JP3246390U - 質量分析装置及び漏洩検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】質量分析計の圧力がその作動圧力を超えづらくすることができる質量分析装置及び漏洩検出装置を提供する。【解決手段】漏洩検出装置は質量分析装置1を備える。質量分析装置1は、イオン化部でイオン化されたサーチガスを検出する質量分析計2と、イオン化部と第2の真空ポンプ11とに接続される第1の流路3と、第1の流路3と検査対象6から漏洩したサーチガスが流入されるサーチガス導入流路9とに接続される第2の流路4と、を備える。第2の流路4は、サーチガス導入流路9から第1の流路3に流入させるサーチガスの流量を調整する流量調整装置5を備える。サーチガス導入流路9は第1の真空ポンプ10に接続される。質量分析計2に流入しようとするサーチガスは流量調整装置5で流量が調整される。よって、質量分析計2の圧力がその作動圧力を超えづらくすることができる。【選択図】図1
Description
本考案は、サーチガスを検出するために用いられる質量分析装置及びその質量分析装置を備えた漏洩検出装置に関する。
サーチガスを検出するために用いられる質量分析装置としては、従来、サーチガスをイオン化して放出するイオン化部と、該イオン化部から放出されたサーチガスイオンを導く分析部と、該分析部により導かれたサーチガスイオンを捕集してイオン電流を検出する検出部と、を有する質量分析計を備えた質量分析装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
また、このような質量分析装置を備えた漏洩検出装置としては、前記質量分析装置に備えた前記質量分析計を減圧する真空ポンプと、検査対象から漏洩したサーチガスが流入されるサーチガス導入流路と、該サーチガス導入流路を減圧するポンプと、を備えた漏洩検出装置が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
そして、これらの質量分析装置に備えた質量分析計や漏洩検出装置に備えた質量分析計には、作動圧力が設定されていることも知られている。
しかしながら、この作動圧力を超えさせてしまうような流量のサーチガスが前記質量分析計に流れる場合には、質量分析計の圧力がその作動圧力を超えてしまうため、その質量分析計を作動させることができない。
このため、このような場合には、特許文献1に記載されたような質量分析装置や特許文献2に記載されたような漏洩検出装置において、サーチガスを検出させることが困難であった。
本考案は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、質量分析計の圧力が該質量分析計の作動圧力を超えづらくすることができる、質量分析装置及び漏洩検出装置を提供することを目的とする。
本考案の質量分析装置は、前記課題を解決するために、請求項1に対応して、イオン化部でイオン化されたサーチガスを検出する質量分析計を備えた質量分析装置に、前記イオン化部に接続された第1の流路と、該第1の流路に接続された第2の流路と、を備え、該第2の流路は、前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置を備えるようにした構成とする。
又、請求項2に対応して、前記請求項1の質量分析装置における流量調整装置は、第3の流路と、該第3の流路に設けられた第3の開閉弁と、前記第3の流路と並列に設けられた第4の流路と、該第4の流路に設けられた第4の開閉弁と、を備え、前記第4の流路は、該第4の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を、前記第3の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量よりも少なくする機能を有する流量制限装置を備えるようにした構成とする。
更に、本考案の漏洩検出装置は、前記課題を解決するために、請求項3に対応して、検査対象から漏洩したサーチガスが流入されるサーチガス導入流路と、該サーチガス導入流路を減圧する第1の真空ポンプと、イオン化部でイオン化された前記サーチガスを検出する質量分析計を備えた質量分析装置と、前記質量分析計を減圧する第2の真空ポンプと、を備えた漏洩検出装置における、前記質量分析装置は、前記イオン化部と前記第2の真空ポンプとに接続された第1の流路と、該第1の流路と前記サーチガス導入流路とに接続された第2の流路と、を備え、該第2の流路は、前記サーチガス導入流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置を備えるようにした構成とする。
更に又、請求項4に対応して、前記請求項3の漏洩検出装置における流量調整装置は、第3の流路と、該第3の流路に設けられた第3の開閉弁と、前記第3の流路と並列に設けられた第4の流路と、該第4の流路に設けられた第4の開閉弁と、を備え、前記第4の流路は、該第4の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を、前記第3の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量よりも少なくする機能を有する流量制限装置を備えるようにした構成とする。
又、請求項5に対応して、前記請求項4の漏洩検出装置は、前記第3の開閉弁を閉止させる制御と前記第4の開閉弁を開かせる制御と前記第1の真空ポンプを駆動させる制御と前記第2の真空ポンプを駆動させる制御とを行う第1の制御機能と、該第1の制御機能を実行しても前記質量分析計により前記サーチガスが検出されないときに、前記第3の開閉弁を開かせる制御と前記第4の開閉弁を閉止させる制御と前記第1の真空ポンプを停止させる制御と前記第2の真空ポンプを駆動させる制御とを行う第2の制御機能と、を有する測定制御装置を備えるようにした構成とする。
本考案の質量分析装置及び漏洩検出装置によれば、以下のような優れた効果を発揮する。
(1)本考案の質量分析装置は、イオン化部でイオン化されたサーチガスを検出する質量分析計を備えた質量分析装置に、前記イオン化部に接続された第1の流路と、該第1の流路に接続された第2の流路と、を備え、該第2の流路は、前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置を備えるようにした構成としているので、前記質量分析計に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置で調整することができる。よって、本考案の質量分析装置によれば、前記質量分析計の圧力が該質量分析計の作動圧力を超えづらくすることができる。
(2)又、前記(1)の質量分析装置における流量調整装置は、第3の流路と、該第3の流路に設けられた第3の開閉弁と、前記第3の流路と並列に設けられた第4の流路と、該第4の流路に設けられた第4の開閉弁と、を備え、前記第4の流路は、該第4の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を、前記第3の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量よりも少なくする機能を有する流量制限装置を備えるようにした構成とすることにより、前記流量調整装置に流入する前記サーチガスの流量に応じて、前記サーチガスを前記第1の流路に流入させる流路を前記第3の流路と前記第4の流路とで使い分けることができる。したがって、前記質量分析計に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置で調整することができる。よって、本考案の質量分析装置によれば、前記質量分析計の圧力が該質量分析計の作動圧力を超えづらくすることができる。
(3)更に、本考案の漏洩検出装置は、検査対象から漏洩したサーチガスが流入されるサーチガス導入流路と、該サーチガス導入流路を減圧する第1の真空ポンプと、イオン化部でイオン化された前記サーチガスを検出する質量分析計を備えた質量分析装置と、前記質量分析計を減圧する第2の真空ポンプと、を備えた漏洩検出装置における、前記質量分析装置は、前記イオン化部と前記第2の真空ポンプとに接続された第1の流路と、該第1の流路と前記サーチガス導入流路とに接続された第2の流路と、を備え、該第2の流路は、前記サーチガス導入流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置を備えるようにした構成としているので、前記質量分析計に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置で調整することができる。よって、本考案の漏洩検出装置によれば、前記質量分析計の圧力が該質量分析計の作動圧力を超えづらくすることができる。
(4)更に又、前記(3)の漏洩検出装置における流量調整装置は、第3の流路と、該第3の流路に設けられた第3の開閉弁と、前記第3の流路と並列に設けられた第4の流路と、該第4の流路に設けられた第4の開閉弁と、を備え、前記第4の流路は、該第4の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を、前記第3の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量よりも少なくする機能を有する流量制限装置を備えるようにした構成とすることにより、前記流量調整装置に流入する前記サーチガスの流量に応じて、前記サーチガスを前記第1の流路に流入させる流路を前記第3の流路と前記第4の流路とで使い分けることができる。したがって、前記質量分析計に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置で調整することができる。よって、本考案の漏洩検出装置によれば、前記質量分析計の圧力が該質量分析計の作動圧力を超えづらくすることができる。
