JP3037244U - 広口開封ジッパー付き扁平カートン - Google Patents

広口開封ジッパー付き扁平カートン

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JP3037244U
JP3037244U JP1996011645U JP1164596U JP3037244U JP 3037244 U JP3037244 U JP 3037244U JP 1996011645 U JP1996011645 U JP 1996011645U JP 1164596 U JP1164596 U JP 1164596U JP 3037244 U JP3037244 U JP 3037244U
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JP
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zipper
opening
carton
top plate
wide
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JP1996011645U
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達夫 宮部
健史 中村
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Kyodo Printing Co Ltd
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Kyodo Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】扁平形状のピザパイのごとき冷凍食品の収納に
適した広口開封ジッパー付き扁平カートンを提供する。 【解決手段】トップオープン式の天板Aおよび容器主体
Bとよりなる扁平カートンにおいて;該カートンの天板
A表面部1の両側縁沿い開封方向に、Y字状切込みW1
を連続刻設して区画した広口開封ジッパーWが、表面部
1前縁の折罫16を介して連接する前面部4に連続刻設
した開封開始ジッパーVと直交してなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
【0001】 本考案は、扁平形状のピザパイのごとき冷凍食品の収納に適した広口開封ジッ パー付き扁平カートンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、広口開封を必要とするピザ等のカートンとしては、特許庁公報「周 知・慣用技術集(続編・包装産業)」(昭和56年2月24日発行。第120頁 )の「トップオープン式カートン」、「包装技術便覧」(昭和58年7月20日 発行。第666頁)の「ミシン(目)を工夫したカートン(図12.15)」の 各記事、実開平4−56617号公報「紙箱に於ける引裂ジッパーの改良構造( 第2、5図)」等を通じて知られており、前記ミシン目は、一般にカートンの天 板にヘ字状、すなわち一方の先端が内側に折曲させた形状の連続切込みを一対設 けて、それを開封ジッパーとしていた。しかしながら、該ジッパーでは、開封に 従い先細りとなり、直進性が期待どおり発揮できず開封性に問題があった。
【0003】 また、ピザ用カートン等の場合、扁平形状が通常であることから、その取出し の関係から広口開封を可能とし、しかも前記形状にならった形状とすることを要 求されている。そこで、できる限り開封領域を広口とするために、前記天板の四 周辺の折罫にミシン目を刻設することが提案されていたが(特許庁公報「周知・ 慣用技術集(包装産業)」(昭和53年12月20日発行。第290頁。第1図 )、該ミシン目の刻設によって強度性が劣化し、開封前に側壁面と接する天板表 面部の側縁が部分的に損傷しがちなことが経験され、商品価値が減じるだけでな く、食品衛生面からも問題視されていた。
