JPH08251435A - 受像管のチルト補正装置 - Google Patents

受像管のチルト補正装置

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JPH08251435A
JPH08251435A JP7344446A JP34444695A JPH08251435A JP H08251435 A JPH08251435 A JP H08251435A JP 7344446 A JP7344446 A JP 7344446A JP 34444695 A JP34444695 A JP 34444695A JP H08251435 A JPH08251435 A JP H08251435A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受像管の画像の回転現象を補正するチルト補
正装置を提供する。 【解決手段】 受像管駆動用の交流電流をフィルタ回路
20を経て電源回路22に印加する一方、所定時間の間
デガウシングコイルD−Coilに印加する受像管のチ
ルト補正装置に、デガウシングコイルからフィードバッ
クされる所定レベルの電圧を特定電位のチルト補正制御
信号と比較して、その差分電流を出力するチルト調整手
段26と、デガウシング制御信号の電位状態に応じて選
択的なスイッチング動作を行いフィルタ回路とデガウシ
ングコイルを含むループによる素子動作、またはチルト
調整手段とデガウシングコイルを含むループによるチル
ト補正動作を行わせるスイッチング手段24とから構成
され、受像管のチルト補正用に別途コイルを設けずに従
来のデガウシングコイルでチルト補正が可能なので製品
製作が容易であり、チルト補正を容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受像管のチルト補正
装置に係り、さらに詳しくは受像管の素子のために装着
されたデガウシングコイル(Degaussing C
oil)を用いてチルト補正の可能な受像管のチルト補
正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、画像を表示する受像管は、スクリ
ーンに走査される電子ビームを発散する電子銃を備えて
おり、発散される電子ビームはスクリーンに横に偏向走
査され、走査されるビームの濃度により映像が形成され
る。
【0003】かかるディスプレイ装置、すなわち受像管
はパソコンに接続されるモニタまたはTVなど広範囲に
使われている。
【0004】受像管にはDY(Deflection
Yoke)が装着されており、これは電子銃から出たビ
ームを垂直及び水平偏向する役割を果たす。
【0005】しかし、電子ビームは偏向コイルにより形
成される電子場により偏向されるので、外乱により電子
場が影響を受けると、電子ビームの偏向角が変化するこ
とがある。特に、地球磁気場(地磁界)は電子ビームの
軌道をランディング位置に変化させる。これにより図1
に示したような画像回転現象が生じていた。
【0006】図1のディスプレイ装置のシャシ4には、
受像管6が取り付けられている。この受像管に表示され
る画像は、正常の偏向が生ずる時は、正常画像8が表示
されるが、外部磁気場の影響が発生する場合は、図1に
示すように、回転画像8aが表示される。
【0007】かかる問題点により、ディスプレイ装置の
受像管に対する地磁界の影響を最小化するために偏向コ
イル、そしてネック部品の設計には細心の注意を払う必
要があった。
【0008】従来は、これに対する対応策として偏向ヨ
ークを、表示される画像に応じて手動で回転させること
により、外部磁気場による画像回転を相殺させる方法を
採用したり、受像管を絶縁(遮断)する方法を用いてい
た。
【0009】しかし、前者の場合には、熟練技術を要
し、受像管を回転させるためには、組み込まれたものを
取り外さなければならないなどの問題点があった。ま
た、後者の場合には、受像管を絶縁するためにコストが
かかり、またその分だけシャシやハウジングが大きくな
らざるを得ないなどの問題があった。
【0010】かかる問題点を補うための技術が、米国特
許第5、021、712号に開示されている。ここで
は、コイルを電子銃から発散される電子ビームの経路と
直交した方向に巻線しているため、このコイルに電流を
流すことにより発生する電磁場により電子ビームが影響
を受けて、フォーカスが合わないといった現象や、画像
が変質されるといった現象が生じていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述した従来
の問題点を解決するために案出されたもので、その目的
は、デガウシングコイルを用いて素子動作のみならず、
チルト補正動作の遂行の可能な受像管のチルト補正装置
を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明による受像管のチルト補正装置は、受像管
の駆動のために供される交流電流を電源ライン上のフィ
ルタ回路を経て電源変換のための電源回路に印加する一
方、受像管の素子のために所定時間の間デガウシングコ
イルに印加する受像管のチルト補正装置において、前記
デガウシングコイルからフィードバックされる所定レベ
ルの電圧を特定電位を有するチルト補正制御信号と比較
することにより、その差分に当たる電流を出力するチル
ト調整手段と、前記デガウシング制御信号の電位状態に
応じて選択的なスイッチング動作を行い、前記フィルタ
回路とデガウシングコイルを含むループを形成して素子
動作を行わせたり、前記チルト調整手段とデガウシング
コイルを含むループを形成してチルト補正動作を行わせ
るスイッチング手段とから構成されることを特徴とす
る。
【0013】前記チルト調整手段は、所定レベルに定め
られた電圧を基準として、チルト補正制御信号を比較増
幅する増幅器と、前記スイッチング手段を通じて前記デ
ガウシングコイルからフィードバックされた電圧と前記
増幅器の出力電圧とを比較して、その差に相当する電流
を出力する比較器と、前記比較器から出力された電流を
増幅して、前記スイッチング手段を通じて前記デガウシ
ングコイルに供する電流増幅素子とから構成されうる。
【0014】また、チルト補正制御信号は、表示される
画面のチルト補正方向と補正程度に応じて異なる電気的
レベルを有するように印加されるのが望ましい。
【0015】そして、前記スイッチング手段は、前記デ
ガウシング制御信号の電気的レベルに応じて所定電圧の
印加をスイッチングするスイッチング素子と、前記スイ
ッチング素子によりスイッチングされる前記所定電圧の
印如の状態に応じて、前記デガウシングコイルと前記チ
ルト補正手段を含むループと、前記デガウシングコイル
と前記チルト補正手段を含むループとを選択的にスイッ
チングする第1及び第2リレーとから構成されうる。
【0016】そして、前記チルト補正手段からスイッチ
ング手段を通じて前記デガウシングコイルに所定電流を
印加してチルト補正動作を行った後前記スイッチング手
段のスイッチング動作により所定時間素子動作が行われ
るように構成されるのが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による受像管のチル
ト補正装置の望ましい実施の一形態について添付図面に
基づき詳細に説明する。
【0018】図2は本発明による受像管のチルト補正装
置の実施の一形態であって、交流電源Vsの連結された
フィルタ回路20と、該フィルタ回路20に連なって所
定電圧Voutを出力する電源回路22と、フィルタ回
路20に対して電源回路22と並列に連結され、デガウ
シングコイルD−Coilに電流を選択的に印加するた
めのスイッチング回路24と、スイッチング回路24を
通じてチルト補正のための電流をデガウシングコイルD
−Coilに供給するようにスイッチング回路24に連
なったチルト調整回路26が構成されている。
【0019】フィルタ回路20は交流電源Vsに対して
並列連結されたキャバシタCIと、ィンタクタL1、直
列キャパシタC2、C3とキャパシタC1より構成され
ており、外部から電源ラインを通じてノイズ成分が流入
することを防止するとともに、逆に機器の内部で発生し
たノイズ成分が電源ラインを通じて外部に流出すること
を防止するためのものである。
【0020】フィルタ回路20に連なった電源回路22
は、入力電流を整流する整流子D1と、電圧平滑用キャ
パシタC5と、パルス発生器(図示せず)から供される
スイッチングバルスによりスイッチング動作するトラン
ジスタQ1と、トランジスタQ1により整流及び平滑さ
れた電圧を出力電圧Voutに誘導させるトランスTと
から構成されている。
【0021】すなわち、ノイズ成分がフィルタリングさ
れた交流電流が整流され、電圧が平滑化され、トランス
Tの1次巻線に印加されると、スイッチングパルスによ
りスイッチング動作するトランジスタQ1の動作により
トランスTは2次側に電圧を誘導して、出力電圧Vou
tを図示しない各部分に供する。
【0022】一方、スイッチング回路24は、フィルタ
回路20に対して電源回路22と並列に連結されたもの
で、コレクタに抵抗R1を通じて電圧Vccが印加さ
れ、図示しない制御信号源(マイコンから出力)から供
されるデガウシング補正制御信号が抵抗R2を通じてベ
ースに印加されるトランジスタQ2と、トランジスタQ
2の動作状態によりスイッチング動作を行うリレー2
8、30と各リレー28、30に並列に連結され、逆起
電力を防止するダイオードD2、D3より構成されてい
る。
【0023】リレー28、30はそれぞれ内部コイルL
2、L3を有し、コイルL2、L3に電流が印加される
状態により、交番連動するスイッチSW1、SW2より
それぞれ構成されている。そして、リレー28、30の
スイッチSW2の各一端はフィル夕回路20に連なって
おり、他の一端の間にはデガウシングコイルD−Coi
lが連なっており、リレー28のスイッチSW2とデガ