(5)又、前記(4)の漏洩検出装置は、前記第3の開閉弁を閉止させる制御と前記第4の開閉弁を開かせる制御と前記第1の真空ポンプを駆動させる制御と前記第2の真空ポンプを駆動させる制御とを行う第1の制御機能と、該第1の制御機能を実行しても前記質量分析計により前記サーチガスが検出されないときに、前記第3の開閉弁を開かせる制御と前記第4の開閉弁を閉止させる制御と前記第1の真空ポンプを停止させる制御と前記第2の真空ポンプを駆動させる制御とを行う第2の制御機能と、を有する測定制御装置を備えるようにした構成とすることにより、前記第3の流路より少ない流量を流す前記第4の流路を用いた漏洩試験を行って前記サーチガスが検出されないときに、前記第3の流路を用いた漏洩試験を行うことができる。よって、本考案の漏洩検出装置によれば、前記質量分析計の圧力が該質量分析計の作動圧力を超えづらくすることができる。
(1)本考案の質量分析装置は、イオン化部でイオン化されたサーチガスを検出する質量分析計を備えた質量分析装置に、前記イオン化部に接続された第1の流路と、該第1の流路に接続された第2の流路と、を備え、該第2の流路は、前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置を備えるようにした構成としているので、前記質量分析計に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置で調整することができる。よって、本考案の質量分析装置によれば、前記質量分析計の圧力が該質量分析計の作動圧力を超えづらくすることができる。
(2)又、前記(1)の質量分析装置における流量調整装置は、第3の流路と、該第3の流路に設けられた第3の開閉弁と、前記第3の流路と並列に設けられた第4の流路と、該第4の流路に設けられた第4の開閉弁と、を備え、前記第4の流路は、該第4の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を、前記第3の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量よりも少なくする機能を有する流量制限装置を備えるようにした構成とすることにより、前記流量調整装置に流入する前記サーチガスの流量に応じて、前記サーチガスを前記第1の流路に流入させる流路を前記第3の流路と前記第4の流路とで使い分けることができる。したがって、前記質量分析計に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置で調整することができる。よって、本考案の質量分析装置によれば、前記質量分析計の圧力が該質量分析計の作動圧力を超えづらくすることができる。
(3)更に、本考案の漏洩検出装置は、検査対象から漏洩したサーチガスが流入されるサーチガス導入流路と、該サーチガス導入流路を減圧する第1の真空ポンプと、イオン化部でイオン化された前記サーチガスを検出する質量分析計を備えた質量分析装置と、前記質量分析計を減圧する第2の真空ポンプと、を備えた漏洩検出装置における、前記質量分析装置は、前記イオン化部と前記第2の真空ポンプとに接続された第1の流路と、該第1の流路と前記サーチガス導入流路とに接続された第2の流路と、を備え、該第2の流路は、前記サーチガス導入流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置を備えるようにした構成としているので、前記質量分析計に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置で調整することができる。よって、本考案の漏洩検出装置によれば、前記質量分析計の圧力が該質量分析計の作動圧力を超えづらくすることができる。
(4)更に又、前記(3)の漏洩検出装置における流量調整装置は、第3の流路と、該第3の流路に設けられた第3の開閉弁と、前記第3の流路と並列に設けられた第4の流路と、該第4の流路に設けられた第4の開閉弁と、を備え、前記第4の流路は、該第4の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を、前記第3の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量よりも少なくする機能を有する流量制限装置を備えるようにした構成とすることにより、前記流量調整装置に流入する前記サーチガスの流量に応じて、前記サーチガスを前記第1の流路に流入させる流路を前記第3の流路と前記第4の流路とで使い分けることができる。したがって、前記質量分析計に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置で調整することができる。よって、本考案の漏洩検出装置によれば、前記質量分析計の圧力が該質量分析計の作動圧力を超えづらくすることができる。
(5)又、前記(4)の漏洩検出装置は、前記第3の開閉弁を閉止させる制御と前記第4の開閉弁を開かせる制御と前記第1の真空ポンプを駆動させる制御と前記第2の真空ポンプを駆動させる制御とを行う第1の制御機能と、該第1の制御機能を実行しても前記質量分析計により前記サーチガスが検出されないときに、前記第3の開閉弁を開かせる制御と前記第4の開閉弁を閉止させる制御と前記第1の真空ポンプを停止させる制御と前記第2の真空ポンプを駆動させる制御とを行う第2の制御機能と、を有する測定制御装置を備えるようにした構成とすることにより、前記第3の流路より少ない流量を流す前記第4の流路を用いた漏洩試験を行って前記サーチガスが検出されないときに、前記第3の流路を用いた漏洩試験を行うことができる。よって、本考案の漏洩検出装置によれば、前記質量分析計の圧力が該質量分析計の作動圧力を超えづらくすることができる。
以下、本考案を実施するための形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は本考案の質量分析装置及び漏洩検出装置の第1実施形態の構成を示す概略図である。第1実施形態の質量分析装置1は、イオン化部でイオン化されたサーチガスを検出する質量分析計2と、前記イオン化部に接続された第1の流路3と、該第1の流路3に接続された第2の流路4と、を備え、該第2の流路4は、前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置5を備えるようにした構成とされている。また、第1実施形態の漏洩検出装置は、検査対象6内にサーチガスを供給するサーチガス供給手段7と、前記検査対象6を収納する容器8と、前記検査対象6から漏洩した前記サーチガスが流入されるサーチガス導入流路9と、該サーチガス導入流路9を減圧する第1の真空ポンプ10と、前記質量分析装置1と、該質量分析装置1に備えた前記質量分析計2を減圧する第2の真空ポンプ11と、該第2の真空ポンプ11の排気側に接続された第3の真空ポンプ12と、前記質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力を超えたときに前記第1の真空ポンプ10と前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる機能を有する真空ポンプ制御装置13と、前記質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力を超えたときに該質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力以下になるように前記流量調整装置5を制御する機能を有する流量調整装置制御装置14と、を備えるようにした構成とされている。
より具体的には、前記質量分析計2は、たとえば、前記検査対象6から漏洩した前記サーチガスをイオン化して放出するイオン化部と、該イオン化部から放出されたサーチガスイオンを導く分析部と、該分析部により導かれたサーチガスイオンを捕集してイオン電流を検出する検出部と、を備えた磁場偏向型質量分析計とされている。
前記第1の流路3は、図1に示されるように、前記質量分析計2のイオン化部と前記第2の真空ポンプ11とに接続されている。該第1の流路3は、第1の圧力計15を備える。これにより、前記第1の圧力計15は、前記第1の流路3の圧力と、前記質量分析計2の圧力と、前記第2の流路4における前記流量調整装置5よりも下流側位置の圧力と、を計測する。前記第1の圧力計15は、その計測した圧力の出力信号を前記流量調整装置制御装置14に送信する機能を有した構成とされている。
前記第2の流路4は、図1に示されるように、前記第1の流路3と前記サーチガス導入流路9とに接続されている。該第2の流路4は、前記サーチガス導入流路9から前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置5を備えている。
前記流量調整装置5は、前記サーチガス導入流路9から前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を調整可能な構造とされており、たとえば、流量調整弁とされている。該流量調整装置5は、前記流量調整装置制御装置14から、前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量の情報を受信する機能と、該受信した流量の情報に基づいて前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能と、を有した構成とされている。
前記サーチガス供給手段7は、前記検査対象6内を減圧する機能と、前記検査対象6内にサーチガスを供給する機能と、を有した構成とされている。前記サーチガス供給手段7には、図1に示されるように、サーチガス供給流路16が接続されている。該サーチガス供給流路16は、前記容器8に収納された前記検査対象6に接続可能に構成されている。これにより、サーチガスは、前記サーチガス供給手段7によって、前記容器8に収納された前記検査対象6の内部に、前記容器8内の圧力を超える所定の圧力まで供給される。
前記容器8は、たとえば、前記検査対象6を出し入れするための開閉部を備える。該開閉部は、前記容器8を密閉可能に構成されている。これにより、前記検査対象6から漏洩したサーチガスが、前記開閉部から漏洩することが防止される。
前記サーチガス導入流路9は、図1に示されるように、前記容器8内の空間と、第1の開閉弁17と、に接続されている。また、前記サーチガス導入流路9は、前記容器8と前記第1の開閉弁17との間の位置に、前記第2の流路4が接続されている。これにより、前記検査対象6から漏洩したサーチガスは、前記容器8内の空間、前記サーチガス導入流路9、前記流量調整装置5、前記第2の流路4、前記第1の流路3を介して、前記質量分析計2に導入される。また、前記サーチガス導入流路9は、前記容器8と前記第1の開閉弁17との間の位置に、第2の圧力計18が接続されている。これにより、前記第2の圧力計18は、前記容器8内の圧力と、前記サーチガス導入流路9の圧力と、前記第2の流路4における前記流量調整装置5よりも上流側位置の圧力と、を計測する。前記第2の圧力計18は、その計測した圧力の出力信号を開閉弁制御装置19に送信する機能を有した構成とされている。さらに、前記サーチガス導入流路9は、図1に示されるように、リーク遮断バルブ20を介して校正リーク21が接続されている。これにより、第1実施形態の漏洩検出装置は校正される。さらに、前記サーチガス導入流路9は、大気に接続した第2の開閉弁22が設けられている。
前記開閉弁制御装置19は、図2に示されるように、受信した信号に基づいて、前記第1の開閉弁17を開かせる制御を行なう機能と、前記真空ポンプ制御装置13に前記第1の真空ポンプ10を駆動させる出力信号を送信する機能と、を有した構成とされている。これにより、前記開閉弁制御装置19は、前記第1の開閉弁17を開かせると共に前記真空ポンプ制御装置13を介して前記第1の真空ポンプ10を駆動させる。また、前記開閉弁制御装置19は、前記第2の圧力計18から送信された圧力の出力信号を受信する機能を有した構成とされている。該開閉弁制御装置19は、前記第2の圧力計18により計測された圧力が前記第1の真空ポンプ10の到達圧力になったときに、前記第1の開閉弁17を閉止させる制御を行なう機能と、前記真空ポンプ制御装置13に前記第1の真空ポンプ10を停止させる出力信号を送信する機能と、を有した構成とされている。これにより、前記開閉弁制御装置19は、前記第2の圧力計18により計測された圧力が前記第1の真空ポンプ10の到達圧力になったときに、前記第1の開閉弁17を閉止させると共に前記真空ポンプ制御装置13を介して前記第1の真空ポンプ10を停止させる。さらに、前記開閉弁制御装置19は、前記第2の圧力計18により計測された圧力が前記第1の真空ポンプ10の到達圧力になったときに、前記真空ポンプ制御装置13に前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12を駆動させる出力信号を送信する機能を有した構成とされている。これにより、前記開閉弁制御装置19は、前記第2の圧力計18により計測された圧力が前記第1の真空ポンプ10の到達圧力になったときに、前記真空ポンプ制御装置13を介して前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12を駆動させる。また、前記開閉弁制御装置19は、前記第2の圧力計18により計測された圧力の出力信号を、前記流量調整装置制御装置14に送信する機能を有した構成とされている。さらに、前記開閉弁制御装置19は、前記流量調整装置制御装置14から前記第1の開閉弁17を開かせる出力信号と前記第1の真空ポンプ10を駆動させる出力信号とを受信する機能を有した構成とされている。
前記第1の真空ポンプ10は、図1に示されるように、前記第1の開閉弁17を介して前記サーチガス導入流路9に接続される。これにより、前記第1の真空ポンプ10は、前記容器8内と、前記サーチガス導入流路9と、前記第2の流路4における前記流量調整装置5よりも上流側位置と、を減圧する。
前記第2の真空ポンプ11は、図1に示されるように、前記第1の流路3を介して前記質量分析計2に吸気側が接続されている。これにより、前記第2の真空ポンプ11は、前記第1の流路3を介して前記質量分析計2を減圧する。前記第2の真空ポンプ11は、たとえば、ターボ分子ポンプとされている。
前記第3の真空ポンプ12は、前記第2の真空ポンプ11による前記質量分析計2の減圧を補助する真空ポンプである。前記第3の真空ポンプ12は、たとえば、油回転ポンプ等の大気圧から稼働可能な真空ポンプとされている。
前記真空ポンプ制御装置13は、図2に示されるように、前記開閉弁制御装置19から前記第1の真空ポンプ10を駆動させる出力信号と停止させる出力信号を受信する機能と、該受信した出力信号に基づいて第1の真空ポンプ10の駆動と停止を制御する機能と、を有した構成とされている。また、前記真空ポンプ制御装置13は、前記開閉弁制御装置19から前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12を駆動させる出力信号を受信する機能と、該受信した出力信号に基づいて前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12の駆動を制御する機能と、を有した構成とされている。
前記流量調整装置制御装置14は、図2に示されるように、前記開閉弁制御装置19から前記第2の圧力計18により計測された圧力の出力信号を受信する機能と、前記第2の圧力計18により計測された圧力が前記第1の真空ポンプ10の到達圧力のときに、前記流量調整装置5に前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を最大流量にする出力信号を送信する機能と、を有した構成とされている。これにより、前記流量調整装置5は、前記第2の圧力計18により計測された圧力が前記第1の真空ポンプ10の到達圧力になったときに、前記サーチガス導入流路9から前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量が最大流量になるように流量を調整する。前記流量調整装置制御装置14は、前記第1の圧力計15から送信された圧力の出力信号を受信する機能を有した構成とされている。また、前記流量調整装置制御装置14は、前記第1の圧力計15により計測された圧力が前記質量分析計2の作動圧力を超えたときに、前記開閉弁制御装置19に前記第1の開閉弁17を開かせる出力信号と前記第1の真空ポンプ10を駆動させる出力信号を送信する機能とを有した構成とされている。これにより、前記開閉弁制御装置19は、前記第1の開閉弁17を開かせると共に前記真空ポンプ制御装置13を介して前記第1の真空ポンプ10を駆動させる。また、前記流量調整装置制御装置14は、前記質量分析計2の圧力、すなわち、前記第1の圧力計15により測定された圧力が、前記質量分析計2の作動圧力以下になるように、前記サーチガス導入流路9から前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を求める機能と、該求めた前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量の情報を前記流量調整装置5に送信する機能と、を有した構成とされている。これにより、該サーチガスの流量の情報を受信した前記流量調整装置5は、前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を、前記質量分析計2の作動圧力を超えさせない流量に調整する。なお、前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量は、たとえば、前記質量分析計2の作動圧力と前記第1の圧力計15で測定した圧力と前記第2の圧力計18で測定した圧力と前記第1の真空ポンプ10の排気速度と前記第2の真空ポンプ11の排気速度と前記第3の真空ポンプ12の排気速度とサーチガスの種類等に基づいて求めたり、実験等により求めたりすればよい。
なお、前記サーチガスは、前記質量分析計2で検出可能な気体であれば、たとえば、ヘリウム、アルゴンガス、窒素など、如何なる気体を用いてもよい。
次に、漏洩試験の試験者が第1実施形態の質量分析装置及び漏洩検出装置を用いて漏洩試験を行う手順の一例について説明する。
まず、漏洩試験の試験者は、漏洩試験前の準備として、漏洩検出装置の校正、すなわち、前記校正リーク21のリーク値と、該校正リーク21からのリークを前記質量分析計2で検出した際のイオン電流値と、の関連付けを行う。その後、漏洩試験の試験者は、第2の開閉弁22を開く。その状態で、前記試験者が、前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させると、前記容器8内、前記サーチガス導入流路9、前記流量調整装置5内、前記第2の流路4、前記第1の流路3、前記質量分析計2内、前記第2の真空ポンプ11内、前記第3の真空ポンプ12内に滞留する、前記校正リーク21に基づく前記サーチガスと同じ種類のガスは、大気中に排気される。
次に、漏洩試験の試験者が漏洩試験を実施する場合、前記試験者は、前記した漏洩試験前の準備を行った後、前記流量調整装置5と前記リーク遮断バルブ20と前記第2の開閉弁22とを閉止する。また、前記試験者は、前記容器8内に検査対象6を設置して、該検査対象6に前記サーチガス供給手段7を接続する。この状態で、前記試験者は、前記開閉弁制御装置19を起動させる。該開閉弁制御装置19を起動させると、該起動時の信号に基づいて、前記開閉弁制御装置19は前記第1の開閉弁17を開かせる制御を行う。また、前記開閉弁制御装置19は前記真空ポンプ制御装置13に出力信号を送信し、該出力信号を受信した前記真空ポンプ制御装置13は前記第1の真空ポンプ10を駆動させる。その後、前記第1の真空ポンプ10の駆動により、前記第2の圧力計18により計測された圧力が、前記第1の真空ポンプ10の到達圧力に達すると、前記開閉弁制御装置19は、前記第2の圧力計18から受信した圧力の出力信号に基づいて、前記第1の開閉弁17を閉止させる制御を行うと共に、前記真空ポンプ制御装置13に前記第1の真空ポンプ10を停止させる出力信号と前記第2の真空ポンプ11を駆動させる出力信号と前記第3の真空ポンプ12を駆動させる出力信号を送信する。該出力信号を受信した真空ポンプ制御装置13は、前記第1の真空ポンプ10の駆動を停止させると共に、前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12を駆動させる。また、前記第2の圧力計18により計測された圧力が前記第1の真空ポンプ10の到達圧力に達すると、前記流量調整装置制御装置14は、前記第2の圧力計18から前記開閉弁制御装置19を介して受信した圧力の出力信号に基づいて、前記流量調整装置5に前記サーチガス導入流路9から前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を最大流量にする出力信号を送信する。該出力信号を受信した前記流量調整装置5は、前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量が最大流量になるように流量を調整する。その後、前記第1の圧力計15により計測された圧力が、前記質量分析計2の作動圧力以下になると、前記試験者は、前記容器8に収納された前記検査対象6内の圧力を所定の圧力まで減圧させる。また、前記試験者は、前記サーチガス供給手段7から前記容器8に収納された前記検査対象6の内部に前記サーチガスを、前記第2の圧力計18により計測された圧力を超える所定の圧力まで供給する。この前記サーチガスの供給が行われると、前記検査対象6から前記サーチガスの漏洩がある場合には、前記検査対象6内の圧力と前記容器8内の圧力との差圧に基づいて、前記検査対象6内から前記容器8内に漏洩したサーチガスが、前記サーチガス導入流路9、前記流量調整装置5内、前記第2の流路4,前記第1の流路3を経て、前記質量分析計2に導入される。該質量分析計2は、該質量分析計2の圧力、すなわち、前記第1の圧力計15により測定された圧力が、該質量分析計2の作動圧力以下の場合には、導入された前記サーチガスをイオン化し、該サーチガスイオンに基づいたイオン電流値を検出する。これにより、前記検査対象6からの前記サーチガスの漏れ量が検出される。一方、前記検査対象6内から漏洩したサーチガスが前記質量分析計2に導入されたときに、前記第1の圧力計15により測定された圧力が該質量分析計2の作動圧力を超えている場合には、前記流量調整装置制御装置14は、前記第1の圧力計15から受信している圧力の出力信号に基づいて、前記開閉弁制御装置19に前記第1の開閉弁17を開かせる出力信号と前記第1の真空ポンプ10を駆動させる出力信号を送信する。該出力信号を受信した前記開閉弁制御装置19は、第1の開閉弁17を開かせると共に、前記真空ポンプ制御装置13に前記第1の真空ポンプ10を駆動させる出力信号を送信する。該出力信号を受信した前記真空ポンプ制御装置13は前記第1の真空ポンプ10を駆動させる。また、前記流量調整装置制御装置14は、前記質量分析計2の圧力、すなわち、前記第1の圧力計15により測定された圧力が、前記質量分析計2の作動圧力以下になるように、前記サーチガス導入流路9から前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を求め、該求めた前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量の情報を前記流量調整装置5に送信する。該サーチガスの流量の情報を受信した前記流量調整装置5は、該流量の情報に基づいて前記サーチガスを前記第1の流路3に流入させる流量を前記質量分析計2の作動圧力を超えさせない流量に調整する。これらの制御が行われると、前記質量分析計2の圧力、すなわち、前記第1の圧力計15により測定された圧力は、前記質量分析計2の作動圧力以下になるので、該質量分析計2は、導入された前記サーチガスをイオン化し、該サーチガスイオンに基づいたイオン電流値を検出する。これにより、前記検査対象6からの前記サーチガスの漏れ量が検出される。次に、前記試験者は、前記第2の開閉弁22を開く。その状態で、前記試験者は、前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させると、前記容器8内、前記サーチガス導入流路9、前記流量調整装置5内、前記第2の流路4、前記第1の流路3、前記質量分析計2内、前記第2の真空ポンプ11内、前記第3の真空ポンプ12内に滞留する、前記サーチガスは、大気中に排気される。前記試験者は、前記容器8を大気解放し、該検査対象6を前記容器8から取り出す。
このように、第1実施形態の質量分析装置1は、イオン化部でイオン化されたサーチガスを検出する質量分析計2を備えた質量分析装置1に、前記イオン化部に接続された第1の流路3と該第1の流路3に接続された第2の流路4とを備え、該第2の流路4は、前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置5を備えるようにしたので、前記質量分析計2に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置5で調整することができる。よって、前記質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力を超えづらくすることができる。
又、第1実施形態の漏洩検出装置は、検査対象6から漏洩したサーチガスが流入されるサーチガス導入流路9と、該サーチガス導入流路9を減圧する第1の真空ポンプ10と、イオン化部でイオン化された前記サーチガスを検出する質量分析計2を備えた質量分析装置1と、前記質量分析計2を減圧する第2の真空ポンプ11と、を備えた漏洩検出装置における、前記質量分析装置1は、前記イオン化部と前記第2の真空ポンプ11とに接続された第1の流路3と、該第1の流路3と前記サーチガス導入流路9とに接続された第2の流路4と、を備え、該第2の流路4は、前記サーチガス導入流路9から前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置5を備えるようにしたので、前記質量分析計2に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置5で調整することができる。よって、前記質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力を超えづらくすることができる。
更に又、第1実施形態の漏洩検出装置は、前記質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力を超えたときに前記第1の真空ポンプ10と前記第2の真空ポンプ11とを駆動させる真空ポンプ制御装置13と、前記質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力を超えたときに、該質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力以下になるような、前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を求める機能と、該求めた流量の情報に基づいて前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を調整するように前記流量調整装置5を制御する機能と、を有する流量調整装置制御装置14を備えるようにしたので、前記質量分析計2に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置5で前記質量分析計2の作動圧力を超えさせない流量に調整することができる。よって、前記質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力を超えづらくすることができる。
図3及び図4は本考案の質量分析装置及び漏洩検出装置の第2実施形態の構成を示す概略図である。なお、本実施形態の質量分析装置及び漏洩検出装置において、前記第1実施形態と同様の構成については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図3及び図4に示される、第2実施形態の質量分析装置23は、前記第2の流路4に備えられた流量調整装置24が、第3の流路25と、該第3の流路25に設けられた第3の開閉弁26と、前記第3の流路25と並列に設けられた第4の流路27と、該第4の流路27に設けられた第4の開閉弁28と、を備え、前記第4の流路27は、該第4の流路27から前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を、前記第3の流路25から前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量よりも少なくする機能を有する流量制限装置29を備えるようにした構成とされている。また、第2実施形態の漏洩検出装置は、前記流量調整装置24と、前記検査対象6に要求されるサーチガスの漏れ量の閾値に基づいて前記質量分析計2の圧力を求める機能と該求めた圧力に基づいて前記サーチガスを下流側の前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる流路を前記第3の流路25と前記第4の流路27のいずれかから判定する機能とを有する流路判定装置30と、該流路判定装置30の判定に基づいて前記第3の開閉弁26と前記第4の開閉弁28とを制御する機能を有する開閉弁制御装置31と、前記流路判定装置30が前記サーチガスを下流側の前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる流路を前記第3の流路25と判定したときに前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12を駆動させる機能と前記流路判定装置30が前記サーチガスを下流側の前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる流路を前記第4の流路27と判定したときに前記第1の真空ポンプ10と前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる機能とを有する真空ポンプ制御装置32と、を備えるようにした構成とされている。また、第2実施形態の漏洩検出装置は、前記開閉弁制御装置31を介して前記第3の開閉弁26を閉止させる制御と前記第4の開閉弁28を開かせる制御とを行うと共に前記真空ポンプ制御装置32を介して前記第1の真空ポンプ10と前記第2のポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる制御を行う第1の制御機能と、該第1の制御機能を実行しても前記質量分析計2により前記サーチガスが検出されないときに、前記開閉弁制御装置31を介して前記第3の開閉弁26を開かせる制御と前記第4の開閉弁28を閉止させる制御とを行うと共に前記真空ポンプ制御装置32を介して前記第1の真空ポンプ10を停止させる制御と前記第2の真空ポンプ11を駆動させる制御と前記第3の真空ポンプ12を駆動させる制御とを行う第2の制御機能と、を有する測定制御装置33を備えるようにした構成とされている。
より具体的には、前記質量分析装置23は、前記質量分析計2で前記サーチガスが検出されないときに、前記サーチガスの不検出の出力信号を前記測定制御装置33に送信する機能を備えた構成とされている。
前記流量調整装置24は、図3に示されるように、前記第2の流路4に設けられている。該前記流量調整装置24は、第3の流路25と、該第3の流路25に設けられた第3の開閉弁26と、前記第3の流路25と並列に設けられた第4の流路27と、該第4の流路27に設けられた第4の開閉弁28と、を備え、前記第4の流路27は、前記サーチガス導入流路9から該第4の流路27と下流側の前記第2の流路4とを介して前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を、前記サーチガス導入流路9から前記第3の流路25と下流側の前記第2の流路4とを介して前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量よりも少なくする機能を有する流量制限装置29を備えるようにした構成とされている。前記流量制限装置29は、たとえば、オリフィスとされており、その流路面積は、たとえば、演算により求めたり、実験等により求めたりして設定される。
前記流路判定装置30は、前記検査対象6に要求されるサーチガスの漏れ量の閾値を入力する手段を備える。該流路判定装置30は、入力された前記検査対象6に要求されるサーチガスの漏れ量の閾値に基づいて、前記サーチガス導入流路9から前記第3の流路25と下流側の前記第2の流路4と前記第1の流路3を介して前記サーチガスを導入させるときの前記質量分析計2の圧力を求める第1の圧力導出機能と、該第1の圧力導出機能により求めた圧力が前記質量分析計2の作動圧力以下のときに、前記サーチガスを下流側の前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる流路を前記第3の流路25と判定する機能と、該第1の圧力導出機能により求めた圧力が前記質量分析計2の作動圧力を超えているときに、入力された前記検査対象6に要求されるサーチガスの漏れ量の閾値に基づいて、前記サーチガス導入流路9から該第4の流路27と下流側の前記第2の流路4と前記第1の流路3を介して前記サーチガスを導入させるときの前記質量分析計2の圧力を求める第2の圧力導出機能と、該第2の圧力導出機能により求めた圧力が前記質量分析計2の作動圧力以下のときに、前記サーチガスを下流側の前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる流路を前記第4の流路27と判定する機能と、該第2の圧力導出機能により求めた圧力が前記質量分析計2の作動圧力を超えているときに、漏洩試験の中止を、たとえば、ランプ等に表示させる機能と、を備えた構成とされている。これにより、前記流路判定装置30は、前記検査対象6に要求されるサーチガスの漏れ量の閾値に基づいて求めた圧力に基づいて前記サーチガスを下流側の前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる流路を前記第3の流路25と前記第4の流路27のいずれかから判定することができる。前記流路判定装置30は、図4に示されるように、前記開閉弁制御装置31に前記サーチガスを前記第1の流路3に流入させる流路の判定結果に関する出力信号を送信する機能を有した構成とされている。
前記開閉弁制御装置31は、図4に示されるように、受信した信号に基づいて、前記第1の開閉弁17を開かせる制御を行なう機能と、前記真空ポンプ制御装置32に前記第1の真空ポンプ10を駆動させる出力信号を送信する機能と、を有した構成とされている。これにより、前記開閉弁制御装置31は、前記第1の開閉弁17を開かせると共に前記真空ポンプ制御装置32を介して前記第1の真空ポンプ10を駆動させる。また、前記開閉弁制御装置31は、前記第2の圧力計18から送信された圧力の出力信号を受信する機能を有した構成とされている。該開閉弁制御装置31は、前記第2の圧力計18により計測された圧力が前記第1の真空ポンプ10の到達圧力になったときに、前記第1の開閉弁17を閉止させる制御を行なう機能と、前記真空ポンプ制御装置32に前記第1の真空ポンプ10を停止させる出力信号を送信する機能と、を有した構成とされている。これにより、前記開閉弁制御装置31は、前記第2の圧力計18により計測された圧力が前記第1の真空ポンプ10の到達圧力になったときに、前記第1の開閉弁17を閉止させると共に前記真空ポンプ制御装置32を介して前記第1の真空ポンプ10を停止させる。さらに、前記開閉弁制御装置31は、前記流路判定装置30が前記サーチガスを前記第1の流路3に流入させる流路を前記第3の流路25と判定したときに、前記第3の開閉弁26を開かせる制御と前記第4の開閉弁28を閉止させる制御とを行う機能と、前記真空ポンプ制御装置32に前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる出力信号を送信する機能と、を有した構成とされている。これにより、前記開閉弁制御装置31は、前記サーチガスを前記第1の流路3に流入させる流路を前記第3の流路25と前記流路判定装置30が判定したときに、前記第3の開閉弁26を開かせると共に前記第4の開閉弁28を閉止させたうえで、前記真空ポンプ制御装置32を介して前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる。また、前記開閉弁制御装置31は、前記流路判定装置30が前記サーチガスを前記第1の流路3に流入させる流路を前記第4の流路27と判定したときに、前記第1の開閉弁17を開かせる制御と前記第3の開閉弁26を閉止させる制御と前記第4の開閉弁28を開かせる制御とを行う機能と、前記真空ポンプ制御装置32に前記第1の真空ポンプ10と前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる出力信号を送信する機能と、を有した構成とされている。これにより、前記開閉弁制御装置31は、前記サーチガスを前記第1の流路3に流入させる流路を前記第4の流路27と前記流路判定装置30が判定したときに、前記第1の開閉弁17と前記第4の開閉弁28とを開かせると共に前記第3の開閉弁26を閉止させたうえで、前記真空ポンプ制御装置32を介して前記第1の真空ポンプ10と前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる。また、前記開閉弁制御装置31は、前記測定制御装置33から測定開始の出力信号を受信する機能と、該出力信号の受信に基づいて前記第1の開閉弁17を開かせる制御と前記第3の開閉弁26を閉止させる制御と前記第4の開閉弁28を開かせる制御とを行うと共に、前記真空ポンプ制御装置32に前記第1の真空ポンプ10と前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる出力信号を送信する機能と、前記測定制御装置33から前記サーチガスを前記第1の流路3に流入させる流路を前記第4の流路27から前記第3の流路25に切り替える出力信号を受信する機能と、該出力信号の受信に基づいて前記第1の開閉弁17を閉止させる制御と前記第3の開閉弁26を開かせる制御と前記第4の開閉弁28を閉止させる制御を行う機能と、前記真空ポンプ制御装置32に前記第1の真空ポンプ10を停止させる出力信号を送信すると共に前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる出力信号を送信する機能と、を有した構成とされている。
前記真空ポンプ制御装置32は、図4に示されるように、前記開閉弁制御装置31から前記第1の真空ポンプ10を駆動させる出力信号と停止させる出力信号を受信する機能と、該受信した出力信号に基づいて第1の真空ポンプ10の駆動と停止を制御する機能と、を有した構成とされている。また、前記真空ポンプ制御装置32は、前記開閉弁制御装置31から前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12を駆動させる出力信号を受信する機能と、該受信した出力信号に基づいて前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12の駆動を制御する機能と、を有した構成とされている。
前記測定制御装置33は、前記開閉弁制御装置31に測定開始の出力信号を送信する機能と、質量分析装置23から前記サーチガスの不検出の出力信号を受信する機能と、該受信した出力信号に基づいて前記開閉弁制御装置31に前記サーチガスを前記第1の流路3に流入させる流路を前記第4の流路27から前記第3の流路25に切り替える出力信号を送信する機能と、を有した構成とされている。
次に、漏洩試験の試験者が第2実施形態の質量分析装置及び漏洩検出装置を用いて漏洩試験を行う手順の一例について説明する。
漏洩試験の試験者は、漏洩試験前の準備として、前記第1実施形態の質量分析装置及び漏洩検出装置を用いた漏洩試験と同様に、第2実施形態の漏洩検出装置の校正と、該校正に基づいて第2実施形態の漏洩検出装置内に滞留する、前記サーチガスと同じ種類のガスの排気と、を行う。
次に、漏洩試験の試験者が漏洩試験を実施する場合、前記試験者は、前記した漏洩試験前の準備を行った後、前記リーク遮断バルブ20と前記第2の開閉弁22と前記第3の開閉弁26と前記第4の開閉弁28とを閉止する。また、前記試験者は、前記容器8内に検査対象6を設置して、該検査対象6に前記サーチガス供給手段7を接続する。この状態で、前記試験者は、前記開閉弁制御装置31を起動させる。該開閉弁制御装置31を起動させると、該起動時の信号に基づいて、前記開閉弁制御装置31は前記第1の開閉弁17を開かせる制御を行う。また、前記開閉弁制御装置31は前記真空ポンプ制御装置32に出力信号を送信し、該出力信号を受信した前記真空ポンプ制御装置32は前記第1の真空ポンプ10を駆動させる。その後、前記第1の真空ポンプ10の駆動により、前記第2の圧力計18により計測された圧力が、前記第1の真空ポンプ10の到達圧力に達すると、前記開閉弁制御装置31は、前記第2の圧力計18から受信した圧力の出力信号に基づいて、前記第1の開閉弁17を閉止させる制御を行うと共に、前記真空ポンプ制御装置32に前記第1の真空ポンプ10を停止させる出力信号を送信する。該出力信号を受信した真空ポンプ制御装置32は、前記第1の真空ポンプ10の駆動を停止させる。
次に、前記試験者は、前記検査対象6に要求されるサーチガスの漏れ量の閾値が分かっている場合、該閾値を前記流路判定装置30に入力する。該閾値が入力されると、前記流路判定装置30は、前記第1の圧力導出機能により、前記入力した閾値と前記第2の真空ポンプ11の排気速度と前記第3の真空ポンプ12の排気速度等に基づいて、前記サーチガス導入流路9から前記第3の流路25と下流側の前記第2の流路4と前記第1の流路3を介して前記サーチガスを導入させるときの前記質量分析計2の圧力を求める。
前記第1の圧力導出機能により求めた前記質量分析計2の圧力が、該質量分析計2の作動圧力以下の場合、前記流路判定装置30は、前記サーチガスを下流側の前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる流路を前記第3の流路25と判定し、前記開閉弁制御装置31に前記判定結果に関する出力信号を送信する。該出力信号を受信した前記開閉弁制御装置31は、前記第3の開閉弁26を開かせる制御と前記第4の開閉弁28を閉止させる制御を行うと共に、前記真空ポンプ制御装置32に前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる出力信号を送信する。該出力信号を受信した前記真空ポンプ制御装置32は、前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12の駆動をさせる。その後、前記第1の圧力計15により計測された圧力が、前記質量分析計2の作動圧力以下になると、前記試験者は、前記容器8に収納された前記検査対象6内の圧力を所定の圧力まで減圧させる。また、前記試験者は、前記サーチガス供給手段7から前記容器8に収納された前記検査対象6の内部に前記サーチガスを、前記第2の圧力計18により計測された圧力を超える所定の圧力まで供給する。この前記サーチガスの供給が行われると、前記検査対象6から前記サーチガスの漏洩がある場合には、前記検査対象6内の圧力と前記容器8内の圧力との差圧に基づいて、前記検査対象6内から前記容器8内に漏洩したサーチガスが、前記サーチガス導入流路9、前記第3の流路25、前記第2の流路4,前記第1の流路3を経て、前記質量分析計2に導入される。該質量分析計2は、該質量分析計2の圧力、すなわち、前記第1の圧力計15により測定される圧力が、該質量分析計2の作動圧力以下の場合には、導入された前記サーチガスをイオン化し、該サーチガスイオンに基づいたイオン電流値を検出する。これにより、前記検査対象6からの前記サーチガスの漏れ量が検出される。次に、前記試験者は、前記第2の開閉弁22と前記第4の開閉弁28とを開く。その状態で、前記試験者は、前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させると、前記容器8内、前記サーチガス導入流路9、前記流量調整装置24内、前記第2の流路4、前記第1の流路3、前記質量分析計2内、前記第2の真空ポンプ11内、前記第3の真空ポンプ12内に滞留する、前記サーチガスは、大気中に排気される。前記試験者は、前記容器8を大気解放し、前記検査対象6を前記容器8から取り出す。
一方、前記第1の圧力導出機能により求めた前記質量分析計2の圧力が、該質量分析計2の作動圧力を超える場合、前記流路判定装置30は、前記第2の圧力導出機能により、前記入力した閾値と前記流量制限装置29の流路面積等に基づいて、前記サーチガス導入流路9から前記第4の流路27と下流側の前記第2の流路4と前記第1の流路3を介して前記サーチガスを導入させるときの前記質量分析計2の圧力を求める。前記第2の圧力導出機能により求めた前記質量分析計2の圧力が、該質量分析計2の作動圧力以下の場合、前記流路判定装置30は、前記サーチガスを下流側の前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる流路を前記第4の流路27と判定し、前記開閉弁制御装置31に前記判定結果に関する出力信号を送信する。該出力信号を受信した前記開閉弁制御装置31は、前記第1の開閉弁17を開かせる制御と前記第3の開閉弁26を閉止させる制御と前記第4の開閉弁28を開かせる制御を行うと共に、前記真空ポンプ制御装置32に前記第1の真空ポンプ10と前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる出力信号を送信する。該出力信号を受信した前記真空ポンプ制御装置32は、前記第1の真空ポンプ10と前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12の駆動をさせる。その後、前記第1の圧力計15により計測された圧力が、前記質量分析計2の作動圧力以下になると、前記試験者は、前記容器8に収納された前記検査対象6内の圧力を所定の圧力まで減圧させる。また、前記試験者は、前記サーチガス供給手段7から前記容器8に収納された前記検査対象6の内部に前記サーチガスを、前記第2の圧力計18で計測された圧力を超える所定の圧力まで供給する。この前記サーチガスの供給が行われると、前記検査対象6から前記サーチガスの漏洩がある場合には、前記検査対象6内の圧力と前記容器8内の圧力との差圧に基づいて、前記検査対象6内から前記容器8内に漏洩したサーチガスが、前記サーチガス導入流路9、前記第4の流路27、前記第2の流路4,前記第1の流路3を経て、前記質量分析計2に導入される。該質量分析計2は、該質量分析計2の圧力、すなわち、前記第1の圧力計15により測定される圧力が、該質量分析計2の作動圧力以下の場合には、導入された前記サーチガスをイオン化し、該サーチガスイオンに基づいたイオン電流値を検出する。これにより、前記検査対象6からの前記サーチガスの漏れ量が検出される。次に、前記試験者は、前記第2の開閉弁22と前記第3の開閉弁26とを開く。その状態で、前記試験者は、前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させると、前記と同様に、漏洩検出装置内に滞留する、前記サーチガスは、大気中に排気される。前記試験者は、前記容器8を大気解放し、前記検査対象6を前記容器8から取り出す。なお、第2の圧力導出機能により求めた圧力が前記質量分析計2の作動圧力を超える場合には、前記流路判定装置30は、漏洩試験の中止を、たとえば、ランプ等に表示させたり、漏洩試験中止の警告音等を鳴らしたりする。
他方、前記試験者は、前記検査対象6に要求されるサーチガスの漏れ量の閾値が分かっていない場合、前記測定制御装置33を起動させる。前記測定制御装置33を起動させると、前記測定制御装置33は、前記開閉弁制御装置31に測定開始の出力信号を送信する。該出力信号を受信した前記開閉弁制御装置31は、前記第1の開閉弁17を開かせる制御と前記第3の開閉弁26を閉止させる制御と前記第4の開閉弁28を開かせる制御とを行うと共に、前記真空ポンプ制御装置32に前記第1の真空ポンプ10と前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる出力信号を送信する。該出力信号を受信した前記真空ポンプ制御装置32は、前記第1の真空ポンプ10と前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12の駆動をさせる。その後、前記第1の圧力計15により計測された圧力が、前記質量分析計2の作動圧力以下になると、前記試験者は、前記容器8に収納された前記検査対象6内の圧力を所定の圧力まで減圧させる。また、前記試験者は、前記サーチガス供給手段7から前記容器8に収納された前記検査対象6の内部に前記サーチガスを、前記第2の圧力計18で計測された圧力を超える所定の圧力まで供給する。この前記サーチガスの供給が行われると、前記検査対象6から前記サーチガスの漏洩がある場合には、前記検査対象6内の圧力と前記容器8内の圧力との差圧に基づいて、前記検査対象6内から前記容器8内に漏洩したサーチガスが、前記サーチガス導入流路9、前記第4の流路27、前記第2の流路4,前記第1の流路3を経て、前記質量分析計2に導入される。該質量分析計2は、該質量分析計2の圧力、すなわち、前記第1の圧力計15により測定される圧力が、該質量分析計2の作動圧力以下の場合には、導入された前記サーチガスをイオン化し、該サーチガスイオンに基づいたイオン電流値を検出する。これにより、前記検査対象6からの前記サーチガスの漏れ量が検出される。一方、この測定により前記検査対象6からの前記サーチガスの漏れ量が検出されない場合、前記質量分析装置23は、前記測定制御装置33に前記サーチガスの不検出の出力信号を送信する。該出力信号を受信した前記測定制御装置33は、前記開閉弁制御装置31に前記サーチガスを下流側の前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる流路を前記第4の流路27から前記第3の流路25に切り替える出力信号を送信する。該出力信号を受信した前記開閉弁制御装置31は、前記第1の開閉弁17を閉止させる制御と前記第3の開閉弁26を開かせる制御と前記第4の開閉弁28を閉止させる制御とを行うと共に、前記真空ポンプ制御装置32に前記第1の真空ポンプ10を停止させる出力信号を送信すると共に前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる出力信号を送信する。該出力信号を受信した前記真空ポンプ制御装置32は、前記第1の真空ポンプ10を停止させると共に前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12の駆動をさせる。これらの制御が行われると、前記検査対象6内から前記容器8内に漏洩したサーチガスが、前記サーチガス導入流路9、前記第3の流路25、前記第2の流路4,前記第1の流路3を経て、前記質量分析計2に導入される。該質量分析計2は、該質量分析計2の圧力、すなわち、前記第1の圧力計15により測定される圧力が、前記質量分析計2の作動圧力以下の場合には、導入された前記サーチガスをイオン化し、該サーチガスイオンに基づいたイオン電流値を検出する。これにより、前記検査対象6からの前記サーチガスの漏れ量が検出される。次に、前記試験者は、前記第2の開閉弁22と前記第4の開閉弁28とを開く。その状態で、前記試験者は、前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させると、前記と同様に、漏洩検出装置内に滞留する、前記サーチガスは、大気中に排気される。前記試験者は、前記容器8を大気解放し、前記検査対象6を前記容器8から取り出す。
このように、第2実施形態の質量分析装置23は、イオン化部でイオン化されたサーチガスを検出する質量分析計2を備えた質量分析装置23に、前記イオン化部に接続された第1の流路3と該第1の流路3に接続された第2の流路4とを備え、該第2の流路4は、前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置24を備え、該流量調整装置24は、第3の流路25と、該第3の流路25に設けられた第3の開閉弁26と、前記第3の流路25と並列に設けられた第4の流路27と、該第4の流路27に設けられた第4の開閉弁28と、を備え、前記第4の流路27は、該第4の流路27から前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を、前記第3の流路25から前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量よりも少なくする機能を有する流量制限装置29を備えるようにしたので、前記流量調整装置24に流入する前記サーチガスの流量に応じて、前記サーチガスを前記第1の流路3に流入させる流路を前記第3の流路25と前記第4の流路27とで使い分けることができる。したがって、前記質量分析計2に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置24で調整することができる。よって、前記質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力を超えづらくすることができる。
又、第2実施形態の漏洩検出装置は、検査対象6から漏洩したサーチガスが流入されるサーチガス導入流路9と、該サーチガス導入流路9を減圧する第1の真空ポンプ10と、イオン化部でイオン化された前記サーチガスを検出する質量分析計2を備えた質量分析装置23と、前記質量分析計2を減圧する第2の真空ポンプ11と、を備えた漏洩検出装置における、前記質量分析装置23は、前記イオン化部と前記第2の真空ポンプ11とに接続された第1の流路3と、該第1の流路3と前記サーチガス導入流路9とに接続された第2の流路4と、を備え、該第2の流路4は、前記サーチガス導入流路9から前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置24を備え、該流量調整装置24は、第3の流路25と、該第3の流路25に設けられた第3の開閉弁26と、前記第3の流路25と並列に設けられた第4の流路27と、該第4の流路27に設けられた第4の開閉弁28と、を備え、前記第4の流路27は、該第4の流路27から前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を、前記第3の流路25から前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量よりも少なくする機能を有する流量制限装置29を備えるようにしたので、前記流量調整装置24に流入する前記サーチガスの流量に応じて、前記サーチガスを前記第1の流路3に流入させる流路を前記第3の流路25と前記第4の流路27とで使い分けることができる。したがって、前記質量分析計2に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置24で調整することができる。よって、前記質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力を超えづらくすることができる。
更に又、第2実施形態の漏洩検出装置は、前記検査対象6に要求されるサーチガスの漏れ量の閾値に基づいて、前記サーチガスを導入させるときの前記質量分析計2の圧力を求める機能と、該求めた圧力に基づいて前記サーチガスを下流側の前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる流路を前記第3の流路25と前記第4の流路27のいずれかから判定する機能と、を有する流路判定装置30と、該流路判定装置30の判定に基づいて前記第3の開閉弁26と前記第4の開閉弁28の開閉を制御する開閉弁制御装置31と、前記流路判定装置30が前記サーチガスを下流側の前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる流路を前記第3の流路25と判定したときに前記第2の真空ポンプ11を駆動させる機能と前記流路判定装置30が前記サーチガスを下流側の前記第2の流路4を介して前記第1の流路3に流入させる流路を前記第4の流路27と判定したときに前記第1の真空ポンプ10と前記第2の真空ポンプ11を駆動させる機能とを有する真空ポンプ制御装置32と、を備えるようにしたので、前記流量調整装置24に流入する前記サーチガスの流量に応じて、前記サーチガスを前記第1の流路3に流入させる流路を前記第3の流路25と前記第4の流路27とで切り替えることができる。したがって、前記質量分析計2に流入しようとする前記サーチガスの流量を、前記流量調整装置24で調整することができる。よって、前記質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力を超えづらくすることができる。
更に又、第2実施形態の漏洩検出装置は、前記第3の開閉弁26を閉止させる制御と前記第4の開閉弁28を開かせる制御と前記第1の真空ポンプ10を駆動させる制御と前記第2の真空ポンプ11を駆動させる制御とを行う第1の制御機能と、該第1の制御機能を実行しても前記質量分析計2により前記サーチガスが検出されないときに、前記第3の開閉弁26を開かせる制御と前記第4の開閉弁28を閉止させる制御と前記第1の真空ポンプ10を停止させる制御と前記第2の真空ポンプ11を駆動させる制御とを行う第2の制御機能と、を有する測定制御装置33を備えるようにしたので、前記第3の流路25より少ない流量を流す前記第4の流路27を用いた漏洩試験を行って前記サーチガスが検出されないときに、前記第3の流路25を用いた漏洩試験を行うことができる。よって、前記質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力を超えづらくすることができる。
図5及び図6は本考案の質量分析装置及び漏洩検出装置の第3実施形態の構成を示す概略図である。なお、本実施形態の質量分析装置及び漏洩検出装置において、前記第1実施形態と同様の構成については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図5及び図6に示される、第3実施形態の質量分析装置34及び漏洩検出装置は、前記第2の流路4に備えられた流量調整装置35が、たとえば、オリフィスなどの前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を調整する構造の物品とされている。また、第3実施形態の漏洩検出装置は、前記第1の開閉弁17の開閉を制御する機能を有する開閉弁制御装置36と、前記第1の真空ポンプ10と前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12の駆動を制御する機能を有する真空ポンプ制御装置37と、を備えるようにした構成とされている。
より具体的には、前記流量調整装置35は、図5に示されるように、前記第2の流路4に設けられている。前記流量調整装置35は、前記サーチガス導入流路9から前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を調整する構造とされており、たとえば、オリフィスとされている。前記流量調整装置35の流路面積は、たとえば、前記流量制限装置29と同様な方法で設定される。
前記開閉弁制御装置36は、図6に示されるように、受信した信号に基づいて、前記第1の開閉弁17を開かせる制御を行なう機能と、前記真空ポンプ制御装置37に前記第1の真空ポンプ10を駆動させる出力信号を送信する機能と、を有した構成とされている。これにより、前記開閉弁制御装置36は、前記第1の開閉弁17を開かせると共に前記真空ポンプ制御装置37を介して前記第1の真空ポンプ10を駆動させる。また、前記開閉弁制御装置36は、前記第2の圧力計18から送信された圧力の出力信号を受信する機能を有した構成とされている。該開閉弁制御装置36は、前記第2の圧力計18により計測された圧力が前記第1の真空ポンプ10の到達圧力になったときに、前記真空ポンプ制御装置37に前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる出力信号を送信する機能を有した構成とされている。これにより、前記開閉弁制御装置36は、前記真空ポンプ制御装置37を介して前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる。
前記真空ポンプ制御装置37は、図6に示されるように、前記開閉弁制御装置36から前記第1の真空ポンプ10を駆動させる出力信号を受信する機能と、該受信した出力信号に基づいて第1の真空ポンプ10の駆動を制御する機能と、を有した構成とされている。また、前記真空ポンプ制御装置37は、前記開閉弁制御装置36から前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12を駆動させる出力信号を受信する機能と、該受信した出力信号に基づいて前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12の駆動を制御する機能と、を有した構成とされている。
次に、漏洩試験の試験者が第3実施形態の質量分析装置及び漏洩検出装置を用いて漏洩試験を行う手順の一例について説明する。
漏洩試験の試験者は、漏洩試験前の準備として、前記第1実施形態の質量分析装置及び漏洩検出装置を用いた漏洩試験と同様に、第3実施形態の漏洩検出装置の校正と、該校正に基づいて第3実施形態の漏洩検出装置内に滞留する、前記サーチガスと同じ種類のガスの排気と、を行う。
