JPH08250031A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル

Info

Publication number
JPH08250031A
JPH08250031A JP7051211A JP5121195A JPH08250031A JP H08250031 A JPH08250031 A JP H08250031A JP 7051211 A JP7051211 A JP 7051211A JP 5121195 A JP5121195 A JP 5121195A JP H08250031 A JPH08250031 A JP H08250031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
glass plate
discharge
anode
pdp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7051211A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichiro Hirose
英一郎 広瀬
Masahiko Nakamura
雅彦 中村
Koji Uchida
浩次 内田
Takayuki Muraki
孝幸 村木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP7051211A priority Critical patent/JPH08250031A/ja
Publication of JPH08250031A publication Critical patent/JPH08250031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放電セルを互いに分離するための隔壁が容易
に形成されるとともに高い輝度が得られるPDPを提供
する。 【構成】 放電セル17を形成する孔14が複数形成さ
れてなるホーロー基板13に陰極15を形成し、ホーロ
ー基板13と蛍光体膜19が形成された前面ガラス板1
1、およびホーロー基板13と陽極18が形成された背
面ガラス板12を封着用ガラス16でそれぞれ封着し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過型のプラズマディ
スプレイパネル(Plasma Display Pa
nel、以下PDPと記載する)に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のDC放電型の、透過型P
DPの部分断面図である。図5に示す前面ガラス板51
上に、放電用電極としてITO(IndiumTin
Oxide)電極からなる陽極52が形成されており、
さらにその陽極52以外の部分に蛍光体膜56が形成さ
れている。また、前面ガラス板51に対向して配置され
た背面ガラス板53上に放電用電極として陰極54が形
成されている。これら前面ガラス板51と背面ガラス板
53との間に、放電セル(放電空間)を互いに分離する
ためのセル隔壁55が備えられている。
【0003】ここで、前面ガラス板51上に形成された
陽極52と背面ガラス板53上に形成された陰極54と
の間に電圧が印加されると、それら陽極52と陰極54
との間で放電が行われ、その放電で生じた紫外線57が
蛍光体膜56を通過することにより可視光58が発生し
その可視光58が前面ガラス板51を透過して射出され
ることにより画像が表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のPDPにおいて、セル隔壁55を形成するには、ガラ
スぺーストをスクリーン印刷法で印刷して焼成する工程
を、例えば10回等多数回繰り返す必要があり、このた
め高い印刷技術が必要であり、パネルサイズの大型化に
伴い歩留まりが低下する要因となる。
【0005】また可視光58は前面ガラス板51上の蛍
光体膜56を通して観測されるため、薄く均一な厚みに
蛍光体を塗布する必要がある。しかし、前面ガラス板5
1上に形成された陽極52を避けて薄く均一な厚みに蛍
光体を塗布することは非常に困難であり、輝度ムラを生
じ易い。さらに前面ガラス板51の、陽極52が形成さ
れる面積と蛍光体膜56が形成される面積双方の面積の
配分が難しく、蛍光体膜56が形成された面積が大きす
ぎるとプラズマ放電が阻害され、一方、蛍光体膜56が
形成された面積が小さすぎると輝度,コントラストの低
下を招くという問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、放電セルを互
いに分離するための隔壁が容易に形成されるとともに高
い輝度が得られる透過型PDPを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のPDPは、前面基板を有し、その前面基板を透過し
てきた可視光により画像を表示するプラズマディスプレ
イパネルにおいて、 (1)上記前面基板に対向する背面基板 (2)上記前面基板と上記背面基板とに挟まれた、放電
セルを形成する孔が複数形成されてなる隔壁基板 (3)上記隔壁基板の、上記孔の内壁に形成された第1
の放電用電極 (4)上記背面基板の、上記放電セルの内壁の部分に形
成された第2の放電用電極 (5)上記前面基板の、上記放電セルの内壁の部分に形
成された蛍光体膜を有することを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】本発明のPDPは、前面基板と背面基板とに挟
