JPH08245345A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH08245345A
JPH08245345A JP7241995A JP7241995A JPH08245345A JP H08245345 A JPH08245345 A JP H08245345A JP 7241995 A JP7241995 A JP 7241995A JP 7241995 A JP7241995 A JP 7241995A JP H08245345 A JPH08245345 A JP H08245345A
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JP
Japan
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hair
keratin
cyanoethylated
insoluble
mixture
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Withdrawn
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JP7241995A
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English (en)
Inventor
Masashi Yoshida
正志 吉田
Hiroshi Fukui
寛 福井
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 羊毛および/又は毛髪を細かく粉砕し、さら
に、これをS−シアノエチル化することにより不溶性キ
ューティクルを除去した親水性S−シアノエチル化ケラ
チンを配合することを特徴とする毛髪化粧料である。 【効果】 毛髪の損傷を防止し、化学的および機械的な
処理から毛髪を保護し、更になめらかさや柔軟性を付与
し、櫛通りを良くし、また蛋白質などの不快な臭いのな
い優れた毛髪化粧料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、羊毛および/又は毛髪
から不溶性キューティクルを除去した親水性S−シアノ
エチル化ケラチンを配合した毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に毛髪は、洗髪、ブラッシング、ド
ライヤーによる熱、ヘアカラー、ブリーチ剤等による美
容処理を繁雑に繰り返し施術すると、著しく損傷劣化
し、その結果、乾燥してぱさついたり、枝毛、切れ毛、
抜け毛等の増加および強度低下を引き起こすことはよく
知られたことである。
【0003】そこで、上述のような毛髪損傷に対し、毛
髪の保護、修復を目的に、毛髪化粧料には基剤として、
油分例えば高級アルコール、高級脂肪酸、シリコーン
油、流動パラフィン、エステル油等や、天然物から抽出
した各種原料例えばタンパク質、多糖、抽出エキス、天
然高分子またはこれらを構成している単体もしくはオゴ
体例えばアミノ酸、ペプチド等が配合されている。
【0004】しかし、油分を配合した場合にはブラッシ
ング等の機械的処理から毛髪をある程度保護することが
できるが、化学的処理からの保護や損傷の防止、または
なめらかさや、柔軟性の付与については、満足できるも
のではなかった。
【0005】また、天然物抽出原料は、毛髪の損傷防
止、化学的または機械的な処理からの保護についてはあ
る程度効果を有するが、毛髪へのなめらかさや柔軟性の
付与および櫛通り性については、必ずしも満足のいくも
のではなかった。
【0006】これを解決するものとして、循環真空粉砕
技術を利用することによって得た、従来のものより格段
に微細に粉砕された動物の毛の微粉末を毛髪化粧料に配
合する特許が報告されている(特開昭62−1142
9)。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかしながら、この技術
は、なめらかさや柔軟性は付与されるが動物の毛に由来
するタンパク特有の不快な臭いがあるため、それほど毛
髪化粧料には配合できず、その結果として十分な機能を
発揮することができなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
点に鑑みて鋭意研究した結果、羊毛および/又は毛髪を
細かく粉砕しS−シアノエチル化することにより不溶性
キューティクルを除去したS−シアノエチル化ケラチン
