JPH08244850A - 突き破袋性包装用袋およびそれを使用した突き破袋性包装体 - Google Patents
突き破袋性包装用袋およびそれを使用した突き破袋性包装体Info
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- JPH08244850A JPH08244850A JP7071295A JP7071295A JPH08244850A JP H08244850 A JPH08244850 A JP H08244850A JP 7071295 A JP7071295 A JP 7071295A JP 7071295 A JP7071295 A JP 7071295A JP H08244850 A JPH08244850 A JP H08244850A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂のフィルムないしシ−トを使用してなる
包装用袋でありながら、開封のためのハサミ、ナイフ等
を使用することなく、誰でも容易に開封することができ
る包装用袋を提供することである。 【構成】 樹脂のフィルムないしシ−トを積層してなる
ラミネ−トシ−トを折り曲げて、または重ね合わせてそ
の接合端部をヒ−トシ−ルしてなる包装用袋であり、更
に該包装用袋の非ヒ−トシ−ル部の所定領域に内容物の
突きにより破袋する易開封性粗面を設けてなる包装用袋
である。
包装用袋でありながら、開封のためのハサミ、ナイフ等
を使用することなく、誰でも容易に開封することができ
る包装用袋を提供することである。 【構成】 樹脂のフィルムないしシ−トを積層してなる
ラミネ−トシ−トを折り曲げて、または重ね合わせてそ
の接合端部をヒ−トシ−ルしてなる包装用袋であり、更
に該包装用袋の非ヒ−トシ−ル部の所定領域に内容物の
突きにより破袋する易開封性粗面を設けてなる包装用袋
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、突き破袋性包装用袋お
よびそれを使用した突き破袋性包装体に関するものであ
る。
よびそれを使用した突き破袋性包装体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂のフィルムないしシ−ト
を使用して種々の包装用袋が提案され、食品、医薬品、
工業製品、雑貨品、その他等の包装に使用されている。
例えば、チョコレ−ト等の棒状の菓子については、所望
の樹脂のフィルムを積層したラミネ−トフィルムを使用
して、スティックタイプの包装形態が採用されて包装さ
れている。また、医薬品については、上記と同様にラミ
ネ−トフィルムを使用して、錠剤であれば、いわゆるP
TP(press throuth pack)包装の
形態で、また、粉末、顆粒状薬品であれば、分包の包装
形態で包装されている。
を使用して種々の包装用袋が提案され、食品、医薬品、
工業製品、雑貨品、その他等の包装に使用されている。
例えば、チョコレ−ト等の棒状の菓子については、所望
の樹脂のフィルムを積層したラミネ−トフィルムを使用
して、スティックタイプの包装形態が採用されて包装さ
れている。また、医薬品については、上記と同様にラミ
ネ−トフィルムを使用して、錠剤であれば、いわゆるP
TP(press throuth pack)包装の
形態で、また、粉末、顆粒状薬品であれば、分包の包装
形態で包装されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように合成樹脂のフィルムないしシ−トを使用してなる
包装体においては、その開封に悩まされるものである。
開封に際しては、ハサミあるいはナイフ等を使用して開
封するが、しかしハサミ、ナイフ等は、いつも近くにあ
るものではなく、通常、包装体を手にとって、そのまま
で開封することを試みるものである。しかし、どこの箇
所から開封したらよいのか戸惑うものであり、包装体を
裏返ししたりして、袋の隅を摘んで開封しょうとする
が、容易に開封することができないものである。近年、
包装体には、開封用の切れ目、あるいはV字型のノッチ
等が刻設され、かつ開封用の表示等も付されているが、
開封に際しては、真っ直ぐに開封することが困難で、開
封途中から曲がってしまい、相変わらず開封には不便を
感じているものである。また、開封を真っ直ぐに行うた
めに、例えば、一軸方向に延伸した方向性のフィルムを
新たに別パ−ツとして貼り合わせるなどの工夫もなされ
ているが、その分、コスト高になるという問題点があ
る。そこで本発明の目的は、合成樹脂のフィルムないし
シ−トを使用してなる包装用袋でありながら、開封のた
めにハサミ、ナイフ等を使用することなく、誰でも容易
に開封することができる包装用袋をを提供することであ
る。
ように合成樹脂のフィルムないしシ−トを使用してなる
包装体においては、その開封に悩まされるものである。
開封に際しては、ハサミあるいはナイフ等を使用して開
封するが、しかしハサミ、ナイフ等は、いつも近くにあ
るものではなく、通常、包装体を手にとって、そのまま
で開封することを試みるものである。しかし、どこの箇
所から開封したらよいのか戸惑うものであり、包装体を
裏返ししたりして、袋の隅を摘んで開封しょうとする
が、容易に開封することができないものである。近年、
包装体には、開封用の切れ目、あるいはV字型のノッチ
等が刻設され、かつ開封用の表示等も付されているが、
開封に際しては、真っ直ぐに開封することが困難で、開
封途中から曲がってしまい、相変わらず開封には不便を
感じているものである。また、開封を真っ直ぐに行うた
めに、例えば、一軸方向に延伸した方向性のフィルムを
新たに別パ−ツとして貼り合わせるなどの工夫もなされ
ているが、その分、コスト高になるという問題点があ
