JPH08247888A - 圧力洩れ測定方法 - Google Patents

圧力洩れ測定方法

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JPH08247888A
JPH08247888A JP5279195A JP5279195A JPH08247888A JP H08247888 A JPH08247888 A JP H08247888A JP 5279195 A JP5279195 A JP 5279195A JP 5279195 A JP5279195 A JP 5279195A JP H08247888 A JPH08247888 A JP H08247888A
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宏 堀川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定物内部の空気の断熱圧縮に起因する気
圧変動を防止することにより、短時間で精密な圧力洩れ
の測定を行える圧力洩れ測定方法を提供する。 【構成】 圧力洩れ測定装置2における測定は、電磁開
閉弁30,ストップ弁52,54,エアパイロット弁7
0が閉、電磁開閉弁40,エアパイロット弁60,80
は開の状態から、ストップ弁52が開かれ、真空ポンプ
56でワークW内の空気が吸引排気された後、電磁開閉
弁30が開かれて減圧状態のワークW内に圧力制御ユニ
ット20で測定圧力に調整された圧力エアが供給され
る。ワークWとマスタ94とが連通させられて両者の圧
力のバランスがとられた後、エアパイロット弁80が閉
じられて両者の連通が遮断され、測定が行われる。ワー
クWからの空気洩れがあれば、差圧センサ92の左室の
圧力は次第に低下するのに対して差圧センサ92の右室
の圧力は変化しないため、両者の差圧が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被測定物内に加圧気
体源から加圧気体を導入して、被測定物内の圧力を測定
することによって、被測定物からの圧力洩れを測定する
圧力洩れ測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジン用鋳造ブロック等の被測
定物の密閉性を検査するために、被測定物の内部にエア
コンプレッサ等の加圧気体源から圧縮空気等の加圧気体
を導入して、被測定物からの圧力洩れを測定する方法が
用いられる。かかる圧力洩れ測定方法の具体例として
は、例えば、特開昭62−58127号公報に記載され
たエアリークテスタの発明がある。この公報に記載され
た技術においては、一定量の加圧気体を被測定物に供給
し、所定時間経過後に被測定物内の圧力を測定すること
によって、被測定物からの圧力洩れを測定している。こ
のように、単に圧力センサによって被測定物からの圧力
洩れに伴う気圧の絶対値の変化を測定する方式では、圧
力センサの測定精度の制約があるため精度の良い圧力洩
れ測定ができない。そこで、高精度の圧力洩れ測定を行
うための装置として、圧力測定の際の基準となる一定容
積を有するマスタチャンバ(以下、単に「マスタ」とも
いう。)を用意して、このマスタと被測定物とを差圧検
出器を介して接続し、差圧の変化を検出することによっ
て被測定物からの圧力洩れを測定するものが開発されて
いる。かかる差圧測定による圧力洩れ測定装置の具体例
として、例えば、特願平6−151204号の特許出願
に係る圧力洩れ測定装置及び圧力洩れ測定方法の発明が
ある。この出願に係る技術においては、マスタとして配
管の一部を密閉して、この密閉配管内の圧力と被測定物
内の圧力とを比較する方式を採っている。すなわち、密
閉される配管部分と被測定物とが差圧検出器を介して接
続されている。そして、被測定物及び密閉配管部分に圧
縮空気が導入されて測定圧力に達した時点から差圧値の
経時変化を測定することによって、被測定物からの圧力
洩れの測定が行われる。但し、この技術については未だ
公開されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たいずれの測定方法においても、図6及び図7に示され
るような問題点が生ずる。図6は、一定量の加圧気体を
内容積V0 の被測定物W10内に供給する際の圧力及び
温度の変化を示す図である。最初は、図6(A)に示さ
れるように、被測定物W10内は外気温と同じ温度
0 ,気圧P0 (大気圧)の空気で満たされている。こ
れに気圧Pt の加圧気体が供給されると、被測定物W1
0内の空気は図6(B)のように断熱圧縮され、温度が
t まで上昇する。その後、図6(C)に示されるよう
に、開閉弁が閉じられて被測定物W10内の気体が均一
になり、圧力Pt ,温度Tとなる。ここで、T>T0
あるため、被測定物W10内の気体の温度は外気温T0
になるまで下降する。被測定物W10内の気体の温度が
外気温T0 まで下がったときの気体の圧力をP1 とする
と、ボイル・シャルルの法則より、次式(1)が成立す
る。 Pt ・V0 /T = P1 ・V0 /T0 … (1) T>T0 であるから、Pt >P1 となる。すなわち、断
熱圧縮によって上昇した被測定物W10内の気体の温度
が下降するのに伴って、被測定物W10内の圧力も下降
することになる。
【0004】かかる圧力降下の様子をグラフとして表し
たのが、図7である。図7の縦軸は被測定物W10内の
気体の圧力を表し、横軸は時間の経過を表している。被
測定物W10内に気圧Pt の加圧気体が供給されること
によって、被測定物W10内の圧力は時刻t1 において
一旦Pt に達する。この時点で加圧気体の供給を遮断し
て被測定物W10を密閉状態とすると、上述した温度変
化に伴う圧力降下が生じるため、被測定物W10内の圧
力は曲線Aのように変化する。また、時刻t1 から時刻
2 までの間、加圧気体の供給を続けた後に被測定物W
10を密閉状態とした場合には、時刻t2 までに被測定
物W10内の気体の温度がある程度下降するため、その
後の圧力降下が小さくなり、圧力変化は曲線Bのように
なる。さらに、時刻t3 まで加圧気体を供給した場合に
は圧力降下もより小さくなるが、まだ完全にはなくなら
ず、圧力変化は曲線Cのようになる。これに対して、被
測定物W10内の気体の温度が外気温T0 まで下がる時
刻t 4 まで加圧気体を供給した場合には、その後被測定
物W10を密閉状態としても圧力降下は生じない。従っ
て、精密な圧力洩れ測定を行うためには、図7に示され
る時刻t4 まで待たなければならず、測定に長時間を要
するという問題点があった。
【0005】そこで、本出願の請求項1に係る発明にお
いては、被測定物内部の空気の断熱圧縮に起因する気圧
変動を防止することによって、短時間で精密な圧力洩れ
の測定を行うことができる圧力洩れ測定方法を提供する
ことを目的とする。
【0006】また、本出願の請求項2及び請求項3に係
る発明においては、簡単な構成によって短時間で精密な
圧力洩れの測定を行うことができる圧力洩れ測定方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1に係る発
明においては、上記の課題を解決するために、被測定物
に一定量の加圧気体を導入した後に前記被測定物からの
圧力洩れを測定する圧力洩れ測定方法であって、前記加
圧気体を導入する前に、前記被測定物内を減圧状態にす
ることを特徴とする圧力洩れ測定方法を創出した。
【0008】また、請求項2に係る発明においては、上
記の課題を解決するために、被測定物に一定量の加圧気
体を導入した後に前記被測定物からの圧力洩れを測定す
る圧力洩れ測定方法であって、前記加圧気体を導入する
ことによって前記被測定物内の空気を前記被測定物から
排出させることを特徴とする圧力洩れ測定方法を創出し
た。
【0009】また、請求項3に係る発明においては、上
記の課題を解決するために、被測定物に一定量の加圧気
体を導入した後に前記被測定物からの圧力洩れを測定す
る圧力洩れ測定方法であって、前記加圧気体の時間当た
り導入量を前記被測定物内部において空気の断熱圧縮が
起こらない程度まで小さくしたことを特徴とする圧力洩
れ測定方法を創出した。
【0010】
【作用】さて、請求項1に係る圧力洩れ測定方法は、被
測定物に一定量の加圧気体を導入した後に前記被測定物
