JPH08246343A - 液体柔軟仕上剤組成物 - Google Patents

液体柔軟仕上剤組成物

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JPH08246343A
JPH08246343A JP4699195A JP4699195A JPH08246343A JP H08246343 A JPH08246343 A JP H08246343A JP 4699195 A JP4699195 A JP 4699195A JP 4699195 A JP4699195 A JP 4699195A JP H08246343 A JPH08246343 A JP H08246343A
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JP
Japan
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group
component
general formula
carbon atoms
hydroxyalkyl
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JP4699195A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Ouchi
俊治 大内
Kazutaka Shirato
和隆 白土
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柔軟性能及び吸水性を十分に発現し、且つ製
造コストが低減された柔軟基剤を用いた液体柔軟仕上剤
組成物の提供。 【構成】 (a) 第4級アンモニウム塩(I)、第4級ア
ンモニウム塩(II)又はこれらの混合物、及び(b) 第3
級アミン(III) 、その酸中和物又は第4級化物を含有
し、(a)と(b)の合計含有量が3〜30重量%、(a)と(b)の
重量比率(a)/(b)=0.05〜1.5 である液体柔軟仕上剤組
成物。 【化1】 【化2】 【化3】 〔R1,R2,R3はC1-4のアルキル基等、R4はC12-32のアルキ
ル基等、X-は陰イオン基、R5,R6は-COO- 又は-CONH-で
中断してもよいC1-30のアルキル基、ヒドロキシアルキ
ル基等、R7,R8,R9はC1-4のアルキル基等、Y-は陰イオン
基、m,n,p は1〜10の数、R10はC1-3のヒドロキシアル
キル基、R11,R12は-COO- 又は-CONH-で中断してもよいC
12-32のアルキル基等を示す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維の柔軟仕上剤組成物
に関する。さらに詳しくは、本発明は処理した衣料に対
し優れた柔軟性及び吸水性を付与することができ、且つ
従来の柔軟基剤より製造コストが低減された柔軟基剤を
使用した液体柔軟仕上剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
家庭用柔軟仕上剤として市販されている商品は、殆どが
ジ(硬化牛脂アルキル)ジメチルアンモニウムクロライ
ドに代表されるような1分子中に2個の長鎖アルキル基
を有する第4級アンモニウム塩を主成分とした組成物で
ある。また、従来より各種アミンを柔軟基剤とする液体
柔軟仕上剤も知られている。また、特開平1−1628
72号公報、特開平5−98571号公報、特公昭62
−8427号公報、特開昭52−34098号公報など
には、生分解性や風合い改良を目的として開発されたエ
ステル型の柔軟基剤を含有する柔軟仕上剤が開示されて
いる。
【0003】これらの柔軟基剤は各種繊維に対して少量
で良好な柔軟効果及び帯電防止性を付与することができ
る。これによる柔軟効果は、繊維表面に吸着した柔軟基
剤分子中の親油性部位による潤滑効果によって繊維表面
の摩擦係数が低下することにより発現するものであるか
ら、優れた柔軟効果を実現するためには親油的な性質が
不可欠であると考えられる。ところが、この親油的性質
は、処理した衣料を撥水化し、吸水性を低下させるとい
う欠点があり、特に柔軟仕上剤の濃度が高い場合には顕
著な吸水性の低下が観察される。
【0004】このような観点から吸水性を向上させるた
め、様々な柔軟基剤の検討がなされている。例えば、ジ
オレイルジメチルアンモニウム塩は吸水性の優れた柔軟
基剤の一つとして知られている(JAOCS,60巻, N
o.6, 1166〜1169頁参照)。しかしながら、該柔軟基剤
を用いた柔軟仕上剤は、ジ(硬化牛脂アルキル)ジメチ
ルアンモニウム塩に比べ吸水性は優れているものの、柔
軟性が劣っている。そこで、柔軟性を上げるべく、他の
