JPH08252369A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH08252369A
JPH08252369A JP5894995A JP5894995A JPH08252369A JP H08252369 A JPH08252369 A JP H08252369A JP 5894995 A JP5894995 A JP 5894995A JP 5894995 A JP5894995 A JP 5894995A JP H08252369 A JPH08252369 A JP H08252369A
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JP
Japan
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game
game board
side wall
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ball
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Withdrawn
Application number
JP5894995A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Shimamura
和宏 島村
Kenta Aoki
謙太 青木
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Sammy Industries Co Ltd
Original Assignee
Sammy Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高いコストを必要とせず、製造、組立上の誤
差が少なくて個体差が生じることがなく、かつ、発射さ
れた遊技球が、長期にわたって安定的に遊技空間に案内
される弾球遊技機を提供する。 【構成】 枠体30には、遊技盤20の前面の周囲を取
り囲む側壁部64,131と、この側壁部64,131に
囲まれた遊技空間90の前面を塞ぐ透過性を有する前面
部120と、遊技盤20と接する位置に形成された係合
突起(例えばダボ部68)とを有し、上記遊技盤20の
表面には、前記係合突起68に対応して枠体30の取付
位置を決定する係合凹部(例えばダボ穴31)を形成し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、枠体の側壁部に囲ま
れた遊技空間の前面を塞ぐ透過性を有する前面部を備え
た弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の弾球遊技機としては、図
8,9に示すように、遊技盤1と、この遊技盤1の表面に
位置して、発射された遊技球を案内する円弧状のガイド
レール2と、このガイドレール2に略等間隔に開口形成さ
れた複数個の取付穴3と、各取付穴3に取り付けられた固
定ピン4と、この固定ピン4に対応して、遊技盤1に設け
られた複数個の固定穴5とから構成され、ガイドレール2
の固定ピン4を、遊技盤1の固定穴5に打ち込むことによ
って、ガイドレール2を遊技盤1に固定したものが知られ
ている。
【0003】そして、上記弾球遊技機においては、遊技
盤1に設けられた複数個の固定穴5は、多軸ボール盤など
の治工具によって形成され、ガイドレール2の固定ピン4
を遊技盤に打ち込むには、レール圧着治工具が必要とさ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の弾球遊技機では、遊技盤1に固定穴を形成するため
に、多軸ボール盤が必要であったり、ガイドレール2の
固定ピン4を遊技盤に打ち込むには、レール圧着治工具
が必要となるなど、高価な治工具を使用しなければなら
ないといった問題点があった。
【0005】また、この弾球遊技機では、図8,9に示
すように、ガイドレールは遊技盤の表面に、固定ピンの
みを介して固定されているから、遊技盤に設けられた各
固定穴の間隔や固定ピンの取付間隔が製造上の誤差でま
ちまちとなると、個体差を生じ、各弾球遊技機ごとに、
