JPH08249749A - 光磁気記録媒体の記録再生方法及びその記録再生装置 - Google Patents

光磁気記録媒体の記録再生方法及びその記録再生装置

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JPH08249749A
JPH08249749A JP7831995A JP7831995A JPH08249749A JP H08249749 A JPH08249749 A JP H08249749A JP 7831995 A JP7831995 A JP 7831995A JP 7831995 A JP7831995 A JP 7831995A JP H08249749 A JPH08249749 A JP H08249749A
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Masahiro Tabata
正浩 田畑
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来よりある光磁気ディスクの構造としなが
ら光源波長やレンズNAによる再生限界以上の高密度再
生を可能にする。 【構成】 再生用レーザ光が照射されている付近には、
光磁気記録層4の初期化方向と同じ再生磁界HP がかけ
られる。再生用レーザ光を照射するとその走査スポット
P 内での温度上昇により、走査スポットの後方部分が
磁化反転もしくは縮小し、スポット内の記録マーク31
Aが消去され、記録マーク31Bのみ読み出される。再
生レーザ光スポットが通過した後に、記録ヘッドにより
同一場所に同一の記録マーク31を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気相互作用によっ
て、記録マークの読み出しを行なう光磁気記録媒体の記
録再生方法及びその記録再生装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録方式は、フェリ磁性薄膜を局
部的にキュリー点または補償点近傍にまで昇温し、この
部分の保磁力を減少させて、外部からの印加記録磁界の
方向に磁化の向きを反転させることを基本原理とするも
のである。磁化の反転した部分すなわち記録マークは磁
区を形成し、それを磁気カ−効果によって読み出す光磁
気記録再生に於いては、記録密度の向上のためには、記
録マーク長の短縮化すなわち情報磁区の微小化を図るこ
とが必要となる。
【0003】しかしながら、信号の再生分解能は、ほと
んど再生光学系の光源の波長λと対物レンズの開口数N
Aで決まり、空間周波数2NA/λが再生限界となる。
そこで、記録密度を上げるために光源の波長λを短くす
ることや、高NAレンズを用いて再生装置の再生用レー
ザ光のスポット径を小さくすることが考えられる。
【0004】しかしながら、現在実用レベルにあるレー
ザ光の波長は680nm程度にすぎず、また、高NAレン
ズを用いると焦点深度が浅くなり、レンズとディスクと
の距離に精度が要求され、光ディスクの製造精度が厳し
くなる。したがって、レンズのNAはあまり高くでき
ず、実用化可能なレンズNAはせいぜい0.6である。
このように、光源の短波長化や対物レンズの高NA化に
は限界があり、これらによって記録密度を飛躍的に向上
させることは難しいのが実情である。
【0005】そこで、この様な再生時の条件から規定さ
れる記録密度の問題点を解決するものとして、特開平1
−143042号公報に開示されるような光磁気記録媒
体の信号再生方法がある。この再生方法は、光磁気記録
媒体上の記録磁区を再生時のレ−ザ−光照射による温度
上昇を利用して、縮小もしくは反転させることによっ
て、S/N(C/N)の向上を図るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示される再生方法では、再生終了後に再び元の記
録状態に復元するため、少なくとも二層以上の多層磁性
膜による交換結合媒体を光ディスク内に設ける必要があ
り、光ディスクの構造が複雑になってしまった。更に、
その性能実現のため、各々の磁性膜の組成、膜厚を相互
に厳密にコントロ−ルする必要があるため、大量生産を
要とするディスクの生産性が悪くなるという問題を生じ
る。
【0007】そこで、本発明は、本発明は上記の点に着
目してなされたものであり、従来より用いられているよ
うな光磁気ディスクの構造としながら光源波長やレンズ
NAによる再生限界以上の高密度再生を可能とする光磁
気ディスクの記録再生方法及びその記録再生装置を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための手段として、「光透過性基板上に、光学的
