JPH08248856A - 両面複写制御方法 - Google Patents

両面複写制御方法

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JPH08248856A
JPH08248856A JP7080806A JP8080695A JPH08248856A JP H08248856 A JPH08248856 A JP H08248856A JP 7080806 A JP7080806 A JP 7080806A JP 8080695 A JP8080695 A JP 8080695A JP H08248856 A JPH08248856 A JP H08248856A
Authority
JP
Japan
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double
sided
copy
copying
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP7080806A
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English (en)
Inventor
Tadao Koike
忠男 小池
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 書籍等の書籍原稿を手動操作によりコンタク
トガラス上にセットして所定頁のコピーを完了した後
で、次の頁の画像を直前頁の画像をコピーした転写紙の
裏面にコピーするために当該次頁を手動操作によりセッ
トし直す手動両面モードを備えた画像形成装置における
両面複写制御方法を提供する。 【構成】 コンタクトガラス61上に原稿を手動により
セットした後でコピースタートボタンをONすることに
より両面複写動作を開始させる手動両面モードにおい
て、先行する原稿頁のコピー動作終了後に該先行原稿を
取り出してから、新たな原稿頁をコンタクトガラス上に
手動セットし終わるまでに要する作業時間等のコピー動
作間隔時間を記憶する記憶手段を備え、該記憶手段に記
憶されたコピー動作間隔時間に基づいて以後の両面複写
動作における表面に対する複写動作と、裏面に対する複
写動作の各開始タイミング或は終了タイミングを制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は両面複写のための機構を
備えた画像形成装置の改良に関し、特に書籍等の書籍原
稿を手動操作によりコンタクトガラス上にセットして所
定頁のコピーを完了した後で、次の頁の画像を直前頁の
画像をコピーした転写紙の裏面にコピーするために当該
次頁を手動操作によりセットし直す手動両面モードを備
えた画像形成装置における両面複写制御方法の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等
の電子写真プロセスを利用した画像形成装置にあって
は、コンタクトガラス等の上にセットした原稿をコンタ
クトガラス直下に位置する読取り手段により走査するこ
とによって得た原稿反射光等の光学的な画像情報を、予
め一様に帯電された感光体上に照射することにより静電
潜像を形成し、この静電潜像に対して現像装置からトナ
ーを供給することにより得たトナー像を転写紙上に転写
後、定着することにより画像形成を行っている。また、
両面複写機能を備えた画像形成装置にあっては、定着部
の下流側位置であって排紙口の手前側位置に分岐爪を備
えると共に、両面トレイを含む両面給紙機構を備え、片
面記録済みの転写紙をこの分岐爪により両面給紙機構へ
送り込んでから片面記録済みの転写紙を画像形成部の転
写位置に再給紙することにより、裏面に対しても画像形
成を行うことを可能ならしめている。
【0003】ところで、上記コンタクトガラス上に書籍
等の書籍原稿の所定頁を手動操作によりセットした後で
コピースタートボタンをONすることにより両面複写動
作を開始させる手動両面モードを実施する場合において
は、先行する原稿頁のコピー動作終了後に該先行原稿を
コンタクトガラス上から取り出してから、新たな頁をコ
ンタクトガラス上に手動セットし、続いてスタートボタ
ンをONする作業が必要となる。しかし、このような手
動両面モードにおいては、原稿頁のセット−原稿の取り
出し−頁めくり−新たな原稿頁のセット−原稿の取り出
し、という各作業の他に、原稿頁をセットする度にスタ
ートボタンをONせねばならず、オペレータの作業量が
多くなり、極めて煩雑であった。
【0004】特開昭57−141657号公報には、両
面複写機能を備えた装置に於て、第2複写(転写紙の裏
面へのコピー)動作の開始を、第2給紙部(中間にある
再給紙部)に転写紙が到達していることを検知した信号
と所定のタイミングで行う様にした技術が開示されてい
る。具体的には、見開いた書籍原稿の左右の頁を夫々個
別に走査して読取り、各頁に対応する画像を一枚の転写
紙の表裏に夫々コピーするものであり、ここで所定のタ
イミングとは、走査系を構成する照明部が走査開始すべ
き位置に移動する為に要する時間を考慮したタイミング
のことである。また、特開昭59−45463号公報に
は、カットシート原稿を用いる場合に、第2複写動作に
おける原稿走査の開始を、コピー用紙の搬送タイミング
に基づいて行う技術が開示されている。
【0005】上記2つの公報記載の従来例は、いずれも
第1複写動作と、第2複写動作との動作間隔を、第1複
写動作の結果得られた片面記録済みの転写紙の搬送タイ
ミングに基づいて変化させることにより、両面複写時の