遊技球の飛び方が著しく異なってしまう場合がある。例
えば円弧状のガイドレールであっても、その円弧の半径
が各固定ピンの間隔ごとに異なってしまい、一本のガイ
ドレールが僅かではあるが波を打ってしまう場合があ
る。このようにガイドレールが波を打つと、発射装置か
ら発射された遊技球の飛び方に著しくバラツキを生じ、
入賞に偏りを生じたり、遊技盤の前面をカバーする前面
ガラスに遊技球がぶつかって不快な音を生じたりすると
いった問題点があった。
【0006】このような製造上の誤差の発生は、製造段
階や組立段階において誤差が生じないように、各々の精
度を向上させることで、避けられるとも考えられるが、
大幅なコストアップにつながってしまう。また、仮に製
造や組立の精度を向上させて、ガイドレールを遊技盤に
正確に固定したとしても、実際にホールに設置される
と、ガイドレールは、発射装置から、一日に約7万発程
度の発射された遊技球を遊技空間内に案内することか
ら、ガイドレールは、発射された遊技球の衝撃によって
ストレスを受けて変形し、固定ピンの間隔ごとに、その
半径が異なってしまうことがある。このような場合に
は、弾球遊技機を設置したホール内で多数設置された、
各弾球遊技機ごとに、ガイドレールの位置調整をすれば
よいが、メインテナンスに多くの時間を費やしたり、メ
インテナンスに要するコストが高いといった問題点があ
った。
【0007】そこで、請求項1記載の弾球遊技機は、上
記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、高いコストを必要と
せず、製造、組立上の誤差が少なくて個体差が生じるこ
とがなく、かつ、発射装置から弾発された遊技球が、長
期にわたって安定的に遊技空間に案内される弾球遊技機
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の弾球遊
技機は、枠体(30)には、遊技盤(20)の前面の周囲を取り
囲む側壁部(64,131)と、この側壁部(64,131)に囲まれた
遊技空間(90)の前面を塞ぐ透過性を有する前面部(120)
と、遊技盤(20)と接する位置に形成された係合突起(例
えばダボ部68)とを有し、上記遊技盤(20)の表面には、
前記係合突起(68)に対応して枠体(30)の取付位置を決定
する係合凹部(例えばダボ穴31)を形成したを特徴とす
る。
【0009】これに加え、請求項2記載の弾球遊技機
は、上記枠体(30)は、遊技盤(20)の表裏方向に二つに分
離可能な一対の片枠部(60,70)から形成され、両片枠部
(60,70)の側壁部(64,131)には、両片枠部(60,70)を組み
合わせた状態で、金属製のガイドレール(80)がはまり込
むガイド溝を形成する片側溝(160)と、両片側溝(160)の
少なくとも一方の縁に沿って形成され、ガイド溝内に金
属製のガイドレール(80)を保持する保持片(161)とを備
えたことを特徴とする。
【0010】さらに、請求項3記載の弾球遊技機は、こ
れらに加え、上記枠体(30)の前面部(120)には、前面部
(120)と一体に形成した遊技盤飾り(133)を設けたことを
特徴とする。
【0011】
【作 用】したがって、請求項1記載の弾球遊技機によ
れば、遊技盤(20)の周囲を取り囲む側壁部(64,131)は、
枠体(30)に形成され、枠体(30)自体は、係合突起(68)が
遊技盤(20)の係合凹部(21)に対応することで、遊技盤(2
0)に対する枠体(30)の取付位置が決定されることから、
ガイドレールを固定ピンを介して遊技盤に固定する従来
の方法よりも、製造又は組立上の誤差が生じ難い。
【0012】したがって、側壁部(64,131)は、遊技盤(2
0)に固定された状態のまま、正確な円弧を描いて遊技盤
(20)上に位置することができるから、案内される遊技球
は安定的な球飛びを実現することができ、前面ガラスに
遊技球がぶつかって不快な音を立てることがなく、さら
には、入賞が偏ったりすることもない。また、実際に遊
技が行われた場合、発射された多数の遊技球によって長
期的にストレスを受けても、側壁部(64,131)の取付半径
が変化することがなく、遊技球は長期的にも安定した状
態で遊技盤(20)内に案内される。したがって、ホール内
に設置した後に、ガイドレール(80)の取付半径の補正の
ためのメインテナンスを必要としない。
【0013】また、枠体(30)には、側壁部(64,131)に囲
まれた遊技空間(90)の前面を塞ぐ透過性を有する前面部
(120)が形成され、遊技部(50)の前面を覆うガラス板が
設置されていなくとも、遊技球がこぼれ落ちることがな
いことから、弾球遊技機の構造が簡単となり、製造コス
トが低減される。請求項2記載の弾球遊技機によれば、
両片枠部(60,70)を組み合わせた状態で、側壁部(64,13
1)のガイド溝内に、金属製のガイドレール(80)をはめ込
むことができるから、ガイドレール(80)を側壁部(64,13
1)に容易に装着することができる。
【0014】また、両片側溝(160)の少なくとも一方の
縁に沿って、ガイド溝内の金属製のガイドレール(80)を
ガイド溝の内に保持する保持片(161)を備えたから、側
壁部(64,131)から金属製のガイドレール(80)が離脱する
ことがない。請求項3記載の弾球遊技機によれば、遊技
盤飾り(133)を前面部(120)と一体に形成したから、遊技
盤飾り(133)を後に取り付ける場合に比較して、遊技盤
飾り(133)の取付の際の労力を省くことができ、製造作
業行程の減少によりコストを削減できる。
【0015】
【実施例】図1〜7は、本発明の一実施例を示すもので
あり、図1は弾球遊技機の正面図、図2は枠体と遊技盤
との分解斜視図、図3は枠体の正面側斜視図、図4は枠
体の裏面側斜視図、図5は図3のA−A線断面図、図6
は図3のB−B線断面図、図7は図5の一部拡大図を各
々示す。
【0016】図2中、10は、弾球遊技機として例えばパ
チンコ機を示すものであり、このパチンコ機10は、板状
の遊技盤20と、この遊技盤20に裏面が固定される透明な
プラスチック製の枠体30と、この枠体30の下方に配置さ
れ、遊技球を遊技盤20に発射するための遊技球発射部40
とを備える。上記遊技盤20は、例えば木製の合板によっ
て形成され、図2,6に示すように、その表面に、枠体3
0がはまり込むことにより、枠体30の位置を固定するた
めの円筒状に凹んだ係合凹部としてのダボ穴21が、上部
位置に1カ所、下部位置に2カ所の合計三カ所設けられ
ている。
【0017】また、この遊技盤20は、その表面のほぼ中
央に、遊技球が流下する略円形状の遊技部50が設けられ
ている。この遊技部50内には、図1に示すように、中央
に位置する変動表示装置51と、この変動表示装置51の真
下に位置するチューリップ入賞装置52と、このチューリ
ップ入賞装置52の左右に位置するポケット入賞装置53と
を備えている。また、遊技部50内には、図1に示すよう
に、流下する遊技球の流下方向に変化を与えるための風
車54や釘55が複数個打設されている。また、遊技部50の
最下部には、図1に示すように、遊技部50内に発射さ
れ、入賞しなかった遊技球を遊技盤20の裏面側へ回収す
るための回収口56が設けられている。
【0018】上記枠体30は、図3,4に示すように、全
体が箱状をなし、透過性のある材料、例えば透明なプラ
スチックにより形成され、表裏方向に分離可能な一対の
片枠部60,70とから構成されている。枠体30は、具体的
には、図2に示すように、遊技盤20の表面と面接触し、
断面を略コの字状とする裏側の片枠部60と、この裏側の
片枠部60と対をなして、互いの開口部分を対向して組み
合わさる、断面を略コの字状とする表側の片枠部70と、
この両片枠部60,70に配置された薄板状の金属製のガイ
ドレール80とから構成されている。
【0019】上記裏側の片枠部60は、図2,4に示すよ
うに、遊技盤20に面接触する位置に設けられた方形の後
面部61と、この後面部90の上下左右の外周縁から前方に
向かって直角に立ち上がって四方を囲むように形成され
た上下左右の合計4つの外周側壁部62・・・とを備え
る。上記後面部61には、図4に示すように、その中央
に、略円形の開口部63が設けられている。この開口部63
は、遊技盤20に枠体30を固定した際に、遊技盤20の遊技
部50の周囲を囲むように形成され、さらに開口部63の内
周縁には、遊技部50を囲むように内周側壁部64が設けら
れている。そして、遊技部50前面の内周側壁部64に囲ま
れた部分には、図2,4に示すように、遊技球が流下す
るための間隔としての遊技空間90が形成されている。
【0020】また、後面部61には、図4に示すように、
前記開口部63の内周側壁部64から枠体30の下の外周側壁
部62まで連続して切り欠かれた導入溝65が形成されてい
る。そして、この導入溝65の内周縁の両側には、図4に
示すように、前記内周側壁部64と連続して形成された一
対の導入側壁部66・が、互いに平行に対向して設けられ
ている。
【0021】さらに、後面部61には、図4,6に示すよ
うに、遊技盤20に設けられたダボ穴21に挿入される係合
突部としてのダボ部68が形成されている。このダボ部68
は、遊技盤20のダボ穴21に対応する位置に遊技盤20方向
に突出して、図6に示すように、ダボ穴21にダボ部68を
挿入した状態で、裏側の片枠部を遊技盤20に対する位置
を固定することができる。
【0022】また、後面部61の四つの角には、各々枠体
30を遊技盤20に固定させるためのネジ100を挿入するネ
ジ挿入部101が形成され、合計で4個のネジ挿入部101・
・・が形成されている。遊技盤20への固定は、ネジ挿入
部101・・・にネジ100を挿入して遊技盤20に対してネジ
止め固定することにより行われる。また、各側壁部62,6
4,66の先端には、図5〜7に示すように、表側の片枠部
70と係合する断面が凸形をなした凸条部110が連続して
形成されている。
【0023】これに対し、上記表側の片枠部70は、図3
〜7に示すように、遊技盤20と対向し、遊技間隔90の前
方を塞ぐ板状の前面部120と、この前面部120の外周縁か
ら裏側の片枠部60の各側壁部62,64,66方向に形成された
外周側壁部130とを備える。上記前面部120は、図1〜3
に示すように、上記後面部61と対向して位置し、遊技球
発射部40から発射された遊技球が遊技者側に飛び出さな
いように遊技盤20の正面を塞ぐように配置されている。
また、枠体30は、透明なプラスチックで形成されている
ことから、図1に示すように、前面部120を透して、遊
技部50内に配置された入賞装置等や遊技空間90を流下す
る遊技球を確認することができる。
【0024】また、前面部120には、図2〜7に示すよ
うに、上記裏側の後面部61に設けられた内周側壁部64と
対応するように、前面部130の内周側壁部131が設けら
れ、後面部61に設けられた導入側壁部66に対応して、前
面部130の導入側壁部132が設けられている。そして、遊
技球発射部40から発射された遊技球は、前面部130及び
後面部61の導入側壁部66,132に囲まれて形成された導入
路140を通過して、遊技部50内に到達する。
【0025】さらに、前面部130には、図1〜3に示す
ように、その正面の上部に、装飾のための遊技盤飾り13
3が一体に設けられている。この遊技盤飾り133は、前面
部130よりも正面方向に厚く盛り上げて形成したり、他
の部分と別の色彩を施すことにより形成されている。ま
た、この遊技盤飾り133は、例えば遊技機に華やかさを
醸し出すために用いられ、内部に照明装置(図示せず)
を設けることにより、特別の遊技状態において照明を断
続的に点滅させて遊技の興趣を盛り上げるようにするこ
ともできる。また、遊技機が故障の場合には、内部の照
明を点灯させることで、故障知らせるための警告表示と
して用いることもできる。
【0026】上記各側壁部130〜132の先端には、図5〜
7に示すように、裏側の片枠部60の各側壁部62,64,66の
先端に設けられた凸条部110と係合する断面が凹形をな
した凹条部150が連続して形成されている。そして、こ
の凹条部150と上記凸条部110とを係合させて、図3,4
に示すように、裏側の片枠部60と表裏の片枠部70とを組
み合わせることで、枠体30を構成することができる。
【0027】上記ガイドレール80は、それ自体湾曲可能
な薄板状の金属、例えばステンレス材が用いられ、図
2,5〜7に示すように、両内周側壁部64,131から連続
する両導入側壁部66,132の内周面に配置されている。ま
た、前面部120の内周側壁部131と、この内周側壁部131
に連続する導入側壁部132には、図5〜7に示すよう
に、片側溝160が形成されている。この片側溝160は、図
7に示すように、ガイドレール80の片側がはまり込む形
状をなし、導入側壁部132から内周側壁部131まで連続し
て形成されている。
【0028】また、内周側壁部131の片側溝160には、図
7に示すように、遊技盤20方向に突出した保持片161が
設けられ、この保持片161は、ガイドレール80の片側を
挟み込むことによって、ガイドレール80を、各側壁部13
1,312の内周に固定させている。また、ガイドレール
と、各側壁部131,132の内周面との間には、図7に示す
ように、衝撃を吸収するための弾性部材170が挿入され
ている。この弾性部材170は、発射された遊技球がガイ
ドレール80に衝突する際に生じる衝撃から、ガイドレー
ル80及び枠体30の各側壁部64,65,131,132を保護すると
ともに、衝突の際に生じる衝撃音を和らげる役割を有し
ている。
【0029】なお、弾性部材170は、衝撃を吸収するこ
とができる材料であればよく、例えばゴムや合成樹脂で
あってもよい。上記遊技球発射部40には、図1に示すよ
うに、遊技球を打ち出すハンマー41と、このハンマー41
に設けられ、ハンマー41を遊技球の打ち出し方向に引っ
張るスプリング42と、ハンマー41を遊技球の打ち出し方
向とは反対方向に引き絞る回転駆動装置43とが設けられ
ている。
【0030】また、遊技球発射部40には、遊技球の発射
方向に、図1に示すように、遊技球を発射させる発射レ
ール45が設けられ、この発射レール45の遊技球の発射方
向には、前記ガイドレール80の下端が配設されている。
また、発射レール45と、ガイドレール80との間には、遊
技部50まで到達しなかった遊技球を回収するためのファ
ール孔46が設けられている。したがって、遊技球発射部
40から発射された遊技球は、発射レール45を介してガイ
ドレール80まで届き、ガイドレール80に沿って導入路14
0を上昇して遊技部50まで到達し、上記したように遊技
部50を流下する。
【0031】なお、発射された遊技球の発射スピードが
低く、遊技球がガイドレール80を遊技部50まで上昇しき
れずに戻ってきた場合には、発射レール45と、ガイドレ
ール80との間のファール孔46に回収される。つぎに、上
記構成を備えた枠体30を、遊技盤20に取り付けるための
取付手順について説明する。
【0032】まず、遊技盤20の中央の遊技部50に、釘5
5、変動表示装置51、チューリップ入賞装置52などの各
種装置、風車54など配設する。つぎに、両片枠部60,70
を組み合わせた状態で、枠体30を構成させる。枠体30を
構成させるには、表側の片枠部70と裏側の片枠部60との
各々側壁部62,64,66,130〜132に設けられた、凹凸条部1
10,150を対応させることで、両片枠部を組み合わせるよ
うにして、枠体30を構成する。
【0033】つぎに、枠体30を構成した状態で、枠体30
の内周側壁部64,131にガイドレール80を装着する。ガイ
ドレール80を内周側壁部64,131に装着するには、内周側
壁部64の片側溝160に、ガイドレール80の片側を挟み込
むことで足りる。両片枠部60,70を組み合わせて枠体30
を構成し、ガイドレール80を内周側壁部64,131に装着し
た状態で、枠体30を遊技盤20に固定する。遊技盤20への
固定は、具体的には、遊技盤20に設けられたダボ穴21
に、枠体30のダボ部68を対応させるように位置させ、枠
体30のダボ部68を、対応する遊技盤20のダボ穴21に挿入
させることで、遊技盤20に対する枠体30の位置が決定さ
れる。
【0034】このように、枠体30が遊技盤20に固定され
ると、ガイドレール80は、枠体30の内周側壁部64,131に
装着されているから、正確な円弧を描いて遊技盤20に固
定される。したがって、製造上あるいは組立上の誤差に
よって、遊技盤20に固定されたガイドレール80が波を打
ったり、ガイドレール80の円弧が歪むことがないから、
安定的な球飛びが実現される。さらには、弾発された多
数の遊技球によって長期的にストレスを受けても、内周
側壁部64,131の取付半径が変化することがないため、ガ
イドレール80の取付半径にも変化が生じることがない。
また、遊技球は長期的にも安定した状態で遊技盤20内に
案内され、ホール内に設置した後に、ガイドレール80の
取付半径の補正のためのメインテナンスを必要としな
い。
【0035】なお、内周側壁部64,131には、遊技球発射
部40からの遊技球による衝撃緩和するために、ガイドレ
ール80が装着されているが、ガイドレールを80装着せず
に用いることもできる。また、遊技球による衝撃を緩和
するために、図1に示すように、遊技球発射部40に近接
している位置から遊技空間90に接する位置までの内周側
壁部64,131にのみガイドレール80を装着するようにして
もよい。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
〜3記載の弾球遊技機によれば、高いコストを必要とせ
ず、製造、組立上の誤差が少なくて個体差が生じること
がなく、かつ、発射された遊技球が、長期にわたって安
定的に遊技空間に案内される弾球遊技機を提供すること
ができる。
【0037】これに加え、請求項2記載の弾球遊技機に
よれば、ガイドレールを枠体に対して容易に固定するこ
とのできる弾球遊技機を提供することができる。さら
に、請求項3記載の弾球遊技機によれば、盤面飾りの取
付コストを削減することのできる弾球遊技機を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は弾球遊技機の正面図である。
【図2】枠体と遊技盤との分解斜視図である。
【図3】枠体の正面側斜視図である。
【図4】枠体の裏面側の斜視図である。
【図5】図3のA−A線断面図である。
【図6】図3のB−B線断面図である。
【図7】図5の一部拡大図である。
【図8】従来例の盤面とガイドレールとの関係を示した
斜視図である。
【図9】従来例の盤面とガイドレールとの関係を示した
断面図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機 20 遊技盤 30 枠体 31 ダボ穴 40 遊技球発射部 42 ハンマー 43 スプリング 44 回転駆動装置 45 発射レール 46 ファール孔 50 遊技部 51 変動表示装置 52 チューリップ入賞装置 53 ポケット入賞装置 54 風車 55 釘 56 回収口 60 片枠部(裏側) 61 後面部 62 外周側壁部 63 開口部 64 内周側壁部 65 導入溝 66 導入側壁部 68 ダボ部 70 片枠部(表側) 80 ガイドレール 90 遊技空間 100 ネジ 101 ネジ挿入部 110 凸条部 120 前面部 130 外周側壁部 131 内周側壁部 132 導入側壁部 133 遊技盤飾り 140 導入路 150 凹条部 160 片側溝 161 保持片 170 弾性部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤と、この遊技盤の表面に固定さ
    れ、遊技盤の前面を区割する枠体とを備え、 上記枠体には、遊技盤の前面の周囲を取り囲む側壁部
    と、 この側壁部に囲まれた遊技空間の前面を塞ぐ透過性を有
    する前面部と、 遊技盤と接する位置に形成された係合突起とを有し、上
    記遊技盤の表面には、前記係合突起に対応して枠体の取
    付位置を決定する係合凹部を形成したことを特徴とする
    弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 上記枠体は、遊技盤の表裏方向に二つに
    分離可能な一対の片枠部から形成され、 両片枠部の側壁部には、両片枠部を組み合わせた状態
    で、金属製のガイドレールがはまり込むガイド溝を形成
    する片側溝と、 両片側溝の少なくとも一方の縁に沿って形成され、ガイ
    ド溝内に金属製のガイドレールを保持する保持片とを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 上記枠体の前面部には、前面部と一体に
    形成した遊技盤飾りを設けたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の弾球遊技機。
JP5894995A 1995-03-17 1995-03-17 弾球遊技機 Withdrawn JPH08252369A (ja)

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