JPH08252257A - 結紮装置 - Google Patents
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- JPH08252257A JPH08252257A JP7339067A JP33906795A JPH08252257A JP H08252257 A JPH08252257 A JP H08252257A JP 7339067 A JP7339067 A JP 7339067A JP 33906795 A JP33906795 A JP 33906795A JP H08252257 A JPH08252257 A JP H08252257A
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Abstract
紮を行なうことができるとともに、簡単な操作で結紮糸
の結び目を強固に締め付けることができる結紮装置の提
供を目的としている。 【解決手段】本発明の結紮装置は、結紮糸12を把持可
能な把持部41を先端に有する把持体35と;把持体3
5をその先端から突没可能に挿通する貫通孔10と、結
紮糸12の一端を固定する糸固定手段13と、結紮糸1
2を保持可能な保持部6とを有し、貫通孔10に挿通さ
れた把持体35に対して進退可能な保持体2と;結紮糸
12に形成された少なくとも1つの結び目形成用ループ
Lを保持体2の外周または把持体35の外周に巻装状態
で保持させる巻装保持手段と;結紮糸12の他端を把持
する把持部41が保持体2内に引き込まれる動作に伴っ
て、保持体2または把持体35に対する結び目形成用ル
ープLの巻装状態を解放するループ解放手段と;把持体
35と保持体2との相対的な移動によって、解放された
前記結び目形成用ループLを締め込む締め込み手段と;
を備えている。
Description
て、結紮糸による縫合・結紮作業を行なう結紮装置に関
するものであり、特に、内視鏡の観察下において外科手
術を行なう際に使用される結紮装置に関する。
り体組織を縫いあわせたりするという作業が頻繁に行な
われるが、その中で特に、縛るという作業に多くの時間
が費やされる。
なわれるようになり、この際にも、やはり血管を結紮し
たり体組織を縫いあわせるという作業がなされるが、モ
ニターを見ながら動きの限定された体腔内で特殊な道具
を用いて糸の縫合・結紮を行なうことは非常に難しい。
そのため、簡単に糸縛りを行なう道具(結紮装置)や方
法が多数開発されている。
内結紮とがある。体外結紮は、所望の組織下に糸を通
し、その糸の両端を体外に引き出した状態で体外にて結
び目をつくり、その結び目をノットブッシャー等と呼ば
れる道具により体内に送るものである。また、体内結紮
は、体腔内に導入された2本の鉗子にて糸を縛るもので
ある。
ては、縫合時の結紮を行なうものとして特開平6−54
855号公報に開示されたものがある。また、体外での
結び目作りを簡略化するものもいくつか知られている。
さらに、血管等の管状組織等を結紮するもので、内視鏡
下手術にて体腔内に1つの孔(体壁に開けた孔)でアプ
ローチできるものとしては、米国特許第5336229
号、米国特許第5336231号、米国特許第5312
423号等がある。
おいては、組織下に糸を通す作業と、その糸の両端を体
外に引き出す作業と、結び目を体外で作り体内へ送り込
む作業とが必要であり、このような作業に使用される道
具の持ち換えや出し入れが多く、操作が面倒である。ま
た、糸を体外まで引き出すため、対象組織から体外まで
の長い距離にわたって糸を引かねばならず、組織が糸で
長く擦られる虞がある。体内結紮においては、2本の鉗
子にて行なう場合、特殊な環境下での作業となり、通常
の開腹手術のような操作は非常に難しく、技術や熟練を
必要とする。
略化しているものであるが、体外/体内を問わず、これ
らは大きく2種類の方法に大別される。すなわち、1つ
目の方法は、特開平6−54855号公報と米国特許第
5312423号とに示されている方法である。これ
は、一方向に糸の一端を引き、その糸上に結び目を形成
し、この結び目を糸上で滑らせて送り込み、組織を締め
込むものである。通常、開腹手術などで行なわれる方法
は、まず、最初の結節で組織を締め、次にその結節が緩
まないように結び目を締めるという方法である。しかし
ながら、特開平6−54855号公報と米国特許第53
12423号とに示されている方法は、こうした通常の
方法とは異なり、結び目は滑らせていくものであるた
め、結び目自体を固く締め付けることが難しい場合があ
る。また、1本の糸を中心とした結び目であるため、2
本の糸端の絡まりが少ない。2つ目の方法は、米国特許
第5336229号と米国特許第5336231号とに
示されている方法である。これは、原理的に前述したと
同じような作りの結び目である略投げ縄状のループ(ル
ープを形成する糸の一端を引くとループが締まる。)内
に、組織下に回したループ形成糸の一端を通し、この糸
を引いて組織を締めるとともに、糸の他端を引いてルー
プを締めることによりループ内を通った糸を締め付けて
結節を形成するものである。この方法は、開腹手術の手
順に近いが、しかし、投げ縄状のループが1つ目の方法
と同様の問題点を有しており、また、結節については、
これも、1本の糸を中心にしてループを締めるような形
となるため、2本の糸端の絡まりが少ない。
る。
4855号公報のものは、サポートの鉗子も含めて2本
の鉗子での操作が可能であり、結紮を体壁に開けた1つ
の孔を通じて行なうことができるようになっている。し
かし、これもやはり前述したように結び目を固く締める
ことが難しい場合がある。また、結節を形成する際には
鉗子操作の他に体外に出る糸を持ってプッシャーを押し
込む操作をするため、操作が複雑で煩わしい。また、結
紮カートリッジはプッシャーを組み込まなければなら
ず、製造上面倒である。
6229号、米国特許第5336231号、米国特許第
5312423号のものは、体壁に開けた1つの孔を通
じて結紮が可能であるが、結紮に関しては、前述したと
同様の問題がある。また、米国特許第5336231号
のものは構造上操作が複雑であり、米国特許第5336
229号および米国特許第5312423号のものは、
操作を簡略化するため構造が複雑になっている。
複数箇所において結紮を行なう場合には、結紮作業の度
毎に装置に糸を巻き付けたりしなければならないため、
作業が面倒であるとともに、手術時間の長期化を招く。
仮に、この面倒を回避するために、結紮装置を予め複数
準備しておくことも考えられるが、手術コストの増大に
繋がり、好ましくない。また、血管等の管状物の結紮に
おいては、通常、管状物を周囲組織から剥離した後に管
状物の下に糸を回して結紮を行なう。したがって、前記
従来の結紮装置は、糸を管状物の下側に回すためのアー
ム部材を備えており、このアーム部材を管状物の下側に
回すことで管状物の下側に糸を回すようにしている。し
かしながら、アーム部材を管状物の下側に回すために
は、管状物を周辺組織から剥離する剥離作業が必要であ
る。また、結紮する必要のない組織と結紮すべき組織と
を見分けるという意味においても、剥離操作は必要であ
る。この剥離作業は剥離鉗子によって行なわれ、剥離鉗
子による剥離後に器具の入れ換え作業が必要となる。し
たがって、操作が面倒である。特に、米国特許第533
6231号のものは、U字状のアームを管状物の下側の
癒着組織下に貫通させるが、後にこの管状物を切断する
等の操作を行なう必要がある場合には、管状物の回りを
比較的大きく剥離しておく必要がある。しかしながら、
前記U字状のアームでは十分な剥離が望めない。
の際に、結紮以外の他の処置(剥離処置等)ができず、
処置の汎用性が低いといった問題がある。また、こうし
た結紮以外の処置は、体壁に開けたその他の孔を通じて
体内に挿入された他の鉗子に頼らざるを得ない。
であり、その目的とするところは、他の処置具を要する
ことなくそれ自身で体内結紮を行なうことができるとと
もに、簡単な操作で結紮糸の結び目を強固に締め付ける
ことができる結紮装置を提供することにある。
に、本発明の結紮装置は、結紮糸を把持可能な把持部を
先端に有する把持体と;把持体をその先端から突没可能
に挿通する貫通孔と、結紮糸の一端を固定する糸固定手
段と、結紮糸を保持可能な保持部とを有し、貫通孔に挿
通された把持体に対して進退可能な保持体と;結紮糸に
形成された少なくとも1つの結び目形成用ループを保持
体の外周または把持体の外周に巻装状態で保持させる巻
装保持手段と;結紮糸の他端を把持する把持部が保持体
内に引き込まれる動作に伴って、保持体または把持体に
対する結び目形成用ループの巻装状態を解放するループ
解放手段と;把持体と保持体との相対的な移動によっ
て、解放された前記結び目形成用ループを締め込む締め
込み手段と;を備えている。
明の実施例について説明する。
を示している。図1中、1は結紮用カートリッジ1であ
り、この結紮用カートリッジ1は、カートリッジ本体2
と、カートリッジ本体2に嵌め込み固定されるループ保
持部材3とから成る。図1及び図2の(b)に示すよう
に、カートリッジ本体2は、後述する操作シース30
(図6参照)の先端にねじ込み固定される筒状の取付部
4と、筒状のループ押さえ部5と、ループ押さえ部5の
端縁部から略水平に延びる板状の糸係止部6とから成
り、内視鏡下手術に使用されるトラカール等に挿入可能
な外径に形成されている。取付部4とループ押さえ部5
のそれぞれの内孔は、内視鏡下手術に使用される鉗子等
を挿通できる貫通孔10を形成しており、貫通孔10の
内径は前記鉗子等の外径よりも僅かに大きく設定されて
いる。
が設けられている。この糸固定部13は、図2の(d)
に示すように、ループ押さえ部5の外周面下部からその
端面に抜ける糸挿通孔13aと、ループ押さえ部5の外
周面側に位置する糸挿通孔13aの端部開口に形成され
且つ糸挿通孔13aよりも大径な座ぐり孔としての糸固
定孔13bとから成る。糸挿通孔13aには外科手術用
の結紮糸(縫合糸)12が挿通されており、この結紮糸
12は、ループ押さえ部5の外周面から突出するその端
部に結び目29が形成されて糸固定孔13bに引掛かり
固定されている。このような結紮糸12は外科手術に使
用されるものであればどのようなものであっても良い。
ら延びる幅の細い部材であり、その長さがこれに組み合
わせて使用される鉗子の歯長(処置部の長さ)よりも長
く形成されている。また、糸係止部6の長さは、ループ
保持部材3よりも十分に長く、適度な弾性を有してい
る。糸係止部6の先端には結紮糸12を挿入できる切り
欠き16が設けられ、この切り欠き16内にはカッター
17が埋め込まれている。糸係止部6の先端付近には、
結紮糸12を係止可能な係止スリット19が糸係止部6
の長手方向に沿って設けられている。この係止スリット
19は、図2の(a)に示すように、中央に位置する挿
通スリット19aと、この挿通スリット19aと略垂直
に交差し且つ結紮糸12を挿通スリット19a内に導入
可能な導入スリット19dと、挿通スリット19aの両
端に位置する係止スリット19b,19cとから成る。
この場合、係止スリット19b,19cは結紮糸12を
挟んで保持できる幅になっており、挿通スリット19a
及び導入スリット19dは結紮糸12を楽に通過できる
幅になっている。
材3は、段付きの円柱形状に形成されており、糸巻装部
20と、カートリッジ本体2の貫通孔10に嵌合可能な
固定部22と、ループ隔離部21とから成る。固定部2
2と糸巻装部20とにはこれらにわたって連続した内孔
23が形成されている。この内孔23は、ループ保持部
材3と組み合わせて使用される鉗子の先端部が挿入でき
る大きさに形成してあり、ループ保持部材3の途中で終
端している。ループ隔離部21は、その外径が糸巻装部
20の外径よりも大きく、固定部22をカートリッジ本
体2の貫通孔10に嵌合してループ保持部材3をカート
リッジ本体2に組み合わせた際にその外周面が糸係止部
6の内側面と接するようになっている。したがって、ル
ープ保持部材3をカートリッジ本体2に組み合わせた
際、糸巻装部20の側に位置するループ隔離部21の端
面と、カートリッジ本体2のループ押さえ部5の端面
と、糸巻装部20の外周面と、糸係止部6の内側面とに
よって、ループ保持空間が形成される。ループ隔離部2
1の外周面には、一部に、結紮糸12の外径よりも大き
な幅の糸通過溝24が形成されている。この糸通過溝2
4は、ループ保持部材3をカートリッジ本体 2に組み
合わせた際に糸係止部6の内側面の側に配置される。
体2の糸固定部13に固定された結紮糸12は、ループ
押さえ部5の端面から延びる部分が糸巻装部20に巻き
付けられる。これによって、糸巻装部 20上に結紮糸
12のループ部Lが形成される。ループ保持部材3をカ
ートリッジ本体2に組み合わせた状態において、結紮糸
12のループ部Lは、そのループ状態を保ったまま、前
記ループ保持空間内に保持される。ループ部Lを形成す
る結紮糸12の端部は、ループ隔離部21の糸通過溝2
4を介してループ保持空間の外部に延出され、カートリ
ッジ本体2の先端付近に設けられた係止スリット19の
挿通スリット19aに下側から通された後、一旦、後側
の係止スリット19cに固定され、そこから延びる部分
が今度は上から挿通スリット19aに通されて前側の係
止スリット19bに固定される。したがって、結紮糸1
2の先端部12aは、糸係止部6に対して下向きに保持
され、カートリッジ本体2の内側に向いている。なお、
この場合、糸係止部6の内側に向かって延びる結紮糸1
2の長さは、カートリッジ本体2の貫通孔10に挿通さ
れる鉗子(後述する)の先端と糸係止部6との間の距離
よりも長くなっている。
本的に結び目になるようなものであれば構わないが、本
実施例では、図3のようにループ部Lが形成されてい
る。図3のループ部Lの形成の仕方について図4を参照
しながら説明すると、まず、図4の(a)に示すよう
に、糸巻装部20に結紮糸12を1回巻き付け、第1の
ループL1 を形成する。続いて、図4の(b)に示すよ
うに、点線で示した対称軸Aに関して第1のループL1
と対称になるように糸巻装部20に結紮糸12を巻き付
け、第2のループL2 を形成する。さらに、図4の
(c)に示すように、点線で示した対称軸Bに関して第
2のループL2 と対称になるように糸巻装部20に結紮
糸12を巻き付け、第3のループL3 を形成する。した
がって、第1のループL1 と第3のループL3 は互いに
その巻き方向が同一となり、第2のループL2 はループ
L1 ,L3 と巻き方向が逆になる。これにより、図3に
示す3重結紮の結び目形成用ループ部Lが形成される。
このようなループ部Lでは、図5の(a)に矢印で示す
ように、結紮糸12の一端部12aをこの3つのループ
L1〜L3 内に通して締めると、一端部12aとループ
部Lの各ループL1 〜L3 との絡まり方の関係は、図5
の(b)に示す男結びの3重結紮と同様になる。つま
り、第1のループL1 、第2のループL2 、第3のルー
プL3 のそれぞれが、図5の(b)に示す3重結紮の1
重結紮部o、2重結紮部p、3重結紮部qのそれぞれに
対応する。この3重結紮は、1重目、2重目、3重目の
結びの向きがそれぞれ互い違いになる強固な絡みを形成
する。
操作シース30は、略筒状に形成されており、その外径
がトラカール等に挿通可能な寸法に設定されている。操
作シース30の内孔には図7に示す内視鏡下手術用鉗子
35等を進退自在に挿通することができるようになって
いる。操作シース30の先端部の内孔面には、カートリ
ッジ本体2の取付部4の雄ネジがねじ込まれる雌ネジ3
1が切ってある。操作シース30の基端部には操作シー
ス30を操作する際に把持する把持部32が設けられて
いる。操作シース30の基端には、操作シース30の内
孔に挿通された鉗子35と操作シース30との間の気密
を保つゴム栓33が設けられている。操作シース30内
に鉗子35を挿通した状態が図8に示されている。図示
のように、操作シース30は、その先端開口から鉗子3
5の先端部を突出させることができるような長さに形成
されている。また、本実施例では、カートリッジ1をシ
ース30の先端に装着し、これに鉗子35を挿通した場
合、鉗子35のループ押さえ部5からの最大突出長は、
結紮糸12の長さより大きくなるようにシース長が形成
されている。
用いて生体組織を結紮する場合について説明する。
ース30及び鉗子とともに使用されて結紮装置を構成す
る。鉗子は状況によって様々なものが使用されるが、本
実施例では、図7に示すようなケリー鉗子35を用いた
場合について説明する。このケリー鉗子35は、図10
に拡大して示すように、湾曲して形成され且つ内面に歯
42が形成された開閉自在な一対の鉗子部41,41を
先端部に配置して成るものであり、通常、血管等の管状
物を剥離する際に使用されることが多い。このようなケ
リー鉗子35を用いて生体組織を結紮する場合には、ま
ず、ケリー鉗子35を操作シース30内に基端側から挿
入して図8の状態にする。次に、図9の(a)に示すよ
うに、カートリッジ本体2とループ保持部材3とが組み
合わされた結紮用カートリッジ1の内孔にケリー鉗子3
5の先端部を挿入する。すなわち、ケリー鉗子35の先
端部を、カートリッジ本体2の貫通孔10を通じて、貫
通孔10内に嵌め込まれたループ保持部材3の内孔23
に挿入していく。さらに、ケリー鉗子35の先端部をル
ープ保持部材3の内孔23に挿入していくと、ケリー鉗
子35の先端がループ保持部材3の糸巻装部20に位置
する内孔23の終端に到達する。この状態から更にケリ
ー鉗子35を押し進めると、図9の(b)に示すよう
に、ループ保持部材3がカートリッジ本体2から外れ、
ループ保持部材3に巻き付けられていた結紮糸12のル
ープ部Lが、そのループ状態を崩さずにループ保持部材
3から外れ、代わって挿入されてきたケリー鉗子35に
巻き付くように配置される。その後、ループ保持部材3
をケリー鉗子35から取り外し、カートリッジ本体2を
ケリー鉗子35の外周上で回転させて、取付部4を操作
シース30の先端の雌ネジ31にねじ込み固定する。こ
の状態で、カートリッジ本体2が取り付けられた操作シ
ース30とケリー鉗子35とをトラカール等を介して体
腔内に挿入する。
まず、図10に示すように、ケリー鉗子35によって目
標の管状物37を周囲組織から剥離する。この操作は、
管状物37の下にケリー鉗子35の先端を押し当てた状
態で鉗子部41,41を開き、これによって、管状物3
7を周囲組織から鈍的に引き離すもので、外科手術では
普通に行なわれる操作である。管状物37下で剥離を進
め、剥離が終了したら、図11に示すように、鉗子部4
1,41を開いたままの状態で、操作シース30を押し
出し、カートリッジ本体2の糸係止部6の先端を管状物
37の前方に位置させる。この時、図12に示すよう
に、係止スリット19により下向きに保持された結紮糸
12の端部12aは、管状物37の上を折れ曲がって通
過し(図12の(b)参照)、管状物37を越えた時点
でケリー鉗子35の鉗子部41,41間でそれ自身の弾
性により下向きに直る(図12の(c)参照)。この
時、結紮糸12の端部12aは、これをケリー鉗子35
の鉗子部41,41で把持できるに十分な長さを有して
いる。
て結紮糸12の端部12aを把持した図13の(a)に
示す状態から、図13の(b)に示すように、操作シー
ス30をケリー鉗子35に対して後方へ引くように動か
すと、結紮糸12の端部12aが係止スリット19から
外れる。次に、結紮糸12の端部12aを鉗子部41,
41で把持したまま、鉗子部41,41を管状物35の
下側に通し、結紮糸12の端部12aを管状物37の下
側に回す(図14参照)。この時、管状物37が太かっ
たり或いは結紮糸12が短かすぎるなどして結紮糸12
の長さに余裕がない場合には、結紮糸12の長さに余裕
ができるまで操作シース30を前方に送って結紮糸12
を管状物37の下側に回す。この場合、糸係止部6が前
に出過ぎて管状物37がケリー鉗子35の鉗子部41,
41と糸係止部6との間に入った状態になっても、糸係
止部6には適度な弾性があるため、図19の(a)に示
すように、管状物37に押し当たった糸係止部6が変形
し、結紮糸12を管状物37の下側に回すことができ