手動操作の煩雑さを解消せんとするものである。しか
し、ある原稿頁のコピー動作終了後に当該原稿をコンタ
クトガラス上から取り出し、新たな頁をコンタクトガラ
ス上に手動セットし終わるまでに要する作業時間(コピ
ー動作間隔時間という)は、オペレータの能力等による
個人差や、原稿の取扱い易さ等の作業条件に応じて一定
ではないため、上記従来の動作間隔の設定方法では、個
人差等に応じた動作間隔を設定することは難しく、動作
間隔時間が短過ぎて原稿セット作業が複写動作開始に間
に合わずにミスコピーが発生したり、動作時間間隔が長
過ぎて原稿セット作業後コピー動作が行われるまでの時
間的余裕が過剰になって総コピー時間が増大すると云う
不具合が生じ易かった。
【0006】また、特開昭62−150360号公報に
は、第2複写動作に先立って第1複写動作終了を表示す
ることにより、第2面の複写前の中間状態にあることを
表示して、別のオペレータが誤って使用することを防止
する技術が開示されている。また、特開昭62−280
774号公報には、第1複写動作終了後、又は第2複写
動作終了後に、一定時間次のキー入力が行われない場合
に、基準モードに戻したり、或はオートリセットを行う
複写機に於て、第2複写動作後の時間間隔よりも、第1
複写動作後の時間間隔をより長く確保することにより、
第2原稿のセットに手間取った場合に於ても、モードが
すぐには初期モードに復帰しないようにした技術が開示
されている。しかし、これらの従来技術は、上記の様に
オペレータの作業能力についての個人差や書籍原稿の取
扱性等に起因したセット作業に要する時間の違いを一切
考慮してはおらず、従って、上記第1及び第2の従来例
の場合と同様に動作間隔時間が短過ぎて原稿セット作業
が複写動作開始に間に合わずにミスコピーが発生した
り、動作時間間隔が長過ぎて原稿セット作業後コピー動
作が行われるまでの時間的余裕が過剰になって総コピー
時間が増大すると云う不具合が生じ易かった。
【0007】このように従来の両面複写機能を備えた画
像形成装置による手動両面モードにおいては、原稿頁の
セット−原稿の取り出し−頁めくり−新たな原稿頁のセ
ット−原稿の取り出し、という各作業の他に、原稿頁を
セットする度にスタートボタンをONせねばならず、オ
ペレータの作業量、操作手数が多くなり、極めて煩雑で
あった。また、原稿セットに要する時間は、オペレータ
個人の能力差や書籍原稿の取扱性(重量、サイズ等々に
起因する)により一様でないので、この点を無視した動
作時間間隔の設定は、ミスコピーの多発、総コピー時間
の長期化という不具合を招いていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、書籍等の書籍原稿を手動操作によりコンタクトガラ
ス上にセットして所定頁のコピーを完了した後で、次の
頁の画像を直前頁の画像をコピーした転写紙の裏面にコ
ピーするために当該次頁を手動操作によりセットし直す
手動両面モードを備えた画像形成装置における両面複写
制御方法を提供することを目的としている。具体的に
は、従来の手動両面モードにおいて、原稿頁のセット−
原稿の取り出し−頁めくり−新たな原稿頁のセット−原
稿の取り出し、という各作業の他に必要とされた、原稿
頁をセットする度に行うスタートボタンのONという作
業回数をできるだけ低減して作業性を高めると共に、オ
ペレータの作業能力の個人差、書籍原稿の取扱性等の諸
条件に見合った動作時間間隔を柔軟に設定することによ
り、オペレータに最も適した時間間隔でコピー動作を行
わせて、急かされることによるミスコピーの発生や、総
コピー時間の長期化等と云う不具合の発生を防止するこ
とができる両面複写制御方法を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【発明の構成】上記目的を達成するため、請求項1記載
の発明は、原稿をセットするコンタクトガラスと、該コ
ンタクトガラス直下に配置されて該コンタクトガラス上
にセットされた該原稿画像を読取る読取り手段と、該読
取り手段により読み取られた原稿画像データに基づいて
画像形成を行う画像形成部と、該画像形成部に転写紙を
給送する給紙部と、表面に画像形成を受けた転写紙を一
旦収納してから裏面に画像形成を行う為に画像形成部に
再給紙する両面トレイを含む両面給紙機構と、上記各構
成要素の動作を制御する制御部と、を備えた画像形成装
置において、上記制御部は、上記コンタクトガラス上に
上記原稿を手動によりセットした後でコピースタートボ
タンをONすることにより両面複写動作を開始させる手
動両面モードにおいて、先行する原稿頁のコピー動作終
了後に該先行原稿を取り出してから、新たな原稿頁をコ
ンタクトガラス上に手動セットし終わるまでに要する作
業時間等のコピー動作間隔時間を記憶する記憶手段を備
え、該記憶手段に記憶されたコピー動作間隔時間に基づ
いて以後の両面複写動作における表面に対する複写動作
と、裏面に対する複写動作の各開始タイミング或は終了
タイミングを制御することを特徴とする。請求項2記載
の発明では、上記制御部は、一回の両面複写動作に要し
た実所要時間を計測し、該実所要時間に基づいて以後の
両面複写における表面に対する複写動作と、裏面に対す
る複写動作の各開始タイミング或は終了タイミングを制
御することを特徴とする。請求項3記載の発明では、上
記制御部は、両面複写動作に要する実所要時間を複数回
の各両面複写動作について計測し、該計測された各実所
要時間のうち最長の実所要時間に基づいて以後の両面複
写動作における表面に対する複写動作と、裏面に対する
複写動作の各開始タイミング或は終了タイミングを制御
することを特徴とする。請求項4記載の発明では、原稿