からの圧力洩れを測定する圧力洩れ測定方法である。こ
こで、加圧気体を導入する前に、被測定物内が減圧状態
にされる。これによって、加圧気体の導入に伴う空気の
断熱圧縮が起こらないので、加圧気体の導入後の温度変
化に起因する圧力変動も生じない。従って、加圧気体の
導入後、直ちに圧力洩れ測定を開始することができる。
このようにして、被測定物内部の空気の断熱圧縮に起因
する気圧変動を防止することによって、短時間で精密な
圧力洩れの測定を行うことができる圧力洩れ測定方法と
なる。
【0011】また、請求項2に係る圧力洩れ測定方法に
おいては、加圧気体を導入することによって被測定物内
の空気が被測定物から排出される。これによって、加圧
気体の導入に伴う空気の断熱圧縮が起こらないため、加
圧気体の導入後の温度変化に起因する圧力変動も生じな
い。従って、加圧気体の導入後、直ちに圧力洩れ測定を
開始することができる。このようにして、簡単な構成に
よって短時間で精密な圧力洩れの測定を行うことができ
る圧力洩れ測定方法となる。
【0012】また、請求項3に係る圧力洩れ測定方法に
おいては、加圧気体の時間当たり導入量が、被測定物内
部において空気の断熱圧縮が起こらない程度まで小さく
されている。これによって、加圧気体の導入に伴う空気
の断熱圧縮が起こらないため、加圧気体の導入後の温度
変化に起因する圧力変動も生じない。従って、加圧気体
の導入後、直ちに圧力洩れ測定を開始することができ
る。このようにして、簡単な構成によって短時間で精密
な圧力洩れの測定を行うことができる圧力洩れ測定方法
となる。
【0013】
【実施例】
実施例1 次に、本発明を具現化した実施例1について、図1を参
照して説明する。図1は本実施例の圧力洩れ測定方法に
用いられる圧力洩れ測定装置2の全体構成を示す配管図
である。本実施例は、主として請求項1に記載された発
明に対応するものである。図1に示されるように、本実
施例の圧力洩れ測定装置2においては、加圧気体源(エ
アコンプレッサ)4からの配管6Aがレギュレータ8に
接続されており、レギュレータ8の出力側は配管6Bに
接続されている。このレギュレータ8によって、加圧気
体源4から供給される圧力エアの圧力が初期圧力に調節
される。配管6Bには圧力計10が設けられており、レ
ギュレータ8から出力される圧力エアの圧力が測定され
る。配管6Bは、アキュームレータタンク12に接続さ
れている。このアキュームレータタンク12は、初期圧
力に調節された圧力エアを蓄えるタンクであり、後述す
るワーク(被測定物)Wよりも充分に大きな体積を有し
ている。
【0014】アキュームレータタンク12は、配管6C
によって、圧力制御ユニット20に接続されている。こ
の圧力制御ユニット20は、二つのレギュレータ14,
16を有し、アキュームレータタンク12から供給され
る圧力エアの圧力を所定の測定圧力に調整する機能を有
している。圧力制御ユニット20の出口側に接続された
配管6Dは、熱交換器22に接続されている。この熱交
換器22は、圧力制御ユニット20から供給される圧力
エアの温度を常温程度まで冷却する働きをする。熱交換
器22は、配管6Eによって、電磁開閉弁30に接続さ
れている。配管6Eからは配管6Fが分岐しており、こ
の配管6Fは、後述するマニホールドユニット90に接
続されている。また、配管6Eには圧力センサ24が取
り付けられており、圧力センサ24で測定された圧力の
データは、信号線26を通じて前記の圧力制御ユニット
20にフィードバックされる。
【0015】電磁開閉弁30は二つの弁室34A,34
Bを有しており、電磁ソレノイド32の非作動時におい
ては、スプリング36の反発力によって弁室34Bが、
入口側の配管6Eと出口側の配管6Gに接続されている
(図1に示される状態)。これによって、配管6Eまで
供給されてきた圧力エアは弁室34Bで止められた状態
となり、一方配管6Gは弁室34Bを介して大気中に開
放された状態となる。一方、図示しない制御コンピュー
タからの制御信号によって電磁ソレノイド32が励磁さ
れると、各弁室がスプリング36の反発力に抗して移動
して、弁室34Aが配管6E,6Gに接続される。これ
によって、配管6Eと配管6Gが連通した状態となり、