を毛髪化粧料に配合すると、不快な臭いがなく、なめら
かさや柔軟性を付与し、櫛通りを良くすることのできる
毛髪化粧料が得られることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0009】本発明の目的は、特殊な処理をした羊毛及
び/又は毛髪成分を新しく毛髪化粧料に配合することに
より、毛髪化粧料中の各種配合成分のもつ本来の機能を
完全に維持したまま、毛髪の損傷を防止し、化学的また
は機械的な処理から毛髪を保護し、同時に、なめらかさ
や柔軟性を付与し、櫛通り良くし、かつタンパク特有の
不快な臭いのない新規な毛髪化粧料を提供することにあ
る。
【課題を解決するための手段】
【0010】すなわち、本発明は、羊毛及び/又は毛髪
を細かく粉砕し、さらに、これをS−シアノエチル化す
ることにより得られる不溶性キューティクルを除去した
親水性S−シアノエチル化ケラチンを配合することを特
徴とする毛髪化粧料を提供するものである。
【0011】以下、本発明を詳述する。羊毛及び/又は
毛髪を構成するいわゆるケラチンは、表面層の不溶性キ
ューティクルとその内部の親水性コルテックスからな
る。本発明においては、まず第一に、羊毛及び/又は毛
髪を細かく粉砕し、第二にケラチンをS−シアノエチル
化することにより不溶性キューティクルを除去し、親水
性S−シアノエチル化ケラチンである親水性コルテック
スを得ることが必要である。
【0012】羊毛及び/又は毛髪から不溶性キューティ
クルを除去し、親水性S−シアノエチル化ケラチンを得
るには、ケラチンに効率良く、S−シアノエチル化反応
が起こる程度に細かく粉砕すればよく、その粉砕の程度
は特に限定されるものではない。S−シアノエチル化ケ
ラチンが得られれば、配合する毛髪化粧料の要求に応じ
てその粉砕の程度を決定してもよい。例えば、羊毛及び
/又は毛髪を100μm以下に粉砕して、S−シアノエ
チル化することにより不溶性キューティクルを除去した
親水性S−シアノエチル化ケラチンの粉末を得ることが
できる。
【0013】細かく粉砕したケラチンをS−シアノエチ
ル化するには、通常、羊毛又は毛髪10gを細かく裁断
し、尿素溶液(8M尿素、0.01Mトリスアミノメタン、
0.01Mエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム)550ml 中
に入れ窒素気流中で撹拌する。これに、2−メルカプト
エタノール6mlを加え5N水酸化カリウムでpH10.3に
調製し、その状態で4時間撹拌した後、6N塩酸でpH
を7.8 としアクリロニトリル 5.6mlを加える。12時間撹
拌した後不溶物をナイロン布、次いでろ紙を用いてろ別
して不溶性キューティクルを除去する。ろ液を透析膜に入れ、
イオン交換水中で48時間、数回外部溶液を取り替え、
次いで蒸留水中で12時間の透析を行い、透析終了後、こ
の溶液を凍結乾燥して白色粉末の親水性S−シアノエチ
ル化ケラチンが得られる。
【0014】このようにして得られたS−シアノエチル
化ケラチンは、染色あるいはUV処理した後、毛髪化粧
料に用いてもよく、例えば、赤色3号、赤色104 号、黄
色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号、赤
色 227号、赤色 230号、橙色206号、橙色207 号、黄色2
02 号、緑色201 号、緑色204 号、緑色205 号等のター
ル色素、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラ
ジリン、クロシン、アナトー、アントシアニン、サフロ
ールエロー、紅鞠色素等の天然色素で常法に従い染色す
ることができる。UV処理については、たとえばサリチ
ル酸、パラアミノ安息香酸、ウロカニン酸、桂皮酸等の
紫外線吸収剤を常法に従い吸着させることができる。
【0015】本発明において、「毛髪化粧料」とは、例
えば、シャンプー、ヘアリンス、プレシャンプー型毛髪
処理剤、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメントロ
ーション、セットローション、セットゼリー、ヘアブロ
ー剤、ヘアームース、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘ
アクリーム、スカルプトリートメント、ヘアカラー第一
液および第二液、ヘアブリーチ剤等が含まれる。
【0016】本発明の毛髪化粧料には、不溶性キューテ
ィクルを除去したS−シアノエチル化ケラチンを、毛髪
化粧料の全重量に対して、0.001〜50重量%配合する。
好ましい配合量は毛髪化粧料の種類によって変化するが
一般には 0.1〜20重量%である。配合量が 0.001重量%
未満の場合には、毛髪化粧料の毛髪損傷防止および保護
効果が十分に発揮されず、50重量%を超える配合量では
柔軟性、櫛通り性がかえって不良となる。
【0017】本発明の毛髪化粧料は上記成分に加えて界
面活性剤、油分、保湿剤、紫外線吸収剤、アルコール
類、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、色素、
香料等、通常毛髪化粧料に用いられている成分を適宜配
合することができる。もちろんこれらは本発明の効果を
損なわない質的、量的範囲でなければならない。
【0018】
【実施例】次に、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。本発明は、これによって何ら限定されるもの
ではない。
【0019】「製造例1:不溶性キューティクルを除去
したS−シアノエチル化ケラチン(SCEK)の調製」羊毛
又は毛髪10gを細かく裁断し、尿素溶液(8M尿素、
0.01Mトリスアミノメタン、0.01Mエチレンジアミン四
酢酸二ナトリウム)550ml 中に入れ窒素気流中撹拌し
た。2−メルカプトエタノール6mlを加え5N水酸化
カリウムでpH10.3に調製した。その状態で4時間撹拌し
た後、6N塩酸でpHを7.8 としアクリロニトリル 5.6
mlを加えた。12時間撹拌した後不溶物をナイロン布、次
いでろ紙を用いてろ別して不溶性キューティクルを除去した。
ろ液を透析膜に入れ、イオン交換水中で48時間、数回
外部溶液を取り替え、次いで蒸留水中で12時間の透析を
行った。透析終了後、この溶液を凍結乾燥して白色粉末
のSCEKを得た。
【0020】「実施例1−1、2、3、4」 ヘアクリ
ーム 以下の第1表に示す成分組成の6種類のヘアクリームを
調製した。すなわち、(A)相を70℃で撹拌し、この
中へ、(B)相を70℃で撹拌溶解したものを撹拌下に
添加した。これをホモミキサー処理し、冷却処理して3
0℃とし、ヘアクリームを得た。
【0021】次に、得られた6種類のヘアクリームのな
めらかさ、柔軟性、櫛通り性、べたつきのなさ、フレー
キング(例えば、ポリビニルピロリドンを多量に配合し
た場合の様に毛髪の表面にふけ様の粉をふく現象)のな
さ、および油性光沢(ギラつき)のなさに関して、女性
パネル15名により、試料5gを実際に頭髪に直接塗布
した後、官能によって評価した。
【0022】評価は、以下の4段階評価で行った。 ◎:著しく良好 ○:良 好 △:普 通 ×:劣 悪
【0023】
【表1】
【0024】表1から明らかなとおり、本発明のヘアク
リーム1〜4は比較用のヘアクリーム1および2と比較
して、すべての項目で優れていることがわかる。なお、
比較用クリーム1においてフレーキングのなさの評価が
高いのは、粉末類が配合されていないので当然である。
【0025】また、上記本発明のヘアクリーム4におい
て、S−シアノエチル化ケラチンの代りに、20μm以
下の羊毛微粉末(羊毛を真空式粉砕装置「成和化成:S
WM−48型」の循環式改良装置の被粉砕物収容器に充
填し、系内を5mmHgとした後、5.5kWh及び3
000rpmの条件下で6時間運転して粉砕をおこなっ
たキューティクルを主成分とする羊毛微粉末)を使用す
ること以外は前記と同様にして比較用のヘアクリームを
調製した。しかしながら、このヘアクリームは、羊毛特
有の不快な臭いがあり、なめらかさ、柔軟性、櫛通り
性、べたつきのなさなどの点についても、本発明のヘア
クリーム4よりも劣るものであった。
【0026】「実施例2−1、2、3、4」 ヘアリ
ンス 以下の表2に示す成分組成の11種類のヘアリンスを調
製した。すなわち、第4級アンモニウム塩を精製水に加
熱下で撹拌して溶解または分散させ、更に天然物抽出原
料および色剤を添加し、撹拌混合して水性(A)相を調
製した。一方、セタノール、モノステアリン酸グリセロ
ール、香料、防腐剤を加熱混合した中に、本発明のヘア
リンスではS−シアノエチル化ケラチンを、そして比較
用ヘアリンスではマイカまたはタルクを添加し、ホモミ
キサーにより均一に分散させて油性(B)相を調製し
た。(A)相と(B)相とを80℃に保った後、(A)
相に(B)相を徐々に添加しながらよく撹拌混合し、全
量を加えた後、30℃まで撹拌冷却して第3表に示す1
1種のヘアリンスを得た。
【0027】続いて、前記実施例1と同様に、女性パネ
ル15名により、試料12gを実際に頭髪に直接塗布
し、温湯ですすぎ洗いした後、風乾し官能によって評価
した。
【0028】
【表2】
【0029】前記の表2から明らかなとおり、本発明の
ヘアリンスは比較用のものと比べて非常に優れている。
前記製造例のS−シアノエチル化ケラチンを配合した系
が非常に優れたなめらかさや柔軟性を付与し、櫛通りを
良くし、べたつきのなさを示す理由は明らかではない
が、第4級アンモニウム塩とS−シアノエチル化ケラチ
ンとが静電的に結合して複合体を形成し、その複合体が
毛髪表面に静電的に吸着して毛髪表面上に膜を形成する
ために、優れた使用性が現われるものと想像される。
【0030】「実施例3」 ヘアブリーチ剤(第1
剤) 以下の各成分から本発明のクリーム状ヘアブリーチ剤
(第1剤)を調製した。 (重量%) 流動パラフィン 4.0 ステアリルアルコール 1.0 ポリオキシエチレン(20) セチルエーテル 0.3 ラウリル硫酸ナトリウム(30%) 0.2 アンモニア水(28%) 8.0 製造例1のS−シアノエチル化ケラチン 0.5 精製水 全体を 100とする量 S−シアノエチル化ケラチンを使用しないこと以外は前
記と同様にして比較用のヘアブリーチ剤(第1剤)を調
製したが乳化性が悪く、安定性が悪かった。これに対し
て、本発明の前記ヘアブリーチ剤(第1剤)は乳化性が
良好で安定であり、使用性も優れていた。
【0031】「実施例4」 クリームシャンプー 以下の成分からクリームシャンプーを調製したところ、
使用性の優れた製品が得られた。 (重量%) ラウリル硫酸ナトリウム 10.0 モノステアリン酸エチレングリコール 2.0 ポリオキシエチレン(75)ラノリン 0.25 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5.0 香 料 適 量 クエン酸 適 量 塩化ナトリウム 0.75 製造例1のS−シアノエチル化ケラチン 1.0 精製水 全体を 100とする量
【0032】「実施例5」 ヘアリンス 以下の成分からヘアリンスを調製したところ、使用性の
優れた製品が得られた。 (重量%) ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 2.0 モノオレイン酸ソルビタン 1.4 ミネラルオイル 2.8 セタノール 2.0 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート 0.3 製造例1のS−シアノエチル化ケラチン 1.0 香 料 適 量 色 素 適 量 クエン酸 適 量 水 全体を 100とする量
【0033】「実施例6」 トリートメントフォーム
スプレー 以下の成分からトリートメントフォームスプレーを調製
し、充填した。 (重量%) 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.5 製造例1のS−シアノエチル化ケラチン 1.0 流動パラフィン 2.0 シリコーン油 3.0 プロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(80)硬化ヒマシ油誘導体 1.0 ポリオキシエチレン(8)ステアリルエーテル 0.5 香 料 適 量 アルコール 15.0 イオン交換水 全体を 100とする量 以上の原液90重量部に対し、フロン12の8重量部と
LPG2重量部とからなる噴射ガス10重量部を加え、
スプレー缶に充填した。この製品を頭髪に適用したとこ
ろ、なめらかさ、つや、櫛通り性およびべたつきのなさ
に優れていた。
【0034】「実施例7」 トリートメントフォーム
スプレー 以下の成分からトリートメントフォームスプレーを調製
し、充填した。 (重量%) 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.8 ガフコート755(GAF Corp.) 15.0 製造例1のS−シアノエチル化ケラチン 0.8 流動パラフィン 2.0 シリコーン油 2.0 プロピレングリコール 4.0 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油誘導体 0.8 香 料 適 量 アルコール 30.0 イオン交換水 全体を 100とする量 以上の原液95重量部に対しLPG5重量部より成る噴
射ガスを加えスプレー缶に充填した。これを頭髪に適用
したところ、セット性、なめらかさ、つや、べたつきの
なさ、および櫛通り性に優れていた。
【0035】「実施例8」 ブラッシングスプレー 以下の成分からブラッシングスプレーを調製した。 (重量%) 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.1 製造例1のS−シアノエチル化ケラチン 0.5 流動パラフィン 3.0 シリコーン油 3.0 香 料 適 量 アルコール 全体を 100とする量 以上の原液30重量部に対し、混合フロンガス63重量
部(フロン12/フロン11=6/4)とLPG7重量
部とより成る噴射ガスを加え、スプレー缶に充填した。
これを頭髪に適用したところ、櫛通り性、なめらかさ、
つや、およびべたつきのなさに優れていた。
【0036】「実施例9」 ポマード 以下の成分からポマードを調製したところ、油性光沢
(ギラつき)のなさ、およびのびの良い使用感に優れた
製品が得られた。 (重量%) モクロウ 12.0 ヒマシ油 全体を 100とする量 硬化油 2.0 香 料 適 量 色 素 適 量 酸化防止剤 適 量 製造例1のS−シアノエチル化ケラチン 3.0
【0037】「実施例10」 ヘアスティック 以下の成分からヘアスティックを調製したところ、油性
光沢(ギラつき)のなさ、およびのびの良い使用感に優
れた製品が得られた。 (重量%) 製造例1のS−シアノエチル化ケラチン 2.0 モクロウ 12.0 ミツロウ 12.0 カルナウバロウ 2.0 硬化油 2.0 香 料 適 量 酸化防止剤 適 量 色 素 適 量 ヒマシ油 全体を 100にする量
【0038】「実施例11」 ヘアカラーフォーム 以下の成分からヘアカラーフォームを調製した。 (重量%) 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.4 製造例1のS−シアノエチル化ケラチンの染着物 2.0 (赤色104 号) 製造例1のS−シアノエチル化ケラチンの染着物 3.0 (青色 1 号) 流動パラフィン 5.0 シリコーン油 4.0 プロピレングリコール 3.0 ポリオキシエチレン(80)硬化ヒマシ油誘導体 1.2 ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油誘導体 0.6 香 料 適 量 アルコール 5.0 イオン交換水 全体を 100にする量 以上の原液90重量部に対し、フロン12の8重量部と
LPG2重量部とからなる噴射ガス10重量部を加えて
スプレー缶に充填した。これを頭髪に適用したところ、
染着性、つや、およびなめらかさに優れていた。
【0039】なお、上記の製造例1のS−シアノエチル
化ケラチンの染着物は以下のようにして調製した。前記
の各色素3gと硫酸ナトリウム30gとを水 300mlに溶
解させ、前記の製造例1によって得た、S-シアノエチル
化ケラチン10gを加えて分散させた。これにクエン酸
9gを加えて色素を不溶化し、ケラチン表面に吸着させ
た。続いて80℃まで昇温し1時間還流することにより
色素を内部にまで拡散させた。濾過し、乾燥した後、乳
バチによって粉砕することによって染着物が得られた。
【0040】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、毛髪の損傷を防
止し、化学的および機械的な処理から毛髪を保護し、更
になめらかさや柔軟性を付与し、櫛通りを良くし、また
蛋白質などの不快な臭いのない優れた毛髪化粧料であ
る。更に本発明の毛髪化粧料は、保香性にも優れたもの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/13 A61K 7/13 7/135 7/135

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羊毛および/又は毛髪を細かく粉砕し、
    さらに、これをS−シアノエチル化することにより不溶
    性キューティクルを除去した親水性S−シアノエチル化
    ケラチンを配合することを特徴とする毛髪化粧料。
JP7241995A 1995-03-06 1995-03-06 毛髪化粧料 Withdrawn JPH08245345A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119476A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 L'oreal Sa カチオン、液体脂肪物質、及びソルビタンエステルを含む化粧品組成物、並びに美容処理方法

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