JPH08250Y2 - 提げ手を有する包装用の箱 - Google Patents
提げ手を有する包装用の箱Info
- Publication number
- JPH08250Y2 JPH08250Y2 JP5918893U JP5918893U JPH08250Y2 JP H08250 Y2 JPH08250 Y2 JP H08250Y2 JP 5918893 U JP5918893 U JP 5918893U JP 5918893 U JP5918893 U JP 5918893U JP H08250 Y2 JPH08250 Y2 JP H08250Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box body
- carrying
- box
- handle
- inner lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cartons (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は缶入りビールや缶入り飲
料等を収容する提げ手付きの包装用の箱に関し、特に使
用時に提げ手が自由に上昇できるよう構成した提げ手を
有する包装用の箱に関する。
料等を収容する提げ手付きの包装用の箱に関し、特に使
用時に提げ手が自由に上昇できるよう構成した提げ手を
有する包装用の箱に関する。
【0002】
【従来技術】箱本体と別に構成した仕切りを兼用する平
面H字状の提げ手を箱本体の中に昇降自在に収容し、箱
を携帯する時には、仕切り壁の上端部に形成した提げ手
部分を箱本体の中央部から引出して把持部とすするよう
構成した提げ手付き包装用箱は実公昭43−15549
号公報の記載によって公知である。
面H字状の提げ手を箱本体の中に昇降自在に収容し、箱
を携帯する時には、仕切り壁の上端部に形成した提げ手
部分を箱本体の中央部から引出して把持部とすするよう
構成した提げ手付き包装用箱は実公昭43−15549
号公報の記載によって公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記公知
の箱は、箱本体の開口部に形成した内蓋を内側に折り曲
げ、折り曲げた内蓋により、箱本体内に収容した平面H
字状に形成した提げ手の翼片上端部を上方から押さえさ
せ、携帯時に提げ手が箱本体から離脱するのを防止する
構造としていただけであった。
の箱は、箱本体の開口部に形成した内蓋を内側に折り曲
げ、折り曲げた内蓋により、箱本体内に収容した平面H
字状に形成した提げ手の翼片上端部を上方から押さえさ
せ、携帯時に提げ手が箱本体から離脱するのを防止する
構造としていただけであった。
【0004】上記構造の場合、携帯時に箱本体に加わる
荷重は、提げ手の上端部(翼片の上端部)と内蓋とが接
する部分に集中して加えられることとなるため、包装用
箱に使用する板紙の厚さが薄いと、提げ手を持ち上げた
時に包装用箱に収容した内容物の重量により両側壁の上
端部から内側に折り込んだ内蓋が外側方向に後退するよ
う変形し、(図3において矢印で示す方向に後退して変
形し)提げ手が離脱するのを防止する力を失いやすい欠
点のあることが指摘されている。
荷重は、提げ手の上端部(翼片の上端部)と内蓋とが接
する部分に集中して加えられることとなるため、包装用
箱に使用する板紙の厚さが薄いと、提げ手を持ち上げた
時に包装用箱に収容した内容物の重量により両側壁の上
端部から内側に折り込んだ内蓋が外側方向に後退するよ
う変形し、(図3において矢印で示す方向に後退して変
形し)提げ手が離脱するのを防止する力を失いやすい欠
点のあることが指摘されている。
【0005】
【考案の目的】本考案は上記の事情に対応しようとする
ものであり、提げ手の上端部と箱本体との係止力が強固
であり、箱本体を肉厚の薄い板紙で構成しても提げ手と
内蓋とが強固に係合されるよう構成した提げ手を有する
包装用の箱を提供することを目的としている。
ものであり、提げ手の上端部と箱本体との係止力が強固
であり、箱本体を肉厚の薄い板紙で構成しても提げ手と
内蓋とが強固に係合されるよう構成した提げ手を有する
包装用の箱を提供することを目的としている。
【0006】
【考案の要点】本考案は、箱本体と提げ手とを別々に形
成し、前記提げ手を箱本体内に昇降自在に収納させると
ともに、提げ手の上端部に形成した把持部が箱本体の上
方に引出しできるよう構成した提げ手を有する包装用の
箱であり、前記箱本体は、向かい合う側壁の上端部に内
蓋を折り曲げ自在に連続させ、向かい合う前壁及び後壁
の上端には先端に折り込み片を連続させた蓋板を折り曲
げ自在に連続させるとともに側壁と内蓋との境界部に沿
って透孔が穿設されており、また提げ手は、仕切り壁と
その両端部に張り出し形成する翼片とによって平面H字
状に形成され、翼片の上端には箱本体に穿設した透孔と
合致する位置に係止突片を突設形成したことを特徴とす
る提げ手を有する包装用の箱を考案の要点としている。
成し、前記提げ手を箱本体内に昇降自在に収納させると
ともに、提げ手の上端部に形成した把持部が箱本体の上
方に引出しできるよう構成した提げ手を有する包装用の
箱であり、前記箱本体は、向かい合う側壁の上端部に内
蓋を折り曲げ自在に連続させ、向かい合う前壁及び後壁
の上端には先端に折り込み片を連続させた蓋板を折り曲
げ自在に連続させるとともに側壁と内蓋との境界部に沿
って透孔が穿設されており、また提げ手は、仕切り壁と
その両端部に張り出し形成する翼片とによって平面H字
状に形成され、翼片の上端には箱本体に穿設した透孔と
合致する位置に係止突片を突設形成したことを特徴とす
る提げ手を有する包装用の箱を考案の要点としている。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0008】本考案は別々に構成した箱本体1と、提げ
手2との組み合わせによって構成している。
手2との組み合わせによって構成している。
【0009】箱本体1は、前壁11、右側壁12、後壁13,
左側壁14を折り曲げ線を介して順次連続させると共に、
それぞれの壁面の下端部には底板(図示しない)を折り
曲げ自在に連続させている。なお、底板を形成する手段
は公知の構成手段を自由に採用すればよく、例えば、左
側壁12及び左側壁14の端部から短い寸法の中底(図示し
ない)を内側に向けて折り曲げ自在に連続させ、前壁11
及び後壁13の端部からは開口部を閉塞できる長さを持つ
た底板(図示しない)を折り曲げ自在に連続させる等公
知の形成手段を自由に採用すればよい。
左側壁14を折り曲げ線を介して順次連続させると共に、
それぞれの壁面の下端部には底板(図示しない)を折り
曲げ自在に連続させている。なお、底板を形成する手段
は公知の構成手段を自由に採用すればよく、例えば、左
側壁12及び左側壁14の端部から短い寸法の中底(図示し
ない)を内側に向けて折り曲げ自在に連続させ、前壁11
及び後壁13の端部からは開口部を閉塞できる長さを持つ
た底板(図示しない)を折り曲げ自在に連続させる等公
知の形成手段を自由に採用すればよい。
【0010】3,3は右側壁12及び左側壁14の上端部に
連続させた内蓋であり、中央部に提げ手2の把持部21を
挿通させ、かつ、蓋板4の先端に形成した折り込み片41
を挿入させるための溝31,31を形成している。
連続させた内蓋であり、中央部に提げ手2の把持部21を
挿通させ、かつ、蓋板4の先端に形成した折り込み片41
を挿入させるための溝31,31を形成している。
【0011】蓋板4は前壁11及び後壁13の上端部に折り
曲げ自在に連続させるものであり、左右の側壁12,14の
幅方向の寸法の半分の奥行寸法を持たせたものの先端に
折り込み片41を連続させている。
曲げ自在に連続させるものであり、左右の側壁12,14の
幅方向の寸法の半分の奥行寸法を持たせたものの先端に
折り込み片41を連続させている。
【0012】5…5は右側壁12と内蓋3との境界部及び
左側壁14と内蓋3との境界部に穿設した透孔であり、提
げ手2の翼片22,22の上端部に少しの高さを持たせて形
成した係止突片23,23を嵌合係止できるようにしてい
る。
左側壁14と内蓋3との境界部に穿設した透孔であり、提
げ手2の翼片22,22の上端部に少しの高さを持たせて形
成した係止突片23,23を嵌合係止できるようにしてい
る。
【0013】提げ手2は仕切り壁24の両端部に翼片22,
22をそれぞれ張り出し形成した平面H字状に形成してお
り、翼片22…22の上端部中央に前記の係止突片23を突設
している。
22をそれぞれ張り出し形成した平面H字状に形成してお
り、翼片22…22の上端部中央に前記の係止突片23を突設
している。
【0014】仕切り壁24の上端部に連続させた把持部に
は携帯に便利なよう把持孔25を横長に形成している。
は携帯に便利なよう把持孔25を横長に形成している。
【0015】なお、提げ手2の把持部21を含む全体の高
さが箱本体1の高さに相当するよう形成されている。
さが箱本体1の高さに相当するよう形成されている。
【0016】
【考案の効果】本考案は上記のように、提げ手2を構成
する翼片22…22の上端部に係止突片23…23を突設し、箱
本体1の側壁11,14と内蓋3,3との境界部分には、提
げ手2の翼片上端に突設した係止突片23…23を嵌合係止
させる透孔5…5を穿設したので、箱本体1を携帯する
時は、図1例示の状態にある提げ手2の上端部(把持部
21)部分を引上げれば、提げ手2に形成した係止突片23
…23が箱本体1に穿設した透孔5…5に自動的に嵌合係
止することができ、携帯時に提げ手2と内蓋3との境界
部に大きい荷重が集中的に加えられても内蓋3が外方向
