JPH08244562A - ウインドガラスの加熱構造 - Google Patents

ウインドガラスの加熱構造

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JPH08244562A
JPH08244562A JP7054211A JP5421195A JPH08244562A JP H08244562 A JPH08244562 A JP H08244562A JP 7054211 A JP7054211 A JP 7054211A JP 5421195 A JP5421195 A JP 5421195A JP H08244562 A JPH08244562 A JP H08244562A
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JP
Japan
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glass
transparent conductive
conductive film
power supply
heating structure
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Withdrawn
Application number
JP7054211A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Oome
勝義 大目
Yoshimitsu Matsushita
嘉光 松下
Takahiro Asai
貴弘 浅井
Terufusa Kunisada
照房 國定
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08244562A publication Critical patent/JPH08244562A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用電熱ウインドガラスにおいて車体へ
の取付け強度が容易に確保でき且つ導電膜が均一に成形
できる加熱構造を提供する。 【構成】 内側面に導電膜15を形成した外側ガラス2
と内側ガラス3を中間膜4a、4bを介して接着し、こ
の導電膜15に上下のバスバー11、12、接続バスバ
ー13、14を接続するとともに、各接続バスバー1
3、14の基端部に各給電端子16、17を接続する。
また外側ガラス2の端部を一部切欠いて切欠き部2aを
形成し、この切欠き部2aによって露出した内側ガラス
3の外側表面上に各給電端子16、17を固着し、この
給電端子16、17の周辺部をシリコンシーラント24
で封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用フロントウイン
ドガラス等の加熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】外側ガラスと内側ガラスを中間膜を介し
て接合した従来の自動車用の合わせガラスにおいて、除
曇等のためガラスの中央部に透明な導電膜を形成し、こ
の導電膜の上部と下部に一対のバスバーを接続するとと
もに、これら上下のバスバーから導電膜に通電してガラ
スを加熱する電熱ガラス構造が知られている。例えば特
開平6−227367号公報にあっては、かかる形態の
加熱装置において、導電膜等が破損した場合の検出技術
を開示している。
【0003】そして、上記特開平6−227367号公
報のような技術を含め従来一般のウインドガラス加熱構
造では、透明導電膜をガラスの合わせ面に形成して外部
からの損傷防止を図るのが普通であり、また内側ガラス
の端部を一部切り欠いてこの切欠部に前記給電端子を配
設するようにし、この内側ガラスの切欠部をウレタンシ
ーラントにて充填し、ボディに取り付けるようにしたも
のもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ウインドガラスをボディに取り付ける際、通常、内側ガ
ラスをボディに固着することで必要な強度を得るわけで
あるが、従来の構造では、ウインドガラスをボディに取
り付けるために必要な強度を得ようとすると切欠部のシ
ールの方法等が面倒になり、もっと簡単に強度が得られ
る方策が望まれている。また一般に透明導電膜を形成す
る際は膜厚を均一に形成して抵抗値のバラツキをなくす
ことで発熱の均一化を図るよう留意する必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、外側ガラスと内側ガラスを中間膜を介して接
合した合わせガラスに透明導電膜を形成し、この透明導
電膜にバスバーを介して通電することで、透明導電膜を
発熱せしめるようにしたウインドガラスの加熱構造にお
いて、前記外側ガラスの端部の一部を切欠部とし、この
切欠部に前記バスバーに給電する給電端子を配設した。
【0006】ここで、透明導電膜及びバスバーについて
は例えば外側ガラスの内側表面に形成し、また、内側ガ
ラス上の給電端子の周辺部を封着部材で封止するように
してもよい。
【0007】
【作用】給電端子を配設するための切欠部を内側ガラス
ではなく外側ガラスに設けるようにしたため、ウインド
ガラスをボディに取り付ける際に強度確保が容易にな
り、特に切欠部のシール方法等に手間がかからない。
【0008】また、例えば透明導電膜をスパッタリング
にて形成しようとすると、一般に膜形成面が凸面である
より凹面である方が膜厚を均一にすることができ、この
ため内側ガラスの外側面(凸面)に透明導電膜を形成す
るより、外側ガラスの内側面(凹面)に形成する方が膜
厚が均一になりやすい。そして、給電端子の周辺部を封
着部材で封止することで、給電端子からの漏電防止、及
び劣化防止が図れる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで図1は自動車用フロントガラスの平面
図、図2は車体に対するフロントガラスの取付け構造の
縦断面図、図3は図1の要部拡大図、図4は図2の要部
拡大図である。
【0010】自動車用フロントガラス1は、外側ガラス
2と内側ガラス3がポリビニルブチラール(PVB)等
の中間膜4a、4b(図4参照)を介して貼り合わさ
れ、また、図2に示すように、車体5に対して例えばダ
ムラバー6を介してウレタン接着剤7等にて固着される
とともに、前面下端部周辺がカウルルーバー8にて覆わ
れる。そして、このフロントガラス1の端部には、後述
する複数の給電端子が接続されており、この給電端子か
ら延びるリード線はハーネス10として一纏めに束ねら
れて延出している。
【0011】前記外側ガラス2の内側表面であって上辺
近傍と下辺近傍には、図1に示すような上側バスバー1
1と下側バスバー12が対向して形成されている。そし
て、この上下のバスバー11、12には、それぞれ左右