る。そこで本発明の目的は、合成樹脂のフィルムないし
シ−トを使用してなる包装用袋でありながら、開封のた
めにハサミ、ナイフ等を使用することなく、誰でも容易
に開封することができる包装用袋をを提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な課題を解決すべく鋭意研究した結果、合成樹脂のフィ
ルムを積層してなるラミネ−トシ−トを折り曲げて、ま
たは重ね合わせてその接合端部をヒ−トシ−ルし、更に
該包装用袋の非ヒ−トシ−ル部の所定領域に内容物によ
る突きにより破袋する易開封性粗面を設けて包装用袋を
構成し、而して該包装用袋に固い内容物を充填して包装
体を製造し、該包装体を手に持って内容物を折ってその
内側から包装用袋を突いたところ、その突きで包装用袋
の易開封性粗面が破袋し、極めて容易に開封して内容物
を取り出すことができることを見出して本発明を完成し
たものである。
な課題を解決すべく鋭意研究した結果、合成樹脂のフィ
ルムを積層してなるラミネ−トシ−トを折り曲げて、ま
たは重ね合わせてその接合端部をヒ−トシ−ルし、更に
該包装用袋の非ヒ−トシ−ル部の所定領域に内容物によ
る突きにより破袋する易開封性粗面を設けて包装用袋を
構成し、而して該包装用袋に固い内容物を充填して包装
体を製造し、該包装体を手に持って内容物を折ってその
内側から包装用袋を突いたところ、その突きで包装用袋
の易開封性粗面が破袋し、極めて容易に開封して内容物
を取り出すことができることを見出して本発明を完成し
たものである。
【0005】すなわち、本発明は、樹脂のフィルムを積
層してなるラミネ−トシ−トを折り曲げて、または重ね
合わせてその接合端部をヒ−トシ−ルしてなる包装用袋
であり、更に該包装用袋の非ヒ−トシ−ル部の所定領域
に内容物による突きにより破袋する易開封性粗面を設け
たことを特徴とする突き破袋性包装用袋に関するもので
ある。
層してなるラミネ−トシ−トを折り曲げて、または重ね
合わせてその接合端部をヒ−トシ−ルしてなる包装用袋
であり、更に該包装用袋の非ヒ−トシ−ル部の所定領域
に内容物による突きにより破袋する易開封性粗面を設け
たことを特徴とする突き破袋性包装用袋に関するもので
ある。
【0006】また、本発明は、樹脂のフィルムを積層し
てなるラミネ−トシ−トを折り曲げて、または重ね合わ
せてその接合端部をヒ−トシ−ルしてなる包装用袋であ
り、更に該包装用袋の中に内容物が充填され、更に該包
装用袋の非ヒ−トシ−ル部の所定領域に上記の内容物に
よる突きにより破袋する易開封性粗面を設けてなること
を特徴とする突き破袋性包装体に関するものである。
てなるラミネ−トシ−トを折り曲げて、または重ね合わ
せてその接合端部をヒ−トシ−ルしてなる包装用袋であ
り、更に該包装用袋の中に内容物が充填され、更に該包
装用袋の非ヒ−トシ−ル部の所定領域に上記の内容物に
よる突きにより破袋する易開封性粗面を設けてなること
を特徴とする突き破袋性包装体に関するものである。
【0007】
【作用】本発明は、包装用袋を構成する包装材料に予め
破袋性の易開封性粗面を設けておき、しかる後該包装材
料を折り曲げるか、あるいは重ね合わせてその接合端部
をヒ−トシ−ルして包装用袋を製造し、而して、その包
装用袋を使用して包装した包装体を手に持って、例え
ば、その内容物で内側から包装用袋を突くか、あるいは
内容物を折ることによりその折れ目で内側から包装用袋
を突くことにより、該包装用袋が破れて、該包装用袋を
容易に開封することができるというものである。
破袋性の易開封性粗面を設けておき、しかる後該包装材
料を折り曲げるか、あるいは重ね合わせてその接合端部
をヒ−トシ−ルして包装用袋を製造し、而して、その包
装用袋を使用して包装した包装体を手に持って、例え
ば、その内容物で内側から包装用袋を突くか、あるいは
内容物を折ることによりその折れ目で内側から包装用袋
を突くことにより、該包装用袋が破れて、該包装用袋を
容易に開封することができるというものである。
【0008】
【本発明の詳細な説明】上記の本発明について更に詳し
く説明する。まず、本発明において、包装用袋を構成す
る樹脂のフィルムについて説明すると、かかるフィルム
としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エ
チレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテン系
樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体、ポリアクリル系樹脂、ポリアクリルニ
トリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリ
ビニルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物、フッ素系樹脂、ジェン系樹脂、ポリアセタ−ル系
樹脂、その他等の公知の樹脂のフィルムないしシ−トを
使用することができる。その他、例えば、セロハン等の
フィルム、合成紙等も使用することができる。本発明に
おいて、上記のフィルムないしシ−トは、未延伸、一軸
ないし二軸方向に延伸されたもの等、いずれのものでも
使用することができる。また、その厚さは、任意である
が、数μmから300μm位の範囲から選択して使用す
ることができる。更に、本発明においては、フィルムと
しては、押し出し成膜、インフレ−ション成膜、コ−テ
ィング膜等のいずれの性状の膜でもよい。
く説明する。まず、本発明において、包装用袋を構成す
る樹脂のフィルムについて説明すると、かかるフィルム
としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エ
チレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテン系
樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体、ポリアクリル系樹脂、ポリアクリルニ
トリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリ
ビニルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物、フッ素系樹脂、ジェン系樹脂、ポリアセタ−ル系
樹脂、その他等の公知の樹脂のフィルムないしシ−トを
使用することができる。その他、例えば、セロハン等の
フィルム、合成紙等も使用することができる。本発明に
おいて、上記のフィルムないしシ−トは、未延伸、一軸
ないし二軸方向に延伸されたもの等、いずれのものでも
使用することができる。また、その厚さは、任意である
が、数μmから300μm位の範囲から選択して使用す
ることができる。更に、本発明においては、フィルムと
しては、押し出し成膜、インフレ−ション成膜、コ−テ
ィング膜等のいずれの性状の膜でもよい。
【0009】ところで、本発明においては、上記のフィ
ルムを単体で使用することもできるが、通常、包装目
的、包装する内容物、包装方法、その他等の条件を考慮
して、上記のフィルムを任意に選択し、それらのフィル
ムを通常の積層法で積層してラミネ−トシ−トを製造
し、これを包装材料として使用するものである。本発明
においては、包装材料の基材となるフィルムとしては、
例えば、上記に挙げたフィルムの中から強度に優れ、耐
候性、耐溶剤性、耐熱性等に富むフィルム、例えば、ポ
リプロピレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリエス
テルフィルム、ポリカ−ボネ−トフィルム等を選択して
使用することができる。
ルムを単体で使用することもできるが、通常、包装目
的、包装する内容物、包装方法、その他等の条件を考慮
して、上記のフィルムを任意に選択し、それらのフィル
ムを通常の積層法で積層してラミネ−トシ−トを製造
し、これを包装材料として使用するものである。本発明
においては、包装材料の基材となるフィルムとしては、
例えば、上記に挙げたフィルムの中から強度に優れ、耐
候性、耐溶剤性、耐熱性等に富むフィルム、例えば、ポ
リプロピレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリエス
テルフィルム、ポリカ−ボネ−トフィルム等を選択して
使用することができる。
【0010】また、包装材料は、通常、フィルムの接合
端部をヒ−トシ−ルすることによって製袋することか
ら、包装材料には、通常、ヒ−トシ−ル層を具備するこ
とが必要である。而して、そのようなヒ−トシ−ル層を
構成するフィルムとしては、例えば、上記に挙げた樹脂
から、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテン系樹脂
等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、そ
の他等を選択して、そのフィルムを使用することができ
る。
端部をヒ−トシ−ルすることによって製袋することか
ら、包装材料には、通常、ヒ−トシ−ル層を具備するこ
とが必要である。而して、そのようなヒ−トシ−ル層を
構成するフィルムとしては、例えば、上記に挙げた樹脂
から、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテン系樹脂
等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、そ
の他等を選択して、そのフィルムを使用することができ
る。
【0011】また、本発明において、水分透過性、ガス
バリヤ−性等を要求される場合には、水分透過性に対し
ては、上記に挙げた樹脂から、例えば、低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖
状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体等のポリオレフィン系樹脂を選択し
て、そのフィルムを使用することができ、また、ガスバ
リヤ−性に対しては、例えば、上記に挙げた樹脂の中か
ら、例えば、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコ−
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等の樹脂を
選択して、そのフィルムを使用することができる。その
他、ガスバリヤ−性の包装材料としては、例えば、アル
ミニュウム箔あるいはその蒸着膜、あるいは酸化珪素、
酸化アルミニュウム等の金属酸化物の膜を有するフィル
ム等も使用することができる。
バリヤ−性等を要求される場合には、水分透過性に対し
ては、上記に挙げた樹脂から、例えば、低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖
状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体等のポリオレフィン系樹脂を選択し
て、そのフィルムを使用することができ、また、ガスバ
リヤ−性に対しては、例えば、上記に挙げた樹脂の中か
ら、例えば、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコ−
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等の樹脂を
