JPH08249562A - 火災感知器の密閉構造および密閉方法 - Google Patents

火災感知器の密閉構造および密閉方法

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JPH08249562A
JPH08249562A JP5234095A JP5234095A JPH08249562A JP H08249562 A JPH08249562 A JP H08249562A JP 5234095 A JP5234095 A JP 5234095A JP 5234095 A JP5234095 A JP 5234095A JP H08249562 A JPH08249562 A JP H08249562A
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敏一 富沢
Masao Shibata
正夫 柴田
Shuji Harasaki
周次 原▲崎▼
Toshiyuki Ozawa
利幸 小沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造および工程で、蓋と本体の組立性
を向上させる。 【構成】 外カバー21と、この外カバー21に収容さ
れ、プリント基板24、火災感知素子22a等を装着し
た本体22と、この本体22上方から内部のプリント基
板24を被覆する合成樹脂製の蓋25a,25bとを備
えた火災感知器における本体の密閉構造において、蓋2
5a,25bを被覆する際に圧縮される本体22内の圧
縮空気を逃がすための小孔41を蓋の任意個所に形成す
ると共に、蓋25a,25bを被覆した状態で小孔41
を熱溶着した。これにより、組立性を向上させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災感知器における密
閉構造および密閉方法に関し、特に、蓋(裏蓋)によっ
て上面開口部が被覆される本体の密閉構造および密閉方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば熱感知器にあっては、防水
型、非防水型を問わず、一般的には円形の外カバーと、
感熱素子であるサーミスタが下方に突出するように取り
付けられ、かつ回路部品が実装されるプリント基板を内
部に保持する本体と、この本体上面に装着された蓋とを
備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の熱感知器においては、本体にOリングを設け
た状態で蓋で閉じる場合、機密性が高いためにプリント
基板を収容している本体内部の空気が圧縮され、蓋を開
ける方向の反発力が生じるので、蓋と本体の組立性が悪
いという問題がある。
【0004】このような問題は、プリント基板にアドレ
ス設定用のディップスイッチを実装していた従来の熱感
知器では、アドレス設定用の孔が蓋に開いているため、
蓋組み付けの際にその孔から圧縮空気が逃げ、組立性は
問題なかった。しかしながら、最近では、プリント基板
に設けたEEPROMでアドレスを設定する熱感知器も
増えてきており、このような熱感知器にあってはディッ
プスイッチを使用しないためアドレス設定操作を行うた
めの孔も必要なくなり、空気の圧縮による組立性の問題
が起きてきたものである。
【0005】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、簡単な構造および工程で、
蓋と本体の組立性を向上させることができる火災感知器
の密閉構造および密閉方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本願の第1発明は、外カバーと、この外カバーに収
容され、プリント基板、火災感知素子等を装着した本体
と、この本体上方から内部のプリント基板の収納部をO
リング等のシール部材を介して密閉する合成樹脂製の蓋
とを備えた火災感知器の本体の密閉構造として、蓋を被
覆する際に圧縮される本体内の圧縮空気を逃がすための
小孔を蓋の任意個所に形成すると共に、蓋を被覆した状
態で小孔は熱溶着により塞がれている構造としたことを
特徴とする。
【0007】ここで、火災感知器としては、例えば防水
型の熱感知器であって、さらにEEPROMでアドレス
を設定するため、ディップスイッチを操作してアドレス
設定を行うための孔を不要とした型式のものが好適であ
る。また、本願の第2発明は、外カバーと、この外カバ
ーに収容され、プリント基板、火災感知素子等を装着し
た本体と、この本体上方から内部のプリント基板の収納
部をシール部材を介して密閉する合成樹脂製の蓋とを備
えた火災感知器の密閉方法として、本体内の圧縮空気を
逃がすための小孔が形成された蓋を、本体上方から被覆
すると共に、被覆後に、小孔先端部に熱溶着治具を押し
当てて小孔先端部を溶着して塞いだことを特徴とする。
【0008】
【作用】本願の第1、第2発明においては、合成樹脂製
の蓋に圧縮空気逃がし用の小孔が形成されているので、
本体を蓋で閉じる際、圧縮空気をこの小孔から逃がすこ
とができる。従って、圧縮空気による反発力を受けるこ
となく、簡単に本体と蓋を組み立てる(蓋を閉じる)こ
とができる。また組立後は、熱溶着治具を小孔の先端に
押し当てることで簡単に小孔を塞ぐことができるので、
機密性が保持される。穴の閉鎖には別の部材を必要とせ
ず、部品点数が増加せず、また穴の閉鎖も簡単かつ確実
にできる。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係る熱感知器を示し、図1
(a)は完全防水型熱感知器、図1(b)は防水型熱感
知器を示す。また、図2は図1(a)の完全防水型熱感
知器の組立分解図を示し、図3は図1(b)の防水型熱
感知器の組立分解図を示す。なお、これらの図面では、
天井に取り付けられるベースは省略されている。
【0010】この実施例の完全防水型および防水型熱感
知器では、ともに円形の外カバー21と、感熱素子であ
るサーミスタ22aが、下方に突出するように取り付け
られた本体22と、Oリング23と、回路部品が実装さ
れ本体22内に保持されるプリント基板24が共通に構
成されている。ここで、プリント基板24に実装される
回路部品は、アナログ型とオンオフ型等で異なる。
【0011】そして、これらの部材21〜24を上から
覆う完全防水型熱感知器の蓋25aは、図2に示すよう
に、リード線11を介してプリント基板24の回路とベ
ース側を接続し、かつベースに対して嵌合金具26aに
より固定されるように構成される。また、防水型熱感知
器の蓋25bは、図3に示すように、嵌合金具26aと
略同様な嵌合金具26bによりプリント基板24の回路
とベース側を接続し、かつベースに対して固定されるよ
うに構成されている。また蓋25a,25bは、ねじ3
1により外カバー21に固定されている。
【0012】蓋25a、蓋25bの上面には、完全防水
型、防水型に係わらず図2に代表して示す総合銘板29
と表示銘板30が貼付される。次に、図1を参照して、
この蓋25a、蓋25bのベースに対する固定構造と電
気的接続構造を詳細に説明する。完全防水型および防水
型の嵌合金具26a,26bは、共通のL型金具261
と、図1(a),(b)にそれぞれ示すように長さが異
なるインサート金具262,263により構成されてい
る。L型金具261は、インサート金具262,263
に圧着かしめで固定される。
【0013】完全防水型のインサート金具262は、蓋
25aを貫通しないように比較的短く形成され、防水型
のインサート金具263は、先端が蓋25bとプリント
基板24を貫通してプリント基板24に電気的に接続す
るように比較的長く形成され、これらの金具262,2
63をそれぞれ蓋25a、蓋25bにインサート成形す
ることにより、L型金具261が蓋25a、蓋25bに
固定される。このL型金具261は、蓋25a、蓋25
bに対して半径方向外側に向くように固定され、べース
側の嵌合金具(図示省略)に嵌合することによりベース
に固定される。
【0014】ここで、嵌合金具26a,26bの蓋25
a、蓋25bに対する位置は同一になるように構成され
ており、従ってベースにおける嵌合位置が同一になるの
で、ベースを同一構造で製造することができる。ところ
で、熱可塑性樹脂で形成される蓋25a、蓋25bに
は、図1、図2に示すように、圧縮空気逃がし用の小孔
41が任意個所に形成されている。蓋25a、蓋25b
を本体22の上方から被覆する時、この小孔41から圧
縮空気が逃げるので、圧縮空気による反発力を受けるこ
となくスムーズに、蓋25a、蓋25bを本体22に被
覆することができる。
【0015】蓋25a、蓋25bを閉じた後は、この小
孔41を熱溶着により塞ぎ、蓋25a、蓋25bと本体
22との間に圧入されているOリング23と相まって本
体22内部のプリント基板24を密封する。図4は小孔
の熱溶着工程を示す説明図であり、図4(a)は熱溶着
前の状態を示し、また図4(b)は熱溶着途中の状態を
示し、さらに図4(c)は熱溶着後の状態をそれぞれ示
している。
【0016】図4(b)に示すように、周りが窪んだ状
態のために突出形成される小孔41の先端に、熱溶着治
具42を押し当てて小孔41の先端を熱溶着し、遮蔽部
41aを小孔41の先端に形成する。つまり下側から見
て、小孔41を盲孔とする。熱溶着治具42の先端の熱
溶着面42aは、中央が窪んだ状態となっているので、
熱溶着治具42を押すことで溶融している樹脂を小孔4
1の中心部に集めることができ、遮蔽部41aは簡単に
形成される。
【0017】図4(b)の状態から、さらに熱溶着治具
42を押し込めば、小孔41の部分は、図4(c)のよ
うに遮蔽部41aが押しつぶされた形となる。これが完
成後の形状である。このように、小孔41は熱溶着治具
42により簡単に熱溶着により塞ぐことができる。な
お、上記の実施例は熱感知器を例にとるものであった
が、煙検知器等にも適用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本願の第1、第2
発明によれば、蓋に圧縮空気逃がし用の小孔を形成する
ことで、蓋と本体の組立性を向上させ、かつこの小孔を
熱溶着により塞ぐことで、簡単に機密性を保持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る完全防水型熱感知器と防水型熱感
知器を示す側面断面図
【図2】図1(a)の防水型熱感知器を示す組立分解図
【図3】図1(b)の非防水型熱感知器を示す組立分解
【図4】小孔の熱溶着工程を示す説明図
【符号の説明】
21:外カバー 22:本体 22a:サーミスタ(火災感知素子) 24:プリント基板 25a,25b:蓋 41:小孔 42:熱溶着治具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小沢 利幸 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外カバーと、該外カバーに収容され、プリ
    ント基板、火災感知素子等を装着した本体と、該本体上
    方から内部の前記プリント基板の収納部をシール部材を
    介して密閉する合成樹脂製の蓋とを備えた火災感知器本
    体の密閉構造において、 前記蓋を装着する際に圧縮される前記本体内の圧縮空気
    を逃がすための小孔を前記蓋の任意個所に形成すると共
    に、前記蓋を被覆した状態で前記小孔は熱溶着により塞
    がれていることを特徴とする火災感知器の密閉構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載の火災感知器の密閉構造にお
    いて、前記火災感知器はアドレス設定が前記プリント基
    板に実装されたメモリによって行われることを特徴とす
    る火災感知器の密閉構造。
  3. 【請求項3】請求項1および2記載の火災感知器の密閉
    構造において、前記火災感知器は防水型の熱感知器であ
    ることを特徴とする火災感知器の密閉構造。
  4. 【請求項4】外カバーと、該外カバーに収容され、プリ
    ント基板、火災感知素子等を装着した本体と、該本体上
    方から内部の前記プリント基板の収納部をシール部材を
    介して密閉する合成樹脂製の蓋とを備えた火災感知器の
    密閉方法において、 前記本体内の圧縮空気を逃がすための小孔が形成された
    前記蓋を、前記本体上方から被覆すると共に、被覆後
    に、前記小孔先端部に熱溶着治具を押し当てて前記小孔
    先端部を溶着して塞いだことを特徴とする火災感知器に
    おける密閉方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001014569A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Yazaki Corp 警報器
JP2009223360A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Hochiki Corp 感知器
KR101464462B1 (ko) * 2014-09-05 2014-11-24 주식회사 기영전자 방수형 전자 화재 감지기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001014569A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Yazaki Corp 警報器
JP2009223360A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Hochiki Corp 感知器
KR101464462B1 (ko) * 2014-09-05 2014-11-24 주식회사 기영전자 방수형 전자 화재 감지기

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