まれた、放電セルを形成する孔が複数形成されてなる隔
壁基板を備えたものであり、放電セルを互いに分離する
ための隔壁が容易に形成される。従って、従来技術の、
ガラスペーストをスクリーン印刷法で印刷して焼成する
工程を多数回繰り返してセル隔壁を形成する場合と比較
し、工数が削減されるとともにパネルサイズの大型化に
伴う歩留まりも向上する。
【0009】また、隔壁基板の、放電セルを形成する孔
の内壁に第1の放電用電極が形成され、背面基板の、放
電セルの内壁の部分に第2の放電用電極が形成され、さ
らに前面基板の、放電セルの内壁の部分に蛍光体膜が形
成されるものであるため、前面基板の、放電セルの内壁
の部分全体に蛍光体膜を形成することができ、従来技術
のように、前面基板上に形成された陽極を避けて薄く均
一な厚みに蛍光体を塗布する困難さはなく、輝度ムラの
低減が図られる。さらに、陽極が形成された面積と蛍光
体膜が形成された面積との配分に伴ない発生するプラズ
マ放電の阻害や、輝度,コントラストの低下もなく高輝
度のPDPが容易に作製される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明のPDPの一実施例の部分断面図、図2
は、陰極が形成されたホーロー基板の平面図、図3は、
図2に示すホーロー基板の断面図である。図1に示す前
面ガラス板11に対向して背面ガラス板12が配置され
ている。前面ガラス板11と背面ガラス板12との間
に、放電セルを形成する多数の孔14(図2参照)が形
成されたホーロー基板13が配置されている。ホーロー
基板13は、インバー板13aと、そのインバー板13
aの表面に電着され焼成された結晶化ガラス13bとか
ら形成されている。またホーロー基板13の、孔14の
内壁に放電用電極としての陰極15が形成されている。
【0011】ホーロー基板13と前面ガラス板11、お
よびホーロー基板13と背面ガラス板12は封着用ガラ
ス16で封着されており、これによりホーロー基板13
の孔14が塞がれ放電空間としての放電セル17が形成
されている。また、前面ガラス板11の、放電セル17
の内壁の部分全体に蛍光体膜19が形成されている。ま
た、背面ガラス板12の、放電セル17の内壁の部分に
放電用電極としての陽極18が形成されている。
【0012】以下に、図1に示すPDPの製造方法につ
いて説明する。先ず、ホーロー基板13を製造するため
に、長さ600mm、幅500mm、厚さ100μmの
インバー板13aを用意した。このインバー板13aに
は、図2に示すようにそのインバー板13aの長さ方向
に0.6mmピッチ、幅方向に0.8mmピッチで多数
の孔14がエッチング加工されている。このようなイン
バー板13aをガラス粉GA−44(日本電気硝子製)
が分散したイソプロピルアルコール(IPA)中に浸漬
して、インバー板13aにガラス粉GA−44を電着
し、その後大気中850℃で焼成し、厚み30μmの絶
縁被覆層としての結晶化ガラス13bを形成した。この
ようにしてホーロー基板13を得た。
【0013】次に、ドライフィルムを用い、ホーロー基
板13の表面に、図2に示すギャップ0.15mmを、
またホーロー基板13の裏面全体にめっきレジストをそ
れぞれ形成した。次に、無電解Niめっきを施し、膜厚
が4〜5μmとなったらレジストを剥離して、図2の横
方向に並行な同一列の孔14が同電位となるように表面
に電極パターンを形成した。これにより陰極15を得
た。陰極15が形成されたホーロー基板13の孔14の
大きさは0.3mm×0.6mmとなった。
【0014】次に、長さ580mm、幅500mmの形
状の前面ガラス板11を用意し、この前面ガラス板11
の表面に、赤、青、緑色用蛍光体を各々スクリーン印刷
法で塗布して蛍光体膜19を得た。次に、長さ600m
m、幅520mmの形状の背面ガラス板12を用意し、
この前面ガラス板11の幅方向に並行なライン電極を、
Ag/Pd厚膜ペーストでスクリーン印刷し焼成して陽
極18を得た。ここで、Ag/Pd厚膜ペーストに代え
てNi厚膜ペーストでスクリーン印刷し焼成して陽極1
8を得てもよい。
【0015】図4は、図1に示すPDPの組立て図であ
る。前面ガラス板11に形成された蛍光体膜19を下向
きに、ホーロー基板13に形成された電極パターン(陰
極15)を上向きに、また背面ガラス板12に形成され
た陽極18を上向きにして、前面ガラス板11,背面ガ
ラス板12の周囲部、および前面ガラス板11,背面ガ
ラス板12の、ホーロー基板13の孔14周囲部の格子
に対応する箇所へ封着用ガラスペーストを印刷してNe
−Ar−Xeガスを封入し、封着した。
【0016】このようにして、放電セル17を互いに分
離するための隔壁が容易に低コストで形成された。作成
されたPDPの陽極18と陰極15との間に電圧を印加
して発光光を確認したところ、その輝度は十分高いレベ
ルにあり、かつ輝度ムラは十分低いレベルにあった。ま
た、Ag/Pd厚膜ペーストもしくはNi厚膜ペースト
をスクリーン印刷して焼成して陽極を形成しているた
め、従来のITO電極からなる陽極と比較し、一層の低
コスト化と高寿命化が図られる。
【0017】尚、本実施例では、隔壁基板としてホーロ
ー基板を用いて説明したが、これに限られるものでなく
セラミック基板あるいはガラス基板を用いてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のPDP
は、放電セルを形成する孔が複数形成されてなる隔壁基
板を備えており、また前面基板の、放電セルの内壁の部