【0004】 また、該カートンの設計思想としては、前記強度性の保持と前記取出しの容易 性をいかにバランスよく保つかにかかっている。 加えて、ピザ用カートン等の特有の配慮すべき留意点として、通常の組立て箱 において実施されているように、この種のカートンはブランクのままピザ等の充 てん工場等に運ばれ、製函機等によって自動的に組立てられ、途上でピザ等が充 てんされ商品として完成されているのが実情である。 そのため、組立時に前記側壁面を立ち上げ前記天板表面部の側縁の折罫に従い 、所定どおり天板を折曲すると、その動作が該側縁沿いに連続刻設したヘ字状切 込みまで波及する結果を生じ、意図しない折曲げ、部分的破壊をもたらし、遂に は商品の外観上の見栄えに最も影響する天板表面部の変形等、更には内装したピ ザ等の食品を傷めることになる。 このような問題点は技術的課題として未解決であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、前記した従来のピザ等の扁平カートンに内在する開封性、強度、取 出し性、組立適性等の問題を解決することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係る広口開封ジッパー付き扁平カートンの 具体的手段としては、トップオープン式の天板および容器主体とよりなる扁平カ ートンにおいて;該カートンの天板表面部の両側縁沿い開封方向に、Y字状切込 みを連続刻設して区画した広口開封ジッパーが、表面部前縁の折罫を介して連接 する前面部に連続刻設した開封開始ジッパーと直交してなるものである。
【0007】 また、前記天板表面部の両側縁沿いのY字状切込みを連続刻設した位置が最大 限の広口開封を可能とし、かつ前記天板表面部の四周辺の前記折罫には、弱化線 を設けることもよい。
【0008】 更に、前記開封開始ジッパーとして、前記Y字状切込みまたはヘ字状切込みを 連続刻設することも好ましい。
【0009】
【考案の実施の形態】 以下に、本考案の最良の結果をもたらす実施の形態を図面に従い説明すると、 図1は展開説明図、図2は組立途中の斜視図、図3は組立後の斜視図、図4は開 封要領の説明図、図5は要部説明図である。
【0010】 冷凍食品の一例としてピザパイを対象としたカートンにおいて、図面上、Aは 天板、Bは容器主体、Pはピザ等を例示したものである。 本考案の説明上例示したカートンは、天板Aと容器主体Bからなり、天板Aは 表面部1の三周辺に前面部4、後面部5、側面部6を折罫16を介して連接した ものである。 また容器主体Bは、底面部2の四周辺に内側前面部8、内側後面部9、内側側 面部7、側面部3を折罫16を介して連接したもので、側面部3の折罫を介して 前述の天板Aと連接する。 側面部3、内側側面部7の上下縁には舌片11a、12a、11b、12bが 連接している。 内側前、後面部8,9には鉤状の切込み13が両側端寄りに刻設され、該切込 み13に対応するよう舌片11a,11b,12a,12bには中央部位が突出 する係止爪14が刻設される。 この係止爪14はカートン組立工程において、切込み13を図示しない押棒の ごとき部材で押し開いて挿入し係止される。 なお、本考案の説明上、前記切込み13、係止爪14による組立は例示手段に すぎず、それに代えて周知の三方貼り(前掲、昭和53年12月20日発行の特 許庁公報「周知・慣用技術集(包装産業)」。第290頁、右欄第2行)とする こともよい。
【0011】 Mは天板Aの表面部1四辺の折罫に形成した弱化線で、具体的にはミシン目ま たは断続スリット、半切れスリット等が施されている。 Vはカートン組立以後において、前面部4に刻設された開封開始ジッパーであ り、細帯状のカットガイドとも呼称されるが、前記ヘ字状または後述するY字状 あるいはそれに類した形状の連続切込みが採用される。 Wは広口開封ジッパーであって、本考案の各図に示すとおり、天板Aの表面部 1の両側縁沿いであって終端を後面部5との折罫16方向に、Y字状切込みW1 を連続刻設してなり、それらの前端は前記開封開始ジッパーVと直交している。
【0012】 本考案の広口開封ジッパーWとして刻設したY字状切込みW1自体は、実公昭 43−99号公報(切取式開封装置)に「横Y字型状の切込みB」として、また 実開昭55−145425号公報(包装箱)に「Y字状の切り込み線8」として それぞれ開示されている(以下、公知切込みという。)。 これら公知切込みは、専ら単独で他の構成要素との連係がなく、カートンの周 壁面に使用して細幅で切取ることにある。 これに対し、本考案の最たる特徴は、広口開封ジッパーWとして特にY字状切 込みW1を採用し、しかもその設定位置として天板A表面部1の両側縁沿いとし たことと、該ジッパーWは開封開始ジッパーVと直交していることにある。
【0013】 前述したとおり、本考案のカートンも同様にピザ等の充てん工場等に運ばれ自 動的に組立てられるが、容器主体Bを形成後、ピザ等が内装されると、すでに表 面部1に対し前、後面部4,5、側面部6を内折した天板Aは側面部3との連接 折罫をヒンジとする蓋体としての形態となっており、該折罫16を介して内折さ れ、前、後面部4,5、側面部6がそれぞれ容器主体Bの内側前、後面部8,9 、内側側面部7に貼着されることになる。 前記折罫16には弱化線Mを設けてあるので、抵抗なく容易に所望どおりの折 曲効果をもたらし、前記折曲力はすべて弱化線Mにおいて吸収され、該折曲力は 広口開封ジッパーWまで伝達波及することがない。 従って、組立工程時に、特別の機械的処理等を要せずに広口開封ジッパーWに ついて部分的な破壊、変形をもたらすことのないものである。 また開封要領は図4に示すとおり、まず、開封開始ジッパーVを前面部4から 切離する。この切離により前記開封開始ジッパーVと直交している広口開封ジッ パーWの開封が可能となる。 広口開封ジッパーWの開封は、前記開封開始ジッパーVの切離後に残された前 面部4を摘み片として把持し、一気に後面部5方向に引き上げることで全開する 。そして広口に開封された天板Aの空間からピザを取出すこととなる。
【0014】
【考案の効果】
以上のとおりの構成を有する本考案によれば、以下の効果をもたらすものであ る。 すなわち、請求項1の本考案によれば、広口開封ジッパーWとしてY字状切込 みW1を採用したので、開口時の直進性が約束され(図5参照)、しかもヘ字状 切込みと比較した場合、開封終端部位近くでの好ましくない先細り現象を回避で き、更に切除部位の見苦しい乱雑さもなくなるという利点を有する。
【0015】 請求項2の本考案によれば、請求項1の本考案の効果に加えて、ミシン目また は断続スリット等の弱化線Mを採用することにより、カートンの自動製函時にお ける、広口開封ジッパーWに生じがちな破壊、変形等のトラブルを未然に防止し 、効率のよい製函作業をもたらす。
【0016】 請求項3の本考案によれば、請求項1または2の本考案の効果に加えて、開封 開始ジッパーVを切除した後、引続いて直角方向に広口開封ジッパーWを引き上 げると、Y字状切込みW1によって開封方向が乱雑とならず期待どおりの広口の もとに簡単に開封でき、広口であるためピザ等の扁平食品を簡単に取出すことが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】展開説明図
【図2】組立途中の斜視図
【図3】組立後の斜視図
【図4】開封要領の説明図
【図5】要部説明図
【符号の説明】
A 天板 B 容器主体 M 弱化線 V 開封開始ジッパー W 広口開封ジッパー W1 Y字状切込み P ピザ等 1 表面部 2 底面部 3,6 側面部 4 前面部 5 後面部 7 内側側面部 8 内側前面部 9 内側後面部 11a,11b,12a,12b 舌片 13 切込み 14 係止爪 16 折罫

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トップオープン式の天板および容器主体
    とよりなるカートンにおいて;該カートンの天板表面部
    の両側縁沿い開封方向に、Y字状切込みを連続刻設して
    区画した広口開封ジッパーが、表面部前縁の折罫を介し
    て連接する前面部に連続刻設した開封開始ジッパーと直
    交してなることを特徴とする広口開封ジッパー付き扁平
    カートン。
  2. 【請求項2】 前記天板表面部の両側縁沿いのY字状切
    込みを連続刻設した位置が最大限の広口開封を可能と
    し、かつ前記天板表面部の四周辺の前記折罫には、弱化
    線が設けられていることを特徴とする請求項1記載の広
    口開封ジッパー付き扁平カートン。
  3. 【請求項3】 前記開封開始ジッパーが、前記Y字状切
    込みまたはヘ字状切込みであることを特徴とする請求項
    1または2記載の広口開封ジッパー付き扁平カートン。
JP1996011645U 1996-10-28 1996-10-28 広口開封ジッパー付き扁平カートン Expired - Lifetime JP3037244U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008114873A (ja) 2006-11-02 2008-05-22 Dainippon Printing Co Ltd 袋入り包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008114873A (ja) 2006-11-02 2008-05-22 Dainippon Printing Co Ltd 袋入り包装体

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