JPH08248649A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPH08248649A
JPH08248649A JP26917695A JP26917695A JPH08248649A JP H08248649 A JPH08248649 A JP H08248649A JP 26917695 A JP26917695 A JP 26917695A JP 26917695 A JP26917695 A JP 26917695A JP H08248649 A JPH08248649 A JP H08248649A
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JP
Japan
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group
charge
aromatic polycarbonate
polycarbonate resin
layer
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Pending
Application number
JP26917695A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Suzuki
哲郎 鈴木
Masaomi Sasaki
正臣 佐々木
Hiroshi Tamura
宏 田村
Tomoyuki Shimada
知幸 島田
Masabumi Ota
正文 太田
Mitsutoshi Anzai
光利 安西
Akihiro Imai
章博 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hodogaya Chemical Co Ltd
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Hodogaya Chemical Co Ltd
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/665,702 priority patent/US5747204A/en
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Priority to US08/956,284 priority patent/US5830980A/en
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高感度で且つ高耐久性の電子写真用感光体を
提供する。 【解決手段】 導電性支持体上に、下記一般式(I)で
示される繰り返し単位からなる芳香族ポリカーボネート
樹脂を含有する感光層を設ける。 [式中、R、R及びRはアルキル基又はハロゲン
原子を、Rは水素原子又はアルキル基を、Ar及び
Arは芳香族炭化水素基を、l,m及びnは、0〜4
の整数を、kは5〜5000の整数を、Xは脂肪族の2
価基、環状脂肪族の2価基などを表す。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真用感光体に
関し、詳しくは感光層中に芳香族ポリカーボネート樹脂
を含有した高感度で且つ高耐久の電子写真用感光体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、有機感光体(OPC)が複写機、
プリンターに多く使用されている。有機感光体の代表的
な構成例として、導電性基板上に電荷発生層(CG
L)、電荷輸送層(CTL)を順次積層した積層感光体
が挙げられる。電荷輸送層は低分子電荷輸送材料(CT
M)とバインダー樹脂より形成される。しかしながら、
低分子電荷輸送材料の含有により、バインダー樹脂が本
来有する機械的強度を低下させ、このことが感光体の摩
耗性、傷、クラック等の原因となり、感光体の耐久性を
損なうものとなっている。
【0003】光導電性高分子材料としては、古くはポリ
ビニルアントラセン、ポリビニルピレン、ポリ−N−ビ
ニルカルバゾール等のビニル重合体が電荷移動錯体型の
感光体として検討されたが、光感度の点で満足できるも
のではなかった。一方、前述の積層型感光体の欠点を改
良すべく、電荷輸送能を有する高分子材料に関する検討
がなされている。例えば、トリフェニルアミン構造を有
するアクリル系樹脂〔M.Stolka et al,
J.Polym. Sci., vol 21, 9
69 (1983)〕、ヒドラゾン構造を有するビニル
重合体(Japan Hard Copy ’89
P.67)及びトリアリールアミン構造を有するポリカ
ーボネート樹脂(米国特許4,801,517号、同
4,806,443号、同4,806,444号、同
4,937,165号、同4,959,288号、同
5,030,532号、同5,034,296号、同
5,080,989号各明細書、特開昭64−9964
号、特開平3−221522号、特開平2−30445
6号、特開平4−11627号、特開平4−17533
7号、特開平4−183719号、特開平4−3140
4号、特開平4−133065号各公報)等であるが、
実用化には到っていない。
【0004】また、M. A. Abkowitz ら
はテトラアリールベンジジン誘導体をモデル化合物とし
て低分子分散型と高分子化されたポリカーボネートとの
比較を行っているが、高分子系はドリフト移動度が一桁
低いとの結果を得ている[Physical Revi
ew B46 6705(1992)]。この原因につ
いては明らかではないが、高分子化することにより機械
的強度は改善されるものの、感度、残留電位等電気的特
性に課題があることを示唆している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は上記
従来技術の実情に鑑みてなされたものであって、電荷輸
送能を有する芳香族ポリカーボネート樹脂を用いること
により、高感度で且つ高耐久な電子写真用感光体を提供
することを、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、導電性
支持体上に、下記一般式(I)で示される繰り返し単位
からなる芳香族ポリカーボネート樹脂を有効成分として
含有する感光層を設けたことを特徴とする電子写真用感
光体が提供される。
【化1】 [式中、R1、R2、R3、R4、Ar1、Ar2、l、m、
n及びXは夫々以下のものを表わす。 R1、R2及びR3:夫々独立して置換若しくは無置換の
アルキル基又はハロゲン原子、 R4:水素原子又は置換若しくは無置換のアルキル基、 Ar1及びAr2:置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
基、 l、m及びn:夫々独立して0〜4の整数、 k:5〜5000、 X:脂肪族の2価基、環状脂肪族の2価基又は
【化2】 5及びR6:夫々独立して置換若しくは無置換のアルキ
ル基、ハロゲン原子又は芳香族炭化水素基、 o及びp:0〜4の整数、 Y:単結合、炭素原子数1〜12の直鎖状、分岐状若し
くは環状のアルキレン基、−O−、−S−、−SO−、
−SO2−又は−C(O)−。]
【0007】本発明の電子写真用感光体は、感光層中に
トリアリールアミン構造を側鎖に有する前記一般式
(I)で示される繰り返し単位からなる芳香族ポリカー
ボネート樹脂を含有したものであるが、この芳香族ポリ
カーボネート樹脂が電荷輸送能を持ち且つ高い機械的強
度を有するため、本感光体は高感度で且つ高耐久なもの
となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳しく説明す
る。本発明の電子写真用感光体は、上記したように感光
層中に前記一般式(I)で示される繰り返し単位からな
る芳香族ポリカーボネート樹脂を含有するものである
が、この芳香族ポリカーボネート樹脂は、新規物質であ
り、以下のような方法によって製造される。
【0009】即ち、前記一般式(I)で示される繰り返
し単位からなる芳香族ポリカーボネート樹脂は、下記一
般式(II)で示される第三級アミノ基を有するジフェノ
ール化合物と、下記一般式(III)で示されるビスクロ
ロホーメートとを反応させることにより得られる。
【化3】 (式中、R1、R2、R3、R4、Ar1、Ar2、l、m及
びnは前記の定義と同一。)
【化4】 (式中、Xは前記の定義と同一。)
【0010】また、下記一般式(IV)で示される第三級
アミノ基を有するビスクロロホーメートと、下記一般式
(V)で示されるジオール化合物とを反応させることに
よっても得られる。
【化5】 (式中、R1、R2、R3、R4、Ar1、Ar2、l、m及
びnは前記の定義と同一。)
【化6】 HO−X−OH (V) (式中、Xは前記の定義と同一。)
【0011】前記したように、本発明の芳香族ポリカー
ボネート樹脂は、溶液重合法及び界面重合法によって製
造される。溶液重合法では、前記一般式(II)で示され
るジフェノール化合物を溶媒に溶解し、脱酸剤を添加
し、ホスゲンあるいは液化ホスゲンなどにより従来公知
の方法で得られる前記一般式(III)で示されるビスク
ロロホーメートを上記溶液中に添加することにより製造
できる。脱酸剤としては、トリメチルアミン、トリエチ
ルアミン、トリプロピルアミンのような第3級アミン及
びピリジンが使用される。反応に使用される溶媒として
は、例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トリク
ロロエタン、テトラクロロエタン、トリクロロエチレ
ン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素及びテトラ
ヒドロフラン、ジオキサンなどの環状エーテル系の溶媒
が好ましい。また、分子量調節剤として、例えば、フェ
ノール、p−tert−ブチルフェノールなどの末端停
止剤を用いることが望ましい。反応温度は通常0〜40
℃、反応時間は数分〜5時間である。
【0012】また、界面重合法では、通常脱酸剤及び溶
媒の存在下に反応を行う。脱酸剤としては、水酸化ナト
リウムや水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、
ピリジンなどが用いられる。溶媒としては、例えばジク
ロロメタン、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素
が用いられる。また、反応促進のために例えば第3級ア
ミン、第4級アンモニウム塩などの触媒を用いることが
でき、分子量調節剤として例えばフェノール、p−te
rt−ブチルフェノールなどの末端停止剤を用いること
が望ましい。反応温度は通常0〜40℃、反応時間は数
分〜5時間であり、反応中のpHは通常10以上に保つ
ことが好ましい。
【0013】上記の方法に従って製造される芳香族ポリ
カーボネート樹脂には、必要に応じて酸化防止剤、光安
定剤、熱安定剤、滑剤、可塑剤等の添加剤を加えること
ができる。
【0014】一般式(I)で示される構成単位からなる
芳香族ポリカーボネート樹脂において、R1〜R3、R5
及びR6でのハロゲン原子、並びにR1〜R6でのアルキ
ル基の具体例としては、以下のものを挙げることができ
る。 (1)ハロゲン原子;フッ素、塩素、臭素、ヨウ素各原
子。 (2)アルキル基;好ましくは、C1〜C12とりわけC1
〜C8、更に好ましくはC1〜C4の直鎖又は分岐鎖のア
ルキル基であり、これらのアルキル基は更にフッ素原
子、水酸基、シアノ基、C1〜C4のアルコキシ基、フェ
ニル基又はハロゲン原子、C1〜C4のアルキル基若しく
はC1〜C4のアルコキシ基で、置換されたフェニル基を
含有してもよい。具体的には、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、s−ブ
チル基、n−ブチル基、i−ブチル基、トリフルオロメ
チル基、2−ヒドロキシエチル基、2−シアノエチル
基、2−エトキシエチル基、2−メトキシエチル基、ベ
ンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル
基、4−メトキシベンジル基、4−フェニルベンジル基
等がある。
【0015】また、一般式(I)において、Ar1、A
2、R5及びR6での芳香族炭化水素基の具体例として
は、フェニル基、ナフチル基、ビフェニリル基、ターフ
ェニリル基等の非縮合炭化水素基及び縮合多環炭化水素
基が挙げられる。なお、縮合多環炭化水素基としては、
好ましくは環を形成する炭素数が18個以下のもの、例
えば、ペンタレニル基、インデニル基、ナフチル基、ア
ズレニル基、ヘプタレニル基、ビフェニレニル基、as
−インダセニル基、フルオレニル基、9,9−ジメチル
−2−フルオレニル基、s−インダセニル基、アセナフ
チレニル基、プレイアデニル基、アセナフテニル基、フ
ェナレニル基、フェナントリル基、アントリル基、フル
オランテニル基、アセフェナントリレニル基、アセアン
トリレニル基、トリフェニレルニ基、ピレニル基、クリ
セニル基、及びナフタセニル基等が挙げられる。
【0016】また、一般式(I)におけるX、即ち前記
一般式(VII)で示されるジオール化合物の具体例とし
ては、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、1,8−オクタンジオール、1,10−デカン
ジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、
2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−エ
チル−1,3−プロパンジオール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなどの脂肪
族ジオールや、1,4−シクロヘキサンジオール、1,
3−シクロヘキサンジオール、シクロヘキサン−1,4
−ジメタノールなどの環状脂肪族ジオールが挙げられ
る。
【0017】また、芳香環を有するジオールとしては、
