JPH08252576A - ドレン分離装置 - Google Patents

ドレン分離装置

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JPH08252576A
JPH08252576A JP5746995A JP5746995A JPH08252576A JP H08252576 A JPH08252576 A JP H08252576A JP 5746995 A JP5746995 A JP 5746995A JP 5746995 A JP5746995 A JP 5746995A JP H08252576 A JPH08252576 A JP H08252576A
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JP
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oil
waste oil
water
oil tank
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JP5746995A
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Kiichi Watanabe
喜一 渡邊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃油槽に貯蔵されている廃油の量を的確な管
理する。また、密閉型ドレン分離装置内に分離・蓄積さ
れた油を自動的に排出する。 【構成】 廃油槽の下に重量センサを配置し、この重量
センサによって貯蔵されている廃油の量を検出し、廃油
が満量になると警報を発し、この警報に基づいて廃油槽
の交換あるいは廃油槽からの廃油の廃棄を手動で行う。
また、他の構成として2個の廃油槽を設け、廃油槽の下
に配置された重量センサからの廃油量情報により電磁弁
を動作させ、2個の廃油槽を自動的に切り換える。さら
に、密閉型ドレン分離装置内の油と水とを分離する室に
油量センサを取り付け、油量センサからの検出情報に基
づき電磁弁を動作させ、自動的に油を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】空気圧縮機の圧縮空気中からドレ
ンを分離するドレン分離装置に付属して使用され、分離
されたドレンからさらに油と水を分離する油水分離装置
に係る。
【0002】
【従来の技術】製鉄所において使用される大容量のもの
から、塗装に用いられる小型のものまで種々の分野で空
気圧縮機が用いられている。この空気圧縮機としては油
冷回転型あるいは給油往復動型の空気圧縮機が用いられ
ているが、これらの空気圧縮機から吐出された圧縮空気
は大気中の水分を多量に含んでいるため、冷却又は断熱
膨張が行われるときに凝縮水が生成される。この凝縮水
中には空気圧縮機内で使用される潤滑油が含まれてお
り、この凝縮水と潤滑油との混合物であるドレンが生成
される。このドレンはドレン分離装置で空気から分離さ
れるが、ドレンは水と潤滑油との混合物であるためその
まま環境中に放出すると環境を汚染することになる。そ
のため、ドレン分離装置には油水分離部が設けられ、ド
レンは水と油とに分離され、水は排出され、油は廃油槽
に貯蔵されて処分される。
【0003】図1に示されたのは、圧縮空気から水分及
び油分からなるドレンを分離除去し、分離除去されたド
レンからさらに油分を除去するために使用される一般的
な油水分離装置の構造であり、(a)は開放型ドレン分
離装置に適用された油水分離装置、(b)は密閉型ドレ
ン分離装置に適用された油水分離装置である。
【0004】図1(a)において、1は開放型ドレン分
離装置、2は廃油槽、3はフィルタ容器である。開放型
ドレン分離装置1は上部に配置されたドレン分離室5及
び下部に配置された油水分離室6から構成され、その間
は水平方向に配置された壁4によって区画されている。
ドレン分離室5の内部には側壁部7及び多孔板8から構
成された空気室12が形成され、ドレン分離室5の外側
壁には圧縮空気流入管9が、頂部に空気排出管10が、
底を構成する壁4にドレン流下管11が各々設けられて
いる。側壁部7は圧縮空気流入管9に対向しており衝突
壁を構成している。油水分離室6の外側壁上部には油排
出管13が取り付けられ、油排出管13が設けられた位
置の少し下の位置には水排出管14が取り付けられてい
る。油排出管13の先端は廃油槽2に接続されており、
水排出管14の一端部15は油水分離室6の底部近くに
開口し、他端部16は排水受け17の上に開口してい
る。排水受け17はポンプ18に接続され、ポンプ18
はフィルタ容器3に接続されている。
【0005】圧縮空気流入管9から開放型ドレン分離部
2の内部に流入したドレンを含んだ圧縮空気は減圧され
て膨張し衝突壁7に衝突することにより圧縮空気に含ま
れたドレンが空気と分離される。ドレンと分離された空
気は空気室12を経て空気排出管10から排出され、空
気と分離されたドレンはドレン流下管11から油水分離
部6に流下する。
【0006】油水分離部6に流下したドレンは油と水の
比重差により油層19が上層に形成され、水層20が下
層に形成されることにより分離する。油水分離部6の上
部に油排出管13が設けられており、連通管の原理によ
り上層に分離した油層19の油が油排出管13から自然
に排出され、廃油槽2に貯蔵される。また、油水分離部
6の油排出管13が設けられた高さの少し下に水排出管
14が形成され、その下端部15が油水分離部6の底部
近くに開口し、連通管の原理により下層に分離した水層
20の水のみが水排出管14から排出される。水排出管
14の他端部16から排出された水は排水受け17で受
けられ、ポンプ18によりフィルタ容器3に圧入され、
あるいはポンプ18を用いずにフィルタ容器を横置型に
して水位差を利用して濾過して、完全な浄化が行われた
後環境中に放出される。
【0007】図1(b)において、21は密閉型ドレン
分離装置、2及び3は(a)に示された開放型ドレン分
離装置と同様の廃油槽及びフィルタ容器である。ドレン
分離装置21は、水平方向に配置された第1室23及び
第2室24から構成され、その間は垂直方向に配置され
た壁22によって区画されており、これらの2つの室は
下部で連通している。第1室23の底部には圧縮空気流
入管25が取り付けられ、圧縮空気流入管25の上端2
6は第1室23の上部に開口しており、第1室23の上
部には弁32が付いた空気逃し口27が設けられてい
る。圧縮空気流入管25の上端26の少し下の位置に油
排出管28が取り付けられ、この油排出管28は弁29
を経て廃油槽2に接続されている。第2室24の底部に
は水排出管30が取り付けられ、その上端31は第2室
24の上部で圧縮空気流入管25の上端26の高さと油
排出管28の取り付け高さの中間の高さである位置に開
口している。水排出管30の下端は逆止弁33を経てフ
ィルタ容器3に接続されている。
【0008】この密閉型ドレン分離装置21において、
圧縮空気使用装置内で生成されたドレンが圧縮空気によ
って送給され、圧縮空気流入管25から第1室23に送
り込まれる。圧縮空気により送り込まれたドレンは、第
1室23内で空気と分離し第1室23の下部に蓄積さ
れ、内部圧力が過大になったとき安全弁32が開かれ、
空気排出管27から余剰な空気が排出される。第1室2
3の下部に蓄積されたドレンは油と水の比重差により油
層19が上層に、水層20が下層に形成されることによ
り分離する。
【0009】(a)に示された開放型のドレン分離装置
1は圧縮空気の排出を前提としており、内部圧力の変動
は小さいためドレン液面の変動は少ないが、(b)に示
された密閉型のドレン分離装置21は圧縮空気の排出力
でフィルタ容器4での濾過を行う方法であるから、油水
分離装置での圧縮空気の排出を前提としていないため、
内部圧力の変動が大きくドレン液面の変動は大きい。し
たがって、開放型のドレン分離装置のように連通管の原
理によって上層に分離された油層19の油を自然に排出
することはできない。そのため、第1室23の上部に形
成された油排出管28は常時は閉じられている弁29を
介して廃油槽2に接続されており、目視確認して適当な
時機に弁29を開いて油層19の油のみを油排出管28
から排出し、廃油槽2に貯蔵する。
【0010】第1室23及び第2室24は下部で連通し
ているため、比重差により分離され第1室23の下部に
分離・蓄積された水は連通した第2室24に流入し、第
2室24の上部に設けられた水排出管30の上端31に
流入する。前に述べたように、第2室24の底部に設け
られた水排出管30の上端31は、第2室24の上部で
圧縮空気流入管25の上端26の高さと油排出管30の
取り付け高さの間の高さの位置に開口しているから、第
2室24の液面とほぼ等しい高さに保持される第1室2
3の液面の変動がある程度抑制される。水排出管30の
他端32は逆止弁33を介してフィルタ容器4に圧入さ
れ、完全な浄化が行われた後環境中に放出される。
【0011】このように、油水分離部内で水と分離され
浮上した油は油排出管から排出されて廃油槽に貯蔵され
た後処分されるが、分離される油の量は空気圧縮機の運
転時間及び性能や使用状況により異なるため、廃油槽が
満量となる時刻は予測できない。したがって、廃油槽の
管理は困難であり、ときとして満量になって溢れ出した
り、廃油槽を交換する際に廃油をこぼしたりあるいは廃
油槽を交換するために油水分離を中断せざるを得ない事
態が生じる等実用上不便が多い。特に、密閉型のドレン
処理装置においては、変動する油層の液面を目視確認し
て廃油の排出を行う必要があるためこの操作は操作者の
経験と勘によらざるを得ず、自動化することができな
い。
【0012】
【発明の概要】このような状況に鑑み、本出願において
は廃油槽を的確な管理を行うために廃油槽に貯蔵されて
いる廃油の量を検出するシステムを提供する。さらに、
本出願においては密閉型の油水分離装置においても分離
蓄積された油を自動的に排出することができるシステム
を提供する。そのため、本出願に係る発明においては廃
油槽の下に重量センサを配置し、この重量センサによっ
て貯蔵されている廃油の量を検出し、廃油が満量になる
と警報を発し、この警報に基づいて廃油槽の交換あるい
は廃油槽からの廃油の廃棄を手動で行う。また、他の構
成として2個の廃油槽を設け、廃油槽の下に配置された
重量センサからの廃油量情報により電磁弁を動作させ、
2個の廃油槽を自動的に切り換える。さらに、本出願に
おいては油と水とを分離する第1室に油量センサを取り
付け、油量センサからの検出情報に基づき、電磁弁を動
作させ、油を排出する。
【0013】
【実施例】図面を用いて本願発明の実施例を説明する。
図2に示されたのは、開放型ドレン分離装置に適用した
実施例である。この実施例において、1は開放型ドレン
分離装置であり、図1(a)の従来技術の場合に示され
ていたフィルタ容器3は記載を省略されている。開放型
ドレン分離装置1は上部に配置されたドレン分離室5及
び下部に配置された油水分離室6から構成され、その間
は水平方向に配置された壁4によって区画されている。
ドレン分離室5の内部には側壁部7及び多孔板8から構
成された空気室12が形成され、ドレン分離室5の外側
壁には圧縮空気流入管9が、底を構成する壁4にドレン
流下管11が各々設けられている。側壁部7は圧縮空気
流入管9に対向しており衝突壁を構成している。
【0014】油水分離室6の外側壁上部には油排出管1
3が取り付けられ、油排出管13が設けられた位置の少
し下の位置には水排出管14が取り付けられている。油
排出管13は弁40を介して廃油槽2に接続されてお
り、水排出管14の一端部15は油水分離室6の底部近
くに開口し、他端部(図示省略)は排水受け(図示省
略)の上に開口している。廃油槽2の下には、重量セン
サ41が配置され、重量センサ41は検出装置42に接
続され、検出装置42にはさらに警報器43が接続され
ている。
【0015】この実施例において、圧縮空気流入管9か
ら開放型ドレン分離部5の内部に流入したドレンを含ん
だ圧縮空気は減圧されて膨張し衝突壁7に衝突すること
により圧縮空気に含まれたドレンが空気と分離される。
【0016】ドレンと分離された空気は空気室12を経
て空気排出管10から排出される。空気と分離されたド
レンはドレン流下管11から油水分離部6の水層20中
に流下する。油水分離部6の水層20中に流下したドレ
ンは油と水の比重差により油層19が上層に形成され、
水層20が下層に形成されることにより分離する。油水
分離部6の上部に油排出管13が設けられており、連通
管の原理により上層に分離した油層19の油が油排出管
13から排出され弁40を経由して、廃油槽2に貯蔵さ
れる。また、下層に分離した水層20の水は水排出管1
4の一端部15を通って排出される。
【0017】廃油槽2の下に配置された重量センサ41
は、廃油槽2の重量を検出し、検出した廃油量情報を検
出器42に送る。重量センサから送られた廃油量情報を
受け取った検出器42は、廃油量が満量近くの一定量に
達したことを検知したときに、警報音発生器あるいは警
報ランプである警報器48を動作させすることにより廃
油槽2の廃油が満量に近いことを装置操作者に知らせし
める。警報器からの警報により廃油槽2の廃油が満量に
近いことを知った装置操作者は、弁40を閉じて満量に
近い廃油槽2を取り除き、廃油を廃棄するかあるいは新
たに空の廃油槽を取り付け、弁40を開く。
【0018】図3に示されたのは、本発明を密閉型ドレ
ン分離装置に適用した実施例の説明図である。この実施
例において、21は密閉型ドレン分離装置であり、図1
(b)の従来技術の場合に示されていた廃油層2及びフ
ィルタ容器3は記載を省略されている。密閉型ドレン分
離装置21は、水平方向に配置された第1室23及び第
2室24から構成され、その間は垂直方向に配置された
壁22によって区画されており、これらの2つの室は下
部で連通している。第1室23の底部には圧縮空気流入
管25が取り付けられ、圧縮空気流入管25の上端26
は第1室24の上部に開口しており、第1室23の上部
には安全弁32が付いた空気逃がし口27が設けられて
いる。
【0019】圧縮空気流入管25の上端26の少し下の
位置に油排出管28が取り付けられ、この油排出管28
は電磁弁29を経て廃油槽に接続されている。第2室の
底部には水排出管30が取り付けられ、その上端31は
第2室の上部で圧縮空気流入管25の上端26の高さと
油排出管28の取り付け高さの中間の高さである位置に
開口している。水排出管30の下端は逆止弁(図示省
略)を経てフィルタ容器(図示省略)に接続されてい
る。第1室の圧縮空気流入管25の上端26の高さと油
排出管28の取り付け高さの中間の高さである位置、す
なわち第2室に設けられた水排出管25の上端31とほ
ぼ同じ高さの位置に油層及び油層の厚さを検出する油量
センサ51が配置されており、油量センサ51は制御装
置48に接続され、制御装置48にはさらに電磁弁52
が接続されている。廃油槽2の下には、重量センサ41
が配置され、重量センサ41は検出装置42に接続さ
れ、検出装置42にはさらに警報器43が接続されてい
る。
【0020】ここで使用される油量センサとしては液面
高さを検出するものが最も簡便なものである。しかし、
分離された油の量が少ない場合にはほとんど水の液面高
さを検出することになるため、そのような状態で電磁弁
52を開くと油ではなく水が排出されることになる。こ
のようなことを防止するためには、油層の厚さを検出す
ることが望ましい。油層の厚さを検出する手段として
は、水とセンサとを電極とするコンデンサを構成し油層
の厚さによる靜電容量の変化を検出する装置がある。ま
たこの他に、光の屈折率を利用する装置あるいは音の伝
播速度を利用する装置等がある。さらに、液面高さの検
出と油層厚さの検出とを組み合わせることにより、より
理想的な液面検出を行うことができる。
【0021】この密閉型ドレン分離器21において、圧
縮空気使用装置内で生成されたドレンが圧縮空気によっ
て送給され、圧縮空気流入管25から第1室23に送り
込まれる。圧縮空気により送り込まれたドレンは、第1
室23内で空気と分離し第1室23の下部に蓄積され、
内部圧力が過大になったとき安全弁32が開かれ、空気
排出管27から余剰な空気が排出される。
【0022】第1室23の下部に流入したドレンは油と
水の比重差により油層19が上層に、水層20が下層に
形成されることにより分離する。また、第1室23の下
部に形成された水層20の水は第1室23及び第2室2
4は下部で連通しているため、第2室24に流入し、第
2室24の上部に設けられた水排出管30の上端31に
流入する。
【0023】油層19の高さは油量センサ51によって
監視されており、その面が上昇すると油量センサ51か
ら検出信号が制御装置48に送られ、制御装置48は検
出信号を受け取ると電磁弁52を動作させて開き、蓄積
された油を廃油槽2に排出する。油が排出され油層17
の高さが下降すると油量センサ51からの検出信号がな
くなり、制御装置48は電磁弁52を動作させて閉じ、
油の廃油槽2への排出が停止する。
【0024】廃油槽2の下に配置された重量センサ41
は、廃油槽の2の重量を検出し、検出した廃油量情報を
検出器42に送る。重量センサから送られた廃油量情報
を受け取った検出器42は、廃油量が満量近くの一定量
に達したことを検知したときに、警報音発生器あるいは
警報ランプである警報器43を動作させすることにより
廃油槽2の廃油が満量に近いことを装置操作者に知らせ
しめる。警報器からの警報により廃油槽2の廃油が満量
に近いことを知った装置操作者は、満量に近い廃油槽2
を取り除き、廃油を廃棄するかあるいは新たに空の廃油
槽を取り付ける。
【0025】次に、予備の廃油槽を用い、2個の廃油槽
を自動的に切り換える構成について説明する。図4に示
されたのは、2個の廃油槽を自動的に切り換える構成を
開放型ドレン分離装置に適用した実施例の説明図であ
る。この実施例において、1は開放型ドレン分離装置で
あり、図2の実施例と同様に従来技術の場合に示されて
いたフィルタ容器3は記載を省略されている。また、ド
レン流入による油水分離過程の説明は省略されている。
【0026】油水分離室6の外側壁上部には油排出管1
3が取り付けられ、油排出管13が設けられた位置の少
し下の位置には水排出管14が取り付けられている。油
排出管13には第1の電磁弁49を介して第1の廃油槽
44が、第2の電磁弁50を介して第2の廃油槽45が
接続されており、水排出管14の一端部15は油水分離
室6の底部近くに開口し、他端部(図示省略)は排水受
け(図示省略)の上に開口している。
【0027】第1の廃油槽44の下には第1の重量セン
サ46が配置され、第2の廃油槽45の下には第2の重
量センサ47が配置され、第1の重量センサ46及び第
2の重量センサ47は制御装置48に接続され、制御装
置48にはさらに第1の電磁弁49及び第2の電磁弁5
0が接続されている。なお、この図の場合には第1の電
磁弁49が開いており、第2の電磁弁50は閉じてい
る。
【0028】油水分離部6の上層に分離した油層19の
油が油排出管13から排出され、第1の電磁弁49が開
いているため、第1の電磁弁49を経由して第1の廃油
槽44に貯蔵される。
【0029】第1の廃油槽44の下に配置された第1の
重量センサ46は、第1の廃油槽44の重量を検出し、
検出した廃油量情報を制御装置48に送る。制御装置4
8は第1の重量センサ46から送られた廃油量情報を受
け取り、第1の廃油槽44の廃油量が満量近くの一定量
に達したことを検知したときに、第2の電磁弁45を開
き、第1の電磁弁44を閉じる。このようにして、第2
の廃油槽45に廃油の貯蔵が開始され、その間に第1の
廃油槽を空のものと交換する。その後、第2の廃油槽が
満量近くになると第1の廃油槽が満量近くになった場合
と同様な動作が行われる。なお、この場合電磁弁49及
び50の動作状態を表示するようにすれば、廃油層の交
換を円滑に行うことができる。
【0030】図5に示されたのは、2個の廃油槽を自動
的に切り換える構成を開放型ドレン分離装置に適用した
図4に示された実施例を簡略化した実施例の説明図であ
る。図4に示された実施例における第1の廃油槽の機能
と第2の廃油槽の機能は同等のものであるが、図5に示
された実施例においては第2の廃油槽の機能を予備的な
ものに限定して常時は第2の廃油槽に廃油を貯蔵しない
ようにし、第2の廃油槽に廃油が貯蔵される期間を第1
の廃油槽を交換する期間のみに限定したものである。こ
の実施例の場合には、第2の廃油槽の廃油量を検出する
必要がないため、第2の重量センサは不要となり、構成
が簡略化される。
【0031】この実施例において、1は開放型ドレン分
離装置であり、図4の実施例と同様に従来技術の場合に
示されていたフィルタ容器3は記載を省略されている。
また、ドレン流入による油水分離過程の説明は省略され
ている。
【0032】油水分離室6の外側壁上部には油排出管1
3が取り付けられ、油排出管13が設けられた位置の少
し下の位置には水排出管14が取り付けられている。油
排出管13には第1の電磁弁49を介して第1の廃油槽
44が、第2の電磁弁50を介して第2の廃油槽45が
接続されており、水排出管14の一端部15は油水分離
室6の底部近くに開口し、他端部(図示省略)は排水受
け(図示省略)の上に開口している。
【0033】第1の廃油槽44の下には重量センサ46
が配置され、重量センサ46は制御装置48に接続さ
れ、制御装置48にはさらに第1の電磁弁49及び第2
の電磁弁50が接続されている。なお、この図の場合に
は第1の電磁弁49が開いており、第2の電磁弁50は
閉じている。油水分離部6の水層20中に流下したドレ
ンは油と水の比重差により油層19が上層に形成され、
水層20が下層に形成されることにより分離する。油水
分離部6の上部に油排出管13が設けられており、連通
管の原理により上層に分離した油層19の油が油排出管