る。図19の(b)は、太い管状物37の下側に結紮糸
12を回す際に糸係止部6が弾性変形する状態を示して
いる。
回したら、今度は、図15に示すように、結紮糸12の
端部12aを把持した鉗子部41,41を操作シース3
0内に引き込む。この時、ケリー鉗子35の鉗子部4
1,41に把持された結紮糸12の端部12aがループ
部Lの中を通過するとともに、ケリー鉗子35上に巻装
されていたループ部Lがカートリッジ本体2のループ押
さえ部5の端面に突き当たってケリー鉗子35から外れ
る。この状態から更に鉗子部41,41を操作シース3
0内に引き込むと、図16の(a)に示すように、ルー
プ部Lの結び目が締まり始める。鉗子部41,41を操
作シース30内に引き込むこの段階では、まず、ループ
部Lを構成する3つの結び目のうち最も前方に位置する
ループL1が締まる。これにより、管状物37が適度な
締め付け量で結紮される。この時、管状物37にテンシ
ョンがかかり過ぎるような場合には、図16の(b)及
び(c)に示すように、ループ押さえ部5の端面を管状
物37に押し当てて管状物37を固定した状態で、鉗子
部41,41を操作シース30内に引き込む。
付けたら、今度は、図17に示すように、ケリー鉗子3
5を操作シース30に対して前方に押し出しながら操作
シース30(カートリッジ本体2)を後退させる。これ
により、鉗子部41,41によって把持された結紮糸1
2の自由端12aとカートリッジ本体2の糸固定部13
に固定された固定端とが互いに反対方向に移動し、締ま
りきっていなかったループ部Lの残りの結び目が締めつ
けられる。
において図18に示すような結紮を行なうことも可能で
ある。図18の(a)は図16の(a)の結紮状態に対
応している。この状態では、結紮糸12の自由端12a
を引張ることによって結び目を締めているため、第1の
ループL1 が結紮糸12の自由端12aを中心に強く締
まり、その作用によって第2のループL2 もある程度締
まっている。図18の(b)は図17の結紮状態に対応
している。このように、結紮糸12のケリー鉗子35を
前方へ押し出して結紮糸12の自由端12aを手前側に
引張ると、第3のループL3 が回転して糸が絡まり合う
(図18の(c)参照)。この状態から更に締め込む
と、第2のループL2 と第3のループL3 の結び目が縛
られる(図18の(d)参照)。この結び目は、結節中
の糸の絡まりが1本の糸を中心としたものではなく、糸
が互いに絡まり合った状態になっており、1本の糸を中
心としたものよりも結節強度が強い。
の先端に設けられたカッター17によって結び目の両側
の糸を切り、その後、操作シース30及びケリー鉗子3
5をトラカールを通じて体内から抜き出す。なお、切り
取られた糸屑の一方は鉗子部41,41に保持されてお
り、糸屑の他方は糸固定部に固定されているため、操作
シース30及びケリー鉗子35を体内から抜き出すこと
により、糸屑を回収することができる。また、再度、結
紮作業を行なう場合は、使用済みのカートリッジ本体2
を操作シース30から取り除き、新しいカートリッジ1
を鉗子35及び操作シース30に取り付ければ良い。
は、鉗子35を備えているため、他の処置具を要するこ
となくそれ自身で体内結紮を行なうことができるととも
に、簡単な操作で結紮糸の結び目を強固に締め付けるこ
とができる。本実施例のこのような効果をさらに具体的
に説明すると、まず、本実施例の結紮装置は、その結紮
用カートリッジ1のカートリッジ本体2に結紮糸12の
両端を保持させることができるため、装置をトラカール
等に挿入する際に結紮糸12が所定位置からずれたり、
ループ部Lが鉗子35から外れたり、結紮糸12が他の
部材に引掛かったりすることがない。また、本実施例の
結紮用カートリッジ1は、ループ保持部材3によってル
ープ部Lを崩すことなく鉗子35の外周に配置させるこ
とができる。
用いれば、血管等の管状物37の剥離作業、管状物37
の下側に結紮糸12を回す作業、結紮作業、糸切り作
業、糸の切り屑回収作業といったこれら全ての作業を1
本の鉗子35によって行なうことができる。したがっ
て、体壁に鉗子35を挿通するため穴以外に余計な穴を
開ける必要がないため低侵襲である。また、結紮作業及
び結紮糸12の受け渡し作業を、鉗子35に対して操作
シース30を進退させるだけで行なうことができるた
め、作業性が格段に良好である。また、カートリッジ式
で結紮糸12を鉗子35に装着できるため、次の結紮作
業に素早く移行できる。
用いた結紮方法では、結び目から延びる結紮糸12の各
端部を互いに逆方向に引いて結び目を締め込めるため、
結び目をきつく締めることが可能である。また、結び目
を2段階に分け、まず結び目を滑らせることによって組
織を結紮し、その後、その結び目を結紮することができ
るため、十分な締付力が得られる。
体2を透明な材料によって形成すれば、図13の
(a),(b)に示すようにケリー鉗子35で結紮糸1
2をつかむ際にも、見易くつかみ易いとともに、図16
の(c)に示すように結紮糸12を締め込む際に結紮装
置とその結紮作業を観察する内視鏡との位置関係が悪く
結紮作業を観察しにくい状況であっても、管状物37の
締め込み具合が透けて見えるため、管状物37を締め込
む様子を容易に確認できる。
して既に説明した米国特許第5312423号と対比す
ることによりさらに明確になる。まず、米国特許第53
12423号と本実施例との差異を明確にするために、
米国特許第5312423号の結紮装置の構成および作
用について簡単に説明する。
は、長い管状の本体と、この本体内に配され本体結紮糸
の結び目形成用ループを保持する管状のループ保持部
と、ループ保持部の内部に進退自在に設けられ結紮糸を
引掛けてこれをループ保持部内に引き込む糸引き込み部
材とからなる。本体の先端には弾性を有するアームが設
けられている。このアームは、血管などの組織をそこに
捕獲するための捕獲空間を形成しており、糸引き込み部
材の軸方向延長線上まで延びる糸係止部を有している。
結紮糸は、その中央部がループ保持部材に巻かれ、一端
が本体の一部に係止されるとともに体組織下に回される
他端がアームに巻かれてアーム先端の糸係止部に係止さ
れている。糸係止部に係止される結紮糸の他端にはタグ
が設けられており、このタグは、糸引き込み部材をルー
プ保持部内に引き込む時に糸引き込み部材に引掛かるよ
うになっている。糸引き込み部材は、ループ保持部内に
所定量引き込まれた段階でループ保持部と係合してルー
プ保持部とともに本体内に引き込まれる。この時、ルー
プ保持部と本体とを部分的に接続する接続部が破壊され
る。
用いて剥離された例えば血管を結紮するためには、ま
ず、血管下にアームを配し、アームによって形成される
捕獲空間内に血管を捕獲する。次いで、糸引き込み部材
を血管上で本体の前方に押し出してアームの係止部まで
進め、再度糸引き込み部材を引き戻すと、係止部に係止
された結紮糸のタグが引き込み部材の先端に引掛って糸
係止部から結紮糸が外れる。この状態で糸引き込み部材
を本体内に引き込んでループ保持部と係合させると、ル
ープ保持部と本体との接続が破壊されるとともに、ルー
プ保持部が糸引き込み部材とともに本体内に引き込まれ
る。この動作によって、ループ保持部に保持された結紮
糸のループは、本体の先端面に突き当たってループ保持
部から脱落するとともに、既に糸引き込み部材によって
ループ保持部内に引き込まれた結紮糸上に解放される。
つまり、ループはその内側に結紮糸の他端が通った状態
で本体の前方に解放される。この状態からさらに引き込
み部材とループ保持部とを本体内に引き込むと、結紮糸
は、アームに巻かれた状態で、そのループが閉じて結び
目が締まる。この状態でさらに引き込み部材を本体内に
引き込むと、アームがその弾性によって湾曲してアーム
に巻かれていた結紮糸がアームから外れる。さらにこの
状態から引き込み部材を本体内に引き込むと、先に形成
された結び目が本体の先端面の溝に引掛かって結紮糸上
を滑り、これによって体組織が締め付けられる。
の欠点を以下に列挙する。
装置は一方向だけに結紮糸を引いて結紮を行なうため、
組織に対して一方向にテンションがかかる虞がある。
は、まず適当な締め具合に組織を締め、次に、結び目を
強くする結紮を重ねる。これに対し、米国特許第531
2423号の結紮手順は、まず結び目を締め、次にその
結び目を滑らせて体組織を結紮するものであり、通常の
外科手術における操作と逆である。したがって、結び目
を十分に締められない場合があり、結び目を最後に硬く
締め付けることができない。
装置によって複数箇所の結紮を行なう場合には、事前に
装置を複数用意する必要があり不便である。
辺組織から剥離しなければならない場合があるが、米国
特許第5312423号の結紮装置ではそれを行なうこ
とができない。したがって、別の鉗子で剥離操作を行な
う必要があり、この鉗子と結紮装置との入れ換えを行わ
なければならないため、非常に面倒である。
アームが、糸引き込み部材の長手軸方向に位置するた
め、糸引き込み部材の前進動作を妨げる虞がある。
の特徴を有していることから上記に列挙した欠点を有さ
ない。以下、本実施例の結紮装置の特徴を米国特許第5
312423号と対比しながら列挙する。
カートリッジ1に対して突出させることにより結び目を
中心としてその両側に反対方向の力を作用させて結び目
をきつく締め付けるようにしているため、結紮対象組織
に対して一方向のみにテンションがかからない。したが
って、組織に無理な力をかける虞がない。これに対し、
米国特許第5312423号の結紮装置は、結紮糸を一
方向に引いて組織を結紮する手法を採用するため、組織
に対して一方向のみにテンションがかかり、また、特定
の形状を有する糸引き込み部材と、結紮糸の端部に設け
られたタグと、弾性を有するアームとを必須の構成要件
としなければならなくなる。
手術における結紮手順とほぼ同じであり、結び目を最後
に硬く締め付けることができる。
ジ式であり、カートリッジ1さえ取り代えれば容易に次
の結紮作業にとりかかることができ、装置それ1つで複
数箇所の結紮を行なうことができる。
することができ且つ結紮糸を把持することができる鉗子
35を備えているため、装置それ1つで結紮に必要な全
ての作業を行なうことができる。したがって、手術中に
鉗子の入れ換えを行なわないで済む。
結紮糸を受け渡す糸係止部6が鉗子35と平行に延びて
いるため、鉗子35をカートリッジ1に対して突出させ
る際に糸係止部6がその突出動作を妨げることはない。
に結紮糸のループ部Lを配置し、このループ部Lを鉗子
35の後退動作によってカートリッジ1の端面に突き当
てて解放するため、結紮作業を行なうための要素が鉗子
35とカートリッジ1の2つのみで済み、構造が非常に
簡単となる。また、米国特許第5312423号のよう
に、鉗子35とカートリッジとの機械的な接続による連
動を必要としないため、一般的な鉗子類の使用が可能に
なり、処置の汎用性が高くなる。また、鉗子35によっ
て結紮糸を把持するため、米国特許第5312423号
のように結紮糸の自由端にタグを設けないで済む。
例を示すものである。図20及び図21に示すように、
本実施例のカートリッジ本体2aは、そのループ押さえ
部5の端面の下部に溝45が設けられ、また、ループ押
さえ部5の側方外周面の角が斜めに切り落とされて形成
された切り欠き部46を有しているものであり、その他
の構成は第1の実施例と同一である。
操作シース30に取り付けて、結紮糸12の端部12a
をケリー鉗子35によって操作シース30内に引き込ん
で管状物37を締める際には、結紮糸12を溝45に引
掛けて操作シース30内に引き込むようにする(図22
参照)。これにより、結紮糸12のループ部Lが溝45
の縁部に引掛かって締め込まれる。したがって、細い血
管などを結紮する際にも、血管を操作シース30内に引
き込んだり、組織にテンションをかけたりしないため、
組織を引きちぎったりすることがない。
は、ループ押さえ部5の側面の角が切り落とされた切り
欠き部46を有しているため、結紮糸12の端部12a
を操作シース30内に引き込んで管状物37を結紮する
際、その様子が見易い。
例を示すものである。図23に示すように、結紮用カー
トリッジの一方を構成するカートリッジ本体2bは、糸
係止部56と、糸固定部57と、カートリッジ固定部5
0とから成る。糸固定部57とカートリッジ固定部50
は、略筒状に形成されており、その内孔60に鉗子を挿
入することができるようになっている。特に、糸固定部
57の先端側の内孔部位60bは、ここに挿入される鉗
子の外径よりも大きな径に形成されており、糸固定部5
7の内壁と鉗子との間に結紮糸12が入っても鉗子を問
題なく出し入れすることができる大きさに形成されてい
る。なお、内孔60の基端側部位を図中60aで示して
ある。
前端面から長手方向に大きく切り欠いて形成された開口
部53が設けられている。この開口部53は、図23に
示すように、糸固定部57の内孔を側方から外部に露出
させている。また、開口部53の終端部に位置する糸固
定部 57の壁内にはカッター54が組み込まれてい
る。
溝55が設けられている。また、締め込み用溝55のす
ぐ後方には糸固定孔59が設けられている。この糸固定
孔59には、後端に結び目29が形成された結紮糸12
が外側から内孔60(先端側の内孔部位60b)に向け
て通されてあり、結紮糸12は結び目29によりこの糸
固定孔59に固定される。
のピン51,51が突設されており、これらのピン5
1,51は操作シース30の先端部外周面に設けられた
2つのカム溝52,52にそれぞれ対応して係合できる
ようになっている。ピン51が係合するカム溝52は、
操作シース30の先端面で開口し且つ操作シース30の
長手方向に延びるピン導入溝52aと、このピン導入溝
52aの終端部に通じ且つ操作シース30の周方向に沿
って延びる係止溝52bとから成る。したがって、ピン
51,51をピン導入溝52a,52aを通じてカム溝
52内に導入し、ピン導入溝52a,52aの終端部で
カートリッジ本体2bを回転させることによってピン5
1,51を係止溝52b,52bに嵌め入れて係止させ
れば、カートリッジ本体2bを操作シース30の先端部
に取り付けることができる。なお、ピン51,51を係
止溝52bに嵌め入れてカートリッジ本体2bを操作シ
ース30の先端部に取り付けた状態では、図24に示す
ように、カートリッジ固定部50の基端面が操作シース
30の内孔に嵌着されたゴムパッキン56に当接されて
このゴムパッキン56により前方に向けて付勢される。
したがって、ピン51が係止溝52bの溝壁に押し付け
られるため、操作シース30に対してカートリッジ本体
2bを回転させない限り、ピン51が係止溝52bから
簡単に外れてしまうことがない。
端面の上部から前方に突き出して延びる非常に細い棒状
体であり、その先端には、結紮糸12を係止し得る糸係
止溝61が設けられている。
るループ保持部材3aは、第1の実施例のものとその構
成が略同一であり、糸巻装部20と、カートリッジ本体
2bの内孔60(基端側の内孔部位60a)に嵌合可能
な固定部22と、ループ隔離部21とから成る。ただ、
第1の実施例と異なる点は、糸巻装部20の長さが第1
の実施例のものよりも長い点である。すなわち、糸巻装
部20は、ループ保持部材3aをカートリッジ本体2b
に取り付けた状態で、カートリッジ本体2bの糸係止部
56の先端付近まで延びている。
糸固定孔59からカートリッジ本体2bの外部に延び出
た結紮糸12は、ループ保持部材3a上で巻かれてルー
プ部Lを形成し、その後、糸係止部56の外周に螺旋状
に巻かれ、糸係止部56の先端部の糸係止溝61に上側
から通されて、その端部が下向きに保持されている。以
上説明した本実施例の結紮用カートリッジを操作シース
30に取り付けて行なう縫合作業の手順は、基本的に
は、第1の実施例と同様である。すなわち、第1の実施
例と同様の手順により結紮糸12をケリー鉗子35の鉗
子部41,41によって把持する(図25参照)。次
に、この状態からケリー鉗子35に対して操作シース3
0を後方に引いて、結紮糸12の端部12aを糸係止溝
61から外す。この状態から更に操作シース30をケリ
ー鉗子35に対して後方に引くと、糸係止部56に巻き
付けられていた結紮糸12が全て前方に引き出される
(図26参照)。
2aを通過させるために,ケリー鉗子35を図27に示
すように操作シース30内に引き込むが、この時、結紮
糸12のもう一方の端部は糸固定孔59に固定されてい
るため、ループ部Lが鉗子35の外周から外れる。ま
た、この際、糸固定部57の内壁とケリー鉗子35との
間には一定の空間が形成されている(これは、内孔60
の大径な先端側部位60bによって実現される。)た
め、ループ部Lがケリー鉗子35に引きずられる際に結
紮糸12が鉗子35と糸固定部57の内壁との間に挟ま
れて引きちぎられたり、挟まれた結紮糸12によってケ
リー鉗子35の進退動作が妨げられたりするといった事
態を防止することができる。
によって操作シース30内に更に引き込んで管状物37
を締める際には、結紮糸12を糸固定部57の下面に設
けられた糸締め込み用溝55に引掛けて操作シース30
内に引き込むようにする(図28参照)。これにより、
結紮糸12のループ部Lが糸締め込み用溝55の外縁部
に引掛かって締め込まれる。したがって、細い血管など
を結紮する際にも、血管を操作シース30内に引き込ん
だり、組織にテンションをかけたりしないため、組織を
引きちぎったりすることがない。そして、結紮作業が終
了したら、カッター54によって余分な結紮糸12を切
除する。なお、カッター54は糸固定部57の側面に埋
め込まれているため、普段は組織を傷つけることがな
い。
うにして使用され前述したような作用効果を奏するが、
以下、本実施例によって得られるその他の作用効果を列
挙する。
あるため、図29に示すように、管状物37を周辺組織
から剥離する状況や、結紮糸12の端部をケリー鉗子3
5によって把持する状況等を内視鏡等により上方から確
実に観察することができる。 (2)糸係止溝61が糸係止部56の先端に設けられて
いるため、結紮糸12の端部12aは糸係止部56の最
先端に保持される。したがって、鉗子部41,41によ
って把持すべき結紮糸12の端部12aが見易くなる。
けることによって余分な長さの結紮糸12を予め確保し
ておくことができる。したがって、比較的太い管状物を
結紮する場合であっても、組織にテンションをかけるこ
となく管状物37の下側に結紮糸12を回すことができ
る(図25及び26参照)。また、余分な結紮糸12を
糸係止部56に巻き付けておくことができるため、結紮
糸12を弛ませることなく体腔内に導入することができ
る。したがって、体腔内操作中に結紮糸12が他の部位
に引掛かって操作が邪魔されるといったことがない。
形成されているため、結紮糸12による組織の結紮状態
を容易に観察することができる。
例を示すものである。図30に示すように、本実施例の
結紮用カートリッジ70は、糸係止部材71とループ保
持部材72とから成る。ループ保持部材72は、糸巻装
部76とループ隔離部75とから成る。
る。この内孔77は、ループ保持部材72と組み合わせ
て使用される鉗子の先端部が挿入できる程度の大きさに
形成してある。
の外径よりも大きな外径に形成されている。したがっ
て、後述するように糸係止部材71をループ隔離部75
に取り付けると、ループ隔離部75の端面と、糸係止部
材71の表面と、糸巻装部76の外周面とによって、ル
ープ保持空間が形成される。
71を挿通して嵌合できる嵌合孔74が設けられてい
る。この嵌合孔74は、糸係止部材71の断面形状と略
同一の形状を有し、ループ隔離部 75の両端面で開口
する貫通孔として形成されている。また、図32にも示
すように、嵌合孔74の上側には、糸係止部材71の上
方向への抜けを防止する一対の係止部89,89が形成
されている。これらの係止部89,89は、例えば、嵌
合孔74に通じる幅狭なスリットSをループ隔離部75
の外周面に設けることによって形成される。
非常に細い棒状部材として形成されている。糸係止部材
71の先端には結紮糸12を係止させる糸係止溝73が
設けられている。この糸係止溝73は、糸係止部材71
の先端から糸係止部材71の長手方向に沿って延びるス
