含むことを特徴と
する方法が提供される。滞留時間は、前記容器中に該粒
子が存在する平均時間により規定される。
量%のアルミノシリケート材料の粒子及び30〜10重量%
の炭質材料の粒子の混合物を容器中で窒素下、1300〜16
00℃の範囲の温度で、該粒子が相互に且つ窒素に対して
実質的に連続して動くような態様で加熱することを含
む、β′−サイアロンの製造方法であって、容器中の該
粒子の滞留時間が3時間を超えず、該アルミノシリケー
ト材料が焼成されたクレーミネラルを含むことを特徴と
する方法が提供される。滞留時間は、前記容器中に該粒
子が存在する平均時間により規定される。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の先行技術において、β′−
サイアロンの製造のために出発原料として焼成ミネラル
を使用することは示唆されておらず、特に粒子の実質的
に連続した動きを提供するように容器を選択する場合に
示唆されておらず、結果として本発明の方法は、予期せ
ず従来技術の方法を超える多様な利点を示す。前記ミネ
ラルは、もちろん天然の発生源から得られてもよいし、
従来技術で使用されるシリカ及びアルミナといった分離
原料よりもより安価に提供されてもよい。また、焼成ク
レーの使用は、シリカとアルミナを一緒に混合したとき
には得られない原子規模でのシリカとアルミナの緊密な
結合を提供し、よって要求される反応及び生成物組成を
提供するのにより有効である。さらに、約50μm 未満の
粒度、より好ましくは少なくとも90%の粒子が5μm 未
満の同等の球形の直径を有する粒状原料を使用すること
が、本発明の方法におけるサイアロンの形成に好まし
い。
サイアロンの製造のために出発原料として焼成ミネラル
を使用することは示唆されておらず、特に粒子の実質的
に連続した動きを提供するように容器を選択する場合に
示唆されておらず、結果として本発明の方法は、予期せ
ず従来技術の方法を超える多様な利点を示す。前記ミネ
ラルは、もちろん天然の発生源から得られてもよいし、
従来技術で使用されるシリカ及びアルミナといった分離
原料よりもより安価に提供されてもよい。また、焼成ク
レーの使用は、シリカとアルミナを一緒に混合したとき
には得られない原子規模でのシリカとアルミナの緊密な
結合を提供し、よって要求される反応及び生成物組成を
提供するのにより有効である。さらに、約50μm 未満の
粒度、より好ましくは少なくとも90%の粒子が5μm 未
満の同等の球形の直径を有する粒状原料を使用すること
が、本発明の方法におけるサイアロンの形成に好まし
い。
【0007】メタカンダイト(Metakandite)、特にメタ
カオリンは適当な材料を提供する。それは、比較的安価
な公知の焼成方法に続いて適当な形態で得ることがで
き、例えば湿式粉砕といったよく開発された技術を使用
して比較的安価に、容易に微細な粒子のような形態で提
供され得る。一方、先行技術の出発原料、特にシリカ及
びアルミナは適当な微細な粒子の形態に製造するのに比
較的高価である。実質的に連続した粒子の動きを提供す
る、例えば流動床を提供する容器におけるサイアロン製
造方法の操業に関して、本発明者らは、アルミノシリケ
ート材料と炭質材料の混合物のペレットを形成すること
が有利であって、焼成されたミネラル粒子、例えばメタ
カンダイトが、そのような混合物が製造され得るのに好
適な材料を提供することを見出した。粒子がその中で相
互に且つ窒素に対して実質的に連続して動く容器の使用
は、先行技術の充填床炉に付随する問題を回避する。連
続した動きは、より効率のよい反応が、より良い固体/
ガス含有量で、充填床よりもより早く且つ安価に起こる
ことを可能にし、不純物及び未反応成分が少なく、より
均一な組成を有する生成物を製造する。
カオリンは適当な材料を提供する。それは、比較的安価
な公知の焼成方法に続いて適当な形態で得ることがで
き、例えば湿式粉砕といったよく開発された技術を使用
して比較的安価に、容易に微細な粒子のような形態で提
供され得る。一方、先行技術の出発原料、特にシリカ及
びアルミナは適当な微細な粒子の形態に製造するのに比
較的高価である。実質的に連続した粒子の動きを提供す
る、例えば流動床を提供する容器におけるサイアロン製
造方法の操業に関して、本発明者らは、アルミノシリケ
ート材料と炭質材料の混合物のペレットを形成すること
が有利であって、焼成されたミネラル粒子、例えばメタ
カンダイトが、そのような混合物が製造され得るのに好
適な材料を提供することを見出した。粒子がその中で相
互に且つ窒素に対して実質的に連続して動く容器の使用
は、先行技術の充填床炉に付随する問題を回避する。連
続した動きは、より効率のよい反応が、より良い固体/
ガス含有量で、充填床よりもより早く且つ安価に起こる
ことを可能にし、不純物及び未反応成分が少なく、より
均一な組成を有する生成物を製造する。
【0008】本発明の方法において、粒子の反応混合物
は好ましくは、75〜85重量%のアルミノシリケート材料
の粒子と25〜15重量%の炭質材料の粒子を含有する。焼
成されたアルノシリケート材料は、例えばカオリナイ
ト、ナクライト、デイッカイト又はハロイサイトのよう
な焼成されたカンダイトクレーを含む。しかしながら、
それはまた代わりに、あるいは更に、ベントナイト、モ
ントモリロナイト、ヘクトライト、サポナイト又はベイ
デライト、又はピロフィライト、シリマナイト又はムラ
イトのような焼成されたスメクタイトクレーを含んでも
よい。1又は2以上のカンダイトクレー(任意に、1又
は2以上のスメクタイトクレーと一緒でもよい)は特に
好ましい。一般に、天然に発生するアルミノシリケート
材料は、変動する量の不純物が付随する1又は2以上の
これらのミネラルからなる。カンダイトクレーの場合、
焼成は、450 ℃〜1300℃、好ましくは700 ℃〜1100℃の
範囲の温度で、その焼成生成物の1000℃、2時間での強
熱減量が1重量%以下であるような時間、加熱すること
により実施することができる。
は好ましくは、75〜85重量%のアルミノシリケート材料
の粒子と25〜15重量%の炭質材料の粒子を含有する。焼
成されたアルノシリケート材料は、例えばカオリナイ
ト、ナクライト、デイッカイト又はハロイサイトのよう
な焼成されたカンダイトクレーを含む。しかしながら、
それはまた代わりに、あるいは更に、ベントナイト、モ
ントモリロナイト、ヘクトライト、サポナイト又はベイ
デライト、又はピロフィライト、シリマナイト又はムラ
イトのような焼成されたスメクタイトクレーを含んでも
よい。1又は2以上のカンダイトクレー(任意に、1又
は2以上のスメクタイトクレーと一緒でもよい)は特に
好ましい。一般に、天然に発生するアルミノシリケート
材料は、変動する量の不純物が付随する1又は2以上の
これらのミネラルからなる。カンダイトクレーの場合、
焼成は、450 ℃〜1300℃、好ましくは700 ℃〜1100℃の
範囲の温度で、その焼成生成物の1000℃、2時間での強
熱減量が1重量%以下であるような時間、加熱すること
により実施することができる。
【0009】本発明の方法はさらに、炭質材料を、炭質
材料の少なくとも20重量%が2μm未満の同等の球形の
直径を有する粒子からなるような粒度分布に粉砕する工
程を含んでもよく、該粉砕工程は炭質材料をアルミノシ
リケート材料と混合する前に実施する。本発明の方法の
反応がその中で実施される前記容器は、好ましくは密閉
された炉である。この文脈における“密閉された”と
は、空気が自由に容器の内部又は中身に接触せず、窒素
が強制的に容器内を通過し自由に大気中へ逃げないよう
な態様でシールすることを意味する。前記反応容器は、
管状のチャンバーが、小さな角度で、好ましくは約10〜
100度の範囲で、例えば5度で水平に対して傾いていて
もよいその縦軸の回りに回転する回転式炉でもよい。回
転速度は有利には約1〜約5rpm の範囲である。これら
の条件下で、反応混合物の床は、結果として良好な固体
/ガス接触とともに、連続した回転運動を受ける。ある
いは、上記したように前記反応容器は、反応混合物の粒
子に沸き返るような動きを与える流動床式炉を含んでも
よく、再び非常に良好な固体/ガス接触を促進する。
材料の少なくとも20重量%が2μm未満の同等の球形の
直径を有する粒子からなるような粒度分布に粉砕する工
程を含んでもよく、該粉砕工程は炭質材料をアルミノシ
リケート材料と混合する前に実施する。本発明の方法の
反応がその中で実施される前記容器は、好ましくは密閉
された炉である。この文脈における“密閉された”と
は、空気が自由に容器の内部又は中身に接触せず、窒素
が強制的に容器内を通過し自由に大気中へ逃げないよう
な態様でシールすることを意味する。前記反応容器は、
管状のチャンバーが、小さな角度で、好ましくは約10〜
100度の範囲で、例えば5度で水平に対して傾いていて
もよいその縦軸の回りに回転する回転式炉でもよい。回
転速度は有利には約1〜約5rpm の範囲である。これら
の条件下で、反応混合物の床は、結果として良好な固体
/ガス接触とともに、連続した回転運動を受ける。ある
いは、上記したように前記反応容器は、反応混合物の粒
子に沸き返るような動きを与える流動床式炉を含んでも
よく、再び非常に良好な固体/ガス接触を促進する。
【0010】流動床を提供する反応容器を使用する本発
明の方法の操業が、好ましい。この場合、反応に使用さ
れるアルミノシリケート出発材料は好ましくは、カンダ
イトクレーミネラルを450 ℃〜950 ℃の範囲の温度に、
焼成された該材料のサンプルの1000℃での2時間の強熱
減量が1重量%以下であるような時間、加熱することに
よって形成されたメタカンダイトである。上記したよう
に、有利には、焼成されたアルミノシリケート材料と炭
素の混合物が形成され、上記反応容器へ供給するための
供給材料となる。このような供給材料は好ましくは、ア
ルミノシリケート、好ましくはメタカンダイトと炭素の
乾燥した混合物の0.2mm〜5.0mm、好ましくは0.2〜1.
0mmの範囲の平均サイズを有する粒状物を含む。好まし
くは、該混合物に含まれる炭素は、500nm 未満、好まし
くは100nm 未満の平均粒径の微粉砕された炭素を含み、
炭素含量は98重量%以上である。炭化水素の燃焼から得
られるカーボンブラックが適当な炭素源である。
明の方法の操業が、好ましい。この場合、反応に使用さ
れるアルミノシリケート出発材料は好ましくは、カンダ
イトクレーミネラルを450 ℃〜950 ℃の範囲の温度に、
焼成された該材料のサンプルの1000℃での2時間の強熱
減量が1重量%以下であるような時間、加熱することに
よって形成されたメタカンダイトである。上記したよう
に、有利には、焼成されたアルミノシリケート材料と炭
素の混合物が形成され、上記反応容器へ供給するための
供給材料となる。このような供給材料は好ましくは、ア
ルミノシリケート、好ましくはメタカンダイトと炭素の
乾燥した混合物の0.2mm〜5.0mm、好ましくは0.2〜1.
0mmの範囲の平均サイズを有する粒状物を含む。好まし
くは、該混合物に含まれる炭素は、500nm 未満、好まし
くは100nm 未満の平均粒径の微粉砕された炭素を含み、
炭素含量は98重量%以上である。炭化水素の燃焼から得
られるカーボンブラックが適当な炭素源である。
【0011】好ましくは、前記アルミノシリケート/炭
素混合物は、焼成されたアルミノシリケートの水性スラ
リーを調製し、及び炭素の水性スラリーを調製し、及び
その2種のスラリーを混合することにより作られる。各
々のスラリー又はスラリーの混合物は、水性スラリーの
形成において当該技術分野でよく知られている、例えば
分散剤といった1または2以上の添加剤を含んでもよ
い。アルミノシリケートにとって好ましい分散剤は、該
乾燥アルミノシリケートの重量に基づいて0.05〜2.0
重量%の量のアンモニウムポリアクリレート又はポリメ
タクリレートである。炭素にとって好ましい分散剤は、
乾燥炭素の重量に基づいて0.05〜20重量%の量の界
面活性剤である。あるいはまた、アルミノシリケート及
び炭素は、単一の水性懸濁液の中で一緒にしてもよい。
混合されたスラリーを好ましくは公知の方法で、例えば
湿式ボールミル粉砕又は磨砕グリンディングにより処理
して凝集物を破壊する。微粉砕された懸濁液を好ましく
は、例えばスプレー乾燥を使用して乾燥し、その後ペレ
ット化して上記の要求される粒状サイズにする。最も好
ましい粒状サイズは0.3mm〜0.7mm、特に約0.5mmであ
る。もし粒状物が小さすぎると、特に反応容器が流動床
を提供する場合、導入するときに反応容器から吹き飛ば
されることがある。
素混合物は、焼成されたアルミノシリケートの水性スラ
リーを調製し、及び炭素の水性スラリーを調製し、及び
その2種のスラリーを混合することにより作られる。各
々のスラリー又はスラリーの混合物は、水性スラリーの
形成において当該技術分野でよく知られている、例えば
分散剤といった1または2以上の添加剤を含んでもよ
い。アルミノシリケートにとって好ましい分散剤は、該
乾燥アルミノシリケートの重量に基づいて0.05〜2.0
重量%の量のアンモニウムポリアクリレート又はポリメ
タクリレートである。炭素にとって好ましい分散剤は、
乾燥炭素の重量に基づいて0.05〜20重量%の量の界
面活性剤である。あるいはまた、アルミノシリケート及
び炭素は、単一の水性懸濁液の中で一緒にしてもよい。
混合されたスラリーを好ましくは公知の方法で、例えば
湿式ボールミル粉砕又は磨砕グリンディングにより処理
して凝集物を破壊する。微粉砕された懸濁液を好ましく
は、例えばスプレー乾燥を使用して乾燥し、その後ペレ
ット化して上記の要求される粒状サイズにする。最も好
ましい粒状サイズは0.3mm〜0.7mm、特に約0.5mmであ
る。もし粒状物が小さすぎると、特に反応容器が流動床
を提供する場合、導入するときに反応容器から吹き飛ば
されることがある。
【0012】上記反応容器は、サイアロン製造反応が実
施される単一の工程ゾーンを有してもよく、又は、先行
技術にあるように、反応材料の異なる処理工程が連続し
て実施される2又はそれ以上のゾーンを有してもよい。
上記容器が流動床炉を含む場合、固体の供給材料は炉の
上部、例えば最上部から導入されてもよい。反応容器へ
の供給材料における、含水又はヒドロキシル化クレーよ
りもメタカンダイトの使用は、重要な利点を与える。も
し含水又はヒドロキシル化クレーがそのような方法に使
用されると、かなりの熱量がクレーの脱ヒドロキシル化
に失われ、要求される温度及び/又はより大きいエネル
ギーの入力を維持するのが困難となる。この問題は乾燥
したメタカンダイトを使用することにより回避される。
リットル/分で示される窒素が供給される流量は、kg/
時間で示されるクレー−カーボン混合物が反応容器へ供
給される流量の、好ましくは少なくとも35倍、さらに
好ましくは400倍以下である。特に、該方法が進行す
る間に作られる一酸化炭素の濃度を約10%以下に維持
するのに十分な窒素送出量が好ましい。窒素送出量は例
えば、クレ−カーボン混合物10kg/分当たり、40〜
60kg/分の範囲でよい。窒素は任意に不活性ガス、例
えばヘリウムで希釈されてもよい。窒素は1700〜1800℃
の範囲の温度でも可能である。有利には、容器内の該混
合物の滞留時間は30分〜2時間の範囲である。本発明
の実施態様を、例示としてのみ下記の例に関して、記載
する。
施される単一の工程ゾーンを有してもよく、又は、先行
技術にあるように、反応材料の異なる処理工程が連続し
て実施される2又はそれ以上のゾーンを有してもよい。
上記容器が流動床炉を含む場合、固体の供給材料は炉の
上部、例えば最上部から導入されてもよい。反応容器へ
の供給材料における、含水又はヒドロキシル化クレーよ
りもメタカンダイトの使用は、重要な利点を与える。も
し含水又はヒドロキシル化クレーがそのような方法に使
用されると、かなりの熱量がクレーの脱ヒドロキシル化
に失われ、要求される温度及び/又はより大きいエネル
ギーの入力を維持するのが困難となる。この問題は乾燥
したメタカンダイトを使用することにより回避される。
リットル/分で示される窒素が供給される流量は、kg/
時間で示されるクレー−カーボン混合物が反応容器へ供
給される流量の、好ましくは少なくとも35倍、さらに
好ましくは400倍以下である。特に、該方法が進行す
る間に作られる一酸化炭素の濃度を約10%以下に維持
するのに十分な窒素送出量が好ましい。窒素送出量は例
えば、クレ−カーボン混合物10kg/分当たり、40〜
60kg/分の範囲でよい。窒素は任意に不活性ガス、例
えばヘリウムで希釈されてもよい。窒素は1700〜1800℃
の範囲の温度でも可能である。有利には、容器内の該混
合物の滞留時間は30分〜2時間の範囲である。本発明
の実施態様を、例示としてのみ下記の例に関して、記載
する。
【0013】
【実施例1】77重量部の微細焼成カオリナイトクレーと
23重量部の微細炭質材料の3種の異なるブレンドを製造
した。下記の3種の焼成クレーを使用した:焼成クレー
Aは米国、ジョージア州からの二次カオリンを焼成する
ことによって調製された。それは、93重量%が2μm
より小さい同等の球形の径を有する粒子からなるような
粒度分布を有し、そのK2 O含量が0.09重量%でFe
2 O 3 含量が0.93重量%であるような不純物レベルを
有した。焼成クレーBは英国、サウスデヴォン(South
Devon)からの一次カオリンを焼成することにより調製さ
れた。それは、57重量%が2μm より小さい同等の球
形の径を有する粒子からなるような粒度分布を有し、そ
のK2 O含量が1.99重量%でFe2 O3 含量が0.59
重量%であるような不純物レベルを有した。焼成クレー
Cは英国、サウスデヴォンからのカオリナイト ボール
クレーを焼成することによって調製された。それは、
39重量%が2μm より小さい同等の球形の径を有する
粒子からなるような粒度分布を有し、そのK2 O含量が
0.63重量%でFe2 O3 含量が4.32重量%であるよ
うな不純物レベルを有した。炭質材料は、“PFE ACTION
A5"という商品名で、約20nmの平均粒径を有する粒子の
水性分散液として提供されるカーボンブラック、あるい
は27重量%が2μm より小さい同等の球形の径を有す
る粒子からなるような粒度分布、及び比表面積23.4m2
/gに粉砕された無煙炭であった。
23重量部の微細炭質材料の3種の異なるブレンドを製造
した。下記の3種の焼成クレーを使用した:焼成クレー
Aは米国、ジョージア州からの二次カオリンを焼成する
ことによって調製された。それは、93重量%が2μm
より小さい同等の球形の径を有する粒子からなるような
粒度分布を有し、そのK2 O含量が0.09重量%でFe
2 O 3 含量が0.93重量%であるような不純物レベルを
有した。焼成クレーBは英国、サウスデヴォン(South
Devon)からの一次カオリンを焼成することにより調製さ
れた。それは、57重量%が2μm より小さい同等の球
形の径を有する粒子からなるような粒度分布を有し、そ
のK2 O含量が1.99重量%でFe2 O3 含量が0.59
重量%であるような不純物レベルを有した。焼成クレー
Cは英国、サウスデヴォンからのカオリナイト ボール
クレーを焼成することによって調製された。それは、
39重量%が2μm より小さい同等の球形の径を有する
粒子からなるような粒度分布を有し、そのK2 O含量が
0.63重量%でFe2 O3 含量が4.32重量%であるよ
うな不純物レベルを有した。炭質材料は、“PFE ACTION
A5"という商品名で、約20nmの平均粒径を有する粒子の
水性分散液として提供されるカーボンブラック、あるい
は27重量%が2μm より小さい同等の球形の径を有す
る粒子からなるような粒度分布、及び比表面積23.4m2
/gに粉砕された無煙炭であった。
【0014】各ブレンドは、焼成クレーと炭質材料の水
性懸濁液を混合することによって調製された。炭質材料
がカーボンブラックのとき、混合した懸濁液をスプレー
ドライヤーで乾燥させた。炭質材料が粉砕した無煙炭の
とき、混合した懸濁液を濾過して、そのケークをオーブ
ンで一夜乾燥させた。各々の場合に、得られた乾燥生成
物を微粉末に粉砕した。各粉末状ブレンドの100gを、ゆ
るい耐火性プラグで閉鎖される長さ1200mmで内径78mmの
ムライト耐火性チューブを備えた、回転式水平管状炉の
供給端へ導入した。該ムライトチューブは炉の両方の端
に位置するローラー上に搭載されていて、2.5rpm の速
度で回転した。炉内のゾーンの長さ600mm は、1500℃の
温度に維持された。耐火性チューブ内のプラグの位置
は、該ゾーン内の粉末状ブレンドを最高の温度に保持す
るような位置であった。各々の場合に、粉末状ブレンド
はこのゾーンに60分間保持されが。実験の間じゅう、窒
素ガスの流れを10リットル/分の流量で炉を通過させ
た。各実験からの生成物を定量X線回折の技術により試
験した。焼成クレーAのカーボンブラックとの炭素熱還
元生成物は、95重量%以上のβ′−サイアロンを含み、
残りはガラスであることが見出された。焼成クレーBの
カーボンブラックとの炭素熱還元生成物、及び焼成クレ
ーCの無煙炭との炭素熱還元生成物は、ともに、95重量
%以上のβ′−サイアロンを含み、残りは主にガラスと
微量のムライトの混合物であることが見出された。焼成
クレーCからの生成物はまた、少量のフェロ−シリコン
を含んでいた。
性懸濁液を混合することによって調製された。炭質材料
がカーボンブラックのとき、混合した懸濁液をスプレー
ドライヤーで乾燥させた。炭質材料が粉砕した無煙炭の
とき、混合した懸濁液を濾過して、そのケークをオーブ
ンで一夜乾燥させた。各々の場合に、得られた乾燥生成
物を微粉末に粉砕した。各粉末状ブレンドの100gを、ゆ
るい耐火性プラグで閉鎖される長さ1200mmで内径78mmの
ムライト耐火性チューブを備えた、回転式水平管状炉の
供給端へ導入した。該ムライトチューブは炉の両方の端
に位置するローラー上に搭載されていて、2.5rpm の速
度で回転した。炉内のゾーンの長さ600mm は、1500℃の
温度に維持された。耐火性チューブ内のプラグの位置
は、該ゾーン内の粉末状ブレンドを最高の温度に保持す
るような位置であった。各々の場合に、粉末状ブレンド
はこのゾーンに60分間保持されが。実験の間じゅう、窒
素ガスの流れを10リットル/分の流量で炉を通過させ
た。各実験からの生成物を定量X線回折の技術により試
験した。焼成クレーAのカーボンブラックとの炭素熱還
元生成物は、95重量%以上のβ′−サイアロンを含み、
残りはガラスであることが見出された。焼成クレーBの
カーボンブラックとの炭素熱還元生成物、及び焼成クレ
ーCの無煙炭との炭素熱還元生成物は、ともに、95重量
%以上のβ′−サイアロンを含み、残りは主にガラスと
微量のムライトの混合物であることが見出された。焼成
クレーCからの生成物はまた、少量のフェロ−シリコン
を含んでいた。
【0015】
【実施例2】79重量部の微細焼成カオリナイトクレーと
21重量部の微細炭質材料のブレンドを製造した。焼成カ
オリナイトクレーは実施例1で記載した焼成クレーAで
あった。炭質材料はドイツ コロンビアンカーボンによ
り"RAVEN P-FE"という商品名で供給される平均粒径約21
nm及びBET 窒素吸着法により測定した比表面積が 117m2
/gのカーボンブラックであった。焼成クレーの水性懸濁
液と炭質材料の水性懸濁液をボールミルの中で混合し、
混合した懸濁液をスプレードライヤーで乾燥することに
よってブレンドを調製した。得られた乾燥粉末をパンペ
レタイザーの中でペレット化し、篩にかけて0.6〜2.0
mmのサイズ範囲のペレットを得た。ペレット化されたブ
レンドをスクリューフィーダーを使用したパイロット規
模の回転式炉へ導入した。該炉には長さが1575mmで内径
78mmのムライト耐火性チューブが取付けられていた。該
炉のチューブは、その縦軸が水平に対して0.5度の角度
で傾いていて1.5rpm の速度で回転した。炉チューブ内
の長さ600mm のゾーンは1500℃の温度に保持された。
21重量部の微細炭質材料のブレンドを製造した。焼成カ
オリナイトクレーは実施例1で記載した焼成クレーAで
あった。炭質材料はドイツ コロンビアンカーボンによ
り"RAVEN P-FE"という商品名で供給される平均粒径約21
nm及びBET 窒素吸着法により測定した比表面積が 117m2
/gのカーボンブラックであった。焼成クレーの水性懸濁
液と炭質材料の水性懸濁液をボールミルの中で混合し、
混合した懸濁液をスプレードライヤーで乾燥することに
よってブレンドを調製した。得られた乾燥粉末をパンペ
レタイザーの中でペレット化し、篩にかけて0.6〜2.0
mmのサイズ範囲のペレットを得た。ペレット化されたブ
レンドをスクリューフィーダーを使用したパイロット規
模の回転式炉へ導入した。該炉には長さが1575mmで内径
78mmのムライト耐火性チューブが取付けられていた。該
炉のチューブは、その縦軸が水平に対して0.5度の角度
で傾いていて1.5rpm の速度で回転した。炉チューブ内
の長さ600mm のゾーンは1500℃の温度に保持された。
【0016】炉チューブは、各端に回転シールが備えら
れていて、よってガスがチューブを通過することがで
き、排気ガスはダクトで除かれ、空気の侵入が防止され
る。実験の間じゅう、窒素ガスの流れは5リットル/分
の流量で炉を通過した。窒素ガスの流れは回転チューブ
の中で固体材料の動きに向流した。ペレット化されたブ
レンドを、連続的に1.5g/分の流量でパイロット規模の
回転式炉の供給端へ135 分間にわたって導入した。該ペ
レット化されたブレントは、チューブが回転するにつれ
て連続した態様で炉チューブを通過することができた。
最高温度のゾーン内の平均滞留時間は、標準式を使用し
て計算されて85分であった。この実験の間、炉から出た
窒素ガスの一酸化炭素含量は、連続的に分析されて最高
値6.8容量%に達したことが見出された。この実験の生
成物は、定量X線回折の技術により試験されて、わずか
に微量のガラスとともにほぼ100 重量%のβ′−サイア
ロンを含むことが見出された。
れていて、よってガスがチューブを通過することがで
き、排気ガスはダクトで除かれ、空気の侵入が防止され
る。実験の間じゅう、窒素ガスの流れは5リットル/分
の流量で炉を通過した。窒素ガスの流れは回転チューブ
の中で固体材料の動きに向流した。ペレット化されたブ
レンドを、連続的に1.5g/分の流量でパイロット規模の
回転式炉の供給端へ135 分間にわたって導入した。該ペ
レット化されたブレントは、チューブが回転するにつれ
て連続した態様で炉チューブを通過することができた。
最高温度のゾーン内の平均滞留時間は、標準式を使用し
て計算されて85分であった。この実験の間、炉から出た
窒素ガスの一酸化炭素含量は、連続的に分析されて最高
値6.8容量%に達したことが見出された。この実験の生
成物は、定量X線回折の技術により試験されて、わずか
に微量のガラスとともにほぼ100 重量%のβ′−サイア
ロンを含むことが見出された。
【0017】
【実施例3】パンペレタイザーからの生成物を篩にかけ
て0.125〜0.30mmのサイズ範囲のペレットを得たこ
と以外は、実施例2のようにして、焼成カオリナイトク
レー及び炭質材料のブレンドを調製した。該ペレットを
次のようにして、流動床炉中で窒素の中で1500℃で反応
させてサイアロンを得た。流動床炉は、長さ1200mmで内
径78mmのムライト耐火性チューブが備えられた垂直に搭
載されたチューブ炉から構成されていた。炉チューブ内
の長さ600mm のゾーンは1500℃の温度に維持された。該
ムライト耐火性チューブの最上は、多孔性耐火性プラグ
で閉鎖されていて、それを通して耐火性チューブへ通し
供給材料の粒状物の導入を可能にする。該耐火性チュー
ブの下方の半分は、直径3〜5mmのアルミナビーズを充
填した。これらのビーズの上には、直径0.5〜1mmのよ
り小さいビーズの厚さ約10mmののより薄い床がある。窒
素ガスはアルミナビーズの床を通して該耐火性チューブ
を上へ通過した。該ビーズは窒素ガスに曲がりくねった
通路を与え、ガスの温度を炉の温度に達するようにす
る。より微細なビーズの床は、窒素ガスにとって分配器
の働きをし、供給材料の粒状物を通して均一な流れを確
実にする。
て0.125〜0.30mmのサイズ範囲のペレットを得たこ
と以外は、実施例2のようにして、焼成カオリナイトク
レー及び炭質材料のブレンドを調製した。該ペレットを
次のようにして、流動床炉中で窒素の中で1500℃で反応
させてサイアロンを得た。流動床炉は、長さ1200mmで内
径78mmのムライト耐火性チューブが備えられた垂直に搭
載されたチューブ炉から構成されていた。炉チューブ内
の長さ600mm のゾーンは1500℃の温度に維持された。該
ムライト耐火性チューブの最上は、多孔性耐火性プラグ
で閉鎖されていて、それを通して耐火性チューブへ通し
供給材料の粒状物の導入を可能にする。該耐火性チュー
ブの下方の半分は、直径3〜5mmのアルミナビーズを充
填した。これらのビーズの上には、直径0.5〜1mmのよ
り小さいビーズの厚さ約10mmののより薄い床がある。窒
素ガスはアルミナビーズの床を通して該耐火性チューブ
を上へ通過した。該ビーズは窒素ガスに曲がりくねった
通路を与え、ガスの温度を炉の温度に達するようにす
る。より微細なビーズの床は、窒素ガスにとって分配器
の働きをし、供給材料の粒状物を通して均一な流れを確
実にする。
【0018】窒素ガスを5リットル/分の流量で、ムラ
イト耐火性チューブの下方の端へ導入し、これはチュー
ブ内の直線速度約0.017m/s に相当した。室温での計
算及び実験は、この流量が粒状物の床が流動するのに要
される量を超えるものであって、しかしながら炉から出
るガスにおける一酸化炭素含量が過剰とならず且つ制限
される率にならないことが確実であることを示す。ペレ
ット化された供給粒状物の100gを、震動性フィーダーを
使用して10分間にわたって流動床炉へ導入した。粒状物
を2時間10分にわたって1500℃で炉内でとどまるように
して、その地点で窒素の流量を2リットル/分に減少さ
せ、炉を室温まで冷却させた。冷却したときに、炉から
除去された生成物の重量は50gであった。それを定量X
線回折の技術により試験して、94質量%のβ′−サイア
ロン、5質量%の15R相及び1質量%のフェロ−サイア
ロンを含むことが概算された。
イト耐火性チューブの下方の端へ導入し、これはチュー
ブ内の直線速度約0.017m/s に相当した。室温での計
算及び実験は、この流量が粒状物の床が流動するのに要
される量を超えるものであって、しかしながら炉から出
るガスにおける一酸化炭素含量が過剰とならず且つ制限
される率にならないことが確実であることを示す。ペレ
ット化された供給粒状物の100gを、震動性フィーダーを
使用して10分間にわたって流動床炉へ導入した。粒状物
を2時間10分にわたって1500℃で炉内でとどまるように
して、その地点で窒素の流量を2リットル/分に減少さ
せ、炉を室温まで冷却させた。冷却したときに、炉から
除去された生成物の重量は50gであった。それを定量X
線回折の技術により試験して、94質量%のβ′−サイア
ロン、5質量%の15R相及び1質量%のフェロ−サイア
ロンを含むことが概算された。
【0019】
【実施例4】81.2重量部の微細焼成カオリナイトクレー
と18.8重量部の微細炭質材料でブレンドを調製した。該
カオリナイトクレーは、米国ジョージア州からの加工さ
れた二次カオリンであった。それは92重量%が2μm
より小さい同等の球形の径を有する粒子からなるような
粒度分布を有し、そのK2 O含量が0.28質量%でFe
2 O3 含量が0.56質量%で、14.0質量%の強熱減量を
有した。該炭質材料は実施例2及び実施例3で使用され
たようなカーボンブラックであった。それは界面活性剤
の助けにより水に分散されて、ICIより HYPERMER CG
6 の商品名で販売されている。ブレンドを、該カオリナ
イトクレーの水性懸濁液と該炭質材料の水性懸濁液を混
合して、その混合懸濁液をスプレードライヤーで乾燥さ
せて調製した。得られた乾燥粉末をパンペレタイザーで
ペレット化し、篩にかけて0.30〜0.60mmのサイズ範
囲のペレットを得た。
と18.8重量部の微細炭質材料でブレンドを調製した。該
カオリナイトクレーは、米国ジョージア州からの加工さ
れた二次カオリンであった。それは92重量%が2μm
より小さい同等の球形の径を有する粒子からなるような
粒度分布を有し、そのK2 O含量が0.28質量%でFe
2 O3 含量が0.56質量%で、14.0質量%の強熱減量を
有した。該炭質材料は実施例2及び実施例3で使用され
たようなカーボンブラックであった。それは界面活性剤
の助けにより水に分散されて、ICIより HYPERMER CG
6 の商品名で販売されている。ブレンドを、該カオリナ
イトクレーの水性懸濁液と該炭質材料の水性懸濁液を混
合して、その混合懸濁液をスプレードライヤーで乾燥さ
せて調製した。得られた乾燥粉末をパンペレタイザーで
ペレット化し、篩にかけて0.30〜0.60mmのサイズ範
囲のペレットを得た。
【0020】該ペレット100gを実施例4で記載した流動
床炉へ導入した。炉の温度は初期には1350℃であった
が、ペレットの導入後2時間にわたって1500℃に上昇し
た。炉への窒素の流量は初期にはペレットの導入の間は
2リットル/分であり、その後、実験の残りの間は5リ
ットル/分に増加した。炉チューブの最上から出た窒素
ガスの一酸化炭素含量は連続的にモニターされて、窒素
ガス流量が2リットル/分である間及びそれが5リット
ル/分にまで増加する前、最高濃度18.7容量%に達し
た。2時間48分後、窒素ガスにおけるCO含量は0.1容
量%に低下し、反応は終了したようだった。窒素流量は
2リットル/分に減少し、及び炉は室温まで冷却され
た。冷却したとき、炉から除去された生成物の重量は47
gであった。それを定量X線回折の技術により試験し
て、92質量%のβ′−サイアロン及び各々2質量%のX
相、15R相、フェロ−シリコン及びアルミナを含むこと
が概算された。
床炉へ導入した。炉の温度は初期には1350℃であった
が、ペレットの導入後2時間にわたって1500℃に上昇し
た。炉への窒素の流量は初期にはペレットの導入の間は
2リットル/分であり、その後、実験の残りの間は5リ
ットル/分に増加した。炉チューブの最上から出た窒素
ガスの一酸化炭素含量は連続的にモニターされて、窒素
ガス流量が2リットル/分である間及びそれが5リット
ル/分にまで増加する前、最高濃度18.7容量%に達し
た。2時間48分後、窒素ガスにおけるCO含量は0.1容
量%に低下し、反応は終了したようだった。窒素流量は
2リットル/分に減少し、及び炉は室温まで冷却され
た。冷却したとき、炉から除去された生成物の重量は47
gであった。それを定量X線回折の技術により試験し
て、92質量%のβ′−サイアロン及び各々2質量%のX
相、15R相、フェロ−シリコン及びアルミナを含むこと
が概算された。
Claims (23)
- 【請求項1】 70〜90重量%のアルミノシリケート材料
の粒子及び30〜10重量%の炭質材料の粒子の混合物を反
応容器中で窒素下、1300〜1600℃の範囲の温度で、該粒
子が相互に且つ窒素に対して実質的に連続して動くよう
な態様で加熱することを含む、β′−サイアロンの製造
方法であって、該反応容器中の該粒子の滞留時間が3時
間を超えず、該アルミノシリケート材料が焼成されたク
レーミネラルを含むことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 該粒子の混合物が75〜85重量%のアルミ
ノシリケート材料の粒子を含む、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 該粒子の混合物が25〜15重量%の炭質材
料の粒子を含む、請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 アルミノシリケート材料が焼成されたカ
ンダイトクレーを含む、請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 カンダイトクレーが、該焼成クレーの10
00℃、2時間での強熱減量が1重量%以下であるよう
に、450 ℃〜1300℃の温度で焼成されている請求項4記
載の方法。 - 【請求項6】 炭質材料が微粉砕炭素又はカーボンブラ
ックを含む、請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 該炭質材料を、該炭素の少なくとも20重
量%が2μm 未満の同等の球形の直径を有する粒子から
なるような粒度分布に粉砕する工程をさらに含み、該粉
砕工程が該炭素をアルミノシリケート材料と混合する前
に実施される、請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 該方法が密閉された炉の中で実施され
る、請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 密閉された炉が、炉がその回りを回転す
る縦軸を有する回転式炉を含む、請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 密閉された炉が流動床を提供する請求
項8記載の方法。 - 【請求項11】 アルミノシリケート材料が焼成された
カンダイトクレーを含む請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 粒子の混合物が、アルミノシリケート
及び炭質材料を含む粒状物を含有し、該粒状物の平均サ
イズが0.2〜5.00mmの範囲である請求項1記載の方
法。 - 【請求項13】 粒状物がメタカンダイト及び微粉砕炭
素を含む請求項12記載の方法。 - 【請求項14】 粒子の混合物が、アルミノシリケート
材料の粒子を含む第1の水性スラリー、及び炭質材料の
粒子を含む第2の水性スラリーを調製することにより製
造され、該第1のスラリーと該第2のスラリーのスラリ
ー混合物を含むスラリーを形成することを特徴とする請
求項12記載の方法。 - 【請求項15】 該スラリー混合物が処理されて凝集物
が破壊され、次いで乾燥される請求項12記載の方法。 - 【請求項16】 該スラリー混合物を、乾燥させて前記
粒状物を製造した後にペレット化することを特徴とする
請求項15記載の方法。 - 【請求項17】 該反応容器が、サイアロン製造反応が
実施される単一の工程ゾーンを備えた、請求項8記載の
方法。 - 【請求項18】 該反応容器が、該混合物の異なる処理
が連続して実施される2又はそれ以上のゾーンを備え
た、請求項8記載の方法。 - 【請求項19】 該反応容器が流動床を提供する請求項
8記載の方法。 - 【請求項20】 リットル/分で示される窒素が供給さ
れる流量が、kg/時間で示される該混合物が供給される
流量の少なくとも35倍である請求項1記載の方法。 - 【請求項21】 滞留時間が30分〜2時間である請求
項1記載の方法。 - 【請求項22】 該混合物が該反応容器へ供給されて、
β′−サイアロンがそれにより実質的に連続した態様で
製造される請求項1記載の方法。 - 【請求項23】 請求項1記載の方法の生成物である
β′−サイアロン。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GBGB9501745.5A GB9501745D0 (en) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | Production of sialon |
GB9501745:5 | 1995-01-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08253364A true JPH08253364A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=10768785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8047872A Pending JPH08253364A (ja) | 1995-01-30 | 1996-01-30 | サイアロンの製造方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5814573A (ja) |
EP (1) | EP0723932B1 (ja) |
JP (1) | JPH08253364A (ja) |
AT (1) | ATE170825T1 (ja) |
DE (2) | DE69600599D1 (ja) |
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