分全体に蛍光体膜を形成することができるため、放電セ
ルを互いに分離する隔壁が容易に形成されコストの低減
化が図られるとともに高い輝度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPDPの一実施例の部分断面図であ
る。
【図2】陰極が形成されたホーロー基板の平面図であ
る。
【図3】図2に示すホーロー基板の断面図である。
【図4】図1に示すPDPの組立て図である。
【図5】従来のDC放電型PDPの部分断面図である。
【符号の説明】
11 前面ガラス板 12 背面ガラス板 13 ホーロー基板 13a インバー板 13b 結晶化ガラス 14 孔 15 陰極 16 封着用ガラス 17 放電セル 18 陽極 19 蛍光体膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村木 孝幸 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三 菱マテリアル株式会社電子技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面基板を有し、該前面基板を透過して
    きた可視光により画像を表示するプラズマディスプレイ
    パネルにおいて、 前記前面基板に対向する背面基板と、 前記前面基板と前記背面基板とに挟まれた、放電セルを
    形成する孔が複数形成されてなる隔壁基板と、 前記隔壁基板の、前記孔の内壁に形成された第1の放電
    用電極と、 前記背面基板の、前記放電セルの内壁の部分に形成され
    た第2の放電用電極と、 前記前面基板の、前記放電セルの内壁の部分に形成され
    た蛍光体膜とを有することを特徴とするプラズマディス
    プレイパネル。
JP7051211A 1995-03-10 1995-03-10 プラズマディスプレイパネル Pending JPH08250031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7051211A JPH08250031A (ja) 1995-03-10 1995-03-10 プラズマディスプレイパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7051211A JPH08250031A (ja) 1995-03-10 1995-03-10 プラズマディスプレイパネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08250031A true JPH08250031A (ja) 1996-09-27

Family

ID=12880591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7051211A Pending JPH08250031A (ja) 1995-03-10 1995-03-10 プラズマディスプレイパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08250031A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001052622A (ja) 平面型プラズマ放電表示装置
KR20020055437A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
CN1287407C (zh) 等离子体显示装置
JP4179484B2 (ja) プラズマ・ディスプレイ・パネルの製造方法
US6541913B1 (en) Flat display apparatus
JP2005183372A (ja) プラズマディスプレイパネル
JP4085223B2 (ja) プラズマ表示装置
JPH08236029A (ja) プラズマディスプレイパネル
JPH08250031A (ja) プラズマディスプレイパネル
JP4375113B2 (ja) プラズマディスプレイパネル
JPH0817337A (ja) ガス放電表示パネルの製造方法
JPH05190101A (ja) Dc型プラズマディスプレイパネル
JPH11185631A (ja) プラズマディスプレイパネル
JPH04308630A (ja) 面放電型プラズマディスプレイパネル
KR100442142B1 (ko) 전광판용 교류구동형 플라즈마 표시소자
KR20010092557A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 형광체 페이스트
JPH0935646A (ja) プラズマディスプレイパネル
JP2003257326A (ja) プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
JP3063659B2 (ja) プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法
JP2006024490A (ja) プラズマディスプレイパネルとその製造方法
KR200262585Y1 (ko) 전광판용 교류구동형 플라즈마 표시소자
JP2981444B2 (ja) ガス放電表示パネル
JP2968945B2 (ja) ガス放電表示パネル及びその製造方法
JPH03201342A (ja) 気体放電表示装置
JP2004220925A (ja) 電界放出型ディスプレイの前面板およびその製造方法