リットとして形成されている。糸係止部材71の基端側
の側面には刃78が形成されている。刃78の先端側に
は結紮糸12の端部を固定するための糸固定孔80が設
けられている。
延びる一対の脚部79a,79bから成る取り付け部7
9として形成されている。すなわち、脚部79a,79
bの端部には脚部79a,79bの側方に突出するラッ
チ固定部82,82が形成されており、このラッチ固定
部82,82を操作シース30の固定孔85の奥端部に
形成された大径な係合孔部92に係合させることによっ
て糸係止部材71を操作シース30に取り付けることが
できるものである。
30に示すように、糸係止部材71をループ保持部材7
2の嵌合孔74に挿通した状態で使用される。結紮糸1
2は、その一端部が糸係止部材71の糸固定孔80に通
されて縛り固定された後、ループ保持部材72の糸巻装
部76に巻き付けられる。これによってルーブ部Lが形
成される。その後、残りの結紮糸12は、糸係止部材7
1の先端の糸係止溝73に上側から通されて、その端部
12aが下向きに保持される。
を操作シース30内に基端側から挿通しておき、この鉗
子35の先端を図30の状態を成す結紮用カートリッジ
70のループ保持部材72の内孔77へと挿入する。さ
らに、鉗子35を内孔77に押し込んでいき、糸係止部
材71を手で押えた状態で、ループ保持部材72を糸係
止部材71に対して押し出してループ保持部材72を糸
係止部材71から外すと、結紮糸12の両端は糸係止部
材71に固定されているため、結紮糸12のループ部L
がループ保持部材72から外れて、鉗子35の外周に配
置される(図32参照)。
79a,79bを互いに接近するように弾性変形させた
状態で操作シース30の糸固定孔80に押し込み、脚部
79a,79bのラッチ固定部82,82を固定孔85
の奥端部に形成された大径な係合孔部92に係合させ
て、係止部材71を操作シース30に取り付ける。な
お、それ以降は、第1の実施例と同様な手順によって対
象部位を結紮する。
ートリッジ70は、第1の実施例と同様の作用効果を奏
するとともに、糸係止部材71の側面に刃78が設けら
れているため、操作シース30を回転操作させれば、刃
78によって結紮糸12を簡単に切断することができ
る。
トリッジ70の固定は、糸係止部材71のラッチ固定部
82,82と操作シース30の係合孔部92との係合に
よって成されるため、操作シース30に対するカートリ
ッジ70の装着が簡単に行なえる。
れているため、結紮糸12の端部12aを鉗子35で把
持する際の視認性が良好となる。
0は、断面がU字状で、側面において外側に開放するよ
うなものであっても良い(図示せず)。
例を示すものである。本実施例の結紮用カートリッジ1
00は、カートリッジ本体2cとループ保持部材3とか
ら成る。なお、ループ保持部材3は第1の実施例と同一
のものであるため、その説明を省略する。
ジ本体2cは、糸固定部110と取付け部112とから
成る。図33の(a)及び(b)に示すように、糸固定
部110の一端側の外周縁部には結紮糸12を係止する
ための糸係止溝104が設けられている。また、糸固定
部110の他端側の外周面部位には糸掛け溝106が設
けられており、糸係止溝104と対向する糸掛け溝10
6の部位にはカッター105が設けられている。
する操作シース140の端部内周面に形成された雌ネジ
と螺合し得る雄ネジ112aが形成されている。また、
カートリッジ本体2cは、ループ保持部材3の固定部2
2が嵌合可能(図33の(b)参照)で且つ鉗子等を挿
通可能な貫通孔118と、第1の実施例と同様にして形
成された糸固定部13とを有している。
ループ保持部材3の固定部22をカートリッジ本体2c
の貫通孔118に嵌合させることによってカートリッジ
本体2cとループ保持部材3とを組み合わせた図33の
(a)の状態で使用される。結紮糸12は、その一端部
がカートリッジ本体2cの糸固定部13に固定されてい
る。また、結紮糸12の他端部側は、ループ保持部材3
の糸巻装部20に巻き付けられてループ部Lを形成した
後、カートリッジ本体2cの糸係止溝104に固定され
ている。なお、糸係止溝104から延びる結紮糸12の
自由端には縫合針103が設けられている。この縫合針
103は、後述する操作シース140内を通過できる形
状及び寸法に形成されている。
と、この操作シース140内に挿通された鉗子142と
が示されている。操作シース140の基端部には操作ハ
ンドル130が延設されている。操作ハンドル130
は、操作シース140と組み合わせて使用される鉗子1
42のハンドル131を握る指を外して操作できる範囲
に配置されている。すなわち、操作ハンドル130は、
図36に示すようにして鉗子142を手で握った状態で
鉗子142のハンドル131から親指160を外した際
に、その親指160を操作シース140のハンドル13
0に掛け渡すことができるような位置に配置されている
ものである。
用される鉗子142は、持針器であり、ハンドル131
にラチェット132を有する構造のものが望ましい。
40に装着する手順は第1の実施例と同じである。つま
り、操作シース140を鉗子142に装着し(図34の
状態)、この状態で操作シース140の端部にカートリ
ッジ100を取り付け、体腔内に挿入する。
子142によって保持し、創傷部位などの体組織150
に縫合針103を通した後、縫合針103側の糸端12
aを鉗子142で掴み(図35の状態)、ラチェット1
32をかける。
親指160を外し、この親指160を操作シース140
のハンドル130に掛ける。以下、この親指160の操
作によって、操作シース140の前後動操作を行なう
(図36の状態)。
して後方に引くように操作して、結紮糸12を糸係止溝
104から外す。そして、糸端12aを保持した鉗子1
42を操作シース140内に引き込んでループ部Lを鉗
子142から外し、ループ部L内に縫合針103側の糸
端12aを通過させる(図37の状態)。
って作業を行なう。すなわち、まず、操作シース140
に対して鉗子142を手元側に引くことによって縫合針
103側の糸端12aを手元側に引いて、組織150を
適度に締め付ける(図37の状態)。その後、操作シー
ス140を手元側に引き戻すとともに鉗子142を手前
に押し出して、操作シース140の先端と鉗子142の
先端とを相対的に離す方向に動作させる。これによっ
て、縫合針103側の糸端12aが前方に押し出される
とともに結紮糸12の固定端側が手元側に引かれて、結
び目が締め付けられる(図38の状態)。次いで、カー
トリッジ本体2cの糸掛け溝106に結紮糸12を引掛
け、そこに設けられたカッター105によって結び目の
両側の糸を切除し、体外に回収する(図39の(a)及
び(b)参照)。
ートリッジ100は、結紮糸12の先端に縫合針103
が設けられているため、縫合が可能である。また、カー
トリッジ本体2cは、第1の実施例のように糸係止部6
のごとき先端突起物を有していないため、結紮糸12を
締め付ける様子等が見易い。
0は、糸掛け溝106が後方に向いているため、結紮糸
12を引掛け易い。また、糸掛け溝106は糸固定部1
10の側面すなわちこれが取付けられている操作シース
140の側面に設けられているため、結紮糸12を操作
シース140に沿わせて移動させるだけで、糸掛け溝1
06に結紮糸12が入るため、結紮糸12を糸掛け溝1
06に引掛ける操作が楽である。さらに、結紮糸12を
切断するカッター105は、この糸掛け溝106に内蔵
されているため、カッター105が臓器などに触れて損
傷を起こすことが少ない。
30は、鉗子142のハンドル131を手で保持したま
ま、その手の指で操作できる範囲に設けられるため、片
手だけで結紮操作が可能である。
例を示すものである。図40に示すように、本実施例の
結紮用カートリッジ170は、カートリッジ本体171
とループ保持部材172とから成る。
ジ本体171は、半円筒状のループ支持部175と、筒
状の糸固定部173と、操作シース140に取り付けら
れる取付部174とから成る。カートリッジ本体171
は、これと組み合わせて使用される鉗子142を挿通可
能な内孔を有している。この内孔は、ループ支持部17
5の下側に開口する内孔175aと、糸固定部173の
内孔173aと、取付部174を構成する複数の脚部1
74a…によって囲まれる空間とから形成されており、
鉗子の外径より僅かに大きな径となっている。
5aに通じる複数の開口176…が形成されている。こ
れらの開口176…は、後述するように、結紮糸12の
結び目となるループ部Lの各ループL1 〜L4 を収納す
るループ収納部176a〜176dを形成する(図41
参照)。
固定するための糸固定孔13が設けられている。この糸
固定孔13は第1の実施例のものと同一である。
からカートリッジ本体171の長手方向に延設された複
数の脚部174a…によって構成されている。各脚部1
74a…の端部には操作シース140の取付孔180の
係合部180a(図42参照)にラッチ係合するラッチ
固定部174bが設けられている。
部材172は、鉗子142の外径とほぼ同径な棒状部材
としてのループ巻付部178と、ループ巻付部178と
一体に形成され且つループ巻付部178よりも太径な取
手部177とから成る。ループ巻付部178の後端には
鉗子142の先端部が嵌合可能な窪み部178aが設け
られている。
図41に示すように、カートリッジ本体171の糸固定
部173の内孔173aにループ保持部材172のルー
プ巻付部178の一端部を挿入嵌合するとともに、ルー
プ巻付部178の残りの部位をループ支持部175の内
孔175aに挿入した状態で使用される。
紮糸12は、図41に示すように、その先端に縫合針1
03が取り付けられている。結紮糸12の基端部は、結
び目によって糸固定部173の糸固定孔13に固定さ
れ、好ましくは接着剤によって接着固定されている。糸
固定孔13に固定された結紮糸12は、カートリッジ本
体171のループ収納部176a〜176dの部位でル
ープ保持部材172の糸巻付部178に巻装される。つ
まり、結紮糸12は、糸固定部13に近いループ収納部
から順に連続的に巻かれている。この巻き方は、図4に
示した巻き方と同じであり、ループを4つ形成した点だ
けが異なる。1カ所のループ収納部にはループが一つ収
納されている。すなわち、第1のループ収納部176a
に第1のループL1 が収納され、第2のループ収納部1
76bに第2のループL2 が収納され、第3のループ収
納部176cに第3のループL3 が収納され、第4のル
ープ収納部176dに第4のループL4 が収納されてい
る。
0を使用して体組織150を縫合する場合について説明
する。
40を持針器である鉗子142に装着する。この状態
で、今度は、図41の状態に組み合わされた結紮用カー
トリッジ170のカートリッジ本体171の取付部17
4を操作シース140の取付孔180に挿入し、取付孔
180の奥端に形成された係合部180aに取付部17
4のラッチ固定部174bを係合させる。これによっ
て、結紮用カートリッジ170が操作シース140に装
着される(図42の(a)の状態) 次に、カートリッジ本体171の内孔を通じてループ保
持部材172の窪み部178aに鉗子142の先端を挿
入し、この状態で鉗子142とともにループ保持部材1
72を前方に押し出すと、各ループL1 〜L4 が鉗子1
42の外周に配置される(図42の(b)の状態)。こ
の場合、各ループL1 〜L4 は、ループ収納部176a
〜176dに収納されているため、ループ保持部材17
2と共に押し出されずに、後から挿入されてきた鉗子1
42の外周に配置される。この状態で体腔内に挿入す
る。
子142によって保持し、創傷部位などの体組織150
に縫合針103を通した後、縫合針103側の糸端12
aを鉗子142で掴み(図43の状態)、ラチェット1
32をかける。
シース140を前方に動かし、1番目のループL1 を鉗
子142上から抜く。すなわち、カートリッジ本体17
1の第1のループ収納部176aから鉗子142の先端
が抜けるまで操作シース140を相対的に動かすことに
より、第1のループL1 を第1のループ収納部176a
の壁で鉗子142上から落とし、第1のループL1 内に
縫合針103側の糸端12aを通す(図44参照)。
して相対的に押し出す方向に移動させ、糸端12aを第
1のループL1 の外側で前方に移動させる(図45参
照)。さらに、鉗子142を押し出し、相対的に鉗子1
42の先端に把持された糸端12aとカートリッジ本体
171に固定された糸固定端とを反対方向に引き、第1
のループL1 を締め、結び目を形成し、適度な力量にて
組織を締め込む(図45参照)。これが1重結紮であ
る。
子142の先端を通過するまで操作シース140を鉗子
142に対して相対的に前方へ動かし、第2のループL
2 を鉗子142上から落とし、第2のループL2 内に縫
合針103側の糸端12aを通す(図46の状態)。次
に、鉗子142を相対的に前方へ押し出して、第2のル
ープL2 を締め、2番目の結び目を締め込む(図47参
照)。これが2重結紮である。以下、同様にして、3重
結紮、4重結紮を行なう。
糸12の両端を逆方向に引いて結び目を締めるため、1
方向に引く場合のように組織に無理なテンションをかけ
ることがない。
176a〜176dに1つずつ収納することができるた
め、結び目を順次に締めることができ、通常の手術と同
様の感覚で確実に結び目を締めることができる。また、
必要に応じて、また、術者の好みに応じて、結び目(本
実施例においては4重結紮まで)の追加ができる。
6…は側面に開放して連なった空間を作るため、3番
目、4番目の結び目を落とす際に、鉗子142を深く引
き込んでも、縫合針103がカートリッジ本体171
(開口176…)の外側に配置されて内部に引き込まれ
ない。したがって、ループ収納部176a〜176d等
に縫合針103が引掛かってしまうことを防止できる。
また、開口176…の存在によって、操作シース140
の内孔に引き込めないサイズ/形状の縫合針103でも
使用できる。
相対的な前後動だけで、複数回の結節を形成することが
でき簡単である。また、結び目を1つずつ締め込むこと
ができるため、例えば、マルチフィラメントのような滑
りの悪い結紮糸であっても、結び目が組織を締め込む途
中で締まってしまうため、結びづらいということがな
い。
を示すものである。図48に示すように、本実施例の結
紮具200は、第1の実施例のカートリッジ本体2と操
作シース140とを一体に形成して成るシース部201
と、このシース部201に着脱自在に取り付けられるル
ープ保持部材3(第1の実施例のループ保持部材と同一
のもの)とから構成されている。
ず)が配置されており、これと併用される鉗子142
(図48参照)との気密性が保たれている。シース部2
01の基端には図示しないトラカールの端部に引掛かる
段差部202が設けられている。本実施例の結紮具20
0を使用する場合は、まず、鉗子142をシース部20
1の基端から挿入し(図49参照)、シース部201の
先端で第1の実施例と同様にしてループLを鉗子142
の外周に配置する。体腔内挿入後は、第1の実施例と同
様の操作によって結紮作業を行なう。
紮具200の交換が鉗子142の挿入だけで済むため、
簡単である。また、シース部201の基端に段差部20
2が形成されているため、結紮具200が必ずトラカー
ルに引掛かる。
例を示している。図50に示すように、本実施例に係る
結紮装置210は、鉗子部材210aとカートリッジ部
210bとからなる。カートリッジ部210bは、カー
トリッジ本体250とカートリッジ本体250に着脱自
在に接続されるカートリッジ操作部 217とからな
る。鉗子部材210aは、鉗子213と、鉗子213に
接続され且つ鉗子213とカートリッジ部210bとを
カバーするシース215からなる。
10aの一方を構成するシース215は、筒状に形成さ
れ、その基端にL字状の溝221を有する固定部220
を備えている。図51の(b)に示すように、鉗子部材
210aの他方を構成する鉗子213は、外科手術にお
いて通常用いられる鉗子とほぼ同様のものであり、特に
本実施例では血管などを結紮する場合に剥離作業や糸の
受け渡しがし易いケリー鉗子として形成されている。具
体的には、鉗子213は、軸部222と、軸部222の
先端に設けられた開閉可能な把持部223と、軸部22
2の基端に設けられ把持部223を操作するための操作
部224とを備えている。把持部223はその先端が湾
曲されている。軸部222の基端部にはシース215が
固定されるシース固定部225が設けられている。シー
ス固定部225には、シース215の固定部220の溝
221と係合するピン226が立設されている。シース
固定部225からは軸部222と平行に延びる長尺なア
ーム229が延びており、このアーム229の先端に
は、カートリッジ部210bのカートリッジ本体250
を構成する糸保持部材270(後述する)を回動させる
ためのカムピン230が下方に向けて突設されている
(図52参照)。
ジ部210bの一方を構成するカートリッジ操作部21
7は、鉗子213の軸部 222に摺動自在に装着され
ている。このカートリッジ操作部217は、鉗子213
と平行に延び且つ鉗子213のシース固定部225を貫
通する操作棒227と、操作棒227の基端に設けられ
操作棒227の進退を操作する操作ハンドル297とを
備えている。操作ハンドル297は鉗子213の操作部
224に隣接して配置されている。操作棒227の先端
にはカートリッジ本体250を構成するケース280
(図53の(b)参照…後述する)とラッチ係合する係
合部228が設けられている。なお、シース固定部22
5と操作棒227との間は、ゴムキャップ(図示しな
い)等のシール部材によってシールされている。
ジ部210bの他方を構成するカートリッジ本体250
は、結紮糸212を連続したループ状に保持する糸保持
部材270と、糸保持部材270を収容するケース28
0と、糸保持部材270の先端側に設けられた後述する
糸保持部271(図53の(a)および図55の(a)
参照)をカバーするカバー部材290とからなる。
270は、鉗子213の軸部222を挿通可能な内孔を
有する筒状部材として形成され、糸保持部271と手元
部272とからなる。糸保持部271の外周面にはその
全長にわたて螺旋状の糸収納溝273が形成されてお
り、この糸収納溝273に結紮糸212が巻かれて収納
されている。手元部272の外周面には鉗子213のア
ーム229に設けられたカムピン230が噛み合うカム
溝274が形成されている。手元部272を展開してカ
ム溝274の形状を分かり易くした図が図54に示され
ている。図示のように、カム溝274は、手元部272
の長手方向に沿って手元部272の後端部近傍から手元
部272の先端まで延びる長い第1の直線部274a
と、第1の直線部274aの延長上に第1の直線部27
4aと所定距離離間して延び且つ手元部272の後端ま
で延びる比較的短い第2の直線部274bと、第1の直
線部274aの後端aと第2の直線部274bの先端近
傍の部位bとを接続し且つ手元部272の外周を螺旋状
に1周する螺旋部274cと、直線部274a,274
bから若干それるようにして第2の直線部274bの先
端dを第1の直線部274aの後端近傍の部位cに接続
するバイパス部274dとからなる。螺旋部274cの
螺旋方向は糸保持部271の糸収納溝273の螺旋方向
と逆方向になっている。
0は、略筒状に形成され糸保持部材270の手元部27
2を回転自在に収納するケース本体281と、ケース本
体281の先端から直線状に延びる長尺部材282とか
らなる。長尺部材282の長さは、糸保持部材270を
ケース280の後端から挿入して図55の(a)に示す
ように組み合わせた状態でその先端282aが糸保持部
271の先端から突き出すように設定されている。長尺
部材282の先端282aは上方に曲げられている。ケ
ース本体281の外面には、鉗子213のアーム229
を嵌め入れることができるスリット283が、ケース本
体281の長手方向に沿って形成されている。ケース本
体281の後端にはカートリッジ操作部217の係合部
228とラッチ係合する被係合部284が設けられてい