圧力エアが弁室34Aを通過して供給される。
【0016】配管6Gは、電磁開閉弁40に接続されて
いる。電磁開閉弁40も二つの弁室44A,44Bを有
しており、電磁ソレノイド42の非作動時においては、
スプリング46の反発力によって開状態の弁室44B
が、配管6Gと出口側の配管6Hに接続されている(図
1に示される状態)。配管6Hはワーク(被測定物)W
に接続されており、配管6Hを通じて圧力エアがワーク
W内に供給される。一方、図示しない制御コンピュータ
からの制御信号によって電磁ソレノイド42が励磁され
ると、各弁室がスプリング46の反発力に抗して移動し
て、閉状態の弁室44Aが配管6G,6Hに接続され
る。これによって、配管6Gと配管6Hの連通が遮断さ
れる。ワークWの出口側には配管6Jが接続されてお
り、この配管6Jは、後述するマニホールドユニット9
0に接続されている。また、配管6Jからは配管6Kが
分岐しており、配管6Kは開閉弁(ストップ弁)52,
配管6Mを介して真空ポンプ56に接続されている。さ
らに、配管6Kからは、開閉弁52の手前側において配
管6Lが分岐しており、配管6Lは開閉弁54を介して
大気中に開放されている。また、配管6Jには、配管6
Kの分岐点において、圧力センサ50が取り付けられて
いる。
【0017】次に、マニホールドユニット90の構成に
ついて説明する。図1に示されるように、マニホールド
ユニット90は、三つのエアパイロット弁60,70,
80と差圧センサ92、及びこれらを接続する配管から
構成されている。ワークWの出口に接続された配管6J
は、エアパイロット弁70に接続されており、エアパイ
ロット弁70は配管6Rによってエアパイロット弁80
に接続されている。エアパイロット弁80は、さらに配
管6Tによってマスタ94に接続されている。また、配
管6Eから分岐した配管6Fは、エアパイロット弁60
に接続されており、エアパイロット弁60は配管6Pに
よって、差圧センサ92の左室に接続されている。一
方、差圧センサ92の右室は、配管6Sによって、配管
6Tの途中に接続されている。さらに、配管6Pと配管
6Rとは、配管6Qによって接続されている。
【0018】エアパイロット弁60は二つの弁室64
A,64Bを有しており、エアパイロット62の非作動
時においては、スプリング66の反発力によって開状態
の弁室64Bが、配管6Fと配管6Pを連通させている
(図1に示される状態)。一方、図示しない制御コンピ
ュータからの制御信号によってエアパイロット62に作
動エアが供給されると、各弁室がスプリング66の反発
力に抗して移動して、閉状態の弁室64Aが配管6F,
6Pに接続される。これによって、配管6Fと配管Pの
連通が遮断される。他の二つのエアパイロット弁70,
80も同様の構造を有しており、同様に作動する。な
お、マニホールドユニット90内の開閉弁に全てエアパ
イロット弁を用いているのは、電磁弁を用いると、電磁
ソレノイドにおける発熱によって差圧センサ92におけ
る圧力測定に誤差を生ずる恐れがあるためである。差圧
センサ92は、左室と右室にそれぞれ供給されるエアの
圧力を比較して、その圧力差に応じた測定信号を出力す
る。
【0019】さて、かかる構造を有する本実施例の圧力
洩れ測定装置2における圧力洩れ測定の手順について、
図1を参照しつつ図2に従って説明する。図2は、圧力
洩れ測定の手順を示すチャート図である。本実施例にお
ける圧力洩れ測定は、ステップS1からステップS8ま
での各段階を順次実行することによって行われる。ステ
ップS1の段階においては、電磁開閉弁30が閉じられ
(配管6Gが大気中に開放された状態)、電磁開閉弁4
0は開かれ、ストップ弁52,54は閉じられている。
また、マニホールドユニット90内のエアパイロット弁
60,80は開かれており、エアパイロット弁70は閉
じられている。すなわち、エアパイロット弁70が閉じ
られている以外は、図1に示される状態となっている。
この状態においては、圧力制御ユニット20で所定の測
定圧力に調整された圧力エアが、配管6Eから分岐した
配管6F,エアパイロット弁60,配管6P,6Q,6
R,エアパイロット弁80,配管6Tを通じてマスタ9
4に供給されている。一方、ワークWに通じる配管は電
磁開閉弁30とエアパイロット弁70とで遮断されてい
るので、このステップS1においてワークWが測定済み
のものから新しいものに交換される。
【0020】ワークWが配管6H,配管6Jに接続され
た後、ステップS2に移行して、ストップ弁52が開か
れる。これによって、常時作動している真空ポンプ56
によって、配管6J,6K,6Mを通じてワークW内の
空気が吸引排出される。一定時間吸引排気が行われた
後、ステップS3に移り、ストップ弁52が閉じられて
排気が停止されるとともに、エアパイロット弁60が閉
じられて、マスタ94への圧力エアの供給が停止され
る。その後、電磁開閉弁30が開かれて、配管6G,電
磁開閉弁40,配管6Hを通じて、減圧状態のワークW
内に所定の測定圧力の圧力エアが供給される。所定時間
圧力エアが供給された後に、ステップS4で電磁開閉弁
40が閉じられて、ワークWが圧力エアの供給系から遮
断される。次に、ステップS5に移り、エアパイロット
弁70が開かれる。これによって、配管6J,エアパイ
ロット弁70,配管6R,エアパイロット弁80,配管
6Tを介して、ワークWとマスタ94とが連通した状態
となり、ワークW,マスタ94内の圧力エアの圧力のバ
ランスがとられる。続いて、ステップS6でエアパイロ
ット弁80が閉じられて、ワークWとマスタ94との連
通が遮断される。
【0021】そして、この状態でステップS7におい
て、圧力洩れの測定が行われる。この測定段階におい
て、ワークWからの空気洩れがある場合には、差圧セン
サ92の左室に加わる圧力は次第に低下するのに対して
差圧センサ92の右室に加わる圧力は変化しないため、
両者の差圧が検出される。これに対して、ワークWから
の空気洩れがない場合には、差圧センサ92の両室の圧
力は同一に保たれるため、差圧センサ92で測定される
差圧はゼロとなる。従って、差圧センサ92からの出力
信号を図示しない制御ユニットで解析することによっ
て、ワークWからの空気洩れの有無とその大きさを測定
できる。かかる測定操作がステップS7において行われ
て、圧力洩れ測定装置2による圧力洩れ測定は終了す
る。その後、ステップS8において圧力エアの放出操作
が行われる。すなわち、まずエアパイロット弁70が閉
じられた後、電磁開閉弁40が開かれるとともに電磁開
閉弁30が閉じられる。これによって、配管6H,電磁
開閉弁40,配管6Gを通じて、ワークW内の圧力エア
が電磁開閉弁30の弁室34Bから大気中に放出され
る。同時に、エアパイロット弁60及び80が開かれ
て、再びマスタ94に圧力エアが供給される。すなわ
ち、ステップS1の最初の状態に戻る。
【0022】このようにして、一つのワークWに対し
て、ステップS1からステップS8までの各段階が順次
実行されることによって、ワークWの圧力洩れの測定が
行われる。ここで、ステップS3でワークW内に測定圧
力の圧力エアが供給される前に、ステップS2において
ワークW内の空気が真空ポンプ56によって排出され
る。すなわち、ワークW内の空気が除去されてワークW
内が減圧状態とされた後に、圧力エアが導入される。こ
れによって、圧力エアの導入に伴う空気の断熱圧縮が起
こらないので、圧力エアの導入後の温度変化に起因する
圧力変動も生じない。従って、圧力エアの導入後、ワー
クW内の温度の安定を待つ必要がなく、直ちに圧力洩れ
測定を開始することができる。このようにして、ワーク
W内部の空気の断熱圧縮に起因する気圧変動を防止する
ことによって、短時間で精密な圧力洩れの測定を行うこ
とができる。
【0023】なお、図2においては、各ステップS1〜
S8がほぼ等しい時間で実行されるように図示されてい
るが、実際には各ステップに要する時間は異なってお
り、ワークWの大きさ,測定圧力等に応じて、適切に設
定される。また、本実施例においては、圧力エアを導入
する前にワークW内を減圧する方法として、真空ポンプ
56によって排気する方法を用いているが、ワークWを
冷却することによってワークW内を減圧状態とする方法
等を用いても良い。
【0024】実施例2 次に、本発明を具現化した実施例2について、図3を参
照して説明する。図3は本実施例の圧力洩れ測定方法に
用いられる圧力洩れ測定装置102の全体構成を示すブ
ロック図である。本実施例は、主として請求項2に記載
された発明に対応するものである。図3に示されるよう
に、本実施例の圧力洩れ測定装置102の基本的な構成
は、実施例1とほぼ同様である。実施例1と異なるの
は、配管6Jに、真空ポンプ56の代わりに、配管6
U,開閉弁104を介してエバポレータ106が取り付
けられている点と、圧力センサ50とは異なる位置に圧
力センサ100が取り付けられている点である。エバポ
レータ106の先端は閉じられており、開閉弁104を
通過してエバポレータ106に入った空気はエバポレー
タ106内に溜められる。
【0025】さて、かかる構造を有する本実施例の圧力
洩れ測定装置102における圧力洩れ測定は、以下のよ
うにして行われる。最初に、各弁の開閉状態が実施例1
における図2のステップS1と同一の状態とされ、所定
の測定圧力に調整された圧力エアが、配管6F,エアパ
イロット弁60,配管6P,6Q,6R,エアパイロッ
ト弁80,配管6Tを通じてマスタ94に供給される。
この状態からエアパイロット弁60が閉じられて、マス
タ94への圧力エアの供給が停止される。次に、電磁開
閉弁30が開かれて、配管6G,電磁開閉弁40,配管
6Hを通じて、ワークW内に所定の測定圧力の圧力エア
が供給される。このとき、同時に開閉弁104が開かれ
て、ワークW内にあった空気が圧力エアによって配管6
J,6U,開閉弁104を通じてエバポレータ106内
に押し出される。エバポレータ106内に押し出された
空気は圧縮されるため、温度上昇が起こるが、エバポレ
ータ106の放熱機能によって短時間で常温まで冷却さ
れる。従って、エバポレータ106内における空気の発
熱がワークW内の気圧の安定に悪影響を与えることはな
い。
【0026】所定時間圧力エアが供給された後に、電磁
開閉弁40が閉じられて、ワークWが圧力エアの供給系
から遮断される。同時に、開閉弁104も閉じられる。
そして、実施例1と同様にしてワークWとマスタ94内
の圧力エアの圧力のバランスがとられた後に、エアパイ
ロット弁80が閉じられてワークWとマスタ94との連
通が遮断され、差圧センサ92による圧力洩れの測定が
行われる。このように、本実施例においては圧力エアを
導入することによって、ワークW内の空気がワークWか
らエバポレータ106内に排出される。これによって、
圧力エアの導入に伴う空気の断熱圧縮が起こらないた
め、圧力エアの導入後の温度変化に起因する圧力変動も
生じない。このようにして、本実施例の圧力洩れ測定装
置102においては、特別の排気手段,冷却手段等を用
いることなく、より簡単な構成によって短時間で精密な
圧力洩れの測定を行うことができる。
【0027】実施例3 次に、本発明を具現化した実施例3について、図4を参
照して説明する。図4は本実施例の圧力洩れ測定方法に
用いられる圧力洩れ測定装置122の全体構成を示すブ
ロック図である。本実施例は、主として請求項2に記載
された発明に対応するものである。図4に示されるよう
に、本実施例の圧力洩れ測定装置122の基本的な構成
は、実施例2とほぼ同様である。実施例2と異なるの
は、開閉弁104に、エバポレータ106の代わりに排
気消音器120が接続されている点である。かかる構造
を有する圧力洩れ測定装置122を用いた圧力洩れ測定
においては、マスタ94への圧力エアの供給が停止され
た後に、電磁開閉弁30が開かれて、配管6G,電磁開
閉弁40,配管6Hを通じて、ワークW内に所定の測定
圧力の圧力エアが供給される。このとき、同時に開閉弁
104が開かれて、ワークW内にあった空気が圧力エア
によって配管6J,6U,開閉弁104を通じて排気消
音器120から大気中に押し出される。
【0028】所定時間圧力エアが供給されると、開閉弁
104が閉じられた後に、電磁開閉弁40が閉じられ
て、ワークWが圧力エアの供給系から遮断される。そし
て、実施例1,実施例2と同様にしてワークWとマスタ
94内の圧力エアの圧力のバランスがとられた後に、エ
アパイロット弁80が閉じられてワークWとマスタ94
