JPH08249185A - オブジェクトデータ処理装置 - Google Patents

オブジェクトデータ処理装置

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JPH08249185A
JPH08249185A JP7055528A JP5552895A JPH08249185A JP H08249185 A JPH08249185 A JP H08249185A JP 7055528 A JP7055528 A JP 7055528A JP 5552895 A JP5552895 A JP 5552895A JP H08249185 A JPH08249185 A JP H08249185A
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JP
Japan
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attribute
data processing
inheritance relationship
signal
inheritance
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Application number
JP7055528A
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English (en)
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Yoshifusa Togawa
好房 外川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/448Execution paradigms, e.g. implementations of programming paradigms
    • G06F9/4488Object-oriented
    • G06F9/449Object-oriented method invocation or resolution

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、オブジェクト指向によりデータ処理
を実行するオブジェクトデータ処理装置に関し、新機能
実現、性能改善、信頼性向上、効率改善の実現を目的と
する。 【構成】オブジェクトの塊を1つの処理単位として、そ
のオブジェクトの塊を複数用意することでデータ処理を
遂行する構成を採り、かつ、他のオブジェクトの塊から
の属性の継承関係の設定指示に応答して、その設定指示
を受け取るオブジェクトの塊が、自オブジェクトの持つ
属性の継承関係を動的に変更するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オブジェクト指向によ
りデータ処理を実行するオブジェクトデータ処理装置に
関し、特に、新機能実現、性能改善、信頼性向上、効率
改善を実現するオブジェクトデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オブジェクト指向によりデータ処理を実
行するオブジェクトデータ処理装置では、親オブジェク
トの持つ属性を子オブジェクトに継承させるという構成
を採っている。
【0003】この構成に従い、メッセージを発行するこ
とで子オブジェクトを起動するときに、その子オブジェ
クトにデータ処理遂行に必要な属性がない場合には、そ
の子オブジェクトは、親オブジェクトにその属性を見に
いって、その実行結果を得ていくことでデータ処理を実
行していくことになる。
【0004】従来のオブジェクトデータ処理装置では、
単一継承あるいは多重継承のいずれの継承関係をとる場
合にあっても、この属性の継承関係を固定のものとする
構成を採っている。すなわち、子オブジェクトの属性
は、親オブジェクトから継承される固定のものとして定
義されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】属性というものは、本
来、環境や状況等により変化するものである。例えば、
同一の人間であっても、幼児、子供、成人といった変化
に合わせて、体の作りや人間関係が変化する。
【0006】しかるに、従来のオブジェクトデータ処理
装置では、属性の継承関係を固定のものとする構成を採
っていることから、環境や状況等が変化するときに対処
できない。そこで、環境や状況等が変化するときには、
類似するオブジェクトを名前を変えて呼ぶこと等によ
り、無理やり対処するという構成を採っている。
【0007】しかしながら、このような従来技術に従っ
ていると、機能を増やす度に、モデルや制御部分を絶え
ず変更し、属性の継承関係がおかしくなっていないかを
確認しなければならないことになる。
【0008】これから、従来技術に従っていると、新機
能の追加が難しく、性能や信頼性や効率の点でも劣ると
いう問題点があった。本発明はかかる事情に鑑みてなさ
れたものであって、新機能実現、性能改善、信頼性向
上、効率改善を実現する新たなオブジェクトデータ処理
装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のオブジェクトデ
ータ処理装置は、オブジェクトの塊が、他のオブジェク
トの塊等からの設定指示に応答して、自オブジェクトの
持つ属性の継承関係を動的に変更することを特徴とする
ものであって、オブジェクトの塊の間に成立する属性の
継承関係についても、動的変更対象とする構成を採るこ
とがある。
【0010】図1ないし図6に、この本発明の原理構成
を図示する。図1中、1はオブジェクト、2はオブジェ
クトの塊、3はオブジェクトの塊2の持つメッセージ入
出力手段、4はオブジェクト1の持つ切換手段である。
【0011】図1に原理構成を図示する本発明では、オ
ブジェクト1の起動を指示するメッセージに属性の継承
関係の設定指示を組み込んで発行する構成を採るととも
に、その起動指示の指すオブジェクト1が、その起動メ
ッセージを受け取るとき等に、その設定指示に応答して
属性の継承関係を切り換える切換手段4を備えることを
特徴とする。
【0012】図2中、1はオブジェクト、2はオブジェ
クトの塊、3はオブジェクトの塊2の持つメッセージ入
出力手段、5はオブジェクトの塊2の持つ切換手段であ
る。図2に原理構成を図示する本発明では、オブジェク
ト1の起動を指示するメッセージとは別に属性の継承関
係の設定指示を発行する構成を採るとともに、その設定
指示が発行されるときに、その設定指示に応答して属性
の継承関係を切り換える切換手段5を備えることを特徴
とする。
【0013】図3中、1はオブジェクト、2はオブジェ
クトの塊、3はオブジェクトの塊2の持つメッセージ入
出力手段、6はオブジェクト1の持つ切換手段である。
図3に原理構成を図示する本発明では、オブジェクト1
の起動を指示するメッセージを使って、その起動指示対
象のオブジェクト1についての属性の継承関係の設定指
示を発行する構成を採るとともに、その起動指示対象の
オブジェクト1が、その設定指示のメッセージを受け取
るとき等に、その設定指示に応答して属性の継承関係を
切り換える切換手段6を備えることを特徴とする。
【0014】図4中、1はオブジェクト、2はオブジェ
クトの塊、3はオブジェクトの塊2の持つメッセージ入
出力手段、7はオブジェクトの塊2の持つテーブル手
段、8はオブジェクトの塊2の持つ登録手段、9はオブ
ジェクトの塊2の持つ切換手段である。
【0015】図4に原理構成を図示する本発明では、オ
ブジェクト1の起動を指示するメッセージとは別に属性
の継承関係の設定指示を発行するか、オブジェクト1の
起動を指示するメッセージを使って属性の継承関係の設
定指示を発行するか、オブジェクト1の起動を指示する
メッセージに属性の継承関係の設定指示を組み込んで発
行する構成を採るとともに、属性の継承関係を管理する
テーブル手段7と、上記設定指示が発行されるときに、
その設定指示に応答してテーブル手段7に属性の継承関
係を登録する登録手段8と、テーブル手段7の管理デー
タに従って属性の継承関係を切り換える切換手段9とを
備えることを特徴とする。
【0016】図5中、1はオブジェクト、2はオブジェ
クトの塊、3はオブジェクトの塊2の持つメッセージ入
出力手段、10はオブジェクトの塊2の持つ切換手段で
ある。
【0017】図5に原理構成を図示する本発明では、オ
ブジェクト1の起動を指示するメッセージとは別に属性
の継承関係の設定指示を発行する構成を採るとともに、
その設定指示が発行されるときに、その設定指示に応答
してオブジェクト1を辿ることで属性の継承関係を切り
換える切換手段10を備えることを特徴とする。
【0018】図6中、1はオブジェクト、2はオブジェ
クトの塊、3はオブジェクトの塊2の持つメッセージ入
出力手段、11はオブジェクトの塊2の持つ判断手段で
ある。
【0019】図6に原理構成を図示する本発明では、図
1ないし図5に示す切換手段4,5,6,9,10が属
性の継承関係を切り換えるときに、その属性の継承関係
を逆に辿ることで、その属性の継承関係が確立したのか
否かを判断する判断手段11を備えることを特徴とす
る。
【0020】
【作用】図1に原理構成を図示する本発明では、データ
処理依頼元のオブジェクトの塊2が、データ処理実行先
のオブジェクトの塊2に対して、オブジェクト名と動作
情報と継承属性値とを指定して起動メッセージを発行す
る。
【0021】メッセージ入出力手段3を介してこの起動
メッセージを受け取ると、この起動メッセージの指すオ
ブジェクト1の備える切換手段4は、この起動メッセー
ジの持つ継承属性値に従って属性の継承関係を切り換
え、その後、そのオブジェクト1は、切り換えられた属
性の継承関係に従いつつ、その起動メッセージの持つ動
作情報の指定する振る舞いを実行して、その結果をデー
タ処理依頼元のオブジェクトの塊2に返す。
【0022】このようにして、図1に原理構成を図示す
る本発明では、オブジェクト1の持つ属性の継承関係を
動的に切り換えていく構成を採ることで、環境や状況等
の変化に対処して柔軟なデータ処理を実現するのであ
る。
【0023】一方、図2に原理構成を図示する本発明で
は、最初に、あるオブジェクトの塊2が、データ処理実
行先のオブジェクトの塊2に対して、オブジェクト1の
起動を指示するメッセージとは別に属性の継承関係の設
定指示を発行し、続いて、データ処理依頼元のオブジェ
クトの塊2(属性の継承関係の設定指示を発行したもの
と異なることがある)が、データ処理実行先のオブジェ
クトの塊2に対して、オブジェクト名と動作情報とを指
定して起動メッセージを発行する。
【0024】この属性の継承関係の設定指示を受け取る
と、この設定指示の指すオブジェクトの塊2の備える切
換手段5は、この設定指示に従って属性の継承関係を切
り換える。続いて、メッセージ入出力手段3を介して起
動メッセージを受け取ると、この起動メッセージの指す
オブジェクト1は、切り換えられた属性の継承関係に従
いつつ、その起動メッセージの持つ動作情報の指定する
振る舞いを実行して、その結果をデータ処理依頼元のオ
ブジェクトの塊2に返す。
【0025】このようにして、図2に原理構成を図示す
る本発明では、オブジェクト1の持つ属性の継承関係を
動的に切り換えていく構成を採ることで、環境や状況等
の変化に対処して柔軟なデータ処理を実現するのであ
る。
【0026】しかも、図1に原理構成を図示する本発明
では、起動メッセージの発行元となるオブジェクトの塊
2が、属性の継承関係の設定指示を発行することになる
のに対して、この図2に原理構成を図示する本発明で
は、起動メッセージの発行元となるオブジェクトの塊2
と異なるオブジェクトの塊2が、属性の継承関係の設定
指示を発行できることになって、更に柔軟なデータを実
現できるようになる。
【0027】そして、図1に原理構成を図示する本発明
では、起動先のオブジェクト1に対して属性の継承関係
を切り換えていくことを指示するのに対して、この図2
に原理構成を図示する本発明では、属性の継承関係の切
り換え指示先のオブジェクト1が起動先のものに限られ
る必要はなく、また、起動メッセージとは非同期に属性
の継承関係を切り換えていくことが可能になることか
ら、更に柔軟なデータ処理を実現できるようになる。
【0028】図3に原理構成を図示する本発明では、最
初に、あるオブジェクトの塊2が、データ処理実行先の
オブジェクトの塊2に対して、オブジェクト名と継承属
性値とを指定して、そのオブジェクト名の指すオブジェ
クトについての属性の継承関係の設定指示のメッセージ
を発行し、続いて、データ処理依頼元のオブジェクトの
塊2(最初のメッセージを発行したものと異なることが
ある)が、データ処理実行先のオブジェクトの塊2に対
して、そのオブジェクト名と動作情報とを指定して起動
メッセージを発行する。
【0029】メッセージ入出力手段3を介して最初のメ
ッセージを受け取ると、このメッセージの指すオブジェ
クト1の備える切換手段6は、このメッセージの持つ継
承属性値に従って属性の継承関係を切り換える。続い
て、そのオブジェクト1は、メッセージ入出力手段3を
介して起動メッセージを受け取ると、切り換えられた属
性の継承関係に従いつつ、その起動メッセージの持つ動
作情報の指定する振る舞いを実行して、その結果をデー
タ処理依頼元のオブジェクトの塊2に返す。
【0030】このようにして、図3に原理構成を図示す
る本発明では、オブジェクト1の持つ属性の継承関係を
動的に切り換えていく構成を採ることで、環境や状況等
の変化に対処して柔軟なデータ処理を実現するのであ
る。
【0031】しかも、図1に原理構成を図示する本発明
では、起動メッセージの発行元となるオブジェクトの塊
2が、属性の継承関係の設定指示を発行することになる
のに対して、この図3に原理構成を図示する本発明で
は、起動メッセージの発行元となるオブジェクトの塊2
と異なるオブジェクトの塊2が、属性の継承関係の設定
指示を発行できるとともに、起動メッセージとは非同期
に属性の継承関係を切り換えていくことが可能になるこ
とから、更に柔軟なデータ処理を実現できるようにな
る。
【0032】一方、図4に原理構成を図示する本発明で
は、最初に、あるオブジェクトの塊2が、データ処理実
行先のオブジェクトの塊2に対して、例えば、オブジェ
クト1の起動を指示するメッセージとは別に属性の継承
関係の設定指示を発行し、続いて、データ処理依頼元の
オブジェクトの塊2(属性の継承関係の設定指示を発行
したものと異なることがある)が、データ処理実行先の
オブジェクトの塊2に対して、オブジェクト名と動作情
報とを指定して起動メッセージを発行する。
【0033】この属性の継承関係の設定指示を受け取る
と、この設定指示の指すオブジェクトの塊2の備える登
録手段8は、この設定指示に応答してテーブル手段7に
属性の継承関係を登録し、この登録を受けて、切換手段
9は、テーブル手段7の管理データに従って属性の継承
関係を切り換える。続いて、メッセージ入出力手段3を
介して起動メッセージを受け取ると、起動メッセージの
指すオブジェクト1は、切り換えられた属性の継承関係
に従いつつ、その起動メッセージの持つ動作情報の指定
する振る舞いを実行して、その結果をデータ処理依頼元
のオブジェクトの塊2に返す。
【0034】このようにして、図4に原理構成を図示す
る本発明では、オブジェクト1の持つ属性の継承関係を
動的に切り換えていく構成を採ることで、環境や状況等
の変化に対処して柔軟なデータ処理を実現するのであ
る。
【0035】しかも、図1に原理構成を図示する本発明
では、起動メッセージの発行元となるオブジェクトの塊
2が、属性の継承関係の設定指示を発行することになる
のに対して、この図4に原理構成を図示する本発明で
は、起動メッセージの発行元となるオブジェクトの塊2
と異なるオブジェクトの塊2が、属性の継承関係の設定
指示を発行できることになって、更に柔軟なデータを実
現できるようになる。
【0036】そして、図1や図3に原理構成を図示する
本発明では、起動先のオブジェクト1に対して属性の継
承関係を切り換えていくことを指示するのに対して、こ
の図4に原理構成を図示する本発明では、属性の継承関
係の切り換え指示先のオブジェクト1が起動先のものに
限られる必要はなく、また、起動メッセージとは非同期
に属性の継承関係を切り換えていくことが可能になるこ
とから、更に柔軟なデータ処理を実現できるようにな
る。
【0037】そして、この図4に原理構成を図示する本
発明では、属性の継承関係の切り換え先が多数となって
も、その切り換えを同時に実行できるという利点があ
る。一方、図5に原理構成を図示する本発明では、最初
に、あるオブジェクトの塊2が、データ処理実行先のオ
ブジェクトの塊2に対して、オブジェクト1の起動を指
示するメッセージとは別に属性の継承関係の設定指示を
発行し、続いて、データ処理依頼元のオブジェクトの塊
2(属性の継承関係の設定指示を発行したものと異なる
こともある)が、データ処理実行先のオブジェクトの塊
2に対して、オブジェクト名と動作情報とを指定して起
動メッセージを発行する。
【0038】この属性の継承関係の設定指示を受け取る
と、この設定指示の指すオブジェクトの塊2の備える切
換手段10は、この設定指示に応答してオブジェクト1
を辿ることで属性の継承関係を切り換える。続いて、メ
ッセージ入出力手段3を介して起動メッセージを受け取
ると、起動メッセージの指すオブジェクト1は、切り換
えられた属性の継承関係に従いつつ、その起動メッセー
ジの持つ動作情報の指定する振る舞いを実行して、その
結果をデータ処理依頼元のオブジェクトの塊2に返す。
【0039】このようにして、図5に原理構成を図示す
る本発明では、オブジェクト1の持つ属性の継承関係を
動的に切り換えていく構成を採ることで、環境や状況等
の変化に対処して柔軟なデータ処理を実現するのであ
る。
【0040】しかも、図1に原理構成を図示する本発明
では、起動メッセージの発行元となるオブジェクトの塊
2が、属性の継承関係の設定指示を発行することになる
のに対して、この図4に原理構成を図示する本発明で
は、起動メッセージの発行元となるオブジェクトの塊2
と異なるオブジェクトの塊2が、属性の継承関係の設定
指示を発行できることになって、更に柔軟なデータを実
現できるようになる。
【0041】そして、図1や図3に原理構成を図示する
本発明では、起動先のオブジェクト1に対して属性の継
承関係を切り換えていくことを指示するのに対して、こ
の図4に原理構成を図示する本発明では、属性の継承関
係の切り換え指示先のオブジェクト1が起動先のものに
限られる必要はなく、また、起動メッセージとは非同期
に属性の継承関係を切り換えていくことが可能になるこ
とから、更に柔軟なデータ処理を実現できるようにな
る。
【0042】一方、図6に原理構成を図示する本発明で
は、図1ないし図5に示す切換手段4,5,6,9,1
0が属性の継承関係を切り換えるときに、データ処理実
行先のオブジェクトの塊2の備える判断手段11は、そ
の属性の継承関係を逆に辿ることで、その属性の継承関
係が確立したのか否かを判断する。
【0043】このようにして、図6に原理構成を図示す
る本発明では、図1ないし図5に原理構成を図示する本
発明と組み合わせることで、動的に切り換えられる属性
の継承関係に間違いの発生しないことを実現するのであ
る。
【0044】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。図1ないし図6で説明したように、本発明は、オブ
ジェクトの塊2が用意されるときに、それが持つオブジ
ェクト1の間に成立する属性の継承関係を動的に変更す
る構成を採ることを特徴とする。
【0045】例えば、図7に示すように、他のオブジェ
クトの塊2等からの設定指示に応答して、オブジェクト
「信号」に、「右のみの信号をつける」という振る舞い
を割り付けたり、「左のみの信号をつける」という振る
舞いを割り付けたり、「両方の信号をつける」という振
る舞いを割り付けたりする構成を採ることを特徴とする
ものである。
【0046】次に、図1に原理構成を図示した本発明を
実施例に従って詳細に説明する。図8ないし図10に、
図1に原理構成を図示した本発明の一実施例を図示す
る。図中、図1で説明したものと同じものについては同
一の記号で示してある。
【0047】これらの実施例では、オブジェクトの塊2
は、信号ランプをオン・オフするデータ処理を実行する
ものであって、「オン/オフ」の動作モードを持つ「信
号」というオブジェクト1と、「右のみの信号をつけ
る」という振る舞いを実行する「右信号」というオブジ
ェクト1と、「左のみの信号をつける」という振る舞い
を実行する「左信号」というオブジェクト1と、「両方
の信号をつける」という振る舞いを実行する「両信号」
というオブジェクト1とを持ち、オブジェクト「信号」
に、オブジェクト「右信号」/「左信号」/「両信号」
のいずれかが継承されることを想定している。
【0048】ここで、図8に示す実施例では、継承属性
値としてオブジェクト名を指定する構成を採っており、
オブジェクト「右信号」/「左信号」/「両信号」の展
開位置を管理する場所テーブル20を備える構成を採
る。また、図9に示す実施例では、継承属性値として
「右/左/両方」を指定する構成を採っており、各継承
属性値を持つオブジェクト1の数とオブジェクト名と展
開位置とを管理する場所テーブル21を備える構成を採
る。また、図10に示す実施例では、継承属性値として
「右/左/両方」を指定する構成を採っており、予め継
承属性値の指す継承関係を接続しておいて、フラグでも
ってその有効無効を確立する構成を採ることから、図9
の実施例で必要とした場所テーブル21を備える必要は
ない。
【0049】図8の実施例に従う場合、データ処理依頼
元のオブジェクトの塊2が、図中に示すデータ処理実行
先のオブジェクトの塊2に対して、オブジェクト「信
号」のオブジェクト名と、動作モード「オン」と、継承
属性値「右信号」とを指定して起動メッセージを発行す
る。
【0050】メッセージ入出力手段3を介してこの起動
メッセージを受け取ると、オブジェクト「信号」は、最
初に、場所テーブル20を参照することで、オブジェク
ト「右信号」の展開位置を特定し、切換手段4を制御す
ることで、この特定したオブジェクト「右信号」との間
に属性の継承関係を確立する。続いて、起動メッセージ
の動作モード「オン」に従って信号ランプをオンすべく
動作に入って、継承関係にあるオブジェクト「右信号」
を起動することで信号ランプの右ランプをつけて、処理
実行の復帰情報をデータ処理依頼元のオブジェクトの塊
2に返す。
【0051】一方、図9の実施例に従う場合、データ処
理依頼元のオブジェクトの塊2が、図中に示すデータ処
理実行先のオブジェクトの塊2に対して、オブジェクト
「信号」のオブジェクト名と、動作モード「オン」と、
継承属性値「右」とを指定して起動メッセージを発行す
る。
【0052】メッセージ入出力手段3を介してこの起動
メッセージを受け取ると、オブジェクト「信号」は、最
初に、場所テーブル21を参照することで、継承属性値
「右」を持つオブジェクト「右信号」の展開位置を特定
し、切換手段4を制御することで、この特定したオブジ
ェクト「右信号」との間に属性の継承関係を確立する。
続いて、起動メッセージの動作モード「オン」に従って
信号ランプをオンすべく動作に入って、継承関係にある
オブジェクト「右信号」を起動することで信号ランプの
右ランプをつけて、処理実行の復帰情報をデータ処理依
頼元のオブジェクトの塊2に返す。
【0053】一方、図10の実施例に従う場合、データ
処理依頼元のオブジェクトの塊2が、図中に示すデータ
処理実行先のオブジェクトの塊2に対して、オブジェク
ト「信号」のオブジェクト名と、動作モード「オン」
と、継承属性値「右」とを指定して起動メッセージを発
行する。
【0054】メッセージ入出力手段3を介してこの起動
メッセージを受け取ると、オブジェクト「信号」は、最
初に、切換手段4を構成する3つのフラグの内の「右フ
ラグ」を有効とすることで、継承属性値「右」の指すオ
ブジェクト「右信号」との間に属性の継承関係を確立す
る。続いて、起動メッセージの動作モード「オン」に従
って信号ランプをオンすべく動作に入って、継承関係に
あるオブジェクト「右信号」を起動することで信号ラン
プの右ランプをつけて、処理実行の復帰情報をデータ処
理依頼元のオブジェクトの塊2に返す。
【0055】このようにして、図1に原理構成を図示す
る本発明では、オブジェクト1の持つ属性の継承関係を
動的に切り換えていく構成を採ることで、環境や状況等
の変化に対処して柔軟なデータ処理を実現するのであ
る。
【0056】なお、この図8ないし図10の実施例で
は、起動メッセージを受け取った時点で、オブジェクト
「信号」が、オブジェクト「右信号」との間に継承関係
を確立する構成を開示したが、この時点で確立しない
で、動作に入った後、属性が存在しないことを検出する
時点に確立していく構成を採ってもよい。
【0057】次に、図2に原理構成を図示した本発明を
実施例に従って詳細に説明する。図11ないし図13
に、図2に原理構成を図示した本発明の一実施例を図示
する。図中、図2で説明したものと同じものについては
同一の記号で示してある。
【0058】ここで、これらの実施例では、図8ないし
図10の実施例と同様に、オブジェクトの塊2は、オブ
ジェクト「信号」と、このオブジェクト「信号」と継承
関係を持つオブジェクト「右信号」/「左信号」/「両
信号」というオブジェクト1を持つ。また、図11に示
す実施例では、継承属性値としてオブジェクト名を指定
する構成を採っており、図8の実施例で説明した場所テ
ーブル20を備える構成を採る。また、図12に示す実
施例では、継承属性値として「右/左/両方」を指定す
る構成を採っており、図9の実施例で説明した場所テー
ブル21を備える構成を採る。また、図13に示す実施
例では、継承属性値として「右/左/両方」を指定する
構成を採っており、図10の実施例と同様に予め継承属
性値の指す継承関係を接続しておいて、フラグでもって
その有効無効を確立する構成を採ることから、図12の
実施例で必要とした場所テーブル21を備える必要はな
い。
【0059】図11の実施例に従う場合、あるオブジェ
クトの塊2が、最初に、図中に示すデータ処理実行先の
オブジェクトの塊2に対して、継承属性値「右信号,信
号」を指定して属性の継承関係の設定指示を発行し、続
いて、データ処理依頼元のオブジェクトの塊2(属性の
継承関係の設定指示を発行したものと異なることがあ
る)が、図中に示すデータ処理実行先のオブジェクトの
塊2に対して、オブジェクト「信号」のオブジェクト名
と、動作モード「オン」とを指定して起動メッセージを
発行する。
【0060】この属性の継承関係の設定指示を受け取る
と、オブジェクトの塊2の備える切換手段5は、場所テ
ーブル20を参照することで、オブジェクト「右信号」
の展開位置を特定し、この特定したオブジェクト「右信
号」とオブジェクト「信号」との間に属性の継承関係を
確立する。続いて、オブジェクト「信号」は、メッセー
ジ入出力手段3を介して起動メッセージを受け取ると、
起動メッセージの動作モード「オン」に従って信号ラン
プをオンすべく動作に入って、継承関係にあるオブジェ
クト「右信号」を起動することで信号ランプの右ランプ
をつけて、処理実行の復帰情報をデータ処理依頼元のオ
ブジェクトの塊2に返す。
【0061】一方、図12の実施例に従う場合、あるオ
ブジェクトの塊2が、最初に、図中に示すデータ処理実
行先のオブジェクトの塊2に対して、継承属性値「右,
信号」を指定して属性の継承関係の設定指示を発行し、
続いて、データ処理依頼元のオブジェクトの塊2(属性
の継承関係の設定指示を発行したものと異なることがあ
る)が、図中に示すデータ処理実行先のオブジェクトの
塊2に対して、オブジェクト「信号」のオブジェクト名
と、動作モード「オン」とを指定して起動メッセージを
発行する。
【0062】この属性の継承関係の設定指示を受け取る
と、オブジェクトの塊2の備える切換手段5は、場所テ
ーブル21を参照することで、継承属性値「右」を持つ
オブジェクト「右信号」の展開位置を特定し、この特定
したオブジェクト「右信号」とオブジェクト「信号」と
の間に属性の継承関係を確立する。続いて、オブジェク
ト「信号」は、メッセージ入出力手段3を介して起動メ
ッセージを受け取ると、起動メッセージの動作モード
「オン」に従って信号ランプをオンすべく動作に入っ
て、継承関係にあるオブジェクト「右信号」を起動する
ことで信号ランプの右ランプをつけて、処理実行の復帰
情報をデータ処理依頼元のオブジェクトの塊2に返す。
【0063】一方、図13の実施例に従う場合、あるオ
ブジェクトの塊2が、最初に、図中に示すデータ処理実
行先のオブジェクトの塊2に対して、継承属性値「右,
信号」を指定して属性の継承関係の設定指示を発行し、
続いて、データ処理依頼元のオブジェクトの塊2(属性
の継承関係の設定指示を発行したものと異なることがあ
る)が、図中に示すデータ処理実行先のオブジェクトの
塊2に対して、オブジェクト「信号」のオブジェクト名
と、動作モード「オン」とを指定して起動メッセージを
発行する。
【0064】この属性の継承関係の設定指示を受け取る
と、オブジェクトの塊2の備える切換手段5は、オブジ
ェクト「信号」の持つ3つのフラグの内の「右フラグ」
を有効とすることで、オブジェクト「信号」と継承属性
値「右」の指すオブジェクト「右信号」との間に属性の
継承関係を確立する。続いて、オブジェクト「信号」
は、メッセージ入出力手段3を介して起動メッセージを
受け取ると、起動メッセージの動作モード「オン」に従
って信号ランプをオンすべく動作に入って、継承関係に
あるオブジェクト「右信号」を起動することで信号ラン
プの右ランプをつけて、処理実行の復帰情報をデータ処
理依頼元のオブジェクトの塊2に返す。
【0065】このようにして、図2に原理構成を図示す
る本発明では、オブジェクト1の持つ属性の継承関係を
動的に切り換えていく構成を採ることで、環境や状況等
の変化に対処して柔軟なデータ処理を実現するのであ
る。
【0066】なお、この図11ないし図13の実施例で
は、属性の継承関係の設定指示が、メッセージ発行先の
オブジェクト「信号」を指す構成を開示したが、このオ
ブジェクト「信号」を指さないものでもよい。また、こ
の図11ないし図13の実施例では、属性の継承関係の
設定指示が、2つのオブジェクト1の間の設定指示とな
ったが、3つ以上のオブジェクト1の間の設定指示とな
ってもよい。また、この図11ないし図13の実施例で
は開示しなかったが、切換手段5が切り換え処理を実行
中の間、メッセージ入出力手段3等に対して、その旨の
表示信号を出力する構成を採ることが好ましい。
【0067】次に、図3に原理構成を図示した本発明を
実施例に従って詳細に説明する。図14ないし図16
に、図3に原理構成を図示した本発明の一実施例を図示
する。図中、図3で説明したものと同じものについては
同一の記号で示してある。
【0068】ここで、これらの実施例では、図8ないし
図10の実施例と同様に、オブジェクトの塊2は、オブ
ジェクト「信号」と、このオブジェクト「信号」と継承
関係を持つオブジェクト「右信号」/「左信号」/「両
信号」というオブジェクト1を持つ。また、図14に示
す実施例では、継承属性値としてオブジェクト名を指定
する構成を採っており、図8の実施例で説明した場所テ
ーブル20を備える構成を採る。また、図15に示す実
施例では、継承属性値として「右/左/両方」を指定す
る構成を採っており、図9の実施例で説明した場所テー
ブル21を備える構成を採る。また、図16に示す実施
例では、継承属性値として「右/左/両方」を指定する
構成を採っており、図10の実施例と同様に予め継承属
性値の指す継承関係を接続しておいて、フラグでもって
その有効無効を確立する構成を採ることから、図15の
実施例で必要とした場所テーブル21を備える必要はな
い。
【0069】図14の実施例に従う場合、あるオブジェ
クトの塊2が、最初に、図中に示すデータ処理実行先の
オブジェクトの塊2に対して、起動対象となるオブジェ
クト「信号」のオブジェクト名と、継承属性値「右信
号」とを指定してメッセージを発行し、続いて、データ
処理依頼元のオブジェクトの塊2(最初のメッセージを
発行したものと異なることがある)が、図中に示すデー
タ処理実行先のオブジェクトの塊2に対して、起動対象
となるオブジェクト「信号」のオブジェクト名と、動作
モード「オン」とを指定して起動メッセージを発行す
る。
【0070】最初のメッセージを受け取ると、メッセー
ジ入出力手段3は、場所テーブル20を参照すること
で、オブジェクト「右信号」の展開位置を特定してオブ
ジェクト「信号」に通知し、これを受けて、オブジェク
ト「信号」は、切換手段6を制御することで、この特定
したオブジェクト「右信号」との間に属性の継承関係を
確立する。続いて、オブジェクト「信号」は、メッセー
ジ入出力手段3を介して起動メッセージを受け取ると、
起動メッセージの動作モード「オン」に従って信号ラン
プをオンすべく動作に入って、継承関係にあるオブジェ
クト「右信号」を起動することで信号ランプの右ランプ
をつけて、処理実行の復帰情報をデータ処理依頼元のオ
ブジェクトの塊2に返す。
【0071】一方、図15の実施例に従う場合、あるオ
ブジェクトの塊2が、最初に、図中に示すデータ処理実
行先のオブジェクトの塊2に対して、起動対象となるオ
ブジェクト「信号」のオブジェクト名と、継承属性値
「右」とを指定してメッセージを発行し、続いて、デー
タ処理依頼元のオブジェクトの塊2(最初のメッセージ
を発行したものと異なることがある)が、図中に示すデ
ータ処理実行先のオブジェクトの塊2に対して、起動対
象となるオブジェクト「信号」のオブジェクト名と、動
作モード「オン」とを指定して起動メッセージを発行す
る。
【0072】最初のメッセージを受け取ると、メッセー
ジ入出力手段3は、場所テーブル21を参照すること
で、継承属性値「右」を持つオブジェクト「右信号」の
展開位置を特定してオブジェクト「信号」に通知し、こ
れを受けて、オブジェクト「信号」は、切換手段6を制
御することで、この特定したオブジェクト「右信号」と
の間に属性の継承関係を確立する。続いて、オブジェク
ト「信号」は、メッセージ入出力手段3を介して起動メ
ッセージを受け取ると、起動メッセージの動作モード
「オン」に従って信号ランプをオンすべく動作に入っ
て、継承関係にあるオブジェクト「右信号」を起動する
ことで信号ランプの右ランプをつけて、処理実行の復帰
情報をデータ処理依頼元のオブジェクトの塊2に返す。
【0073】一方、図16の実施例に従う場合、あるオ
ブジェクトの塊2が、最初に、図中に示すデータ処理実
行先のオブジェクトの塊2に対して、起動対象となるオ
ブジェクト「信号」のオブジェクト名と、継承属性値
「右」とを指定してメッセージを発行し、続いて、デー
タ処理依頼元のオブジェクトの塊2(最初のメッセージ
を発行したものと異なることがある)が、図中に示すデ
ータ処理実行先のオブジェクトの塊2に対して、起動対
象となるオブジェクト「信号」のオブジェクト名と、動
作モード「オン」とを指定して起動メッセージを発行す
る。
【0074】メッセージ入出力手段3を介して最初のメ
ッセージを受け取ると、オブジェクト「信号」は、最初
に、切換手段6を構成する3つのフラグの内の「右フラ
グ」を有効とすることで、継承属性値「右」の指すオブ
ジェクト「右信号」との間に属性の継承関係を確立す
る。続いて、オブジェクト「信号」は、メッセージ入出
力手段3を介して起動メッセージを受け取ると、起動メ
ッセージの動作モード「オン」に従って信号ランプをオ
ンすべく動作に入って、継承関係にあるオブジェクト
「右信号」を起動することで信号ランプの右ランプをつ
けて、処理実行の復帰情報をデータ処理依頼元のオブジ
ェクトの塊2に返す。
【0075】このようにして、図3に原理構成を図示す
る本発明では、オブジェクト1の持つ属性の継承関係を
動的に切り換えていく構成を採ることで、環境や状況等
の変化に対処して柔軟なデータ処理を実現するのであ
る。
【0076】なお、この図14ないし図16の実施例で
は、属性の継承関係の設定指示のメッセージを受け取っ
た時点で、オブジェクト「信号」が、オブジェクト「右
信号」との間に属性の継承関係を確立する構成を開示し
たが、この時点で確立しないで、動作に入った後、属性
が存在しないことを検出する時点に確立していく構成を
採ってもよい。
【0077】次に、図4に原理構成を図示した本発明を
実施例に従って詳細に説明する。図17及び図18に、
図4に原理構成を図示した本発明の一実施例を図示す
る。図中、図4で説明したものと同じものについては同
一の記号で示してある。
【0078】ここで、これらの実施例では、オブジェク
トの塊2は、図8ないし図10の実施例で備えたオブジ
ェクト「信号」/「右信号」/「左信号」/「両信号」
というオブジェクト1を持つことに加えて、「メインス
イッチをつける」という振る舞いを実行する「メインス
イッチ」というオブジェクト1を備える。また、図8の
実施例で備えた場所テーブル20や、図9の実施例で備
えた場所テーブル21については、テーブル手段7がオ
ブジェクト1の展開位置についても管理しているので備
える必要はない。図19に、図17に示す実施例の備え
るテーブル手段7のデータ構造、図20に、図17に示
す実施例の備えるテーブル手段7の具体的データを図示
する。これらの図に示すように、図17に示す実施例の
備えるテーブル手段7は、オブジェクト「メインスイッ
チ」の上位側にはオブジェクト1は接続されておらず、
下位側にはオブジェクト「右信号」/「左信号」/「両
信号」という3個のオブジェクト1が接続されていて、
その内のオブジェクト「右信号」との間に属性の継承関
係が設定されているというようにして、オブジェクト
「メインスイッチ」/「右信号」/「左信号」/「両信
号」の間に成立する接続関係と属性の継承関係とを管理
している。
【0079】このようなテーブル手段7を備えるときに
あって、図17の実施例に従う場合、あるオブジェクト
の塊2が、最初に、図中に示すデータ処理実行先のオブ
ジェクトの塊2に対して、継承属性値「メインスイッ
チ,右信号,信号」を指定して属性の継承関係の設定指
示を発行し、続いて、データ処理依頼元のオブジェクト
の塊2(属性の継承関係の設定指示を発行したものと異
なることがある)が、図中に示すデータ処理実行先のオ
ブジェクトの塊2に対して、オブジェクト「信号」のオ
ブジェクト名と、動作モード「オン」とを指定して起動
メッセージを発行する。
【0080】この属性の継承関係の設定指示を受け取る
と、オブジェクトの塊2の備える登録手段8は、この設
定指示に応答してテーブル手段7に、オブジェクト「メ
インスイッチ」とオブジェクト「右信号」とオブジェク
ト「信号」との間に継承関係が成立することを登録し、
この登録を受けて、切換手段9は、テーブル手段7の管
理データに従って、オブジェクト「メインスイッチ」と
オブジェクト「右信号」とオブジェクト「信号」との間
に属性の継承関係を確立する。
【0081】続いて、オブジェクト「信号」は、メッセ
ージ入出力手段3を介して起動メッセージを受け取る
と、起動メッセージの動作モード「オン」に従って信号
ランプをオンすべく動作に入って、継承関係にあるオブ
ジェクト「メインスイッチ」とオブジェクト「右信号」
を起動することで信号ランプの右ランプをつけて、処理
実行の復帰情報をデータ処理依頼元のオブジェクトの塊
2に返す。
【0082】一方、図21に、図18に示す実施例の備
えるテーブル手段7のデータ構造、図22に、図18に
示す実施例の備えるテーブル手段7の具体的データを図
示する。これらの図に示すように、図18に示す実施例
の備えるテーブル手段7は、オブジェクト「メインスイ
ッチ」とオブジェクト「右信号」とが継承属性値「右」
を継承しているとともに、オブジェクト「右信号」とオ
ブジェクト「信号」とが継承属性値「右」を継承してお
り、継承属性値「右」/「左」/「両方」の内、この継
承属性値「右」に属性の継承関係が設定されているとい
うようにして、オブジェクト「メインスイッチ」/「右
信号」/「左信号」/「両信号」の間に成立する接続関
係と属性の継承関係とを管理している。
【0083】このようなテーブル手段7を備えるときに
あって、図18の実施例に従う場合、あるオブジェクト
の塊2が、最初に、図中に示すデータ処理実行先のオブ
ジェクトの塊2に対して、継承属性値「右,信号」を指
定して属性の継承関係の設定指示を発行し、続いて、デ
ータ処理依頼元のオブジェクトの塊2(属性の継承関係
の設定指示を発行したものと異なることがある)が、図
中に示すデータ処理実行先のオブジェクトの塊2に対し
て、オブジェクト「信号」のオブジェクト名と、動作モ
ード「オン」とを指定して起動メッセージを発行する。
【0084】この属性の継承関係の設定指示を受け取る
と、オブジェクトの塊2の備える登録手段8は、この設
定指示に応答してテーブル手段7に、オブジェクト「信
号」と、オブジェクト「信号」につらなる継承属性値
「右」を持つオブジェクト1との間に継承関係が成立す
ることで、オブジェクト「メインスイッチ」とオブジェ
クト「右信号」とオブジェクト「信号」との間に継承関
係が成立することを登録し、この登録を受けて、切換手
段9は、テーブル手段7の管理データに従って、オブジ
ェクト「メインスイッチ」とオブジェクト「右信号」と
オブジェクト「信号」との間に属性の継承関係を確立す
る。
【0085】続いて、オブジェクト「信号」は、メッセ
ージ入出力手段3を介して起動メッセージを受け取る
と、起動メッセージの動作モード「オン」に従って信号
ランプをオンすべく動作に入って、継承関係にあるオブ
ジェクト「メインスイッチ」とオブジェクト「右信号」
を起動することで信号ランプの右ランプをつけて、処理
実行の復帰情報をデータ処理依頼元のオブジェクトの塊
2に返す。
【0086】このようにして、図4に原理構成を図示す
る本発明では、オブジェクト1の持つ属性の継承関係を
動的に切り換えていく構成を採ることで、環境や状況等
の変化に対処して柔軟なデータ処理を実現するのであ
る。
【0087】なお、この図17及び図18の実施例で
は、属性の継承関係の設定指示が、メッセージ発行先の
オブジェクト「信号」を指す構成を開示したが、このオ
ブジェクト「信号」を指さないものでもよい。また、こ
の図17及び図18の実施例では、属性の継承関係の設
定指示を起動メッセージとは別に発行する構成を採った
が、起動メッセージに組み込んで発行したり、起動メッ
セージを利用して発行する構成を採ってもよい。また、
この図17及び図18の実施例では開示しなかったが、
切換手段9が切り換え処理を実行中の間、メッセージ入
出力手段3等に対して、その旨の表示信号を出力する構
成を採ることが好ましい。
【0088】次に、図5に原理構成を図示した本発明を
実施例に従って詳細に説明する。図23ないし図25
に、図5に原理構成を図示した本発明の一実施例を図示
する。図中、図5で説明したものと同じものについては
同一の記号で示してある。
【0089】ここで、これらの実施例では、図8ないし
図10の実施例と同様に、オブジェクトの塊2は、オブ
ジェクト「信号」と、このオブジェクト「信号」と継承
関係を持つオブジェクト「右信号」/「左信号」/「両
信号」というオブジェクト1を持つ。また、図8の実施
例で備えた場所テーブル20や、図9の実施例で備えた
場所テーブル21については、構成上備える必要はな
い。
【0090】図23の実施例に従う場合、あるオブジェ
クトの塊2が、最初に、図中に示すデータ処理実行先の
オブジェクトの塊2に対して、継承属性値「右信号,信
号」を指定して属性の継承関係の設定指示を発行し、続
いて、データ処理依頼元のオブジェクトの塊2(属性の
継承関係の設定指示を発行したものと異なることがあ
る)が、図中に示すデータ処理実行先のオブジェクトの
塊2に対して、オブジェクト「信号」のオブジェクト名
と、動作モード「オン」とを指定して起動メッセージを
発行する。
【0091】この属性の継承関係の設定指示を受け取る
と、オブジェクトの塊2の備える切換手段10は、この
設定指示に応答して、オブジェクト1を探索しながら、
オブジェクト「右信号」からオブジェクト「信号」へと
辿ることで、オブジェクト「右信号」とオブジェクト
「信号」との間に属性の継承関係を確立する。続いて、
オブジェクト「信号」は、メッセージ入出力手段3を介
して起動メッセージを受け取ると、起動メッセージの動
作モード「オン」に従って信号ランプをオンすべく動作
に入って、継承関係にあるオブジェクト「右信号」を起
動することで信号ランプの右ランプをつけて、処理実行
の復帰情報をデータ処理依頼元のオブジェクトの塊2に
返す。
【0092】一方、図24の実施例に従う場合、あるオ
ブジェクトの塊2が、最初に、図中に示すデータ処理実
行先のオブジェクトの塊2に対して、継承属性値「右,
信号」を指定して属性の継承関係の設定指示を発行し、
続いて、データ処理依頼元のオブジェクトの塊2(属性
の継承関係の設定指示を発行したものと異なることがあ
る)が、図中に示すデータ処理実行先のオブジェクトの
塊2に対して、オブジェクト「信号」のオブジェクト名
と、動作モード「オン」とを指定して起動メッセージを
発行する。
【0093】この属性の継承関係の設定指示を受け取る
と、オブジェクトの塊2の備える切換手段10は、この
設定指示に応答して、オブジェクト1の持つ継承属性値
「右」を探索することで、オブジェクト「右信号」から
オブジェクト「信号」へと辿っていって、オブジェクト
「右信号」とオブジェクト「信号」との間に属性の継承
関係を確立する。続いて、オブジェクト「信号」は、メ
ッセージ入出力手段3を介して起動メッセージを受け取
ると、起動メッセージの動作モード「オン」に従って信
号ランプをオンすべく動作に入って、継承関係にあるオ
ブジェクト「右信号」を起動することで信号ランプの右
ランプをつけて、処理実行の復帰情報をデータ処理依頼
元のオブジェクトの塊2に返す。
【0094】一方、図25の実施例に従う場合、あるオ
ブジェクトの塊2が、最初に、図中に示すデータ処理実
行先のオブジェクトの塊2に対して、継承属性値「右,
信号」を指定して属性の継承関係の設定指示を発行し、
続いて、データ処理依頼元のオブジェクトの塊2(属性
の継承関係の設定指示を発行したものと異なることがあ
る)が、図中に示すデータ処理実行先のオブジェクトの
塊2に対して、オブジェクト「信号」のオブジェクト名
と、動作モード「オン」とを指定して起動メッセージを
発行する。
【0095】この属性の継承関係の設定指示を受け取る
と、オブジェクトの塊2の備える切換手段10は、ルー
トとして用意されるオブジェクト1からオブジェクト1
の持つ継承属性値「右」を探索することで、オブジェク
ト「右信号」からオブジェクト「信号」へと辿っていっ
て、オブジェクト「右信号」とオブジェクト「信号」と
の間に属性の継承関係を確立する。続いて、オブジェク
ト「信号」は、メッセージ入出力手段3を介して起動メ
ッセージを受け取ると、起動メッセージの動作モード
「オン」に従って信号ランプをオンすべく動作に入っ
て、継承関係にあるオブジェクト「右信号」を起動する
ことで信号ランプの右ランプをつけて、処理実行の復帰
情報をデータ処理依頼元のオブジェクトの塊2に返す。
【0096】このようにして、図5に原理構成を図示す
る本発明では、オブジェクト1の持つ属性の継承関係を
動的に切り換えていく構成を採ることで、環境や状況等
の変化に対処して柔軟なデータ処理を実現するのであ
る。
【0097】なお、この図23ないし図25の実施例で
は、属性の継承関係の設定指示が、メッセージ発行先の
オブジェクト「信号」を指す構成を開示したが、このオ
ブジェクト「信号」を指さないものでもよい。また、こ
の図23ないし図25の実施例では開示しなかったが、
切換手段10が切り換え処理を実行中の間、メッセージ
入出力手段3等に対して、その旨の表示信号を出力する
構成を採ることが好ましい。
【0098】次に、図6に原理構成を図示した本発明を
実施例に従って詳細に説明する。図26に、図6に原理
構成を図示した本発明の一実施例を図示する。図中、図
6で説明したものと同じものについては同一の記号で示
してあり、切換手段10は、図5に原理構成を図示した
本発明で具備するものと同じものである。
【0099】この図26の実施例に従う場合、あるオブ
ジェクトの塊2が、最初に、図中に示すデータ処理実行
先のオブジェクトの塊2に対して、継承属性値「右,信
号」を指定して属性の継承関係の設定指示を発行し、続
いて、データ処理依頼元のオブジェクトの塊2(属性の
継承関係の設定指示を発行したものと異なることがあ
る)が、図中に示すデータ処理実行先のオブジェクトの
塊2に対して、オブジェクト「信号」のオブジェクト名
と、動作モード「オン」とを指定して起動メッセージを
発行する。
【0100】この属性の継承関係の設定指示を受け取る
と、オブジェクトの塊2の備える切換手段10は、ルー
トとして用意されるオブジェクト1からオブジェクト1
の持つ継承属性値「右」を探索することで、オブジェク
ト「右信号」からオブジェクト「信号」へと辿っていっ
て、オブジェクト「右信号」とオブジェクト「信号」と
の間に属性の継承関係を確立する。続いて、オブジェク
トの塊2の備える判断手段11は、継承属性値「右」を
キーにして、オブジェクト「信号」からオブジェクト
「右信号」へと逆に辿ることで、確立した継承関係に間
違いのないことを確認する。
【0101】続いて、オブジェクト「信号」は、メッセ
ージ入出力手段3を介して起動メッセージを受け取る
と、起動メッセージの動作モード「オン」に従って信号
ランプをオンすべく動作に入って、継承関係にあるオブ
ジェクト「右信号」を起動することで信号ランプの右ラ
ンプをつけて、処理実行の復帰情報をデータ処理依頼元
のオブジェクトの塊2に返す。
【0102】このようにして、図6に原理構成を図示す
る本発明では、動的に切り換えられる属性の継承関係に
間違いの発生しないことを確認し、間違いの発生を検出
するときにはその旨を表示することで、動的に切り換え
られる属性の継承関係に間違いの発生しないことを実現
するのである。
【0103】なお、この実施例では、図5に原理構成を
図示した本発明との組み合わせの構成を開示したが、図
1ないし図4に原理構成を図示した本発明と組み合わせ
ることもできる。
【0104】図1ないし図6に原理構成を図示した本発
明は、単独で使用するばかりでなくて、組み合わせて使
用することも可能である。図27に、図1に原理構成を
図示した本発明と、図2に原理構成を図示した本発明と
の組み合わせを使用する実施例を図示する。
【0105】すなわち、この実施例では、図1に原理構
成を図示した本発明に従って、オブジェクト「信号」と
オブジェクト「右信号」/「左信号」/「両信号」との
間の属性の継承関係を周期的に切り換えることで、信号
ランプの右ランプのみをつけたり、左ランプのみをつけ
たり、両方のランプをつけたりする。そして、その一方
で、図2に原理構成を図示した本発明に従って、オブジ
ェクト「信号見る」とオブジェクト「右信見」との間の
属性の継承関係を確立することで、オブジェクト「信
号」とオブジェクト「右信号」との間に属性の継承関係
が確立されているときに、信号ランプの右ランプがつい
ていることを確認するという構成を開示している。
【0106】また、図1ないし図6に原理構成を図示し
た本発明は、データに対して適用することも可能であ
る。図28に、データに対して適用した実施例を図示す
る。すなわち、この実施例では、日本の歴史情報のデー
タと、世界の歴史情報のデータと、中国の歴史情報のデ
ータとを管理するとともに、それらのデータ用の操作手
段を用意する構成を採って、歴史と年とを設定するデー
タに対して、メッセージを使って「1880年,日本
史」を設定すると、日本の歴史情報のデータとの間に継
承関係が確立して、上述の操作手段が1880年に日本
で起きた事件を検索して出力するという構成を開示して
いる。
【0107】更に、本発明は、オブジェクトの塊2の間
に成立する属性の継承関係に対して適用することも可能
である。すなわち、これまでに開示した実施例では、オ
ブジェクトの塊2内部の持つ属性の継承関係の動的変更
処理について説明したが、図29に示すように、グルー
プとして機能するオブジェクトの塊2の間にも属性の継
承関係が存在するので、これを動的変更対象とすること
で、環境や状況等の変化に対処して更に柔軟なデータ処
理を実現するのである。なお、グループとして機能する
オブジェクトの塊2は、オブジェクト1のみから構成さ
れることもあるし、クラスオブジェクトのみから構成さ
れることもあるし、データのみから構成されることもあ
るし、これらの混在した形態で構成されることもある。
なお、データを含むときには、上述したようにデータの
操作手段を持つことになる。
【0108】属性の継承関係の切換タイミングの設定形
態について、特に言及しなかったが、一例として、時間
的要素により設定されることもある。また、属性の継承
関係の切り換えと、オブジェクト1の実行との関係につ
いても、特に言及しなかったが、この2つの間には排他
制御がされていればよく、排他制御が確保されているな
らば並列実行が可能である。
【0109】また、属性の継承関係の切り換えには、継
承関係を切ることも含ませることも可能である。また、
属性の継承関係の切換処理は、実際に切り換えるのでは
なくて、マーク等の印を使って属性の継承関係を管理す
る構成を採り、これを使って切り換えることを実現する
構成を採ることも可能である。なお、本発明は、属性の
継承関係の追加や削除に影響を与えるものではなく、こ
れらは自由に実行でき、そして、その実行結果に対して
本発明はそのまま適用できるのである。
【0110】
【発明の効果】従来のオブジェクト指向では、属性の継
承関係を静的に設定する構成を採っていることから、振
る舞いを動的に変更していくことが難しかったのに対し
て、本発明では、属性の継承関係を動的に設定する構成
を採っていることから、同じオブジェクトであっても、
処理に応答して振る舞いを変更できるようになる。そし
て、継承によるオブジェクト部品の再利用を図ることが
できることから、開発の効率を高めることができるとと
もに、再利用による信頼性の向上を図ることができる。
【0111】このようにして、本発明によれば、新機能
実現、性能改善、信頼性向上、効率改善を実現するオブ
ジェクトデータ処理装置を提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の原理構成図である。
【図4】本発明の原理構成図である。
【図5】本発明の原理構成図である。
【図6】本発明の原理構成図である。
【図7】本発明の説明図である。
【図8】本発明の一実施例である。
【図9】本発明の一実施例である。
【図10】本発明の一実施例である。
【図11】本発明の一実施例である。
【図12】本発明の一実施例である。
【図13】本発明の一実施例である。
【図14】本発明の一実施例である。
【図15】本発明の一実施例である。
【図16】本発明の一実施例である。
【図17】本発明の一実施例である。
【図18】本発明の一実施例である。
【図19】テーブル手段のデータ構造の説明図である。
【図20】テーブル手段の具体的データの説明図であ
る。
【図21】テーブル手段のデータ構造の説明図である。
【図22】テーブル手段の具体的データの説明図であ
る。
【図23】本発明の一実施例である。
【図24】本発明の一実施例である。
【図25】本発明の一実施例である。
【図26】本発明の一実施例である。
【図27】本発明の一実施例である。
【図28】本発明の一実施例である。
【図29】グループ間に成立する属性の継承関係の説明
図である。
【符号の説明】
1 オブジェクト 2 オブジェクトの塊 3 メッセージ入出力手段 4 切換手段 5 切換手段 6 切換手段 7 テーブル手段 8 登録手段 9 切換手段 10 切換手段 11 判断手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オブジェクトの塊に従ってデータ処理を
    遂行する構成を採り、 かつ、外部からの属性の継承関係の設定指示に応答し
    て、オブジェクトの塊が、オブジェクトの持つ属性の継
    承関係を動的に変更するよう構成されることを、 特徴とするオブジェクトデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 オブジェクトの塊を1つの処理単位とし
    て、そのオブジェクトの塊を複数用意することでデータ
    処理を遂行する構成を採り、 かつ、他のオブジェクトの塊からの属性の継承関係の設
    定指示に応答して、その設定指示を受け取るオブジェク
    トの塊が、自オブジェクトの持つ属性の継承関係を動的
    に変更するよう構成されることを、 特徴とするオブジェクトデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のオブジェクトデータ処理
    装置において、 オブジェクトの塊の間に成立する属性の継承関係につい
    ても、動的変更対象とするよう構成されることを、 特徴とするオブジェクトデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のオブジェクト
    データ処理装置において、 データのみもオブジェクトに含めた形で、オブジェクト
    の塊を構成することを、 特徴とするオブジェクトデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載のオブジェ
    クトデータ処理装置において、 オブジェクトの起動を指示するメッセージに属性の継承
    関係の設定指示を組み込んで発行する構成を採り、 かつ、上記起動指示の指すオブジェクトが、上記設定指
    示に応答して属性の継承関係を切り換える切換手段を備
    えることで、属性の継承関係を動的に変更する構成を採
    ることを、 特徴とするオブジェクトデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3又は4記載のオブジェ
    クトデータ処理装置において、 オブジェクトの起動を指示するメッセージとは別に属性
    の継承関係の設定指示を発行する構成を採り、 かつ、上記設定指示に応答して属性の継承関係を切り換
    える切換手段を備えることで、属性の継承関係を動的に
    変更する構成を採ることを、 特徴とするオブジェクトデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3又は4記載のオブジェ
    クトデータ処理装置において、 オブジェクトの起動を指示するメッセージを使って、該
    起動指示対象のオブジェクトについての属性の継承関係
    の設定指示を発行する構成を採り、 かつ、上記起動指示対象のオブジェクトが、上記設定指
    示に応答して属性の継承関係を切り換える切換手段を備
    えることで、属性の継承関係を動的に変更する構成を採
    ることを、 特徴とするオブジェクトデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3又は4記載のオブジェ
    クトデータ処理装置において、 オブジェクトの起動を指示するメッセージとは別に属性
    の継承関係の設定指示を発行するか、オブジェクトの起
    動を指示するメッセージを使って属性の継承関係の設定
    指示を発行するか、オブジェクトの起動を指示するメッ
    セージに属性の継承関係の設定指示を組み込んで発行す
    る構成を採り、 かつ、属性の継承関係を管理するテーブル手段と、 上記設定指示に応答して上記テーブル手段に属性の継承
    関係を登録する登録手段と、 上記テーブル手段の管理データに従って属性の継承関係
    を切り換える切換手段とを備えることで、属性の継承関
    係を動的に変更する構成を採ることを、 特徴とするオブジェクトデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3又は4記載のオブジェ
    クトデータ処理装置において、 オブジェクトの起動を指示するメッセージとは別に属性
    の継承関係の設定指示を発行する構成を採り、 かつ、上記設定指示に応答してオブジェクトを辿ること
    で属性の継承関係を切り換える切換手段を備えること
    で、属性の継承関係を動的に変更する構成を採ること
    を、 特徴とするオブジェクトデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項5、6、7、8又は9記載のオ
    ブジェクトデータ処理装置において、 切換手段が属性の継承関係を切り換えるときに、その属
    性の継承関係を逆に辿ることで、その属性の継承関係が
    確立したのか否かを判断する判断手段を備えることを、 特徴とするオブジェクトデータ処理装置。
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