JPH08244684A - ウオータジェットポンプ - Google Patents
ウオータジェットポンプInfo
- Publication number
- JPH08244684A JPH08244684A JP8170395A JP8170395A JPH08244684A JP H08244684 A JPH08244684 A JP H08244684A JP 8170395 A JP8170395 A JP 8170395A JP 8170395 A JP8170395 A JP 8170395A JP H08244684 A JPH08244684 A JP H08244684A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- vanes
- outlet
- height
- guide vanes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、多少の加工誤差や組立誤差
があっても、流体の流路面に段差が形成されないように
することで、流体と前記段差との衝突による損失の発生
を抑止し得ると共に、流体の摩擦損失の低減も図り得る
ウオータジェットポンプを提供するにある。 【構成】 本発明のウオータジェットポンプでは、該ポ
ンプの羽根車１の出口部において、該羽根車１の羽根１
ａの出口高さＨ１ｅより案内羽根２の入口高さＨ２ｉを
高くしていることを特徴とする。
があっても、流体の流路面に段差が形成されないように
することで、流体と前記段差との衝突による損失の発生
を抑止し得ると共に、流体の摩擦損失の低減も図り得る
ウオータジェットポンプを提供するにある。 【構成】 本発明のウオータジェットポンプでは、該ポ
ンプの羽根車１の出口部において、該羽根車１の羽根１
ａの出口高さＨ１ｅより案内羽根２の入口高さＨ２ｉを
高くしていることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はウオータジェットポンプ
の流水部の形状に関する。
の流水部の形状に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来のウオータジェットポンプの
構成を説明する部分縦断面図である。図２を参照して従
来例の構成と作用について説明する。図において、１は
羽根車、１ａは羽根車の羽根、２は案内羽根、３は主
軸、４はケーシング、５はノズルであり、Ｈ１ｅは羽根
車の羽根１ａの出口高さ、Ｈ２ｉは案内羽根２の入口高
さを示している。主軸３によって回転する羽根車１はケ
ーシング４内に納められ、該羽根車１と対向させて案内
羽根２が配設され、その上流側はケーシング４にボルト
等で組付けられ、下流側にはノズル５が組付けられてい
る。流体は羽根車１の羽根１ａから案内羽根２を通って
先端部のノズル５から機外に噴出する。
構成を説明する部分縦断面図である。図２を参照して従
来例の構成と作用について説明する。図において、１は
羽根車、１ａは羽根車の羽根、２は案内羽根、３は主
軸、４はケーシング、５はノズルであり、Ｈ１ｅは羽根
車の羽根１ａの出口高さ、Ｈ２ｉは案内羽根２の入口高
さを示している。主軸３によって回転する羽根車１はケ
ーシング４内に納められ、該羽根車１と対向させて案内
羽根２が配設され、その上流側はケーシング４にボルト
等で組付けられ、下流側にはノズル５が組付けられてい
る。流体は羽根車１の羽根１ａから案内羽根２を通って
先端部のノズル５から機外に噴出する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記したウオータジェ
ットポンプと同様な構成のポンプでは羽根車の羽根１ａ
の出口高さＨ１ｅと案内羽根の入口高さＨ２ｉを同じ寸
法にしている。このようにした場合、ポンプの構成部品
が精度良く加工され、且つ組立ても的確に行なわれ、流
路に段差などができないならば、乱れや摩擦による損失
の発生について考慮する必要は無いと考えられる。しか
し、加工や組立作業についての精度基準を大型流体機械
の場合と同じレベルに設定しようとすればコストの上昇
を招くことになる。
ットポンプと同様な構成のポンプでは羽根車の羽根１ａ
の出口高さＨ１ｅと案内羽根の入口高さＨ２ｉを同じ寸
法にしている。このようにした場合、ポンプの構成部品
が精度良く加工され、且つ組立ても的確に行なわれ、流
路に段差などができないならば、乱れや摩擦による損失
の発生について考慮する必要は無いと考えられる。しか
し、加工や組立作業についての精度基準を大型流体機械
の場合と同じレベルに設定しようとすればコストの上昇
を招くことになる。
【０００４】船舶用推進器であるウオータジェットポン
プに対する優先度の高い要求項目として小型軽量化があ
る。このためウオータジェットポンプの羽根車出口の流
速は、一般産業用ポンプの羽根車出口の流速より高レベ
ルに設定されているので、羽根車からの出口と案内羽根