る。
290は、その長手方向に沿って直線状に延びる切り欠
き291を有する断面がC字形状の筒状部材として形成
されている。切り欠き291は、ここにケース280の
長尺部材282を配置できるような大きさに設定されて
いる。カバー部材290の後端には、ケース本体281
の先端に設けられた接続部283に対して接続する被接
続部292が設けられている。接続部283と被接続部
292との接続方法としては、接着やネジ止めなど様々
な方法が考えられる。
に結紮糸212をセットする方法について説明する。結
紮糸212は、図55の(a)に示すように糸保持部材
270とケース280とが組み合わせられた状態でセッ
トされる。結紮糸212のセット状態を拡大した図が図
57の(a)(b)および図58の(a)(b)に示さ
れている。これらの図に示すように、糸収納部271の
糸収納溝273の最後端の溝部内には糸固定部材295
が嵌め入れられており、この糸固定部材295に結紮糸
212の一端が固定されている。図58の(a)に示す
ように、糸固定部材295は、結紮糸212を固定可能
な小孔295aと、ケース280の長尺部材282が貫
通可能な大孔295bとを有しており、大孔295bに
長尺部材282が貫通した状態で糸収納溝 273の最
後端の溝部内に嵌め入れられている。
糸212は、長尺部材282と糸保持部271とを取り
纏めるようにして巻かれて糸収納溝273内に配され
る。結紮糸212の巻き方が図56の(a)に示されて
いる。すなわち、結紮糸212を糸収納溝273に1回
巻き付けてループL1 を形成した後、ループL1の両端
m,nを交差させ、さらに糸収納溝273に巻き付けら
れるループL1の端部n側を今度はループL1 の巻き方
向と逆方向に巻き付けてループL2 を形成し、ループL
2 の端部n´をループL1 の端部nと交差させてループ
L1 側とループL2 側とが点線xに関して対称となるよ
うにする。この巻き方法を多数回繰り返して、点線xに
対して互いに対称なループL1 ,L2 ,L3 ,L4 ,L
5 …を形成する。
(a)(b)に示すように、各ループL1 ,L2 …は、
長尺部材282上に位置する部分以外の部位が、糸収納
溝273の1回転分に相当する各溝部M1 ,M2 …内に
それぞれ個別に配される。すなわち、糸収納溝273の
第1の溝部M1 内にはループL1 を形成するように結紮
糸212が巻かれて配され、第2の溝部M2 内にはルー
プL2 を形成するように結紮糸212が巻かれて配さ
れ、ループL1 とループL2 とを接続する結紮糸212
の交差部299と長尺部材282上に位置する結紮糸2
12の部位とが糸収納溝273の外側に配されている。
た場合、例えば図56の(b)に示すように結紮糸21
2の自由端側である端部mをループL1 内に通した状態
でループL1 を糸保持部271から脱落させて締める
と、結節が形成される。この状態から、図56の(c)
に示すように端部mをループL2 内に通した状態でルー
プL2 を糸保持部271から脱落させて締めると、2重
結節が形成される。このように形成された2重結節は、
ループL1 とループL2 の巻き方向が互いに逆方向であ
ることから、結紮強度が高いいわゆる男結びと同じであ
る。なお、この状態からさらに結紮回数を増したい場合
には、前述と同様にして各ループL3 ,L4 ,L5 …を
順次糸保持部271から脱落させて締めれば3重、4重
に結節を形成して3重結紮、4重結紮を行なうことがで
きる。また、図56の(c)の状態から別の箇所を結紮
する場合には、図56の(c)の状態で一旦結紮糸21
2を切断すれば良い。
糸保持部271から脱落した状態では、ループL2 が糸
保持部271上に巻かれて縛られている状態すなわち糸
保持部271に固定されている状態にあるため、ループ
L2 はループL1 に対して固定端となる。したがって、
脱落した結紮糸212の自由端mを引張れば、ループL
1 が締め込まれて結び目が締まる。
てる場合について説明する。まず、図55の(b)に示
すような状態にカートリッジ本体250を組み立てる。
この組み立て状態では、カバー部材290の切り欠き2
91内に、ケース280の長尺部材282と結紮糸21
2の交差部299とが配置される。次に、このようにし
て組み立てられたカートリッジ本体250の後端から、
カートリッジ操作部217が装着された図51の(b)
に示す状態の鉗子213の軸部222をカートリッジ本
体250内に挿入し、カートリッジ操作部217の係合
部228にカートリッジ本体250のケース本体281
の被係合部284をラッチ係合させる。この時、ケース
本体281のスリット283に鉗子213のアーム22
9が嵌まり込み、スリット283から露出する糸保持部
材270の手元部272のカム溝274にアーム229
のカムピン230が係合する。
された鉗子213をシース215の後端からシース21
5内に挿入して、カートリッジ部210b上にシース2
15を被せる。そして、シース215の固定部220の
溝221に鉗子213のシース固定部225に突設され
たピン226を係合させて、シース215と鉗子213
とを回転不能に固定する。この時、ピン226は溝22
1の終端に対してばね等の付勢手段によって押し付けら
れており、これによって、ピン226と溝221との係
合状態すなわちシース215と鉗子213との固定状態
が容易に解除されることが防止される。また、この時、
シース215の内部は、固定部220とシース固定部2
25との間に設けられたゴムパッキンやOリング等のシ
ール手段によって気密状態に保持されている。なお、シ
ース215の内径はカートリッジ部の被係合部284の
外径よりも僅かに大きい寸法に設定されている。したが
って、シース215をカートリッジ部210b上に被せ
た状態では、係合部228と被係合部284とのラッチ
係合が外れることはない。
217をカートリッジ本体250とともに前方に十分に
押し出した状態では、カートリッジ本体250の糸保持
部材270のカム溝274に係合するアーム229のカ
ムピン230がカム溝274の部位bに位置し、鉗子2
13の先端がカートリッジ本体250内に引き込まれた
状態となる。つまり、カムピン230と鉗子213の先
端との間の長さは、カム溝274の部位bとカートリッ
ジ本体250の先端との間の長さと同じかそれよりも小
さく設定されている。
217を手元側に引いてカートリッジ操作部217に接
続されたカートリッジ本体250を後退させると、カム
ピン230は、カム溝274の部位bから第2の直線部
274bの先端dを通ってバイパス部 274dに入
り、部位cを経て第1の直線部274a内へと導入され
る。カムピン230が部位dから部位cに進む間に糸保
持部材270が僅かに回転するが、部位cで元の状態に
戻るため、糸保持部271に巻装された結紮糸212の
巻装状態も元の状態に戻る。このようにしてカートリッ
ジ本体250を後退させていくと、カートリッジ本体2
50の先端から鉗子213が突出し始めるが、カートリ
ッジ本体250を鉗子213の軸部222の最後端まで
後退させた時の鉗子213の突出長は、一度に解放され
るループLの展開長(糸収納溝273の1つの溝部M内
に収納された1つのループLの展開長)以上の長さに設
定され且つ後述するように1つのループLが糸保持部2
71から完全に解放された時に把持部223の先端がカ
ートリッジ本体250内に引き込まれるような長さに設
定されている。好ましくは、この突出長は、糸保持部2
71に巻装されていない結紮糸212の自由端側の部位
の長さと一度に解放されるループLの展開長の3〜4倍
とを足した長さである。本実施例においては、ループL
の展開長の4倍以上を足したものとする。結紮糸212
の自由端側の部位の長さは、結紮糸212を体組織下に
回して鉗子213の先端把持部223によって把持する
ことができるに十分な長さであることが必要であるが、
あまり長くないことが望ましい。次に、上記構成の結紮
装置210を用いて管状組織を結紮する場合について図
59ないし図64を参照しながら説明する。例えば内視
鏡下で血管を結紮する場合は、まず、カートリッジ本体
250を後方に十分に後退させてカムピン230をカム
溝274の第1の直線部274aに位置させた状態で、
結紮装置210をトラカール等を通じて体内に導入し、
カートリッジ本体250から突出する鉗子213の先端
を結紮対象となる血管300の近傍に位置させる。次
に、結紮対象となる血管300を周辺組織から剥離し、
剥離した血管300の裏側に結紮糸212の自由端を回
して、その自由端を鉗子213の把持部223により把
持する(図59の(a)(b)参照)。血管300の剥
離から結紮糸212の把持に至るこのような一連の動作
を別の鉗子で行なっても構わないが、本実施例の鉗子2
13はケリー鉗子であるため、第1の実施例で述べたご
とく鉗子213それ自身によってこれら一連の作業を行
なうことができる。
トリッジ操作部217の後端の操作ハンドル297を押
してカートリッジ本体250を前進させると、カムピン
230がカム溝274の第1の直線部274aから螺旋
部274cに導入されて糸保持部材270がケース28
0内で回転する(図60の(a)(b)参照)。この
時、糸保持部材270は、糸保持部271の糸収納溝2
73内に巻装された結紮糸121の各ループLを前方に
押し出すように回転する。これは、糸保持部材270の
糸収納溝273の螺旋方向とカム溝274の螺旋部27
4cの螺旋方向とが逆方向になっており、また、結紮糸
212が長尺部材282を跨ぐようにして巻かれ、さら
に、カバー部材290の切り欠き291内に結紮糸21
2の交差部299が配置されているためであり、糸保持
部材270が回転しても切り欠き291を形成するカバ
ー部材290の端縁に結紮糸212の交差部299が突
き当たって結紮糸212の回転が規制されるためであ
る。また、この時、長尺部材282も結紮糸212の回
転規制を補助する。したがって、糸保持部材270が回
転すると、結紮糸121は、それ自身回転が規制された
状態で各ループLが糸収納溝273内で前方に押し出さ
れる。具体的には、糸保持部材270の回転によって、
最先端のループL1 が徐々に糸保持部271上から解放
され始め、同時に、他のループL2 ,L3 …と糸固定部
材295とが糸収納溝273内を前進する。カムピン2
30がカム溝274の部位bまで移動して糸保持部材2
70が完全に1回転すると、ループL1 が糸保持部27
1上から完全に解放され、ループL2 が糸収納溝273
の最先端の溝部M1 に移動する。その他のループL3 ,
L4…も1巻き分だけ前方の溝部Mに移動する。また、
この時、鉗子213の先端の把持部223も糸保持部材
270内に完全に引き込まれる。したがって、結果的
に、鉗子213に把持された結紮糸212の自由端側が
ループL1 内に通され、ループL1 は結紮糸 212の
自由端側上に解放される (図61の(a)(b)参
照)。
操作ハンドル297を手元側に引いてカートリッジ本体
250を後退させ、カートリッジ本体250の先端から
鉗子213を突出させていく。この時、ループL1 は鉗
子213の前方に解放されているため、ループL1 の外
側で結紮糸212の自由端を把持した鉗子213が移動
することとなる。このまま、さらに操作ハンドル297
を手元側に引くと、後方に移動するカートリッジ本体2
50と前方に移動する鉗子213との相対的な移動によ
って、カートリッジ本体250で固定状態(前述した)
にあるループL1 の一端と鉗子213に把持された他端
(自由端)とが互いに反対方向に引かれ、ループL1 の
結び目が締まる。すなわち、カートリッジ本体250と
鉗子213との相対的な移動による締め込み手段によっ
て、ループL1 が収縮し血管300が締め付けられて1
つ目の結節が形成される(図62の(a)参照)。な
お、このようにカートリッジ本体250を後退させてル
ープL1 を締め込む工程では、カムピン230が糸収納
溝273の部位bからバイパス部274dに導入される
ため、僅かに糸保持部材270が一方向に回転(図62
の(b)参照)するが、カムピン230が糸収納溝27
3の部位cに位置する段階で糸保持部材270が先程と
逆方向に回転(図62の(c)参照)して元の状態に戻
るため、糸収納溝273における各ループLの巻装状態
に変化はない。すなわち、往路では糸保持部材270は
一回転するが、復路では糸保持部材270は回転せず、
糸収納溝273の最先端の溝部Mに準備されたループL
は元に戻ることなく先端に準備されたままの状態とな
る。
自由端を把持したまま、再度操作ハンドル297を前方
に押し出してカートリッジ本体250を前方に移動させ
ると、2つ目のループL2 が糸保持部271から解放さ
れ(図63参照)、その後、操作ハンドル297を手元
側に引くと、ループL2 が締まって2つ目の結節が形成
される(図64参照)。この2重の結紮によって形成さ
れた結びは締め付け強度の高い男結びとなる。さらにそ
れ以上結紮を行ないたい場合には以上説明した動作を繰
り返せば良い。2重、3重…と結紮が繰り返されてルー
プLが2つ、3つ…と解放されると、その分、締め込み
に必要なストロークが大きくなるが、鉗子213の位置
に対する結節の位置は最初に結節を形成した位置から外
れないため、締め込みに必要なストロークはカートリッ
ジ本体250の鉗子213に対する後方向への移動量に
積み重ねられる。したがって、結び目の位置に対する鉗
子213の先端の突出量は、最初の結節を作った時に要
した突出量しか必要としない。なお、本実施例では、鉗
子213の突出量(ストローク)を一度に解放されるル
ープLの長さの4倍以上に設定してあるため、ほぼ4重
結紮まで行なうことができる。しかし、もし、結紮糸2
12の自由端を長く取りすぎたり、5重結紮以上行なう
場合には、ストロークが足りなくなり充分にループLを
締め込めなくなる場合がある。その場合には、別に挿入
された鉗子によって結紮糸212の固定端側を引けばよ
い。
定端側を切断する。その後、他の場所の結紮を行なう場
合には、そのカートリッジ側切断端を自由端として、そ
の場所で前述した操作を繰り返せば良い。結紮回数は糸
収納溝271に収納されているループLがなくなるまで
可能である。長尺部材282の先端282aの湾曲形状
によって長尺部材282からの糸固定部材295の抜け
が防止されるため、ループLを最後まで使いきることが
できる。最後のループLを締め込む場合でも、糸固定部
材295がそのループLの固定端となるため、カートリ
ッジ本体250の前進動作によってそのループLを締め
こむことが可能である。なお、ループLの残量はカバー
部材290の切り欠き291を通じて確認することがで
きる。また、カバー部材290を透明材料によって形成
すれば、ループLの残量を容易に確認することができ
る。
り、あるいは、結紮対象組織の前方に臓器などが位置し
ている場合には、結紮位置の前方に鉗子213を十分に
突出させることができず結び目を十分に締め込むことが
できない場合がある。この場合の解決策について、以
下、図101の(a)および(b)を参照しながら説明
する。
紮対象組織301の下側に結紮糸212を回した後、結
紮糸212の自由端を鉗子213によって把持し、前述
したようにカートリッジ本体250を前進させて1つ目
のループLを糸保持部271から解放する。この時、体
内に挿入された別の鉗子302を、結紮糸212の自由
端側と解放されたループLと結紮糸212の固定端側と
によって囲まれる空間内に挿入する。そして、この状態
で、カートリッジ本体250を手元側に後退させて結紮
糸212の両端にテンションをかけながら、前記空間内
に挿入された別の鉗子302を図101の(b)に示す
ように組織301側に移動させて結び目を組織301側
に下降させていく。これによってループLは締まり組織
301が締め付けられて1つ目の結節が形成される。こ
の時、結紮糸212の端部を十分に引くことができない
場合には、さらに別の鉗子で結び目を押し付けたままカ
ートリッジ本体250を後退させて、結び目に十分なテ
ンションをかけ、結び目を硬く締め付ける。以後、2
重、3重…と結紮を行なう場合も同様である。
作用効果を以下に列挙する。
る。
ることができる。
簡単かつ確実に行なうことができ、通常の開腹手術のよ
うに結び目を一回ずつ形成するため、結紮強度が高く確
実な結紮作業を行なうことができる。
して解放することができる。
95に固定され且つ糸固定部材295が結紮糸212の
ループLとともに糸収納溝273内を前進するととも
に、長尺部材282の先端282aの湾曲形状によって
長尺部材282からの糸固定部材295の抜けが防止さ
れているため、ループLを最後まで使いきることができ
る。
えが便利である。
体250とを相対的に移動させるだけで結紮作業を行な
うことができるため、操作が簡単である。
しまった場合でも、鉗子213の把持部223によって
糸保持部271から結紮糸212を引き出すことなくカ
ートリッジ本体250を単に動作させるだけで糸保持部
271からループLを解放させて結紮糸212の不足分
を補うことができるため、その後、即座に結紮作業のや
り直しを行なうことができる。このことは、大きな組織
の下側に結紮糸212を回す際に結紮糸212の自由端
側の糸長が不足している場合でも同様である。
保たれているため、気腹操作が必要な手術にも適用可能
である。
8,284の外側を覆っているため、結紮作業時に装置
210に大きな力がかかってもラッチ係合が外れること
がない。
トロークのほぼ全長にわたってシース215により覆わ
れているため、装置210の挿入部分を無駄なく体内に
導入することができる。
いるため、結紮以外の処置も可能であり、汎用性が高
い。
部材290によって覆われているため、装置 210を
体内に導入する場合などにおいて結紮糸212が絡まる
ことがない。また、糸固定部材295によって結紮糸2
12の後端が固定されているため、結紮糸212がほど
けたり、絡まったりすることがない。
212の回転が規制されているため、スムーズに糸保持
部材270を回転させることができる。
を逆方向に移動させることにより、結び目はそれ自身を
略中心として逆方向に引かれて締め付けられるため、確
実に結び目を締めることができる。また、結び目を締め
付ける際に組織を一方向に引いてしまうことがない。
からの鉗子213の突出量が短くなるように最初の結紮
を行なえば、それ以後に結紮を重ねる際にも結紮の位置
からの鉗子213の突出量は初めと変わらないため、鉗
子213の先端方向に臓器などがあるような場合でも十
分な結紮が可能である。
1からループLの残量を確認できるため、非常に便利で
ある。
縛られて個別に収納されているため、解放されたループ
Lの次のループLは、解放されたループLをカートリッ
ジ本体250に対して固定する役割を果たし、これによ
って、カートリッジ本体250の動作に伴う結び目の締
め込みが可能となる。
50内に引き込まれてからループLが糸保持部270か
ら解放されるように各構成要素の長さ寸法が設定されて
いるため、鉗子213上でループLが絡まることなくル
ープL内に結紮糸212の自由端を通すことができる。
よって糸保持部271とともに取り纏められてカバー部
材290の切り欠き291に位置されている。したがっ
て、結紮糸212の径が細い場合でも、長尺部材282
は、糸保持部材270が回転した際に結紮糸212がカ
バー部材290と糸保持部材270との隙間に滑り込ん
でいくことを防止する。長尺部材282は結紮糸212
の回転を規制する補助部材として作用する。
して挙げることができる米国特許第3687138号、
米国特許第5391176号、および既に説明した米国
特許第5312423号と対比することによりさらに明
確になる。まず、米国特許第3687138号と本実施
例との差異を明確にするために、米国特許第36871
38号の結紮装置の構成および作用について簡単に説明
する。
は、結び目形成用ループを形成する8の字状の結紮リン
グによって連続的に組織を結紮するための器具である。
前記結紮リングは、その一方側の第1のループを引くと
他方側の第2のループが縮小して結び目が締まるもの
で、筒状のカートリッジの外周に形成された螺旋溝に前
