JP2001228047A - エアリークテスト装置における容積調節方法および容積調節機能付きのエアリークテスト装置 - Google Patents

エアリークテスト装置における容積調節方法および容積調節機能付きのエアリークテスト装置

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JP2001228047A
JP2001228047A JP2000039269A JP2000039269A JP2001228047A JP 2001228047 A JP2001228047 A JP 2001228047A JP 2000039269 A JP2000039269 A JP 2000039269A JP 2000039269 A JP2000039269 A JP 2000039269A JP 2001228047 A JP2001228047 A JP 2001228047A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークが変わってもマスタ側閉鎖系を変えず
に正確に漏れを検出できるようにする。 【解決手段】 分岐通路12a,12bには、第1開閉
弁4a,4bとワークカプセル5a,5bが接続され、
第1開閉弁の下流側の補助通路16a,16bには第2
開閉弁7a,7bと容積変更器30,タンク40が接続
されている。エアリークテストモードにおいて、第2開
閉弁7a,7bが閉じ第1開閉弁4a,4bが開いた状
態でテスト圧を供給し、第1開閉弁を閉じてから差圧セ
ンサ6に基づいてワークWの微小漏れを検出する。その
後で第2開閉弁を開いてから、差圧センサ6に基づいて
ワークWの大漏れを検出する。漏れの無いワークWを用
いた容積変更モードでは、第2開閉弁7a,7bを開い
てから、差圧センサ6の検出差圧がゼロになるように、
モータ20を駆動して、容積変更器30の容積を調節す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に小容積の密封
容器の洩れを検査するエアリークテスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小容積の密封容器であるワークの洩れを
高精度で検出する差圧式エアリークテスト装置では、エ
ア通路が、エア圧源に接続される共通通路と、この共通
通路から分岐したワーク側分岐通路およびマスタ側分岐
通路とを備えている。上記ワーク側分岐通路の下流端に
は、洩れの有無を検査すべきワークを収納するワークカ
プセルが接続され、上記マスタ側分岐通路の下流端に
は、漏れの無いワークをマスタ部材として収容するマス
タカプセルが接続されている。上記共通通路には三方弁
が設けられ、上記ワーク側,マスタ側分岐通路にはそれ
ぞれ開閉弁が設けられている。この開閉弁の下流側にお
いてワーク側,マスタ側の分岐通路間の差圧が差圧セン
サで検出されるようになっている。
【0003】制御部は、エアリークテストモードにおい
て、上記一対の開閉弁の開き状態で三方弁を駆動するこ
とにより、ワークカプセルとマスタカプセルにエア圧源
のエア圧をテスト圧として供給し、次に開閉弁を閉じ、
この状態での差圧センサの検出差圧に基づいて、ワーク
の漏れの有無を判定する。
【0004】上記装置では、ワークに微小な傷があっ
て、エアが時間をかけてワーク内に入り込む場合には、
微小漏れとして検出することができるが、大きな傷があ
った場合には、漏れ無しと判断してしまう。上記テスト
圧を供給した時に一気にワーク内にテスト圧のエアが入
り込み、その後で開閉弁を閉じた状態では、ワーク側閉
鎖系の圧力が低下せず、差圧が生じないからである。
【0005】そこで、微小漏れのみならず大きな漏れを
も検出する装置が開発されている。特開平10−622
96号公報に開示された装置では、ワーク側、マスタ側
の分岐通路において、上記開閉弁(以下第1開閉弁と称
す)とカプセル間には、それぞれ補助通路が接続されて
いる。これらワーク側,マスタ側の補助通路には、第2
開閉弁がそれぞれ設けられ、その下流端には、同容積の
タンクがそれぞれ接続されている。
【0006】上記公報の装置では、第1開閉弁を閉じて
微小漏れの有無を判定した後に、第2開閉弁を開くこと
により上記タンクへエア圧を逃がし、この状態での差圧
センサの検出差圧に基づいて、ワークの大漏れの有無を
判定する。すなわち、ワーク側の閉鎖系とマスタ側の閉
鎖系は、第2開閉弁を閉じた状態での容積が等しく、こ
の第2開閉弁を開いた状態での容積も等しいから、ワー
クに漏れが無ければ、差圧センサで検出される差圧はゼ
ロである。ワークに大漏れがあれば、このワーク内に入
り込んだテスト圧の分だけワーク側の圧力が高くなるの
で、ワーク側とマスタ側で差圧が生じる。
【0007】特開昭57ー211032号公報に開示さ
れたエアリークテスト装置では、ワーク側,マスタ側の
分岐通路に上流側から順に第1開閉弁と第2開閉弁が設
けられ、これら第1,第2開閉弁間に同容積のタンクが
設けられている。この装置では、第2開閉弁を閉じ第1
開閉弁を開いた状態で、タンクにエア圧源のエア圧を蓄
える。次に第1開閉弁を閉じ、第2開閉弁を開くことに
より、上記エア圧源のエア圧より低いエア圧をテスト圧
としてワークカプセルとマスタカプセルに供給する。そ
して、この状態での差圧から漏れの有無を検出する。す
なわち、ワーク側の閉鎖系とマスタ側の閉鎖系は、第2
開閉弁を閉じた状態での容積が等しく、この第2開閉弁
を開いた状態での容積も等しいから、ワークに漏れが無
ければ、両閉鎖系の圧力はテスト圧を維持され、差圧セ
ンサで検出される差圧はゼロである。ワークに大漏れが
あれば、このワーク内に一気にエア圧が入り込み、ワー
クに微小漏れがある場合には徐々にワークにエア圧が入
り込むので、ワーク側閉鎖系の圧力が低くなり、ワーク
側とマスタ側の閉鎖系間で差圧が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記装置で
は、第2開閉弁を開く前のワーク側、マスタ側の一対の
閉鎖系の容積を等しくし、また第2開閉弁を開いた後の
一対の閉鎖系の容積を等しくしなければならない。その
ため、検査対象となるべきワークの種類が変わり、その
外面形状によって決定される体積が変わったときには、
これに応じてマスタ部材もワークと同形状ないしは同体
積に変えなければならず、また、ワークカプセルを変更
した時には、これに応じてマスタ容器も変えなければな
らず、煩雑であった。そこで、ワークが変わってもマス
タ側の閉鎖系を変更せずにワークの微小漏れ,大漏れを
検出できる装置が望まれていた。
【0009】他の課題として、検査すべきワークが変わ
っても差圧センサの感度を等しくするという要求もあ
る。すなわち、上記装置において、ワークが変わる場合
には、これに応じてマスタ容器を変えることにより、第
2開閉弁を閉じている状態および開いた状態での一対の
閉鎖系の容積を互いに等しくし、差圧センサによる漏れ
検出を可能にする。しかし、第2開閉弁の開動作前後の
容積変化率が変わるため、第2開閉弁が開いた時の一対
の閉鎖系の圧力が変化し、これに伴い差圧センサの感度
が変化してしまう。そこで、より厳密な漏れ検出を行う
ために、この差圧センサの感度を一定にしたいという要
求があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1〜第4態様
は、最初に述べた課題を解決するためになされたもので
あり、差圧式エアリークテスタにおいて、ワーク側,マ
スタ側のタンクの一方を容積変更器に置き換え、新規の
ワークの漏れ検査を行う場合に、第2開閉弁が開いた状
態でのワーク側,マスタ側の閉鎖系の圧力が等しくなる
ように、容積変更器の容積を手動または自動で調節する
ことを特徴とする。
【0011】本発明の第5〜第8態様では、後で述べた
課題を解決するためになされたものであり、新規のワー
クの漏れ検査を行う場合に、ワーク側,マスタ側のタン
クの代わりにそれぞれ容積変更器を用い、第2開閉弁が
開いた状態でのワーク側,マスタ側の閉鎖系の圧力が、
第2開閉弁が開く前の圧力に対して所定比率になるよう
に、容積変更器の容積を手動または自動で調節すること
を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のエアリークテスト装置の
第1実施形態を、図1,図2を参照しながら説明する。
図1に示すように、エアリークテスト装置は、エア通路
10を備えている。このエア通路10は、共通通路11
と、この共通通路11の下流端に接続されたマスタ側分
岐通路12aとワーク側分岐通路12bとを有してい
る。共通通路11の上流端には圧縮エア源1が接続され
ている。また共通通路11には、上流側から順にレギュ
レータ2、三方弁3が設けられている。上記圧縮エア源
1とレギュレータ2とで、エア圧源9が構成されてい
る。上記三方弁3は、一対の分岐通路12a,12bを
エア圧源9に連通させるエア圧供給位置と、エア圧源9
から遮断して大気に開放させる大気開放位置のいずれか
を選択するものであり、オフ状態では大気開放位置にあ
る。
【0013】上記分岐通路12a,12bには常開の第
1開閉弁4a,4bがそれぞれ設けられ、下流端には同
形状,同容積のワークカプセル5a,マスタカプセル5
bがそれぞれ接続されている。カプセル5a、5bは開
閉可能となっており、検査すべきワークW,マスタ部材
Mとをそれぞれ密封状態で収容できるようになってい
る。なお、マスタ部材Mは、ワークと同じもので漏れの
無いことが確認されたものを用いるのが一般的である
が、後述するように本実施形態ではワークWと同形状で
なくてもよい。
【0014】第1開閉弁4a,4bの下流側の分岐通路
12a,12b間には、導入通路15a、15bを介し
て差圧センサ6が接続されている。また、第1開閉弁4
aの下流側におけるワーク側分岐通路12aには、ワー
ク側補助通路16aの一端が接続されている。このワー
ク側補助通路16aの中途部には第2開閉弁7aが設け
られており、その他端(下流端)には、モータ20(駆
動部)によって駆動される容量変更器30が、接続され
ている。
【0015】他方、第1開閉弁4bの下流側のマスタ側
分岐通路12bには、マスタ側補助通路16bの一端が
接続されている。マスタ側補助通路16bの中途部には
第2開閉弁7bが設けられており、その他端(下流端)
には、所定容積のタンク40が接続されている。なお、
タンク40の容積は、マスタ容器Mを収容した状態のマ
スタカプセル5bとほぼ同程度となっている。
【0016】上記容量変更器30は、図2に示すよう
に、シリンダ31と、このシリンダ31内に気密に挿入
されたピストン32と、このピストン32の外端に連結
されたキャップ33とを有している。ピストン32はシ
リンダ31に螺合されている。ピストン32の内端とシ
リンダ31とでシリンダ室35が形成されており、この
シリンダ室35が上記ワーク側補助通路16aに連通さ
れている。
【0017】上記キャップ33の外周には歯33aが形
成されており、この歯33aは、歯車36を介して上記
モータ20に連結されている。モータ20の駆動により
キャップ33が回転し、これと一緒にピストン32が回
転する。ピストン32はシリンダ31と螺合関係にある
ため、この回転に伴って軸方向の移動がなされ、これに
よりシリンダ室35の容積が調節される。なお、このシ
リンダ室35の容積は、上記タンク40とほぼ同程度で
ある。
【0018】さらに、エアリークテスト装置は、上述し
た各種の弁3,4a,4b,7a,7bやモータ20を
制御するための制御部50と、表示部60とを備えてい
る。制御部50は、上記シリンダ室35の容積を調節す
る容積調節モードとエアリークテストモードを実行す
る。
【0019】次に、上記構成をなすエアリークテスト装
置の作用を説明する。この装置では、各種のワークWの
リークテストを行う。本実施形態では、ワークWが変わ
っても(ワークWの外面形状によって決定される体積が
変わっても)、マスタ部材Mは変えない。そのため、そ
れぞれワークW,マスタ部材Mを収容した時のカプセル
5a,5bの内容積が異なる。このようにカプセル5
a,5bの内容積が異なっても、容積変更器30のシリ
ンダ室35の容積を調節することにより、正確なエアリ
ークテストを行うことができる。
【0020】制御部50で実行される容積変更器30の
容積調節モードについて説明する。このモードを実行す
る際には、ワークWとして、漏れの無いものを用いる。
ワークW,マスタ部材Mをそれぞれカプセル5a,5b
に収容して密封した状態で、制御部50は、第2開閉弁
7a,7bを閉じて補助通路16a,16bを遮断し、
容積変更器30およびタンク40を分岐通路12a,1
2bから隔離する。これにより、容積変更器30および
タンク40は大気圧のまま維持される。
【0021】次に、第1開閉弁4a,4bを開いたまま
で三方弁3をオンすることにより、エア圧源9のエア圧
Ptを、分岐通路12a,12bを介してカプセル5
a,5bに供給する。次に、第1開閉弁4a,4bを閉
じることにより、第1開閉弁4a,4bの下流側の分岐
通路12a,12bおよびカプセル5a,5bを閉鎖系
にする。カプセル5aに収容されているワークWは、漏
れの無いものを用いているので、この状態では、差圧セ
ンサ6で検出される2つの閉鎖系の差圧はゼロになるは
ずである。
【0022】次に、第2開閉弁7a,7bを開く。ワー
ク側の第2開閉弁7aが開くと、ワーク側閉鎖系の圧力
が容積変更器30のシリンダ室35へ逃げる。すなわ
ち、ワーク側の閉鎖系は、第2開閉弁7aが閉じた状態
の容積Vwから、第二開閉弁7aの下流側の補助通路1
6aとシリンダ室35の容積分ΔVwだけ容積が増大
し、これに伴い、ワーク側閉鎖系の圧力は上記圧力Pt
から圧力Pwまで低下する。同様に、マスタ側の第2開
閉弁7bが開くと、マスタ側の閉鎖系は、第2開閉弁7
aが閉じた状態の容積Vmから、第二開閉弁7bの下流
側の補助通路16bとタンク40の容積分ΔVmだけ容
積が増大し、これに伴い、マスタ側閉鎖系の圧力も圧力
Ptから圧力Pmまで低下する。
【0023】上述したように、ワークWは漏れの無いも
のであるから、第2開閉弁7a,7bを開いた状態で
も、差圧センサ6の検出差圧をゼロにすべきである。し
かし、ワークWとマスタ部材Mが異なるため、第2開閉
弁7a,7bの閉じ状態での閉鎖系の容積Vw,Vmが
異なる。また、上記容積増加分ΔVw,ΔVmが異な
る。それ故、2つの閉鎖系の圧力Pw,Pmは異なり、
上記差圧センサ6の検出差圧はゼロにならない。
【0024】そこで、制御部50は、差圧センサ6の検
出差圧ΔP=Pw−Pmがゼロになるように、すなわち
2つの閉鎖系の圧力Pw,Pmの圧力が等しくなるよう
に、モータ20を駆動してシリンダ室35の容積を調節
する。この原理を、式を用いて説明する。ワーク側閉鎖
系では、次の式が成立する。 Pw=(Pt・Vw+Po・ΔVw)/(Vw+ΔVw) …(1) 同様にマスタ側閉鎖系では、次の式が成立する。 Pm=(Pt・Vm+Po・ΔVm)/(Vm+ΔVm) …(2) ただし、Poは大気圧である。
【0025】上記容積変更器30のシリンダ室35の容
積を変えると、上記容積増加分ΔVwが変わり、これに
より、ワーク側閉鎖系の圧力Pwと、マスタ側閉鎖系の
第2テスト圧Pmを一致させることができる。このPw
=Pmの条件を付加すると、式(1),(2)から次式
が得られる。 ΔVw/ΔVm=Vw/Vm … (3)
【0026】上記(3)式から明らかなように、上記差
圧がゼロになるように容積変更器30の容積が調節さ
れ、ひいては第2開閉弁7aの開き動作によるワーク側
閉鎖系の容積増加分ΔVwが調節されることにより、第
2開閉弁7a,7bを開く前の2つの容積Vw,Vmの
比と、第2開閉弁7a,7bの開き動作による容積増加
分ΔVw,ΔVmの比が等しくなる。上記容積調節は、
制御部50が差圧センサ6の検出差圧をフィードバック
情報として用いてモータ20を制御することにより、簡
単に行うことができる。
【0027】上記のようにモータ20によるシリンダ室
35の容積調節が終了した後、第1開閉弁4a,4bを
開くとともに三方弁3を大気開放位置にすることによ
り、この三方弁3の下流側のエア通路10を全て大気開
放にする。制御部50は、検査すべきワークWの種類を
変更する度に容積調節モードを実行し、この容積調節モ
ードを実行した後、検査対象となるワークWをカプセル
5aにセットする度に、エアリークテストモードを実行
する。
【0028】次にエアリークテストモードについて説明
する。このエアリークテストモードでの弁3,4a,4
b,7a,7bの動作順序は、上記容積調節モードと同
じである。第1開閉弁4a,4bが開き状態で、第2開
閉弁7a,7bが閉じの状態で三方弁3をオンして、エ
ア圧源9のテスト圧を分岐通路12a,12bに供給し
た後、第1開閉弁4a,4bを閉じて差圧センサ6の検
出差圧を所定時間監視する。この検出差圧がゼロのまま
変化しないか変化量が閾値以下の場合には、微小漏れが
無いと判断する。変化量が閾値を越えた場合には、微小
漏れ有りと判断する。
【0029】次に、第2開閉弁7a,7bを開いてから
差圧センサ6での差圧を検出し、これを閾値と比較して
大漏れの有無を判断する。前述したように、容積変更器
30の容積が調節されているため、ワークWに漏れが無
い場合には、差圧はゼロとなるはずである。ワークWに
大きな傷がある場合には、テスト圧導入時に、ワークW
内部がテスト圧となっており、第2開閉弁7aを開いた
時の圧力は、上記式(1)で示した圧力Pwより高くな
る。その結果、2つの閉鎖系間で差圧が発生するので、
大漏れの判定を行うことができる。
【0030】制御部50は、微小漏れや大漏れが無いと
判断した時には、表示部60を制御して良品表示を行
い、漏れがある場合には不良品表示を行う。なお、差圧
センサ6からの圧力差情報や大気圧換算洩れ量等の情報
をも表示してもよい。
【0031】次に、本発明の第2実施形態に係わるエア
リークテスト装置について図3を参照しながら説明す
る。この実施形態でも、第1実施形態と同様に、ワーク
Wを変えてもマスタ部材Mを変えない。この実施形態で
は、第2開閉弁7a,7bが、分岐通路12a,12b
において、第1開閉弁4a,4bとカプセル5a,5b
との間に設けられている。補助通路16a,16bは、
これら第1開閉弁4a,4bと第2開閉弁7a,7bと
の間に接続されている。他の構成は、第1実施形態と同
様であるので図中同番号を付して詳細な説明を省略す
る。なお、制御部および表示部については、第1実施形
態と同じであるので、図示を省略する。
【0032】第2実施形態では、制御部による容積調節
モード、エアリークテストモードでの弁3,4a,4
b,7a,7bの動作順序は、第1実施形態と同じであ
るが、第2開閉弁7a,7bの設置箇所が異なるので、
その作用は大きく異なる。詳述すると、第1開閉弁4
a,4bが開き第2開閉弁7a,7bが閉じの状態で三
方弁3をオンすると、エア圧源9のエア圧が、容積変更
器30のシリンダ室35およびタンク40に導入され
る。この際、カプセル5a,5bは、大気圧のままであ
る。
【0033】次に、第1開閉弁4a,4bを閉じると、
2つの閉鎖系が形成される。ワーク側閉鎖系は、上記シ
リンダ室35と、補助通路16aと、導入通路15a
と、分岐通路12aにおける開閉弁4a,7a間の部位
によって形成される。この閉鎖系の容積をVw’とす
る。同様にマスタ側閉鎖系は、上記タンク40と、補助
通路16bと、導入通路15bと、分岐通路12bにお
ける開閉弁4b,7b間の部位によって形成される。こ
の閉鎖系の容積をVm’とする。
【0034】容積調節モードでは、第1開閉弁4a,4
bおよび第2開閉弁7a,7bが閉じの状態で差圧セン
サ6の検出差圧ゼロを確認してから、第2開閉弁7a,
7bを開き、カプセル5a,5bにもエア圧を導入す
る。この際、容積増加分だけエア圧も低下する。この状
態で差圧センサ6の差圧がゼロになるように、すなわち
2つの閉鎖系の圧力が等しくなるように、モータ20を
駆動してシリンダ室35の容積を調節する。
【0035】上記のように差圧がゼロになるように容積
変更器30の容積が調節され、ひいては第2開閉弁7a
を開く前のワーク側閉鎖系の容積Vwが調節されること
により、第2開閉弁7a,7bを開く前の2つの容積V
w,Vmの比を、第2開閉弁7a,7bの開き動作によ
る容積増加分ΔVw,ΔVmの比と等しくすることがで
きる。
【0036】エアリークテストモードでは、第2開閉弁
7a,7bを開き、カプセル5a,5bにエア圧を導入
する。これにより、2つの閉鎖系の圧力は、エア圧源9
のエア圧より低いテスト圧となる。この状態で、差圧セ
ンサ6の検出差圧から、ワークWの漏れの有無を判定す
る。上記容積調節により、ワークWに漏れが無い場合に
は、差圧センサ6の検出差圧はゼロである。ワークWに
大漏れがある場合には、ワーク側閉鎖系の圧力が上記テ
スト圧から低下するので、即座に検出差圧となって現れ
る。大漏れが無い場合でも、微小漏れがあれば、検出差
圧は徐々に大きくなるように変化する。これにより、大
漏れと微小漏れの両方を検出することができる。
【0037】次に、図4を参照して本発明の第3の実施
形態に係わるエアリークテスト装置を説明する。この第
3実施形態は、上記第1,第2実施形態と異なる課題を
解決するものであるが、第1実施形態と構成が似ている
ので、図中対応する構成には同番号を付してその詳細な
説明は省略する。第3実施形態では、両方の補助通路1
6a,16bの下流端に、それぞれ容積変更器30a,
30bが接続されている。これら一対の容積変更器30
a,30bは別々のモータ20a,20bで駆動され
る。また、導入通路15a,15bには、それぞれ圧力
センサ80a,80bが接続されており、第1開閉弁4
a,4bの下流側の圧力をそれぞれ別々に検出すること
ができるようになっている。
【0038】第3実施形態では、マスタ部材Mとして、
漏れの無いワーク、または外面形状により決定される体
積がワークと等しい部材を用いる。したがって、ワーク
Wの種類を変えるときには、マスタ部材Mも変える。そ
のため、容積変更器30a,30bのシリンダ室35
a,35bの容積が等しければ、差圧センサ6の検出差
圧に基づいてワークWの漏れを検出することは可能であ
るが、本実施形態では、差圧センサ6の感度をもワーク
Wの変更にかかわらず一定にしようとするものである。
【0039】第3実施形態での容積調節モード,エアリ
ークテストモードでの弁3,4a,4b,7a,7bの
動作順序は第1実施形態と同じであるので詳細な説明は
省略する。制御部は、容積調節モードにおいて、第1開
閉弁4a,4bを閉じまま第2開閉弁7a,7bを開い
た後で、圧力センサ80a,80bの検出圧力をフィー
ドバック情報とし、その圧力が第2開閉弁7a,7bの
開動作前の圧力に対して所定比率(例えば50%)にな
るように、モータ20a,20bを制御し、容積変更器
30a,30bのシリンダ容積を調節する。
【0040】制御部は、エアリークテストモードにおい
て、第1テスト圧を分岐通路12a,12bに供給し、
第1開閉弁4a,4bを閉じて差圧センサ6の検出差圧
に基づいて、ワークWの微小漏れの有無を判定する。こ
の第1テスト圧は、エア圧源9のエア圧であり、ワーク
Wの相違に拘わらず一定であるので、差圧センサ6の検
出感度は一定である。その後で、第2開閉弁7a,7b
を開き、差圧センサ6の検出差圧に基づいて、第2テス
ト圧でワークWの大漏れの有無を判定する。この際、第
2テスト圧は、エア圧源9のエア圧の所定比率(50
%)であり、ワークWの相違に拘わらず一定であるの
で、差圧センサ6の検出感度を一定にすることができ
る。
【0041】次に、図5を参照して本発明の第4の実施
形態に係わるエアリークテスト装置を説明する。この第
4実施形態は、図4の第3実施形態と似た課題を解決す
るものである。第4実施形態では、第2開閉弁7a,7
bが、分岐通路12a,12bにおいて、第1開閉弁4
a,4bとカプセル5a,5bとの間に設けられてい
る。補助通路16a,16bは、これら第1開閉弁4
a,4bと第2開閉弁7a,7b間に接続されている。
他の構成は、第3実施形態と同様であるので図中同番号
を付して詳細な説明を省略する。
【0042】第4実施形態での容積調節モードは、第3
実施形態と同様であるので説明を省略する。また、エア
リークテストモードは第2実施形態と同様であるので、
説明を省略する。
【0043】第1,第2実施形態の容積調節モードにお
いて、第1開閉弁の下流側における分岐通路の圧力を一
対の圧力センサで検出し、これら検出圧力が等しくなる
ようにモータを制御するようにしてもよい。第1,第2
実施形態において、マスタ部材をマスタカプセルに収容
しなくてもよい。また、マスタカプセルは、ワークカプ
セルと異なる容積の密閉容器またはブロック内の密閉空
間としてもよい。第1,第2実施形態において、ワーク
側の補助通路にタンクを接続し、マスタ側の補助通路に
容積変更器を接続してもよい。第1,第2実施形態にお
いて、ワーク側,マスタ側の補助通路の両方に容積変更
器を設けてもよい。この場合、一方の容積変更器が特許
請求の範囲のタンクに相当する。両容積変更器で、より
自由度の高い調節を行うことができる。容積変更器は、
上記実施形態の構造に制約されず種々の態様が可能であ
る。例えば、特開平8−313384号公報に示すよう
に、ピストンをねじ機構を介してモータに接続し、ピス
トンがシリンダに対して直線移動だけをするような構成
であってもよい。容積変更器は、モータを用いずに手作
業で調節してもよい。エア圧源は、負圧であってもよ
い。この場合にも、エア圧源側を上流側とする。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1,第
3の態様によれば、容積変更器の容積を調節することに
より、ワーク変更の際にマスタ側閉鎖系を変更しなくて
も、ワークの大漏れ,微小漏れを確実に検出することが
できる。また、本発明の第2,第4の態様によれば、差
圧センサからのフィードバック情報を用いて自動的に容
積調節を行うことができる。
【0045】本発明の第5、第7の態様によれば、容積
変更器の容積を調節することにより、ワークおよびマス
タ部材の変更に拘わらず、差圧センサの感度を一定に維
持することができる。また、本発明の第6,第7の態様
によれば、ワーク側,マスタ側の圧力センサからのフィ
ードバック情報を用いて自動的に容積調節を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態をなすエアリークテス
ト装置の回路図である。
【図2】同エアリークテスト装置に用いられる容積変更
器の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態をなすエアリークテス
ト装置の回路図である。
【図4】本発明の第3の実施形態をなすエアリークテス
ト装置の回路図である。
【図5】本発明の第4の実施形態をなすエアリークテス
ト装置の回路図である。
【符号の説明】
4a,4b 第1開閉弁 5a ワークカプセル 5b マスタカプセル 6 差圧センサ 7a,7b 第2開閉弁 9 エア圧源 10 エア通路 11 共通通路 12a ワーク側分岐通路 12b マスタ側分岐通路 16a ワーク側補助通路 16b マスタ側補助通路 20,20a,20b モータ(駆動部) 30,30a,30b 容積変更器 40 タンク 50 制御部 80a,80b 圧力センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)エア圧源に接続される共通通路と、
    この共通通路から分岐したワーク側分岐通路およびマス
    タ側分岐通路と、上記ワーク側,マスタ側の分岐通路に
    それぞれ接続されたワーク側補助通路およびマスタ側補
    助通路と、(ロ)上記ワーク側分岐通路の下流端に接続
    され、洩れの有無を検査すべきワークを収納するワーク
    カプセルと、(ハ)上記マスタ側分岐通路の下流端に接
    続されたマスタカプセルと、(ニ)上記ワーク側分岐通
    路およびマスタ側分岐通路において、上記補助通路との
    接続点より上流側にそれぞれ設けられた第1開閉弁と、
    (ホ)上記第1開閉弁の下流側においてワーク側,マス
    タ側の分岐通路間の差圧を検出する差圧センサと、
    (ヘ)上記ワーク側,マスタ側の補助通路にそれぞれ設
    けられた第2開閉弁と、(ト)上記ワーク側およびマス
    タ側の補助通路の一方の下流端に接続されたタンクと、
    (チ)上記ワーク側およびマスタ側の補助通路の他方の
    下流端に接続された容積変更器と、(リ)エアリークテ
    ストモードにおいて、上記第2開閉弁を閉じ上記第1開
    閉弁を開いた状態で、ワークカプセルとマスタカプセル
    にエア圧源のエア圧を供給し、次に第1開閉弁を閉じ、
    この状態での差圧センサの検出差圧に基づいて、ワーク
    の微小漏れの有無を判定し、次に第2開閉弁を開き、こ
    の状態での差圧センサの検出差圧に基づいて、ワークの
    大漏れの有無を判定する制御部と、 を備えたリークテスト装置において、 漏れの無いワークをワークカプセルに収容し、上記第2
    開閉弁を閉じ上記第1開閉弁を開いた状態でエア圧源の
    エア圧を供給し、次に第1開閉弁を閉じ、次に第2開閉
    弁を開き、この状態で、第1開閉弁の下流側におけるワ
    ーク側とマスタ側の分岐通路の圧力が等しくなるよう
    に、容積変更器の容積を調節することを特徴とするエア
    リークテスト装置における容積調節方法。
  2. 【請求項2】(イ)エア圧源に接続される共通通路と、
    この共通通路から分岐したワーク側分岐通路およびマス
    タ側分岐通路と、上記ワーク側,マスタ側の分岐通路に
    それぞれ接続されたワーク側補助通路およびマスタ側補
    助通路と、(ロ)上記ワーク側分岐通路の下流端に接続
    され、洩れの有無を検査すべきワークを収納するワーク
    カプセルと、(ハ)上記マスタ側分岐通路の下流端に接
    続されたマスタカプセルと、(ニ)上記ワーク側分岐通
    路およびマスタ側分岐通路において、上記補助通路との
    接続点より上流側にそれぞれ設けられた第1開閉弁と、
    (ホ)上記第1開閉弁の下流側においてワーク側,マス
    タ側の分岐通路間の差圧を検出する差圧センサと、
    (ヘ)上記ワーク側,マスタ側の補助通路にそれぞれ設
    けられた第2開閉弁と、(ト)上記ワーク側およびマス
    タ側の補助通路の一方の下流端に接続されたタンクと、
    (チ)上記ワーク側およびマスタ側の補助通路の他方の
    下流端に接続された容積変更器と、(リ)エアリークテ
    ストモードにおいて、上記第2開閉弁を閉じ上記第1開
    閉弁を開いた状態で、ワークカプセルとマスタカプセル
    にエア圧源のエア圧を供給し、次に第1開閉弁を閉じ、
    この状態での差圧センサの検出差圧に基づいて、ワーク
    の微小漏れの有無を判定し、次に第2開閉弁を開き、こ
    の状態での差圧センサの検出差圧に基づいて、ワークの
    大漏れの有無を判定する制御部と、 を備えたリークテスト装置において、 さらに、上記容積変更器を駆動してその容積を変える駆
    動部を備え、上記制御部は、上記エアリークテストモー
    ドに先だって、予め漏れの無いワークをワークカプセル
    に収容した状態で容積調節モードを実行し、この容積調
    節モードでは、上記第2開閉弁を閉じ上記第1開閉弁を
    開いた状態でエア圧源のエア圧を供給し、次に第1開閉
    弁を閉じ、次に第2開閉弁を開き、この状態で、差圧セ
    ンサの検出差圧がゼロとなるように、駆動部を制御して
    容積変更器の容積を調節することを特徴とする容積調節
    機能付きのエアリークテスト装置。
  3. 【請求項3】(イ)エア圧源に接続される共通通路と、
    この共通通路から分岐したワーク側分岐通路およびマス
    タ側分岐通路と、(ロ)上記ワーク側分岐通路の下流端
    に接続され、洩れの有無を検査すべきワークを収納する
    ワークカプセルと、(ハ)上記マスタ側分岐通路の下流
    端に接続されたマスタカプセルと、(ニ)上記ワーク側
    分岐通路およびマスタ側分岐通路にそれぞれ設けられた
    第1開閉弁と、(ホ)上記第1開閉弁の下流側において
    ワーク側,マスタ側の分岐通路間の差圧を検出する差圧
    センサと、(ヘ)上記ワーク側,マスタ側の分岐通路に
    おいて上記第1開閉弁の下流側にそれぞれ設けられた第
    2開閉弁と、(ト)上記ワーク側およびマスタ側の分岐
    通路の一方において、上記第1,第2開閉弁の間に設け
    られたタンクと、(チ)上記ワーク側およびマスタ側の
    分岐通路の他方において、上記第1,第2開閉弁間に設
    けられた容積変更器と、(リ)エアリークテストモード
    において、上記第2開閉弁を閉じ上記第1開閉弁を開い
    た状態で、タンクと容積変更器にエア圧源のエア圧を供
    給し、次に第1開閉弁を閉じ、次に第2開閉弁を開き、
    この状態での差圧センサの検出差圧に基づいて、ワーク
    の漏れの有無を判定する制御部と、 を備えたリークテスト装置において、 漏れの無いワークをワークカプセルに収容し、上記第2
    開閉弁を閉じ上記第1開閉弁を開いた状態でエア圧源の
    エア圧を供給し、次に第1開閉弁を閉じ、次に第2開閉
    弁を開き、この状態で、第1開閉弁の下流側におけるワ
    ーク側とマスタ側の分岐通路の圧力が等しくなるよう
    に、容積変更器の容積を調節することを特徴とするエア
    リークテスト装置における容積調節方法。
  4. 【請求項4】(イ)エア圧源に接続される共通通路と、
    この共通通路から分岐したワーク側分岐通路およびマス
    タ側分岐通路と、(ロ)上記ワーク側分岐通路の下流端
    に接続され、洩れの有無を検査すべきワークを収納する
    ワークカプセルと、(ハ)上記マスタ側分岐通路の下流
    端に接続されたマスタカプセルと、(ニ)上記ワーク側
    分岐通路およびマスタ側分岐通路にそれぞれ設けられた
    第1開閉弁と、(ホ)上記第1開閉弁の下流側において
    ワーク側,マスタ側の分岐通路間の差圧を検出する差圧
    センサと、(ヘ)上記ワーク側,マスタ側の分岐通路に
    おいて上記第1開閉弁の下流側にそれぞれ設けられた第
    2開閉弁と、(ト)上記ワーク側およびマスタ側の分岐
    通路の一方において、上記第1,第2開閉弁の間に設け
    られたタンクと、(チ)上記ワーク側およびマスタ側の
    分岐通路の他方において、上記第1,第2開閉弁間に設
    けられた容積変更器と、(リ)エアリークテストモード
    において、上記第2開閉弁を閉じ上記第1開閉弁を開い
    た状態で、タンクと容積変更器にエア圧源のエア圧を供
    給し、次に第1開閉弁を閉じ、次に第2開閉弁を開き、
    この状態での差圧センサの検出差圧に基づいて、ワーク
    の漏れの有無を判定する制御部と、 を備えたリークテスト装置において、 さらに、上記容積変更器を駆動してその容積を変える駆
    動部を備え、上記制御部は、上記エアリークテストモー
    ドに先だって、予め漏れの無いワークをワークカプセル
    に収容した状態で容積調節モードを実行し、この容積調
    節モードでは、上記第2開閉弁を閉じ上記第1開閉弁を
    開いた状態でエア圧源のエア圧を供給し、次に第1開閉
    弁を閉じ、次に第2開閉弁を開き、この状態で、差圧セ
    ンサの検出差圧がゼロとなるように、駆動部を制御して
    容積変更器の容積を調節することを特徴とする容積調節
    機能付きのエアリークテスト装置。
  5. 【請求項5】(イ)エア圧源に接続される共通通路と、
    この共通通路から分岐したワーク側分岐通路およびマス
    タ側分岐通路と、上記ワーク側,マスタ側の分岐通路に
    それぞれ接続されたワーク側補助通路およびマスタ側補
    助通路と、(ロ)上記ワーク側分岐通路の下流端に接続
    され、洩れの有無を検査すべきワークを収納するワーク
    カプセルと、(ハ)上記マスタ側分岐通路の下流端に接
    続され、漏れの無いワーク、または外面形状により決定
    される体積がワークと等しい部材をマスタ部材として収
    容するマスタカプセルと、(ニ)上記ワーク側分岐通路
    およびマスタ側分岐通路において、上記補助通路との接
    続点より上流側にそれぞれ設けられた第1開閉弁と、
    (ホ)上記第1開閉弁の下流側においてワーク側,マス
    タ側の分岐通路間の差圧を検出する差圧センサと、
    (ヘ)上記ワーク側,マスタ側の補助通路にそれぞれ設
    けられた第2開閉弁と、(ト)上記ワーク側およびマス
    タ側の補助通路の下流端にそれぞれ接続された容積変更
    器と、(チ)エアリークテストモードにおいて、上記第
    2開閉弁を閉じ上記第1開閉弁を開いた状態で、ワーク
    カプセルとマスタカプセルにエア圧源のエア圧を供給
    し、次に第1開閉弁を閉じ、この状態での差圧センサの
    検出差圧に基づいて、ワークの微小漏れの有無を判定
    し、次に第2開閉弁を開き、この状態での差圧センサの
    検出差圧に基づいて、ワークの大漏れの有無を判定する
    制御部と、 を備えたリークテスト装置において、 マスタ部材をマスタカプセルに収容するとともに、漏れ
    の無いワークをワークカプセルに収容し、上記第2開閉
    弁を閉じ上記第1開閉弁を開いた状態でエア圧源のエア
    圧を供給し、次に第1開閉弁を閉じ、次に第2開閉弁を
    開き、この状態で、上記第1開閉弁の下流側におけるワ
    ーク側,マスタ側の分岐通路の圧力が第2開閉弁を開く
    前の圧力に対して所定の比率になるように、ワーク側,
    マスタ側の容積変更器の容積を調節することを特徴とす
    るエアリークテスト装置における容積調節方法。
  6. 【請求項6】(イ)エア圧源に接続される共通通路と、
    この共通通路から分岐したワーク側分岐通路およびマス
    タ側分岐通路と、上記ワーク側,マスタ側の分岐通路に
    それぞれ接続されたワーク側補助通路およびマスタ側補
    助通路と、(ロ)上記ワーク側分岐通路の下流端に接続
    され、洩れの有無を検査すべきワークを収納するワーク
    カプセルと、(ハ)上記マスタ側分岐通路の下流端に接
    続され、漏れの無いワーク、または外面形状により決定
    される体積がワークと等しい部材をマスタ部材として収
    容するマスタカプセルと、(ニ)上記ワーク側分岐通路
    およびマスタ側分岐通路において、上記補助通路との接
    続点より上流側にそれぞれ設けられた第1開閉弁と、
    (ホ)上記第1開閉弁の下流側においてワーク側,マス
    タ側の分岐通路間の差圧を検出する差圧センサと、
    (ヘ)上記ワーク側,マスタ側の補助通路にそれぞれ設
    けられた第2開閉弁と、(ト)上記ワーク側およびマス
    タ側の補助通路の下流端にそれぞれ接続された容積変更
    器と、(チ)上記ワーク側,マスタ側の分岐通路におい
    て、上記第1開閉弁の下流側のエア圧をそれぞれ検出す
    る圧力センサと、(リ)エアリークテストモードにおい
    て、上記第2開閉弁を閉じ上記第1開閉弁を開いた状態
    で、ワークカプセルとマスタカプセルにエア圧源のエア
    圧を供給し、次に第1開閉弁を閉じ、この状態での差圧
    センサの検出差圧に基づいて、ワークの微小漏れの有無
    を判定し、次に第2開閉弁を開き、この状態での差圧セ
    ンサの検出差圧に基づいて、ワークの大漏れの有無を判
    定する制御部と、 を備えたリークテスト装置において、 さらに、上記ワーク側,マスタ側の容積変更器を駆動し
    てその容積をそれぞれ変える駆動部を備え、上記制御部
    は、上記エアリークテストモードに先だって、予めマス
    タ部材をマスタカプセルに収容するとともに漏れの無い
    ワークをワークカプセルに収容した状態で容積調節モー
    ドを実行し、この容積調節モードでは、上記第2開閉弁
    を閉じ上記第1開閉弁を開いた状態でエア圧源のエア圧
    を供給し、次に第1開閉弁を閉じ、次に第2開閉弁を開
    き、この状態で、上記ワーク側,マスタ側の圧力センサ
    の検出圧力が第2開閉弁を開く前の圧力に対して所定の
    比率になるように、それぞれの駆動部を制御してワーク
    側,マスタ側の容積変更器の容積を調節することを特徴
    とする容積調節機能付きのエアリークテスト装置。
  7. 【請求項7】(イ)エア圧源に接続される共通通路と、
    この共通通路から分岐したワーク側分岐通路およびマス
    タ側分岐通路と、(ロ)上記ワーク側分岐通路の下流端
    に接続され、洩れの有無を検査すべきワークを収納する
    ワークカプセルと、(ハ)上記マスタ側分岐通路の下流
    端に接続され、漏れの無いワークまたは外面形状により
    決定される体積がワークと等しい部材を、マスタ部材と
    して収容するマスタカプセルと、(ニ)上記ワーク側分
    岐通路およびマスタ側分岐通路にそれぞれ設けられた第
    1開閉弁と、(ホ)上記第1開閉弁の下流側においてワ
    ーク側,マスタ側の分岐通路間の差圧を検出する差圧セ
    ンサと、(ヘ)上記ワーク側,マスタ側の分岐通路にお
    いて上記第1開閉弁の下流側にそれぞれ設けられた第2
    開閉弁と、(ト)上記ワーク側およびマスタ側の分岐通
    路において、上記第1,第2開閉弁間にそれぞれ設けら
    れた容積変更器と、(チ)エアリークテストモードにお
    いて、上記第2開閉弁を閉じ上記第1開閉弁を開いた状
    態で、ワーク側,マスタ側の容積変更器にエア圧源のエ
    ア圧を供給し、次に第1開閉弁を閉じ、次に第2開閉弁
    を開き、この状態での差圧センサの検出差圧に基づい
    て、ワークの漏れの有無を判定する制御部と、 を備えたリークテスト装置において、 マスタ部材をマスタカプセルに収容するとともに、漏れ
    の無いワークをワークカプセルに収容し、上記第2開閉
    弁を閉じ上記第1開閉弁を開いた状態でエア圧源のエア
    を供給し、次に第1開閉弁を閉じ、次に第2開閉弁を開
    き、この状態で、第1開閉弁の下流側におけるワーク
    側,マスタ側の分岐通路の圧力が、第2開閉弁を開く前
    の圧力に対して所定の比率になるように、ワーク側,マ
    スタ側の容積変更器の容積を調節することを特徴とする
    エアリークテスト装置における容積調節方法。
  8. 【請求項8】(イ)エア圧源に接続される共通通路と、
    この共通通路から分岐したワーク側分岐通路およびマス
    タ側分岐通路と、(ロ)上記ワーク側分岐通路の下流端
    に接続され、洩れの有無を検査すべきワークを収納する
    ワークカプセルと、(ハ)上記マスタ側分岐通路の下流
    端に接続され、漏れの無いワークまたは外面形状により
    決定される体積がワークと等しい部材を、マスタ部材と
    して収容するマスタカプセルと、(ニ)上記ワーク側分
    岐通路およびマスタ側分岐通路にそれぞれ設けられた第
    1開閉弁と、(ホ)上記第1開閉弁の下流側においてワ
    ーク側,マスタ側の分岐通路間の差圧を検出する差圧セ
    ンサと、(ヘ)上記ワーク側,マスタ側の分岐通路にお
    いて上記第1開閉弁の下流側にそれぞれ設けられた第2
    開閉弁と、(ト)上記ワーク側およびマスタ側の分岐通
    路において、上記第1,第2開閉弁間にそれぞれ設けら
    れた容積変更器と、(チ)上記ワーク側,マスタ側の分
    岐通路において、上記第1開閉弁の下流側のエア圧をそ
    れぞれ検出する圧力センサと、(リ)エアリークテスト
    モードにおいて、上記第2開閉弁を閉じ上記第1開閉弁
    を開いた状態で、ワーク側,マスタ側の容積変更器にエ
    ア圧源のエア圧を供給し、次に第1開閉弁を閉じ、次に
    第2開閉弁を開き、この状態での差圧センサの検出差圧
    に基づいて、ワークの漏れの有無を判定する制御部と、 を備えたリークテスト装置において、 さらに、上記ワーク側,マスタ側の容積変更器を駆動し
    てその容積をそれぞれ変える駆動部を備え、上記制御部
    は、上記エアリークテストモードに先だって、予めマス
    タ部材をマスタカプセルに収容するとともに漏れの無い
    ワークをワークカプセルに収容した状態で容積調節モー
    ドを実行し、この容積調節モードでは、上記第2開閉弁
    を閉じ上記第1開閉弁を開いた状態でエア圧源のエア圧
    を供給し、次に第1開閉弁を閉じ、次に第2開閉弁を開
    き、この状態で、上記ワーク側,マスタ側の圧力センサ
    の検出圧力が第2開閉弁を開く前の圧力に対して所定の
    比率になるように、それぞれの駆動部を制御してワーク
    側,マスタ側の容積変更器の容積を調節することを特徴
    とする容積調節機能付きのエアリークテスト装置。
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