入口の部分にたとえ小さくとも段差があると大きな損失
を生じるおそれがある。
プに対する優先度の高い要求項目として小型軽量化があ
る。このためウオータジェットポンプの羽根車出口の流
速は、一般産業用ポンプの羽根車出口の流速より高レベ
ルに設定されているので、羽根車からの出口と案内羽根
入口の部分にたとえ小さくとも段差があると大きな損失
を生じるおそれがある。
【０００５】図３は加工上での誤差や組立作業時の誤差
等によって、羽根車出口と案内羽根入口の部分に発生す
ると考えられる作動不良の原因の説明図である。（ａ）
は案内羽根２が下方にずれている場合を示し、（ｂ）は
案内羽根２が上方にずれている場合を示し、それぞれ図
２におけるＡ部とＢ部に発生した作動不良の原因となる
段差を表している。
等によって、羽根車出口と案内羽根入口の部分に発生す
ると考えられる作動不良の原因の説明図である。（ａ）
は案内羽根２が下方にずれている場合を示し、（ｂ）は
案内羽根２が上方にずれている場合を示し、それぞれ図
２におけるＡ部とＢ部に発生した作動不良の原因となる
段差を表している。
【０００６】本発明の目的は、加工誤差や組立誤差があ
っても、誤差が許容範囲内の場合には、案内羽根の流水
面が流路側へ突出することによる衝突損失の発生を抑止
し得ると共に、副次的には若干の流速低下により摩擦損
失の低減を期待し得るウオータジェットポンプを提供す
るにある。
っても、誤差が許容範囲内の場合には、案内羽根の流水
面が流路側へ突出することによる衝突損失の発生を抑止
し得ると共に、副次的には若干の流速低下により摩擦損
失の低減を期待し得るウオータジェットポンプを提供す
るにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のウオータジェッ
トポンプでは、該ポンプの羽根車１の出口部において、
該羽根車１の羽根１ａの出口高さＨ１ｅより案内羽根２
の入口高さＨ２ｉを高くしたことを特徴としている。
トポンプでは、該ポンプの羽根車１の出口部において、
該羽根車１の羽根１ａの出口高さＨ１ｅより案内羽根２
の入口高さＨ２ｉを高くしたことを特徴としている。
【０００８】
【作用】ウオータジェットポンプの羽根車出口部を前記
のように構成することにより、次のような作用、効果が
ある。多少の加工誤差や組立誤差に影響されることな
く、羽根車１の羽根１ａから流れ出た流体は円滑に案内
羽根２へ流れ込むことができる。なお、副次的ではある
が、案内羽根２での平均流速が低下することによって摩
擦損失の低減が図られる。
のように構成することにより、次のような作用、効果が
ある。多少の加工誤差や組立誤差に影響されることな
く、羽根車１の羽根１ａから流れ出た流体は円滑に案内
羽根２へ流れ込むことができる。なお、副次的ではある
が、案内羽根２での平均流速が低下することによって摩
擦損失の低減が図られる。
【０００９】
【実施例】図１に本発明の実施例に係るウオータジェッ
トポンプの構成を説明する部分縦断面図を示した。図１
を参照して実施例の構成と作用について説明する。図２
で示した従来例と同一の部材には同じ符号が付けられて
おり、１は羽根車、１ａは羽根車の羽根、２は案内羽
根、３は主軸、４はケーシング、５はノズルであり、Ｈ
１ｅは羽根車の羽根１ａの出口高さ、Ｈ２ｉは案内羽根
２の入口高さである。本発明の特徴は、羽根車１の出口
部において、羽根車１の羽根１ａの出口高さＨ１ｅより
案内羽根２の入口高さＨ２ｉを高くしてあることで、実
施例ではＨ１ｅとＨ２ｉの関係を、（Ｈ２ｉ）≦１．１
×（Ｈ１ｅ）と設定した。
トポンプの構成を説明する部分縦断面図を示した。図１
を参照して実施例の構成と作用について説明する。図２
で示した従来例と同一の部材には同じ符号が付けられて
おり、１は羽根車、１ａは羽根車の羽根、２は案内羽
根、３は主軸、４はケーシング、５はノズルであり、Ｈ
１ｅは羽根車の羽根１ａの出口高さ、Ｈ２ｉは案内羽根
２の入口高さである。本発明の特徴は、羽根車１の出口
部において、羽根車１の羽根１ａの出口高さＨ１ｅより
案内羽根２の入口高さＨ２ｉを高くしてあることで、実
施例ではＨ１ｅとＨ２ｉの関係を、（Ｈ２ｉ）≦１．１
×（Ｈ１ｅ）と設定した。
【００１０】次に前記のように構成したことによる作
用、効果について説明する。設計段階から案内羽根２の
入口高さＨ２ｉを、羽根車１の羽根１ａの出口高さＨ１
ｅより高く設定したことにより、多少の加工誤差や組立
誤差に左右されることなく、羽根車１の羽根１ａから流
れ出た流体は円滑に案内羽根２へ流入することができ
る。なお、副次的ではあるが案内羽根２で流路面積が広
くなるので平均流速が低下し摩擦損失の低減が図られ
る。
用、効果について説明する。設計段階から案内羽根２の
入口高さＨ２ｉを、羽根車１の羽根１ａの出口高さＨ１
ｅより高く設定したことにより、多少の加工誤差や組立
誤差に左右されることなく、羽根車１の羽根１ａから流
れ出た流体は円滑に案内羽根２へ流入することができ
る。なお、副次的ではあるが案内羽根２で流路面積が広
