JPH08253244A - 製品収容器 - Google Patents

製品収容器

Info

Publication number
JPH08253244A
JPH08253244A JP7060194A JP6019495A JPH08253244A JP H08253244 A JPH08253244 A JP H08253244A JP 7060194 A JP7060194 A JP 7060194A JP 6019495 A JP6019495 A JP 6019495A JP H08253244 A JPH08253244 A JP H08253244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
tray
container
accommodating
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7060194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Yamamoto
一人 山本
Kunio Honda
國雄 本多
Mikio Takahashi
幹夫 高橋
Susumu Shiyo
進 諸
Shin Kamifukikoshi
慎 上吹越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP7060194A priority Critical patent/JPH08253244A/ja
Publication of JPH08253244A publication Critical patent/JPH08253244A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品を収容する収容器を繰り返し使用でき、
廃材を発生させず、空の時は積層して大幅に収容器等の
体積を減じて回収することのできる経済的な製品収容器
を提供する。 【構成】 上面部11bの1つの側部または1つのコー
ナー部に片寄って収容する製品の上面が上面部11bよ
り下方に位置する深さの凹状の複数の収容部12を設け
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の製品を保管ま
たは搬送する場合にトレイとして使用される製品収容器
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば火災感知器などの製品を複
数個ビル等の工事現場に搬送する場合、まず、製品の大
きさに対応した大きさに形成され例えば段ボールからな
る個別の箱に一台ずつ製品を収容する。ついで、例えば
段ボールからなる大箱に個別の箱を複数個収容して梱包
し、このように梱包した複数の大箱をトラック等に積載
して工事現場に搬送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の製
品の収容器は、一台ずつ収容する個別の箱であったの
で、その収容に手間がかかり、大量に搬送される例えば
ビル設置用の火災感知器の場合は、相当な梱包時間を費
やしており、作業効率が悪かった。また、製品が例えば
イオン化式煙感知器の場合は、帯電防止が必要なために
例えば帯電防止用ビニール袋に個別に製品を入れから個
別の箱に収容していたので、さらに手間がかかり面倒で
あった。
【0004】さらに、搬送に使用された個別の箱および
大箱はほとんどが使い捨てであるため、大量に搬送され
た製品の梱包を解いた後、個別の箱および大箱はおびた
だしい量の廃材となってしまうことになり、この廃材の
処理に手間と費用がかかってしまっていた。また、この
廃材を再利用するとしても、再利用場所に運んだり加工
させたりと処理時間および費用がかかってしまい、かえ
って不経済となってしまうなどの問題があった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、製品を収容する収容器を繰り返
し使用でき、廃材を発生させず、空の時は積層して大幅
に収容器等の体積を減じて回収することのできる経済的
な製品収容器を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る製品収容
器は、上面部の1つの側部または1つのコーナー部に片
寄って収容する製品の上面が上面部より下方に位置する
深さの凹状の複数の収容部を設けたものである。
【0007】また、この発明に係る製品収容器は、上面
部とその外周に設けられた側壁とからなり、上面部に収
容する製品の上面が上面部より下方に位置する深さの凹
状の複数の収容部を設け、収容部の底部を側壁の下端部
またはこの下端部より上方に位置させるとともに、少な
くとも一方の対向する側壁に、その中央部に対して非対
称位置に複数の支持用凹部を設けたものである。
【0008】この発明に係る製品収容器は、帯電防止剤
が混入された合成樹脂を成形加工してなるものである。
【0009】また、収容部に連続してこの収容部に収容
した製品を取り出すための製品取出用凹部または孔を設
けたものである。
【0010】また、側壁および/または収容部の周壁に
縦方向のリブを設けたものである。
【0011】
【作用】上面部の1つの側部または1つのコーナー部に
片寄って設けられた収容部に製品を収容した製品収容器
の上に、向きが異なるように旋回させて製品収容器を数
段積み重ねる。この時、上段側の製品収容器の収容部の
底部が製品の上部等に接することなく空間を隔てて下段
側の製品収容器の上面部に載置されて重ねられ、製品の
損傷が防止される。また、製品収容器の不使用時は向き
を同じにして積層し、その高さを個々の製品収容器の高
さとあまり違わない高さとし、体積を大幅に減じる。
【0012】この発明に係る製品収容器は、上面部とそ
の外周に設けられた側壁とからなり、上面部に収容する
製品の上面が上面部より下方に位置する深さの凹状の複
数の収容部を設け、収容部の底部を側壁の下端部または
この下端部より上方に位置させるとともに、少なくとも
一方の対向する側壁に、その中央部に対して非対称位置
に複数の支持用凹部を設けることにより、収容部の底部
および支持用凹部によって上段側の製品収容器を確実に
支持する。また、上段側の製品収容器の側壁の下部は下
段側の製品収容器の側壁の外周に嵌合し、左右および前
後方向の位置ずれを防止する。これにより、搬送中の振
動による位置ずれを防ぎ、製品の損傷が防止される。
【0013】この発明に係る製品収容器は、帯電防止剤
が混入された合成樹脂を成形加工してなるものにより、
搬送中の振動による静電気の発生を防ぎ、静電気による
製品の破壊等を防止する。
【0014】また、収容部に連続してこの収容部に収容
した製品を取り出すための製品取出用凹部または孔を設
けることにより、製品収容器および製品の出し入れが容
易となる。
【0015】さらに、側壁および/または収容部の周壁
に縦方向のリブを設けることにより、製品収容器の肉厚
を薄くし、または軽量にしても積み重ねられた製品収容
器の積載重量に対する強度を保ち、横振動に対しては縦
方向のリブが柔軟性を失わせないので振動を吸収し、積
載と振動から製品を保護する。
【0016】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の第1の実施例の平面図、図
2はそのX−X断面図である。図において、11は例え
ば帯電防止剤が混入されたポリ塩化ビニルを真空成形し
て長方形に形成された製品収容器である無色で透明また
は半透明のトレイで、例えば火災感知器などの製品が収
容される複数の凹状の収容部12が1つのコーナー部P
に片寄って設けられており、その側壁11aは下方にな
るにしたがって外方に広がるように形成されている。ま
た、収容部12は収容する製品の上面がトレイ11の上
面部11bより下方に位置する深さで、かつ製品の外形
に合わせていくつかの段部が設けられた有底円筒状に形
成されており、収容部12の外周の少なくとも一部はト
レイ11の上面部11bと同一平面に形成され、下方に
なるにしたがって縮径されて、その底部12aは側壁1
1aの下端部より上方に位置している。
【0017】13は一方の対向する側壁11aの対称位
置に設けられた把手用凹部、14は側壁11aおよび収
容部12の周壁12bの上下方向に等間隔に複数形成さ
れたリブで、上下方向の強度を持たせている。15は隣
接する収容部12の間に形成された製品取出用凹部で、
収容部12に収容した製品を取り出す際、この製品取出
用凹部15から指を入れて取り出しやすいようにしたも
のである。また、製品取出用凹部15は空のトレイ11
を積層する際、収容部12の空気抜けにもなっている。
なお、特に空気抜けのために、収容部12の底部12a
または周壁12b、あるいはトレイ11の上面部11b
に空気抜け用孔を形成してもよい。
【0018】図8において、100はトレイ11が数段
積み重ねられて収容されるコンテナで、上枠体101と
下枠体102および両枠体101,102のコーナー部
を連結するコーナー柱体103とにより箱状に形成され
ている。また、下枠体102には底板104が取り付け
られ、対向する一方の側壁105,106は高さ方向の
中央部で内側に折り畳み可能に形成されており、対向す
る他方の側壁107,108はその上部が上枠体101
に内側に折り畳み可能に取り付けられている。そして、
コーナー部の下部には補強を兼ねたコーナー部材109
が固定され、コーナー部の上部には補強を兼ねたコーナ
ー受部材110が固定されている。また、側壁107,
108の上方には取手111が設けられている。なお、
上枠体101、下枠体102、コーナー柱体103、コ
ーナー部材109、コーナー受部材110および取手1