をセットするコンタクトガラスと、該コンタクトガラス
直下に配置されて該コンタクトガラス上にセットされた
該原稿画像を読取る読取り手段と、該読取り手段により
読み取られた原稿画像データに基づいて画像形成を行う
画像形成部と、該画像形成部に転写紙を給送する給紙部
と、表面に画像形成を受けた転写紙を一旦収納してから
裏面に画像形成を行う為に画像形成部に再給紙する両面
トレイを含む両面給紙機構と、上記各構成要素の動作を
制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、上
記制御部は、上記コンタクトガラス上に上記原稿を手動
によりセットした後でコピースタートボタンをONする
ことにより両面複写動作を開始させる際に、先行する原
稿頁のコピー動作終了後に該先行原稿を取り出してか
ら、新たな原稿頁をコンタクトガラス上に手動セットし
終わるまでに要する作業時間等のコピー動作間隔時間
を、少なくとも基準時間、基準時間よりも長、基準時間
よりも短の3種類に設定し、この3種類のコピー動作間
隔時間から一つを選択することにより選択された間隔時
間で両面複写を行う様に構成したことを特徴とする。請
求項5記載の発明では、上記制御部は、各オペレータの
個人識別番号と各個人識別番号に対応するコピー動作間
隔時間を記憶する記憶手段を備え、オペレータが自己の
個人識別番号を入力すると共に手動両面モードを選択し
た時には、上記記憶手段が記憶しているコピー動作間隔
時間にて両面複写を行うよう制御することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、書籍原稿から両面複
写を得ようとするオペレータ個人の、原稿セット等に要
する作業時間に対応して、表面コピーから裏面コピーま
での時間間隔を設定し、動作させることが可能となり、
オペレータは一々コピースタートボタンを押す必要がな
くなり、操作性が高まり便利である。
【0011】請求項2記載の発明では、書籍原稿から両
面コピーをとるオペレータの作業速度(間隔時間)を実
際に計測した上で表面複写から裏面複写までの間隔時間
を採取することができ、これに基づいて動作することと
なり、オペレータの個人差に対応して無駄時間とミスコ
ピーを少なくしてコピーを行うことができ、効率を高め
ることができる。
【0012】請求項3記載の発明では、採取された表面
複写と裏面複写間の間隔時間が最長の時間となってお
り、従ってオペレータの作業速度が各両面複写作業間で
ばらついたとしても、これに合理的に対応することがで
きる。
【0013】請求項4記載の発明では、オペレータの作
業速度を、基準時間を境界として、遅い側、早い側に任
意に切り替えることが可能となり、その結果、作業時の
体調や、時間的余裕の有無や、書籍原稿の重量、サイズ
等の取扱性の良否等々の条件の変化に応じて選択できる
ようにしてもよい。つまり、ゆっくり作業したい場合に
は、「長」を選択し、迅速に作業したい場合には「短」
を選択する。このことにより、作業性が向上し、スター
トボタン押下げ回数の増大による作業性の低下を防止で
きる。また、書籍原稿を一頁づつめくった上でコンタク
トガラス上にセットして複写を行う場合は一定の間隔で
原稿セット作業を行うことが可能となるが、複写対象と
なる頁が一つの書籍原稿中に非連続的に存在しており、
次の複写頁を捜す時間が必要である場合等に於いては、
上記3種類以外にも特別に長い時間を設定してもよい。
【0014】請求項5記載の発明に於ては、オペレータ
個人について一度作業速度が登録されていれば、次回か
らはサンプリングが不要となるので、スタートボタンの
押下げ作業を最少とすることができ、操作性を高めるこ
とができる。また、個人識別番号と対応させて上記複数
種類の間隔時間を記憶させておき、この中から間隔時間
を選択できる様に構成してもよい。
【0015】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示した実施例に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明を適用する画像形
成装置の一例の構成説明図であり、この画像形成装置
は、画像形成装置本体1と、画像形成装置本体1上に装
備された自動原稿給紙装置(ADF)2とから成り、画
像形成装置本体1は、給紙部3と、手差し給紙トレイ4
と、原稿画像読取り手段6と、画像形成部7と、両面給
紙機構8と、給紙経路9等を有する。自動原稿給紙装置
2は、原稿Dを積層状態でセットする原稿台21、コン
タクトガラス61上に原稿を給排紙するベルト22等を
有し、装置本体1に枢支されることによりコンタクトガ
ラス上を開閉自在に構成されている。給紙部3は、複数
の給紙トレイ31A〜31Dを有し、各給紙トレイは給
紙経路9(レジストローラ91を含む)を介して画像形
成部7へ接続されている。原稿画像読取り手段6(光学
系)はコンタクトガラス61、操作ミラー系62、6
3、レンズ64、ミラー類65、66を有する。画像形
成部7は、感光体ドラム70、帯電器71、現像装置7
2、転写手段73、定着装置74等を有する。
【0016】両面給紙機構8は、定着装置74の下流側
に配置された分岐爪81と、両面搬送経路82と、両面
トレイ(中間給紙トレイ)83とを有する。分岐爪81
の切換え動作により両面搬送経路82に導入された片面
記録済み転写紙Pは両面トレイ83上に一旦排出されて
スタック状態となり、送りコロ84によって一枚づつ図
面左方に搬送され、ベルト85の反転部で反転してから
矢印方向へ進み、給紙路92を経て転写位置に再給紙さ
れる。