に広げられ変形されることをなくすことができる。
する翼片22…22の上端部に係止突片23…23を突設し、箱
本体1の側壁11,14と内蓋3,3との境界部分には、提
げ手2の翼片上端に突設した係止突片23…23を嵌合係止
させる透孔5…5を穿設したので、箱本体1を携帯する
時は、図1例示の状態にある提げ手2の上端部(把持部
21)部分を引上げれば、提げ手2に形成した係止突片23
…23が箱本体1に穿設した透孔5…5に自動的に嵌合係
止することができ、携帯時に提げ手2と内蓋3との境界
部に大きい荷重が集中的に加えられても内蓋3が外方向
に広げられ変形されることをなくすことができる。
【0017】特に本考案によれば、箱本体1の上端部は
提げ手2の上端に形成した係止突片23…23を嵌合させる
ことにより、内蓋を含む側壁上端部が後退することが原
因となる変形がなく(図3に矢印で示す方向への変形が
ない)箱本体1は比較的肉厚の薄い板紙を使用しても充
分に強度を保持でき、従来の包装用箱では期待すること
のできない優れた効果を発揮できる。
提げ手2の上端に形成した係止突片23…23を嵌合させる
ことにより、内蓋を含む側壁上端部が後退することが原
因となる変形がなく(図3に矢印で示す方向への変形が
ない)箱本体1は比較的肉厚の薄い板紙を使用しても充
分に強度を保持でき、従来の包装用箱では期待すること
のできない優れた効果を発揮できる。
【図1】 提げ手を箱本体内に収納した状態を示す斜視
図
図
【図2】 提げ手を箱本体内から引出した状態を示す斜
視図
視図
【図3】 要部を示すため開口部を広げて示す箱本体の
斜視図
斜視図
【図4】 提げ手の斜視図
1 箱本体 11 前壁 12 右側壁 13 後壁 14 左側壁 2 提げ手 21 把持部 22 翼片 23 係止突片 24 仕切り壁 3 内蓋 31 溝 4 蓋板 41 折り込み片 5 透孔
Claims (1)
- 【請求項1】箱本体と提げ手とを別々に形成し、前記提
げ手を箱本体内に昇降自在に収納させるとともに、提げ
手の上端部に形成した把持部が箱本体の上方に引出しで
きるよう構成した提げ手を有する包装用の箱であり、前
記箱本体は、向かい合う側壁の上端部に内蓋を折り曲げ
自在に連続させ、向かい合う前壁及び後壁の上端には先
端に折り込み片を連続させた蓋板を折り曲げ自在に連続
させるとともに側壁と内蓋との境界部に沿って透孔が穿
設されており、また提げ手は、仕切り壁とその両端部に
張り出し形成する翼片とによって平面H字状に形成さ
れ、翼片の上端には箱本体に穿設した透孔と合致する位
置に係止突片を突設形成したことを特徴とする提げ手を
有する包装用の箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5918893U JPH08250Y2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 提げ手を有する包装用の箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5918893U JPH08250Y2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 提げ手を有する包装用の箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726325U JPH0726325U (ja) | 1995-05-16 |
JPH08250Y2 true JPH08250Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=13106195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5918893U Expired - Lifetime JPH08250Y2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 提げ手を有する包装用の箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08250Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100935075B1 (ko) * | 2009-03-18 | 2009-12-31 | 윤영 | 손잡이가 구비된 과일 포장상자 |
-
1993
- 1993-10-07 JP JP5918893U patent/JPH08250Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0726325U (ja) | 1995-05-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |