JPH0825135A - 原点確認方法およびその装置 - Google Patents

原点確認方法およびその装置

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JPH0825135A
JPH0825135A JP16665394A JP16665394A JPH0825135A JP H0825135 A JPH0825135 A JP H0825135A JP 16665394 A JP16665394 A JP 16665394A JP 16665394 A JP16665394 A JP 16665394A JP H0825135 A JPH0825135 A JP H0825135A
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JP
Japan
Prior art keywords
fluid cylinder
origin
moving member
piston
starting point
Prior art date
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Pending
Application number
JP16665394A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuo Moriya
菊雄 守屋
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原点確認用のリミットスイッチなどの確認用
検出器を設けることなく、移動用の検出装置の信号のみ
で原点確認を確実に行うようにしてコストダウンを図っ
た原点確認方法およびその装置を提供することにある。 【構成】 流体シリンダ13によって移動部材3を原点
位置に位置決めする際、前記流体シリンダ13が縮んだ
り、又は伸びていくと、流体シリンダ13の縮み端又は
伸び端に設けられたクッション部材27のクッション効
果により流体シリンダ13の縮みスピードまたは伸びス
ピードが特有な変化をし、この変化を認識することによ
り移動部材3が原点位置に来たことを確認することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば帯鋸盤におけ
るバイスベッドなどの移動部材を原点位置に位置決めす
る際の原点確認方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示されているように、移動
部材としての例えば帯鋸盤における前バイス101のバ
イスベッド103上には固定バイス105と可動バイス
107とが相対向して設けられている。可動バイス10
7は流体シリンダ109に装着されたピストンロッド1
11の先端に設けられている。したがって、流体シリン
ダ109を作動せしめてピストンロッド111を伸縮動
させることにより固定バイス105に対して可動バイス
107が接近離反されてワークWをクランプしたりある
いはアンクランプされることになる。
【0003】前記バイスベッド103の前側(図5にお
いて下側)には流体シリンダ113が設けられており、
この流体シリンダ113内にはピストン115が装着さ
れている。このピストン115にはピストンロッド11
7が一体化されており、ピストンロッド117の先端は
前記バイスベッド103に設けられている。
【0004】前記バイスベッド103には図5において
上下方向へ延伸されたラック部材119の上端が取付け
られており、このラック部材119にはピニオン121
が噛合されている。このピニオン121の回転軸123
にはエンコーダ125が設けられている。また、前記バ
イスベッド103が図5において下側に移動したときの
原点位置に原点確認を行うため検出器としてのリミット
スイッチ127が設けられている。
【0005】上記構成により、流体シリンダ113を作
動せしめてピストンロッド117を縮めると、バイスベ
ッド103が下側へ移動される。バイスベッド103の
移動量はエンコーダ125で検出される。そしてリミッ
トスイッチ127の確認信号と流体シリンダ113にお
けるピストン115の縮み端でバイスベッド103が停
止した信号(エンコーダパルスが制御装置に入ってこな
い)により原点に来たことを確認している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の原点確認装置では何か障害物などで確実に原点位置
に来ない場合も考えて原点確認を行うリミットスイッチ
127を流体シリンダ113側に設けてある為、原点確
認装置自体がコストアップになるという問題があった。
【0007】この発明の目的は、原点確認用のリミット
スイッチなどの確認用検出器を設けることなく、検出装
置の信号のみで原点確認を確実に行うようにしてコスト
ダウンを図った原点確認方法及びその装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の原点確認方法は、流体シリンダによって移
動部材を原点位置に位置決めする際、前記流体シリンダ
が縮んだり、又は伸びていくと、流体シリンダの縮み端
又は伸び端に設けられたクッション部材のクッション効
果により流体シリンダの縮みスピードまたは伸びスピー
ドが特有な変化をし、この変化を認識することにより移
動部材が原点位置に来たことを確認することを特徴とす
るものである。
【0009】また、この発明の原点確認装置は、流体シ
リンダ内のピストンに一体化されたピストンロッドの先
端に移動部材を設けると共に前記ピストンの縮み端また
は伸び端にクッション部材を設け、前記流体シリンダの
作動により移動部材が移動した際に移動部材の移動を検
出する検出装置を設け、この検出装置により検出された
移動を基にして移動部材が原点位置の近くにきたときの
縮みスピードまたは伸びスピードの実際のパターンと正
常のパターンとを比較する比較手段を備えた制御装置を
設けてなることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】以上のような原点確認方法及びその装置を採用
することにより、流体シリンダを作動せしめてピストン
ロッドを縮めたり、または伸長せしめることにより移動
部材が原点位置へ向けて移動される。そして移動部材の
移動が検出装置により検出され、この検出信号により移
動部材が原点位置の近くにきたときピストンが縮み端ま
たは伸び端に設けられたクッション部材のクッション効
果で流体シリンダの縮みスピードまたは伸びスピードの
実際のパターンが比較手段で正常のパターンと比較され
る。実際のパターンが正常のパターンに一致すると移動
部材が原点位置にきたことが確認される。
【0011】而して、従来のような原点確認用のリミッ
トスイッチなどの確認用検出器を設けることなく、検出
装置の信号のみで原点確認が確実に行われてコストダウ
ンを図ることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。図1を参照するに、移動部材としての例え
ば帯鋸盤における前バイス1のバイスベッド3上には固
定バイス5と可動バイス7とが相対向して設けられてい
る。可動バイス7は流体シリンダ9に装着されたピスト
ンロッド11の先端に設けられている。したがって、流
体シリンダ9を作動せしめてピストンロッド11を伸縮
動させることにより固定バイス5に対して可動バイス7
が接近離反されてワークWをクランプしたりあるいはア
ンクランプされることになる。
【0013】前記バイスベッド3の前側(図1において
下側)には流体シリンダ13が設けられており、この流
体シリンダ13内にはピストン15が装着されている。
このピストン15にはピストンロッド17が一体化され
ており、ピストンロッド17の先端は前記バイスベッド
3に設けられている。
【0014】前記バイスベッド3には図1において上下
方向へ延伸されたラック部材19の上端が取付けられて
おり、このラック部材19にはピニオン21が噛合され
ている。このピニオン21の回転軸23には検出装置と
しての例えばエンコーダ125が設けられている。ま
た、前記ピストン15の縮み端には例えばウレタンなど
のクッション部材27が設けられている。
【0015】前記エンコーダ25は制御装置29に備え
られた比較手段31に接続されていると共に制御装置2
9にはパターン・ファイル33が備えられている。この
パターン・ファイル33には例えば図2に示されている
ようなピストン15の縮む方向と速度との関係を示した
正常なパターンがファイルされている。すなわち、正常
なパターンとしては流体シリンダ13を作動させて例え
ばピストンロッド17が縮んでいくと、ピストン15の
縮み端近くでクッション部材27のクッション効果によ
り縮みスピードは図2に示したような特有の変化をし、
この変化を認識することによって移動部材としてのバイ
スベッド3が原点位置にきたことを確認するものであ
る。
【0016】上記構成により、流体シリンダ13を作動
させてピストンロッド17を図1において下側へ縮ませ
ていくと、ラック部材19にピニオン21が噛合されて
いるからピニオン21が回転される。このピニオン21
の回転によりピストンロッド17の縮みスピードがエン
コーダ25で検出され、この検出信号が制御装置29の
比較手段31に取り込まれる。
【0017】比較手段31には予めパターン・ファイル
33にファイルされている図2に示した正常なパターン
が取り込まれているから、この正常なパターンと比較さ
れて検出信号によるパターンが正常なパターンと一致し
たと認識された場合にはバイスベッド3が図1において
2点鎖線で示した原点位置にきたことを確実に確認する
ことができる。
【0018】例えばエンコーダ25で検出された検出信
号による縮みスピードのパターンが図3に示されている
ようなパターンの場合には、図2に示した正常なパター
ンと異なり、急激に停止するなどして認識できるから、
この場合には何か障害物があったとされて原点位置に到
達されないことを確認することができる。
【0019】また、ピストンロッド17が縮んで図4に
示したごとく低速からすぐに停止してしまう場合には一
度ピストンロッド17を少し伸ばした後、縮めることに
より、正常なパターンが表われるため、原点位置に来た
ことを確認することができる。
【0020】したがって、ピストン15の縮み端にクッ
ション部材27を設け、このクッション部材17の特有
な正常パターン(停止パターン)を認識することにより
バイスベッド3が原点位置に来たことを確認することが
できる。しかも、従来の原点確認用のリミットスイッチ
などの確認用検出器を設けることなく、移動用の検出装
置としてのエンコーダ25の信号のみで原点確認を確実
に行うことができると共にコストダウンを図ることがで
きる。
【0021】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。本実施例では移動部材
として帯鋸盤における前バイス1のバイスベッド3を例
にとり、このバイスベッド3を流体シリンダ13のピス
トンロッド17の縮み方向へ移動せしめる例で説明した
が、ピストンロッド17の伸び方向へ移動せしめる場合
にはピストン15の伸び端にクッション部材27を設け
ることで対応できるものである。
【0022】また、移動部材としては帯鋸盤における本
体バイズの開端、前バイスの開端、ベースを旋回せしめ
る旋回の0°端あるいは鋸刃ガイドの開端などを行う流
体シリンダにおけるピストンの縮み端又は伸び端にクッ
ション部材を設けて本実施例のごとく原点位置の確認を
行うこともできる。
【0023】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、移動部材を原点位置に位
置決めする際に、原点確認用のリミットスイッチなどの
確認用検出器を設けることなく、移動用の検出装置の信
号のみで原点位置を確実に確認することができると共に
コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の移動部材が原点位置に来たことを確
認する原点確認装置の一実施例を示す平面概念図であ
る。
【図2】ピストンロッドの移動スピードである縮みスピ
ードの正常なパターンを示した図である。
【図3】ピストンロッドの移動スピードである縮みスピ
ードの異常なパターンを示した一例図である。
【図4】ピストンロッドの移動スピードである縮みスピ
ードの途中の状態を示した説明図である。
【図5】従来の移動部材が原点位置に来たことを確認す
る原点確認装置の一例を示す平面概念図である。
【符号の説明】
1 前バイス 3 バイスベッド(移動部材) 13 流体シリンダ 15 ピストン 17 ピストンロッド 19 ラック部材 21 ピニオン 25 エンコーダ(検出装置) 27 クッション部材 29 制御装置 31 比較手段 33 パターン・ファイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体シリンダによって移動部材を原点位
    置に位置決めする際、前記流体シリンダが縮んだり、又
    は伸びていくと、流体シリンダの縮み端又は伸び端に設
    けられたクッション部材のクッション効果により流体シ
    リンダの縮みスピードまたは伸びスピードが特有な変化
    をし、この変化を認識することにより移動部材が原点位
    置に来たことを確認することを特徴とする原点確認方
    法。
  2. 【請求項2】 流体シリンダ内のピストンに一体化され
    たピストンロッドの先端に移動部材を設けると共に前記
    ピストンの縮み端または伸び端にクッション部材を設
    け、前記流体シリンダの作動により移動部材が移動した
    際に移動部材の移動を検出する検出装置を設け、この検
    出装置により検出された移動を基にして移動部材が原点
    位置の近くにきたときの縮みスピードまたは伸びスピー
    ドの実際のパターンと正常のパターンとを比較する比較
    手段を備えた制御装置を設けてなることを特徴とする原
    点確認装置。
JP16665394A 1994-07-19 1994-07-19 原点確認方法およびその装置 Pending JPH0825135A (ja)

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