JP3186438B2 - 圧力洩れ測定装置及び圧力洩れ測定方法 - Google Patents

圧力洩れ測定装置及び圧力洩れ測定方法

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JP3186438B2
JP3186438B2 JP15120494A JP15120494A JP3186438B2 JP 3186438 B2 JP3186438 B2 JP 3186438B2 JP 15120494 A JP15120494 A JP 15120494A JP 15120494 A JP15120494 A JP 15120494A JP 3186438 B2 JP3186438 B2 JP 3186438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被測定物内に加圧気
体源から加圧気体を導入して、被測定物内の圧力変化を
測定することによって、被測定物からの圧力洩れを測定
する圧力洩れ測定装置及び圧力洩れ測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジン用鋳造ブロック等の密閉
性を測定するために、被測定物の内部にエアコンプレッ
サ等の加圧気体源から圧縮空気等の加圧気体を導入し
て、被測定物からの圧力洩れを測定する方法が用いられ
る。この際、単に圧力センサによって被測定物からの圧
力洩れに伴う気圧の絶対値の変化を測定する方式では、
圧力センサの測定精度の制約があるため精度の良い圧力
洩れ測定ができない。そこで、高精度の圧力洩れ測定を
行うための装置として、被測定物とほぼ同一形状で気体
洩れのない測定用マスタ(以下、単に「マスタ」ともい
う。)を用意して、このマスタと被測定物とを差圧検出
器を介して接続し、差圧の変化を検出することによって
被測定物からの圧力洩れを測定するものが開発されてい
る。かかる差圧測定による圧力洩れ測定装置の具体例と
して、例えば、特開平4−221733号公報に記載さ
れた圧力洩れ測定装置の発明がある。この公報に記載さ
れた技術においては、被測定物とほぼ同一形状・同一容
積の測定用マスタと被測定物とが差圧検出器を介して接
続されている。そして、被測定物及びマスタ内に圧縮空
気が導入されて測定圧力に達した時点から差圧値の経時
変化を測定することによって、被測定物からの圧力洩れ
の測定が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
マスタを使用する圧力洩れ測定装置においては、被測定
物とほぼ同一形状・同一容積で、しかも圧力洩れがない
マスタを作成しなければならない。一般に複雑な形状を
有する被測定物と同一形状のマスタを圧力洩れなく作成
するのは容易でなく、マスタ作成のための費用と工数が
大きくなる。さらに、多品種生産が行われている工程に
おいては被測定物が異なるごとに新たなマスタを準備し
なければならず、マスタの交換手段も必要となることか
ら圧力洩れ検査のためのコストが著しく高くなってしま
う。また、配管も複雑になることから装置の維持保全の
工数も大きくなり、マスタを交換するため測定時間も長
くかかる。これに対して、マスタの容量を変化させるこ
とによって一台で多種類の被測定物に対応できるように
した圧力洩れ測定装置も開発されているが、かかる可変
容量式マスタは極めて高価なものとなり、コスト高の問
題は解決されない。さらに、被測定物及びマスタ内に圧
縮空気が導入される際の温度変化等により圧力変動が生
ずるため、圧力が安定するまで待たなければならず、測
定時間の短縮に限界があるという問題点があった。
【0004】そこで、本出願の請求項1から請求項
係る発明においては、マスタを使用することなく差圧検
出による圧力洩れ測定を行うことによって、低コストで
圧力洩れ測定を行うことができる圧力洩れ測定装置及び
圧力洩れ測定方法を提供することを目的とする。また、
測定操作が簡単で装置の維持管理も容易な圧力洩れ測定
装置を提供することを目的とする。請求項1及び2に係
る発明においては、マスタを使用しない圧力洩れ測定装
置において、被測定物内の加圧を速めるとともに配管内
の圧力をより均一にすることによって、短時間で精密な
圧力洩れ測定を行うことができる圧力洩れ測定装置を提
供することを目的とする。また、請求項に係る発明に
おいては、圧力が安定する過程において測定結果を求め
ることによって、測定時間を著しく短縮できる圧力洩れ
測定方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、上記の課題を解
決するために、請求項1に係る発明においては、被測定
物と独立した密閉空間との差圧を検出することによって
前記被測定物の圧力洩れを測定する圧力洩れ測定装置で
あって、加圧気体源と差圧検出器とを備えるとともに、
第一から第三の配管及び第一から第三の開閉弁を有し、
第一の配管は、前記加圧気体源を前記被測定物と接続
し、第二の配管は、前記第一の配管をバイパスするとと
もに、前記差圧検出器を備え、第一の開閉弁は、前記差
圧検出器と前記加圧気体源との間の前記第二の配管に設
けられ、第二の開閉弁は、前記第一の配管の前記加圧気
体源と前記第二の配管によってバイパスされている部分
との間と、前記第一の配管の前記第二の配管によってバ
イパスされている部分の少なくとも一方に設けられ、第
三の配管は、前記差圧検出器と前記第一の開閉弁との間
の前記第二の配管と前記被測定物とを接続し、第三の開
閉弁は、前記第三の配管に設けられ、前記独立した密閉
空間は、前記差圧検出器と前記第一の開閉弁と前記第三
の開閉弁とで挟まれる配管内部に形成可能とされている
圧力洩れ測定装置を創出した。ここで「加圧気体」と
は、圧縮空気を始めとして圧縮窒素ガス,圧縮酸素ガ
ス,圧縮アルゴンガス等の種々の気体を含むものであ
る。
【0006】また請求項2に係る発明においては、被測
定物と独立した密閉空間との差圧を検出することによっ
て前記被測定物の圧力洩れを測定する圧力洩れ測定装置
であって、加圧気体源と差圧検出器とを備えるととも
に、第一から第三の配管及び第一から第三の開閉弁を有
し、第一の配管は、前記加圧気体源を前記被測定物と接
続し、第二の配管は、前記第一の配管をバイパスすると
ともに、前記差圧検出器を備え、第一の開閉弁は、前記
第一の配管の、前記加圧気体源と前記第二の配管によっ
てバイパスされている部分との間に設けられ、第二の開
閉弁は、前記第一の配管の、前記第二の配管によってバ
イパスされている部分に設けられ、第三の配管は、前記
差圧検出器と前記第一の開閉弁との間の前記第二の配管
と、前記被測定物とを接続し、前記第三の開閉弁は、前
