JPH08252605A - 圧延材接合装置 - Google Patents

圧延材接合装置

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JPH08252605A
JPH08252605A JP5548295A JP5548295A JPH08252605A JP H08252605 A JPH08252605 A JP H08252605A JP 5548295 A JP5548295 A JP 5548295A JP 5548295 A JP5548295 A JP 5548295A JP H08252605 A JPH08252605 A JP H08252605A
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Nobuhiro Tazoe
信広 田添
Norio Iwanami
紀夫 岩波
Masami Oki
正海 沖
Koichi Sakamoto
浩一 坂本
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Nippon Steel Corp
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IHI Corp
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延材の切削時に発生する切粉の飛散を防止
し、切粉を回収することができる圧延材接合装置を提供
する。 【構成】 圧延材接合装置10の加工装置18が、圧延
材1、2の幅方向の軸心Zを中心に回転する円筒形カッ
タ19aと、カッタを斜め方向に揺動させる揺動装置1
9bと、カッタ19aを圧延方向に前後進させる復動装
置19cと、からなる。更に、カッタから後方に飛散す
る切粉を受ける後方切粉装置32と、カッタから前方に
飛散する切粉を受ける前方切粉装置34とからなる切粉
処理装置30を備える。後方切粉装置は、カッタの後方
に固定されカッタと共に移動する後方カバー32aと、
その下方に設けられ切粉を横移動させる後方回収装置3
3とからなり、前方切粉装置は、カッタの前方に上下動
可能に設けられた前方カバー34aと、その下方に設け
られ切粉を横移動させる前方回収装置35とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延設備において
圧延材とともに走行しながら、先行する圧延材の後端と
後続する圧延材の先端とを接合する圧延材の接合装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱間圧延設備(ホットストリップ
ミル)では、粗圧延機で圧延されたバー材を、それぞれ
別々に仕上圧延機に供給し、所望の板厚のストリップ材
を得ていた。しかし、かかる手段では、圧延材全体を均
一に圧延できず、圧延材の端部(前端部と後端部)に欠
陥が生じやすく圧延材の歩留りを低下させ、かつ噛込み
/尻抜け等のため圧延速度を高速化しにくい問題点があ
った。
【0003】かかる問題点を解決するため、圧延材を連
続的に仕上圧延機に供給するために先行する圧延材の後
端と次の圧延材の前端とを接合する接合装置が従来から
提案されていた(例えば、特開昭62−252603号
公報、特開昭63−93408号公報、特公平5−13
9号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭62−
252603号の「板接合方法」は、接合すべき板の端
部相互間に、継手を打込んで接合するものであるが、圧
延材の幅全体にわたり十分な接合強度を確保するには多
数の継手を短時間で打込む必要があり、自動化(機械
化)が困難であり、かつ継手部を均一に圧延できない問
題点があった。
【0005】また、特開昭63−93408号の「バー
接合設備」は、圧延材にループを形成して、後端と先端
を圧接するものであるが、比較的厚いバー材をループに
形成するため、バー材に曲げ癖が付きやすくかつ十分な
接合時間を確保できず、また後端と先端を単に圧接して
も圧延材の幅全体にわたり十分な接合強度を確保できな
い問題点があった。
【0006】更に、特公平5−139号の「帯板の走間
溶接装置」は、圧延材とともに走行しながら後端と先端
を溶接接合する装置であるが、幅広の圧延材を溶接する
には時間がかかるため設備全体が長くなりやすく、かつ
接合部に凸凹が生じやすく、接合部を均一に圧延するこ
とが困難である問題点があった。
【0007】本発明は上述した種々の問題点を解決する
ために創案されたものである。すなわち、本発明の第1
の目的は、先行する圧延材の後端と後続する圧延材の先
端とを圧延材とともに走行しながら接合することがで
き、短時間に圧延材の幅全体にわたり十分な接合強度で
接合することができ、接合部の凸凹が少なく接合部をほ
ぼ均一に加工でき、これにより、圧延材を連続的に仕上
圧延機に供給することができる圧延材接合装置を提供す
ることにある。
【0008】また、従来の手段では、接合の際に発生す
る切粉や溶融物(以下、切粉等)が飛散し、次工程等に
悪影響を及ぼす問題点があった。すなわち、飛散して
圧延材の上に乗った切粉等は、容易には除去できず、そ
のままプレス、接合、或いは圧延されて接合強度を低下
させたり、圧延材の表面に傷を付け、飛散して駆動装
置の摺動部に付着した切粉等により、摺動部に傷が付
き、メンテナンスを頻繁に必要とし、飛散して堆積し
た切粉等により装置環境が悪化する、等の問題点があっ
た。
【0009】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち本発明の第2の目的は、
圧延材の切削時に発生する切粉等の飛散を防止し、切粉
を回収することができる圧延材接合装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、圧延方
向に走行する台車と、該台車上に取付られ先行する圧延
材の後端部を水平に挟持して上下動可能な後端クランプ
装置と、前記台車上に取付られ後続する圧延材の先端部
を水平に挟持する先端クランプ装置と、先行圧延材の後
端部下面と後続圧延材の先端部上面を切削加工する加工
装置と、該加工面を還元状態に保持する還元保持装置
と、先行圧延材と後続圧延材の加工面を重ね合わせて圧
延材とほぼ同一厚さまで圧縮して接合する圧接装置と、
を備え、前記加工装置は、圧延材の幅方向の軸心を中心
に回転する円筒形カッタと、該カッタを斜め方向に揺動
させる揺動装置と、カッタを圧延方向に前後進させる復
動装置と、からなり、更に前記カッタから飛散する切粉
を受ける切粉処理装置を備える、ことを特徴とする圧延
材接合装置が提供される。
【0011】本発明の好ましい実施例によれば、前記切
粉処理装置は、カッタから後方に飛散する切粉を受ける
後方切粉装置と、カッタから前方に飛散する切粉を受け
る前方切粉装置とからなり、後方切粉装置は、カッタの
後方に固定されカッタと共に移動する後方カバーと、該
後方カバーの下方に設けられ切粉を横移動させる後方回
収装置とからなり、前方切粉装置は、カッタの前方に上
下動可能に設けられた前方カバーと、該前方カバーの下
方に設けられ切粉を横移動させる前方回収装置とからな
る。また、前記後方回収装置及び前方回収装置は、水平
スクリューコンベア又は水平押出しシリンダであること
が好ましい。
【0012】
【作用】上記本発明の装置によれば、後端クランプ装置
と先端クランプ装置により、先行圧延材と後続圧延材を
挟持したままで台車が圧延方向に走行するので、圧延材
を連続的に仕上圧延機に供給することができる。また、
加工装置による切削加工と圧接装置による圧接の2工程
で圧延材の幅全体を接合できるため、接合時間を大幅に
短縮することができ、圧延設備全長を短くすることがで
きる。
【0013】更に、還元保持装置により加工面を還元状
態に保持したまま、加工装置により後端部下面と先端部
上面を切削加工しかつ圧接装置により加工面を圧延材と
ほぼ同一厚さまで圧縮するので、加工面の酸化がほとん
どなくかつ加工面を隙間なく密着させて圧接することが
でき、圧延材の幅全体にわたり十分な接合強度で接合す
ることができる。また、圧接装置により加工面を重ね合
わせて圧延材とほぼ同一厚さまで圧縮して接合するの
で、接合部の凸凹がほとんどなく接合部をほぼ均一に圧
延することができる。
【0014】更に本発明の構成によれば、カッタから飛
散する切粉を受ける切粉処理装置を備えているので、切
粉の飛散防止及び回収ができ、プレス、接合或いは圧
延による接合強度の低下や圧延材の傷の発生がなく、
駆動装置の摺動部の傷を防止してメンテナンスを低減で
き、装置環境の改善にも寄与することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。なお、各図において共通する部分には同
一の符号を付して重複した説明を省略する。図1は、本
発明による圧延材接合装置の全体構成図であり、図2は
その主要部構成図である。図1及び図2において、本発
明の圧延材接合装置10は、圧延方向に走行する台車1
2と、台車12上に取付られ先行する圧延材1の後端部
を水平に挟持して上下動可能な後端クランプ装置14
と、台車12上に取付られ後続する圧延材2の先端部を
水平に挟持する先端クランプ装置16と、先行圧延材1
の後端部下面と後続圧延材2の先端部上面を切削加工す
る加工装置18と、加工面1a、2a(図2)を還元状
態に保持する還元保持装置20と、先行圧延材1と後続
圧延材2の加工面1a、2aを重ね合わせて圧延材1、
2とほぼ同一厚さまで圧縮して接合する圧接装置22
と、を備えている。
【0016】図2において、加工装置18は、圧延材
1、2の幅方向の軸心Zを中心に回転する円筒形カッタ
19aと、カッタ19aを斜め方向に揺動させる揺動装
置19bと、カッタ19aを圧延方向(図で左右)に前
後進させる復動装置19cと、からなる。カッタ19a
は、揺動アーム19dの先端部に軸心Zを中心に回転可
能に取付られ図示しない駆動装置により回転するように
なっている。カッタ19aは、圧延材1、2の全幅より
長く、その外周部には複数の刃が同径に設けられ、圧延
材1、2の全幅にわたり単一のカッタ19aにより同時
に切削加工するようになっている。揺動装置19bは、
揺動アーム19dと揺動シリンダ(図示せず)からな
り、揺動アーム19dの末端部が復動装置19cの復動
台19eに枢着され、揺動アーム19dを揺動させて、
カッタ19aを円弧状に斜め方向に揺動させ、カッタ1
9aの高さを調整できるようになっている。復動装置1
9cは、復動台19eと復動シリンダ19gからなり、
復動台19eを水平に往復動させてカッタ19aを圧延
方向(図で左右)に前後進させるようになっている。か
かる構成により、カッタ19aの高さを調整しかつカッ
タ19aを前後進させることにより、先行圧延材1の後
端部下面と後続圧延材2の先端部上面の両方を切削加工
することができる。
【0017】後端クランプ装置14は、先行圧延材1の
後端部を水平に支持する複数のローラ15aと、上下動
してローラ15aとの間に先行圧延材1の後端部を挟持
するクランプ15bと、先行圧延材1の後端部下面をカ
ッタ19aの上面に接触させる加工高さHと先行圧延材
1の後端部を後続圧延材2の先端部とほぼ同一高さに保
持する圧接高さLとの間をローラ15a及びクランプ1
5bを上下動させる昇降シリンダ15cとからなる。か
かる構成により、ローラ15aにより先行圧延材1の後
端部を水平に支持したまま、クランプ15bにより先行
圧延材1の後端部を挟持することができる。また、昇降
シリンダ15cによりローラ15a及びクランプ15b
を加工高さHに保持して、単一のカッタ19aにより先
行圧延材1の後端部下面と後続圧延材2の先端部上面を
切削加工することができ、かつ圧接高さLに保持して先
行圧延材1と後続圧延材2の加工面1a、2aを重ね合
わせ、圧接装置22により圧縮して接合することができ
る。
【0018】先端クランプ装置16は、後続圧延材1の
先端部を水平に支持する複数のローラ17aと、上下動
してローラ17aとの間に後続圧延材2の先端部を挟持
するクランプ17bと、からなる。この構成は、昇降機
構がない点を除き、後端クランプ装置14と同様であ
る。かかる構成により、ローラ17aにより後続圧延材
2の先端部を水平に支持したまま、クランプ17bによ
り後続圧延材2の先端部を挟持することができる。
【0019】圧接装置22は、先行圧延材1の後端部上
面に接する下面を有する上型23aと、後続圧延材2の
先端部下面に接する上面を有する下型23bと、上型2
3a及び下型23bを挟持して圧縮するプレス装置23
cと、からなる。下型23bは、台車12に固定されて
いる。また、上型23aはプレス装置23cのラム23
eの下面に取付られ、ラム23eとともに昇降するよう
になっている。かかる構成により、加工装置18による
加工中に、先行圧延材1の後端部と後続圧延材2の先端
部を、上型23a及び下型23bで支持することがで
き、かつプレス装置23cによりラム23eを下降させ
ることにより、先行圧延材1と後続圧延材2の加工面1
a、2aを加工完了後すぐさま重ね合わせて圧縮するこ
とができる。また、この圧縮により重ね合わせ部分を圧
延材1、2とほぼ同一の厚さまで圧縮することにより、
接合部の凸凹がほとんどなく接合部をほぼ均一に圧延す
ることができる。
【0020】還元保持装置20は、COG(コークス炉
ガス)、LPG、LNG等の可燃性ガスを完全燃焼させ
る量よりも少ない酸素で燃焼させて、水素ラジカル、C
2Oラジカル等還元性ラジカルを含有する還元炎にて
還元状態を形成する還元炎バーナ20a、20bであ
り、図2に示すように還元炎バーナ20aは、ローラ1
5aのフレームに、還元炎バーナ20bは、固定スタン
ド21を介して台車12に取付られ、先行圧延材1と後
続圧延材2の加工面1a、2aに向けて還元炎ガスを吹
きつけ、切削面を常に還元状態に保持するようになって
いる。かかる構成により、加工装置18による切削加工
工程、及び圧接装置22による圧接工程の間、加工面1
a、2aを還元状態に保持し、その酸化を防止し、高い
接合強度を確保することができる。
【0021】図3は、図2の一部を省略して示す図1の
部分拡大図である。この図に示すように、本発明の圧延
材接合装置10は、更にカッタ19aから飛散する切粉
を受ける切粉処理装置30を備えている。図3に示すよ
うに切粉処理装置30は、カッタ19aから後方に飛散
する切粉を受ける後方切粉装置32と、カッタ19aか
ら前方に飛散する切粉を受ける前方切粉装置34とから
なる。
【0022】後方切粉装置32は、カッタ19aの後方
の揺動アーム19dに固定されカッタ19aと共に移動
する後方カバー32aと、後方カバー32aの下方に設
けられ切粉を横移動させる後方回収装置33とからな
る。また、前方切粉装置34は、カッタ19aの前方に
上下動可能に設けられた前方カバー34aと、前方カバ
ー34aの下方に設けられ切粉を横移動させる前方回収
装置35とからなる。
【0023】後方回収装置33及び前方回収装置35
は、例えば水平スクリューコンベア又は水平押出しシリ
ンダであり、カバー32a、34aの下部に溜まった切
粉を横移動させて端部から切粉回収容器37に直接、或
いはシュート36を通して、収容するようになってい
る。また、前方回収装置35は、図3に示すように後端
クランプ装置14の上下動部分に固定してもよく、或い
は独立した別の昇降シリンダ(図示せず)で上下動させ
てもよい。
【0024】上述した構成により、カッタから飛散する
切粉を切粉処理装置30の後方カバー32aと前方カバ
ー34aで受け、その下方に溜まった切粉を後方回収装
置33と前方回収装置35により横移動させて切粉回収
容器37に収容できるので、切粉の飛散防止と回収がで
き、プレス、接合或いは圧延による接合強度の低下や
圧延材の傷の発生がなく、駆動装置の摺動部の傷を防
止してメンテナンスを低減でき、装置環境の改善にも
寄与することができる。
【0025】図4は、本発明による圧延材接合装置の作
動説明図である。図4(A)において、台車12は圧延
速度と同期して圧延方向に走行しており、後端クランプ
装置14により先行圧延材1の後端部が水平に挟持さ
れ、先端クランプ装置16により後続圧延材2の先端部
も水平に挟持されている。先行圧延材1の後端部と後続
圧延材2の先端部は接合部分が上下に重複した位置にあ
り、先行圧延材1の後端部は後端クランプ装置14によ
り加工高さHにある。加工装置18と圧接装置22は待
機状態にあり、上型23aの下面が先行圧延材1の後端
部上面に接し、下型23bの下面が後続圧延材2の先端
部下面に接している。この状態において、後方切粉装置
32と前方切粉装置34は待機状態にある。
【0026】次いで、図4(B)に示すように、加工装
置18によりカッタ19aを揺動させて加工高さに調整
し、カッタ19aを圧延方向(図で左右)に前後進させ
て先行圧延材1の後端部下面と後続圧延材2の先端部上
面を切削加工する。加工中、還元保持装置20により加
工面は還元状態に保持される。この状態で、後方回収装
置33及び前方回収装置35は停止したまま、カッタ1
9aから後方に飛散する切粉は後方カバー32aに収容
され、カッタ19aから前方に飛散する切粉は前方カバ
ー34aに収容される。
【0027】次いで、図4(C)に示すように、カッタ
19aを待機位置に戻し、後端クランプ装置14により
先行圧延材1の後端部を圧接高さLまで下降させ、同時
に圧接装置22により、先行圧延材1と後続圧延材2の
加工面を重ね合わせて圧延材とほぼ同一厚さまで圧縮し
て接合を完了する。圧接中も、還元保持装置20により
加工面は還元状態に保持される。この際、後方回収装置
33と前方回収装置35が作動し、カバー32a、34
a内の切粉を切粉回収容器37に回収する。
【0028】次いで、後端クランプ装置14、先端クラ
ンプ装置16、及び圧接装置22を開放し、台車12が
後退して待機位置に復帰する。この際、後方回収装置3
3と前方回収装置34も停止し、待機状態になる。
【0029】かかる接合工程により、圧延材を連続的に
仕上圧延機に供給したままで、先行圧延材と後続圧延材
を接合でき、また、加工装置による切削加工と圧接装置
による圧接の2工程で圧延材の幅全体を接合できるた
め、接合時間を大幅に短縮することができ、圧延設備全
長を短くすることができる。また、切粉の飛散防止と回
収ができ、プレス、接合或いは圧延による接合強度の
低下や圧延材の傷の発生がなく、駆動装置の摺動部の
傷を防止してメンテナンスを低減でき、装置環境の改
善にも寄与することができる。
【0030】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できるこ
とは勿論である。
【0031】
【発明の効果】上述したように、本発明の圧延材接合装
置は、先行する圧延材の後端と後続する圧延材の先端と
を圧延材とともに走行しながら接合することができ、短
時間に圧延材の幅全体にわたり十分な接合強度で接合す
ることができ、接合部の凸凹が少なく接合部をほぼ均一
に圧延でき、これにより、圧延材を連続的に仕上圧延機
に供給することができる。更に、本発明の圧延材接合装
置は、圧延材の切削時に発生する切粉の飛散を防止し、
切粉を回収することができる、優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧延材接合装置の全体構成図であ
る。
【図2】図1の主要部構成図である。
【図3】図2の一部を省略して示す図1の主要部構成図
である。
【図4】本発明による圧延材接合工程の作動説明図であ
る。
【符号の説明】
1 先行圧延材 1a 切削加工面 2 後続圧延材 2a 加工面 3 レール 4 ローラ 10 圧延材接合装置 12 台車 14 後端クランプ装置 15a ローラ 15b クランプ 15c 昇降シリンダ 16 先端クランプ装置 17a ローラ 17b クランプ 18 加工装置 19a カッタ 19b 揺動装置 19c 復動装置 19d 揺動アーム 19e 復動台 19f 揺動シリンダ 19g 復動シリンダ 20 還元保持装置 22 圧接装置 23a 上型 23b 下型 23c プレス装置 23e ラム 30 切粉処理装置 32 後方切粉装置 32a 後方カバー 33 後方回収装置 34 前方切粉装置 34a 前方カバー 35 前方回収装置 36 シュート 37 切粉回収容器 H 加工高さ L 圧接高さ B 圧延高さ
フロントページの続き (72)発明者 岩波 紀夫 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 沖 正海 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 坂本 浩一 茨城県鹿島郡鹿島町大字光3番地 住友金 属工業株式会社鹿島製鉄所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延方向に走行する台車と、該台車上に
    取付られ先行する圧延材の後端部を水平に挟持して上下
    動可能な後端クランプ装置と、前記台車上に取付られ後
    続する圧延材の先端部を水平に挟持する先端クランプ装
    置と、先行圧延材の後端部下面と後続圧延材の先端部上
    面を切削加工する加工装置と、該加工面を還元状態に保
    持する還元保持装置と、先行圧延材と後続圧延材の加工
    面を重ね合わせて圧延材とほぼ同一厚さまで圧縮して接
    合する圧接装置と、を備え、 前記加工装置は、圧延材の幅方向の軸心を中心に回転す
    る円筒形カッタと、該カッタを斜め方向に揺動させる揺
    動装置と、カッタを圧延方向に前後進させる復動装置
    と、からなり、 更に前記カッタから飛散する切粉を受ける切粉処理装置
    を備える、ことを特徴とする圧延材接合装置。
  2. 【請求項2】 前記切粉処理装置は、カッタから後方に
    飛散する切粉を受ける後方切粉装置と、カッタから前方
    に飛散する切粉を受ける前方切粉装置とからなり、 後方切粉装置は、カッタの後方に固定されカッタと共に
    移動する後方カバーと、該後方カバーの下方に設けられ
    切粉を横移動させる後方回収装置とからなり、前方切粉
    装置は、カッタの前方に上下動可能に設けられた前方カ
    バーと、該前方カバーの下方に設けられ切粉を横移動さ
    せる前方回収装置とからなる、ことを特徴とする請求項
    1に記載の圧延材接合装置。
  3. 【請求項3】 前記後方回収装置及び前方回収装置は、
    水平スクリューコンベア又は水平押出しシリンダであ
    る、ことを特徴とする請求項2に記載の圧延材接合装
    置。
JP05548295A 1995-03-15 1995-03-15 圧延材接合装置 Expired - Lifetime JP3666681B2 (ja)

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