辺から下辺に沿って延出する帯状の接続バスバー13、
14の一端側が接続されており、これら接続バスバー1
3、14の他端側は、フロントガラス1の下端部中央附
近に集約されている。尚、これら上下のバスバー11、
12及び接続バスバー13、14は、Agペーストを印
刷して焼成することで形成される。
【0012】また、外側ガラス2の内側表面であって上
側バスバー11と下側バスバー12の間には、図1、図
4に示すように透明導電膜15が形成されている。この
透明導電膜15は、通電することで発熱する例えばIT
O(Indium-Tin-Oxide)膜上にクロム及びクロム酸化物
の保護膜をスパッタリング等によって形成したものであ
り、また、外側ガラス2の内側表面は、凹面形状となっ
ており、例えばスパッタリングにて透明導電膜15を形
成する際、内側ガラス3の外側表面(凸面)に形成する
ことに比べて膜厚を均一にすることができ、透明導電膜
15の抵抗値のバラツキをなくして発熱を均一にするの
に有効である。
【0013】ところで、接続バスバー13、14の他端
側が集約されたフロントガラス1の下端部近傍では、外
側ガラス2の一部が切欠部2aとして円弧状に切り欠か
れている。そしてこの切欠部2aによって露出した内側
ガラス3上には、図3、図4に示すように、銅箔からな
る複数の給電端子16、17、18の一端側が接着剤又
はAg等の固着材19にて固着されている。そして、こ
の給電端子16、17、18の他端側は、上側ガラス2
の裏面側の前記接続バスバー13、14にハンダ20に
て接続されている。
【0014】すなわち、上側バスバー11に導通する接
続バスバー13、13には、上側給電端子16、16が
接続され、下側バスバー12に導通する接続バスバー1
4、14には、略H型の下側給電端子17の縦片17
a、17aが接続されるとともに、残りの検出用給電端
子18、18は検出用バスバー21に接続されている。
そして、この検出用バスバー21は、透明導電膜15又
は各バスバー11〜14が破損したような場合に検出す
るための回路構成であり、細部は省略している。
【0015】また、下側給電端子17を略H型にし、2
本の縦片17a、17aを1本の横片17bで連結して
いるのは、各給電端子16、17、18に接続する後述
のリード線22の数を少なくし、部品点数の削減を図る
ためであり、いずれか一方の縦片17aのみに後述のリ
ード線22の端子を接続するようにしている。そして、
この下側給電端子17の横片17bは、検出用給電端子
18と交差するため、熱収縮性チューブ23を被せて電
気的短絡を防止するようにしている。
【0016】そして、各給電端子16〜18にはそれぞ
れのリード線22…の端子がハンダ23で接続され、各
リード線22…が前記ハーネス10に纏められている。
また、この内側ガラス3表面のリード線22…の端子、
及び各給電端子16、17、18の周辺部は、封着部材
としてのシリコンシーラント24で封止しており、給電
端子16〜18等の劣化防止及び漏電防止を図ってい
る。そしてこのような加熱構造を採用したフロントガラ
ス1において、各給電端子16〜18から給電すると上
下のバスバー11、12から透明導電膜15に電流が流
れ、透明導電膜15が発熱して曇止め等の効果が発揮さ
れる。
【0017】また、以上のようなフロントガラス1を、
図3に示すように車体5に取り付けるにあたり、切欠部
2aを外側ガラス2に形成しているため、車体5に対す
る取付面にシリコンシーラント24のようなシール材が
臨まず、必要な取付強度を得るのが容易になる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明のウインドガラスの
加熱構造は、外側ガラスの端部を一部切り欠いて給電端
子を配設するようにしたため、ウインドガラスを車体に
取り付ける際の強度確保が容易になり、例えば切欠き部
のシール方法等が面倒でなくなる。
【0019】また、外側ガラスの内側面に透明導電膜を
形成するようにしたため、例えば透明導電膜をスパッタ
リングにて形成するような場合に、凸面に形成すること
に比べて膜厚を均一にするのが容易であり、抵抗値のバ
ラツキをなくし発熱を均一化することができる。
【0020】また、給電端子の周辺部を封着部材で封止
すれば、給電端子からの漏電防止、及び劣化防止が図ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロントガラスの平面図
【図2】車体に対するフロントガラスの取付け構造の縦
断面図
【図3】図1の要部拡大図
【図4】図2の要部拡大図
【符号の説明】
1…フロントガラス、2…外側ガラス、2a…切欠部、
3…内側ガラス、4a,4b…中間膜、11,12,1
3,14…バスバー、15…透明導電膜、16,17,
18…給電端子、24…シリコンシーラント。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 國定 照房 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11号 日本板硝子株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側ガラスと内側ガラスを中間膜を介し
    て接合した合わせガラスに透明導電膜を形成し、この透
    明導電膜にバスバーを介して通電することで、透明導電
    膜を発熱せしめるようにしたウインドガラスの加熱構造
    において、前記外側ガラスの端部の一部を切欠部とし、
    この切欠部に前記バスバーに給電する給電端子を配設し
    たことを特徴とするウインドガラスの加熱構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のウインドガラスの加熱
    構造において、前記給電端子を外側ガラスの切欠部によ
    って露出した内側ガラスの外側表面上に固着したことを
    特徴とするウインドガラスの加熱構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のウイン
    ドガラスの加熱構造において、前記透明導電膜及びバス
    バーを外側ガラスの内側表面に形成したことを特徴とす
    るウインドガラスの加熱構造。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載のウインド
    ガラスの加熱構造において、前記内側ガラス上の給電端
    子の周辺部を封着部材で封止したことを特徴とするウイ
    ンドガラスの加熱構造。
JP7054211A 1995-03-14 1995-03-14 ウインドガラスの加熱構造 Withdrawn JPH08244562A (ja)

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