次に、漏洩試験の試験者が漏洩試験を実施する場合、前記試験者は、前記した漏洩試験前の準備を行った後、前記リーク遮断バルブ20と前記第2の開閉弁22を閉止する。また、前記試験者は、前記容器8内に検査対象6を設置して、該検査対象6に前記サーチガス供給手段7を接続する。この状態で、前記試験者は、前記開閉弁制御装置36を起動させる。該開閉弁制御装置36を起動させると、該起動時の信号に基づいて、前記開閉弁制御装置36は前記第1の開閉弁17を開かせる制御を行う。また、前記開閉弁制御装置36は前記真空ポンプ制御装置37に出力信号を送信し、該出力信号を受信した前記真空ポンプ制御装置37は前記第1の真空ポンプ10を駆動させる。その後、前記第1の真空ポンプ10の駆動により、前記第2の圧力計18により計測された圧力が、前記第1の真空ポンプ10の到達圧力に達すると、前記開閉弁制御装置36は、前記第2の圧力計18から受信した圧力の出力信号に基づいて、前記真空ポンプ制御装置37に前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させる出力信号を送信する。該出力信号を受信した前記真空ポンプ制御装置37は、前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12の駆動をさせる。その後、前記第1の圧力計15により計測された圧力が、前記質量分析計2の作動圧力以下になると、前記試験者は、前記容器8に収納された前記検査対象6内の圧力を所定の圧力まで減圧させる。また、前記試験者は、前記サーチガス供給手段7から前記容器8に収納された前記検査対象6の内部に前記サーチガスを、前記第2の圧力計18により計測された圧力を超える所定の圧力まで供給する。この前記サーチガスの供給が行われると、前記検査対象6から前記サーチガスの漏洩がある場合には、前記検査対象6内の圧力と前記容器8内の圧力との差圧に基づいて、前記検査対象6内から前記容器8内に漏洩したサーチガスが、前記サーチガス導入流路9、前記流量調整装置35、前記第2の流路4,前記第1の流路3を経て、前記質量分析計2に導入される。該質量分析計2は、該質量分析計2の圧力、すなわち、前記第1の圧力計15により測定される圧力が、該質量分析計2の作動圧力以下の場合には、導入された前記サーチガスをイオン化し、該サーチガスイオンに基づいたイオン電流値を検出する。これにより、前記検査対象6からの前記サーチガスの漏れ量が検出される。次に、前記試験者は、前記第2の開閉弁22を開く。その状態で、前記試験者は、前記第1の真空ポンプ10と前記第2の真空ポンプ11と前記第3の真空ポンプ12とを駆動させると、前記容器8内、前記サーチガス導入流路9、前記流量調整装置35、前記第1の真空ポンプ10内、前記第2の流路4、前記第1の流路3、前記質量分析計2内、前記第2の真空ポンプ11内、前記第3の真空ポンプ12内に滞留する、前記サーチガスは、大気中に排気される。前記試験者は、前記容器8を大気解放し、該検査対象6を前記容器8から取り出す。
このように、第3実施形態の質量分析装置34及び漏洩検出装置は、前記第2の流路4に備えられた流量調整装置35を、たとえば、オリフィスなどの前記第1の流路3に流入させる前記サーチガスの流量を調整する構造の物品としたので、前記質量分析計2の圧力が該質量分析計2の作動圧力を超えづらくすることができる。
なお、本考案の質量分析装置及び漏洩検出装置は前記した各実施形態の構成に限定されるものではない。前記各実施形態における質量分析計2は、磁場偏向型質量分析計に限られるものではなく、例えば、四重極型質量分析計などの他の質量分析計2としてもよい。
前記各実施形態における容器8は、検査対象6を収納する構成に限られるものではなく、たとえば、検査対象6の表面の一部を覆うことが可能な構成としてもよい。
前記各実施形態におけるサーチガス供給流路16は前記容器8に接続させ、前記サーチガス導入流路9は前記検査対象6に接続させる構成としてもよい。
前記各実施形態における第3の真空ポンプ12は、前記第2の真空ポンプ11の性能が漏洩試験に十分な性能を備えていれば、省略してもよい。
前記各実施形態における第2の圧力計18は、前記第2の流路4における前記流量調整装置5,24,35よりも上流側位置の圧力を計測できれば如何なる位置に設けられていてもよい。前記第2の圧力計18は、たとえば、前記容器8に設けられてもよい。
前記各実施形態におけるリーク遮断バルブ20、校正リーク21、第2の開閉弁22は、サーチガス導入流路9に設けられることに限られない。リーク遮断バルブ20、校正リーク21、第2の開閉弁22は、たとえば、前記容器8に設けられてもよい。
以上、本考案の質量分析装置及び漏洩検出装置の好ましい実施形態について説明したが、本考案はこれら実施形態に限定されることはない。本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本考案は前述した説明によって限定されることはなく、実用新案登録請求の範囲の記載によってのみ限定される。
1,23,34 質量分析装置
2 質量分析計
3 第1の流路
4 第2の流路
5,24,35 流量調整装置
6 検査対象
9 サーチガス導入流路
10 第1の真空ポンプ
11 第2の真空ポンプ
25 第3の流路
26 第3の開閉弁
27 第4の流路
28 第4の開閉弁
29 流量制限装置
33 測定制御装置
2 質量分析計
3 第1の流路
4 第2の流路
5,24,35 流量調整装置
6 検査対象
9 サーチガス導入流路
10 第1の真空ポンプ
11 第2の真空ポンプ
25 第3の流路
26 第3の開閉弁
27 第4の流路
28 第4の開閉弁
29 流量制限装置
33 測定制御装置
Claims (5)
- イオン化部でイオン化されたサーチガスを検出する質量分析計を備えた質量分析装置であって、
前記イオン化部に接続された第1の流路と、
該第1の流路に接続された第2の流路と、
を備え、
該第2の流路は、前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置を備えるようにした、
構成を有することを特徴とする質量分析装置。 - 前記流量調整装置は、
第3の流路と、
該第3の流路に設けられた第3の開閉弁と、
前記第3の流路と並列に設けられた第4の流路と、
該第4の流路に設けられた第4の開閉弁と、
を備え、
前記第4の流路は、該第4の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を、前記第3の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量よりも少なくする機能を有する流量制限装置を備えるようにした、
構成を有することを特徴とする請求項1記載の質量分析装置。 - 検査対象から漏洩したサーチガスが流入されるサーチガス導入流路と、該サーチガス導入流路を減圧する第1の真空ポンプと、イオン化部でイオン化された前記サーチガスを検出する質量分析計を備えた質量分析装置と、前記質量分析計を減圧する第2の真空ポンプと、を備えた漏洩検出装置であって、
前記質量分析装置は、
前記イオン化部と前記第2の真空ポンプとに接続された第1の流路と、
該第1の流路と前記サーチガス導入流路とに接続された第2の流路と、
を備え、
該第2の流路は、前記サーチガス導入流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を調整する機能を有する流量調整装置を備えるようにした、
構成を有することを特徴とする漏洩検出装置。 - 前記流量調整装置は、
第3の流路と、
該第3の流路に設けられた第3の開閉弁と、
前記第3の流路と並列に設けられた第4の流路と、
該第4の流路に設けられた第4の開閉弁と、
を備え、
前記第4の流路は、該第4の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量を、前記第3の流路から前記第1の流路に流入させる前記サーチガスの流量よりも少なくする機能を有する流量制限装置を備えるようにした、
構成を有することを特徴とする請求項3記載の漏洩検出装置。 - 前記第3の開閉弁を閉止させる制御と前記第4の開閉弁を開かせる制御と前記第1の真空ポンプを駆動させる制御と前記第2の真空ポンプを駆動させる制御とを行う第1の制御機能と、該第1の制御機能を実行しても前記質量分析計により前記サーチガスが検出されないときに、前記第3の開閉弁を開かせる制御と前記第4の開閉弁を閉止させる制御と前記第1の真空ポンプを停止させる制御と前記第2の真空ポンプを駆動させる制御とを行う第2の制御機能と、を有する測定制御装置を備えるようにした、
構成を有することを特徴とする請求項4記載の漏洩検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2024000452U JP3246390U (ja) | 2024-02-16 | 2024-02-16 | 質量分析装置及び漏洩検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2024000452U JP3246390U (ja) | 2024-02-16 | 2024-02-16 | 質量分析装置及び漏洩検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3246390U true JP3246390U (ja) | 2024-04-15 |
Family
ID=90666802
Family Applications (1)
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JP2024000452U Active JP3246390U (ja) | 2024-02-16 | 2024-02-16 | 質量分析装置及び漏洩検出装置 |
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JP (1) | JP3246390U (ja) |
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2024
- 2024-02-16 JP JP2024000452U patent/JP3246390U/ja active Active
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