ウシングコイルD−Coilとの間にはポジスタPHが
介挿されている。
【0024】そして、リレー28、30に構成されたス
イッチSW1の一側間にはデガウシングコイルD−Co
ilが連なるように構成され、他の一側はチルト調整回
路26に連結されている。
【0025】すなわち、リレー28、30のスイッチン
グ状態に応じて、デガウシング動作のために、フィルタ
回路20とリレー28のスイッチSW2とポジスタPH
とデガウシングコイルD−Coil及びリレー30のス
イッチSW2よりなされるループが形成されたり、チル
ト調整のためにチルト調整回路26とリレー28のスイ
ッチSW1とデガウシングコイルD−Coil及びリレ
ー30のスイッチSW1よりなされるループが形成され
るように構成されている。
【0026】そして、チルト調整回路26は基準電圧V
ccが抵抗R3と抵抗R4により分圧され増幅器32の
非反転端(+)に印加されるように連なり、増幅器32
の反転端(−)にはチルト補正制御信号が抵抗R5を通
じて印加されるように連なり、出力利得を定める抵抗R
6が増幅器32の反転端(−)と出力端との間に連結さ
れている。
【0027】また、増幅器32の出力電圧が比較器34
の非反転端(+)に印加されるように連結されており、
スイッチング回路24のリレー28に構成されたスイッ
チSW1を通じて印加されるデガウシングコイルD−C
oilのフィ−ドバック電圧が接地抵抗R7に印加され
ることにより比較器の反転端(−)に印加されるように
連なっており、比較器34の出力端は電流増幅用トラン
ジスタQ3、Q4が駆動されうるように、これらの各ベ
ースに連なり、トランジスタQ3のエミッタとトランジ
スタQ4のコレクタ接点はスイッチンク回路24のリレ
ー30に構成されたスイッチSW1に連結されている。
【0028】以上の構成による本発明による動作を説明
する。
【0029】交流電源Vsから印加される電圧はフィル
タ回路20からノイズ成分が取り除かれる。フィルタ回
路20は入力電圧に載せられたノイズ成分を取り除くだ
けではなく、内部回路内で発生され外部に出力されるノ
イズ成分を取り除く。すなわち、交流電源Vsに載せら
れて印加されるノイズ成分がキャパシタC1〜C4とイ
ンダクタL1より構成されたフィルタ回路20で平滑及
び誘導動作により取り除かれ、ノイズ成分の取り除かれ
た信号が電源回路22に印加される一方、スイッチング
回路24に印加される。
【0030】電源回路22にノイズ成分の取り除かれた
信号が印加されると、信号は、整流子D1により整形さ
れキャバシ夕C5によりその波形が平滑された後、トラ
ンスTに印加される。
【0031】トランスTの1次巻線に印加された電圧は
パルス発生器(図示せず)から供されるスイッチングバ
ルスにより作動されるトランジスタQ1により2次巻線
に誘導され出力端に出力電圧Voutに出力される。
【0032】一方、スイッチング回路24に印加された
ノイズ成分の取り除かれた信号はリレー28とリレー3
0のスイッチング動作によりデカウシングコイルD−C
oilに選択的に印加される。
【0033】スイッチンク回路24は信号源(図示せ
ず)から供されるデガウシング制御信号の状態に応じて
選択的にループを形成する。デガウシング制御信号が、
電気的ローレベル状態で印加されたり、あるいは電気的
ハイレベル状態で印加されるに応じて、フィルタ回路2
0とリレー28、30とデガウシングコイルD−Coi
lの含まれるループが形成されたり、デガウシングコイ
ルD−Coilとリレー28、30とチルト調整回路2
6の含まれたループが形成される。
【0034】すなわち、デガウシング制御信号が電気的
ローレベルの状態で印加されると、このローレベル状態
の電圧が抵抗R2を通じてトランジスタQ2のベースに
印加され、これによりトランジスタQ2がターンオフ状
態となるので、抵抗RIを通じてトランジスタQ2のコ
レクタに印加される電圧Vccは各リレー28、30に
印加されない。そして、デガウシング制御信号が電気的
ハイレベルの状態で印加されると、このハイレベル状態
の電圧が抵抗R2を通じてトランジスタQ2のベースに
印加され、これによりトランジスタQ2がターンオン状
態となるので、抵抗R1を通じてトランジスタQ2のコ
レクタに印加される電圧Vccが各リレー28、30に
印加される。
【0035】一方、リレー28、30はコイルL2、L
3に電圧が印加され電流が誘導されなければ、スイッチ
SW1がターンオンされ、コイルに電圧が印加され電流
が誘導されればスイッチSW2がタ−ンオン状態となる
ように各コイルとスイッチW1、SW2が設計される。
そして、コイルの電圧印加状態が変換されるにつれ生ず
る逆起電力はダイオードD2、D3により遮断される。
【0036】従って、デガウシング制御信号が電気的ロ
ー状態に供されれば一各リレー28、30のスイッチS
W1がターンオン状態となるので、ポジスタPHとデガ
ウシングコイルD−Coilに電流が流れ、よって素子
動作が行われる.
【0037】この素子動作はポジスタPHにより調整さ
れる。すなわち、ポジスタPHは、所定時間以上電流が
流れ所定量以上の熱が発生すると、電気的にショートす
る電気的性質を有しているので、素子は、所定時間の間
持続した後、ポジスタPHの遮断に応じて、その動作を
中止する。この際の素子持続時間は、製作者の意図に応
じて、素子動作に必要な時間を確保できるように設計す
ることができる。
【0038】そして、受像管に表示される画像が、前述
したいずれかの理由により、チルト補正を必要とする場
合、ユーザーは調整手段(図示せず)を操作することに
より、マイコンまたは構成可能な制御信号源から、電気
的にハイレベル状態のチルト補正制御信号が、図2に示
す本発明の実施の形態にかかるスイッチング回路24の
チルト制御回路26にそれぞれ供給される。
【0039】すると、スイッチング回路24のリレー2
8、30のコイルにはそれぞれ電圧印加により電流が誘
導されるので、スイッチSW1がターンオン状態となっ
て、デガウシングコイルD−Coilとリレー28、3
0及びチルト調整回路26が含まれるループが形成され
る。
【0040】そして、チルト調整回路26の抵抗R5を
通じてチルト補正制御信号が増幅器32の反転端(−)
に印加されると、増幅器32は、非反転端(+)に電圧
Vccが抵抗R3及び抵抗R4により分圧印加された電
位を基準として、反転端(−)に印加された電圧を抵抗
R5と抵抗R6の比に応じて反転増幅された値に増幅し
て、比較器34の非反転端(+)に印加する。
【0041】この際、比較器34はデカウシングコイル
D−Coilからフィ−ドバックされた電圧と増幅器3
2から印加された電圧とを比較して、増幅器32から印
加された電圧がフィードバックされた電圧より大きけれ
ばポジティブ電流を出力し、増幅器32から印加された
電圧がフィードバックされた電圧より少なければネガテ
ィブ電流を出力する。
【0042】比較器34から出力された電流がポジティ
ブ電流である場合には、この電流が電流増幅用トランジ
スタQ3、Q4を駆動して増幅された電流がスイッチン
グ回路24を通じてデガウシングコイルD−Coilに
供されると、フレミングの左手法則により、放射される
ビームを左から右へ撓むように作用する力が発生し、画
面は右側に傾斜する。これに対して、比較器34から出
力された電流がネガティブ電流である場合には、この電
流が電流増幅用トランジスタQ3、Q4を駆動して増幅
された電流がスイッチング回路24を通じてデカウシン
グコイル−Coilに供されると、フレミングの左手法
則により、放射されるビームを右から左へ撓むように作
用する力が発生し、画面は左側に傾斜する。
【0043】デカウシング制御信号により、トランジス
タQ2のターンオン状態を持続させる時間に応じた範囲
の電位を提供することが可能である。また、チルト補正
の程度の調整は、前述した範囲内で、電位レベルを調整
することにより制御できる。
【0044】かかるチルト補止動作が完了すると、チル
ト補正制御信号の電気的レベルはローレベルとなるの
で、トランジスタQ2は、ターンオフ状態となってリレ
ー28、30のコイルに電圧が印加できなくなるので、
リレー28、30内のスイッチSW1はターンオフ状態
となり、スイッチSW2はターンオン状態となる。
【0045】すると、自動にデガウシングコイルD−C
oilには、ポジスタPHにより許容される時間に応じ
て電流が流れ、素子動作が行えるようになり、所定時間
後にポジスタPHが電気的にショート状態となると、素
子動作が中止し、その結果、受像管に表示される画面状
態は正常になる。
【0046】図2に示したように、チルト補正動作は既
存に構成されたデガウシングコイルを用いて行え、チル
ト補正動作遂行後、自動に素子動作が行えるので、残留
した磁場が消磁され正常の画像を提供することができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による受像管
のチルト補正装置によれば、チルト補正するための別途
のコイルを内装したり、キャビネットを調節する必要が
なく、既存に構成されたデガウシングコイルを活用する
ことにより、磁界消去動作と共にチルト補正動作を行え
るので、受像管の構成を簡易化することができる。
【0048】また、受像管に表示される画像のチルト補
正にあたり、マイコンから提供可能なチルト補正制御信
号の電気的レベルを可変させることにより、受像管に表
示される画像を左または右に回転させることができ、ま
たその程度も微細に調整できるので、ユーザーは容易に
チルト補止をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】受像管の画像の回転現象を示す状態図である。
【図2】本発明による受像管のチルト補正装置の実施の
一態様を示す回路図である。
【符号の説明】
20 フィルタ回路 22 電源回路 24 スイッチング回路 26 チルト調整回路 28、30 リレー 32 増幅器 34 比較器 SW1、SW2 スイッチ D1 整流子 T トランスフォーマ D−Coil デガウシングコイル PH ポジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受像管の駆動のために供される交流電流
    を、電源ライン上のフィルタ回路を経て、電圧変換のた
    めの電源回路に印加する一方、受像管の素子のために所
    定時間の間デガウシングコイルに印加する受像管のチル
    ト補正装置において、 前記デガウシングコイルからフィードバックされる所定
    レベルの電圧を特定電位を有するチルト補正制御信号と
    比較することにより、その差分に当たる電流を出力する
    チルト調整手段と、 前記デガウシング制御信号の電位状態に応じて選択的な
    スイッチング動作を行い、前記フィルタ回路とデガウシ
    ングコイルを含むループを形成して素子動作を行わせた
    り、前記チルト調整手段とデガウシングコイルを含むル
    ープを形成してチルト補正動作を行わせるスイッチング
    手段と、 から構成されることを特徴とする、受像管のチルト補正
    装置。
  2. 【請求項2】 前記チルト調整手段は、 所定レベルに定められ電圧を基準として、チルト補正制
    御信号を比較増幅する増幅器と、 前記スイッチング手段を通じて前記デガウシングコイル
    からフィードバックされた電圧と前記増幅器の出力電圧
    とを比較して、その差分に相当する電流を出力する比較
    器と、前記比較器から出力された電流を増幅して前記ス
    イッチンング手段を通じて前記デガウシングコイルに供
    する電流増幅素子と、 から構成されることを特徴とする、請求項1に記載の受
    像管のチルト補正装置。
  3. 【請求項3】 前記チルト補正制御信号は、 表示される画面のチルト補正方向と補正程度に応じて異
    なる電気的レベルを有するように印加されることを特徴
    とする、請求項1に記載の受像管のチルト補正装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチング手段は、 前記デガウシング制御信号の電気的レベルに応じて所定
    電圧の印加をスイッチングするスイッチンク素子と、前
    記スイッチング素子によりスイッチングされる前記所定
    電圧の印加の状態に応じて、前記デガウシングコイルと
    フィルタ回路を含むループと、前記デガウシンクコイル
    と前記チルト補正手段を含むループとを選択的にスイッ
    チングする第1及び第2リレーと、 より構成されることを特徴とする、請求項1に記載の受
    像管のチルト補正装置。
  5. 【請求項5】 前記チルト補正手段からスイッチング手
    段を通じて前記デガウシングコイルに所定電流を印加し
    てチルト補正動作を行った後前記スイッチング手段のス
    イッチング動作により所定時間素子動作が行われること
    を特徴とする請求項1に記載の受像管のチルト補正装
    置。
JP07344446A 1994-12-02 1995-12-04 受像管のチルト補正装置 Expired - Fee Related JP3086163B2 (ja)

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