記第三の配管に設けられ、前記独立した密閉空間は、前
記差圧検出器と、前記第一の開閉弁と、前記第二の開閉
弁と、前記第三の開閉弁とで挟まれる配管内部に形成可
能とされている圧力洩れ測定装置を創出した。
【0007】さらに、請求項3に係る発明においては、
独立した密閉空間及び被測定物に加圧気体を導入して、
前記独立した密閉空間と前記被測定物との差圧を検出す
ることによって前記被測定物からの圧力洩れを測定する
圧力洩れ測定方法であって、前記差圧の単位時間当たり
の変化量から所定時間経過後の前記差圧の大きさを予測
することによって前記被測定物からの圧力洩れを測定す
る圧力洩れ測定方法を創出した。
【0008】
【作用】さて、発明に係る圧力洩れ測定装置は、加圧
気体が導入された被測定物と独立した密閉空間との差圧
を検出することによって、被測定物からの圧力洩れを測
定する装置である。ここで、独立した密閉空間は、圧力
洩れ測定装置の配管の一部を閉鎖することによって形成
される。従って、従来技術における測定用マスタと異な
り高度な密閉性が確保され、圧力洩れのない密閉空間が
容易に実現される。これによって、多種多様な被測定物
についてこの密閉空間との差圧を検出して高精度の圧力
洩れ測定を実施することができ、しかもマスタを使用せ
ず配管の一部を利用しているため、極めて低コストの圧
力洩れ測定装置となる。このようにして、マスタを使用
することなく差圧検出による圧力洩れ測定を行うことに
よって、低コストで圧力洩れ測定を行うことができる圧
力洩れ測定装置となる。
【0009】また、発明に係る圧力洩れ測定装置にお
いては、加圧気体源と被測定物とを接続する第一の配管
に対して第二の配管の両端が接続されており、加圧気体
のバイパス経路が設けられており、第二の配管には差圧
検出器が設けられている。そして、請求項1に係る発明
では、第一の開閉弁が前記差圧検出器と前記加圧気体源
との間の第二の配管に設けられ、第二の開閉弁が前記第
一の配管の前記加圧気体源と前記第二の配管によってバ
イパスされている部分との間と、前記第一の配管の前記
第二の配管によってバイパスされている部分の少なくと
も一方に設けられ、第三の開閉弁が前記差圧検出器と前
記第一の開閉弁との間の第二の配管と被測定物とを接続
する第三の配管に設けられている。そして、差圧検出器
と、第一の開閉弁と、第三の開閉弁とで挟まれる配管内
部が、第一及び第三の開閉弁を閉じることによって独立
した密閉空間に形成される。また、請求項2に係る発明
では、第一の開閉弁が、前記第一の配管の前記加圧気体
源と前記第二の配管によってバイパスされている部分と
の間に設けられ、第二の開閉弁が、前記第一の配管の前
記第二の配管によってバイパスされている部分に設けら
れ、第三の開閉弁が、前記第二の配管の前記差圧検出器
と前記第一の開閉弁との間から延びる第三の配管に設け
られている。そして、差圧検出器と、第一の開閉弁と、
第二の開閉弁と、第三の開閉弁とで挟まれる配管内部
が、各開閉弁を閉じることによって独立した密閉空間に
形成される。一方、被測定物は、第一の配管から第二の
配管を通じて差圧検出器に接続されている。かかる構成
によって、加圧気体源から第一の配管を通じて被測定物
に加圧気体が導入された後に第一の開閉弁、第二の開閉
弁及び第三の開閉弁が閉じられることによって、独立し
た密閉空間と被測定物との差圧が差圧検出器によって検
出される。従って、密閉度が高度に保たれた密閉空間と
被測定物との差圧を検出することができる。しかも、必
要最小限の配管構成によって差圧検出による圧力洩れを
測定しているため、極めて低コストの圧力洩れ測定装置
となる。このようにして、マスタを使用しない圧力洩れ
測定装置を簡単な配管構成で実現することによって、測
定操作が簡単で装置の維持管理も容易な圧力洩れ測定装
置となる。
【0010】また、発明に係る圧力洩れ測定装置は、
一端が第一の開閉弁と差圧検出器との間において第二の
配管に接続され他端が被測定物に接続された第三の配
管と、この第三の配管に設けられた第三の開閉弁とが設
けられた構成を有している。従って、加圧気体源から第
一の配管及び第三の配管の二つの経路によって被測定物
に加圧気体を導入できるため、被測定物内の圧力を速く
測定圧力まで高めることができる。さらに、この第三の
配管によって第二の配管のうち独立した密閉空間となる
部分と被測定物とを連通させることができるため、両者
の圧力差を小さくでき、配管内の圧力がより速く安定す
ることから測定時間を短縮できる。そして、差圧測定時
には第三の開閉弁を閉じることによって被測定物との連
通が遮断される。このようにして、被測定物内の加圧を
速めるとともに配管内の圧力をより均一にすることによ
って、短時間で精密な圧力洩れ測定を行うことができる
圧力洩れ測定装置となる。
【0011】さらに、請求項の発明に係る圧力洩れ測
定方法においては、独立した密閉空間と被測定物との差
圧を検出するに際して、差圧の単位時間当たりの変化量
から所定時間経過後の差圧の大きさを予測する方式を採
用している。従って、圧力が安定する過程における差圧
の変化率から所定時間経過後の差圧を予測して圧力洩れ
の大きさを求めることができるため、圧力が安定するま
で待つ必要がなく、極めて短時間に圧力洩れ測定を行う
ことができる。このようにして、圧力が安定する過程に
おいて測定結果を求めることによって、測定時間を著し
く短縮できる圧力洩れ測定方法となる。
【0012】
【実施例】実施例1 次に、本発明を具現化した実施例1について図1及び図
2を参照して説明する。まず、本実施例の圧力洩れ測定
装置の基本的な構成及び操作について、図1を参照して
説明する。図1(A)は本実施例の圧力洩れ測定装置2
の基本的構成を示すブロック図であり、図1(B)は開
閉弁の開閉を示すチャート図である。図1(A)に示さ
れる圧力洩れ測定装置2は、加圧気体源4と、加圧気体
源4を被測定物W及び差圧検出器8と接続する配管系及
び配管系に設けられた開閉弁20,30,40を中心と
して構成されている。加圧気体源4は配管10Aによっ
て開閉弁20に接続され、開閉弁20の他端は配管10
Bに接続されている。配管10Bは分岐部14Aにおい
て配管10Cと配管12Aに分岐している。配管10C
は開閉弁30に接続され、開閉弁30の他端は配管10
Dに接続されている。配管10Dは、分岐部14Bにお
いて配管10Eと配管12Cに分岐しており、配管10
Eは被測定物Wに接続され、配管12Cは差圧検出器8
の測定部の片側に接続されている。一方、配管12Aは
開閉弁40に接続され、開閉弁40の他端は配管12B
に接続されている。配管12Bは、差圧検出器8の測定
部のもう一方の側に接続されている。配管12Bにはエ
アチャンバACが接続されている。
【0013】かかる構成を有する圧力洩れ測定装置2に
おいて、加圧気体が導入された被測定物Wと独立した密
閉空間とされた配管12Bとの差圧を差圧検出器8で測
定することによって、被測定物Wの圧力洩れが測定され
る。すなわち、図1(B)に示されるように、まず開閉
弁20,30,40が全て開けられて、加圧気体源4か
ら被測定物W及び配管12B内に加圧気体が導入され
る。続いて、一定時間だけ開閉弁20のみが閉じられ
て、被測定物W内の気圧と配管12B内の気圧との平衡
が図られる。その後、開閉弁30,40が閉じられて、
開閉弁40と差圧検出器8で挟まれた配管12Bとエア
チャンバACが独立した密閉空間とされる。この密閉空
間12BとエアチャンバAC内の気圧と被測定物W内の
気圧との差圧が、差圧検出器8において測定される。こ
こで、開閉弁40と差圧検出器8で挟まれた配管12B
の部分とエアチャンバACは、洩れのない独立した密閉
空間と見做せる。また、平衡操作によって配管12B内
の気圧と被測定物W内の気圧は一旦平衡に達しているこ
とから、被測定物Wからの気体洩れがない場合には、差
圧検出器8で測定される差圧はゼロとなる。これに対し
て、被測定物Wからの気体洩れがあれば、差圧検出器8
によって気体洩れ分だけの差圧が検出されることにな
る。なおこの実施例では、エアチャンバACが設けられ
ているために、差圧の検出感度が向上している。
【0014】圧力洩れ測定装置2のより具体的な構成と
測定の手順について、図2を参照して説明する。図2
(A)は圧力洩れ測定装置2の具体的構成を示す配管図
であり、図2(B)は圧力洩れ測定の手順を示すチャー
ト図である。図2(A)に示されるように、圧力洩れ測
定装置2は加圧気体源としてエアコンプレッサ4を用い
ている。エアコンプレッサ4は、圧縮空気中の粉塵等を
除去するエアフィルタ6を介して、配管10Aによって
電磁方向弁20に接続されている。電磁方向弁20の対
向するポートには、配管10Bが接続されている。この
電磁方向弁20は三つの弁室24A,24B,24Cを
有しており、電磁ソレノイド22の非作動時には、スプ
リング26の付勢力によって、弁室24Cが配管10A
及び配管10Bに接続される。すなわち、図2(A)に
示される状態となる。このとき、配管10Aは閉状態の
ポートに接続され、一方配管10Bは排気消音器28に
通ずるポートに接続された状態となる。これによって、
配管10B以降の配管及び被測定物W,差圧検出器8内
に残留していた圧縮空気が、排気消音器28から大気中
に放出される。
【0015】一方、図示しない制御ユニットからの制御
信号によって電磁ソレノイド22が励磁されると、弁室
24A,24B,24Cがスプリング26の付勢力に抗
して移動する。励磁力が低い状態に制御された場合に
は、中央の弁室24Bが配管10Aに接続される。これ
によって、配管10A,配管10Bはいずれも閉状態の
ポートに接続され、配管10Bとエアコンプレッサ4及
び排気消音器28の間は遮断されて、配管10B以降の
配管系が密閉された状態となる。さらに、励磁力が高い
状態に制御された場合には、弁室24Aが配管10Aに
接続される。これによって、配管10Aと配管10Bが
接続された状態となり、エアコンプレッサ4から圧縮空
気が配管系に供給される。
【0016】配管10Bは分岐部14Aで配管10Cと
配管12Aに分岐し、配管10Cは電磁開閉弁30に接
続され、配管12Aは電磁開閉弁40に接続されてい
る。電磁開閉弁30は二つの弁室34A,34Bを有し
ており、電磁ソレノイド32の非作動時においては、ス
プリング36の反発力によって、閉状態の弁室34Bが
配管10Cに接続されている。一方、電磁ソレノイド3
2が作動すると、弁室34A,34Bがスプリング36
の反発力に抗して移動して、開状態の弁室34Aが配管
10Cに接続される。電磁開閉弁40も、電磁開閉弁3
0と同様の構造を有している。電磁開閉弁30の他端は
配管10Dに接続されており、配管10Dは分岐部14
Bにおいて配管10Eと配管12Cに分岐している。配
管10Eは被測定物Wに接続され、配管12Cは差圧セ
ンサ8に接続されている。さらに、分岐部14Bには圧
力センサ16Aも接続されている。一方、電磁開閉弁4
0の他端は配管12Bに接続されており、配管12Bは
差圧センサ8に接続されている。また、配管12Bの途
中には、圧力センサ16BとエアチャンバACが接続さ
れている。
【0017】かかる構成を有する圧力洩れ測定装置2に
よる圧力洩れ測定の各段階について、図2(A)及び図
2(B)を参照しつつ説明する。ここで、Pm1は圧力セ
ンサ16Bによって測定される圧力を示し、圧力PX1
圧力センサ16Aによって測定される圧力を、またPW1
は被測定物W内の圧力を示す。図2(B)に示されるよ
うに、まず加圧操作として、電磁弁20,30,40が
全て開状態(弁室24A,34A,44Aが接続された
状態)とされる。これによって、エアコンプレッサ4か
ら配管10A,10B,10C,10D及び10Eを通
じて、被測定物W内に圧縮空気が導入され、また配管1
2C内にも圧縮空気が導入される。同時に、配管10
A,10B,12Aを通じて,配管12Bとエアチャン
バAC内にも圧縮空気が導入される。かかる加圧操作が
所定時間T1だけ行われた後、電磁方向弁20が切替え
られてエアコンプレッサ4からの圧縮空気の供給が遮断
される。この段階では電磁開閉弁30,40は開けられ
ているために、配管12A,12B及び配管10C,1
0D,10E,被測定物Wからなる密閉空間が一時的に
形成される。かかる状態が所定時間T2だけ維持される
ことによって、被測定物W及び配管10C,…,12B
内の圧力が均等化され、圧力Pm1とPX1とが平衡に達す
る。
【0018】なお、この平衡段階において圧力センサ1
6A,16Bによる測定圧力PX1,Pm1が降下する場合
には、被測定物Wあるいは配管系に大きな洩れがあると
判断して、測定を中止する。かかる平衡操作が所定時間
T2だけ行われた後に、電磁開閉弁30,40が閉じら
れて配管12BとエアチャンバACが独立した密閉空間
とされ、差圧センサ8によって被測定物Wと配管12B
の差圧が測定される。この検出段階において、被測定物
Wからの空気洩れがある場合には、圧力Pm1は変化しな
いのに対して圧力PX1は低下するため、両者の差圧が検
出される。これに対して、被測定物Wからの空気洩れが
ない場合には、圧力PX1は圧力Pm1と同じ値に保たれる
ため、差圧センサ8で測定される差圧はゼロとなる。従
って、差圧センサ8からの出力信号を図示しない制御ユ
ニットで解析することによって、被測定物Wからの空気