選択して、そのフィルムを使用することができる。その
他、ガスバリヤ−性の包装材料としては、例えば、アル
ミニュウム箔あるいはその蒸着膜、あるいは酸化珪素、
酸化アルミニュウム等の金属酸化物の膜を有するフィル
ム等も使用することができる。
【0012】本発明では、包装目的、内容物、包装形
態、その他等の条件を考慮して包装材料を設計して、各
フィルムを選択し、それらを積層してラミネ−トシ−ト
を製造するが、その積層法としては、通常の方法、例え
ば、ウエットラミネ−ト法、ドライラミネ−ト法、押し
出しラミネ−ト法、共押し出しコ−ティングラミネ−ト
法、Tダイ共押し出し成形法等を採用することができ
る。その際、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエ
チレンイミン系、ポリブタジエン系等のアンカ−コ−ト
剤、ポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系
等のラミネ−ト系接着剤等、公知のアンカ−コ−ト剤、
接着剤等を使用することができる。
態、その他等の条件を考慮して包装材料を設計して、各
フィルムを選択し、それらを積層してラミネ−トシ−ト
を製造するが、その積層法としては、通常の方法、例え
ば、ウエットラミネ−ト法、ドライラミネ−ト法、押し
出しラミネ−ト法、共押し出しコ−ティングラミネ−ト
法、Tダイ共押し出し成形法等を採用することができ
る。その際、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエ
チレンイミン系、ポリブタジエン系等のアンカ−コ−ト
剤、ポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系
等のラミネ−ト系接着剤等、公知のアンカ−コ−ト剤、
接着剤等を使用することができる。
【0013】次に、本発明においては、上記で得たラミ
ネ−トシ−トを使用し、それを折り曲げて、あるいは重
ね合わせてその接合端部の外周を、例えば、二方シ−
ル、三方シ−ル、四方シ−ル、封筒貼り、合掌貼り、そ
の他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、包
装用袋を製造する。
ネ−トシ−トを使用し、それを折り曲げて、あるいは重
ね合わせてその接合端部の外周を、例えば、二方シ−
ル、三方シ−ル、四方シ−ル、封筒貼り、合掌貼り、そ
の他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、包
装用袋を製造する。
【0014】而して、本発明では、上記のような包装用
袋において、その非ヒ−トシ−ル部の所定領域に内容物
の突きにより破袋する性能を有する易開封性粗面を形成
することによって、本発明にかかる突き破袋性包装用袋
を製造することができる。
袋において、その非ヒ−トシ−ル部の所定領域に内容物
の突きにより破袋する性能を有する易開封性粗面を形成
することによって、本発明にかかる突き破袋性包装用袋
を製造することができる。
【0015】上記の易開封性粗面を形成する方法につい
て、更に詳しく説明すると、図1および図2は、易開封
性粗面を形成する工程におけるラミネ−トシ−トの構成
を示す概略的断面図である。図1に示すように、上記で
ラミネ−トシ−トを製造する前の樹脂のフィルム1に、
予め、例えば、貫通している切れ目、あるいは凹凸等の
粗面を形成して易開封性粗面2を形成し、次に矢印で示
すように、上記で易開封性粗面2を形成した樹脂のフィ
ルム1にヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム3を積
層して、本発明にかかるラミネ−トシ−トXを製造する
ことができる。あるいは、図2に示すように、樹脂のフ
ィルム1とヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム3と
を予め積層してラミネ−トシ−トX´を製造し、しかる
後、矢印で示すように、該ラミネ−トフィルムX´の樹
脂のフィルム1の部分に上記と同様に、貫通している切
れ目、あるいは凹凸等の粗面を形成することによって、
易開封性粗面2を形成した、本発明にかかるラミネ−ト
シ−トXを製造することができる。
て、更に詳しく説明すると、図1および図2は、易開封
性粗面を形成する工程におけるラミネ−トシ−トの構成
を示す概略的断面図である。図1に示すように、上記で
ラミネ−トシ−トを製造する前の樹脂のフィルム1に、
予め、例えば、貫通している切れ目、あるいは凹凸等の
粗面を形成して易開封性粗面2を形成し、次に矢印で示
すように、上記で易開封性粗面2を形成した樹脂のフィ
ルム1にヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム3を積
層して、本発明にかかるラミネ−トシ−トXを製造する
ことができる。あるいは、図2に示すように、樹脂のフ
ィルム1とヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム3と
を予め積層してラミネ−トシ−トX´を製造し、しかる
後、矢印で示すように、該ラミネ−トフィルムX´の樹
脂のフィルム1の部分に上記と同様に、貫通している切
れ目、あるいは凹凸等の粗面を形成することによって、
易開封性粗面2を形成した、本発明にかかるラミネ−ト
シ−トXを製造することができる。
【0016】上記において、図1に示すように、貫通孔
等の易開封性粗面2を形成した樹脂のフィルム1にヒ−
トシ−ル性を有する樹脂のフィルム3を積層すると、積
層する時の加熱により、ヒ−トシ−ル性を有する樹脂の
フィルム3が上記の貫通孔等に充填して該貫通孔が塞が
れ、これによって包装用袋としての密閉性は十分に保持
することができる。また、図2に示すラミネ−トシ−ト
Xの場合は、易開封性粗面2を形成後、該ラミネ−トシ
−トXを加熱すれば、上記と同様に、貫通孔等を塞ぐこ
とができて、包装用袋としての密閉性は十分に保持する
ことができる。また、本発明においては、上記の樹脂の
フィルムの状態は、図示しないが、単層の状態のフィル
ム、あるいはその包装目的、包装条件等によって樹脂の
フィルムを何層かにラミネ−トしたラミネ−トシ−トの
状態のいずれでもよい。
等の易開封性粗面2を形成した樹脂のフィルム1にヒ−
トシ−ル性を有する樹脂のフィルム3を積層すると、積
層する時の加熱により、ヒ−トシ−ル性を有する樹脂の
フィルム3が上記の貫通孔等に充填して該貫通孔が塞が
れ、これによって包装用袋としての密閉性は十分に保持
することができる。また、図2に示すラミネ−トシ−ト
Xの場合は、易開封性粗面2を形成後、該ラミネ−トシ
−トXを加熱すれば、上記と同様に、貫通孔等を塞ぐこ
とができて、包装用袋としての密閉性は十分に保持する
ことができる。また、本発明においては、上記の樹脂の
フィルムの状態は、図示しないが、単層の状態のフィル
ム、あるいはその包装目的、包装条件等によって樹脂の
フィルムを何層かにラミネ−トしたラミネ−トシ−トの
状態のいずれでもよい。
【0017】上記において、易開封性粗面を形成する方
法としては、公知の方法、例えば、針、鋸刃、ミシン
刃、ワイヤ−ブラシ、カッタ−、ナイフ、砥石、サンド
ペ−パ−、レ−ザ−ビ−ム等を使用して、貫通孔、凹
凸、砂目状、傷痕、あるいはこれらの混在等の任意の粗
面を形成して、易開封性粗面を形成することができる。
また、その形状としては、任意であり、点状、ミシン目
状、三日月状、丸穴状等のいずれでもよい。
法としては、公知の方法、例えば、針、鋸刃、ミシン
刃、ワイヤ−ブラシ、カッタ−、ナイフ、砥石、サンド
ペ−パ−、レ−ザ−ビ−ム等を使用して、貫通孔、凹
凸、砂目状、傷痕、あるいはこれらの混在等の任意の粗
面を形成して、易開封性粗面を形成することができる。
また、その形状としては、任意であり、点状、ミシン目
状、三日月状、丸穴状等のいずれでもよい。
【0018】次に、本発明においては、上記で製造した
ラミネ−トシ−トを使用して、内容物を充填し、開口部
をシ−ルして包装することによって、本発明にかかる突
き破袋性包装体を製造することができる。これについ
て、更に詳しく説明すると、図3は、ラミネ−トシ−ト
Xの一例を示す平面図であり、図4は、該ラミネ−トシ
−トXを使用して内容物を充填、包装してなる包装体Y
を示す概略的斜視図であり、図5は、該包装体Yを手に
もって破袋したときの包装体Yの状態を示す概略的斜視
図である。本発明においては、図3に示すように、ラミ
ネ−トシ−トXを折り曲げて、袋状にする際の縦ないし
横の接合端部11、12の各接合面以外の所定箇所に易
開封性粗面2を形成する。次に、本発明においては、図
4に示すように、上記のラミネ−トシ−トXを使用し
て、例えば、固い、或いは剛性の棒状のチョコレ−ト菓
子13を充填、包装する。例えば、スティック状に包装
する縦ないし横ピロ−包装方式により、まず、ラミネ−
トシ−トXの上に、棒状のチョコレ−ト菓子を置き、ラ
ミネ−トシ−トXをフォ−ムしながら折り曲げて、その
接合端部11、12をヒ−トシ−ルして、上部のヒ−ト
シ−ル部14、縦部のヒ−トシ−ル部15、下部のヒ−
トシ−ル部16をそれぞれ形成して、本発明にかかる突
き破袋性包装体Yを製造することができる。なお、2
は、前述のラミネ−トシ−トXの非ヒ−トシ−ル部分の
所定箇所に設けられた易開封性粗面である。
ラミネ−トシ−トを使用して、内容物を充填し、開口部
をシ−ルして包装することによって、本発明にかかる突
き破袋性包装体を製造することができる。これについ
て、更に詳しく説明すると、図3は、ラミネ−トシ−ト
Xの一例を示す平面図であり、図4は、該ラミネ−トシ
−トXを使用して内容物を充填、包装してなる包装体Y
を示す概略的斜視図であり、図5は、該包装体Yを手に
もって破袋したときの包装体Yの状態を示す概略的斜視
図である。本発明においては、図3に示すように、ラミ
ネ−トシ−トXを折り曲げて、袋状にする際の縦ないし
横の接合端部11、12の各接合面以外の所定箇所に易
開封性粗面2を形成する。次に、本発明においては、図
4に示すように、上記のラミネ−トシ−トXを使用し
て、例えば、固い、或いは剛性の棒状のチョコレ−ト菓
子13を充填、包装する。例えば、スティック状に包装
する縦ないし横ピロ−包装方式により、まず、ラミネ−
トシ−トXの上に、棒状のチョコレ−ト菓子を置き、ラ
ミネ−トシ−トXをフォ−ムしながら折り曲げて、その
接合端部11、12をヒ−トシ−ルして、上部のヒ−ト
シ−ル部14、縦部のヒ−トシ−ル部15、下部のヒ−
トシ−ル部16をそれぞれ形成して、本発明にかかる突
き破袋性包装体Yを製造することができる。なお、2
は、前述のラミネ−トシ−トXの非ヒ−トシ−ル部分の
所定箇所に設けられた易開封性粗面である。
【0019】而して、本発明では、図5に示すように、
上記で得た突き破袋性包装体Yを手にもって、内容物で
ある棒状のチョコレ−ト菓子13をそのまま手で折るこ
とによって、その易開封性粗面2の箇所で破袋して、包
装用袋が極めて容易に開封して内容物を簡単に取り出す
ことができるものである。破袋する機構は、定かではな
いが、手でもって内容物を折ることによって、まず、袋
体の包装材が緊張状態になって易開封性粗面に力が働
き、この部分で破れると共に内容物の折れた部分がその
部分に突き刺さり、これの現象が同時に起こることによ
って、簡単に破袋して開封するものと推定される。
上記で得た突き破袋性包装体Yを手にもって、内容物で
ある棒状のチョコレ−ト菓子13をそのまま手で折るこ
とによって、その易開封性粗面2の箇所で破袋して、包
装用袋が極めて容易に開封して内容物を簡単に取り出す
ことができるものである。破袋する機構は、定かではな
いが、手でもって内容物を折ることによって、まず、袋
体の包装材が緊張状態になって易開封性粗面に力が働
き、この部分で破れると共に内容物の折れた部分がその
部分に突き刺さり、これの現象が同時に起こることによ
って、簡単に破袋して開封するものと推定される。
【0020】上記の本発明において、内容物としては、
上記のような棒状のチョコレ−ト菓子の他に、固い、剛
性のあるものが好ましく、固い煎餅、クッキ−、その他
に適用することができる。なお、本発明において、内容
物として軟らかな物品等を包装する場合には、例えば、
破線を入れて折れるように加工した剛性の紙製トレ−を
使用し、該紙製トレ−の上に内容物を置いて、これを一
体にして包装することによって包装体を製造し、而し
て、その開封に当たっては、紙製トレ−を折り曲げて、
これで突き破ることによって破袋させて、簡単に開封す
ることができる。
上記のような棒状のチョコレ−ト菓子の他に、固い、剛
性のあるものが好ましく、固い煎餅、クッキ−、その他
に適用することができる。なお、本発明において、内容
物として軟らかな物品等を包装する場合には、例えば、
破線を入れて折れるように加工した剛性の紙製トレ−を
使用し、該紙製トレ−の上に内容物を置いて、これを一
体にして包装することによって包装体を製造し、而し
て、その開封に当たっては、紙製トレ−を折り曲げて、
これで突き破ることによって破袋させて、簡単に開封す
ることができる。
【0021】
【実施例】次に、上記の本発明について、実施例を挙げ
て更に詳しく説明する。 実施例1 粒度#60ないし120の粒度分布を有するダイヤモン
ド粉をエポキシ樹脂をバインダ−として、金属性ロ−ル
の外周面に塗布、乾燥、硬化させて砥石ロ−ルを作成し
た。この砥石ロ−ルと受けロ−ルとの間に厚さ12μm
のポリエチレンテレフタレ−トフィルムを通して、該砥
石ロ−ルを圧接して粗面加工を施した。これにより製袋
する際のヒ−トシ−ル部以外の所定領域に多数の傷痕と
貫通孔とが混在した粗面を形成した。なお、上記の厚さ
12μmのポリエチレンテレフタレ−トフィルムには、
そのの裏面に予め印刷して所定の印刷模様を形成した。
次に、上記のポリエチレンテレフタレ−トフィルムに低
密度ポリエチレンを使用し、これを押し出しながらアル
ミニュウム箔7μmをラミネ−トした。更に上記のアル
ミニュウム箔に低密度ポリエチレンを押し出しコ−トし
て、下記の構成からなるラミネ−トシ−トを製造した。
ポリエチレンテレフタレ−トフィルム12μm/印刷層
/低密度ポリエチレン15μm/アルミニュウム箔7μ
m/低密度ポリエチレン30μm。次に、図4に示すよ
うな、スティック状に包装する横ピロ−包装方式を利用
して、上記で得たラミネ−トシ−トの上に棒状のチョコ
レ−ト菓子を置いて、該ラミネ−トシ−トをフォ−ミン
グしながら、その上部、下部および縦部のシ−ル部を、
シ−ル条件、135℃、1秒、1気圧の加熱加圧でヒ−
トシ−ルして、チョコレ−ト菓子の包装体を得た。上記
で得たチョコレ−ト菓子の包装体を手に持って、中身の
チッコレ−ト菓子を真ん中で折ったところ、包装用袋は
簡単に破袋して、容易にチョコレ−ト菓子を取り出すこ
とができた。
て更に詳しく説明する。 実施例1 粒度#60ないし120の粒度分布を有するダイヤモン
ド粉をエポキシ樹脂をバインダ−として、金属性ロ−ル
の外周面に塗布、乾燥、硬化させて砥石ロ−ルを作成し
た。この砥石ロ−ルと受けロ−ルとの間に厚さ12μm
のポリエチレンテレフタレ−トフィルムを通して、該砥
石ロ−ルを圧接して粗面加工を施した。これにより製袋
する際のヒ−トシ−ル部以外の所定領域に多数の傷痕と
貫通孔とが混在した粗面を形成した。なお、上記の厚さ
12μmのポリエチレンテレフタレ−トフィルムには、
そのの裏面に予め印刷して所定の印刷模様を形成した。
次に、上記のポリエチレンテレフタレ−トフィルムに低
密度ポリエチレンを使用し、これを押し出しながらアル
ミニュウム箔7μmをラミネ−トした。更に上記のアル
ミニュウム箔に低密度ポリエチレンを押し出しコ−トし
て、下記の構成からなるラミネ−トシ−トを製造した。
ポリエチレンテレフタレ−トフィルム12μm/印刷層
/低密度ポリエチレン15μm/アルミニュウム箔7μ
m/低密度ポリエチレン30μm。次に、図4に示すよ
うな、スティック状に包装する横ピロ−包装方式を利用
して、上記で得たラミネ−トシ−トの上に棒状のチョコ
レ−ト菓子を置いて、該ラミネ−トシ−トをフォ−ミン
グしながら、その上部、下部および縦部のシ−ル部を、
シ−ル条件、135℃、1秒、1気圧の加熱加圧でヒ−
トシ−ルして、チョコレ−ト菓子の包装体を得た。上記
で得たチョコレ−ト菓子の包装体を手に持って、中身の
チッコレ−ト菓子を真ん中で折ったところ、包装用袋は
簡単に破袋して、容易にチョコレ−ト菓子を取り出すこ
とができた。
【0022】実施例2 上記の実施例1と同様に粗面加工、更に包装方法等を使
用して下記の構成からなるラミネ−トシ−トを使用した
実施例1と同様なチョコレ−ト菓子の包装体を得た。上
記で得たチョコレ−ト菓子の包装体を手に持って、中身
のチッコレ−ト菓子を真ん中で折ったところ、包装用袋
は簡単に破袋して、容易にチョコレ−ト菓子を取り出す
ことができた。ポリエチレンテレフタレ−トフィルム1
2μm/印刷層/接着剤層/アルミニュウム蒸着ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルム12μm/低密度ポリエ
チレン30μm。また、上記のラミネ−トシ−トにおい
て、ポリエチレンテレフタレ−トフィルム12μm/印