4,4’−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−メチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−
ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(3−イソプロピル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)ブタン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,
5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルフィド、3,3’−ジメチル
−4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,
4’−ジヒドロキシジフェニルオキシド等が挙げられ
る。
【0018】以下、一般式(I)で示される構成単位か
らなる芳香族ポリカーボネート樹脂の代表例を示す。
【0019】
【表1−(1)】
【0020】
【表1−(2)】
【0021】
【表1−(3)】
【0022】
【表1−(4)】
【0023】本発明の感光体の断面図を図1〜図6に示
す。本発明の感光体は、前記のような芳香族ポリカーボ
ネート樹脂の1種又は2種以上を感光層2(2′,
2′′,2′′′,2′′′′,2′′′′′)に含有さ
せたものであるが、これらの応用の仕方によって図1、
図2、図3、図4、図5あるいは図6に示したごとくに
用いることができる。
【0024】図1における感光体は、導電性支持体1上
に増感染料及び芳香族ポリカーボネート樹脂、場合によ
り結合剤(結着樹脂)よりなる感光層2が設けられたも
のである。ここでの芳香族ポリカーボネート樹脂は光導
電性物質として作用し、光減衰に必要な電荷担体の生成
及び移動は芳香族ポリカーボネート樹脂を介して行われ
る。しかしながら、芳香族ポリカーボネート樹脂は光の
可視領域においてほとんど吸収を有していないので、可
視光で画像を形成する目的のためには、可視領域に吸収
を有する増感染料を添加して増感する必要がある。
【0025】図2における感光体は、導電性支持体1上
に電荷発生物質3を芳香族ポリカーボネート樹脂単独あ
るいは結合剤と併用してなる電荷輸送媒体4の中に分散
せしめた感光層2′が設けられたものである。ここでの
芳香族ポリカーボネート樹脂は単独であるいは結合剤と
の併用で電荷輸送媒体を形成し、一方、電荷発生物質3
(無機又は有機顔料のような電荷発生物質)が電荷担体
を発生する。この場合、電荷輸送媒体4は主として電荷
発生物質3が発生する電荷担体を受入れ、これを輸送す
る作用を担当している。そして、この感光体にあっては
電荷発生物質と芳香族ポリカーボネート樹脂とが、たが
いに、主として可視領域において吸収波長領域が重なら
ないというのが基本的条件である。これは、電荷発生物
質3に電荷担体を効率よく発生させるためには、電荷発
生物質表面まで光を透過させる必要があるからである。
一般式(I)で示される芳香族ポリカーボネート樹脂は
可視領域にほとんど吸収がなく、一般に可視領域の光線
を吸収し、電荷担体を発生する電荷発生物質3と組合わ
せた場合、特に有効に電荷輸送物質として働くのがその
特長である。なお、上記電荷輸送媒体4中に低分子電荷
輸送物質を併用してもよい。
【0026】図3における感光体は、導電性支持体1上
に電荷発生物質3を主体とする電荷発生層5と、芳香族
ポリカーボネート樹脂を含有する電荷輸送層4との積層
からなる感光層2′′が設けられたものである。この感
光体では、電荷輸送層4を透過した光が電荷発生層5に
到達し、その領域で電荷担体の発生が起こり、一方、電
荷輸送層4は電荷担体の注入を受け、その輸送を行うも
ので、光減衰に必要な電荷担体の発生は、電荷発生物質
3で行われ、また電荷担体の輸送は、電荷輸送層4で行
われる。こうした機構は図2に示した感光体においてし
た説明と同様である。なお、電荷輸送層4は本発明の芳
香族ポリカーボネート樹脂単独あるいは結合剤との併用
で形成される。また、電荷発生効率を高めるために、電
荷発生層5に本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂を含
有させてもよい。同様の目的で、感光層2′′中に低分
子電荷輸送物質を併用してもよい。後述の感光層
2′′′〜2′′′′′についても同様である。
【0027】図4における感光体は、電荷輸送層4上に
保護層6を設けたものである。本構成の場合は、電荷輸
送層4上に本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂あるい
は結合剤との併用で保護層が形成される。当然のことな
がら、従来多く使用されている低分子分散型電荷輸送層
上への形成が効果的である。なお、図2に示した感光層
2′上へ同様に保護層が設けられてもよい。
【0028】図5における感光体は図3の電荷発生層5
と芳香族ポリカーボネート樹脂を含有する電荷輸送層4
の積層順を逆にしたものであり、その電荷担体の発生及
び輸送の機構は上記の説明と同様にできる。この場合機
械的強度を考慮し図6の様に電荷発生層5の上に保護層
6を設けることもできる。
【0029】実際に本発明の感光体を作製するには、図
1に示した感光体であれば、芳香族ポリカーボネート樹
脂の1種又は2種以上あるいはそれと結合剤と併用して
溶解し、更にこれに増感染料を加えた液をつくり、これ
を導電性支持体1上に塗布し乾燥して感光層2を形成す
ればよい。
【0030】感光層の厚さは3〜50μm、好ましくは
5〜20μmが適当である。感光層2に占める芳香族ポ
リカーボネート樹脂の量は30〜100重量%であり、
また、感光層2に占める増感染料の量は0.1〜5重量
%、好ましくは0.5〜3重量%である。増感染料とし
ては、ブリリアントグリーン、ビクトリアブルーB、メ
チルバイオレット、クリスタルバイオレット、アシッド
バイオレット6Bのようなトリアリールメタン染料、ロ
ーダミンB、ローダミン6G、ローダミンGエキスト
ラ、エオシンS、エリトロシン、ローズベンガル、フル
オレセインのようなキサンテン染料、メチレンブルーの
ようなチアジン染料、シアニンのようなシアニン染料が
挙げられる。
【0031】また、図2に示した感光体を作製するに
は、1種又は2種以上の芳香族ポリカーボネート樹脂あ
るいは結合剤を併用し溶解した溶液に電荷発生物質3の
微粒子を分散せしめ、これを導電性支持体1上に塗布し
乾燥して感光層2′を形成すればよい。
【0032】感光層2′の厚さは3〜50μm、好まし
くは5〜20μmが適当である。感光層2′に占める第
3級アミン化合物の量は40〜100重量%であり、ま
た、感光層2′に占める電荷発生物質3の量は0.1〜
50重量%、好ましくは1〜20重量%である。電荷発
生物質3としては、例えばセレン、セレン−テルル、硫
化カドミウム、硫化カドミウム−セレン、α−シリコン
などの無機顔料、有機顔料としては例えばシーアイピグ
メントブルー25(カラーインデックスCI2118
0)、シーアイピグメントレッド41(CI 2120
0)、シーアイアシッドレッド52(CI 4510
0)、シーアイベーシックレッド3(CI4521
0)、カルバゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭53
−95033号公報に記載)、ジスチリルベンゼン骨格
を有するアゾ顔料(特開昭53−133445号公
報)、トリフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料(特開
昭53−132347号公報に記載)、ジベンゾチオフ
ェン骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−21728号
公報に記載)、オキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料
(特開昭54−12742号公報に記載)、フルオレノ
ン骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−22834号公
報に記載)、ビススチルベン骨格を有するアゾ顔料(特
開昭54−17733号公報に記載)、ジスチリルオキ
サジアゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−21
29号公報に記載)、ジスチリルカルバゾール骨格を有
するアゾ顔料(特開昭54−14967号公報に記載)
などのアゾ顔料、例えばシーアイピグメントブルー16
(CI 74100)などのフタロシアニン系顔料、例
えばシーアイバットブラウン5(CI 73410)、
シーアイバットダイ(CI 73030)などのインジ
ゴ系顔料、アルゴスカーレットB(バイエル社製)、イ
ンダンスレンスカーレットR(バイエル社製)などのペ
リレン系顔料などが挙げられる。なお、これらの電荷発
生物質は単独で用いられても2種以上が併用されてもよ
い。
【0033】更に、図3に示した感光体は作製するに
は、導電性支持体1以上に電荷発生物質を真空蒸着する
か、あるいは電荷発生物質の微粒子3を必要によって結
合剤を溶解した適当な溶媒中に分散した分散液を塗布し
乾燥するかして、更に必要であればバフ研磨などの方法
によって表面仕上げ、膜厚調整などを行って電荷発生層