13から排出され、第1の電磁弁49が開いているた
め、第1の電磁弁49を経由して第1の廃油槽44に貯
蔵される。
【0034】第1の廃油槽44の下に配置された重量セ
ンサ46は、第1の廃油槽44の重量を検出し、検出し
た廃油量情報を制御装置48に送る。制御装置48は重
量センサ46から送られた廃油量情報を受け取り、第1
の廃油槽44の廃油量が満量近くの一定量に達したこと
を検知したときに、第2の電磁弁45を開き、第1の電
磁弁44を閉じる。このようにして、第2の廃油槽45
に廃油の貯蔵が開始され、その間に第1の廃油槽を空の
ものと交換する。なお、この場合電磁弁49及び50の
動作状態を表示するようにすれば、廃油層の交換を円滑
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】解放型ドレン分離装置及び密閉型ドレン分離装
置を用いた従来のドレン分離装置の構成説明図。
【図2】解放型ドレン分離装置に本発明を適用した実施
例の構成説明図。
【図3】密閉型ドレン分離装置に本発明を適用した実施
例の構成説明図。
【図4】解放型ドレン分離装置の本発明を適用した他の
実施例の構成説明図。
【図5】解放型ドレン分離装置に本発明を適用した他の
実施例の構成説明図。
【符号の説明】
1 解放型ドレン分離装置 2,44,45 廃油槽 3 フィルタ容器 4,22 壁 5 ドレン分離室 6 油水分離室 7 側壁部 8 多孔板 9,25 圧縮空気流入管 10 空気排出管 11 ドレン流下管 12 空気室 13,28 油排出管 14,30 水排出管 15 一端部 16 他端部 17 排水受け 18 ポンプ 19 油層 20 水層 21 密閉型ドレン分離装置 23 第1室 24 第2室 26,31 上端 27 空気逃がし口 29,32,40 弁 33 逆止弁 41,46,47 重量センサ 42 検出器 43 警報器 48 制御装置 49,50,52 電磁弁 51 油量センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧縮機に付属して使用され、該空気
    圧縮機から供給されるドレンを含む圧縮空気中からドレ
    ンを分離し、分離されたドレンからさらに油と水を分離
    し、分離された油を廃油槽に貯蔵する開放型のドレン分
    離装置であって、 前記廃油槽の下に該廃油槽の重量を検出する重量センサ
    が配置され、該重量センサに該重量センサからの検出信
    号により動作する警報器が接続され、前記重量センサが
    前記廃油槽が満了となったことの検出信号を発したとき
    に、前記警報器が動作するドレン分離装置。
  2. 【請求項2】 空気圧縮機に付属して使用され、該空気
    圧縮機から供給されるドレンを含む圧縮空気中からドレ
    ンを分離し、分離されたドレンからさらに油と水を分離
    し、分離された油を廃油槽に貯蔵する密閉型のドレン分
    離装置であって、 前記廃油槽が常閉型の電磁弁を介して前記ドレン分離装
    置に接続され、前記ドレン分離装置には油量センサが設
    けられ、該油量センサが制御装置に接続され、該制御装
    置に前記電磁弁が接続され、前記油量センサが前記ドレ
    ン分離装置内の油量が一定量になったことの検出信号を
    発したときに、前記制御装置が前記電磁弁を開くドレン
    分離装置。
  3. 【請求項3】 空気圧縮機に付属して使用され、該空気
    圧縮機から供給されるドレンを含む圧縮空気中からドレ
    ンを分離し、分離されたドレンからさらに油と水を分離
    し、分離された油を廃油槽に貯蔵する開放型のドレン分
    離装置であって、 前記廃油槽が2個設けられ、該2個の廃油槽は各々常開
    型電磁弁及び常閉型電磁弁を介してドレン分離装置に接
    続され、前記常開型電磁弁が接続された廃油槽の下に該
    廃油槽の重量を検出する重量センサが配置され、該重量
    センサに該重量センサからの検出信号により動作する制
    御装置が接続され、前記重量センサが前記廃油槽が満了
    となったことの検出信号を発したときに、前記制御装置
    が前記常開電磁弁を閉じ、前記常閉電磁弁を開くドレン
    分離装置。
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