に読み出し可能な記録マークを形成可能な単層の光磁気
記録層を有し、記録用レーザ光と記録磁界とを用いて前
記光磁気記録層に前記記録マークを形成して情報を記録
し、再生用レーザ光の走査スポットにより前記記録マー
クを読み出して前記情報を再生するようにした光磁気記
録媒体の記録再生方法において、前記再生用レーザ光の
走査スポット内の後方部が磁化反転又は縮小するように
して走査スポット内後方部にある記録マークを消去する
ことで前記情報の超解像再生を行い、前記再生用レーザ
光により消去された記録マークを前記記録用レーザ光と
前記記録磁界とを用いて前記光磁気記録層上の同じ位置
に同一の記録マークとして再記録することを特徴とする
光磁気記録媒体の記録再生方法」を提供しようとするも
のである。
【0009】また、本発明は、上記目的を達成するため
の手段として、「光透過性基板上に、光学的に読み出し
可能な記録マークを形成可能な単層の光磁気記録層を有
し、記録用レーザ光と記録磁界とを用いて前記光磁気記
録層に前記記録マークを形成して情報を記録し、再生用
レーザ光の走査スポットにより前記記録マークを読み出
して前記情報を再生するようにした光磁気記録媒体の記
録再生装置において、前記再生用レーザ光を照射して前
記記録マークを検出して再生信号を出力する再生用光ピ
ックアップと、前記光磁気記録層の初期化磁化方向と同
じ磁界方向である再生磁界を発生する再生磁界発生手段
と、前記記録用レーザ光を照射する光ピックアップと、
前記記録磁界を発生する記録磁界発生手段と、前記再生
信号を記憶する記憶手段とを備え、前記再生磁界をかけ
ながら前記再生用レーザ光を照射してこの走査スポット
内の後方部を磁化反転又は縮小させて前記記録マークを
消去して前記情報の超解像再生を行い、この消去される
直前に前記再生用光ピックアップで検出した記録マーク
に応じた再生信号を前記記憶手段に記憶して、前記再生
用レーザ光により消去された記録マークを前記記憶手段
に記憶された再生信号に基づいて前記光磁気記録層上の
同じ位置に同一の記録マークとして再記録することを特
徴とする光磁気記録媒体の記録再生装置」を提供しよう
とするものである。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
を説明する。最初に、本実施例の記録再生装置に使用さ
れる光磁気ディスクについて説明する。図1は、本発明
の記録再生装置で使用される光磁気ディスクの構造の一
例を示す図である。なお、同図は、光磁気ディスクの半
径方向の断面図の一部を示している。本実施例の記録再
生装置で使用される光磁気記録媒体1は、従来よりある
光磁気ディスクを用いている。その構造は図1に示すよ
うに、同心円状又はスパイラル状の案内溝2Aが形成さ
れた光透過性の基板2、第1の誘電体層3、光磁気記録
層4、第2の誘電体層5、反射層6、保護層7がこの順
に積層されて構成されている。
【0011】上記基板2は、光磁気記録を行なう波長の
光、例えば半導体レーザ光に対して高い透過率を有する
光透過性材料により構成されている。具体的には、ポリ
カーボネイト、アクリル等の透明樹脂やガラス等を用い
る。上記案内溝2Aは、周知の方法により形成する。ま
た、上記第1の誘電体層3及び第2の誘電体層5は、例
えば、SiNよりなり、再生時のエンハンスメント効果
及び光磁気記録層4の保護膜としての機能を持たすため
に設けられている。上記光磁気記録層4は、例えばTb
FeCoよりなる垂直磁化膜であり、従来より周知の磁
界変調記録や光変調記録により磁化方向を反転させるこ
とにより、記録マークが記録される。この光磁気記録層
4の信号の再生方法については後述することにする。上
記反射層6はアルミニウムや金等の光反射率の高い金属
或いはそれらの合金で構成され、保護層7は、紫外線硬
化樹脂等により構成されている。
【0012】次に、本実施例の光磁気ディスクの記録再
生装置について説明する。図2は、本発明の一実施例で
ある光磁気ディスクの記録再生装置の要部の概略構成を
示す図である。同図に示すように、本実施例の記録再生
装置10は、上記光磁気ディスク1の光磁気記録層4に
記録されている記録マークを再生する再生ヘッド11
と、光磁気記録層4に記録マークを記録する記録ヘッド
21とを備えている。再生ヘッド11は、レーザ光を光
磁気ディスク1の光磁気記録層4上に照射すると共に光
磁気ディスク1の戻り光に応じた再生信号を出力する再
生用光ピックアップ12と、この再生用光ピックアップ
12の対物レンズ13と光磁気ディスク1を介して対向
した位置に設置された再生磁界発生手段14とで構成さ
れている。また、上記記録ヘッド21は、光磁気記録層
4に熱を与えるためのレーザ光を照射する記録用光ピッ