洩れの有無とその大きさを測定できる。かかる検出操作
が所定時間T3だけ行われて、圧力洩れ測定装置2によ
る圧力洩れ測定は終了する。
【0019】以上のようにして、本実施例の圧力洩れ測
定装置2においては、簡単な構成で精度良く、被測定物
Wからの空気洩れの有無とその大きさを測定することが
できる。なお、測定終了後には、各電磁弁20,30,
40の電磁ソレノイド22,32,42の作動が解除さ
れることによって弁室24C,34B,44Bが各配管
に接続され、被測定物W及び配管系内の圧縮空気が排気
消音器28から排出される。このように、本実施例の圧
力洩れ測定装置2においては従来技術のようなマスタを
使用することなく、装置を構成する配管10A,10
B,12A,12Bの一部12Bを電磁開閉弁40で閉
鎖して形成される独立した密閉空間との差圧を検出する
ことによって、圧力洩れ測定を行っている。従って、圧
力洩れ測定装置2の構成を組み替えることなく、多種類
の被測定物Wについて差圧測定ができ、低コストで圧力
洩れ測定を行える圧力洩れ測定装置となる。
【0020】本実施例は、電磁弁20,30,40の全
てが必須のものではなく、電磁弁20,30のいずれか
を省略することも可能である。また、電磁弁40を廃し
て電磁弁20,30のみでも、同様の測定を行うことが
できる。本実施例においては、加圧気体としてエアコン
プレッサ4から供給される圧縮空気を使用しているが、
その他の気体を用いても良い。また、本実施例では、開
閉弁として電磁ソレノイドによって二つの弁室を交互に
配管に接続する電磁開閉(方向)弁20,30,40を
使用しているが、開閉弁としてはこの他にも種々の形式
の弁を使用することができる。さらに、差圧センサ8と
しても、ダイヤフラム式,ベローズ式等を始めとして、
種々の方式の差圧検出器を用いることが可能である。圧
力洩れ測定装置のその他の部分の構成,形状,大きさ,
材料,数,接続関係等についても、本実施例に限定され
るものではない。
【0021】実施例2 次に、本発明を具現化した実施例2について、図3及び
図4を参照して説明する。まず、本実施例の圧力洩れ測
定装置の基本的構成及び操作について図3を参照して説
明する。図3(A)は本実施例の圧力洩れ測定装置52
の基本的構成を示すブロック図であり、図3(B)は開
閉弁の開閉を示すチャート図である。図3(A)に示さ
れる圧力洩れ測定装置52は、実施例1と同様に、加圧
気体源54と、加圧気体源54を被測定物W及び差圧検
出器58と接続する配管系、及び配管系に設けられた開
閉弁70,80,90,100を中心として構成されて
いる。これらのうち、加圧気体源54,被測定物W,差
圧検出器58及び開閉弁70,80,90の接続関係
は、実施例1と同様である。実施例1と異なるのは、独
立した密閉空間となる配管62B,64Bと被測定物W
とが配管62C,62Dによって接続され、さらに配管
62Cと62Dの間に開閉弁100が設けられている点
である。なお配管62B,64B又は62Cのいずれか
に、エアチャンバACを接続することが好ましい。この
エアチャンバACが接続されていると、第1実施例と同
様、検出感度が向上する。本実施例は主として請求項
の発明に対応するものであり、力洩れ測定装置52にお
いては、これらの配管62C,62Dの存在によって被
測定物W内の圧力がより速く測定圧力に到達するととも
に、差圧測定の対象となる配管64Bと被測定物Wとの
間での圧力平衡がより短時間で達成される。
【0022】かかる構成の圧力洩れ測定装置52におけ
る測定では、図3(B)に示されるように、まず開閉弁
70,80,90,100が全て開けられ、加圧気体源
54から被測定物W及び配管62B,…内に加圧気体が
導入される。続いて開閉弁70,80,90が閉じら
れ、一定時間だけ開閉弁100のみが開状態とされて、
被測定物Wと配管62B,62C,64Bとの気圧の平
衡が図られる。その後、開閉弁100も閉じられて、開
閉弁90,100と差圧検出器8で挟まれた配管62
B,62C,64Bが独立した密閉空間とされる。この
密閉空間内の気圧と被測定物W内の気圧との差圧が差圧
検出器58において測定され、気体洩れがあれば気体洩
れ分だけの差圧が検出される。ここで、実施例1と異な
るのは、密閉空間62B,62C,64Bと被測定物W
との気圧の平衡が、両者を配管62Dで連通させること
によって行われる点である。このように、密閉空間とな
る部分と被測定物Wとを直接連通させることができるた
め、両者の圧力差を小さくでき、配管内の圧力をより速
く安定させることができる。
【0023】次に、圧力洩れ測定装置52のより具体的
な構成及び測定の手順について、図4を参照して説明す
る。図4(A)は圧力洩れ測定装置52の具体的構成を
示す配管図であり、図4(B)は圧力洩れ測定の手順を
示すチャート図である。圧力洩れ測定装置52において
も加圧気体源としてエアコンプレッサ54を用いてお
り、圧縮空気中の粉塵等を除去するエアフィルタ56を
介して、配管60Aによって電磁方向弁70に接続され
ている。以下、配管60B,60C,60D,60E,
62A,62B,64A,64B,電磁開閉弁80,9
0,差圧センサ58及び被測定物Wの接続関係は、実施
例1と同様である。これに加えて圧力洩れ測定装置52
では、接続部66Cにおいて配管62Cが配管62B,
64Bに接続されている。配管62Cは電磁開閉弁10
0に接続され、電磁開閉弁100の他端は配管62Dを
介して被測定物Wに接続されている。なお、配管62D
と配管60Eの被測定物Wへの接続位置は異なってい
る。配管62CにエアチャンバACを接続することで、
検出感度を向上させることが好ましい。
【0024】電磁方向弁70は、実施例1の電磁方向弁
20と異なり、二つの弁室74A,74Bを有してい
る。電磁ソレノイド72の非作動時には、スプリング7
6の付勢力によって、弁室74Bが配管60A及び配管
60Bに接続される。すなわち、図4(A)に示される
状態となる。このとき、配管60Aは閉状態のポートに
接続され、一方配管60Bは排気消音器78に通ずるポ
ートに接続された状態となる。これによって、配管60
B以降の配管及び被測定物W,差圧検出器58内に残留
していた圧縮空気が、排気消音器78から大気中に放出
される。一方、図示しない制御ユニットからの制御信号
によって電磁ソレノイド72が励磁されると、弁室74
A,74Bがスプリング76の付勢力に抗して移動し、
弁室74Aが配管60Aに接続される。これによって、
配管60Aと配管60Bが接続され、エアコンプレッサ
54から圧縮空気が配管系に供給される。なお、電磁開
閉弁80,90,100の構造は、実施例1の電磁開閉
弁30,40と同様である。
【0025】かかる構成を有する圧力洩れ測定装置52
による圧力洩れ測定の各段階について、図4(A)及び
図4(B)を参照しつつ説明する。ここで、Pm2は圧力
センサ68Bによって測定される圧力であり、圧力PX2
は圧力センサ68Aによって測定される圧力を示し、P
W2は被測定物W内の圧力を示す。まず、加圧段階として
所定時間T4の間、開閉弁70,80,90,100が
全て開状態(弁室74A,84A,94A,104Aが
接続された状態)となり、エアコンプレッサ4から被測
定物W及び各配管内に圧縮空気が導入される。ここで、
圧力洩れ測定装置52においては、配管60C,60
D,60Eからのみならず、配管62A,62B,62
C,62Dからも圧縮空気が供給されるため、被測定物
W内の圧力をより速く測定圧力に到達させることができ
る。続いて電磁開閉弁80,90が閉じられ、さらに電
磁方向弁70が切替えられてエアコンプレッサ54から
の圧縮空気の供給が遮断される。なお、図4(B)にお
いては電磁方向弁70と電磁開閉弁80,90とを同時
に切り替えるように示されているが、実際には完全に同
時ではなく、まず電磁開閉弁80,90を閉じて配管系
の密閉を確保してから、電磁方向弁70が切替えられ
る。これによって、被測定物W及び配管60D,…,6
2B内の圧力が均等化され、この所定時間T5の平衡段
階によって、圧力Pm2とPX2とが平衡に達する。
【0026】ここで、圧力洩れ測定装置52において
は、配管62C,62Dがあるために、差圧測定の対象
となる配管64Bと被測定物Wとの間での圧力平衡が速
く達成される。なお、この平衡段階において圧力センサ
68A,68Bによる測定圧力PX2,Pm2が降下する場
合には、被測定物Wあるいは配管系のどこかに大きな洩
れがあると判断して、測定を中止する。かかる平衡段階
の後に、開閉弁100が閉じられて配管62B,62
C,64Bが独立した密閉空間とされ、差圧センサ58
によって被測定物Wと配管62B,62C,64Bの差
圧が測定される。かかる検出段階において、被測定物W
からの空気洩れがある場合には、圧力Pm2は変化しない
のに対して圧力PX2は低下するため、差圧の変化として
表れる。これに対して、被測定物Wからの空気洩れがな
い場合には、圧力PX2は圧力Pm2と同じ値に保たれるた
め、差圧センサ58で測定される差圧はゼロとなる。従
って、差圧センサ58からの出力信号を図示しない制御
ユニットで解析することによって、被測定物Wからの空
気洩れの有無とその大きさを測定できる。
【0027】測定終了後は、開閉弁70,80,90,
100の電磁ソレノイド72,…,102の作動が解除
されて弁室74B,…,104Aが各配管に接続され、
被測定物W及び各配管内の圧縮空気が排気消音器28か
ら排出される。このように本実施例の圧力洩れ測定装置
52では、配管60C,60D,60Eと配管62A,
62B,62C,62Dの二系統でエアコンプレッサ5
4から被測定物Wへ圧縮空気を供給することによって、
被測定物W内の圧力をより速く測定圧力に到達させるこ
とができる。また、独立した密閉空間となる配管62
B,64Bと被測定物Wとが配管62C,配管62Dで
接続されているため、密閉空間62B,64Bと被測定
物Wとの圧力平衡がより短時間で達成される。このよう
にして、短時間で高精度の圧力洩れ測定を行うことがで
きる圧力洩れ測定装置となる。
【0028】実施例3 次に、本発明を具現化した実施例3について、図5〜図
7を参照して説明する。まず、本実施例の圧力洩れ測定
装置の基本的構成及び操作について図5を参照して説明
する。図5(A)は本実施例の圧力洩れ測定装置112
の基本的構成を示すブロック図であり、図5(B)は開
閉弁の開閉を示すチャート図である。図5(A)に示さ
れる圧力洩れ測定装置112も、実施例1,2と同様
に、加圧気体源114,差圧検出器118,これらと被
測定物Wを接続する配管系及び開閉弁130,140を
中心として構成されている。但し、本実施例では、これ
らの接続の順序及び配管系の構成が実施例1,2とはか
なり異なっている。本実施例においては、閉ループ状に
形成された配管系の一部124Bによって、独立した密
閉空間が構成される。さらに、この独立した密閉空間と
なる配管124Bが、加圧気体源114に対して被測定
物Wよりも後方(二次側)に接続されている点が特徴で
ある。かかる構成によって、本実施例の圧力洩れ測定装
置112においては、被測定物W内の圧力がより速く測
定圧力に到達するとともに、差圧測定の対象となる配管
124Bと被測定物Wとの気圧差がなくなり、圧力平衡
が速く達成される。
【0029】具体的には、図5(A)に示されるよう
に、加圧気体源114は、配管120A,開閉弁13
0,配管120Bを介して被測定物Wに接続されてい
る。被測定物Wの配管120Bの接続部分と対向する位
置には、配管122Aが接続され、この配管122Aか
らは配管122B及び配管124Aが分岐している。配
管122Bは差圧検出器118の測定部の一方に接続さ
れ、配管124Aは開閉弁140,配管124Bを介し
て差圧検出器118の他方の測定部に接続されている。
このようにして、配管122B,差圧検出器118,配
管124B,開閉弁140,配管124Aによって、差
圧検出のための閉ループ状の配管系が形成されている。
この実施例の場合も、配管124Bにエアチャンバを接
続することが好ましく、エアチャンバACを接続する
と、検出感度は向上する。
【0030】かかる構成の圧力洩れ測定装置112にお
ける測定では、図5(B)に示されるように、まず開閉
弁130,140が共に開けられ、加圧気体源114か
ら被測定物W内に加圧気体が導入される。加圧気体は、
被測定物Wの二次側に接続された配管122Aから、さ
らに閉ループ状配管122B,124A,124B内に
導入される。続いて開閉弁130が閉じられ、一定時間
だけ開閉弁140のみが開状態とされて、被測定物Wと
閉ループ状配管122B,…との気圧の平衡が図られ
る。その後、開閉弁140が閉じられて、開閉弁140
と差圧検出器118で挟まれた配管124Bが独立した
密閉空間とされる。この密閉空間内の気圧と被測定物W
内の気圧との差圧が差圧検出器118において測定さ
れ、気体洩れがあれば気体洩れ分だけの差圧が検出され
る。
【0031】次に、圧力洩れ測定装置112のより具体
的な構成と測定の手順について、図6を参照して説明す
る。図6(A)は圧力洩れ測定装置112の具体的構成
を示す配管図であり、図6(B)は圧力洩れ測定の手順
を示すチャート図である。圧力洩れ測定装置112にお
いても加圧気体源としてエアコンプレッサ114を用
い、配管126Aには、圧縮空気中の粉塵等を除去する
エアフィルタ116が取り付けられている。配管126
Aは、配管126B及び配管126Cに分岐しており、
配管126Bは圧力レギュレータ150を介して電磁方
向弁170の一方の入力ポートに接続されている。配管
126Bには、圧力レギュレータ150による圧力を測
定するための圧力ゲージ156が取り付けられており、
圧力レギュレータ150による圧力は調節ねじ152に
よって調節される。配管126Cは、増圧レギュレータ
160を介して、電磁方向弁170の他方の入力ポート
に接続されている。増圧レギュレータ160は、供給さ
れた圧縮空気の圧力を圧力レギュレータ150よりも高
圧にするように調節されている。配管126Cには、増
圧レギュレータ160による圧力を測定するための圧力
ゲージ162が取り付けられている。
【0032】電磁方向弁170の出力ポートには配管1
26Dが接続されており、以下、電磁方向弁180,配
管120A,電磁開閉弁130,配管120Bを介し
て、被測定物Wに接続されている。被測定物Wの配管1
20Bの接続部に対向する位置には、配管122Aが接
続されており、この配管122Aに配管122B以下の
閉ループ配管系が接続されている。なお、配管122A
の途中には、圧力検出センサ164が取り付けられてい
る。閉ループ配管系は、差圧センサ118の一方に接続
された配管122Bと、差圧センサ118の他方に接続
された配管124B、そして配管124Bから電磁開閉
弁140,電磁方向弁190を介して配管122Bに接
続された配管124AIによって構成されている。配管
124BにエアチャンバACを接続するようにしてもよ
い。電磁方向弁170,180,190の構造は前述の
電磁方向弁20等と同様であり、電磁開閉弁130,1
40の構造は電磁開閉弁30等と同様である。
【0033】かかる構成を有する圧力洩れ測定装置11
2による圧力洩れ測定の各段階について、図6(A)及
び図6(B)を参照しつつ説明する。なお、Pm3は配管
124Bにおける気圧を表し、圧力PX3は圧力センサ1
64によって測定される気圧を、PW3は被測定物W内の
気圧を示す。図6(B)に示されるように、まず、所定
時間T7の加圧操作が実行される。最初に予備加圧とし
て、所定時間ΔT7の間、電磁方向弁170及び180
が電磁ソレノイド172,182の励磁状態(弁室17
4A,184Aが接続された状態)となる。これによっ
て配管126Bは閉状態となり、配管126Cが配管1
26Dと連通する。また、電磁方向弁180は開状態と
なる。一方、電磁開閉弁130,140及び電磁方向弁
190は電磁ソレノイドが非励磁であり、いずれも開状
態となっている。
【0034】従って、エアコンプレッサ114から供給
された圧縮空気は、増圧レギュレータ160によって高
圧に調節されて、配管120A,120Bを介して被測
定物W内に供給される。そして、さらに配管122Aを
介して配管122B以下の閉ループ配管系に導入され
る。所定時間ΔT7の経過後、電磁方向弁170が切替
えられて配管126Cが閉じられ、配管126Bが配管
126Dと連通する。これによって、今度は圧力レギュ
レータ150で測定圧力に調節された圧縮空気が、被測
定物W及び配管系に供給される。このように、最初に測
定圧力より高圧の圧縮空気を、次に測定圧力の圧縮空気
を供給するという二段階の加圧を行うことによって、圧
縮空気が被測定物W内に導入される際の温度変化等によ
る圧力変動を最小限に抑えることができる。また、圧縮
空気が被測定物Wを経て配管122B以下の閉ループ配
管系に供給されることによって、両者の圧力差が解消さ
れる。
【0035】かかる加圧操作が時間T7の間行われた
後、平衡操作が行われる。すなわち、電磁方向弁180
及び電磁開閉弁130が切替えられて、エアコンプレッ
サ114からの圧縮空気の供給が遮断される。なお、図
6(B)では電磁弁180と130とを同時に切り替え
るように示されているが、実際には圧縮空気が逃げるの
を防止するために、電磁開閉弁180の切替えが僅かに
遅れて行われる。一方、電磁開閉弁140,電磁方向弁
190は開状態のままとされ、被測定物Wと閉ループ配
管系との連通が保たれる。この状態(零平衡状態)が所
定時間ΔT8だけ維持されることによって、被測定物W
及び閉ループ配管系内の圧力がより均等化されて安定す
る。かかる零平衡操作の後、電磁開閉弁140及び電磁
方向弁190が切替えられて、弁室144Aと弁室19
4Aが配管に接続された状態となる。このときもまず電
磁開閉弁140が閉じ、次に電磁方向弁190が切替え
られる。この結果、配管124AIと配管124Bの連
通が遮断され、電磁開閉弁140と差圧センサ118に
挟まれた配管124Bが独立した密閉空間となる。これ
に伴って、電磁開閉弁140と電磁方向弁190に挟ま
れた配管内の空気は、電磁方向弁190の排気消音器1
98から大気中に排出される。
【0036】この弁操作から所定時間(=T8−ΔT
8)経過後に、差圧検出段階に入る。このような待ち時
間(T8−ΔT8)を設けるのは、電磁開閉弁140と
電磁方向弁190の切換え時に一時的に生ずる微小な差
圧を解消させるためである。差圧検出段階においては、
所定の検出時間T9経過後の差圧センサ118の測定値
(出力電圧)が、図示しない制御ユニットに入力され
る。そして、平衡段階から検出段階に切り替わった時点
における差圧センサ118の出力電圧を基準として、予
め求められた計算式から圧力洩れ量を算出して出力す
る。測定終了後は、図6(B)に示されるように、電磁
開閉弁130,140及び電磁方向弁190の電磁ソレ
ノイドの励磁が解除されて連通状態とされ、被測定物W
及び各配管内の圧縮空気が電磁方向弁180の排気消音
器186から排出される。
【0037】次に、圧力洩れ測定装置112による具体
的な測定結果について、図7を参照して説明する。図7
は、本実施例の圧力洩れ測定装置112による測定にお
ける圧力と差圧の変化を示すグラフである。圧力は図6
(A)の圧力センサ164で測定される圧力であり、差
圧は差圧センサ118で測定される差圧である。なお、
この差圧は、被測定物W側の圧力が高く、密封配管側の
圧力が低い場合を正とし、その反対のときを負としてい
る。図7に示されるように、前述した予備加圧段階にお
いては測定圧力より高圧に調節された圧縮空気が供給さ
れるため、圧力センサ164の測定値は、一旦測定圧力
を越える。予備加圧終了後には測定圧力に調節された圧
縮空気が供給されるため、圧力値は測定圧力まで下がっ
て安定する。この予備加圧の過程で、閉ループ配管の配
管122B側と、二つの電磁弁190,140を介する
配管124B側とでは管路抵抗が微妙に異なるため、図
7のように差圧センサ118で差圧が検出される。そこ
で、この現象を利用して、検出される差圧の絶対値が大
きくなるように閉ループ配管の各配管長さを変えたり、
必要なら絞り弁を入れる等することによって、以下の検
出段階における検出感度を向上させることができる。ま
た、この予備加圧段階において所定値以上の圧力変動が
発生した場合には、被測定物に孔が存在する等の異常と
判定して、測定を中断して検査する。
【0038】続く平衡段階及び検出段階では、被測定物
Wからの圧力洩れがない場合には、圧力センサ164の
測定値は実線で示されるように加圧段階で安定した一定
の圧力に保たれる。ここで、零平衡段階の終了時点にお
いて、図6(B)に示されるように電磁弁140,19
0が同時に切り替えられるために、図7に示されるよう
な差圧が一時的に発生する。この差圧は微小なものであ
り、平衡段階の終了時点では解消されている。一方、圧
力洩れがある場合には、破線で示されるように一定の値
とならずに圧力が降下し続ける。従って、差圧センサ1
18の測定値も、圧力洩れがない場合には実線で示され
るようにゼロを維持し、圧力洩れがある場合には破線で
示されるように一定の値とならずに差圧の絶対値が増加
し続ける。従って、図示しない制御ユニットにおいて、
所定の検出時間T9経過後の差圧センサ118の測定値
(出力電圧)を平衡段階終了時の出力電圧と比較するこ
とによって、被測定物Wからの空気洩れの有無とその大
きさを算出することができる。
【0039】以上説明したように、本実施例の圧力洩れ
測定装置112においては、エアコンプレッサ114に
対して被測定物Wの二次側に密閉空間となる閉ループ配
管系を接続しているために、被測定物W内と閉ループ配
管内系の圧力を等しくすることができる。従って、被測
定物Wと配管間の空気の移動が起こらず、圧力が安定す
るため、高精度の測定が可能になるとともに、短時間で
測定することができる。
【0040】実施例4 次に、本発明を具現化した実施例4について、図8及び
図9を参照して説明する。まず、本実施例の圧力洩れ測
定装置の基本的構成と測定の手順について、図8を参照
しつつ説明する。図8(A)に示されるように、本実施
例の圧力洩れ測定装置202は、図6(A)の実施例3
の圧力洩れ測定装置112とほぼ同じである。また、測
定の手順についても、図8(B)に示されるように、実
施例3と同様である。但し、圧力洩れ測定装置202
は、差圧検出器118からの出力信号(出力電圧)を受
ける制御手段として、実施例1〜3と同様の図示しない
制御ユニット以外に、演算処理部210を有している。
この演算処理部210によって、差圧検出器118から
の出力信号を処理して単位時間当たりの差圧の変化を求
め、この変化率から検査段階終了時における差圧の値を
予測する点に特徴がある。すなわち、実施例1〜3のよ
うに、差圧の測定値がある程度安定する所定の検査時間
まで待つ必要がなく、検査の初期において演算処理を行
い結果を予測することによって、極めて短時間に測定を
完了することができる。
【0041】本実施例の圧力洩れ測定装置202による
具体的な測定結果について、図9を参照して説明する。
図9は、本実施例の圧力洩れ測定装置202による測定
における圧力と差圧の変化を示すグラフである。図9に
示されるように、圧力洩れ測定装置202による測定に
おいても、加圧段階から平衡段階にかけての圧力及び差
圧の経時変化は、図7の実施例3と似たものとなる。本
実施例においても、図7に示される実施例3の場合と同
様に、零平衡後に電磁弁140,190の切替えに伴う
一時的な差圧が発生する。そして、時間ΔT11の零平
衡の後は、被測定物Wからの圧力洩れの有無によって、
図9のようにそれぞれ異なった差圧変化を示す。すなわ
ち、被測定物Wからの圧力洩れがない場合には、実線で
示されるように、所定の平衡時間T11の後は一定の値
に安定する。一方、圧力洩れがある場合には、破線で示
されるように一定の値とならずに差圧の絶対値が増加し
続ける。また、微小な圧力洩れがある場合には、一点鎖
線で示されるように、これらの中間の曲線となる。
【0042】ここで、実施例3の圧力洩れ測定装置11
2では、所定の検出時間T9が経過した後でなければ、
これらの圧力洩れの大きさを求めることができなかっ
た。これに対して、本実施例の圧力洩れ測定装置202
では、零平衡直後の圧力が安定する過程において、差圧
センサ118からの出力電圧を演算処理部210で処理
して、差圧の単位時間当たりの変化量が算出される。こ
の差圧の変化率から、検出時間T12の経過後における
差圧の値が演算によって予測される。すなわち、圧力洩
れ測定装置202によれば、平衡段階において圧力洩れ
の有無と大きさを求めることができる。従って、検出時
間T12の経過を待つ必要がなく、測定時間を著しく短
縮することができる。なお、図9においては、圧力洩れ
のある場合とない場合の差を分かり易く示すために、平
衡段階(特に零平衡以降の段階)を拡大して図示してい
る。従って、図9の横軸に表される各段階の長さの比率
は、実際の測定時間の長さとは必ずしも対応していな
い。
【0043】なお演算処理部210には、ワーク温度に
よる影響とワーク容積による影響を補償する補償手段が
設けられている。例えばワークが極めて高温であると、
ワーク中に充填された気体がワークの熱によって加熱さ
れ、測定中にワーク中の気体圧力が増大する。一方密閉
配管部の温度は室温に等しく、圧力が温度によって影響
を受けることはない。このため、ワークからの気体洩れ
が実際にはなくとも、ワークの温度が極めて高温であれ
ばワーク側の圧力が高まって検出される差圧はプラス側
に増大する(図9中右上側に変化する)。この場合も、
ワーク側の圧力から密封配管側の圧力を減じた値を差圧
としており、前者が後者以上のときに差圧は正となる。
検出される差圧はリークによる変化(マイナス側への変
化)に加熱されることによる変化(プラス側への変化)
を加えたものとなる。そこでワーク温度補償手段は、ワ
ークの温度を入力し、それが高ければ検出された差圧を
マイナス側に修正して加熱による変化を相殺する。この
修正量はワーク温度が高いほど大きく修正される。
【0044】一方ワークの温度がさほど高くないと、気
体がワークに充填される際に気体が断熱圧縮されて昇温
され、それがワークによって冷やされる。このため測定
中に気体は冷却され、圧力が低くなってゆく。このとき
ワーク容積の方が密封配管の容積よりも大きいと、ワー
ク内の気体の方がすばやく冷却される。このために、ワ
ークからの気体洩れが実際にはなくとも、ワーク容積が
大で密封配管容積が小であると、ワーク側の圧力が低下
してマイナス側への差圧が発生する。この差圧は図9中
右下を向いたものとなる。そこで容積による補償手段
は、ワーク容積を入力し、それが大きければ、検出され
た差圧をプラス側に修正してリークによって生じる差圧
に対応するように補正する。このときの補正量はワーク
が大きいほど大きく修正される。ワーク温度とワーク容
積による補償は、実施例3の差圧自体を検出する方式に
も、実施例4の差圧の変化率を検出する方式にも適用さ
れる。
【0045】
【発明の効果】発明においては、配管の一部を閉鎖す
ることによって形成される密閉空間と被測定物との差圧
を検出することによって被測定物からの圧力洩れを測定
する圧力洩れ測定装置を創出したために、測定用マスタ
を使用しない簡単な構成で差圧検出による高精度の圧力
洩れ測定を行うことができる。これによって、低コスト
で高精度の圧力洩れ測定を行うことができる実用的な圧
力洩れ測定装置となる。
【0046】また、発明においては、被測定物に加圧
気体を導入する第二の経路になるとともに密閉空間と被
測定物とを連通させる役割をする第三の配管を追加した
圧力洩れ測定装置を創出したために、被測定物内の加圧
が速まるとともに配管内の圧力がより均一になる。これ
によって、短時間で精密な圧力洩れ測定を行うことがで
きる実用的な圧力洩れ測定装置となる。
【0047】さらに、発明においては、差圧の単位時
間当たりの変化量から所定時間経過後の差圧の大きさを
予測する圧力洩れ測定方法を創出したために、圧力が安
定する過程において測定結果を求めることができ、圧力
が安定するまで待つ必要がない。これによって、測定時
間を著しく短縮することができる、極めて実用的な圧力
洩れ測定方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧力洩れ測定装置及び圧力洩れ測
定方法の実施例1の基本的な構成及び操作を示す図であ
る。
【図2】圧力洩れ測定装置及び圧力洩れ測定方法の実施
例1の具体的な構成と測定の手順を示す図である。
【図3】圧力洩れ測定装置及び圧力洩れ測定方法の実施
例2の基本的な構成及び操作を示す図である。
【図4】圧力洩れ測定装置及び圧力洩れ測定方法の実施
例2の具体的な構成と測定の手順を示す図である。
【図5】圧力洩れ測定装置及び圧力洩れ測定方法の実施
例3の基本的な構成及び操作を示す図である。
【図6】圧力洩れ測定装置及び圧力洩れ測定方法の実施
例3の具体的な構成と測定の手順を示す図である。
【図7】圧力洩れ測定装置及び圧力洩れ測定方法の実施
例3における測定結果を示す図である。
【図8】圧力洩れ測定装置及び圧力洩れ測定方法の実施
例4の具体的な構成と測定の手順を示す図である。
【図9】圧力洩れ測定装置及び圧力洩れ測定方法の実施
例4における測定結果を示す図である。
【符号の説明】
2,52,112,202 圧力洩れ測定装置 4,54,114 加圧気体源 8,58,118 差圧検出器 10A〜10E,60C〜60E 第一の配管 12A〜12C,62A,62B,64B,64A 第
二の配管 12B,62B,62C,64B,124B 独立した
密閉空間 14A 第一接続部 14B 第二接続部 20(30),70(80) 第二の開閉弁 40,90 第一の開閉弁 62C,62D 第三の配管 100 第三の開閉弁 120A,120B 一次側配管 122A 二次側配管 122B,124B,124A 閉ループ状配管 130 一次側開閉弁 140 閉ループ開閉弁 W 被測定物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 3/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物と独立した密閉空間との差圧を検
    出することによって前記被測定物の圧力洩れを測定する
    圧力洩れ測定装置であって、 加圧気体源と差圧検出器とを備えるとともに、第一から
    第三の配管及び第一から第三の開閉弁を有し、 第一の配管は、前記加圧気体源を前記被測定物と接続
    し、 第二の配管は、前記第一の配管をバイパスするととも
    に、前記差圧検出器を備え、 第一の開閉弁は、前記差圧検出器と前記加圧気体源との
    間の前記第二の配管に設けられ、 第二の開閉弁は、前記第一の配管の前記加圧気体源と前
    記第二の配管によってバイパスされている部分との間
    と、前記第一の配管の前記第二の配管によってバイパス
    されている部分の少なくとも一方に設けられ、 第三の配管は、前記差圧検出器と前記第一の開閉弁との
    間の前記第二の配管と前記被測定物とを接続し、 第三の開閉弁は、前記第三の配管に設けられ、 前記独立した密閉空間は、前記差圧検出器と前記第一の
    開閉弁と前記第三の開閉弁とで挟まれる配管内部に形成
    可能とされている圧力洩れ測定装置。
  2. 【請求項2】被測定物と独立した密閉空間との差圧を検
    出することによって前記被測定物の圧力洩れを測定する
    圧力洩れ測定装置であって、 加圧気体源と差圧検出器とを備えるとともに、第一から
    第三の配管及び第一から第三の開閉弁を有し、 第一の配管は、前記加圧気体源を前記被測定物と接続
    し、 第二の配管は、前記第一の配管をバイパスするととも
    に、前記差圧検出器を備え、 第一の開閉弁は、前記第一の配管の、前記加圧気体源と
    前記第二の配管によってバイパスされている部分との間
    に設けられ、 第二の開閉弁は、前記第一の配管の、前記第二の配管に
    よってバイパスされている部分に設けられ、 第三の配管は、前記差圧検出器と前記第一の開閉弁との
    間の前記第二の配管と、前記被測定物とを接続し、 前記第三の開閉弁は、前記第三の配管に設けられ、 前記独立した密閉空間は、前記差圧検出器と、前記第一
    の開閉弁と、前記第二の開閉弁と、前記第三の開閉弁と
    で挟まれる配管内部に形成可能とされている圧力洩れ測
    定装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の圧力漏れ測定装置
    を用いた圧力漏れ測定方法であって、 前記 独立した密閉空間及び前記被測定物に加圧気体を導
    入し、 前記独立した密閉空間と前記被測定物との差圧を検出
    し、 前記差圧の単位時間当たりの変化量から所定時間経過後
    の前記差圧の大きさを予測することによって前記被測定
    物からの圧力洩れを測定することを特徴とする圧力洩れ
    測定方法。
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