【0017】書籍原稿をコンタクトガラス61上にセッ
トしてコピーする場合には、自動原稿給紙装置2を開放
させた状態で人手によって目的頁を開いてセットしてか
ら自動原稿給紙装置2を閉じてスタートスイッチをON
してコピーを行い、当該ページのコピー後に自動原稿給
紙装置を開放して原稿を取り出し、次の頁を開いてセッ
トし直すと云う作業(手動両面モードによる作業)が行
われる。書籍原稿をコンタクトガラス上に押え付ける場
合には、直接手で押さえてもよいし、自動原稿給紙装置
を圧板として利用して押え付けてもよい。手で押さえ付
ける場合には、自動原稿給紙装置を開放状態にしたまま
書籍原稿の押えと頁変えを行い、自動原稿給紙装置を圧
板として利用する場合には手で押え付ける場合の操作
に、自動原稿給紙装置を手動で開閉させる動作が加わる
こととなる。
【0018】しかし、書籍原稿の複写すべき頁を開いて
コンタクトガラス61上に押さえ付け、当該先行頁をコ
ピーした後で、次の頁をコピーするために一旦書籍原稿
をコンタクトガラス上から取り出し(持ち上げ)てから
次頁を開き、コンタクトガラス上にセットする作業時間
には個人差があり、また原稿の重量、サイズ等の条件に
より操作時間が一様でなく、しかも複写機に通常備えら
れている連続両面複写動作におけるコピー間隔では上記
作業時間が短過ぎてタイミングよくコピーすることがで
きないので、ミスコピーが発生する等の不具合があった
ことは上記のとうりである。
【0019】請求項1に対応する本発明の第1実施例で
は、片面に画像形成を受けた転写紙Pを一旦収納してか
ら裏面に画像形成を行う為に画像形成部6に再給紙する
両面トレイ83を含む両面給紙機構8と、図1に記載し
た各構成要素の動作を制御する図2に示した制御部(C
PU、ROM、RAM、I/Oポート等)100とを備
えた画像形成装置において、上記のごとき不具合発生を
防止する為の制御方法が採用されている。即ち、上記制
御部100は、コンタクトガラス61上に書籍原稿を手
動操作によりセットした後で図示しないコピースタート
ボタンをONすることにより両面複写動作を開始させる
手動両面モードにおいて、先行する原稿頁のコピー動作
終了後に該先行原稿を取り出してから、新たな原稿頁を
コンタクトガラス上に手動セットし終わるまでに要する
作業時間等のコピー動作間隔時間を記憶する記憶手段を
備え、該記憶手段に記憶された動作間隔時間に基づいて
以後の両面複写動作における給紙部3、両面給紙機構
8、画像形成部7及び読取り手段6等の動作のタイミン
グの制御を行うようにしている。
【0020】このように手動両面モードにおいて、表面
コピー時における画像形成動作と、裏面コピー時におけ
る画像形成動作の開始タイミングを、当該モードでのコ
ピーを行おうとするオペレータ個人の作業能力、つまり
上記動作間隔時間に基づいて設定しているので、個人差
等の条件に応じて過不足のないタイミングで各コピー動
作が行われ、その結果コピースタートボタンを押し下げ
る作業を必要最低限に抑えて作業性を高めることができ
る。
【0021】図3は請求項2に対応する具体的実施例の
フローを示しており、この実施例は上記実施例に於てサ
ンプリング動作を一回とした場合の例である。つまり、
この実施例では、上記制御部100は、一回目の両面複
写動作に要した実所要時間を計測し、該実所要時間に基
づいて以後の両面複写における上記給紙部、両面給紙機
構、画像形成部及び読取り手段等の給紙動作のタイミン
グを制御するようにしている。まず、ステップ1におい
て、図示しない操作パネル上の表示部に「両面複写か否
か」の表示がなされ、オペレータはキー操作によりこれ
に答える。「否(NO)」の場合には通常片面コピーモ
ードに入る(ステップ2)。両面複写が「YES」の場
合には、ステップ3に進んで「書籍コピーか否か」の質
問に答え、「否」の場合には通常の両面複写モードの操
作手順に入る(ステップ4)。書籍モードである場合に
は、ステップ5へ進んでコピースタートボタンをON
し、ONと同時に第1の計時カウンタが作動し始め(ス
テップ6)、画像形成装置の画像読取り手段6、画像形
成部7、給紙部3が最初の片面(第1面=表面)の複写
動作に入る(ステップ8)。つまり、画像読取り手段6
の操作ミラー系62、63が原稿頁をスキャンし、対応
する原稿画像はレンズ64、ミラー類65、66を経て
感光体ドラム70上に結像し、通常の電子写真プロセス
により画像形成が行われる。
【0022】転写紙P、例えば最上段の給紙トレイ31
A内の転写紙Pは、一枚づつ取り出され、レジストロー
ラ91により感光体70上のトナー像の先端とタイミン
グを合わせて転写部に送られ、転写手段73により転写
されたあと定着手段74により定着される。こうして表
面に画像形成を受けた転写紙は、分岐爪81の作用によ
り両面搬送経路82に導かれ、両面トレイ83上にスタ
ックされる。この状態が、図3のステップ9に記載した
再給紙準備完了の状態である。
【0023】書籍原稿の最初の頁をスキャンして読み取
った後で、オペレータは次頁のセット作業を行うことが
できるが、この時に操作パネル上に「再給紙準備完了」
を意味する「次の頁をセットしてください」等の表示を
行う様にしてもよい。この段階でオペレータが書籍原稿
の次の頁をセット位置に位置決めしてスタートボタンを
押すと、第1の計時タイマーがストップし、第2の計時
カウンタがスタートする(ステップ10、11、1
3)。このとき、第1の計時データである実所要時間t
1(コピー動作間隔時間)は、複写機の複写動作のタイ
ミング制御用のデータの一つとして制御部等に設けた記
憶手段に記憶される(ステップ12)。この実所要時間
t1は、一枚目の両面複写において表面コピーを行う為
にスタートボタンをONしてから、裏面コピーを行う為
にスタートボタンをONするまでに要した時間である。
【0024】ステップ10のスタートボタン押下げによ
り、第2面複写動作が開始され、両面給紙機構8を構成
する両面トレイ83上の片面コピー済みの転写紙Pはベ
ルト85から成る再給紙経路、経路92を経てレジスト
ローラ91により、画像形成部7へ搬送され、表面コピ
ー時と同様の動作により、裏面(第2面)に転写、定着
を受ける。定着を受けた転写紙(両面複写済み転写紙)
は、今度は機外(排紙トレイ75上)に排出される。こ
の時点で、一枚目の両面複写動作が終了する(ステップ
15)。なお、この時点で上記表示部に「一枚目の両面
複写工程完了」を意味する「次の頁をセットして下さ
い」等の表示を行ってもよい。
【0025】続いて2枚目の両面複写工程に移行する為
にオペレータがスタートボタンをONすると、上記第2
の計時タイマーがストップし、代わりに第1の計時タイ
マーがスタートする(ステップ16、17)。第2の計
時データとしての実所要時間t2(コピー動作間隔時
間)は、複写機の複写動作のタイミング制御用のデータ
の一つとして上記記憶手段に記憶される。この実所要時
間t2は、一枚目の両面複写において裏面コピーを行う
為にスタートボタンをONしてから、二枚目の両面複写
において表面コピーを行うためにスタートボタンを押す
までに要した時間である。
【0026】二枚目の両面複写における表面コピー動作
と、裏面コピー動作に夫々要する時間、開始タイミング
は、一枚目の両面複写においてサンプリングされた時間
であるt1とt2に基づいて行われる。即ち、二枚目の
両面複写工程における第1の計時カウンタの停止タイミ
ングは、一枚目の両面複写工程で得られた時間t1のタ
イムアップと一致するように制御されており、計時して
いる時間がt1に達した時に裏面コピーを行う為のコピ
ースタート信号を出力する(ステップ16〜23)。こ
のスタート信号により第2面の複写動作が開始されると
共に、第2計時動作がスタートする(ステップ24)。
二枚目の両面複写工程において第2面(裏面)の複写動
作が開始するが、この第2面複写動作における第2の計
時カウンタの停止タイミングは、時間t2のタイムアッ
プと一致するように制御されており、第2の計時データ
とt2が一致した後に、両面複写が終了か否かを表示す
る様に構成される(ステップ25〜29)。両面複写が
終了していない場合には、直ちにスタート信号を出力し
て3枚目の両面複写工程に移行する(ステップ30〜3
3)。ステップ29における後続コピーの有無について
の判断動作は、両面複写開始に先立って、コピーすべき
頁数を入力することにより省略することも可能である。
【0027】なお、本実施例では一回のサンプリングに
基づいて得た実所要時間(コピー動作間隔時間)t1,
t2に基づいて、後続の両面複写における各コピー動作
時間を制御したが、これは一例であり、2回、3回・・
の両面複写時に夫々サンプリングを行って得た所要時間
の平均値に基づいて後続のコピー動作を制御するように
してもよい。
【0028】次に、図4、図5は、請求項3に対応する
実施例の動作フローを示す図であり、この実施例では上
記制御部100が、両面複写動作に要する実所要時間を
複数回の各両面複写動作毎に計測し、該計測された各実
所要時間のうち最長の実所要時間(コピー動作間隔時
間)に基づいて以後の両面複写における上記給紙部、両
面給紙機構、画像形成部及び読取り手段等の給紙動作の
タイミングを制御するようにした点が特徴的である。具
体的には、この実施例では、一枚目と二枚目の各両面複
写工程に於て、夫々、第1面コピー時における第1計時
データと第2面コピー時における第2計時データを合計
2回づつサンプリングし、その内の最も長い方の時間デ
ータを、夫々第1の計時データT1、第2の計時データ
2として記憶し、これらの時間データに基づいて後続の
(3枚目移行の)両面複写動作を制御するようにしてい
る。換言すれば、第1面コピー時における第1の計時デ
ータを2回サンプリングしてその内の長い方の時間デー
タを第1の計時データT1とし、同様に第2面コピー時
における第2の計時データを2回サンプリングしてその
内の長い方の時間データを第2の計時データT2として
いる。
【0029】図4において、一枚目の両面複写工程と、
二枚目の両面複写工程の再給紙準備完了までを示すステ
ップ41〜61までは、図3のステップ1〜21までと
同様であるが、この実施例では、二枚目の両面複写工程
においてもサンプリングを行うので、図3のステップ2
2、23のように時間t1のタイムアップと同時にスタ
ート信号を出力せずに、ステップ62に示す様にスター
トボタンの押下げを待って2回目の第1計時を終了する
と同時に、2回目の第2計時を開始する。この時、二枚
目の両面複写工程における第1計時データを実所要時間
t3として記憶手段に記憶する(ステップ64)。ステ
ップ62におけるスタートボタンの押下げにより開始さ
れた第2面のコピー動作が終了し、3枚目の両面複写の
ためにスタートボタンが押し下げられるまでの実所要時
間を第2計時データt4として記憶する(ステップ65
〜70)。
【0030】3枚目の両面複写工程に移行して第1面複
写動作が開始されて、再給紙準備完了の段階に達するま
でに制御部100は、これまでのサンプリングにおいて
得られた第1計時データについての実所要時間t1とt
3とを比較し、大きい方の値をT1として記憶する(ス
テップ72、73)。再給紙準備が完了した後も、3枚
目の両面複写工程中における第1計時データが上記大き
い方の実所要時間T1と一致するまで待って、一致と同
時にスタート信号を出力して第2面の複写動作を開始す
る(ステップ74〜76)。
【0031】3枚目の両面複写工程における第2面の複
写動作開始の為のスタート信号の出力と同時に第2計時
が開始されるが、制御部100は上記実所要時間t2と
t4を比較して長い方の時間をT2として記憶してお
き、両面複写動作が終了した後も、上記第2の計時タイ
マーにより計時された時間が上記長い方の時間T2と一
致するまで待機し(ステップ77〜82)、一致と同時
にその後も両面複写を行うか否か判定する(ステップ8
3)。両面複写をその後も行う場合には、スタート信号
を出力して4枚目の両面複写工程へ移行する(ステップ
84〜87)。
【0032】次に、図6は請求項4に対応する実施例の
動作フローであり、片面に画像形成を受けた転写紙を一
旦収納してから裏面に画像形成を行う為に画像形成部に
再給紙する両面トレイ83を含む両面給紙機構8と、図
1に記載した各構成要素の動作を制御する図2に示した
制御部(CPU、ROM、RAM、I/Oポート等)1
00とを備えた画像形成装置において、上記制御部は、
コンタクトガラス61上に書籍原稿を手動によりセット
した後でコピースタートボタンをONすることにより両
面複写動作を開始させる際に、先行する原稿面のコピー
動作終了後に該先行原稿を取り出してから、新たな原稿
面をコンタクトガラス上に手動セットし終わるまでに要
するであろう作業時間等のコピー動作間隔時間を少なく
とも基準時間(t1)、基準時間よりも長(t2)、或
は基準時間よりも短(t3)の3種類に設定し、この3
種類のコピー動作間隔時間から一つを選択することによ
り選択された間隔時間で両面複写を行う様に構成してい
る。
【0033】具体的には、本実施例では上記各実施例の
様にサンプリングによらずに、予め3種類の時間テーブ
ル(t1,t2,t3)を制御部のROM等の記憶手段
に保持しておくとともに、基準としてのコピー動作間隔
時間t1に対応する第1面コピーに要する時間をT1
1、第2面コピーに要する時間をT1 2とし、基準時間
よりも長いコピー動作間隔時間t2に対応する第1面コ
ピーに要する時間をT21、第2面コピーに要する時間
をT2 2とし、基準時間よりも短いコピー動作間隔時間
t3に対応する第1面コピーに要する時間をT3 1、第
2面コピーに要する時間をT3 2として同様に記憶して
おく。本実施例では、オペレータによっていずれのコピ
ー動作間隔時間t1,t2,t3が選択されたかに応じ
て、第1面コピーに要する時間と、第2面コピーに要す
る時間が異なってくるので、オペレータの都合に応じて
選択することができる。
【0034】図6のステップ93において例えば時間t
1を選択した場合には、各両面複写工程での第1計時と
第2計時での基準となる時間は夫々T1 1、T1 2とな
るため、ステップ100、106に示す様に、第1面複
写が終了して再給紙準備が完了した後も時間T1 1に達
するまでスタート信号は出力されず、また第2面複写が
終了した後も時間T2 2に達するまでは次の処理は行わ
れない。この制御は後続の全ての両面複写工程に共通で
ある。なお、この例では、選択可能なコピー動作間隔時
間を3種類としたが、これは一例に過ぎず、2種類、或
は4種類以上としても良い。
【0035】次に、図7、図8は請求項5に対応する動
作フローであり、この実施例では、制御部100が、各
オペレータの個人識別番号と各個人識別番号に対応する
コピー動作間隔時間を記憶する記憶手段を備え、オペレ
ータが自己の個人識別番号を入力すると共に手動両面モ
ードを選択した時には、上記記憶手段が記憶しているコ
ピー動作間隔時間にて両面複写を行うよう制御するよう
にした点が特徴的である。
【0036】換言すれば、制御部は記憶手段に、計時デ
ータをオペレータの個人識別番号(個人識別データ)の
従属データとして保持しておき、書籍原稿を両面複写す
る際に、個人識別番号に基づく計時データを用いる。こ
の個人毎の計時データは、個人識別番号を入力した後に
行われる両面複写において採取される。従って、後述す
る様に複写機は、個人識別番号が入力された時にまずこ
の個人識別番号に対応する計時データが既に記憶されて
いるか否かを確認し、記憶されている場合には当該計時
データに従った両面複写工程を実施し、記憶されていな
い場合には1枚目の両面複写工程と、2枚目の両面複写
工程のスタートボタン押下げまでの間に、第1計時デー
タと第2計時データを採取しておき、この採取した各計
時データを夫々当該個人識別番号に従属するデータとし
て記憶部に保持して以降の両面複写工程、及び同一人物
による他の両面複写作業に適用する。
【0037】即ち、ステップ123において、個人識別
データがキー入力された場合に、当該個人識別データは
個人データD1として記憶手段に記憶されるが、既に登
録されている場合にはステップ161へ移行し、未登録
である場合には当該オペレータに関する計時データt
1,t2を得る為にステップ126に進む。ステップ1
26から始まる一枚目の両面複写工程において、ステッ
プ126のスタートボタン押下げから次のスタートボタ
ン押下げ(ステップ131)までに要した実所要時間t
1を第1の計時タイマーにより計数して採取し、この時
間t1を上記個人識別番号と対応させた個人データ(個
人識別番号)D1に関連させて記憶する(ステップ13
2、133)。
【0038】続く、第2面の複写に於てはステップ13
1のスタートボタン押下げから、2枚目の両面複写工程
におけるスタートボタン押下げ(ステップ137)まで
に要した時間t2を第2の計時タイマーにより計数して
採取する。この時間t2は上記時間t1と同様に上記個
人識別番号と対応させた個人データD1に関連させて記
憶する(ステップ138、139)。
【0039】ステップ137のスタートボタン押下げか
ら開始される2枚目の両面複写工程は、上記実所要時間
t1,t2に基づいて実行される為、無理のない余裕を
持った間隔時間で、第1面の複写と第2面の複写の間の
原稿セット作業に要する時間と、第2面の複写と次の第
1面の複写の原稿セット作業に要する時間が設定され、
複写動作が実行されることとなる(ステップ137、1
41〜149)。
【0040】次に、ステップ125において、データD
1が既に登録されている場合には、スタートボタンを押
し下げることにより、記憶手段に化貢納されていた上記
データt,t2に基づいて両面複写動作が順次行われ
る。なお、図6の実施例で示した基準時間t1は、これ
を実際の計測値に基づいて個人識別番号に対応させて記
憶手段に保持しておき、個人識別番号が入力された時
に、この基準時間t1を基準として、長、短の他の時間
を設定し、オペレータがこのいずれかの時間を選択可能
に構成してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明では、
コンタクトガラス61上に原稿を手動によりセットした
後でコピースタートボタンをONすることにより両面複
写動作を開始させる手動両面モードにおいて、先行する
原稿頁のコピー動作終了後に該先行原稿を取り出してか
ら、新たな原稿頁をコンタクトガラス上に手動セットし
終わるまでに要する作業時間等のコピー動作間隔時間t
1,t2を記憶する記憶手段を備え、該記憶手段に記憶
されたコピー動作間隔時間に基づいて以後の両面複写動
作における表面に対する複写動作と、裏面に対する複写
動作の各開始タイミング或は終了タイミングを制御する
ようにしたので、書籍原稿から両面複写を得ようとする
オペレータ個人の、原稿セット等に要する作業時間に対
応して、表面コピーから裏面コピーまでの時間間隔を設
定し、動作させることが可能となり、オペレータは一々
コピースタートボタンを押す必要がなくなり、操作性が
高まり便利である。
【0042】請求項2記載の発明では、制御部100
は、一回の両面複写動作に要した実所要時間を計測し、
該実所要時間に基づいて以後の両面複写における表面に
対する複写動作と、裏面に対する複写動作の各開始タイ
ミング或は終了タイミングを制御するようにしたので、
書籍原稿から両面コピーをとるオペレータの作業速度
(間隔時間)を実際に計測した上で表面複写から裏面複
写までの間隔時間を採取することができ、これに基づい
て動作することとなり、オペレータの個人差に対応して
無駄時間とミスコピーを少なくしてコピーを行うことが
でき、効率を高めることができる。
【0043】請求項3記載の発明では、制御部100
は、両面複写動作に要する実所要時間を複数回の各両面
複写動作について計測し、該計測された各実所要時間の
うち最長の実所要時間に基づいて以後の両面複写動作に
おける表面に対する複写動作と、裏面に対する複写動作
の各開始タイミング或は終了タイミングを制御するよう
にしたので、採取された表面複写と裏面複写間の間隔時
間が最長の時間となっており、従ってオペレータの作業
速度が各両面複写作業間でばらついたとしても、これに
合理的に対応することができる。
【0044】請求項4記載の発明では、制御部100
は、コンタクトガラス上に原稿を手動によりセットした
後でコピースタートボタンをONすることにより両面複
写動作を開始させる際に、先行する原稿頁のコピー動作
終了後に該先行原稿を取り出してから、新たな原稿頁を
コンタクトガラス上に手動セットし終わるまでに要する
作業時間等のコピー動作間隔時間を、少なくとも基準時
間、基準時間よりも長、基準時間よりも短の3種類に設
定し、この3種類のコピー動作間隔時間から一つを選択
することにより選択された間隔時間で両面複写を行う様
に構成した。このため、オペレータの作業速度を、基準
時間を境界として、遅い側、早い側に任意に切り替える
ことが可能となり、その結果、作業時の体調や、時間的
余裕の有無や、書籍原稿の重量、サイズ等の取扱性の良
否等々の条件の変化に応じて選択できるようにしてもよ
い。つまり、ゆっくり作業したい場合には、「長」を選
択し、迅速に作業したい場合には「短」を選択する。こ
のことにより、作業性が向上し、スタートボタン押下げ
回数の増大による作業性の低下を防止できる。
【0045】また、書籍原稿を一頁づつめくった上でコ
ンタクトガラス上にセットして複写を行う場合は一定の
間隔で原稿セット作業を行うことが可能となるが、複写
対象となる頁が非連続的に存在しており、次の複写頁を
捜す時間が必要である場合等に於いては、上記3種類以
外にも選択可能な間隔時間の種類を増やすことは差し支
えなく、例えば更に長い間隔時間を設定して選択可能と
しても良い。
【0046】請求項5記載の発明に於ては、上記制御部
は、各オペレータの個人識別番号と各個人識別番号に対
応するコピー動作間隔時間を記憶する記憶手段を備え、
オペレータが自己の個人識別番号を入力すると共に手動
両面モードを選択した時には、上記記憶手段が記憶して
いるコピー動作間隔時間にて両面複写を行うよう制御し
た。従って、オペレータ個人について一度作業速度が登
録されていれば、次回からはサンプリングが不要となる
ので、スタートボタンの押下げ作業を最少とすることが
でき、操作性を高めることができる。また、個人識別番
号と対応させて上記複数種類の間隔時間を記憶させてお
き、この中から間隔時間を選択できる様に構成してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像形成装置の概略構成説
明図。
【図2】上記画像形成装置の制御系を示すブロック図。
【図3】本発明の第1実施例の制御方法の動作フローを
示す図。
【図4】本発明の第2実施例の制御方法の動作フローを
示す図。
【図5】本発明の第2実施例の制御方法の動作フローを
示す図。
【図6】本発明の第3実施例の制御方法の動作フローを
示す図。
【図7】本発明の第4実施例の制御方法の動作フローを
示す図。
【図8】本発明の第4実施例の制御方法の動作フローを
示す図。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体、2 自動原稿給紙装置(AD
F)、3 給紙部、4 手差し給紙トレイ、6 原稿画
像読取り手段、7 画像形成部、8 両面給紙機構、9
給紙経路、等を有する。81 分岐爪、82 両面搬
送経路、83 両面トレイ(中間給紙トレイ)、84
送りコロ、85 ベルト、100 制御部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿をセットするコンタクトガラスと、
    該コンタクトガラス直下に配置されて該コンタクトガラ
    ス上にセットされた該原稿画像を読取る読取り手段と、
    該読取り手段により読み取られた原稿画像データに基づ
    いて画像形成を行う画像形成部と、該画像形成部に転写
    紙を給送する給紙部と、表面に画像形成を受けた転写紙
    を一旦収納してから裏面に画像形成を行う為に画像形成
    部に再給紙する両面トレイを含む両面給紙機構と、上記
    各構成要素の動作を制御する制御部と、を備えた画像形
    成装置において、 上記制御部は、上記コンタクトガラス上に上記原稿を手
    動操作によりセットした後でコピースタートボタンをO
    Nすることにより両面複写動作を開始させる手動両面モ
    ードにおいて、先行する原稿頁のコピー動作終了後に該
    先行原稿を取り出してから、新たな原稿頁をコンタクト
    ガラス上に手動セットし終わるまでに要する作業時間等
    のコピー動作間隔時間を記憶する記憶手段を備え、該記
    憶手段に記憶されたコピー動作間隔時間に基づいて以後
    の両面複写動作における表面に対する複写動作と、裏面
    に対する複写動作の各開始タイミング或は終了タイミン
    グを制御することを特徴とする両面複写制御方法。
  2. 【請求項2】 上記制御部は、一回の両面複写動作に要
    した実所要時間を計測し、該実所要時間に基づいて以後
    の両面複写における表面に対する複写動作と、裏面に対
    する複写動作の各開始タイミング或は終了タイミングを
    制御することを特徴とする請求項1記載の両面複写制御
    方法。
  3. 【請求項3】 上記制御部は、両面複写動作に要する実
    所要時間を複数回の各両面複写動作について計測し、該
    計測された各実所要時間のうち最長の実所要時間に基づ
    いて以後の両面複写動作における表面に対する複写動作
    と、裏面に対する複写動作の各開始タイミング或は終了
    タイミングを制御することを特徴とする請求項1記載の
    両面複写制御方法。
  4. 【請求項4】 原稿をセットするコンタクトガラスと、
    該コンタクトガラス直下に配置されて該コンタクトガラ
    ス上にセットされた該原稿画像を読取る読取り手段と、
    該読取り手段により読み取られた原稿画像データに基づ
    いて画像形成を行う画像形成部と、該画像形成部に転写
    紙を給送する給紙部と、表面に画像形成を受けた転写紙
    を一旦収納してから裏面に画像形成を行う為に画像形成
    部に再給紙する両面トレイを含む両面給紙機構と、上記
    各構成要素の動作を制御する制御部と、を備えた画像形
    成装置において、 上記制御部は、上記コンタクトガラス上に上記原稿を手
    動によりセットした後でコピースタートボタンをONす
    ることにより両面複写動作を開始させる際に、先行する
    原稿頁のコピー動作終了後に該先行原稿を取り出してか
    ら、新たな原稿頁をコンタクトガラス上に手動セットし
    終わるまでに要する作業時間等のコピー動作間隔時間
    を、少なくとも基準時間、基準時間よりも長、基準時間
    よりも短の3種類に設定し、この3種類のコピー動作間
    隔時間から一つを選択することにより選択された間隔時
    間で両面複写を行う様に構成したことを特徴とする両面
    複写制御方法。
  5. 【請求項5】 上記制御部は、各オペレータの個人識別
    番号と各個人識別番号に対応するコピー動作間隔時間を
    記憶する記憶手段を備え、オペレータが自己の個人識別
    番号を入力すると共に手動両面モードを選択した時に
    は、上記記憶手段が記憶しているコピー動作間隔時間に
    て両面複写を行うよう制御することを特徴とする請求項
    1又は4記載の両面複写制御方法。
JP7080806A 1995-03-13 1995-03-13 両面複写制御方法 Pending JPH08248856A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019129432A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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