JPH082473A - 歯付ベルト駆動自転車の弛み調整装置 - Google Patents

歯付ベルト駆動自転車の弛み調整装置

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JPH082473A
JPH082473A JP16286894A JP16286894A JPH082473A JP H082473 A JPH082473 A JP H082473A JP 16286894 A JP16286894 A JP 16286894A JP 16286894 A JP16286894 A JP 16286894A JP H082473 A JPH082473 A JP H082473A
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JP
Japan
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toothed belt
slack
driven pulley
looseness
roller
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Pending
Application number
JP16286894A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Hirose
伸一郎 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
S R SANTSUAA KK
Original Assignee
S R SANTSUAA KK
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Publication date
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Publication of JPH082473A publication Critical patent/JPH082473A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯付ベルトを小さな踏み込み力で円滑に駆動
し、かつその損傷を防止する。 【構成】 弛み検出ローラ9は従動プーリ2側で歯付ベ
ルト10に弛みが生じると、その僅かな浮き上がりを検
知して変位する。この変位で揺動部材5は揺動軸4cを
中心として回動するので、弛み吸収ローラ11は大きく
変位し、歯付ベルト10を押圧してその弛みを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯付ベルト駆動自転車に
おいて、歯付ベルトの弛みを調整する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】歯付ベルト駆動自転車では歯付ベルトと
従動プーリとの噛み合いが外れて歯付ベルトが外れた
り、いわゆる歯飛びするのを防止する必要がある。歯付
ベルトの外れ等を防止するため歯付ベルトを駆動プーリ
と従動プーリ間に大きな張力で巻き掛けると、ペダルに
大きな踏み込み力を加えなければならない。そこで、こ
の種の自転車では歯付ベルトを若干の弛み付与して巻き
掛け、張力付与機構により歯付ベルトに張力を付与する
ようにしている。
【0003】従来の張力付与機構として実開昭62−1
63487号の機構が知られている。即ち、この機構は
相互に接近する一対のアイドラーにて歯付ベルトを接近
する方向に押圧して歯付ベルトに張力を付与している。
また、他方の張力付与機構として、実公平3−4591
4号又は実開昭63−69097号の機構が知られてい
る。この機構は従動プーリと対向配置されている一つの
ガイドローラにて歯付ベルトを挟み込む構造を有してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一対のアイド
ラーを備える張力付与機構では歯付ベルトに常時張力を
付与しているので、特に始動時に大きな踏み込み力を加
える必要がある。そして、歯付ベルトを屈曲させつつ回
転駆動させるため、その損傷が激しく、短期間で交換す
る必要が生じてしまう。
【0005】また、一つのガイドローラを備える張力付
与機構では歯付ベルトに対しガイドローラが僅かな間隙
を保持して配されるので、歯付ベルトに殆んど張力を付
与しない場合には歯付ベルトが従動プーリとガイドロー
ラ間に挟み込まれ、いわゆる歯飛びが発生してしまう虞
れがある。従って、歯付ベルトにはある程度の張力を付
与する必要がある。しかし、歯付ベルトに張力を付与す
ると、始動時に張力に対応させて大きな踏み込み力を加
える必要がある。
【0006】本発明はこのような点を解決するためにな
されたもので、歯付ベルトを小さな踏み込み力で円滑に
駆動することができる上に歯付ベルトの損傷を防止する
ことが可能な歯付ベルト駆動自転車の弛み調整装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の歯付ベルト駆動
自転車の弛み調整装置は、従動プーリの近傍に固定的に
配される支持部材と、この支持部材に揺動可能に支持さ
れる揺動部材と、この揺動部材の一端に回転可能に取付
けられて歯付ベルトの従動プーリへの噛み合わせ開始部
分の浮き上がりで変位する弛み検出ローラと、揺動部材
の他端に回転可能に取付けられ、弛み検出ローラの変位
に追従して歯付ベルトに押し付けられる弛み吸収ローラ
とを含むことを特徴とする。
【0008】
【作用】駆動プーリの駆動を開始すると、従動プーリ側
で歯付ベルトに弛みが生じ、この弛み部分が従動プーリ
より浮き上がろうとする。歯付ベルトの弛み部分が僅か
に浮き上がると、弛み検出ローラが押圧されて変位する
ので、揺動部材が支持部材を中心として揺動(回転)す
る。この揺動で弛み吸収ローラが変位し、歯付ベルトを
押圧するので、歯付ベルトの弛みが除去される。従っ
て、歯付ベルトを殆んど張力を付与せずに駆動プーリ及
び従動プーリに巻き掛けても歯付プーリの外れや歯飛び
を防止することができる。よって、始動時の踏み込み力
及びその後の踏み込み力が小さくて済む。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明に係る弛み調整装置を含むベルト駆
動機構の正面図、図2は同弛み調整装置の分解斜視図で
ある。これらの図において、1は駆動プーリを示してい
る。駆動プーリ1はクランクアーム12に取付けられて
いる図示しないペダルの踏み込みで回転駆動され、この
回転で前輪ハブ(図示せず)も回転する。
【0010】駆動プーリ1より所定距離をおいて従動プ
ーリ2が位置している。従動プーリ2は後輪ハブ(図示
せず)に取付けられ、後輪ハブはハブ軸3に回転自在に
取付けられている。従って、駆動プーリ1と従動プーリ
2に歯付ベルト10を巻き掛け、駆動プーリ1を回転駆
動させると、従動プーリ2が回転する。
【0011】さて、本発明に係る弛み調整装置は支持部
材4及び揺動部材5を備えている。支持部材4は略L字
状の板材より形成され、上方の穴4aにハブ軸3を貫通
させて取付けられる。即ち、支持部材4は当て部4bを
フォークエンド6端部下面に当接させた状態でフォーク
エンド6端部のコ字状凹部6aより突出するハブ軸3に
ワッシャ7を介して固定ナット8を螺合させることによ
り固定的に取付けられている。
【0012】支持部材4の下部には揺動部材5が揺動軸
4cを介して揺動可能に取付けられている。揺動部材5
の一端には弛み検出ローラ9が枢支軸5aを介して回転
自在に取付けられている。この弛み検出ローラ9は歯付
ベルト10の従動プーリ2に対する噛み合わせ開始部分
に配され、かつこの開始部分の外面に軽く接触してい
る。
【0013】揺動部材5の他端側は歯付ベルト10に沿
って伸長し、その先端に枢支軸5bを介して弛み吸収ロ
ーラ11が回転自在に取付けられている。この弛み吸収
ローラ11は歯付ベルト10の外面に軽く押し付けられ
た状態に保持されている。
【0014】そして、揺動軸4cと枢支軸5a及び揺動
軸4cと枢支軸5bの軸間距離は約3:14に設定され
ており、従って、弛み検出ローラ9が変位すると、弛み
吸収ローラ11は大きく変位することになる。
【0015】次に、本発明に係る弛み調整装置の動作を
説明する。ところで、歯付ベルト10は駆動プーリ1と
従動プーリ2に殆んど張力を付与されずに巻き掛けられ
ている。さて、クランクアーム12を介して駆動プーリ
1に始動のために踏み込み力を加えると、歯付ベルト1
0の駆動プーリ1への噛み合い側、即ち、図3の上方部
分10Aには張力が加わり、従動プーリ2が従動回転を
始める。
【0016】一方、この始動時において、歯付ベルト1
0の従動プーリ2への噛み合わせ開始部分側、即ち、下
方部分10Bには弛みが発生する。このように歯付ベル
ト10(下方部分10B)に弛みが発生すると、歯付ベ
ルト10の従動プーリ2近傍部分が浮き上がろうとす
る。従って、弛み検出ローラ9は歯付ベルト10の僅か
な浮き上がりにより押され、図3に示すように、二点鎖
線で示す位置から揺動軸4cを中心として実線で示す位
置まで僅かに揺動変位する。弛み検出ローラ9が変位す
ると、揺動部材5が揺動軸4cを中心として二点鎖線で
示す位置から実線で示す位置まで回動するので、弛み吸
収ローラ11は大きく変位し、歯付ベルト10の下方部
分10Bを押圧してその弛みを吸収する。よって、歯付
ベルト10は若干浮き上がった後には瞬時にその浮き上
がりが防止され、そのまま従動プーリ2と円滑に噛み合
うので、歯付ベルト10を殆んど張力付与せずに駆動プ
ーリ1及び従動プーリ2に巻き掛けても始動時等に歯飛
びや外れを起こすことがなく、又歯付ベルト10に張力
を加えないので始動時及び走行時の踏み込み力が小さく
て済む上に歯付ベルト10の損傷を防止することができ
る。ところで、弛み検出ローラ9は歯付ベルト10の従
動プーリ2に対する噛み合わせ開始部分の手前又は後方
に配してもよく、要は弛みを最も検出する位置であれば
よい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、歯付ベルトの従動プー
リへの噛み合わせ開始部分の僅かな浮き上がりで弛み検
出ローラを変位させ、揺動部材を介して弛み吸収ローラ
を変位させて歯付ベルトの弛みを吸収するようにしたの
で、歯付ベルトを殆んど張力を付与せずに巻き掛けても
その歯飛びや外れを防止することができる上に始動時及
びその後の踏み込み力が小さくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弛み調整装置を含むベルト駆動機
構の正面図である。
【図2】同弛み調整装置の分解斜視図である。
【図3】同弛み調整装置の動作説明図である。
【符号の説明】
2 従動プーリ 4 支持部材 5 揺動部材 9 弛み検出ローラ 10 歯付ベルト 11 弛み吸収ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯付ベルトが巻き掛けられる従動プーリ
    を備える歯付ベルト駆動自転車の弛み調整装置におい
    て、前記従動プーリの近傍に固定的に配される支持部材
    と、該支持部材に揺動可能に支持される揺動部材と、該
    揺動部材の一端に回転可能に取付けられて前記歯付ベル
    トの前記従動プーリへの噛み合わせ開始部分の浮き上が
    りで変位する弛み検出ローラと、前記揺動部材の他端に
    回転可能に取付けられ、前記弛み検出ローラの変位に追
    従して前記歯付ベルトに押し付けられる弛み吸収ローラ
    とを含むことを特徴とする歯付ベルト駆動自転車の弛み
    調整装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は前記従動プーリの装着さ
    れる車軸に固定されていることを特徴とする請求項1に
    記載の歯付ベルト駆動自転車の弛み調整装置。
JP16286894A 1994-06-21 1994-06-21 歯付ベルト駆動自転車の弛み調整装置 Pending JPH082473A (ja)

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