刷層/接着剤層/アルミニュウム蒸着ポリエチレンテレ
フタレ−トフィルム12μmからなるラミネ−トシ−ト
を予め製造し、該ラミネ−トシ−トに実施例1に記載し
た方法と同じ方法を使用して粗面加工を施して傷痕ない
し貫通孔が混在するラミネ−トシ−トを得た。次いで、
上記の粗面加工を施したラミネ−トシ−トのアルミニュ
ウム蒸着ポリエチレンテレフタレ−トフィルム面に低密
度ポリエチレン30μmを押し出してラミネ−トシ−ト
を製造した。これを使用して、上記の実施例1に記載し
た方法と同様な方法で包装して実施例1と同様なチョコ
レ−ト菓子の包装体を得た。上記で得たチョコレ−ト菓
子の包装体を手に持って、中身のチッコレ−ト菓子を真
ん中で折ったところ、包装用袋は簡単に破袋して、容易
にチョコレ−ト菓子を取り出すことができた。
用して下記の構成からなるラミネ−トシ−トを使用した
実施例1と同様なチョコレ−ト菓子の包装体を得た。上
記で得たチョコレ−ト菓子の包装体を手に持って、中身
のチッコレ−ト菓子を真ん中で折ったところ、包装用袋
は簡単に破袋して、容易にチョコレ−ト菓子を取り出す
ことができた。ポリエチレンテレフタレ−トフィルム1
2μm/印刷層/接着剤層/アルミニュウム蒸着ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルム12μm/低密度ポリエ
チレン30μm。また、上記のラミネ−トシ−トにおい
て、ポリエチレンテレフタレ−トフィルム12μm/印
刷層/接着剤層/アルミニュウム蒸着ポリエチレンテレ
フタレ−トフィルム12μmからなるラミネ−トシ−ト
を予め製造し、該ラミネ−トシ−トに実施例1に記載し
た方法と同じ方法を使用して粗面加工を施して傷痕ない
し貫通孔が混在するラミネ−トシ−トを得た。次いで、
上記の粗面加工を施したラミネ−トシ−トのアルミニュ
ウム蒸着ポリエチレンテレフタレ−トフィルム面に低密
度ポリエチレン30μmを押し出してラミネ−トシ−ト
を製造した。これを使用して、上記の実施例1に記載し
た方法と同様な方法で包装して実施例1と同様なチョコ
レ−ト菓子の包装体を得た。上記で得たチョコレ−ト菓
子の包装体を手に持って、中身のチッコレ−ト菓子を真
ん中で折ったところ、包装用袋は簡単に破袋して、容易
にチョコレ−ト菓子を取り出すことができた。
【0023】実施例3 上記の実施例1と同様な粗面加工行い、更にチョコレ−
ト菓子を包装して下記の構成からなるラミネ−トシ−ト
を使用した実施例1と同様なチョコレ−ト菓子の包装体
を得た。上記で得たチョコレ−ト菓子の包装体を手に持
って、中身のチッコレ−ト菓子を真ん中で折ったとこ
ろ、包装用袋は簡単に破袋して、容易にチョコレ−ト菓
子を取り出すことができた。延伸ポリプロピレンフィル
ム20μm/印刷層/接着剤層/アルミニュウム蒸着ポ
リエチレンテレフタレ−トフィルム12μm/低密度ポ
リエチレン30μm。また、上記のラミネ−トシ−トに
おいて、延伸ポリプロピレンフィルム12μm/印刷層
/接着剤層/アルミニュウム蒸着ポリエチレンテレフタ
レ−トフィルム12μmからなるラミネ−トシ−トを予
め製造し、該ラミネ−トシ−トに実施例1に記載した方
法と同じ方法を使用して粗面加工を施して傷痕ないし貫
通孔が混在するラミネ−トシ−トを得た。次いで、上記
の粗面加工を施したラミネ−トシ−トのアルミニュウム
蒸着ポリエチレンテレフタレ−トフィルム面に低密度ポ
リエチレン30μmを押し出してラミネ−トシ−トを製
造した。これを使用して、上記の実施例1に記載した方
法と同様に包装して実施例1と同様なチョコレ−ト菓子
の包装体を得た。上記で得たチョコレ−ト菓子の包装体
を手に持って、中身のチッコレ−ト菓子を真ん中で折っ
たところ、包装用袋は簡単に破袋して、容易にチョコレ
−ト菓子を取り出すことができた。
ト菓子を包装して下記の構成からなるラミネ−トシ−ト
を使用した実施例1と同様なチョコレ−ト菓子の包装体
を得た。上記で得たチョコレ−ト菓子の包装体を手に持
って、中身のチッコレ−ト菓子を真ん中で折ったとこ
ろ、包装用袋は簡単に破袋して、容易にチョコレ−ト菓
子を取り出すことができた。延伸ポリプロピレンフィル
ム20μm/印刷層/接着剤層/アルミニュウム蒸着ポ
リエチレンテレフタレ−トフィルム12μm/低密度ポ
リエチレン30μm。また、上記のラミネ−トシ−トに
おいて、延伸ポリプロピレンフィルム12μm/印刷層
/接着剤層/アルミニュウム蒸着ポリエチレンテレフタ
レ−トフィルム12μmからなるラミネ−トシ−トを予
め製造し、該ラミネ−トシ−トに実施例1に記載した方
法と同じ方法を使用して粗面加工を施して傷痕ないし貫
通孔が混在するラミネ−トシ−トを得た。次いで、上記
の粗面加工を施したラミネ−トシ−トのアルミニュウム
蒸着ポリエチレンテレフタレ−トフィルム面に低密度ポ
リエチレン30μmを押し出してラミネ−トシ−トを製
造した。これを使用して、上記の実施例1に記載した方
法と同様に包装して実施例1と同様なチョコレ−ト菓子
の包装体を得た。上記で得たチョコレ−ト菓子の包装体
を手に持って、中身のチッコレ−ト菓子を真ん中で折っ
たところ、包装用袋は簡単に破袋して、容易にチョコレ
−ト菓子を取り出すことができた。
【0024】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明で
は、細長い、棒状の形状で、かつ、これを折って使用す
ることを前提とした内容物を包装する包装用袋であっ
て、その包装用袋の非ヒ−トシ−ル部の所定箇所に、易
開封性粗面を設けることによって、破袋のきっかけとす
るものであり、而して、内容物を袋ごと外圧をかけて折
る際に、袋が緊張状態になると共にその折れた内容物の
破断面が袋内部より包装体を突いて、その接点の近傍か
ら破袋するものである。すなわち、本発明では、内容物