11は合成樹脂からなり、底板104および側壁10
5,106,107,108はプラスチック段ボールに
よって構成されている。
【0019】このように構成したトレイ11およびコン
テナ100を用いて製品である例えば火災感知器を搬送
する場合、図10に示すように、まず、トレイ11の収
容部12内に同種または外形の合う複数種の火災感知器
1を収容し、把手用凹部13に指を掛けて第1のトレイ
11を把持し、コンテナ100内に水平に収容する。つ
いで、図3,4に示すように、コンテナ100内に収容
された第1のトレイ11Aのコーナー部Pの上に、第2
のトレイ11Bを180度旋回させてそのコーナー部Q
を位置させ、第1のトレイ11Aの上に第2のトレイ1
1Bを載置し、水平に積み重ねる。そして、コンテナ1
00内がいっぱいになるまで、収容されるトレイ11の
向きを交互に変えて数段積み重ねる。
【0020】この時、上段側のトレイ11B,11Cの
底面部、つまり収容部12の底部12aは、図4に示す
ように、火災感知器1の上部等に接することなく空間を
隔てて下段側のトレイ11A,11Bの上面部11bに
載置されて重ねられる。また、下段側のトレイ11A,
11Bの上面部11bは上段側のトレイ11B,11C
の下部に入り込んでその収容部12の底部12aと重ね
られ、上段側のトレイ11B,11Cの側壁11aの下
部は下段側のトレイ11A,11Bの側壁11aの外周
に嵌合し、左右および前後方向の位置ずれを防止する。
なお、積み重ねられたトレイ11A,11B,11C…
…はリブ14によってその積載重量に耐えることができ
る。
【0021】そして、図10に示すように、トレイ11
の収容済みのコンテナ100を数段積み重ねてコンテナ
台5またはカーゴ6に積層し、最上段のコンテナ100
に落とし蓋をし、梱包用バンド等で縦に縛る。
【0022】ついで、荷造りされたコンテナ100をト
ラック等に載置して工事現場に運ぶ。この時、上下、左
右および前後方向に振動が加わるが、トレイ11の弾力
性によって振動は緩衝される。また、トレイ11の収容
部12の底部12aが直接火災感知器1に接していない
ため、製品の破損などを防ぐことができるとともに、上
段側のトレイ11B,11Cの側壁11aの下部によっ
て左右および前後方向の振動によるトレイ11の位置ず
れが抑制され、トレイ11の過剰な位置ずれによって上
段側のトレイ11B,11Cの収容部12の底部12a
の一部が下段側のトレイ11a,11bの収容部12に
落ち込むのを防止でき、製品の損傷等が防止される。ま
た、帯電防止剤により静電気の発生が防止され、火災感
知器1の回路部品が静電気によって損傷するのを防止す
る。
【0023】次に、工事現場に到着すると、コンテナ1
00はトラックから下ろされて製品取り付け現場にコン
テナ台5またはカーゴ6によって運ばれ、最上段のコン
テナ100の最上段のトレイ11Cの収容部12から火
災感知器1を取り出し、所定の位置に取り付けられる。
ついで、最上段のトレイ11Cが空になると、把手用凹
部13に指を入れて持ち上げ、コンテナ100から取り
出して次のトレイ11Bから火災感知器1を次々取り出
していく。そして、空になったトレイ11はコーナー部
Pが同じ位置にくるようにトレイ11の向きを合わせて
積み重ねる。この時、上段側のトレイ11の収容部12
が下段側のトレイ11の収容部12内に嵌入されて複数
個のトレイ11が積層され、その高さは個々のトレイ1
1の高さとあまり違わない高さになり、体積が大幅に減
じられる。
【0024】ついで、適当段積層されたトレイ11を1
つのコンテナ100に収容し、余ったコンテナ100は
図9に示すように、まず、対向する一方の側壁107,
108を内側に折り込んで水平にし、ついで対向する他
方の側壁105,106を中央部から内側に折り畳んで
体積を減じさせる。そして、トレイ11および折り畳ん
だコンテナ100はトラックに積まれて回収され、再び
製品の梱包および搬送用の製品収容器として使用され
る。
【0025】実施例2.図5はこの発明の第2の実施例
の平面図である。図において、21は実施例1のトレイ
11と同じ材料で構成されたトレイで、例えば火災感知
器などの製品が収容される複数の凹状の収容部22が設
けられており、その側壁21aは下方になるにしたがっ
て外方に広がるように形成されている。また、収容部2
2は収容する製品の上面がトレイ21の上面部21bよ
り下方に位置する深さで、かつ製品の外形に合わせてい
くつかの段部が設けられた有底円筒状に形成されてお
り、収容部22の外周の少なくとも一部はトレイ21の
上面部21bと同一平面に形成され、下方になるにした
がって縮径されて、その底部22aはトレイ21の側壁
21aの下端部より上方に位置している。
【0026】23はトレイ21の一方の対向する側壁2
1aの対称位置に設けられた把手用凹部、24は他方の
対向する側壁21aにその中央部に対して非対称位置で
かつ対向する側壁21aの対称位置に設けられた複数の
支持用凹部で、把手用凹部23より大きく、かつ下端部
に底板24aを有している。なお、25は収容部22ま
たは隣接する収容部22の間に形成された製品取出用凹
部で、収容部22に収容した製品を取り出す際、この製
品取出用凹部25から指を入れて取り出しやすいように
したものであるとともに、空のトレイ21を積層する
際、収容部22の空気抜けとしたものである。
【0027】このように構成したこのトレイ21は実施
例1で説明した場合と同様にトレイ21の収容部22に
製品である例えば火災感知器を収容して折り畳み可能な
コンテナに収容し、その上に火災感知器が収容されたト
レイ21を向きを180度旋回させて水平に載置する。
この時、上段側のトレイ21の支持用凹部24の底板2
4aが下段側のトレイ21の上面部21bに当接し、上
段側のトレイ21を支持する。また、上段側のトレイ2
1の収容部22の底部22aは下段側のトレイ21の収
容部22の上部に位置するが、収容部22内に火災感知
器がすっぽりと収容されているとともに、上段側のトレ
イ21の支持用凹部24の底板24aによってトレイ2
1を支えているので、火災感知器の破損等を防止するこ
とができる。
【0028】実施例3.図6はこの発明の第3の実施例
の平面図で、この実施例は、実施例1のトレイ11とほ
ぼ同様に構成されたトレイ31の一方の対向する側壁3
1aの対称位置には把手用凹部33が設けられ、他方の
対向する側壁31aには非対称位置に把手用凹部33よ
り大きく、かつ下端部に底板34aを有する複数の支持
用凹部34が設けられている。
【0029】このように構成したことにより、実施例1
および実施例2とほぼ同様の作用および効果が得られ、
製品が収容されたトレイ31を積み重ねた場合は、上段
側のトレイ31の収容部32の底部32aおよび支持用
凹部34の底板34aによって支持されて製品が保護さ
れ、空のトレイ31を積層した場合は、上段側のトレイ
31の収容部32および支持用凹部34等が下段側のト
レイ31の収容部32および支持用凹部34等に嵌入さ
れ、その高さが個々のトレイ31の高さとあまり違わな
い高さとなり、体積を大幅に減じることができる。
【0030】実施例4.実施例1および3では複数の収
容部12,32を1つのコーナー部Pに片寄って設けた
場合を示したが、この実施例は、1つの側壁に片寄って
複数の収容部を設けたものである。なお、この実施例の
作用および効果は実施例3とほぼ同様である。
【0031】実施例5.図7はこの発明の第5の実施例
の平面図で、この実施例は、実施例3のトレイ31と構
成はほぼ同様なトレイ41で、収容部42の形状が異な
るものである。なお、このトレイ41は例えば電気錠な
どが収容され、製品を構成する複数の付属品を含めた1
セットの部品を一つのトレイ41の各種付属品の外形に
対応する複数種類の収容部42に収容するようにしたも
のである。また、421は本体用、422は化粧板用で
4枚重ねて収容するためのもの、423はフック用のそ
れぞれ収容部である。そして、424は取付ねじを入れ
るための凹部である。
【0032】このように構成したことにより、実施例3
とほぼ同じ作用および効果が得られ、製品が収容された
トレイ41を積み重ねた場合は、上段側のトレイ41の
収容部42の底部42aおよび支持用凹部44の底板4
4aによって支持されて製品が保護され、空のトレイ4
1を積層した場合は、その高さが個々のトレイ41の高
さとあまり違わない高さとなり、体積が大幅に減じられ
る。
【0033】以上この発明の実施例について説明した
が、この発明はこれに限定するものではなく、例えば以
下の如く適宜変更することができる。 (1)上述の実施例では無色で透明または半透明なトレ
イ11,21,31,41を例示して説明したが、製品
の種類が識別できるようにトレイ11,21,31,4
1を着色させたり、不透明に構成してもよく、また、ト
レイの方向が容易に識別できるように一部に模様や文字
等を付けてもよい。
【0034】(2)また、トレイ11,21,31,4
1を長方形に形成した場合を示したが、正方形あるいは
円形に形成してもよい。この場合、製品を収容したトレ
イを積み重ねる時はトレイを90度あるいは所定の角度
旋回させて積み重ねるようにすればよい。 (3)さらに、上面部11b,21b,31b,41b
の外周に側壁11a,21a,31a,41aを設けた
トレイ11,21,31,41を示したが、この上面部
の外周の側部に側壁がなく板状のトレイとしてもよい。
【0035】(4)帯電防止剤が混入されたポリ塩化ビ
ニルを成形加工してなるものを示したが、これに限定す
るものではなく、帯電防止剤が混入された他の合成樹脂
を成形加工してもよく、また、導電性樹脂または軽金属
などで成形加工したり、あるいは少なくとも収容部の底
部に帯電防止剤等を塗布するようにしてもよい。
【0036】(5)トレイ11,21,31,41の側
壁11a,21a,31a,41aに把手用凹部13,
23,33,43を設けた場合を示したが、トレイの上
面部に把手用孔を設けてもよい。
【0037】(6)収容部12,22,32,42にお
いて有底の場合を示したが、収容部に底部を設けず穴部
としてもよい。この場合、収容部の下端縁が収容部の底
部に相当する。 (7)また、隣接する収容部12,22,32,42の
間に製品取出用凹部15,25,35,45を形成した
場合を示したが、これは孔として形成してもよく、ま
た、一つの収容部のみに連続しかつ上面部に形成された
凹部または孔としてもよい。
【0038】(8)実施例2,3,4において支持用凹
部24,34,44は底板24a,34a,44aを有
する場合を示したが、この底板は製品が軽量である時、
またはトレイが強い時には設けなくてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る製品収容器
は、上面部の1つの側部または1つのコーナー部に片寄
って収容する製品の上面が上面部より下方に位置する深
さの凹状の複数の収容部を設けたので、向きを交互に変
えて積み重ねた場合は収容部の底部等によって支持され
て製品の損傷を防止でき、向きを同じにして積み重ねた
場合はその高さが個々のものの高さとほとんど変わらず
積層できて体積を減じることができる。
【0040】この発明に係る製品収容器は、上面部とそ
の外周に設けられた側壁とからなり、上面部に収容する
製品の上面が上面部より下方に位置する深さの凹状の複
数の収容部を設け、収容部の底部を側壁の下端部または
この下端部より上方に位置させるとともに、少なくとも
一方の対向する側壁に、その中央部に対して非対称位置
に複数の支持用凹部を設けたので、収容部の底部および
支持用凹部によって上段側の製品収容器を確実に支持す
ることができ、製品に損傷を与えるおそれもない。
【0041】また、この発明に係る製品収容器は、帯電
防止剤が混入された合成樹脂を成形加工してなるものな
ので、搬送中の振動による静電気の発生を防ぎ、製品へ
の塵埃の付着などを防止できるとともに、静電気による
製品の破壊等が生じることもない。
【0042】さらに、収容部に連続してこの収容部に収
容した製品を取り出すための製品取出用凹部または孔を
設けたので、製品収容器および製品の出し入れが容易と
なり、作業性を高めることができる。
【0043】また、側壁および/または収容部の周壁に
縦方向のリブを設けたので、製品収容器の肉厚を薄くし
ても積み重ねられた製品収容器の積載重量に対する強度
を保ち、振動からも製品を保護し、製品収容器を軽量に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の平面図
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】この発明の第1の実施例の作用説明図である。
【図4】この発明の第1の実施例の作用説明図である。
【図5】この発明の第2の実施例の平面図である。
【図6】この発明の第3の実施例の平面図である。
【図7】この発明の第5の実施例の平面図である。
【図8】この発明の実施例に係るコンテナの斜視図であ
る。
【図9】この発明の実施例に係るコンテナを折り畳む場
合の作用説明図である。
【図10】製品を搬送する場合の作用説明図である。
【符号の説明】
11,21,31,41 トレイ 11a,21a,31a,41a 側壁 11b,21b,31b,41b 上面部 12,22,32,42 収容部 12a,22a,32a,42a 底部 14 リブ 15,25,35,45 製品取出用凹部 24,34,44 支持用凹部 24a,34a,44a 底板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸 進 東京都千代田区九段南4丁目7番3号 能 美防災株式会社内 (72)発明者 上吹越 慎 東京都千代田区九段南4丁目7番3号 能 美防災株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面部の1つの側部または1つのコーナ
    ー部に片寄って収容する製品の上面が前記上面部より下
    方に位置する深さの凹状の複数の収容部を設けたことを
    特徴とする製品収容器。
  2. 【請求項2】 上面部とその外周に設けられた側壁とか
    らなり、前記上面部に収容する製品の上面が前記上面部
    より下方に位置する深さの凹状の複数の収容部を設け、
    該収容部の底部を前記側壁の下端部または該下端部より
    上方に位置させるとともに、少なくとも一方の対向する
    前記側壁に、その中央部に対して非対称位置に複数の支
