JP3132839U - 把手付き組み立て紙箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】把手付き組み立て紙箱において、組み立て時、既に完成された把手が上蓋に付いており、更に従来方式のように前後の把手を合わせたり、把手両端部のフックを係止板に挿通したりする事なく、蓋の開閉が簡単に出来、外観もすっきりとした把手付き組み立て箱を提供する。
【解決手段】上蓋天板6に部分的に切り起こして形成する手提げ用把手20、21を設け、天板の一辺が後側壁先端に折り筋24を介して繋がっており、この折り筋をヒンジとする片開き上蓋を形成する紙箱とする。
【選択図】図10
【解決手段】上蓋天板6に部分的に切り起こして形成する手提げ用把手20、21を設け、天板の一辺が後側壁先端に折り筋24を介して繋がっており、この折り筋をヒンジとする片開き上蓋を形成する紙箱とする。
【選択図】図10
Description
本考案は、ケーキなどを収納携帯する把手付き組み立て紙箱に関し、特に把手と上蓋を一体にして上蓋の開閉が出来る把手付き組み立て紙箱に関する。
従来、箱自体の流通及び保管等の便宜から組み立て式で携帯用の把手付き紙箱が多く使われてきた。特にサービス箱と呼ばれる数個のケーキを収納する安価な紙箱に於いては、箱を起立状態にして、前及び上、又は上からケーキ等を収納後、前側壁(前開きでは前蓋となる)及び後側壁先端に延設された前後上蓋のそれぞれの先端に延設された把手を中央で合わせ、箱を起立させた状態で把手の両端に形成したフック部に、左右側壁から延設した係止孔付きの係止板を挿通係止することで、前後上蓋と把手の係止固定を行って箱を組み立てるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
しかしこの従来方式は、上蓋及び把手が前後に分かれているため、ケーキ等の収納後、前後の把手面をピッタリ合わせ、合わせた状態を保ちながら左右側壁先端に延設された係止板に把手両端に形成されたフック部を挿通し、上蓋及び把手の係止を終了するという複雑な方法をとらねばならず、煩わしい作業となっていた。
更に、把手の係止後、即ち蓋閉め後は把手が上蓋中央部に直立しているため、重ね置きや、重ねて袋に入れて持ち歩く時は邪魔になる。この対策としては係止板に様々な工夫を入れて、理屈上は把手を倒せる事になっているが把手と共に係止板も倒すため反発力も強く、把手を倒すための複雑さ及び反発力の強さなどで、実際には殆ど使われないのが実体であった(例えば、特許文献2参照)。
また、従来方式では、上蓋が前後に半分づつ分かれていたため、保冷体の収納ケースを
天面、即ち上蓋の裏面に設ける事は事実上不可能であった。
特許第2546787
実公平7−14181
天面、即ち上蓋の裏面に設ける事は事実上不可能であった。
解決しようとしている課題は、把手付き組み立て紙箱において、組み立て時、既に完成された把手が上蓋に付いており、更に従来方式のように前後の把手を合わせたり、把手両端部のフックを係止板に挿通したりする事なく、蓋の開閉が簡単に出来、外観もすっきりとした把手付き組み立て箱を提供する事にある。
第一の課題解決手段は、把手付き組み立て紙箱に於いて、上蓋天板に部分的に切り起こして形成する手提げ用把手を設け、該天板の一辺が後側壁先端に折り筋を介して繋がっており、この折り筋をヒンジとする片開き上蓋を形成している事を特徴とする把手付き組み立て紙箱とする。
第二の課題解決手段は、片開き上蓋の天板のヒンジ辺を除く3辺には上蓋側壁が延設されており、両サイドの上蓋側壁には上蓋前側壁両端の天板とのコーナーから45度に斜めに折り筋が入れられ、上蓋前側壁及び両サイドの上蓋側壁が上蓋内側に折り畳めるようにした事を特徴とする第一の課題解決手段記載の把手付き組み立て紙箱とする。
第三の課題解決手段は、第二の課題解決手段記載の上蓋前側壁上部に天板に沿って切れ込みを入れ、箱本体の前側壁上端に延設したフラップの一部を差し込み、上蓋と箱本体とをロックするようにした第一の課題解決手段記載の把手付き組み立て紙箱とする。
考案の効果は次の通りである。即ち、上及び前開き又は上開きの組み立て紙箱に於いては従来、前後に分かれた上蓋に付いた把手を合わせ、合わせた把手端を左右の側壁から伸びる係止板に挿通するなどという、箱の起立後もやっかいな作業が必要であった。本考案によれば、上及び前開き又は上開きの箱でありながら、上蓋は前後に分かれておらず、把手は上蓋天板に完成状態であるため、ケーキなどの収納後の蓋締め作業は大変簡単になる。又、把手は起立状態も、寝かせた状態もどちらでも使えるため、積み重ねも簡単に出来、従来の上及び前開き又は上開き箱では事実用出来なかった上蓋裏面には保冷体収納ケースを設ける事も可能となる。デザイン的にもすっきりしている。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。図8は本考案による紙箱の起立した状態(上蓋を閉める前、上蓋が開いている状態)の斜視図である。上蓋は天板6の端辺が後側壁2と折り筋(ヒンジ)24で繋がっている。図9は上蓋を閉めた完成状態の紙箱を示す斜視図である。上蓋のロック用切り込み48に前側壁3及びフラップ18の一部からなるロック用差込19の差込先端19aを差し込んで、上蓋と本体箱とをロックした状態の斜視図である。図10は天板6の把手20、21を起こした状態を示す斜視図である。把手20、21を起こすことにより天板6の裏面の把手切り起こし部を覆う防塵シート50(斜線)が見えている。
図1は本考案紙箱の防塵シート50を貼る前の展開図である。図1では実線が紙切断を、点線が折り筋を示し(折り筋24は上蓋のヒンジを兼ねる)、1枚の紙からなる。本図では折り筋(ヒンジ)24より上部に書かれた部分が上蓋となる。図2は上蓋となる天板6に設けられた把手20、21を覆う防塵シート50(斜線で示す)を把手部を除いた周囲で接着した状態を示す。分かりやすくするため、防塵シート50の下になる把手を点線で示した。
図3は図2の防塵シート50が貼られた状態に於いて、上蓋前側壁15の糊代フラップ16、17を折り筋34、35で上蓋前側壁15のに上に折り畳み、上蓋側壁11(糊代11a)、12(糊代12a)を折り筋28、29で防塵シート50が貼られた天板6の上に折り畳み、糊代11a、12aを更に折り筋39、40で斜めに折り畳み、補助側壁7、8を折り筋30、31で側壁2の上に折り畳み、フラップ13(13a)、14(14a)及びサイドフラップ9、10を延設した左右側壁4(4a)、5(5a)を折り筋46、47で底板1の上に折り畳み、更にフラップ13と側壁4a及びフラップ14と側壁5aを折り筋37、38で側壁4及び側壁5の上に斜めに折り畳んだ状態を示す。尚、側壁4及び付帯部品を先に折り、その上に後から側壁5及び付帯部品を折り畳んだ状態を示す平面図である。
図3に於いて、糊代フラップ16、17が折り畳まれた状態の上蓋前側壁15を、折り筋25で防塵シート50側に折り畳み、糊代フラップ16と糊代11aを、糊代フラップ17と糊代17を接着する。図4はその状態を示す平面図である。
図4に於いて、折り筋23より下側をそっくり折り筋23より上側に折り畳み、その時、折り筋37、38で折り畳んだ側壁4、5の部分である4a、5aと補助側壁7、8とを接着する。図5はその状態を示す平面図である。即ち、この時点で、本考案による紙箱の折り畳んだ状態が完成した。出荷形態である。
図6は、図5に於いて、上述した箇所の接着が終了した状態から、折り筋23をセンターにして箱を開き始めた状態を示す。上蓋は上蓋側壁を起こし、上蓋としての組み立てが終了している。折り筋23をセンターにして紙箱を開いていくと、側壁4、5が立ち上がってきて、それにつれて側壁の部分である4a、5aと接着している補助側壁7、8が引っ張られ、補助側壁8の足43が切れ込み45から外れて切れ込み47の方に移動しつつある状態を示す斜視図。