クアップ22と、この記録用光ピックアップ22の対物
レンズ23と光磁気ディスク1を介して対向した位置に
設置された記録磁界発生手段24とで構成されている。
【0013】また、上記再生用光ピックアップ12から
出力される再生信号は、制御回路15に出力される。こ
の制御回路15は、入力される再生信号を波形等価等し
て2値化した後、この2値化した再生信号をRAM(Ran
dom Access Memory)16に一時記憶させると共に、図示
されない信号復調手段へ出力する。そして、この信号復
調手段により情報が復調され再生されることになる。ま
た、この制御回路15には記録ヘッド位置信号が入力さ
れており、制御回路15は、この記録ヘッド位置信号に
応じてRAM16に蓄積されている再生信号を記録信号
として記録ヘッド21に出力する。ここで、光変調記録
を行う場合には、記録ヘッド22に記録信号を出力す
る。一方、磁界変調記録を行う場合には、記録磁界発生
手段24に記録信号を出力することになる。
【0014】次に、上記再生ヘッド11及び記録ヘッド
21の構成を図3及び図4を用いて説明する。図3は、
図2における再生ヘッド11の構成の一例を示す図であ
る。図4は、図2における記録ヘッド21の構成の一例
を示す図である。図3に示すように、再生ヘッド11の
再生用光ピックアップ12は、従来よりある光磁気ディ
スク装置で使用されるものと同様であり、上記対物レン
ズ13、レーザ光源15、コリメートレンズ16、偏光
子17、ハーフミラーまたは特定のPBS(Polarizing
Beam Splitter :偏光ビームスプリッタ)18、検光子
19、フォトディテクタ20等で構成される。また、再
生磁界HP 発生用の上記再生磁界発生手段14は、電磁
石や永久磁石等で構成され、光ディスク1を介して対物
レンズ13と対向した位置に設けられている。この再生
磁界発生手段14からの再生磁界HP は、再生時にかけ
られ、光磁気記録層4の初期化磁界の方向と同方向に発
生される。また、上記レーザ光源15から出力されるレ
ーザ光は、再生用レーザ光スポットSP として光磁気デ
ィスク1の光磁気記録層4上に照射されたとき、その走
査スポットの後方部がキュリー点近傍にまで熱せられる
程度の光強度を有する。
【0015】上記再生用光ピックアップ12において、
上記レーザ光源15から出力されたレーザ光Lはコリメ
ータレンズ16により平行光にされ、偏光子17により
例えば紙面に対して垂直方向に偏光面を有する光にされ
た後、ハーフミラーまたはPBS18を介し、対物レン
ズ13により光ディスク1上の光磁気記録層4上に集光
スポットSP として照射される。照射されたレーザ光L
は、光磁気記録層4(又は反射層6)で反射され(レー
ザ光L´)、対物レンズ13を介してハーフミラー18
へもどり、ハーフミラー18により、検光子19の方向
へ90°光路を変えられ、検光子19により特定方向に
偏光面を有する光のみがフォトディテクタ20に入射さ
れる。そして、フォトディテクタ20からは、入射光の
光量に応じた再生信号が出力される。なお、上記フォト
ディテクタ20の再生信号は、記録マークの再生だけで
はなく、再生用レーザ光のフォーカスやトラッキング等
の制御信号としても利用される。
【0016】また、図4に示す記録ヘッド21の記録用
光ピックアップ22は、光磁気記録層4に対してある一
定以上の熱を与えるような構成となっていれば良く、上
記再生用光ピックアップ12のように光磁気媒体の再生
時に必要となる偏光子17や、検光子19は不要であ
る。即ち、例えば、上記対物レンズ23、レーザ光源2
5、コリメートレンズ26、PBS(Polarizing Beam
Splitter :偏光ビームスプリッタ)27、λ/4波長板
28、フォトディテクタ29等で構成される。なお、こ
のフォトディテクタ29は、トラッキングやフォーカシ
ング等の制御信号のみを出力するように構成されてい
る。また、記録磁界HR 発生用の上記記録磁界発生手段
24は、光ディスク1を介して対物レンズ23と対向し
た位置に設けられている。この記録磁界発生手段24
は、光変調記録を行う場合は、記録時に直流磁界をかけ
られるような電磁石や永久磁石等により構成し、磁界変
調記録を行う場合には、記録信号に応じて磁界を変調可
能な浮上型磁気ヘッド等で構成する。
【0017】なお、以上説明した再生ヘッド11及び記
録ヘッド21においては、レーザ光源15,25からの
レーザ光を整形する整形プリズム、フォーカスやトラッ
キングのために対物レンズ13又は23を移動させるア
クチュエータや、再生用光ピックアップ11や記録用光
ピックアップ21を光磁気ディスクの半径方向に移動さ
せる手段等は省略してあるが、これらについては、従来
より周知の手段を用いることが可能であり、その説明は
省略する。
【0018】次に、上記記録再生装置10の動作を説明
する。上記光磁気ディスク1の光磁気記録層4への情報
の記録は、通常の方法が適用される。即ち、例えば、光
変調記録を行う場合には、光磁気記録層4に対して記録
磁界発生手段24により所要の直流記録磁界HR をかけ
た状態とし、記録用光ピックアップ22から記録信号に
応じてパルス変調された記録用レーザ光スポットSR
照射して局部的に磁化の反転を生じさせて情報の記録を
行なう。一方、磁界変調記録を行う場合には、光磁気記
録層4に対して記録用光ピックアップ22から常に一定
の光強度の記録用レーザ光スポットSR を照射し、浮上
型磁気ヘッド等で構成された記録磁界発生手段24によ
り記録信号に応じて磁界を反転させて情報の記録を行
う。また、光変調記録を行う場合の光磁気記録層4の初
期化については、再生ヘッド11又は記録ヘッド21の
どちらを使用しても良いが、初期化時の磁界の方向は再
生時に再生磁界発生手段14から発せられる再生磁界H
P と同方向とする。一方、磁界変調記録を行う場合に
は、オーバライト可能なため、光磁気記録層4の初期化
動作は不要である。
【0019】次に、情報の再生について図2及び図5を
用いて詳述する。図5は、図2における記録再生装置の
再生動作を説明するための図である。なお、同図(A)
は、レーザ光スポットが照射されている付近の平面拡大
図であり、同図(B)は、その段面拡大図である。ま
た、同図(C)は、上記図(A)の一点鎖線X上での光
強度分布を示す図であり、同図(D)は、一点鎖線X上
での光磁気材料層4の温度分布を示している。また、同
図(A)に示す記録マーク31は、光変調記録により形
成された記録マークを示している。
【0020】情報の再生は、基本的には、光磁気記録層
4の垂直磁化膜に於ける光磁気相互作用すなわち照射さ
れた光のカ−回転角を検出して、その読み出しを行なう
ものである。再生時、再生用レーザ光の照射位置付近に
は、図5(B)に示すように、光磁気記録層4の初期化
磁化方向(同図中矢印33)と同じ磁界方向の再生磁界
Pをかける。なお、この初期化された光磁気記録層4
に対し、初期化磁化方向と反転した同図中矢印32の方
向に磁化された磁区が形成されることで記録マーク31
が形成されることになる。
【0021】上記光磁気記録層4上には再生パワ−1.
5〜3.5mW程度のある一定条件の再生用レーザ光を照
射する。ここで、このような再生用レーザ光が同図
(C)に示すようにな光強度分布であっても、温度上昇
までの時間差により光磁気記録層4では、同図(D)に
示すように再生用レーザ光の走査スポットSP 内後方部
分が高温になる。この時、再生磁界HP により初期化方
向に磁界がかけられているため、走査スポットSP 内で
キュリー点近傍に昇温させられた部分(同図(A)の斜
線部A)の光磁気記録層4は磁化反転又は縮小し、その
領域Aにある読み出し終了直後の記録マーク31Aは消
去されることになる。したがって、再生用レーザ光の走
査スポットSP は、領域Bに存在する記録マーク31B
の読み出しが行われるため、再生用レーザ光のスポット
径が実効的に小さくなる。このように、上記記録再生装
置10は、いわゆる超解像再生により情報の再生を行
う。
【0022】ところで、上記再生用レーザ光の走査スポ
ットSP が通過した後は記録されていた記録マーク31
が消去されてしまうことになる。そこで、制御回路15
では、消去される直前に再生用光ピックアップ12によ
り検出された記録マーク31に応じた再生信号をRAM
16に記憶させる。そして、制御回路15に入力される
上記記録ヘッド位置信号に基づき、記憶されている再生
信号をRAM16から読み出し、これを記録信号として
上記記録用光ピックアップ22に出力する。記録用光ピ
ックアップ22からは、入力される記録信号に応じてパ
ルス変調された記録用レーザ光が照射される。また、上
記記録磁界発生手段24からは記録磁界(直流磁界)H
R が発生されているため光磁気記録層4上に記録マーク
31が記録される。したがって、再生用レーザ光スポッ
トSP により消去された記録マーク31は、光磁気記録
層4上に記録されていた位置と同じ位置に同一の記録マ
ーク31として記録されることになり、光磁気ディスク
1の記録情報が保持(保存)されることになる。
【0023】なお、上記実施例においては光変調記録の
場合について説明しているが、本発明が磁界変調記録の
場合にも適用できることは勿論である。磁界変調記録の
場合には、RAM16に記憶された再生信号に応じた記
録信号を記録磁界発生手段24へ出力し、上述した磁界
変調記録方式により光磁気記録層4上に記録されていた
位置と同じ位置に同じ記録マーク31として再記録す
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光磁気記録
媒体の記録再生方法及びその記録再生装置によれば、光
透過性基板上に、光学的に読み出し可能な記録マークを
形成可能な単層の光磁気記録層を有し、記録用レーザ光
と記録磁界とを用いて前記光磁気記録層に前記記録マー
クを形成して情報を記録し、再生用レーザ光の走査スポ
ットにより前記記録マークを読み出して前記情報を再生
するようにした光磁気記録媒体に対し、前記再生用レー
ザ光の走査スポット内の後方部が磁化反転又は縮小する
ようにして走査スポット内後方部にある記録マークを消
去することで前記情報の超解像再生を行い、前記再生用
レーザ光により消去された記録マークを前記記録用レー
ザ光と記録磁界とを用いて前記光磁気記録層上の同じ位
置に同一の記録マークとして再記録するので、光磁気記
録媒体に複雑な多層交換結合膜を設けることなく単層の
磁性膜により優れた高密度記録を実現することが可能と
なる。したがって、各々の磁性膜の組成、膜厚を相互に
厳密にコントロ−ルする必要がないため、ディスクの生
産性を悪くすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生装置で使用される光磁気ディ
スクの構造の一例を示す図である。
【図2】本発明の一実施例である光磁気ディスクの記録
再生装置の要部の概略構成を示す図である。
【図3】図2における再生ヘッド11の構成の一例を示
す図である。
【図4】図2における記録ヘッド21の構成の一例を示
す図である。
【図5】図2における記録再生装置の再生動作を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク(光磁気記録媒体) 10 記録再生装置 11 再生ヘッド 12 再生用光ピックアップ 14 再生磁界発生手段 15 制御回路 16 RAM(記憶手段) 21 記録ヘッド 22 記録用光ピックアップ 24 記録磁界発生手段 31 記録マーク HP 再生磁界 HR 記録磁界

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光透過性基板上に、光学的に読み出し可能
    な記録マークを形成可能な単層の光磁気記録層を有し、
    記録用レーザ光と記録磁界とを用いて前記光磁気記録層
    に前記記録マークを形成して情報を記録し、再生用レー
    ザ光の走査スポットにより前記記録マークを読み出して
    前記情報を再生するようにした光磁気記録媒体の記録再
    生方法において、 前記再生用レーザ光の走査スポット内の後方部が磁化反
    転又は縮小するようにして走査スポット内後方部にある
    記録マークを消去することで前記情報の超解像再生を行
    い、前記再生用レーザ光により消去された記録マークを
    前記記録用レーザ光と前記記録磁界とを用いて前記光磁
    気記録層上の同じ位置に同一の記録マークとして再記録
    することを特徴とする光磁気記録媒体の記録再生方法。
  2. 【請求項2】光透過性基板上に、光学的に読み出し可能
    な記録マークを形成可能な単層の光磁気記録層を有し、
    記録用レーザ光と記録磁界とを用いて前記光磁気記録層
    に前記記録マークを形成して情報を記録し、再生用レー
    ザ光の走査スポットにより前記記録マークを読み出して
    前記情報を再生するようにした光磁気記録媒体の記録再
    生装置において、 前記再生用レーザ光を照射して前記記録マークを検出し
    て再生信号を出力する再生用光ピックアップと、前記光
    磁気記録層の初期化磁化方向と同じ磁界方向である再生
    磁界を発生する再生磁界発生手段と、前記記録用レーザ
    光を照射する光ピックアップと、前記記録磁界を発生す
    る記録磁界発生手段と、前記再生信号を記憶する記憶手
    段とを備え、 前記再生磁界をかけながら前記再生用レーザ光を照射し
    てこの走査スポット内の後方部を磁化反転又は縮小させ
    て前記記録マークを消去して前記情報の超解像再生を行
    い、この消去される直前に前記再生用光ピックアップで
    検出した記録マークに応じた再生信号を前記記憶手段に
    記憶して、前記再生用レーザ光により消去された記録マ
    ークを前記記憶手段に記憶された再生信号に基づいて前
    記光磁気記録層上の同じ位置に同一の記録マークとして
    再記録することを特徴とする光磁気記録媒体の記録再生
    装置。
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