柔軟基剤、例えばジ(硬化牛脂アルキル)ジメチルアン
モニウム塩と併用すると吸水性が悪化してしまう。
【0005】このような実情において、特開平4−28
826号公報では、従来のジオレイル型第4級アンモニ
ウム塩以上の吸水性と柔軟性を有する第4級アンモニウ
ム塩を柔軟基剤として含有する柔軟仕上剤が開示されて
いる。すなわち、ジ長鎖アルキル第4級アンモニウム塩
型の柔軟基剤において、2つの長鎖アルキル基はそれぞ
れ1つの不飽和結合基を1ケ有する炭素数11〜21の炭化
水素基であり、且つそれらの立体異性構造がシス体及び
/又はトランス体を有し、その比率がシス体の総和/ト
ランス体の総和=25/75〜90/10であるものである。し
かし、この柔軟基剤は、その柔軟性及び吸水性において
十分な性能を示す一方、原料に使われるオレイン酸が高
価であるため、その柔軟基剤は非常に高価であった。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、柔軟性
能及び吸水性を十分に発現し、且つ製造コストが低減さ
れた柔軟基剤を用いた液体柔軟仕上剤組成物を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、極めて選択された成
分を組み合わせることにより上記目的を達成し得ること
を見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明
は、下記の(a)成分及び(b)成分を含有し、(a)
成分と(b)成分の合計含有量が3〜30重量%であり、
かつ、(a)成分と(b)成分の重量比率が、〔(a)
成分〕/〔(b)成分〕=0.05〜1.5 であることを特徴
とする液体柔軟仕上剤組成物を提供するものである。 <(a)成分>下記一般式(I)で表される第4級アン
モニウム塩もしくは下記一般式(II)で表される第4級
アンモニウム塩又はこれらの混合物。
【0008】
【化4】
【0009】〔式中、 R1,R2,R3:同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル
基又はヒドロキシアルキル基を示す。 R4: -COO-結合又は-CONH-結合で中断していてもよい、
直鎖又は分岐鎖の炭素数12〜32のアルキル基又はアルケ
ニル基を示す。 X-:陰イオン基を示す。〕
【0010】
【化5】
【0011】〔式中、 R5,R6:同一又は異なって、 -COO-結合又は-CONH-結合で
中断していてもよい、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜30の
アルキル基、ヒドロキシアルキル基又はアルケニル基を
示す。 R7,R8,R9:同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル
基又はヒドロキシアルキル基を示す。 Y-:陰イオン基を示す。 m,n,p:同一又は異なって、1〜10の数を示す。〕 <(b)成分>下記一般式(III) で表される第3級アミ
ン又は該アミンの酸中和物もしくは第4級化物。
【0012】
【化6】
【0013】〔式中、 R10:炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を示す。 R11,R12:同一又は異なって、 -COO-結合又は-CONH-結合
で中断していてもよい、直鎖又は分岐鎖の炭素数12〜32
のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はアルケニル基
を示す。〕 以下、本発明について詳細に説明する。
【0014】<(a)成分>本発明の(a)成分とし
て、前記一般式(I)で表される第4級アンモニウム塩
(以下、第4級アンモニウム塩(I)と略記)もしくは
前記一般式(II)で表される第4級アンモニウム塩(以
下、第4級アンモニウム塩(II)と略記)又はこれらの
混合物が使用される。混合物にて使用する場合、その混
合重量比は、〔第4級アンモニウム塩(I)〕/〔第4
級アンモニウム塩(II)〕= 100/0〜0/100 であ
る。
【0015】一般式(I)において、R1基、R2基及びR3
基は、好ましくはメチル基又はエチル基である。R4
は、好ましくは直鎖又は分岐鎖の炭素数14〜22のアルキ
ル基又はアルケニル基であり、例えば、硬化牛脂脂肪酸
のカルボキシル基をメチレン基に置換したアルキル基、
ステアリル基又はオレイン酸のカルボキシル基をメチレ
ン基に置換したアルケニル基等が挙げられ、特に好まし
くは硬化牛脂脂肪酸のカルボキシル基をメチレン基に置
換したアルキル基又はステアリル基である。一般式
(I)において、 X- は陰イオン基を示すが、例えばハ
ロゲン陰イオン(Cl-, Br-等)、CH3SO4 -、C2H5SO4 -等が
例示される。
【0016】一般式(II)において、R7基、R8基及びR9
基は、好ましくはメチル基又はエチル基である。R5
は、好ましくは R13CONH(CH2)2−〔但し、R13CO-は直鎖
又は分岐鎖の炭素数8〜22の飽和又は不飽和の脂肪酸由
来のアシル基を示す。〕で表される基である。R13CO-で
表される基の例として、ステアリン酸由来のアシル基、
パルミチン酸由来のアシル基、ミリスチン酸由来のアシ
ル基、オレイン酸由来のアシル基、硬化牛脂脂肪酸由来
のアシル基等が挙げられるが、硬化牛脂脂肪酸由来のア
シル基が工業的には入手しやすく、経済的見地より有利
である。R6基は、好ましくは炭素数1〜10のヒドロキシ
アルキル基であり、さらに好ましくは炭素数2〜5のヒ
ドロキシアルキル基である。
【0017】pは好ましくは1〜6、さらに好ましくは
1であり、nは好ましくは1であり、mは好ましくは1
〜6、さらに好ましくは1である。一般式(II)におけ
る Y- は、一般式(I)において例示された X- と同一
のものが例示される。
【0018】<(b)成分>本発明における(b)成分
として、前記一般式(III) で表される第3級アミン(以
下、第3級アミン(III) と略記)又は該アミンの酸中和
物もしくは第4級化物が使用される。
【0019】一般式(III) において、 R10基は、好まし
くはヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル基、よ
り好ましくはヒドロキシエチル基である。R11基及び R
12基は、好ましくは -COO-結合又は-CONH-結合で中断し
ていてもよい、直鎖又は分岐鎖の炭素数12〜22(炭素数
のより好ましい範囲は16〜22)のアルキル基であるか、
又はR14COO(CH2)2−〔但し、R14CO-は直鎖又は分岐鎖の
炭素数8〜22(炭素数の好ましい範囲は10〜18)の飽和
脂肪酸由来のアシル基を示す。〕で表される基である。
R11基及び R12基の例として、アルキル基が -COO-結合
又は-CONH-結合で中断していない場合、ステアリル基、
パルミチル基、ミリスチル基、硬化牛脂脂肪酸のカルボ
キシル基をメチレン基に置換したアルキル基等が例示さ
れる。R11基及び R12基がR14COO(CH2)2−〔但し、R14CO
-は前記の意味を示す。〕で表される基の場合、R14CO-
基の例としては、ステアリン酸由来のアシル基、パルミ
チン酸由来のアシル基、ミリスチン酸由来のアシル基、
硬化牛脂脂肪酸由来のアシル基等が挙げられ、硬化牛脂
脂肪酸由来のアシル基が工業的には入手しやすく、経済
的見地より有利である。 R11基及び R12基は同一又は異
なってもよく、上記に挙げた各基のいずれの組み合わせ
においても使用できるが、R11 基が硬化牛脂脂肪酸のカ
ルボキシル基をメチレン基に置換したアルキル基、ステ
アリル基、又はR14COO(CH2)2−〔但し、R14CO-は前記の
意味を示す。〕で表される基であり、R12 基がR14COO(C
H2)2−〔但し、R14CO-は前記の意味を示す。〕で表され
る基である組み合わせが特に好ましい。
【0020】第3級アミン(III) は、無機酸又は有機酸
の中和物として使用し得るが、この酸成分として、塩
酸、硝酸、リン酸、硫酸等の無機酸や、酢酸、乳酸、グ
リコール酸、シュウ酸、コハク酸、クエン酸、マレイン
酸、フマル酸、プロピオン酸、マロン酸、グルタル酸、
アジピン酸、リンゴ酸、クロトン酸、安息香酸、パラト
ルエンスルホン酸、ポリアクリル酸等の有機酸、又は炭
素数1〜8の脂肪酸が挙げられるが、塩酸が最も安価で
高性能であり好ましい。また、中和物を得るためには、
第3級アミン(III) を予め酸成分により中和したものを
水に分散させてもよいし、酸成分水溶液中に第3級アミ
ン(III) を液状又は固体状で投入してもよい。或いは第
3級アミン(III) と酸成分を同時に水に投入してもよ
い。
【0021】また、上記第3級アミン(III) は第4級化
物としても使用し得る。4級化するための4級化剤とし
て塩化メチル、ヨウ化メチル、ジアルキル(炭素数1〜
3)硫酸等が使用し得る。4級化する方法は従来公知の
方法にて行われる。
【0022】〔液体柔軟仕上剤組成物〕本発明組成物に
おいて、(a)成分と(b)成分の配合量は、その合計
量で3〜30重量%である。その合計量が3重量%未満の
場合には、配合初期においても、長期保存後も柔軟付与
効果が不十分となる傾向があり、一方、30重量%を越え
る場合には組成物の流動性が損なわれ、使用勝手が不便
となる傾向がある。本発明組成物において、(a)成分
と(b)成分の重量比率は、〔(a)成分〕/〔(b)
成分〕=0.05〜1.5 であり、この比率が0.05未満の場
合、柔軟性、吸水性の効果が双方とも低下し、一方、
1.5を越える場合には柔軟性が低下する傾向となる。
【0023】本発明の実施にあたっては、柔軟性と吸水
性をさらに向上させる目的で、ジメチルポリシロキサ
ン、部分的にアミノ基、第4級アンモニウム塩基、又は
ポリオキシアルキレン基で変性されたジメチルポリシロ
キサン等のシリコーン化合物、特に好ましくは部分的に
ポリオキシアルキレン基で変性されたジメチルポリシロ
キサンを、(a)成分と(b)成分の合計量に対し 0.3
〜10重量%の範囲で添加することができる。本発明の組
成物を水系液体柔軟仕上剤とする際には粘度の調整のた
めに塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム等の無機電解質を組成物中に0.01〜 0.4重量%添加す
るのが好ましい。
【0024】本発明の柔軟仕上剤組成物には、更に、組
成物のpHを調整するために、酸性又はアルカリ性の物質
を添加することができる。この場合、本発明組成物のpH
が1.5 〜6.5 の範囲内となるように、酸性又はアルカリ
性の物質を添加することが、組成物の粘度、保存安定性
の点から望ましい。
【0025】本発明の液体柔軟仕上剤は長期保存に関し
て安定性が高いが、さらに過酷な保存条件下での安定化
のためにポリオキシエチレン(5〜150 モル)直鎖また
は分岐鎖アルキル又はアルケニル(C12〜C24)エーテル等
のノニオン界面活性剤、エタノール、プロピレングリコ
ールやエチレングリコールのような溶剤又は尿素などを
配合することができる。また、柔軟基剤として既知のエ
ステル、非イオン或いはカチオン化合物、長鎖アルコー
ル等を併用してもよい。また、製品の外観のために顔料
又は染料を、仕上がりの白さのために蛍光増白剤を、そ
して使用時及び仕上がり後の趣向を良くするために香料
を配合することもできる。
【0026】本発明の液体柔軟仕上剤組成物は、(a)
成分及び(b)成分を上記の配合割合で水と混合するこ
とにより得られ、場合により、上記の任意成分が配合さ
れる。
【0027】
【発明の効果】本発明の液体柔軟仕上剤組成物は、各種
繊維に対して、十分な柔軟性及び吸水性を与える。
【0028】
【実施例】次に本発明を実施例を挙げて説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0029】実施例1〜11及び比較例1〜5 表1に示す(a)成分、表2に示す(b)成分及び任意
成分を使用して表3に示す組成の液体柔軟仕上剤組成物
を調製した。なお、いずれの配合の場合も(a)成分と
(b)成分の総量が14重量%となるようにし、ポリオキ
シエチレン(20モル)ラウリルエーテルをその総量に対
して1重量%配合し、また塩化カルシウムを 0.2重量%
配合し、残部を水として調製した。組成物のpHは HCl水
溶液にて3.0 に調整した。得られた液体柔軟仕上剤組成
物について、以下の方法により、柔軟性及び吸水性の評
価を行った。その結果を表3に示した。
【0030】<柔軟性及び吸水性の評価> (1) 処理方法 市販の木綿タオル1kgを 3.5°DH硬水にて市販洗剤
“アタック”(花王株式会社製、登録商標)にて5回繰
り返し洗濯(30リットル洗濯機)をし、繊維についてい
た繊維処理剤を除去した後、表3に示す配合組成の柔軟
仕上剤組成物の0.05%水溶液(3.5 °DH硬水)に投入
し、浴比1/30、25℃、5分間攪拌下で処理した。 (2) 柔軟性の評価方法 上記方法で処理した布を室内で風乾後、20℃、65%RH
の恒温恒湿室にて24時間放置した。これらの布について
柔軟性の評価を行った。柔軟性の評価は、ジ(水素添加
牛脂アルキル)ジメチルアンモニウムクロライド14重量
%からなる柔軟仕上剤の0.05%水溶液で処理した布を対
照にして一対比較を行った。評価は次のように表す。 +2:対照より柔らかい +1:対照よりやや柔らかい 0:対照と同じ −1:対照の方がやや柔らかい −2:対照の方が柔らかい (3) 吸水性の評価方法 上記柔軟仕上剤で処理した木綿タオルを3cm×20cmの短
冊状に切り取り、その一端20mmを水に浸す。15分後の水
の上昇高さを測定した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】注) *1: ( ) 内は組成物中の重量% *2:東レダウコーニング(株)製シリコーンBY-22-017 表3に示す結果より、本発明の液体柔軟仕上剤組成物の
場合には、十分な柔軟性が保持されると共に、吸水性が
顕著に向上することがわかる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(a)成分及び(b)成分を含有
    し、(a)成分と(b)成分の合計含有量が3〜30重量
    %であり、かつ、(a)成分と(b)成分の重量比率
    が、〔(a)成分〕/〔(b)成分〕=0.05〜1.5 であ
    ることを特徴とする液体柔軟仕上剤組成物。 <(a)成分>下記一般式(I)で表される第4級アン
    モニウム塩もしくは下記一般式(II)で表される第4級
    アンモニウム塩又はこれらの混合物。 【化1】 〔式中、 R1,R2,R3:同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル
    基又はヒドロキシアルキル基を示す。 R4: -COO-結合又は-CONH-結合で中断していてもよい、
    直鎖又は分岐鎖の炭素数12〜32のアルキル基又はアルケ
    ニル基を示す。 X-:陰イオン基を示す。〕 【化2】 〔式中、 R5,R6:同一又は異なって、 -COO-結合又は-CONH-結合で
    中断していてもよい、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜30の
    アルキル基、ヒドロキシアルキル基又はアルケニル基を
    示す。 R7,R8,R9:同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル
    基又はヒドロキシアルキル基を示す。 Y-:陰イオン基を示す。 m,n,p:同一又は異なって、1〜10の数を示す。〕 <(b)成分>下記一般式(III) で表される第3級アミ
    ン又は該アミンの酸中和物もしくは第4級化物。 【化3】 〔式中、 R10:炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を示す。 R11,R12:同一又は異なって、 -COO-結合又は-CONH-結合
    で中断していてもよい、直鎖又は分岐鎖の炭素数12〜32
    のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はアルケニル基
    を示す。〕
  2. 【請求項2】 (a)成分が、一般式(I)で表される
    第4級アンモニウム塩であって、一般式(I)におい
    て、R4基が硬化牛脂脂肪酸のカルボキシル基をメチレン
    基に置換したアルキル基又はステアリル基である請求項
    1記載の液体柔軟仕上剤組成物。
  3. 【請求項3】 (a)成分が一般式(II)で表される第
    4級アンモニウム塩であって、一般式(II)において、
    R5基が R13CONH(CH2)2−〔但し、R13CO-は直鎖又は分岐
    鎖の炭素数8〜22の飽和又は不飽和の脂肪酸由来のアシ
    ル基を示す。〕で表される基であり、R6基が炭素数1〜
    10のヒドロキシアルキル基であり、mが1、nが1、p
    が1である請求項1記載の液体柔軟仕上剤組成物。
  4. 【請求項4】 (b)成分が、一般式(III) で表される
    第3級アミン又は該アミンの酸中和物もしくは第4級化
    物であって、一般式(III)において、R11基が硬化牛脂脂
    肪酸のカルボキシル基をメチレン基に置換したアルキル
    基、ステアリル基、又はR14COO(CH2)2−〔但し、R14CO-
    は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜22の飽和脂肪酸由来のア
    シル基を示す。〕で表される基であり、R12 基がR14COO
    (CH2)2−〔但し、R14CO-は前記の意味を示す。〕で表さ
    れる基である請求項1〜3のいずれかの項記載の液体柔
    軟仕上剤組成物。
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WO2001053599A1 (fr) * 2000-01-19 2001-07-26 Kao Corporation Composition de finition adoucissante

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WO2001053599A1 (fr) * 2000-01-19 2001-07-26 Kao Corporation Composition de finition adoucissante
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