図7は前蓋(兼前側壁)3及び上蓋は開いているが起立した状態を示す斜視図。補助側壁の足43を切り込み47に差し込んだ状態を示す。図8は前蓋(兼、前側壁)3を閉めた状態の斜視図を示す。図9はヒンジ24を支点にして上蓋を閉め、完成した箱の斜視図。図10は把手20、21を起こした箱の斜視図を示す。本考案によれば、防塵シートを2重にする事で保冷体入れを上蓋天面に容易に設ける事が出来る事を理解できるであろう。
1 底板
2 後側壁
3 前蓋(兼、前側壁)
4(4a) 側壁
5(5a) 側壁
6 上蓋天板
7、8 補助側壁
9 サイドフラップ
10(10a) 保冷体入れ
11(11a) 上蓋側壁
12(12a) 上蓋側壁
13、14 フラップ
15 上蓋前側壁
16、17 糊代フラップ
18 フラップ
19(19a) ロック片
20、21 把手
22〜41 折り筋(24は蓋ヒンジ兼用)
42、43 補助側壁足
44〜48 切れ込み
50 防塵フィルム(斜線で示す)
2 後側壁
3 前蓋(兼、前側壁)
4(4a) 側壁
5(5a) 側壁
6 上蓋天板
7、8 補助側壁
9 サイドフラップ
10(10a) 保冷体入れ
11(11a) 上蓋側壁
12(12a) 上蓋側壁
13、14 フラップ
15 上蓋前側壁
16、17 糊代フラップ
18 フラップ
19(19a) ロック片
20、21 把手
22〜41 折り筋(24は蓋ヒンジ兼用)
42、43 補助側壁足
44〜48 切れ込み
50 防塵フィルム(斜線で示す)
Claims (3)
- 把手付き組み立て紙箱に於いて、上蓋天板に部分的に切り起こして形成する手提げ用把手を設け、該天板の一辺が後側壁先端に折り筋を介して繋がっており、この折り筋をヒンジとする片開き上蓋を形成している事を特徴とする把手付き組み立て紙箱。
- 片開き上蓋の天板のヒンジ辺を除く3辺には上蓋側壁が延設されており、両サイドの上蓋側壁には上蓋前側壁両端の天板とのコーナーから45度に斜めに折り筋が入れられ、上蓋前側壁及び両サイドの上蓋側壁が上蓋内側に折り畳めるようにした事を特徴とする請求項1記載の把手付き組み立て紙箱。
- 請求項2記載の上蓋前側壁上部に上蓋天板に沿って切れ込みを入れ、箱本体の前側壁上端に延設したフラップの一部を差し込み、上蓋と箱本体とをロックするようにした事を特徴とする請求項1記載の把手付き組み立て紙箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007002476U JP3132839U (ja) | 2007-04-09 | 2007-04-09 | 把手付き組み立て紙箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007002476U JP3132839U (ja) | 2007-04-09 | 2007-04-09 | 把手付き組み立て紙箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3132839U true JP3132839U (ja) | 2007-06-21 |
Family
ID=43283543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007002476U Expired - Fee Related JP3132839U (ja) | 2007-04-09 | 2007-04-09 | 把手付き組み立て紙箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3132839U (ja) |
-
2007
- 2007-04-09 JP JP2007002476U patent/JP3132839U/ja not_active Expired - Fee Related
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