との連通が遮断され、差圧センサ92による圧力洩れの
測定が行われる。このように、本実施例においては圧力
エアを導入することによって、ワークW内の空気がワー
クWから排気消音器120を介して大気中に排出され
る。これによって、圧力エアの導入に伴う空気の断熱圧
縮が起こらないため、圧力エアの導入後の温度変化に起
因する圧力変動も生じない。このようにして、本実施例
の圧力洩れ測定装置122においては、特別の排気手
段,冷却手段等を用いることなく、より簡単な構成によ
って短時間で精密な圧力洩れの測定を行うことができ
る。
【0029】実施例4 次に、本発明を具現化した実施例4について、図5を参
照して説明する。図5は本実施例の圧力洩れ測定方法に
用いられる圧力洩れ測定装置142の全体構成を示すブ
ロック図である。本実施例は、主として請求項3に記載
された発明に対応するものである。図5に示されるよう
に、本実施例の圧力洩れ測定装置142の基本的な構成
は、上記の各実施例とほぼ同様である。上記の各実施例
と異なるのは、配管6Jに接続されていたエバポレータ
106,排気消音器120等がない点と、熱交換器22
の直後の配管6Eに配管径を狭めるオリフィス140が
設けられている点である。また、これに伴って、圧力セ
ンサ24の接続位置が配管6Eから配管6Dに変えられ
ている。
【0030】かかる構造を有する圧力洩れ測定装置14
2を用いた圧力洩れ測定においては、マスタ94への圧
力エアの供給が停止された後に、電磁開閉弁30が開か
れて、配管6G,電磁開閉弁40,配管6Hを通じて、
ワークW内に所定の測定圧力の圧力エアが供給される。
このとき、オリフィス140によって圧力エアの供給量
が制限されるため、ワークW内の圧力が急激に高まるこ
とがなく、圧力エアの導入に伴う空気の断熱圧縮が起こ
らないため、圧力エアの導入後の温度変化に起因する圧
力変動も生じない。このようにして、本実施例の圧力洩
れ測定装置142においては、上記の各実施例と異な
り、ワークW内への圧力エアの供給速度を遅くすること
によって、ワークW内部の空気の断熱圧縮に起因する気
圧変動を防止している。これによって、より簡単な構成
で短時間で精密な圧力洩れの測定を行うことができる。
【0031】上記の各実施例においては、圧力洩れ測定
の方法としてマスタとの差圧を比較する方式を用いてい
るが、差圧比較方式によらず、圧力センサによってワー
クからの圧力洩れに伴う気圧の絶対値の変化を測定する
方式等を用いても良い。また、差圧比較方式としても、
マスタを用いず、配管の一部を密閉してこの密閉配管内
の圧力とワーク内の圧力とを比較する方式を採ることも
できる。さらに、上記の各実施例においては、加圧気体
としてエアコンプレッサ4から供給される圧縮空気を使
用しているが、その他の気体を用いても良い。また、ワ
ークWの入口側の開閉弁として電磁ソレノイドによって
二つの弁室を交互に配管に接続する電磁開閉弁30,4
0を使用し、マニホールドユニット90内の開閉弁とし
てエアパイロット弁60,70,80を使用している
が、開閉弁としてはこの他にも種々の形式の弁を使用す
ることができる。さらに、差圧センサ92としても、ダ
イヤフラム式,ベローズ式等を始めとして、種々の方式
の差圧検出器を用いることが可能である。圧力洩れ測定
方法のその他の工程の内容や、圧力洩れ測定装置のその
他の部分の構成,材料,機能,数,大きさ,接続関係等
についても、本実施例に限定されるものではない。
【0032】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、加圧気
体を導入する前に被測定物内を減圧状態にする圧力洩れ
測定方法を創出したために、被測定物内部の空気の断熱
圧縮に起因する気圧変動を防止することによって、短時
間で精密な圧力洩れの測定を行うことができる。これに
よって、高精度の測定を効率良く行うことができる極め
て実用的な圧力洩れ測定方法となる。
【0033】また、請求項2に係る発明においては、加
圧気体を導入することによって前記被測定物内の空気を
前記被測定物から排出させる圧力洩れ測定方法を創出し
たため、簡単な構成によって短時間で精密な圧力洩れの
測定を行うことができる。これによって、低コストで高