記第2のループが個別に巻装されている。カートリッジ
内には鉗子が進退自在に配置されている。カートリッジ
内での鉗子の進退に連動してカートリッジが回転し、こ
の回転によってカートリッジの螺旋溝に個別に収納され
た第2のループのそれぞれが順次前方に移動してカート
リッジの最先端に位置する第2のループがカートリッジ
から解放される。カートリッジと鉗子との連動は、カム
溝とカムピンとの係合によって達成される。カートリッ
ジに巻装されていない第1のループのそれぞれは、カー
トリッジと平行に延在し且つ結紮リングの回転を規制す
る棒状部材に通されている。棒状部材の先端には、第1
のループを引張ることにより第2のループを縮小させて
結紮リングを締め付ける締め付け手段が設けられてい
る。
用いて体組織を結紮するためには、まず、結紮対象組織
を鉗子によって掴み、カートリッジを前進させることに
よってカートリッジを結紮対象組織に押し当てて、鉗子
と鉗子によって掴んだ組織とをカートリッジ内に引き込
む。カートリッジを前進させる過程で、カートリッジが
1回転し、カートリッジに巻装され且つ棒状部材によっ
て回転が規制された結紮リングの第2のループが鉗子で
掴んだ組織の外周に解放されるとともに、棒状部材に通
されていた第1のループが締め付け手段に引掛かる。こ
の状態で、締め付け手段により第1のループを引張る
と、組織の外周に解放された第2のループが締まり、組
織が結紮される。
の欠点を以下に列挙する。
装置は、体組織の表面部位を掴んでその部位を結紮する
ものであり、血管の断端や平面組織の結紮に使用される
ものである。したがって、本実施例のように剥離した管
状組織下に結紮糸を回して結紮作業を行なうことはでき
ない。
収納されているが、それぞれが単体で結紮を完結するも
のである。したがって、結節の強度を増すために結節回
数を増やしたり、術者が望む回数だけ結紮を重ねるとい
ったことができない。
め付け手段の操作と、鉗子の開閉操作と、カートリッジ
の前後動とを行なわなくてはならず、操作が煩雑であ
る。
の特徴を有していることから上記に列挙した欠点を有さ
ない。以下、本実施例の結紮装置の特徴を米国特許第3
687138号と対比しながら列挙する。
置は管状組織下に結紮糸を回して結紮作業を行なうこと
ができる。米国特許第3687138号の鉗子は結紮対
象組織を掴むために用いられるが、本実施例の鉗子21
3は、糸保持部271に配置された最先端のループLか
ら延びる結紮糸212の自由端を把持するために使用さ
れ、これによって管状組織下に結紮糸212を回して結
紮作業を行なうことができる。米国特許第368713
8号の結紮リングには把持鉗子によって把持される自由
端がない。
ープLと個別にこれを解放する手段が設けられており、
カートリッジ本体250からループLが解放された後で
も、そのループLは糸保持部271に保持された他のル
ープLと繋がっており、解放されたループに対して糸保
持部271に保持された他のループLが固定端として作
用する。したがって、ループLを連続的に解放して結紮
を幾重にも重ねることができる。また、結紮後、結紮糸
を切り、その断端を自由端として用いて引き続き全く同
じ作業により複数箇所に通常の外科結紮を繰り返すこと
ができる。これに対して、米国特許第3687138号
の結紮装置は、このような作業を行なうことができず、
また、結紮リングのそれぞれが単体で結紮を完結するも
のであり、結紮を幾重にも重ねることができない。
とカートリッジ本体250との相対的な移動のみによっ
て、通常の外科手術と同様な結紮作業を行なうことがで
きるものであり、その操作は非常に簡単である。
緩んで絡まったりしないように糸保持部271がカバー
部材290によってカバーされている。また、カバー部
材290には切り欠き291が設けられ、この切り欠き
291にループLの交差部299が配置されてループL
の回転が規制されるようになっている。このような回転
規制手段は米国特許第3687138号の棒状部材とは
全く異なるものである。 (5)本実施例の結紮装置は、その装置内が外部に対し
て気密状態に保持されている。また、内視鏡下手術用の
トラカールに挿入できるようにその挿入部の外形が筒状
に形成されている。これに対して米国特許第36871
38号の結紮装置は挿入部の外形が筒状に形成されてい
ない。
施例との差異を明確にするために、米国特許第5391
176号の結紮装置の構成および作用について簡単に説
明する。
は、腹腔鏡下等の内視鏡手術において、通常の外科手術
と同様の結紮方法にて結紮を行なうための器具であり、
その構成は、スロットを有する棒体の上に結び目形成用
のループが連続的に巻かれて成るものである。
用いて体組織を結紮するためには、まず、体内に挿入さ
れ且つ装置とは別体の鉗子を用いてループから延びる結
紮糸の自由端側を体組織下に通す。その後、体組織下に
通した結紮糸の自由端を前記スロットを通じてループの
内側に通した後、この自由端を別の鉗子でスロットから
ループの外側に出す。さらに別の鉗子で結紮糸の自由端
を把持するとともにこの自由端を引いて棒体からループ
を脱落させて締め込む。
の欠点を以下に列挙する。
装置は、結紮作業を行なうために別の鉗子による操作を
必要とし、また、棒体の先端に設けられた僅かなスロッ
トの間に結紮糸(もしくは針)を通し、さらに、この結
紮糸を持ち換えて結紮糸をループ内にくぐらせなければ
ならない。したがって、その操作は非常に煩雑であり、
特に2次元画像をTVモニタによって観察しながら行な
う内視鏡下手術には術者の熟練を要する。
装置は、解放されるループが棒体の先端に常時待機して
いるものではなく、先端のループを解放してしまうと、
次に解放するループが先に解放したループよりも棒体の
手元側に位置することとなる。これでは、ループ内に糸
を通す操作が作業を重ねる毎に難しくなる。
装置では、ループが外部に露出された状態にあるため、
内視鏡下手術のように体壁に開けた小孔から装置を体内
に導入するような場合には、ループが障害物に引掛かっ
たり、棒体からループが外れたりすることが予想され
る。
ないため、棒体上でループがずれてしまったら、選択的
に1つのループ内に糸を通すことが難しくなる。
の特徴を有していることから上記に列挙した欠点を有さ
ない。以下、本実施例の結紮装置の特徴を米国特許第3
687138号と対比しながら列挙する。
とカートリッジ本体250との相対的な移動のみによっ
て、通常の外科手術と同様な結紮作業を行なうことがで
きるものであり、その操作は非常に簡単である。
ループLが糸保持部271の先端に常時待機しているた
め、結紮作業がし易い。また、鉗子にて糸端を掴んでい
れば、ループは必ず糸端上に解放されるため、糸端を容
易にループ内に通すことができる。
71がカバー部材290によってカバーされている。し
たがって、作業中にループLが外れたり絡まったりして
しまうことがない。
収納されているため、ループがずれてしまうことがな
い。
施例との差異は、既に説明した米国特許第531242
3号の欠点と、以上説明してきた本実施例の特徴とを対
比させれば明白である。
の実施例の第1の変形例を示している。図示のように、
この変形例では、カートリッジ本体250のケース28
0に、結紮糸212の回転規制を補助する長尺部材28
2が設けられていない。これは、長尺部材282がなく
ても、切り欠き291を形成するカバー部材290の端
縁に結紮糸212の交差部299が突き当たることで結
紮糸212の回転を十分に規制できるためである。この
ような構成から、結紮糸212の後端を固定する本実施
例の糸固定部材295は、図102の(b)(c)に示
すようにカバー部材290の切り欠き291の幅とほぼ
同じ大きさに形成されており、また、長尺部材282を
貫通させるための孔295bを有していない。また、糸
固定部材295は、糸収納溝273内に収納できる厚み
を有し、糸収納溝273に収納される部位の幅がカバー
部材290の切り欠き291の幅よりも広くなってい
る。なお、カバー部材290の先端付近には切り欠き2
91の幅を若干狭くする環状の突起310が形成されて
いる。また、本変形例において、結紮糸212は、糸保
持部材 270とカバー部材290との間の隙間に入ら
ない太さであることが望ましい。
0の先端付近に形成された突起330によって糸収納溝
273(切り欠き291)からの糸固定部材295の抜
けが防止されるため、ループLを最後まで使いきること
ができる。また、本変形例では、長尺部材282がない
ため、糸収納溝273に結紮糸212を巻装する際に長
尺部材282を一緒に巻き込む必要がなく、したがっ
て、糸保持部271に対する結紮糸212の巻装作業が
容易となる。また、長尺部材282を不要としたことか
ら、長尺部材282の厚み分だけカバー部材290の厚
み、すなわちカバー部材290の外径を小さくすること
ができるため、結果的にカートリッジ本体250の外径
を小さくでき、体内の挿入性を向上させることができ
る。
て縫合作業を行なえるようにしてもよい。これは前述し
た各実施例においても同様である。
している。本変形例では、長尺部材282の先端を、第
8の実施例のように上向きの湾曲形状とせず、糸固定部
材295の長尺部材貫通用の孔295bよりも大きな膨
大部282bとして形成している。このような手段によ
っても、カートリッジ本体250からの糸固定部材29
5の抜けを防止でき、ループLを最後まで使いきること
ができる。
している。本変形例では、結紮糸212の自由端側と反
対側の最後端に止め輪312が設けてあり、この止め輪
312が長尺部材282に通してある。したがって、こ
の止め輪312は固定部材295と同様な作用をなす。
例を示している。本実施例の結紮装置は、図67の
(a)に示すカートリッジ本体250aと、図70に示
す鉗子213とからなる。カートリッジ本体250a
は、図67の(b)に示す糸保持部材270aと、図6
7の(c)に示すケース280aと、図67の(d)に
示すカバー部材290aとからなる。
270aは、内部に鉗子213の軸部222を挿通可能
な筒状の部材であり、そのほぼ全体を占める長尺な糸保
持部271と、糸保持部271よりも大径の回転支持部
320とからなる。糸保持部271の外周面には、糸保
持部271の全長にわたって螺旋状の糸収納溝273が
形成されている。この糸収納溝273には第8の実施例
と同様な手段によって結紮糸212が保持されている。
糸保持部材270aの内周面には、図69に示すように
糸保持部材270aのほぼ全長にわたってカム溝274
´が形成されている。このカム溝274´は図中矢印G
方向から見た展開形状が図54に示すカム溝274の展
開形状と正反対になっている。このカム溝274´の螺
旋部274c´の螺旋方向は、第8の実施例と同様、糸
収納溝273の螺旋方向と逆方向になっている。
0aは、筒状の把持部323と、第8の実施例と同一の
形状を有する長尺部材282とからなる。把持部323
には把持部323の後端を閉じる蓋321が取り付けら
れるようになっている。把持部323は、その後端から
糸保持部材270aを挿入できるように形成されてお
り、糸保持部材 270aの回転支持部320を回動自
在に収納することができる。長尺部材282は、把持部
323から直線状に長く延び、糸保持部材270aと組
み合わされた際に、糸保持部271の先端から突き出す
長さに設定されている。長尺部材282の先端282a
は上方に向けて曲げられている。蓋321は、その中心
部に糸保持部材270aの内孔口と連通する鉗子挿通口
322を有している。この鉗子挿通口322の内径は、
鉗子213の軸部222の外径よりも僅かに大きく、鉗
子213の軸部222に設けられた後述するカムピン3
25を挿通することができる大きさに設定されている。
鉗子挿通口322と鉗子213の軸部222との間には
図示しないシール手段が設けられている。このシール手
段は、鉗子挿通口322に鉗子213が挿通された状態
で、把持部323内を外部に対して気密に保持する。な
お、蓋321と把持部323との取り付け手段は、接
着、ネジ止め、溶着等どのようなものであっても構わな
い。
290aは、第8の実施例とほぼ同様の形状をなしてお
り、ケース280aの把持部に対して密着して接続され
る。この接続手段は、接着やネジ止め等どのような方法
であっても良い。
の実施例とほぼ同様のものであり、その軸部222のほ
ぼ中央部に、糸保持部材270aのカム溝274´と係
合するカムピン325が突設されている。カムピン32
5と鉗子213の先端との間の距離は、第8の実施例と
同様、糸保持部材270aの先端とカム溝274´の部
位bとの間の距離と同一もしくはそれより短くなってい
る。また、軸部222の基端とカムピン325との間の
距離は糸保持部材270aの長さより短くなっている。
213をカートリッジ本体250の後端から挿入してカ
ムピン325をカム溝274´に係合させた状態で例え
ば体壁331に挿入されたトラカール330を通じて体
内に導入される。結紮作業は、把持部323を把持した
状態でカートリッジ本体250を第8の実施例と同様に
動作(図71参照)させることにより行なわれる。
施例と同様な作用効果を得ることができる。しかしなが
ら、特に本実施例では、前述したように第8の実施例を
変形させた構成を採用したことに伴い、以下のようなさ
らなる効果を有する。
aの内面に形成されているために、糸保持部材270a
のほぼ全長に渡って糸収納溝273を形成することがで
きる。したがって、結紮用のループ部Lを第8の実施例
よりも多く収納することができる。
213の操作部224を把持し、他方の手でカートリッ
ジ本体250の把持部323を把持して操作を行なうこ
とができるため、すなわち、両手で操作を行なうことが
できるため、結紮糸212の締め加減が分かり易い。
であり、カートリッジの着脱が楽になる。また、術後の
メンテナンスは鉗子213を洗浄するだけで済み、非常
に楽である。
施例を示している。本実施例の結紮装置は、糸保持部材
270の回転動作が電動で行なわれる以外、その構成が
第8の実施例とほぼ同一であるため、第8の実施例と同
一部材については同一符号を付してその説明の詳細を省
略する。以下、第8の実施例と異なる構成のみについて
説明することとする。
72の(a)参照)と鉗子213(図72の(c)参
照)とからなる鉗子部材と、鉗子213の軸部222に
摺動自在に装着されたカートリッジ操作部217(図7
2の(c)参照)とカートリッジ本体250(図72の
(b)参照)とからなるカートリッジ部とから構成され
ている。なお、カートリッジ本体250のケース280
bは、第8の実施例で示したケース280とカバー部材
290とを一体に形成したものである。ケース280b
の後端に設けられた被係合部284が係合するカートリ
ッジ操作部217のリング状の係合部288には、回転
駆動するギア340が設けられている。このギア340
は、制御装置347によってその駆動が制御される駆動
装置346に接続されており、糸保持部材270の後端
に設けられたギア345と噛み合って糸保持部材270
を回転駆動させることができる。駆動装置346は、電
気により駆動される例えば超音波モーターである。
には電源スイッチ341が設けられている。この電源ス
イッチ341は、カートリッジ操作部217の操作ハン
ドル297が最も前方に押し出された際に操作ハンドル
297と当接してそのスイッチが入るようになっている
(図73参照)。電源スイッチ341のスイッチが入る
と、鉗子213の操作部224内に設けられた電源34
2から電力がカートリッジ操作部217の操作棒227
を通じて駆動装置346に供給される。これによって、
駆動装置346は、制御装置347による制御の下、ギ
ア340と噛み合う糸保持部材270が1回転するよう
にギア340を回転駆動させる。
ず、カートリッジ本体250に鉗子213をセットす
る。この時、ケース280bの被係合部284がカート
リッジ操作部217の係合部288に係合すると、係合
部288に設けられたギア340に糸保持部材270の
ギヤ345が噛み合う。このセット状態で、結紮装置を
体内に導入して、第8の実施例と同様の操作を行なう。
体組織下に結紮糸212を回して鉗子213の把持部2
23によって結紮糸212の自由端を把持した後、カー
トリッジ操作部217の操作棒227を押し込んでカー
トリッジ本体250を前進させると、電源スイッチ34
1のスイッチが入り、糸保持部材270が1回転する。
これにより、第8の実施例と同様に糸保持部材270上
でループLが前進し、最先端のループLが糸保持部材2
70上から解放される。この状態から操作棒227を手
元側に後退させると、解放されたループLが収縮して結
び目が締まり、結節が形成される。この状態からさらに
前述したと同様の操作を行なえば2重、3重と結紮を行
なうことができる。
は、糸保持部材270をモーターによって自動的に回転
させることができるため、結紮作業に要する操作力が軽
くて済む。また、カートリッジ本体250にカム溝27
4等を設けなくて済むため、カートリッジ本体250の
製造が容易となる。
施例を示している。本実施例の結紮装置は第9の実施例
とほぼ同一であるため、第9の実施例と同一部材につい
ては同一符号を付してその説明の詳細を省略する。以
下、第9の実施例と異なる構成のみについて説明するこ
ととする。
に、カートリッジ本体250を構成するカバー部材 2
90aの先端が糸保持部271の先端から長く突き出し
ている。カバー部材290aの先端は斜めにカットされ
ており、切り欠き291と対向するカバー部材290a
の部位には締め込み溝350が形成されている。図75
の(a)に示すように、糸収納溝273の各溝部M1 ,
M2 …には、各ループ群L1 ´,L2 ´…が巻装状態で
配置されている。各ループ群L1 ´,L2 ´は、図75
の(b)に示すように、第8の実施例で示したループL
1 を2回巻いて成るループS1 と、ループL2 を2回巻
いてなるループS2 とからなる。また、図示しないが、
鉗子213のカムピン325は図70と反対側に設けら
れており、したがって、カートリッジ本体250に鉗子
213を装着すると、図76に示すように、長尺部材2
82が上側に位置する。
する場合は、まず、繰り返し前述した動作によって結紮
糸212を体組織下に回し、これを鉗子213の把持部
で把持た後、カートリッジ本体250を前進させて第1
のループ群L1 ´を糸保持部271上から解放する。ル
ープ群L1 ´の締め込みは、これを締め込み溝350に
引掛けながら第1の実施例と同様の操作によって行なわ
れる。すなわち、カートリッジ本来250の進退動作に
よってループS1 とループS2 とが順次締め込まれ、結
果的に体組織300がループ群L1 ´によって結紮され
る。
は、簡単な操作で且つ少ない手順で結紮を連発して行な
うことができる。したがって、結紮作業を迅速に行なう
ことができる。
いる。本実施例の結紮装置は、第8の実施例とほぼ同一
であるため、第8の実施例と同一部材については同一符
号を付してその説明の詳細を省略する。以下、第8の実
施例と異なる構成のみについて説明することとする。
体250を構成するカバー部材290の先端から糸係止
部材351が延びている。この糸係止部材351は、第
1の実施例で示した糸係止部6と全く同様のものであ
る。すなわち、糸係止部材351の先端には結紮糸12
を挿入できる切り欠き16が設けられ、切り欠き16内
にはカッター17が埋め込まれている。糸係止部材35
1の先端付近には、結紮糸212を係止可能な係止スリ
ット19が糸係止部材351の長手方向に沿って設けら
れており、この係止スリット19によって結紮糸212
が下向きに保持されている。係止スリット19の形状お
よびこれに対する結紮糸212の係止態様は第1の実施
例と同一である。
を体組織の下側に回して鉗子213で把持するまでの操
作は第1の実施例と同様である。その後、体組織を結紮
する場合は、第8の実施例と同様の操作を行なえば良
い。したがって、本実施例の結紮装置は、結紮糸212
の受け渡しから結紮作業までをそれ1本で行なうことが
できる。また、カッター17がカートリッジに取り付け
られているため、カートリッジを取り替える毎に切れ味
のよい刃を提供できる。
施例を示している。本実施例の結紮装置は、筒状のカー
トリッジ360と、カートリッジ360内を進退可能な
鉗子(図示せず)とを備えている。カートリッジ360
は、カートリッジ本体361と、カートリッジ本体36
1に設けられたループ移動部材362とからなる。図7
8の(a)(b)および図79の(a)〜(d)に示す
ように、カートリッジ本体361は、その外周面上に、
結紮糸412のループLを個別に収納する収納部363
を有している。この収納部363は、カートリッジ本体
361の長手方向に沿って延び、複数の凹部364と複
数の凸部365とからなる。凹部364と凸部365は
交互に繰り返してカートリッジ本体361の長手方向に
沿って一列に並んでいる。なお、収納部363の先端に
は凸部365が位置している。
平行に延びており、カートリッジ本体361の外面上に
収納部363と平行に延設された収容溝366内に動作
可能に収容されている。ループ移動部材362の上面に
は、ループ移動部材362の長手方向に沿って複数の凹
部367と複数の凸部368とが形成されている。凹部
367と凸部368は交互に繰り返してループ移動部材
362の長手方向に沿って一列に並んでいる。なお、ル
ープ移動部材362の先端には凹部367が位置してい
る。
ム機構369に接続されており、このカム機構369に
よって収納部363と平行を保ったまま円運動を行なう
ことができるようになっている。すなわち、ループ移動
部材362は、その凹部367がカートリッジ本体36
1の収納部363の凹部364と重なる位置(図78の
(b)で示す位置)から上方に円運動しながら前進する
(図79の(a)参照)ことによって凹部1つ分だけ移
動し(図79の(b)参照)、次いで、その位置から収
容溝366内を下方に円運動しながら後退する(図79
の(c)参照)ことによって凹部1つ分だけ戻り、元の
位置(図78の(b)および図79の(d)で示す位
置)に帰る動作を行なう。また、ループ移動部材362
は、図79の(a)に示すその最上点では、その凹部3
67がカートリッジ本体361の凸部365よりも高い
位置となり、図79の(c)に示すその最下点では、そ
の凸部368がカートリッジ本体361の凹部364よ
りも低い位置となる。
図示しないが、カムを直接回転させるもの(例えば、手
動のハンドル)であっても良いし、また、カートリッジ
360内を進退する鉗子の動きに連動してカムを駆動さ
せるものであっても良い。鉗子の動きに連動してカムを
駆動させる場合は、鉗子の先端がカートリッジ本体36
1内に引き込まれた際にカムを駆動させることが望まし
い。また、カートリッジ本体361の収納部363に収
納される結紮糸412の複数の連続したループL(第8
の実施例8と同じもの)は、その最後端が縛られて閉じ
ており、ループ移動部材362が図78の(b)に示す
位置に位置する状態で収納部363の凹部364とルー
プ移動部材362の凹部367とに掛け渡して巻装され
る。
を結紮する場合について説明する。まず、カートリッジ
本体361内に鉗子を挿入し、この状態で体内に導入す
る。そして、体組織下に結紮糸412を回してその自由
端を鉗子によって把持する。その後、カートリッジ本体
361を前進させて鉗子の先端がカートリッジ本体36
1内に位置した段階でカム機構369を駆動させる。こ
れによって、ループ移動部材362が図78の(b)に
示す位置から上方に円運動しながら前進し始め、ループ
移動部材362の凹部367に引掛けられていたループ
Lが収納部363の凹部 364から凸部 365の上
方へと引き上げられる(図79の(a)参照)。このま
ま、さらにループ移動部材362が前方に向けて円運動
を行なうと、全てのループLが今まで収納されていた収
納部363の凹部364から1つ分前方の凹部364へ
と移動される(図79の(b)参照)。その後、ループ
移動部材362が後方に向けて円運動を行なうと、収納
部363の最先端の凹部364に収納されていたループ
Lがカートリッジ本体361上から解放される(図79
の(c)参照)。この時、鉗子によって把持されていた
結紮糸412の自由端は、解放されたループL内を通っ
て、鉗子とともにカートリッジ本体361内に引き込ま
れている。その後、ループ移動部材362は元の後退位
置に戻り、その凹部367にループLを捕捉する(図7
9の(d)参照)。この状態でさらに鉗子をカートリッ
ジ本体361内に引き込むと、解放されたループLが閉
じ、ループL内に位置する体組織が結紮される。その
後、結紮を2重、3重と重ねる場合には、今までと同様
の操作を繰り返せばよい。
施例を示している。本実施例の結紮装置は、カートリッ
ジ本体と鉗子とからなる。なお、カートリッジ本体は第
9の実施例のカートリッジ本体250と同一のものであ
るため、以下、鉗子についてのみ説明する。
0は、管状の軸部372と、軸部372の先端に設けら
れた中空形状の針部373と、軸部372の基端に設け
られた操作部371とからなる。針部373と軸部37
2にはこれらの内孔を通じて操作ワイヤ375が進退可
能に挿通されており、操作ワイヤ375の基端は操作部
371にスライド自在に設けられた操作体380に接続
されている。操作ワイヤ375の先端には開拡習性が付
与された糸把持用の弾性爪374が設けられている。こ
の弾性爪374は、操作ワイヤ375を手元側に牽引し
て針部373内に収納された状態では収縮し、操作ワイ
ヤ375を前方に押し出して針部373外に突出された
状態ではその弾性によって開拡するようになっている。
なお、第9の実施例と同様、鉗子370の軸部372の
外面には、カートリッジ本体250のカム溝 274´
(図69参照)と噛み合うカムピン325が突設されて
いる。また、針部373の先端は、軸部372の径外に
飛び出ない範囲で湾曲されている。
を縫合する場合について説明する。まず、第9の実施例
と同一のカートリッジ本体250内に鉗子370を挿入
した後、針部373内に弾性爪374を収納した状態
で、縫合対象となる体組織410を接合するように体組
織410に針部373を刺通する(図82参照)。この
状態で針部373から弾性爪374を突出させ、これに
よって拡開した弾性爪374によってカートリッジ本体
250から延びる縫合糸400の自由端を把持する。こ
のような縫合糸400の把持は、拡開状態にある弾性爪
374の内側に縫合糸400の自由端を位置させ、その
状態で弾性爪374を針部373内に収納して収縮させ
ることによって行なう。
0の自由端を把持した状態で、針部373を体組織41
0から抜けば、体組織410下に縫合糸400を回すこ
とができる(図83参照)。この状態で、カートリッジ
本体250を第9の実施例で既に説明したように動作さ
せれば、ループLがカートリッジ本体250から解放さ
れ(図84参照)、ループLを締めて体組織410を縫
合することができる(図85参照)。
施例を示している。本実施例の結紮装置は、カートリッ
ジ本体と鉗子とからなり、その構成が第14の実施例と
類似しているため、第14の実施例(カートリッジ本体
について第9の実施例と類似している。)と異なる点の
み説明する。カートリッジ本体250のカバー部材29
0aの先端には針状部材415が設けられている。この
針状部材415は、中空針であり、その先端のカット面
415aから長軸方向に沿って延びるスリット417を
有している(図87参照)。このスリット417は、そ
の幅が縫合糸400の幅よりも僅かに小さく、ここに縫
合糸400を係止させることができるようになってい
る。また、針状部材415はスリット417の後方で半
円筒状に形成されており、その半円筒状の部位に設けら
れ且つスリット417と繋がる開放部419によってそ
の内孔を開放している。カートリッジ本体250から延
びる縫合糸400の自由端は、針状部材415の内孔に
一旦通され、そこからスリット417内に導入されてス
リット417に係止されている。この係止状態では、縫
合糸400の自由端が下方に向けて垂れ下がっている
(図88参照)。下方に向けて垂れ下がる縫合糸400
の長さは、カートリッジ本体250内に挿通される鉗子
370によって係止状態の縫合糸400を把持できる長
さに設定される。なお、鉗子370の針部373の先端
は、第14の実施例と異なり、直線状に形成されてい
る。
する場合は、まず、縫合対象となる組織420,421
にカートリッジ本体250の針状部材415と鉗子37
0の針部373とを刺入する(図89の(a)(b)参
照)。この刺入時、カートリッジ本体250の針状部材
415に保持された縫合糸400は、図89の(b)に
示すように折れ曲がって針に沿うようにして組織42
0,421を通過し、組織420,421を完全に通過
した段階で再び下方に向かって垂れ下がる元の状態に戻
る(図89の(c)参照)。その後は、第14の実施例
と同様の操作によって縫合糸400を鉗子370で把持
し、カートリッジ本体250からループLを解放して縫
合作業を行なう(図89の(d)参照)。このように、
本実施例の結紮装置によれば、縫合糸の受け渡しが容易
で且つ複数層の組織の縫い合わせが容易に行なえる。
施例を示している。本実施例の結紮装置は、図91に示
すようなカートリッジ420を備えている。図90に示
すように、カートリッジ420は内筒421と外筒42
2とからなる。外筒422は、鉗子(後述する)上に締
まりばめによって固定される固定部 423を有してい
る。また、外筒422は、その側面の一部に、内孔を外
部に開放させるための開放部424を有している。外筒
422の先端には、縫合糸400の後述するループ
G1 ,G2 ,G3 をそれぞれ個別に係止するための係止
溝M1 ,M2 ,M2が設けられている。外筒422は、
その内孔に後述するループL1 ,L2 ,L3を収納でき
るようになっている。内筒421は、その外周にループ
L1 ,L2 ,L3 が巻装されており、この巻装状態で外
筒422内に挿入されるようになっている。内筒421
を外筒422内に挿入することにより、内筒421の外
周に巻装されたループL1 ,L2 ,L3 が保持される。
なお、内筒421の外周に巻装されるループL1 ,
L2 ,L3 は、互いに連続して繋がっており、基本的に
第8の実施例のループL1 ,L2 ,L3 と同じものであ
るが、ループL1 とループL2 との間の縫合糸400の
部位は開ループG1 を形成しており、ループL2 とルー
プL3 との間の縫合糸400の部位は開ループG2 を形
成しており、ループL3 と外筒422に固定される縫合
糸400の固定端400aとの間の縫合糸400の部位
は開ループG3 を形成している。これらの開ループ
G1 ,G2 ,G3 は、外筒422に形成された溝M1 ,
M2 ,M2 に係止される。
を縫合する場合について図92ないし図97を参照しな
がら説明する。
外筒422の固定部423の側からカートリッジ420
内に挿入することにより、外筒422から内筒421を
押し出して、内筒421に巻装された各ループL1 ,L
2 ,L3 を鉗子430上に巻装状態で受け渡す。その
後、図92に示すように、縫合糸400の先端に設けら
れた針429を体組織440に刺通して縫合糸400を
体組織440下に回した後、第1の鉗子430によって
縫合糸400の自由端側を把持する。次に、第2の鉗子
435をループG1 内に通して(図92)ループG1 を
引き出し、外筒422の係止溝M1 からループG1 を外
す。この状態から更にループG1 内に位置する第2の鉗
子435を動かすと、ループL1 が第2の鉗子435上
を滑って第2の鉗子435上から解放される(図93参
照)。したがって、第1の鉗子430で把持している縫
合糸400の自由端側を中心にループL1 が配置され
る。さらに、この状態から第2の鉗子435を動かす
と、ループL1 が針429上を通過し、縫合糸400の
自由端とループG1 とが引かれて、ループL1 が締め込
まれる。その結果、体組織440が縫合され、第1の結
節422が形成される(図94参照)。次に、第2の鉗
子435をループG2 内に挿入してループ L2 を引き
出し、同様に第2の結節を形成する。そして、さらに結
節を重ねる必要がある場合には、第2の鉗子435をル
ープG3 内に挿入(図95参照)してループL3 を引き
出し(図96および図97参照)、同様に第3の結節を
形成する。これによって3重の結紮状態が完成する。
において、解放されたループLは、その一端が次に待機
する巻装状態のループLによって固定されて締められ
る。したがって、第2の鉗子435によって縫合糸40
0を直接把持して引かなくても、開ループG内に鉗子4
35を差し入れて引くだけでループLの締め込みを行な
うことができる。なお、本実施例では3重結紮を行なう
場合しか示されていないが、ループLの数を増やしてこ
れを個別に収納しておけば、4重、5重の結紮あるいは
複数箇所の結紮を行なうことができる。
施例を示している。本実施例の結紮装置は、第8の実施
例とほぼ同一であり、第8の実施例と異なる点は図98
に示すようにシース215の先端にカッター450と糸
誘導溝451とが設けられている点のみである。
ジ本体250をシース215内まで引き戻して結紮糸2
12を糸誘導溝451内に引き込み、その後、カートリ
ッジ本体250を先端方向に押し出して結紮糸212を
カッター450に突き当てれば(図99参照)、カッタ
ー450によって結紮糸212を切断することができ
る。
8の実施例を示している。本実施例の結紮装置は第8の
実施例とほぼ同一であるため、以下、第8の実施例と異
なる点のみ説明する。
100の(a)参照)と鉗子213(図100の(c)
参照)とからなる鉗子部材と、鉗子213の軸部222
に摺動自在に装着されたカートリッジ操作部217(図
100の(c)参照)とカートリッジ本体250(図1
00の(b)参照)とからなるカートリッジ部とから構
成されている。なお、カートリッジ本体250のケース
280bは、第8の実施例で示したケース280とカバ
ー部材290とを一体に形成したものである。ケース2
80bの後端に設けられた被係合部284が係合するカ
ートリッジ操作部217のリング状の係合部288に
は、カートリッジ操作部217に設けられたケース48
0と一体に回転するギア340が設けられている。この
ギア340は、糸保持部材270の後端に設けられたギ
ア345と噛み合って糸保持部材270を回転させるこ
とができる。ケース480には、アーム229に設けら
れたカムピン230と係合するカム溝274(図54参
照)が設けられている。
0を前進させれば、ケース480が回転し、これに伴っ
てギア340が回転して糸保持部材270が回転し、糸
保持部材270上から1つのループLが解放される。カ
ートリッジ本体250に回転機能がないため、カートリ
ッジ本体250の製造が容易となる。
の項で示す各種の構成が得られる。 1.結紮糸を把持可能な把持部を先端に有する把持体
と、前記把持体をその先端から突没可能に挿通する貫通
孔と、結紮糸の一端を固定する糸固定手段と、結紮糸を
保持可能な保持部とを有し、前記貫通孔に挿通された把
持体に対して進退可能な保持体と、結紮糸に形成された
少なくとも1つの結び目形成用ループを前記保持体の外
周または前記把持体の外周に巻装状態で保持させる巻装
保持手段と、結紮糸の他端を把持する前記把持部が前記
保持体内に引き込まれる動作に伴って、前記保持体また
は把持体に対する前記結び目形成用ループの巻装状態を
解放するループ解放手段と、前記把持体と前記保持体と
の相対的な移動によって、解放された前記結び目形成用
ループを締め込む締め込み手段と、を具備することを特
徴とする結紮装置。
脱自在に取り付けられ、その外周に結紮糸の結び目形成
用ループを巻装状態で保持する糸保持部材であり、この
糸保持部材は前記把持体の外周に結び目形成用ループを
巻装状態で受け渡すことを特徴とする第1項に記載の結
紮装置。
を把持する前記把持部が前記保持体内へ引き込まれる動
作によって移動する結び目形成用ループと当接してこれ
を把持体の外周から脱落させることができる当接面を有
しており、この当接面は、前記貫通孔の先端開口に位置
して保持体に形成されていることを特徴とする第1項に
記載の結紮装置。
に挿通されていることを特徴とする第1項に記載の結紮
装置。
持部の外周に形成され且つ結紮糸の結び目形成用ループ
を収容可能な螺旋状の溝であることを特徴とする第1項
に記載の結紮装置。
収容された結び目形成用ループが保持部から脱落するよ
うに前記保持部を回転させる回転手段を有していること
を特徴とする第5項に記載の結紮装置。
持体の一方に設けられた係合ピンと、前記把持体と前記
保持体の他方に設けられ前記係合ピンと係合するカム溝
とを有し、前記カム溝は、前記保持体内に前記把持体が
引き込まれる動作によって前記保持部が回転するよう
に、前記係合ピンを案内することを特徴とする第6項に
記載の結紮装置。
移動させて前記係合ピンを前記カム溝に沿って移動させ
る操作手段を備えていることを特徴とする第7項に記載
の結紮装置。
アと、前記保持部に設けられ且つ前記駆動ギアと噛み合
う従動ギアとからなり、駆動ギアの回転駆動力を従動ギ
アを介して前記保持部に伝達して保持部を回転させるこ
とを特徴とする第6項に記載の結紮装置。
用ループの回転を防止する回転防止手段を備えているこ
とを特徴とする第6項に記載の結紮装置。
によって、螺旋状の溝に収容された結び目形成用ループ
を螺旋状の溝に沿って前進させることを特徴とする第1
0項に記載の結紮装置。
ループとともに螺旋状の溝に沿って前進することを特徴
とする第11項に記載の結紮装置。
固定手段の溝からの脱落を防止する手段を備えているこ
とを特徴とする第12項に記載の結紮装置。
カバーを備えていることを特徴とする第6項に記載の結
紮装置。
持された結び目形成用ループの残量を確認できる切り欠
きを有していることを特徴とする第14項に記載の結紮
装置。 16.前記保護カバーは、前記保持体に保持された結び
目形成用ループの残量を確認できるように、透明材料に
よって形成されていることを特徴とする第14項に記載
の結紮装置。
在であることを特徴とする第1項に記載の結紮装置。
記保持部とを有する筒状のカートリッジと、このカート
リッジに着脱自在に取り付けられるシースとからなるこ
とを特徴とする第1項に記載の結紮装置。
ていることを特徴とする第1項に記載の結紮装置。
状態で挿通されていることを特徴とする第1項に記載の
結紮装置。
た糸挿通穴であり、この糸挿通穴は、その内径が結紮糸
の外径よりも大きく且つ結紮糸に形成されたタグの外径
よりも小さく設定されていることを特徴とする第1項に
記載の結紮装置。
結紮糸を接着固定することを特徴とする第1項に記載の
結紮装置。
結紮糸の他端を係止させて仮止めする係止手段を有して
いることを特徴とする第1項に記載の結紮装置。
紮糸の他端は、把持体の長手中心軸の延長線上に向かっ
て保持部からほぼ垂直下方に垂れ下がるように配置され
ることを特徴とする第1項に記載の結紮装置。
軸の延長線から一定の距離離間されていることを特徴と
する第24項に記載の結紮装置。
記保持体の部位には、締め込まれる結び目形成用ループ
と係合してこの結び目形成用ループの結び目を押さえる
係合溝が設けられていることを特徴とする第1項に記載
の結紮装置。
目形成用ループを個別に解放する個別解放手段を有して
いることを特徴とする第1項に記載の結紮装置。
保持部の外周に形成され且つ結紮糸の結び目形成用ルー
プを収容可能な螺旋状の溝と、螺旋状の溝に収容された
結び目形成用ループが保持部から脱落するように前記保
持部を回転させる回転手段とを備えていることを特徴と
する第27項に記載の結紮装置。
形成用ループを前記保持体の外周または前記把持体の外
周に個別に巻装保持させる個別保持手段を有しているこ
とを特徴とする第1項に記載の結紮装置。
保持部の外周に形成され且つ結紮糸の結び目形成用ルー
プを収容可能な螺旋状の溝であることを特徴とする第2
9項に記載の結紮装置。
設けられ且つ結び目形成用ループ同士を区画する複数の
隔壁であることを特徴とする第29項に記載の結紮装
置。
体の突出長さは、前記ループ解放手段によって解放され
る結び目形成用ループの展開長よりも長いことを特徴と
する第1項に記載の結紮装置。
めの刃を内蔵していることを特徴とする第1項に記載の