    持用凹部を設けたことを特徴とする製品収容器。
  3. 【請求項3】 帯電防止剤が混入された合成樹脂を成形
    加工してなる請求項1または2記載の製品収容器。
  4. 【請求項4】 収容部に連続して該収容部に収容した製
    品を取り出すための製品取出用凹部または孔を設けたこ
    とを特徴とする請求項1,2または3記載の製品収容
    器。
  5. 【請求項5】 側壁および/または収容部の周壁に縦方
    向のリブを設けたことを特徴とする請求項1,2,3ま
    たは4記載の製品収容器。
JP7060194A 1995-03-20 1995-03-20 製品収容器 Pending JPH08253244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7060194A JPH08253244A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 製品収容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7060194A JPH08253244A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 製品収容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08253244A true JPH08253244A (ja) 1996-10-01

Family

ID=13135112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7060194A Pending JPH08253244A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 製品収容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08253244A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104071476A (zh) * 2014-06-24 2014-10-01 浙江久立特材科技股份有限公司 用于核电蒸汽发生器u形管包装的泡沫支撑条
JP2019001491A (ja) * 2017-06-14 2019-01-10 住友ベークライト株式会社 梱包体および梱包方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104071476A (zh) * 2014-06-24 2014-10-01 浙江久立特材科技股份有限公司 用于核电蒸汽发生器u形管包装的泡沫支撑条
JP2019001491A (ja) * 2017-06-14 2019-01-10 住友ベークライト株式会社 梱包体および梱包方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3163102B2 (ja) インクジェットヘッドカートリッジの収納容器
JPH07307378A (ja) 半導体ウエーハ収納容器の梱包構造体とその梱包方法
US3752384A (en) Resilient packaging spacer
JPH1050815A (ja) ウエハー容器
JP2011051609A (ja) 太陽電池パネル搬送用トレイと太陽電池パネル梱包体
JP2588960B2 (ja) 容器アダプタ
JP2012062081A (ja) 板状体の搬送用容器
JPH08253244A (ja) 製品収容器
JP2005219795A (ja) 梱包方法およびこれに使用する梱包装置
JP2010100308A (ja) 突起を有する平板部材の搬送容器とそれを用いた平板部材搬送体
JP2001171750A (ja) 物品搬送用包装体および光学レンズ
JP2003095260A (ja)
JPH08253240A (ja) 製品収容箱
JP4034450B2 (ja) パレットおよびこのパレットを使用した包装箱
JP5950184B2 (ja) セラミックハニカム部材の梱包体
JP2003312648A (ja) 梱包用仕切構造体および梱包箱
JPH0825581B2 (ja) 碍子の梱包容器
JPH068053Y2 (ja) 物品輸送箱
JPH0536823Y2 (ja)
JP4612376B2 (ja) 梱包材
JPS6030212Y2 (ja) 包装容器
JPH018515Y2 (ja)
CN211593589U (zh) 一种大型医疗器械包装箱
JPH0314477A (ja) 梱包容器
JP2533504B2 (ja) 電気接点の梱包容器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040608