を折るという動作のみで、袋を破り、開封するものであ
り、極めて簡単な操作によって開封することができるも
のである。しかも、棒を折ること、それによって袋を破
壊するという行為は、人の持つといわれる破壊本能を刺
激するために、袋の開封を快感をもって開封することが
できるものである。更に、折って開封する際に、折る音
が興味をそそるものであり、また、折って開けて食べる
というスタイルそのものが、新しい食べ方のスタイルと
して、ファッション性を持ち、商品の販促訴求効果を生
むという利点を有するものである。
は、細長い、棒状の形状で、かつ、これを折って使用す
ることを前提とした内容物を包装する包装用袋であっ
て、その包装用袋の非ヒ−トシ−ル部の所定箇所に、易
開封性粗面を設けることによって、破袋のきっかけとす
るものであり、而して、内容物を袋ごと外圧をかけて折
る際に、袋が緊張状態になると共にその折れた内容物の
破断面が袋内部より包装体を突いて、その接点の近傍か
ら破袋するものである。すなわち、本発明では、内容物
を折るという動作のみで、袋を破り、開封するものであ
り、極めて簡単な操作によって開封することができるも
のである。しかも、棒を折ること、それによって袋を破
壊するという行為は、人の持つといわれる破壊本能を刺
激するために、袋の開封を快感をもって開封することが
できるものである。更に、折って開封する際に、折る音
が興味をそそるものであり、また、折って開けて食べる
というスタイルそのものが、新しい食べ方のスタイルと
して、ファッション性を持ち、商品の販促訴求効果を生
むという利点を有するものである。
【図1】易開封性粗面を形成する工程におけるラミネ−
トシ−トの構成を示す概略的断面図である。
トシ−トの構成を示す概略的断面図である。
【図2】易開封性粗面を形成する工程におけるラミネ−
トシ−トの構成を示す概略的断面図である。
トシ−トの構成を示す概略的断面図である。
【図3】ラミネ−トシ−トXの一例を示す平面図であ
る。
る。
【図4】ラミネ−トシ−トXを使用して内容物を充填、
包装してなる包装体Yを示す概略的斜視図である。
包装してなる包装体Yを示す概略的斜視図である。
【図5】包装体Yを手にもって破袋したときの包装体Y
の状態を示す概略的斜視図である。
の状態を示す概略的斜視図である。
1 樹脂のフィルム 2 易開封性粗面 3 ヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム 14、15、16 ヒ−トシ−ル部 X ラミネ−トシ−ト Y 包装体
Claims (2)
- 【請求項1】 樹脂のフィルムを積層してなるラミネ−
トシ−トを折り曲げて、または重ね合わせてその接合端
部をヒ−トシ−ルしてなる包装用袋であり、更に該包装
用袋の非ヒ−トシ−ル部の所定領域に内容物による突き
により破袋する易開封性粗面を設けてなることを特徴と
する突き破袋性包装用袋。 - 【請求項2】 樹脂のフィルムを積層してなるラミネ−
トシ−トを折り曲げて、または重ね合わせてその接合端
部をヒ−トシ−ルしてなる包装用袋であり、更に該包装
用袋の中に内容物が充填され、更に該包装用袋の非ヒ−
トシ−ル部の所定領域に上記の内容物による突きにより
破袋する易開封性粗面を設けてなることを特徴とする突
き破袋性包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7071295A JPH08244850A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 突き破袋性包装用袋およびそれを使用した突き破袋性包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7071295A JPH08244850A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 突き破袋性包装用袋およびそれを使用した突き破袋性包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08244850A true JPH08244850A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13439472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7071295A Withdrawn JPH08244850A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 突き破袋性包装用袋およびそれを使用した突き破袋性包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08244850A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006051969A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Kaito Kagaku Kogyo Kk | スパウト付きパウチの製造方法 |
-
1995
- 1995-03-03 JP JP7071295A patent/JPH08244850A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006051969A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Kaito Kagaku Kogyo Kk | スパウト付きパウチの製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |