JPH08245366A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH08245366A
JPH08245366A JP7086011A JP8601195A JPH08245366A JP H08245366 A JPH08245366 A JP H08245366A JP 7086011 A JP7086011 A JP 7086011A JP 8601195 A JP8601195 A JP 8601195A JP H08245366 A JPH08245366 A JP H08245366A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ビタミンAのエステルとカゼインおよび/また
はその塩を含有することを特徴とする化粧料を提供す
る。 【構成】本発明はビタミンAのエステルとカゼインおよ
び/またはその塩を含有することを特徴とする化粧料で
ある。ビタミンA類は真皮中のコラーゲンの生合成を活
性化するため、しわの改善作用が考えられる。本発明の
化粧料はビタミンAのエステルとカゼインおよび/また
はその塩を含有することにより、ビタミンAのエステル
が皮膚中により多く移行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビタミンAのエステル
とカゼインおよび/またはその塩を配合したことを特徴
とする化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】ビタミンAのエステルが化粧料に含有さ
れた例はあるが、ビタミンAのエステルとカゼインおよ
び/またはその塩が同一処方に含有された例はない。一
方、ビタミンA類は真皮中のコラーゲンの生合成を活性
化するため、しわの改善作用が考えられることから、ビ
タミンA類が真皮中により多く移行する化粧料が望まれ
ている。しかし、従来の化粧料ではビタミンAのエステ
ルの皮膚透過性は不十分である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ビタミンAの
エステルの皮膚浸透性の向上について鋭意検討した結果
ビタミンAのエステルとカゼインおよび/またはその塩
を化粧料に配合した場合、好ましくはビタミンAのエス
テルとカゼインおよび/またはその塩を乳化組成物に配
合して化粧料に配合した場合、特にビタミンAのエステ
ルの優れた皮膚透過性を示すことを見出し、本発明を完
成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビタミンAの
エステルとカゼインおよび/またはその塩を含有するこ
とを特徴とする化粧料である。本発明は、ビタミンAの
エステルとカゼインおよび/またはその塩を化粧料に配
合することで、単独でビタミンAのエステルを化粧料に
配合した場合よりも優れた皮膚透過性を示す。好ましく
はビタミンAのエステルとカゼインおよび/またはその
塩の乳化組成物を化粧料に配合することで、さらに優れ
たビタミンAのエステルの皮膚透過性を示す。本発明で
ビタミンAのエステルとカゼインおよび/またはその塩
を乳化させる際には一般的な乳化法が利用される。ここ
で利用される乳化法は、特には限定されないが、物理化
学的手法としては、例えば反転乳化法、転相温度乳化
法、D相乳化法、液晶乳化法が挙げられる。また、乳化
機を利用した機械的手法としては、膜乳化法、コロイド
ミル、ホモジナイザー、高圧ホモジナイザー、超音波乳
化機による乳化法が挙げられる。本発明でいうビタミン
Aのエステルとは、末端のOH基を酢酸や長鎖長の脂肪
酸でエステル化したものであり、例えばビタミンAのア
セテートやビタミンAのパルミテートなどを示し、市販
品を利用することができる。
【0005】本発明でいうカゼインとは、リンタンパク
質の一種で、乳の主要タンパク質あるいはその加水分解
物であり、また、その塩としては、カゼインのナトリウ
ム塩カリウム塩、カルシウム塩が挙げられ、ともに市販
品を利用することができる。
【0006】本発明のビタミンAのエステルとカゼイン
および/またはその塩を乳化させる際に一般的な界面活
性剤が利用される。ここで利用される界面活性剤は、特
には限定されないが、例えば、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グ
リセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチ
レングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンブロックポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、およびショ糖
脂肪酸エステルなどの非イオン性界面活性剤さらにアニ
オン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活
性剤が挙げられる。
【0007】これらの中で、ポリオキシエチレン(5〜
50)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(5〜5
0)アルキルエーテル、ポリオキシエチレン(5〜5
0)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン(5〜5
0)パルミチルエーテル、ポリオキシエチレン(5〜5
0)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(5〜5
0)イソステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(5
〜50)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(5〜
100)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(5〜2
0)ソルビタンラウレート、ポリオキシエチレン(5〜
20)ソルビタンステアレート、ポリオキシエチレン
(5〜20)ソルビタンオレート、ポリオキシエチレン
(5〜20)ソルビタンイソステアレート、ソルビタン
オレート、ソルビタンイソステアレート、ソルビタンラ
ウレート、ポリオキシエチレン(5〜20)グリセリン
ステアレート、ポリオキシエチレン(5〜20)グリセ
リンオレート、ポリオキシエチレン(5〜20)グリセ
リンイソステアレート、ポリオキシエチレン(5〜2
0)グリセリンラウレート、デカグリセリルテトラオレ
ート、ヘキサグリセリルトリイソステアレート、デカグ
リセリルモノオレート、デカグリセリルモノラウレー
ト、デカグリセリルモノステアレート、ヘキサグリセリ
ルトリイソステアレート、ヘキサグリセリルトリイソス
テアレート、テトラグリセリルジイソステアレート等の
トリグセリン以上のポリグリセリン脂肪酸エステルポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマ
ー、ポリオキシエチレン(5〜20)ソルビットオレー
ト、ポリオキシエチレン(5〜20)ソルビットステレ
ート、ポリオキシエチレン(5〜20)ソルビットイソ
ステレート、ポリオキシエチレン(5〜20)ソルビッ
トラウレート、ポリオキシエチレン(10〜30)ポリ
オキシプロピレン(0〜10)デシルテトラデシルエー
テル、ポリオキシエチレン(1〜30)ポリオキシプロ
ピレン(0〜10)セチルエーテルモノオレイン酸ポリ
エチレングリコールまたはモノラウリン酸ポリエチレン
グリコールが特に好ましい。
【0008】ビタミンAのエステルの配合量、カゼイン
および/またはその塩の配合量は各々本発明化粧料の全
量中、0.001〜10重量%、好ましくは、0.01
〜1.0重量%である。本発明の化粧料にはビタミンA
のエステル、カゼインおよび/またはその塩の効果を損
なわない範囲で、化粧料などに使用される油脂類、ロウ
類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル
類、界面活性剤、紫外線吸収剤、防腐剤、増粘剤、栄養
剤などの原料を配合することができる。本発明の化粧料
は、クリーム、ローション、乳液、パックなどの基礎化
粧料、ファンデーション、リップスティックなどのメイ
クアップ化粧料、ヘアクリーム、ヘアローションなどの
頭髪用化粧料、浴用剤、石鹸などの剤型を採用すること
ができる。
【0009】
【実施例】次に本発明を詳細に説明するため実施例を挙
げるが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、
実施例に示す配合量の部とは重量部を示す。 実施例−1 化粧水 処方 配合量 1.エタノール 5.0部 2.p−オキシ安息香酸メチル 0.1 3.ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.1 4.α−トコフェロール 0.01 5.ビタミンAパルミテート 0.05 6.香料 適量 7.精製水 10.05 8.カゼイン 0.02 9.2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 0.02 10.1,3−ブチレングリコール 8.00 11.グリセリン 2.00 12.キサンタンガム 0.02 13.精製水 74.53 製造方法:油相成分1〜6および水相成分7〜13をそ
れぞれ均一に溶解し、混合し濾過して製品とする。
【0010】 実施例−2 クリーム 処方 配合量 1.流動パラフィン 6.5部 2.ワセリン 10.0 3.ステアリン酸 4.0 4.セチルアルコール 3.0 5.ステアリルアルコール 1.0 6.ポリオキシエチレン(25)モノステアレート 3.0 7.ソルビタンモノステアレート 2.5 8.ビタミンAアセテート 0.5 9.1,3−ブチレングリコール 5.0 10.水酸化カリウム 0.1 11.p−オキシ安息香酸メチル 0.2 12.精製水 63.8 13.カゼインナトリウム 0.2 14.香料 適量 製造方法:油相成分1〜8および水相成分9〜13をそ
れぞれ70〜75℃に加熱溶解した後、油相成分1〜8
に水相成分9〜13を加えて乳化し、冷却途上で成分1
4を加えて混合し、30℃まで冷却して製品とする。
【0011】 実施例−3 乳液 処方 配合量 1.流動パラフィン 8.0部 2.スクワラン 2.0 3.ステアリルアルコール 2.0 4.ソルビタンモノオレート 2.5 5.グリセリンモノステアレート 2.3 6.ポリオキシエチレン(10)ソルビタンモノオレート 0.8 7.グリセリン 6.0 8.p-オキシ安息香酸メチル 0.2 9.精製水 72.23 10.香料 適量 11.ビタミンAパルミテート 0.8 12.ショ糖脂肪酸エステル 0.07 13.グリセリン 0.1 14.精製水 2.0 15.カゼインナトリウム 0.8 製造方法:油相成分11〜13および水相成分14〜1
5をそれぞれ80〜85℃に加熱溶解した後、均一に溶
解し、油相成分11〜13に水相成分14〜15を加え
て乳化し、冷却し30℃とする(乳化組成物A)。油相
成分1〜6および水相成分7〜9をそれぞれ70〜75
℃に加熱溶解した後、油相成分1〜6に水相成分7〜9
を加えて乳化し、冷却途上で成分10および乳化組成物
Aを加えて混合し、30℃まで冷却して製品とする。
【0012】実施例−4 実施例−3において、乳化組成物Aを精製水に置き換
え、ビタミンAパルミテートを0.8重量%とカゼイン
ナトリウム0.8重量%を添加したものを実施例−4と
した。
【0013】 実施例−5 パック 処方 配合量 1.ポリビニルアルコール 12.0部 2.エチルアルコール 5.0 3.1,3−ブチレングリコール 8.0 4.p−オキシ安息香酸メチル 0.2 5.ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.5 6.ビタミンAパルミテート 0.1 7.酢酸トコフェロール 0.1 8.クエン酸 0.1 9.クエン酸ナトリウム 0.3 10.香料 適量 11.精製水 73.3 12.カゼインナトリウム 0.3 製造方法:各成分を均一に溶解し製品とする。
【0014】 実施例−6 ファンデーション 処方 配合量 1.ステアリン酸 2.4部 2.ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 1.0 3.ポリオキシエチレン(15)セチルエーテル 2.0 4.セチルアルコール 1.0 5.液状ラノリン 2.0 6.流動パラフィン 3.0 7.ミリスチン酸イソプロピル 6.5 8.p−オキシ安息香酸ブチル 0.1 9.精製水 52.38 10.エデト酸二ナトリウム 0.02 11.カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1 12.ベントナイト 0.5 13.プロピレングリコール 4.0 14.トリエタノールアミン 1.1 15.p−オキシ安息香酸メチル 0.2 16.酸化チタン 8.0 17.タルク 4.0 18.着色顔料 5.0 19.香料 適量 20.ビタミンAパルミテート 0.4 21.ポリオキシエチレン(5)ソルビットオレート 0.03 22.デカグリセリルモノステアレート 0.07 23.精製水 6.0 24.カゼイン 0.1 製造方法:油相成分20〜22および水相成分23〜2
4をそれぞれ80〜85℃に加熱溶解した後、均一に溶
解し、油相成分20〜22に水相成分22〜24を加え
て乳化し、冷却し30℃とする(乳化組成物A)。成分
11〜13および15を70℃に加熱しよく膨潤させ
る。これに成分9、10および14を溶解し水相とす
る。成分1〜8を加熱溶解し、80℃に保ち油相とす
る。よく混合し粉砕機に通し粉砕した成分16〜18を
水相に加えホモミキサーで攪拌し75℃に保つ。この水
相に油相をかきまぜながら加え、冷却し、45℃で成分
19および乳化組成物Aを加え、攪拌しながら冷却し製
品とする。
【0015】 実施例−7 ヘアクリーム 処方 配合量 1.ステアリン酸 2.0部 2.ステアリルアルコール 2.0 3.流動パラフィン 8.0 4.グリセリンモノステアレート 2.3 5.ソルビタンモノオレート 2.5 6.ポリオキシエチレン(10)ソルビタンモノオレート 0.8 7.グリセリン 6.0 8.p−オキシ安息香酸メチル 0.1 9.精製水 69.201 10.香料 適量 11.ビタミンAアセテート 0.18 12.ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル 0.01 13.ポリオキシエチレン(40)ミリスチルエーテル 0.008 14.ポリオキシエチレン(5)グリセリンステアレート 0.001 15.カゼインナトリウム 0.5 16.精製水 6.2 製造方法:油相成分11〜14および水相成分15〜1
6をそれぞれ80〜85℃に加熱溶 した後、均一に溶
解し、油相成分11〜14に水相成分15〜16を加え
て乳化し、冷却し30℃とする(乳化組成物A)。油相
成分1〜6および水相成分7〜9をそれぞれ70〜75
℃に加熱溶解した後、油相成分1〜6に水相成分7〜9
を加えて乳化し、冷却途上で成分10および乳化組成物
Aを加えて混合し、30℃まで冷却して製品とする。
【0016】 実施例−8 リップスティック 処方 配合量 1.パラフィン 12.0部 2.マイクロクリスタリンワックス 13.0 3.トリラウリン酸グリセリン 5.0 4.重質流動イソパラフィン 15.478 5.ジペンタエリトリット脂肪酸エステル 7.0 6.トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン 8.0 7.ビタミンAパルミテート 0.5 8.dl-α-トコフェロール 0.002 9.トリイソステアリン酸ジグリセリン 20.0 10.酸化チタン 2.0 11.赤色202号 2.0 12.赤色226号 2.0 13.黄色5号 3.0 14.カゼイン 0.5 15.雲母チタン 5.0 16.雲母チタン 5.0 17.香料 適量 製造方法:油相成分1〜8を75〜80℃で溶解する。
成分9〜13を三本ローラーで均一に分散させてから油
相成分1〜8に添加し、よく攪拌する。成分9〜13が
均一に分散してから成分14〜17を均一に分散する。
脱泡してから型に流し込み、急冷して固めて製品とす
る。
【0017】
【発明の効果】本発明のビタミンAのエステルとカゼイ
ンおよび/またはその塩を含有することを特徴とする化
粧料は、ビタミンAのエステルの優れた皮膚透過性を示
した。次に、本発明の効果を詳細に説明するため、実験
例を挙げる。
【0018】実験例 ビタミンAのエステルの皮膚透過
性の比較 雌性ハートレー系モルモットの背部皮膚を刈毛および剃
毛後、1.5平方センチメートルのリント布に各試料1
00μlを24時間閉塞貼付した。なお、試料として
は、実施例−3と比較例−1を用いた。屠殺後、貼付除
去を行い、貼付部位の皮膚を摘出した。摘出皮膚を20
mmol EDTA液に3時間浸漬後、表皮を剥離し
た。その皮膚の湿重量の10倍になるように生理食塩水
を加えホモジネートし、そのホモジネートと同量のクロ
ロホルムを加えて分配抽出した。さらに15,000r
pm、15分間遠心分離後、クロロホルム層をサンプリ
ングしビタミンAパルミテートを高速液体クロマトグラ
フィー(HPLC)により定量した。実験の結果を表1
に示した。その結果、ビタミンAのエステルを含有する
化粧料にカゼインナトリウムを配合すると、ビタミンA
パルミテートが優れた皮膚透過性を示した。また、ビタ
ミンAのエステルとカゼインナトリウムを乳化組成物に
したものを化粧料に配合すると、ビタミンAのエステル
とカゼインナトリウムを単独で配合したもよりもさらに
優れた皮膚透過性を示した。 比較例−1 従来の乳液 実施例−3において、乳化組成物Aを精製水に置き換
え、ビタミンAパルミテートを0.8重量%添加したも
のを従来の乳液とした。
【0019】
【表1】 表1 ビタミンAのエステルの皮膚透過性の比較 ──────────────────────────── 試料 *ビタミンAのエステル の皮膚透過性(μg/g) ──────────────────────────── 実施例−3 35.6 実施例−4 22.9 比較例−1 16.6 ──────────────────────────── * 皮膚1g当りに含まれるビタミンAパルミテートの含量
【0020】実施例−1の化粧水、実施例−2のクリー
ム、実施例−4のパック、実施例−5のファンデーショ
ンおよび実施例−6のヘアクリーム、実施例−7のリッ
プスティックについても同様に試験を行ったところ、優
れた皮膚透過性を示した。以上示したように、本発明の
ビタミンAエステルとカゼインおよび/またはその塩を
含有する化粧料は優れたビタミンAのエステルの皮膚透
過性を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/02 A61K 7/02 7/027 7/027 7/06 7/06 (72)発明者 柘植 晴予 名古屋市西区鳥見町2丁目130番地 日本 メナード化粧品株式会社中央研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビタミンAのエステルとカゼインおよび/
    またはその塩を含有することを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】ビタミンAのエステルとカゼインおよび/
    またはその塩の配合量がともに0.01〜1.0重量%
    であることを特徴とする請求項1の化粧料。
  3. 【請求項3】ビタミンAのエステルがビタミンAパルミ
    テートであり、カゼインおよび/またはその塩がカゼイ
    ンナトリウムであることを特徴とする請求項1,または
    2の化粧料。
  4. 【請求項4】ビタミンAのエステルとカゼインおよび/
    またはその塩を配合した乳化組成物を含有したことを特
    徴とする請求項1,2,または,3の化粧料。
  5. 【請求項5】ビタミンAのエステルがビタミンAパルミ
    テートであり、カゼインおよび/またはその塩がカゼイ
    ンナトリウムであることを特徴とした請求項4の化粧
    料。
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