精度の測定を効率良く行うことができる極めて実用的な
圧力洩れ測定方法となる。
【0034】また、請求項3に係る発明においては、加
圧気体の時間当たり導入量を被測定物内部において空気
の断熱圧縮が起こらない程度まで小さくした圧力洩れ測
定方法を創出したために、簡単な構成によって短時間で
精密な圧力洩れの測定を行うことができる。これによっ
て、低コストで高精度の測定を効率良く行うことができ
る極めて実用的な圧力洩れ測定方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧力洩れ測定方法の実施例1に用
いられる圧力洩れ測定装置を示すブロック図である。
【図2】圧力洩れ測定方法の実施例1における圧力洩れ
測定の手順を示すチャート図である。
【図3】本発明に係る圧力洩れ測定方法の実施例2に用
いられる圧力洩れ測定装置を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る圧力洩れ測定方法の実施例3に用
いられる圧力洩れ測定装置を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る圧力洩れ測定方法の実施例4に用
いられる圧力洩れ測定装置を示すブロック図である。
【図6】従来の圧力洩れ測定方法における被測定物内の
断熱圧縮を示す図である。
【図7】従来の圧力洩れ測定方法における被測定物内の
圧力変化を示す図である。
【符号の説明】
2 圧力洩れ測定装置 W 被測定物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野田 貴 愛知県豊田市細谷町5丁目16番地 鬼頭工 業株式会社内 (72)発明者 柘植 勝司 愛知県刈谷市一ツ 木町西新割34−2 株 式会社フクダ中部営業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に一定量の加圧気体を導入した
    後に前記被測定物からの圧力洩れを測定する圧力洩れ測
    定方法であって、 前記加圧気体を導入する前に、前記被測定物内を減圧状
    態にすることを特徴とする圧力洩れ測定方法。
  2. 【請求項2】 被測定物に一定量の加圧気体を導入した
    後に前記被測定物からの圧力洩れを測定する圧力洩れ測
    定方法であって、 前記加圧気体を導入することによって前記被測定物内の
    空気を前記被測定物から排出させることを特徴とする圧
    力洩れ測定方法。
  3. 【請求項3】 被測定物に一定量の加圧気体を導入した
    後に前記被測定物からの圧力洩れを測定する圧力洩れ測
    定方法であって、 前記加圧気体の時間当たり導入量を前記被測定物内部に
    おいて空気の断熱圧縮が起こらない程度まで小さくした
    ことを特徴とする圧力洩れ測定方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7818104B2 (en) 2007-02-23 2010-10-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Monitoring apparatus and method
JP2012117997A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Fukuda:Kk 洩れ検査装置及び方法
JP2012122756A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Fukuda:Kk 洩れ検査装置
CN103604571A (zh) * 2013-10-21 2014-02-26 杭州诺航科技有限公司 一种记号笔密封性检测设备
WO2018181105A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 芝浦メカトロニクス株式会社 ヒータ管の気体リーク検出装置及びヒータ管の気体リーク検出方法

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