結紮装置。
らの前記把持体の突出であることを特徴とする第1項に
記載の結紮装置。
段によって前記把持体もしくは前記保持体の外周に複数
の連続した結び目形成用ループを巻き付けることを特徴
とする第1項に記載の結紮装置。
からなるループ群を形成する1本の結紮糸と、前記結紮
糸の一端を固定するとともに前記ループ群を巻装状態で
保持することによって前記結紮糸を保持する結紮糸保持
手段と、前記ループ群を形成する各結び目形成用ループ
を前記結紮糸保持手段から個別に解放するループ個別解
放手段と、を具備することを特徴とする結紮装置。
群の内側に位置して配され且つ前記結紮糸の自由端を把
持可能な把持部を先端に備えた把持体を有することを特
徴とする第36項に記載の結紮装置。
を固定する糸固定手段を有する管状体を有し、前記把持
体は、前記管状体の先端から突没可能に前記管状体に進
退自在に挿通され、前記ループ群を巻装状態で保持する
ことを特徴とする第37項に記載の結紮装置。
状体に設けられ且つ把持体に巻装状態で保持された各結
び目形成用ループを区画する区画手段を有し、前記区画
手段は、前記管状体に対して進退する前記把持体と協働
して把持体に巻装状態で保持された各結び目形成用ルー
プを個別に解放することを特徴とする第38項に記載の
結紮装置。
端を固定する糸固定手段を有し且つ前記ループ群を巻装
状態で保持する管状の保持体を有し、前記把持体が前記
保持体の先端から突没可能に前記保持体に進退自在に挿
通されていることを特徴とする第37項に記載の結紮装
置。
持部が前記保持体内に引き込まれる動作に連動して前記
保持体に巻装状態で保持された各結び目形成用ループを
個別に解放することを特徴とする第40項に記載の結紮
装置。
周に複数の連続した結び目形成用ループを巻き付けるこ
とを特徴とする第40項に記載の結紮装置。
からなるループ群を形成する1本の結紮糸と、前記結紮
糸の一端を固定するとともに前記ループ群を巻装状態で
保持することによって前記結紮糸を保持する結紮糸保持
手段と、前記ループ群を形成する各結び目形成用ループ
を結紮糸保持手段に個別に保持させるループ個別保持手
段と、を具備することを特徴とする結紮装置。
端を固定する糸固定手段を有する管状体と、前記管状体
の先端から突没可能に前記管状体に進退自在に挿通さ
れ、前記ループ群を巻装状態で保持するとともに、前記
結紮糸の自由端を把持可能な把持部を先端に有する把持
体とからなることを特徴とする第 43項に記載の結紮
装置。
端を固定する糸固定手段を有し且つ前記ループ群を巻装
状態で保持する管状の保持体を有し、ループ個別保持手
段は、前記保持体の外周面に形成され且つ結紮糸の結び
目形成用ループを収容可能な螺旋状の溝であることを特
徴とする第43項に記載の結紮装置。
成用ループを前記結紮糸保持手段から個別に解放するル
ープ個別解放手段を備えることを特徴とする第43項に
記載の結紮装置。
周に複数の連続した結び目形成用ループを巻き付けるこ
とを特徴とする第43項に記載の結紮装置。
成してなる結紮糸と、結紮糸の一端を固定する糸固定部
と、前記ループを巻装状態で保持するループ保持手段
と、前記ループの巻装状態を解放するループ解放手段と
を備え、手術器具を前記ループの内部に挿通可能に配置
できる本体と、を具備することを特徴とする結紮装置。
の結び目形成用ループを保持し且つ前記結紮糸の一端を
固定する保持体と、保持体内に挿入され且つ結紮糸を把
持可能な把持手段を先端に有する把持体とを体内に導入
し、保持体から延びる結紮糸の自由端部を別の鉗子もし
くは前記把持体の把持手段によって把持してこれを体組
織下に回し、体組織下に回した結紮糸の自由端を前記把
持体の把持手段によって把持してこれを保持体内に引き
込むことによって結び目形成用ループを保持体から解放
してこの解放された結び目形成用ループ内に結紮糸の自
由端を通し、前記把持体を保持体から突出させて把持体
と保持体とを体組織をほぼ中心として相対的に移動させ
ることにより、結び目形成用ループ内を通り把持体に把
持された結紮糸の自由端を結び目形成用ループの外側で
引き、且つ、これと逆方向に、把持体に把持された結紮
糸の自由端を引いて結び目形成用ループを締込む、こと
を特徴とする結紮方法。
成用ループをそれぞれ個別に保持し且つ前記結紮糸の一
端を固定する保持体と、保持体内に挿入され且つ結紮糸
を把持可能な把持手段を先端に有する把持体とを体内に
導入し、保持体から延びる結紮糸の自由端部を別の鉗子
もしくは前記把持体の把持手段によって把持してこれを
体組織下に回し、体組織下に回した結紮糸の自由端を前
記把持体の把持手段によって把持してこれを保持体内に
引き込むことによって第1の結び目形成用ループだけを
保持体から解放してこの解放された第1の結び目形成用
ループ内に結紮糸の自由端を通し、前記把持体を保持体
から突出させて把持体と保持体とを体組織をほぼ中心と
して相対的に移動させることにより、第1の結び目形成
用ループ内を通り把持体に把持された結紮糸の自由端を
第1の結び目形成用ループの外側で引き、且つ、これと
逆方向に、把持体に把持された結紮糸の自由端を引いて
第1の結び目形成用ループを締込み、第1の結び目形成
用ループから延びる結紮糸の自由端を前記把持体の把持
手段によって把持してこれを保持体内に引き込むことに
よって第2の結び目形成用ループだけを保持体から解放
してこの解放された第2の結び目形成用ループ内に結紮
糸の自由端を通し、前記把持体を保持体から突出させて
把持体と保持体とを体組織をほぼ中心として相対的に移
動させることにより、第2の結び目形成用ループ内を通
り把持体に把持された結紮糸の自由端を第2の結び目形
成用ループの外側で引き、且つ、これと逆方向に、把持
体に把持された結紮糸の自由端を引いて第2の結び目形
成用ループを締込む、ことを特徴とする結紮方法。
の結び目形成用ループを保持し且つ前記結紮糸の一端を
固定する保持体と、保持体内に挿入され且つ結紮糸を把
持可能な把持手段を先端に有する把持体とを体内に導入
し、保持体から延びる結紮糸の自由端部を別の鉗子もし
くは前記把持体の把持手段によって把持してこれを体組
織下に回し、体組織下に回した結紮糸の自由端を前記把
持体の把持手段によって把持してこれを保持体内に引き
込むことによって結び目形成用ループを保持体から解放
してこの解放された結び目形成用ループ内に結紮糸の自
由端を通し、結紮糸の自由端側と、解放された結び目形
成用ループと、結び目形成用ループから結紮糸の固定端
側に向かって延びる結紮糸の部位と、前記把持体とによ
って囲まれた空間内に鉗子を挿入し、この状態で鉗子を
体組織に向けて押し進めることにより結び目形成用ルー
プを体組織に移動させて結び目形成用ループを締込む、
ことを特徴とする結紮方法。
伸びる2端(自由端と固定端)を有する縫合糸と、軸方
向に長く伸び且つ先端に把持手段を有する第1部材と、
前記ループを第1部材の外側に保持するループ保持手段
と、前記第1部材に沿って把持手段に対して相対的に移
動可能に設けられ且つ前記ループより伸びる縫合糸の固
定端を固定する糸固定手段を有する第2部材と、前記ル
ープを前記把持手段先端外へ開放するループ開放手段と
からなり、体組織下へ回した縫合糸の自由端を前記把持
手段が把持し、前記ループ開放手段によりループを第1
部材先端外へ開放し、したがって、ループ内に糸の自由
端を配置し、体組織を締め付け、結び目を形成するもの
であり、結び目を略中心にしてループ内に通った縫合糸
の一端を把持した把持手段と糸固定手段とが相対的に軸
方向に沿って平行に反対に移動し、ループ内に通った縫
合糸の自由端側と縫合糸の固定端側とを略逆方向に引い
て結び目を締めるようにしたことを特徴とする結紮具。
第2部材にループ開放手段が設けられ、ループ開放手段
が第2部材の第1部材に対する前進動に連動することを
特徴とする第52項に記載の結紮具。
設けられた軸方向に略垂直な面であるループ押し面から
なり、第2部材の第1部材先端方向への移動によりルー
プを第1部材先端から開放するものであり、前記ループ
押し面はループの後方に配置されてループの少なくとも
一部と接触することを特徴とする第52項に記載の結紮
具。
端が第1部材の先端を越えて移動することによる第53
項に記載の結紮具。
はその内腔に配置され、第1部材と第2部材は摺動可能
であり、第1部材の先端は第2部材を最も後方に引いた
とき第2部材先端より突出するような長さを有し、把持
手段により縫合糸の自由端をつかみ、第2部材を先端方
向へ一旦移動させることにより、連動してループを第1
部材先端方向に開放した後、第2部材の先端から後方向
への移動とそれに伴う第1部材の突出により、結び目を
略中心に糸の固定端側と自由端側を引いて、結び目を締
めるようにしたことを特徴とする第 53項ないし第5
5項に記載の結紮具。
ル状態を保つシール手段を有していることを特徴とする
第56項に記載の結紮具。
した後、さらに第1部材を相対的に第2部材に対して後
退させることにより組織を締め付け、ついで、第1部材
を第2部材より突出させる方向に移動させ結び目を締め
付けることを特徴とする第56項に記載の結紮具。
をひくと締まる第1ループと、固定端とつながり固定端
をひくと締まる第2ループとを有し、第2部材に対して
第1部材は第2部材先端より後方へ移動可能であり、把
持手段により縫合糸の自由端をつかみ、第2部材を先端
方向へ一旦移動させることにより、連動してループを第
1部材先端方向に開放した後、更なる第2部材の先端方
向への移動(相対的な第1部材の後進)により、縫合糸
の自由端側を第2部材略内腔に引いて、第1ループを縫
合糸の自由端上に締め、第2部材先端にて体組織を締
め、つづいて結び目を略中心において第2部材の先端か
ら後方向への移動とそれにともなう第1部材の突出によ
り、第2ループとそのループ中を通過した自由端からな
る縫合糸の絡まりを逆転し、その結び目を糸の固定端側
と自由端側を逆方向に引いて締めるようにしたことを特
徴とする第58A項に記載の結紮具。
え溝を設け、第1ループを自由端上に締めて組織を締め
る際に、溝内に自由端を引き第1ループによる結び目を
溝により押さえ体組織を締め付けるようにしたことを特
徴とする第58項に記載の結紮具。
を特徴とする第 58項に記載の結紮具。
た糸通過穴と、縫合糸の固定端に設けられたタグとから
なることを特徴とする第52項に記載の結紮具。
た糸通過穴に糸を縛るものであることを特徴とする第5
2項に記載の結紮具。
するものであることを特徴とする第52項に記載の結紮
具。
成し、第2部材に個々のループを別個に収納する収納部
が設けられ、個々のループを個別に開放する手段が設け
られていることを特徴とする第52項ないし第55項の
いずれか1項に記載の結紮具。 65.ループは第1部材に保持され、第2部材は第1部
材と接する隔壁と第1部材と接しないループ収納部が軸
方向に連続して並び、各収納部は完全に隔絶されず部分
的に連通し、ループを開放する手段は、第2部材の各ル
ープ収納部が第1部材先端を越えて移動することによる
第64項に記載の結紮具。
材先端より延び且つ前記縫合糸の自由端を軸方向に対し
て略垂直方向に第1部材方向に係止する係止手段を備え
た棒状の糸係止部を備え、前記縫合糸は、その自由端
を、第1部材と糸係止部材の先端間の幅以上の長さを糸
係止部より突出して係止されていることを特徴とする第
52項ないし第 65項のいずれか1項に記載の糸受け
渡し手段を備えている結紮具。
あることを特徴とする第52項ないし第66項のいずれ
か1項に記載の結紮具。
延びる2端(自由端と固定端)を有する縫合糸と、縫合
糸の固定端を固定した糸固定部を有し且つ鉗子等の手術
用具に摺動自在に着脱可能な結紮具本体と、前記ループ
を結紮具本体先端付近に仮保持する手段と、手術用具に
結紮具本体を装着する際に前記ループを手術用具外周に
配置する手段と、手術用具に装着後にループを手術用具
先端外へ開放する手段とからなることを特徴とする結紮
具。
手術用具が挿入可能であり、手術用具上に摺動自在であ
り、糸固定部は先端付近に設けられ、本体の長さは手術
用具に装着時に最後端まで本体を後進させた際に鉗子先
端が本体先端より突出するような長さであり、ループ開
放手段は本体の手術用具先端方向への移動に連動しルー
プを手術用具先端に開放することを特徴とする第68項
に記載の結紮具。
むことを特徴とする第68項または第69項に記載の結
紮具。
含む部材に分離可能であることを特徴とする第70に記
載の結紮具。
を有していることを特徴とする第69ないし第71項の
いずれか1項に記載の結紮具。
る手段は本体先端に設けられた軸方向に略垂直な面であ
るループ押し面と、本体の手術用具先端方向への移動に
より、ループを手術用具先端から開放するものであり、
ループ押し面は、ループの少なくとも一部と接触し、ル
ープの後方に配置されることを特徴とする第68項ない
し第72項のいずれか1項に記載の結紮具。
具先端を越えて移動することによる第68項ないし第7
3項のいずれか1項に記載の結紮具。
定部を含む本体の一部と着脱自在でああることを特徴と
する第68項ないし第74項のいずれか1項に記載の結
紮具。 75.ループを仮保持する手段は略筒状部材を含み、こ
の外周にループは巻かれ、ループを手術用具外周に配置
する手段はこの筒状部材を含み、本体が手術用具に装着
される際に、手術用具先端に押し出され、ループを手術
用具の外周に配置し、この筒状部材は糸固定部を含む本
体の一部と着脱自在であることを特徴とする第75A項
に記載の結紮具。
した後、さらに、手術用具を相対的に本体に対して後退
させることにより、組織を締め付け、ついで、手術用具
を本体より突出させる方向に移動させ、結び目を締め付
けることを特徴とする第75項に記載の結紮具。
をひくと締まる第1ループと固定端とつながり固定端を
引くと締まる第2ループとを含むことを特徴とする結紮
具であり、手術用具に装着後、手術用具の把持手段によ
り糸の自由端をつかみ、本体を先端方向へ一旦移動させ
ることにより、連動してループを手術用具先端方向に開
放した後、更なる本体の先端方向への移動(相対的な手
術用具の後進)により、糸の自由端側を本体略内腔に引
いて、第1ループを糸の自由端上に締め、本体先端にて
体組織を締め、つづいて結び目を略中心において本体の
先端から後方向への移動とそれにともなう手術用具の突
出により、第2ループとそのループ中を通過した自由端
からなる糸の絡まりを逆転し、その結び目を糸の固定端
側と自由端側を逆方向に引いて締めるようにしたことを
特徴とする第76A項に記載の結紮具。
を設けたことを特徴とし、第1ループを自由端上に締め
て組織を締める際に、溝内に自由端を引き第1ループに
よる結び目を溝により押さえ体組織を締め付けるように
したことを特徴とする第76項に記載の結紮具。
ことを特徴とする第68項に記載の結紮具。
通過穴と、糸の固定端に設けられたタグとからなること
を特徴とする第68項ないし第78項のいずれか1項に
記載の結紮具。
通過穴に糸を縛ることであることを特徴とする第68項
ないし第79項のいずれか1項に記載の結紮具。
ことであることを特徴とする第68項ないし第80項の
いずれか1項に記載の結紮具。
成し、本体に個々のループを別個に収納する収納部を設
け、ループを仮保持する手段はこれらを全て保持する手
段を含み、手術用具装着後、個々のループを個別に開放
する手段を設けたことを特徴とする第68項ないし第8
1項のいずれか1項に記載の結紮具。
体には、手術用具と接する隔壁と手術用具と接しないル
ープ収納部が軸方向に連続してならび、各収納部間は部
分的に連通し、手術用具に装着後ループを開放する手段
は、本体の各ループ収納部が手術用具先端を越えて移動
することによる第82項に記載の結紮具。
端よりさらに先端方向にのび、前記糸状部材の自由端を
軸方向に対して略垂直方向に手術用具方向に係止する係
止手段を備えた棒状の糸係止部を含み、前記糸は、その
自由端を、手術用具と糸係止部材の先端間の幅以上の長
さを糸係止部より突出して係止されていることを特徴と
する第68項ないし第83項のいずれか1項に記載の糸
受け渡し手段を備えた結紮具 85.糸係止部が糸固定部と一体に設けられていること
を特徴とする第84項に記載の結紮具。
つの部材と、弾性を有する糸状部材とからなり、第1部
材は先端に把持手段を備え、第2部材は、先端に前記糸
状部材を軸方向に対して略垂直方向に第1部材方向に係
止する係止手段を備え、前記糸状部材は、その一端を、
2片の部材の先端間の幅以上の長さを糸係止部より突出
して係止されていることを特徴とする糸受け渡し手段を
備えた結紮具。
り、第2部材は筒状部材よりのびる棒状部材であり、先
端付近に糸係止部をもつことを特徴とする第86項に記
載の結紮具。
特徴とする第86項に記載の結紮具。 89.糸係止部が溝であることを特徴とする第86項に
記載の結紮具。
を特徴とする第 86項に記載の結紮具。
とも一部空間が形成されていることを特徴とする第86
項に記載の結紮具。
特徴とする第86項に記載の結紮具。 93.ループは、複数のループが略同軸上に連続して形
成され、少なくともループの1つは巻き方向が異なる第
52項ないし第85項のいずれか1項に記載の結紮具。
第1部材の突出長は、一度に開放されるループの展開長
以上であることを特徴とする第56項に記載の結紮具。
形成し、個々のループ群は固定端部側と自由端部側を有
し、ループ解放手段は、これらの個々のループ群を個別
に解放する手段を含むことを特徴とする第52項ないし
第63項のいずれか1項に記載の結紮具。
納する手段を有することを特徴とする第95項に記載の
結紮具。
ループからなることを特徴とする第95項または第96
項に記載の結紮具。
部材は第1部材と接する隔壁と第1部材と接しないルー
プ収納部が軸方向に連続してならび、各収納部は完全に
隔絶されず部分的に連通し、ループを解放する手段は、
第2部材の各ループ収納部が第1部材先端を越えて移動
することによることを特徴とする第95項または第96
項に記載の結紮具。
部材に対して前進させるループ前進手段を含むことを特
徴とする第96項ないし第98項のいずれか1項に記載
の結紮具。
め手段を含む糸保持部材支持部材からなり、糸保持部材
はネジ状溝を有する筒状部材であり、収納手段はネジ溝
であり、糸保持部材は糸保持部材支持部材に対して回転
可能に設けられ、各ループ群は各ネジ溝を跨いで収納さ
れ、ループ解放手段並びに前進手段は、糸保持部材を糸
保持部材支持部材に対してネジ溝の巻き方向と逆方向に
回転させる回転手段であることを特徴とする第99項に
記載の結紮具。
を有し、カバーは側面切り欠きを持つ断面C字状であ
り、ネジ状溝に巻かれたループの次のループへと繋がる
ネジ溝に収納されない交差部が前記切り欠きに納められ
るもので、前記糸回転止め手段はこの切り欠きの端面が
ループの交差部をおさえることによる第100項に記載
の結紮具。
対する前進動に連動し、後進動には回転しない手段を有
することを特徴とする第100項に記載の結紮具。
カム溝と、これと噛み合うように第1部材に設けられた
カムピンからなり、カム溝はネジ溝と逆方向に糸保持部
材周上に一回転する螺旋溝とこの螺旋溝をバイパスする
溝からなることを特徴とする第100項に記載の結紮
具。
特徴とする第100項または第111項に記載の結紮
具。
に固定され、糸固定部材はネジ溝内に収納され、第2部
材は糸固定部材抜け落ち防止手段を有することを特徴と
する第100項ないし第103項のいずれか1項に記載
の結紮具。
形成したものであることを特徴とする第100項ないし
第103項のいずれか1項に記載の結紮具。
部材にループが巻き付けられていることによる第95項
に記載の結紮具。
も一部が開放していることを特徴とする第105項ない
し第107項のいずれか1項に記載の結紮具。
を形成し、個々のループ群は固定端部側と自由端部側を
有し、ループ解放手段は、これらの個々のループ群を個
別に解放する手段を含むことを特徴とする第68項ない
し第81項のいずれか1項に記載の結紮具。
収納する手段を有することを特徴とする第109項に記
載の結紮具。
のループからなることを特徴とする第109項または第
110項に記載の結紮具。
は鉗子と接する隔壁と鉗子と接しないループ収納部が軸
方向に連続してならび、各収納部は完全に隔絶されず部
分的に連通し、ループを解放する手段は、結紮具の各ル
ープ収納部が鉗子先端を越えて移動することによること
を特徴とする第109項ないし第111項のいずれか1
項に記載の結紮具。
紮具に対して前進させるループ前進手段を含むことを特
徴とする第109項ないし第111項のいずれか1項に
記載の結紮具。
手段を含む糸保持部材支持部材からなり、糸保持部材は
ネジ状溝を有する筒状部材であり、収納手段はネジ溝で
あり、糸保持部材は糸保持部材支持部材に対して回転可
能に設けられ、各ループ群は各ネジ溝を跨いで収納さ
れ、ループ解放手段並びに前進手段は、糸保持部材を糸
保持部材支持部材に対してネジ溝の巻き方向と逆方向に
回転させる回転手段であることを特徴とする第113項
に記載の結紮具。
を有し、カバーは側面切り欠きを持つ断面C字状であ
り、ネジ状溝に巻かれたループの次のループへと繋がる
ネジ溝に収納されていない交差部が前記切り欠きに納め
られるもので、前記糸回転止め手段は、この切り欠き端
面がループの交差部を押さえることによる第114項に
記載の結紮具。
前進動に連動し、後進動には回転しない手段を有するこ
とを特徴とする第114項に記載の結紮具。
ム溝と、これと噛み合うように鉗子に設けられたカムピ
ンからなり、カム溝はネジ溝と逆方向に糸保持部材周上
に一回転する螺旋溝とこの螺旋溝をバイパスする溝から
なることを特徴とする第114項に記載の結紮具。
特徴とする第114項または第115項のいずれか1項
に記載の結紮具。
部材であり、糸固定部材は糸回転止め部材に摺動可能で
あり、ネジ溝内に収納され、糸回転止め部材は糸固定部
材抜け落ち防止手段を有することを特徴とする第114
項ないし第117項のいずれか1項に記載の結紮具。
形成したものであることを特徴とする第114項ないし
第117項のいずれか1項に記載の結紮具。
巻き付けられていることによる第109項に記載の結紮
具。
も一部が開放していることを特徴とする第109項に記
載の結紮具。
そこからのびる2端(自由端と固定端)を有する縫合糸
と、これを保持する糸保持手段を含む結紮具であって、
個々のループ群は固定端部側と自由端部側を有し、これ
らの個々のループ群を個別に解放する手段を設けたこと
を特徴とする結紮具。
収納する手段を有することを特徴とする第123項に記
載の結紮具。
のループからなることを特徴とする第123項または第
124項に記載の結紮具。
子を含むことを特徴とする第123項ないし第125項
のいずれか1項に記載の結紮具。
結紮具は糸保持手段と接する隔壁と糸保持手段と接しな
いループ収納部が軸方向に連続してならび、各収納部は
完全に隔絶されず部分的に連通し、ループを解放する手
段は、結紮具の各ループ収納部が糸保持手段先端を越え
て移動することによることを特徴とする第123項ない
し第126項のいずれか1項に記載の結紮具。
紮具に対して前進させるループ前進手段を含むことを特
徴とする第123項ないし第127項のいずれか1項に
記載の結紮具。
段を含む糸保持手段支持部材からなり、糸保持手段はネ
ジ状溝を有する筒状部材であり、収納手段はネジ溝であ
り、糸保持手段は糸保持手段支持部材に対して回転可能
に設けられ、各ループ群は各ネジ溝に収納され、ループ
解放手段並びに前進手段は、糸保持手段を糸保持手段支
持部材に対してネジ溝の巻き方向と逆方向に回転させる
回転手段であることを特徴とすることを特徴とする第1
23項ないし第128項のいずれか1項に記載の結紮
具。
を有し、カバーは側面切り欠きを持つ断面C字状であ
り、ネジ状溝に巻かれたループの次のループへと繋がる
ネジ溝に収納されていない交差部が前記切り欠きに納め
られるもので、前記糸回転止め手段は、この切り欠き端
面がループの交差部を押さえることによる第129項に
記載の結紮具。
前進動に連動し、後進動には回転しない手段を有するこ
とを特徴とする第129項に記載の結紮具。
たカム溝と、これと噛み合うように鉗子に設けられたカ
ムピンからなり、カム溝はネジ溝と逆方向に糸保持手段
周上に一回転する螺旋溝とこの螺旋溝をバイパスする溝
からなることを特徴とする第130項に記載の結紮具。
特徴とする第129項または第130項に記載の結紮
具。
に固定され、ネジ溝内に収納され、糸固定部材抜け落ち
防止手段を有することを特徴とする第129項ないし第
132項のいずれか1項に記載の結紮具。
形成したものであることを特徴とする第129項ないし
第132項のいずれか1項に記載の結紮具。
巻き付けられていることによる第123項に記載の結紮
具。
一部が開放していることを特徴とする第123項ないし
第136項のいずれか1項に記載の結紮具。
た縫合糸と、これを保持する糸保持手段を有する結紮具
であって、糸保持手段に、個々のループを個別に収納す
る収納手段を設けたことを特徴とする結紮具。
徴とする第138項に記載の結紮具。 140.収納手段は結紮具に設けられた複数のループ係
止溝であることを特徴とする第138項に記載の結紮
具。
に把持手段を備えた鉗子を含むことを特徴とする第13
8項に記載の結紮具。
項〜第47項、第48項、第52項〜第85項、第93
項 体腔内で簡単に道具の出し入れなしに体壁に必要な穴を
少なく、結び目よりのびる糸端を逆方向に締め付けるこ
とで、結び目自身を堅く締め付ける。また、これを簡単
な構造(製造しやすい)により実現する。
5項および第66項〜第67項 結び目となるループを形成する糸をすばやく簡単に結び
目を形成できる道具にとりつけること。また、これを簡
単な (製造しやすい)構造により実現すること。交換
部位を必要最低限とすること。また、一般的に用いられ
る器具に組みあわせて使用することで処置の汎用性を高
めること。
66項、第84項、第87項〜92項 容易に体壁にあける穴を少なく血管等の裏側に糸を回す
作業を行う。道具の出し入れを少なく剥離等の操作と連
続して糸を血管等の裏側に回せる。平行に配置される部
材間での糸の受け渡しを容易にする。
項、第76項 結び目となる糸の絡まりを多くし、結節の強さを増す。
開腹手術のようにまず組織をしめ、ついで結節を強くし
める。
に締め込む。
1項、第35項、38項〜第42項、第44項〜第47
項、第95項〜第108項 結紮を道具の出し入れを最小限に、糸のもちかえなく、
一孔にて、結び目を中心に糸を両側に引いて固く締め付
けることができるもので、複数箇所の結紮が可能で、あ
るいは、通常の手術で行われる結紮を簡単に好適な結節
数重ね、確実に糸を締めることができる。
47項、第109項〜第122項 手術用鉗子にとりつけて用いられる結紮用カートリッジ
で、結紮を道具のだしいれを最小限に、糸のもちかえな
く、一孔にて行えるもので、複数箇所の結紮が可能で、
あるいは、通常の手術で行われる結紮を簡単に好適な結
節数重ね、確実に糸を締めることができる道具。
第141項 複数箇所の結紮が簡単に行え、あるいは、通常の手術で
行われるように結紮を好適な結節数重ねることで、確実
に締めることができる道具。
項〜第47項、第48項、第52項〜第67項および第
93項 本構成のものを体腔内に挿入し、ループから延びる糸の
自由端を所望の体組織下に通して、第1部材(手術用
具、把持体)先端に把持し、第1部材外へループ開放手
段により開放し、ループ内に糸の他端を配置し、糸端を
把持した第1部材と糸固定端を固定した第2部材(保持
体)をループ部とそれを通過する糸からなる結び目を略
中心に相対的に反対方向に移動させ、結び目からのびる
糸端を逆方向に締め付けることで、固く結び目を形成す
る。
5項 本構成においては、手術用の鉗子を用意し、この鉗子に
カートリッジ本体(本体、保持体)を装着するが糸端は
これに固定されており、カートリッジと共に鉗子に装着
され、このときループ配置手段によりカートリッジに保
持されていたループの内側に鉗子が配置される。それ以
降は上記(1)と同様にして結紮する。 (3)第23項〜第25項、第86項〜第92項、第6
5項、第84項 本構成においては、第1部材(鉗子、手術器具、把持
体)で体組織下の癒着領域を剥離等しそのまま体組織下
に配置させ、糸状部材を係止した第2部材(糸係止部、
結紮具本体、カートリッジ、本体、保持体)を第1部材
に対して先端に向け平行にすすめ、その先端は体組織を
越えさせる。この時、糸状部材は第1部材に向いて軸方
向に略垂直に保持されているが第1部材と第2部材の間
にはさまる体組織上を第2部材がのりこえる時は、糸状
部材は弾性変形には曲げられ体組織上を通過し、さらに
第2部材を先端方向へ移動させると、糸状部材が体組織
上をのりこえ、その後、糸の弾性により軸方向に対して
略垂直に第1部材方向に向き直る。ここで、第2部材よ
りでる糸の長さは第1部材、第2部材の先端間の距離よ
りも長いものとなっているため、第1部材により糸端を
つかみ、ついで第1部材と第2部材を相対的に移動さ
せ、糸係止部より糸状部材をはずし、第1部材、第2部
材をともに体組織に対してひいて、体組織下に糸を通
す。
項、第76項 糸自由端を体組織下に通した後、この糸端を第1部材
(手術用具)にてつかみ、引くことによりループを第1
部材より自由端上に開放し、さらに糸端をひくと、第1
のループがしまり、糸の自由端をしめつけ、これにより
組織をしめつける。ついで、第1部材を第2部材(結紮
具本体)に対して押しだすと、ループは開放されくずれ
ており、第1部材はそのループの外側を通り、また相対
的に第2部材をひき、両糸端がひかれ、第2ループと自
由端側の糸の絡まりが逆転し、自由端側の糸は大きく折
れ曲がり、第2ループであった糸固定端と絡まりあっ
て、さらに第1部材と第2部材を動かすと、第2ループ
と自由端よりなる結び目は、それを中心に両側に糸をひ
かれ、しぼりこまれる。
に第2部材(保持体)より第1部材(把持体)を突出さ
せ、ループ縮め、結び目を中心に糸の両端を引き、結び
目を締め込む。
1項、第35項、第38項〜第42項、第44項〜第4
7項、第95項〜第108項 第2部材からのびる体組織下に回した糸の自由端を第1
部材(把持体)にて把持し、第2部材(保持体)に複数
巻かれたループの一つのループ群をループ解放手段によ
り解放し、ループ内に糸の自由端側を通し、ついで第2
部材を引いて第1部材を突出させることで(糸端は第2
部材に固定されており、残りのループが複数巻き付き縛
りこまれているため、糸の固定部として機能する)結び
目を略中心に糸を両側に反対方向に引き、結び目を締め
込む。必要があれば、そのまま、次のループを解放し第
2部材を引いて第1部材を突出させ、 さらに結節を重
ねる。必要なだけ結節を重ねることができる。また、別
の箇所を結紮したい場合には糸を切り、その糸の端部を
自由端として、上記作業をくりかえすことが可能であ
る。
47項、第109項〜第122項 鉗子にカートリッジ(結紮具、保持体)を取り付け、カ
ートリッジからのびる体組織下に回した糸の自由端を鉗
子にて把持し、カートリッジに複数巻かれたループの一
つのループ群を解放しループ内に糸の自由端側を通し、
ついでカートリッジを引いて鉗子を突出させることで
(糸端はカートリッジに固定されており、残りのループ
が複数巻き付き縛りこまれるため、糸の固定部として働
く)結び目を略中心に糸を両側に引き、結び目を締め込
む。必要があれば、そのまま、次のループを解放しカー
トリッジを引いて鉗子を突出させ、さらに結節を重ね
る。必要なだけ結節を重ねることができる。また、別の
箇所を結紮したい場合には糸を切り、その糸の端部を自
由端として、上記作業をくりかえすことが可能である。 (8)第36項〜第47項、第123項〜第141項 体組織化に回された糸の自由端上に複数保持されたルー
プ群の一つを解放し、ループ中をくぐった糸の自由端側
とその他端をひき、ループを縮め結び目とし、さらに両
端の糸をひき結び目を締め付ける。さらに結節を重ねる
必要がある場合には、そのまま自由端上に次のループ群
を解放し、同様にループをくぐった糸の自由端とその他
端側の糸を引いて結節を重ねることができる。別の箇所
を結紮したい場合には、糸を切り、その糸を切った残り
の端を自由端として上記作業を繰り返すことができる。
項〜第48項、第52項〜第85項および第93項 本構成によれば、1つの孔にて体腔内での結紮作業を行
なえ、結び目から延びる糸の2端を反対方向に強く締め
ることが可能であり、結び目を固く締め付けることがで
きる。また、この結紮作業が、第1部材と第2部材(把
持体と保持体、鉗子とカートリッジ本体 )の前後進動
だけで行なうことができるため簡単である。さらに、第
1部材と第2部材と糸だけの構造であり、構成が簡単で
あり、製造が容易である。
5項 本構成によれば、一般的に用いられる(内視鏡下)手術
用器具と組み合わせことができ、処置の汎用性が高い。
使用後の交換が容易であり、糸を巻きなおしたりする手
間がなく、結紮作業がスムーズに進められるため、手術
時間の短縮が図られる。最低限の部分の交換で済み、手
術コストを抑えられる。
での結紮作業を行なえ、また、糸端が固定された本体
(保持体)は鉗子にスライド自在なため結び目より延び
る2端の糸を反対方向へ強く締め、結び目を固く締めら
れる。また、カートリッジと鉗子の前後動のみでそれが
可能で簡単である。
め、鉗子をループ内に配置しなくても、ループがくずれ
ることなく保管される。また、構成がシンプルである。
92項、第66項、第84項 剥離操作を行なうと、体組織下に鉗子部材を配置するこ
とになるが、これをこのままに1孔で別の道具の出し入
れなしに連続的に糸の受け渡しが可能である。平行な部
材間でもその間に組織を配置して、その先端で糸の受け
渡しが容易に行なえる。
項、第76項 糸の絡まりが多くなる上、糸の両端をきつく締め込める
ため、結節の強度が増す。また、開腹術のように体組織
を締め込んだ後、結節を締めることが可能である。
ストロークを一本の鉗子上で稼ぐことができ、このため
第1部材と第2部材(把持体と保持体)の移動のみで確
実に糸を締め込むことができる。
1項、第35項、第38項〜第42項、第44項〜第4
7項、第95項〜第108項 結紮を道具のだしいれを最小限に、糸のもちかえなく、
一孔にて、結び目を中心に糸を両側に引いて固く締め付
けることができると同時に、通常の手術で行われるよう
に好適な結節数だけ結紮を重ねることができ、確実に糸
を締めることができ、あるいは、その後続けて別の箇所
の結紮も行うことができる。
47項、第109項〜第122項 手術用鉗子にとりつけて用いられる結紮用カートリッジ
(保持体)で、結紮を道具のだしいれを最小限に、糸の
もちかえなく、一孔にて行えるもので、複数箇所の結紮
が可能で、あるいは、通常の手術で行われる結紮を簡単
に好適な結節数重ね、確実に糸を締めることができる。
第141項 複数箇所の結紮が簡単に行え、あるいは、簡単に通常の
手術で行われるように結紮を好適な結節数重ねること
で、確実に締めることができる。
によれば、他の処置具を要することなくそれ自身で体内
結紮を行なうことができるとともに、簡単な操作で結紮
糸の結び目を強固に締め付けることができる。
る結紮用カートリッジの斜視図である。
カートリッジ本体の糸係止部の先端部の平面図、(b)
はカートリッジ本体の斜視図、(c)は図1の結紮用カ
ートリッジを構成するループ保持部材の斜視図、(d)
はカートリッジ本体の糸固定部の断面図である。
紮糸のループ形状を示す図である。
る。
ある。
る操作シースの半断面図である。
る鉗子の斜視図である。
態を示す図である。
端に取り付けた状態を示す断面図、(b)は結紮用カー
トリッジを操作シースに取り付けた状態から鉗子を押し
出した状態を示す断面図である。
離した状態を示す斜視図である。
した様子を示す斜視図である。
状態を示す断面図である。
自由端を鉗子によって把持した状態を示す斜視図、
(b)は(a)の状態から操作シースを後方に引き戻し
て結紮糸の自由端の係合状態を解除した様子を示す斜視
図である。
管状物の下側に回した状態を示す斜視図である。
内に通した状態を示す図である。
を示す断面図である。
とにより、鉗子に把持された結紮糸の自由端部と主部材
に固定された結紮糸の固定側端部とを逆方向に引張っ
て、結紮糸の自由端部が挿通された結び目形成ループを
締め付ける様子を示す斜視図である。
た図である。
である。
するカートリッジ本体の斜視図である。
示す斜視図である。
む様子を示す断面図である。
側の構成を示す斜視図である。
端を鉗子によって把持した状態を示す図である。
して結紮糸の自由端の係止状態を解除した様子を示す図
である。
ス内に引き込む様子を示す断面図である。
む様子を示す断面図である。
図である。
する結紮用カートリッジの斜視図である。
操作シースに取り付けた状態を示す断面図である。
のループを鉗子の外周に配置する状態を示す斜視図であ
る。
置を構成する結紮用カートリッジの斜視図、(b)は図
33の(a)の結紮用カートリッジの上側断面図であ
る。
視図である。
て組織を縫合する様子を示す斜視図である。
作方法を示す説明図である。
子を示す断面図である。
ある。
置を構成する結紮用カートリッジのカートリッジ本体の
斜視図、(b)は結紮用カートリッジを構成するループ
保持部材の斜視図である。
合わせた状態を示す図である。
のループを鉗子の外周に配置する状態を示す図である。
る。
様子を示す図である。
子を示す図である。
様子を示す図である。
子を示す図である。
を構成する構成部の斜視図である。
図である。
図である。
斜視図である。
る。
の分解斜視図である。
開図である。
材とケースとを組み立てた状態を示す斜視図、(b)は
カートリッジ部の斜視図である。
図、(b)はカートリッジ部を構成する糸保持部材とケ
ースとを組み立てた状態における側面図である。
(b)はカートリッジ部を構成する糸保持部材とケース
とを組み立てた状態における下面図である。
階的に示す図である。
階的に示す図である。
階的に示す図である。
階的に示す図である。
階的に示す図である。
階的に示す図である。
を示す下面図である。
図である。
するカートリッジ部の分解斜視図である。
る。
る。
する鉗子の側面図である。
態様を示す図である。
解図である。
いて体組織を結紮する様子を示す図である。
端部分の斜視図である。
図
様子を示す図である。
端部分の斜視図である。
装置の正面図、(b)は本発明の第13の実施例に係る
結紮装置の側面図である。
作状態を段階的に示す図である。
成する鉗子の断面図である。
作業を行なう様子を段階的に示す図である。
作業を行なう様子を段階的に示す図である。
作業を行なう様子を段階的に示す図である。
作業を行なう様子を段階的に示す図である。
作業を行なう様子を段階的に示す図である。
端側の側面図である。
端側の下面図である。
た状態を示す側面図である。
子を段階的に示す図である。
解斜視図である。
視図である。
子を段階的に示す図である。
子を段階的に示す図である。
子を段階的に示す図である。
子を段階的に示す図である。
子を段階的に示す図である。
子を段階的に示す図である。
成するシースの先端側の斜視図である。
組織の結紮を行う様子を示す図である。
分解斜視図である。
係るカートリッジ本体の正面図、(b)は(c)のEー
E線に沿う断面図、(c)は本発明の第8の実施例の変
形例に係るカートリッジ本体の先端部の下面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 結紮糸を把持可能な把持部を先端に有す
る把持体と、 前記把持体をその先端から突没可能に挿通する貫通孔
と、結紮糸の一端を固定する糸固定手段と、結紮糸を保
持可能な保持部とを有し、前記貫通孔に挿通された把持
体に対して進退可能な保持体と、 結紮糸に形成された少なくとも1つの結び目形成用ルー
プを前記保持体の外周または前記把持体の外周に巻装状
態で保持させる巻装保持手段と、 結紮糸の他端を把持する前記把持部が前記保持体内に引
き込まれる動作に伴って、前記保持体または把持体に対
する前記結び目形成用ループの巻装状態を解放するルー
プ解放手段と、 前記把持体と前記保持体との相対的な移動によって、解
放された前記結び目形成用ループを締め込む締め込み手
段と、 を具備することを特徴とする結紮装置。
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