JPH08250803A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH08250803A
JPH08250803A JP4992095A JP4992095A JPH08250803A JP H08250803 A JPH08250803 A JP H08250803A JP 4992095 A JP4992095 A JP 4992095A JP 4992095 A JP4992095 A JP 4992095A JP H08250803 A JPH08250803 A JP H08250803A
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JP
Japan
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semiconductor laser
light emitting
emitting element
optical device
current
Prior art date
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Pending
Application number
JP4992095A
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English (en)
Inventor
Hideaki Horikawa
英明 堀川
Tetsuhito Nakajima
徹人 中島
Koji Nakamura
幸治 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆方向電流が与えられても発光素子の破壊を
防止できる光学装置を提供すること。 【構成】 本発明の光学装置1は、方向性を持ち電源に
対して順方向に接続される発光素子である第1半導体レ
ーザ11と、この発光素子の応答速度以上の応答速度を
有し発光素子と並列でかつ逆極性にて配線されるダイオ
ードである第2半導体レーザ12とを備えているもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信システム等にお
いて光を出射する光源として使用される光学装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザダイオード(以下、単に半
導体レーザと言う。)は、内部の半導体pn接合に対す
る順方向電圧の印加によって励起され、これによって生
じる電子と正孔との再結合によって所定波長の光を出射
するものである。図4はこのような半導体レーザを備え
る従来の光学装置を説明する図であり、(a)は断面構
成図、(b)は回路図である。
【0003】この光学装置1’は、基台である銅製のヒ
ートシンク2上に半導体レーザ20を実装し、絶縁部材
3を介してヒートシンク2に取付けられたリード4と半
導体レーザ20とを金ワイヤー5にて配線したものであ
る。このような光学装置1’においてヒートシンク2を
アノード(+)側、リード4をカソード(−)側とする
場合には、半導体レーザ20の陽極側電極を下側にして
ヒートシンク2上にはんだを介して接続し、上側となっ
た陰極側電極とリード4とを金ワイヤー5を介して配線
する。図4(b)に示すように、半導体レーザ20のア
ノード側からカソード側へ順方向電流iを流すことで半
導体レーザ20が励起され、所定波長のレーザ光を出射
できるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光学装置においては次のような問題がある。すなわ
ち、半導体レーザをヒートシンク上に実装した状態で光
学装置の電気的特性を測定する際や搬送等において取り
扱う場合に、半導体レーザに逆方向のサージ電流が流れ
たり静電気放電が生じたりすると半導体レーザの破壊を
招くという不都合が生じる。特に、GaAs基板から構
成される半導体レーザの場合には逆方向の印加に対して
非常に弱く、光学装置の耐久性および信頼性の低下を招
く原因となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために成された光学装置である。すなわ
ち、本発明は、方向性を持ち電源に対して順方向に接続
される発光素子と、この発光素子の応答速度以上の応答
速度を有し発光素子と並列でかつ逆極性にて配線される
ダイオードとを備える構成となっている。
【0006】
【作用】本発明の光学装置では、方向性を持ち電源に対
して順方向に接続される発光素子の応答速度以上の応答
速度を有し、この発光素子と並列でかつ逆極性にて配線
されるダイオードを備えている。このため、発光素子に
対して順方向電流が与えられる場合にはダイオードへは
電流が流れず発光素子へのみこの順方向電流が流れ、所
定の光を出射できるようになる。一方、発光素子に対し
て逆方向電流が与えられる場合にはその電流が発光素子
へ流れる前にダイオードへ流れる状態となる。つまり、
発光素子に対する逆方向電流はダイオードに対して順方
向電流であり、しかもダイオードの応答特性が発光素子
の応答特性以上となっているため、この場合には発光素
子に対する逆方向電流は発光素子へ流れずダイオードの
みへ流れる状態となる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の光学装置における実施例を
図に基づいて説明する。図1は本発明における光学装置
1の一実施例を説明する図であり、(a)は断面構成
図、(b)は回路図である。すなわち、図1(a)に示
すように、本実施例における光学装置1は、基台となる
例えば銅製のヒートシンク2(ヘッダーと呼ばれる場合
もある)と、このヒートシンク2上に実装される第1半
導体レーザ11および第2半導体レーザ12と、ヒート
シンク2に絶縁部材3を介して取付けられるリード4
と、第1半導体レーザ11および第2半導体レーザ12
とリード4とを各々電気的に配線する金ワイヤー5とを
備えた構成となっている。
【0008】この第1半導体レーザ11は発光を目的と
した素子であり、電源(図示せず)に対して順方向に接
続されている。一方、第2半導体レーザ12は第1半導
体レーザ11の応答速度以上の応答速度(同一でもよ
い)を有し、図1(b)に示すように第1半導体レーザ
11に対して並列でしかも逆極性で接続されるダイオー
ドである。この第1半導体レーザ11に対して順方向電
流(順方向バイアス)iが与えられると第1半導体レー
ザ11は励起され所定波長のレーザ光を出射するように
なる。
【0009】なお、第1半導体レーザ11に順方向バイ
アスが与えられる場合には第2半導体レーザ12に対し
ては逆方向バイアスが加わることになる。このため、第
2半導体レーザ12としては第1半導体レーザ11の駆
動電圧以上の逆耐圧を備えたものを使用する。
【0010】図2は半導体レーザの断面構成図である。
すなわち、半導体レーザは、例えば活性層21がp型I
nGaPクラッド層22aとn型InGaPクラッド層
22bとで挟まれたpnジャンクションを有する構造と
なっている。また、活性層21の両側にはp型InGa
P電流ブロック層23aとn型InGaP電流ブロック
層23bとが設けられており、電流を効率良く活性層2
1に注入できるようになっている。
【0011】これらp型、n型InGaPクラッド層2
2a、22bや活性層21、p型、n型InGaP電流
ブロック層23a、23bはn型GaAsから成る基板
24上に積層されており、さらに半導体レーザの図中上
側にはAuZn/Auから成る陽極側電極25が、また
図中下側にはAuGeNiから成る陰極側電極26が設
けられている。
【0012】例えば、図1に示す第1半導体レーザ11
および第2半導体レーザ12は共に図2に示すような半
導体レーザと同様な構成となっている。また、これら第
1半導体レーザ11および第2半導体レーザ12を同一
のウエハにて製造したものを本実施例の光学装置1に使
用してもよい。本実施例の光学装置1では半導体レーザ
を2個使用するため、第1半導体レーザ11および第2
半導体レーザ12を同一のウエハで製造することにより
光学装置1を容易にしかも低コストで製造することがで
きるようになる。
【0013】次に、本実施例における光学装置1の動作
を図3に基づいて説明する。図3は動作を説明する回路
図であり、(a)は通常バイアス時、(b)は逆電流時
の状態を示している。すなわち、図3(a)に示すよう
に、通常バイアス時においては第1半導体レーザ11に
対して順方向電流iが与えられ、所定のレーザ光を出射
する状態となる。一方、第1半導体レーザ11に対して
順方向電流iが与えられている場合には、第2半導体レ
ーザ12に電流は流れない。
【0014】つまり、第2半導体レーザ12は第1半導
体レーザ11に対して逆極性で接続されているため、第
1半導体レーザ11に対する順方向電流iは第2半導体
レーザ12にとって逆方向電流となる。このため、順方
向電流iは第1半導体レーザ11へのみ流れ、第2半導
体レーザ12へは流れない状態となる。
【0015】次に、図1(b)に示すように、第1半導
体レーザ11に対して逆方向の電流が与えられる場合を
説明する。逆方向電流が流れる場合とは、例えば図1に
示す光学装置1の電気的特性を測定する場合に誤って逆
方向のサージ電流が与えられたり、また光学装置1を搬
送する際の取扱い最中に静電気放電が発生して逆方向の
高電圧が印加されてしまった場合などが挙げられる。こ
の場合には、図1(b)に示すように第1半導体レーザ
11に対して逆方向電流Iが流れるが、この逆方向電流
Iは第1半導体レーザ11へ流れることなく第2半導体
レーザ12へ流れる状態となる。
【0016】つまり、先に説明したように第1半導体レ
ーザ11と第2半導体レーザ12とは逆極性に接続され
ているため、第1半導体レーザ11に対する逆方向の電
流は第2半導体レーザ12に対しては順方向の電流とな
る。しかも、第2半導体レーザ12は第1半導体レーザ
11の応答速度以上の応答速度を有しているため、逆方
向電流Iが与えられるとこの逆方向電流Iは第1半導体
レーザ11へ流れる前に第2半導体レーザ12へ流れ、
結果として逆方向電流Iは第1半導体レーザ11へは流
れることがなくなる。
【0017】このような動作により、通常のバイアス時
には第1半導体レーザ11から所定の光を出射できるよ
うになるとともに、光学装置1へ何らかの原因による逆
方向電流が与えられても、発光素子である第1半導体レ
ーザ11へはこの電流が流れず第2半導体レーザ12を
通過する状態となる。このため、第1半導体レーザ11
の破壊を防止することが可能となる。
【0018】なお、本実施例においては、第1半導体レ
ーザ11と逆極性に接続する第2半導体レーザ12を一
個設ける例を示したが、これは一個に限定されず複数設
けてあっても同様である。また、第1半導体レーザ11
と逆極性に接続されるダイオードとして第1半導体レー
ザ11と同じ第2半導体レーザ12を用いる例を示した
が、同じものでなくても波長のまったく異なる半導体レ
ーザや、さらに導体レーザを用いなくても第1半導体レ
ーザ11の応答特性以上の応答特性を有するダイオード
を用いても同様である。また、発光素子としては第1半
導体レーザ11に限定されることはなく、方向性を持ち
電源に対して順方向に接続される発光ダイオード(LE
D)のような素子であっても同様である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学装置
によれば次のような効果がある。すなわち、本発明の光
学装置では、発光素子の応答速度以上の応答速度を有し
発光素子に対して並列でかつ逆極性に接続されるダイオ
ードを備えているため、発光素子に対する逆方向電流が
発光素子へ流れる前にダイオードへ流れる状態となる。
このため、逆方向のサージ電流や静電気放電による電圧
などが印加された場合であっても発光素子の破壊を防止
することが可能となる。これによって、光学装置の耐久
性および信頼性を大幅に向上させることが可能となる。
本発明は特にGaAs基板から構成される半導体レーザ
を使用する場合に有効なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する図で、(a)は断
面構成図、(b)は回路図である。
【図2】半導体レーザの断面構成図である。
【図3】動作を説明する回路図であり、(a)は通常バ
イアス時、(b)は逆電流時の状態を示すものである。
【図4】従来例を説明する図で、(a)は断面構成図、
(b)は回路図である。
【符号の説明】
1 光学装置 2 ヒートシンク 3 絶縁部材 4 リード 5 金ワイヤー 11 第1半導体レーザ 12 第2半導体レーザ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方向性を持ち、電源に対して順方向に接
    続される発光素子と、 前記発光素子の応答速度以上の応答速度を有し、該発光
    素子と並列でかつ逆極性にて配線されるダイオードとを
    備えていることを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 前記発光素子と前記ダイオードとは同一
    特性の素子であることを特徴とする請求項1記載の光学
    装置。
  3. 【請求項3】 前記発光素子と前記ダイオードとは共に
    半導体レーザダイオードであることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の光学装置。
JP4992095A 1995-03-09 1995-03-09 光学装置 Pending JPH08250803A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4992095A JPH08250803A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 光学装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4992095A JPH08250803A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 光学装置

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Publication Number Publication Date
JPH08250803A true JPH08250803A (ja) 1996-09-27

Family

ID=12844458

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JP4992095A Pending JPH08250803A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 光学装置

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JP (1) JPH08250803A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011197343A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> サージ保護機能内蔵型半導体光変調器及びその製造方法

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JP2011197343A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> サージ保護機能内蔵型半導体光変調器及びその製造方法

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