5を形成し、この上に1種又は2種以上の芳香族ポリカ
ーボネート樹脂あるいは結合剤と併用し溶解した溶液を
塗布し乾燥して電荷輸送層4を形成すればよい。なお、
ここで電荷発生層5の形成に用いられる電荷発生物質
は、前記の感光層2′の説明と同じものである。
【0034】電荷発生層5の厚さは5μm以下、好まし
くは2μm以下であり、電荷輸送層4の厚さは3〜50
μm、好ましくは5〜20μmが適当である。電荷発生
層5が電荷発生層物質の微粒子3を結合剤中に分散させ
たタイプのものにあっては、電荷発生物質の微粒子3の
電荷発生層5に占める割合は10〜100重量%、好ま
しくは50〜100重量%程度である。また、電荷輸送
層4に占める化合物の量は40〜100重量%である。
【0035】なお、図3における感光層2′′に低分子
電荷輸送物質を含有してもよいことは前記のとおりであ
るが、ここに用いられる該電荷輸送物質としては下記の
ものが挙げられる。オキサゾール誘導体、オキサジアゾ
ール誘導体(特開昭52−139065号、同52−1
39066号各公報に記載)、イミダゾール誘導体、ト
リフェニルアミン誘導体(特開平3−285960号公
報に記載)、ベンジジン誘導体(特公昭58−3237
2号公報に記載)、α−フェニルスチルベン誘導体(特
開昭57−73075号公報に記載)、ヒドラゾン誘導
体(特開昭55−154955号、同55−15695
4号、同55−52063号、同56−81850号な
どの公報に記載)、トリフェニルメタン誘導体(特公昭
51−10983号公報に記載)、アントラセン誘導体
(特開昭51−94829号公報に記載)、スチリル誘
導体(特開昭56−29245号、同58−19804
3号各公報に記載)、カルバゾール誘導体(特開昭58
−58552号公報に記載)、ピレン誘導体(特開平2
−94812号公報に記載)など。
【0036】図4に示した感光体を作成するには、図3
に示した感光体上に本発明の芳香族ポリカーボネート樹
脂を単独であるいは結合剤と併用して溶解し塗布し、乾
燥して、保護層6が設けられる。保護層の厚さは0.5
〜10μmが好ましい。保護層6中に占める本発明の芳
香族ポリカーボネート樹脂の量は40〜100重量%で
ある。
【0037】図5に示した感光体を作成するには、導電
性支持体1上に芳香族ポリカーボネート樹脂あるいは結
合剤と併用し溶解した溶液を塗布し、乾燥して電荷輸送
層4を形成したのち、この電荷輸送層の上に電荷発生層
物質の微粒子を、必要によって結合剤を溶解した溶媒中
に分散した分散液をスプレー塗工等の方法で塗布乾燥し
て電荷発生層5を形成すればよい。電荷発生層あるいは
電荷輸送層の量比は図3で説明した内容と同様である。
このようにして得られた感光体の電荷発生層5の上に前
述の保護層6を形成することにより、図6に示す感光体
を作成できる。
【0038】なお、これらのいずれの感光体製造におい
ても、導電性支持体1には、アルミニウムなどの金属板
又は金属箔、アルミニウムなどの金属を蒸着したプラス
チックフィルム、あるいは導電処理を施した紙などが用
いられる。また、結合剤としては、ポリアミド、ポリウ
レタン、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリケトン、ポ
リカーボネートなどの縮合樹脂や、ポリビニルケトン、
ポリスチレン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリア
クリルアミドのようなビニル重合体などが用いられる
が、絶縁性で且つ接着性のある樹脂はすべて使用でき
る。必要により可塑剤が結合剤に加えられてるが、そう
した可塑剤としてはハロゲン化パラフィン、ジメチルナ
フタリン、ジブチルフタレートなどが例示できる。
【0039】更に、以上のようにして得られる感光体に
は、導電性支持体と感光層の間に、必要に応じて接着層
又はバリヤ層を設けることができる。これらの層に用い
られる材料としては、ポリアミド、ニトロセルロース、
酸化アルミニウムなどであり、また膜厚は1μm以下が
好ましい。
【0040】本発明の感光体を用いて複写を行うには、
感光面に帯電、露光を施した後、現像を行い、必要によ
って、紙などへ転写を行う。本発明の感光体は感度が高
く、また耐久性に優れている。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。な
お、下記実施例において部はすべて重量部である。
【0042】〔一般式(I)の繰り返し単位からなる樹
脂の合成〕 製造例(化合物No.1) 窒素気流下、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−1−(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)エタン
4.85g(10.0mmol),トリエチルアミン
3.04g(30.0mmol)を乾燥テトラヒドロフ
ラン40mlに溶解させ、これにジエチレングリコール
ビス(クロロホーメート)2.31g(10.0mm
ol)を乾燥テトラヒドロフラン8mlに溶解させたも
のを室温にて30分間かけ滴下した。続いて、室温にて
15分間撹拌を行ったのち、フェノール0.04g
(0.4mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解
させたものを加え、更に5分間撹拌を行った。次に、析
出しているトリエチルアミン塩酸塩を濾過することによ
り取り除き、得られたテトラヒドロフラン溶液をメタノ
ールに滴下して、析出する樹脂を濾別し、減圧加熱乾燥
を行った。更に得られた樹脂をテトラヒドロフランに溶
解させてメタノール中に沈殿させる操作を2回繰り返し
精製を行い、減圧加熱乾燥して目的物の下記構造式(V
I)で示される芳香族ポリカーボネート樹脂(化合物N
o.1)6.11g(収率94.9%)を得た。このも
ののTgは119℃であり、また、数平均分子量、重量
平均分子量(ポリスチレン換算)はそれぞれ1900
0、46000であった。
【0043】
【化9】
【0044】なお、上記芳香族ポリカーボネート樹脂の
元素分析値は下記の通りであった。 このものの赤外吸収スペクトル図(KBr錠剤法)を図
7に示す。
【0045】実施例1 電荷発生物質として下式(VII)で示されるビスアゾ顔
料7.5部及びポリビニルブチラール樹脂(UCC社製
XYHL)の0.5%テトラヒドロフラン溶液500
部をボールミル中で粉砕混合し、得られた分散液をアル
ミニウム蒸着ポリエステルフィルム上にドクターブレー
ドで塗布し、自然乾燥して約1μmの電荷発生層を形成
した。
【化8】
【0046】一方、電荷輸送物質として化合物No.1
の芳香族ポリカーボネート樹脂2部とテトラヒドロフラ
ン8部を混合溶解して溶液とした後、これを前記電荷発
生層上にドクターブレードを用いて塗布し、80℃で2
分間、次いで120℃で5分間乾燥して20μmの電荷
輸送層を形成せしめて感光体No.1を作成した。
【0047】実施例2 実施例1において、芳香族ポリカーボネート樹脂を化合
物No.5に代えたこと以外は、実施例1と同様に操作
して感光体No.2を作成した。
【0048】実施例3 実施例1で用いた電荷発生物質を下式(VIII)で示され
るトリスアゾ顔料に代えたこと以外は、実施例1と同様
に操作して感光体No.3を作成した。
【化9】
【0049】実施例4 実施例3において、芳香族ポリカーボネート樹脂を、N
o.5に代えたこと以外は、実施例3と同様に操作して
感光体No.4を作成した。
【0050】実施例5 0.2mm厚のアルミ板上にメタノール/ブタノール混
合溶媒に溶解したポリアミド樹脂(CM−8000:東
レ社製)溶液をドクターブレードで塗布し、自然乾燥し
て0.3μmの中間層を設けた。この上に実施例1で用
いたビスアゾ顔料をシクロヘキサノンで粉砕分散した分
散液をドクターブレードで塗布乾燥して、約1μmの電
荷発生層を形成した。この上に実施例1と同様に操作し
て電荷輸送層を形成せしめ、感光体No.5を作成し
た。
【0051】実施例6〜15 実施例5において、芳香族ポリカーボネート樹脂を表2
に示すものに代えたこと以外は、実施例5と同様に操作
して各々感光体No.6〜No.15を作成した。
【0052】実施例16〜19 実施例5で用いた電荷発生物質を実施例3で用いたトリ
スアゾ顔料に代え、且つ芳香族ポリカーボネート樹脂を
表2に示すものに代えたこと以外は、実施例5と同様に
操作して感光体No.16〜No.19を作成した。
【0053】かくしてつくられた感光体No.1〜N
o.19について、市販の静電複写紙試験装置(KK川
口電機製作所製SP428型)を用いて−6KVのコロ
ナ放電を20秒間行って帯電せしめた後、20秒間暗所
に放置し、その時の表面電位Vpo(ボルト)を測定
し、ついでタングステンランプ光を、感光体表面の照度
が4.5ルックスになるよう照射してその表面電位がV
poの1/2になる迄の時間(秒)を求め、露光量E1
/2(ルックス・秒)を算出した。その結果を表2に示
す。
【0054】また、以上の各感光体を市販の電子写真複
写機を用いて帯電せしめた後、原図を介して光照射を行
って静電潜像を形成せしめ、乾式現像剤を用いて現像
し、得られた画像(トナー画像)を普通紙上に静電転写
し、定着したところ、鮮明な転写画像が得られた。現像
剤として湿式現像剤を用いた場合も同様に鮮明な転写画
像が得られた。
【0055】
【表2】
【0056】実施例20 80mmφ、340mmストロークのアルミシリンダー
にポリアミド樹脂(CM8000;東レ社製)をスプレ
ー塗工、乾燥して、0.3μmの中間層を設けた。この
上に実施例1で用いたビスアゾ顔料をシクロヘキサノン
で粉砕、分散した分散液をスプレー塗工、乾燥して、
0.2μmの電荷発生層を設けた。次いで、本発明の芳
香族ポリカーボネート樹脂No.1 10部、塩化メチ
レン60部の溶液を上記電荷発生層上にリングコーター
により塗工し、120℃で20分間乾燥して、膜厚23
μmの電荷輸送層を設けた。
【0057】比較例 実施例20と同様にして、中間層、電荷発生層を設けた
上に下記電荷輸送層用溶液をリングコーターにより塗工
し、120℃で20分間乾燥して、23μmの電荷輸送
層を設けた。 <電荷輸送層用溶液> ポリカーボネート樹脂 100部 (パンライトTS−2050;帝人化成社製) α−フェニル−4′−ジフェニルアミノスチルベン 90部 塩化メチレン 800部
【0058】実施例20及び比較例で得られた感光体を
FT−2700(リコー社製)に装着し、6万枚の摩耗
試験を行った。その結果各感光体の減少膜厚量は下記の
通りであった。 実施例20の感光体 0.68μm 比較例の感光体 2.85μm この結果、従来公知の低分子分散型の電荷輸送物質を有
する感光体(比較例)にくらべ、本発明の芳香族ポリカ
ーボネート樹脂を用いた感光体(実施例20)は極めて
耐摩耗性に優れたものであることが明らかである。
【0059】
【発明の効果】本発明の電子写真用感光体は、感光層中
にトリアリールアミン構造を側鎖に有する前記一般式
(I)で示される繰り返し単位からなる芳香族ポリカー
ボネート樹脂を含有したものであるが、この芳香族ポリ
カーボネート樹脂は電荷輸送能を持ち且つ高い機械的強
度を有するため、本感光体は高感度で且つ高耐久なもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真用感光体の層構成の一例
を示す模式断面図である。
【図2】本発明に係る電子写真用感光体の層構成の別の
一例を示す模式断面図である。
【図3】本発明に係る電子写真用感光体の層構成の別の
一例を示す模式断面図である。
【図4】本発明に係る電子写真用感光体の層構成の別の
一例を示す模式断面図である。
【図5】本発明に係る電子写真用感光体の層構成の別の
一例を示す模式断面図である。
【図6】本発明に係る電子写真用感光体の層構成の別の
一例を示す模式断面図である。
【図7】製造例で得られた芳香族ポリカーボネート樹脂
の赤外吸収スペクトル図(KBr錠剤法)である。
【符号の説明】
1 導電性支持体 2,2′,2′′,2′′′,2′′′′,
2′′′′′…感光層 3 電荷発生物質 4 電荷輸送媒体又は電荷輸送層 5 電荷発生層 6 保護層
フロントページの続き (72)発明者 田村 宏 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 島田 知幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 太田 正文 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 安西 光利 神奈川県川崎市幸区堀川町66番地2 保土 谷化学工業株式会社内 (72)発明者 今井 章博 神奈川県川崎市幸区堀川町66番地2 保土 谷化学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に、下記一般式(I)で
    示される繰り返し単位からなる芳香族ポリカーボネート
    樹脂を有効成分として含有する感光層を設けたことを特
    徴とする電子写真用感光体。 【化1】 [式中、R1、R2、R3、R4、Ar1、Ar2、l、m、
    n及びXは夫々以下のものを表わす。R1、R2及び
    3:夫々独立して置換若しくは無置換のアルキル基又
    はハロゲン原子、 R4:水素原子又は置換若しくは無置換のアルキル基、 Ar1及びAr2:置換若しくは無置換の芳香族炭化水素
    基、 l、m及びn:夫々独立して0〜4の整数、 k:5〜5000の整数、 X:脂肪族の2価基、環状脂肪族の2価基又は 【化2】 5及びR6:夫々独立して置換若しくは無置換のアルキ
    ル基、ハロゲン原子又は芳香族炭化水素基、 o及びp:0〜4の整数、 Y:単結合、炭素原子数1〜12の直鎖状、分岐状若し
    くは環状のアルキレン基、−O−、−S−、−SO−、
    −SO2−又は−C(O)−。]
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