くなるので平均流速が低下し摩擦損失の低減が図られ
る。
【００１１】
【発明の効果】本発明によるウオータジェットポンプで
は次のような効果が得られる。羽根車１の羽根１ａの出
口と案内羽根２の入口との間の流路に、加工誤差や組立
誤差によって段差が発生することを防ぎ、流体が段差に
衝突せず円滑に流動できるようになる。案内羽根での流
路面積が広くなったことで流体の平均流速が低下し流動
による摩擦損失の低減を図ることができる。
は次のような効果が得られる。羽根車１の羽根１ａの出
口と案内羽根２の入口との間の流路に、加工誤差や組立
誤差によって段差が発生することを防ぎ、流体が段差に
衝突せず円滑に流動できるようになる。案内羽根での流
路面積が広くなったことで流体の平均流速が低下し流動
による摩擦損失の低減を図ることができる。
【図１】本発明の実施例に係るウオータジェットポンプ
の構成説明図。
の構成説明図。
【図２】従来のウオータジェットポンプの構成説明図。
【図３】図２に示したウオータジェットポンプにおける
作動不良の原因の説明図。
作動不良の原因の説明図。
【符号の説明】 １…羽根車、１ａ…羽根車１の羽根、２…案内羽根、３
…主軸、４…ケーシング、５…ノズル、Ｈ１ｅ…羽根車
１の羽根１ａの出口高さ、Ｈ２ｉ…案内羽根２の入口高
さ。
…主軸、４…ケーシング、５…ノズル、Ｈ１ｅ…羽根車
１の羽根１ａの出口高さ、Ｈ２ｉ…案内羽根２の入口高
さ。
Claims (1)
- 【請求項１】 ウオータジェットポンプにおいて、羽根
車（１）の出口部で該羽根車（１）の羽根（１ａ）の出
口高さ（Ｈ１ｅ）より案内羽根（２）の入口高さ（Ｈ２
ｉ）を高くしたことを特徴とするウオータジェットポン
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8170395A JPH08244684A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | ウオータジェットポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8170395A JPH08244684A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | ウオータジェットポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08244684A true JPH08244684A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13753749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8170395A Withdrawn JPH08244684A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | ウオータジェットポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08244684A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009071077A2 (de) * | 2007-12-05 | 2009-06-11 | Schottel Gmbh | Schiffsantrieb mit einem pumpjet |
| CN104929981A (zh) * | 2015-06-19 | 2015-09-23 | 中国船舶工业集团公司第七〇八研究所 | 一种新型喷水推进收缩流泵 |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP8170395A patent/JPH08244684A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009071077A2 (de) * | 2007-12-05 | 2009-06-11 | Schottel Gmbh | Schiffsantrieb mit einem pumpjet |
| WO2009071077A3 (de) * | 2007-12-05 | 2010-10-28 | Schottel Gmbh | Schiffsantrieb mit einem pumpjet |
| US8550862B2 (en) | 2007-12-05 | 2013-10-08 | Schottel Gmbh | Ship propulsion system having a pump jet |
| CN104929981A (zh) * | 2015-06-19 | 2015-09-23 | 中国船舶工业集团公司第七〇八研究所 | 一种新型喷水推进收缩流泵 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |