JPH11208421A - 自動車用防曇ガラス - Google Patents

自動車用防曇ガラス

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JPH11208421A
JPH11208421A JP10015928A JP1592898A JPH11208421A JP H11208421 A JPH11208421 A JP H11208421A JP 10015928 A JP10015928 A JP 10015928A JP 1592898 A JP1592898 A JP 1592898A JP H11208421 A JPH11208421 A JP H11208421A
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JP
Japan
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heating
pattern
current
glass
heating wire
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JP10015928A
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Nobutaka Kidera
信隆 木寺
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱線パターンにおいて異常発熱を防止すると
共に、周囲に悪影響を及ぼす磁界の発生を防止する。 【解決手段】 自動車などに用いられる防曇ガラス1の
熱線パターン3は、互いに略平行に延設された往路の発
熱線条6及び復路の発熱線条7a,7bを有し、一端に
は往路からの電流を2系統に分岐する電流分岐部となる
太幅の電流バイパス部8が接続されており、往路と復路
とで電流方向が逆方向になるように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板ガラス表面に形
成した発熱体に給電することにより曇りを防止する自動
車用防曇ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の後部窓枠などに装着される窓用
ガラスとしては、安全視界確保のために防曇機能が付与
されてなる防曇ガラスが多く用いられている。このよう
な防曇ガラスは、通常、板ガラス表面に導電性ペースト
を適宜のパターンで印刷し、その後これを加熱、焼き付
けして発熱体を形成した発熱体付き板ガラスにより構成
されている。この発熱体は、一般に熱線とも呼ばれてお
り、互いに略平行に配設された複数の細幅の発熱線条
と、これらの発熱線条の端部を接続するよう設けられ給
電用電線が接続される太幅のバスバーとから構成され
る。この発熱体に給電することによって、各発熱線条は
発熱して板ガラスが加熱され、板ガラス表面の水蒸気等
による曇りを除去できるようになっている。
【0003】しかしながら、上記の発熱体を設けた防曇
ガラスでは、発熱体のパターン(以下、熱線パターンと
称する)には比較的大電流が流れるため電流による磁界
が発生し、この発生磁界が近接するラジオ、テレビ等の
放送受信用のアンテナの受信性能に悪影響を及ぼすとい
う問題点があった。例えば、上記防曇ガラスにアンテナ
用導体線条を併設したガラスアンテナの場合にはこの影
響が大である。
【0004】上記不具合を解決するため、防曇ガラスの
熱線パターンとしては、複数の発熱線条が平行に配置さ
れてそれらの一端が電流バイパス部に接続され、この電
流バイパス部を境に発熱線条の上半分と下半分の電流方
向が平行でかつ反対方向となるよう形成された一般にコ
の字パターンと呼ばれる熱線パターンが提案され、現在
使用されている。
【0005】上記コの字パターンを用いた発熱体の構成
例を図5に示す。発熱体51は、給電用電線53,54
が接続された太幅の電源供給部(バスバー)55,56
と、この電源供給部55,56に一端が接続され互いに
平行に配置された発熱線条57と、これらの発熱線条5
7の他端に接続された太幅の電流バイパス部58と、を
有する熱線パターン52により構成されている。このよ
うに発熱線条に流れる電流の方向を上下半分で逆方向に
することによって、電流による磁界の発生を打ち消す効
果が得られ、防曇ガラス近傍における発生磁界を抑制す
ることができる。
【0006】しかしながら、上記コの字パターンを用い
た発熱体では、パターンの折り返し部(電流バイパス部
58)の一部分に電流が集中し、異常発熱が生じるおそ
れがある。このため、バスバーの電流が集中する部分に
導電金属網線、金属銅板を半田付けまたは貼着したり導
電性ペーストによりバスバーを重ね印刷する等の手段を
用いて、抵抗値を小さくして発熱を抑制し、異常発熱を
防止していた。このように従来の熱線パターンでは抵抗
値を低減させて異常発熱を防止する手段を設ける必要が
あり、これが製造工程の複雑化、製品コストの増大及び
製品良品率の低下の原因となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、防曇
ガラスの熱線パターンには比較的大きな電流が流れるた
め、電流により発生する磁界が近接するラジオ等のアン
テナの受信性能に悪影響を及ぼすという問題点があっ
た。この磁界発生を防止するためにコの字パターンを用
いた場合は、パターンの折り返し部で異常発熱が生じる
おそれがあり、この異常発熱防止のために電流が集中す
る部分に導電金属線を半田付けしたりパターンを重ね印
刷する等の手段が必要であった。これが製造工程の複雑
化、生産コストの増大及び製品良品率の低下を招くおそ
れがあるという問題点があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、製造工程の簡略化、生産コストの削減及び製品良品
率の向上を図りつつ、熱線パターンにおいて電流集中を
なくし異常発熱を防止すると共に、周囲に悪影響を及ぼ
す磁界の発生を防止することが可能な自動車用防曇ガラ
スを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による自動車用防
曇ガラスは、導電性の発熱線条を有してなる熱線パター
ンを備えた自動車用防曇ガラスにおいて、前記熱線パタ
ーンは、該防曇ガラスの一辺の端部近傍から対向する他
辺の端部近傍にわたり延設された前記発熱線条の往路
と、この発熱線条の往路と接続され該往路の電流経路を
分岐または合流する電流分岐部と、この電流分岐部と接
続され前記往路と電流方向が逆方向になるよう略平行に
延設された前記発熱線条の復路とを有することを特徴と
する。
【0010】また、本発明による自動車用防曇ガラスの
一つの構成は、前記熱線パターンの設けられていない余
白領域にアンテナ導体パターンを設けたことを特徴とす
る。上記構成により、電流分岐部での電流分岐により熱
線パターンにおける電流集中がなく、異常発熱が防止さ
れると共に、発熱線条の往路と復路での逆方向の電流に
より磁界の発生が抑制される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。本発明の一実施形態に係る防曇ガ
ラスの構成として、以下に熱線パターンのいくつかの構
成例を示す。図1は熱線パターンの第1の構成例を示し
た説明図である。
【0012】本実施形態の防曇ガラス1は、自動車の後
部窓などに用いられるものであり、発熱体2による熱線
パターン3を有する板ガラスにより構成されている。発
熱体2は、板ガラス表面に銀等からなる導電性ペースト
を後述するような所定のパターンで印刷した後、これを
加熱、焼き付けしたもので形成されている。この発熱体
2の熱線パターン3は、防曇ガラス1の一方の短辺の端
部近傍に短辺方向(縦方向)に延設された太幅の電源供
給部(バスバー)4,5と、この電源供給部4,5にそ
れぞれ一端が接続され対向する他方の短辺の端部近傍ま
で長辺方向(横方向)にわたって互いに略平行に延設さ
れた細幅の発熱線条6,7a,7bと、この発熱線条
6,7a,7bの他端に接続するよう縦方向に延設され
た電流分岐部となる太幅の電流バイパス部8とを有して
なる。熱線パターン3全体としては略E字形の回路パタ
ーンとなっている。また、電源供給部4,5には導電端
子11が設けられ、それぞれ給電用電線9,10が接続
されている。この電源供給部4は、電源供給部5の内側
に設けられている。
【0013】なお、図1では発熱線条6は3本、発熱線
条7a,7bは2本の平行な線条で示しているが、通常
は従来のものと同様にそれぞれが3本以上の複数の線条
をほぼ等間隔に並列に配設する。また、電源供給部4,
5、発熱線条6,7a,7b、電流バイパス部8の延設
方向は図示したものに限らず、実用上問題がなければ例
えば90度回転させたパターン等としても良い。
【0014】このような熱線パターン3に直流電源(出
力電圧V、自動車の場合は出力12V程度のバッテリ)
を接続した場合の作用を説明する。給電用電線9を介し
て供給される直流電源からの電流は、電源供給部4から
往路である1系統の発熱線条6を流れ、電流バイパス部
8で2系統に分岐された後、復路である発熱線条7a,
7bを前記発熱線条6とは逆方向でかつ略平行にそれぞ
れ流れ、電源供給部5で合流された後、給電用電線10
を介して直流電源に還流する。この電流によって熱線パ
ターン3は発熱し、板ガラスが加熱されることにより防
曇効果が得られる。
【0015】すなわち、本実施形態の熱線パターン3
は、発熱線条6による1系統の電流の往路と、発熱線条
7a,7bによる2系統の電流の復路とを有して構成さ
れている。ここでは、複数の並設された発熱線条におい
て、互いに隣接した電流方向が同一の線条を1つのまと
まりと考えて1系統と呼ぶことにする。発熱線条6と発
熱線条7a,7bとにおいて、電流は逆方向でかつ略平
行に流れるため、電流によって発生する磁界は互いに打
ち消されるように反対方向となり、防曇ガラス1近傍に
おける発生磁界が抑制される。
【0016】また、電源供給部4から発熱線条6を流れ
る電流(電流値I)は、電流バイパス部8において両方
の端部8a,8bに向かって2方向に分岐するため、電
流バイパス部8(8a,8b)及び発熱線条7a,7b
を流れる電流値はほぼI/2となる。理論上、熱線パタ
ーン3の各部における発熱量は、消費電力に比例する、
即ち電流の2乗に比例するので、電流バイパス部8にお
ける発熱量は発熱線条6における発熱量の約1/4とな
る。
【0017】ここで、比較のために図5に示したコの字
パターンの発熱体51における電流値及び発熱量を考え
る。比較を簡単にするために、図1の熱線パターン3の
抵抗値Rと図5の熱線パターン52の抵抗値R′とが等
しい(R=R′)とすると、図5の電流バイパス部58
における発熱量はI2 ・C、図1の電流バイパス部8に
おける発熱量は(I/2)2 ・C=(I2 /4)・C
(ただし、Cは定数)となる。従って、熱線パターン3
の折り返し部(電流バイパス部8)での電流集中を防
ぎ、発熱量を約1/4に低減することができ、異常発熱
が抑制される。
【0018】従来では、熱線パターンの異常発熱を防止
するために抵抗値を低下させる方法を用い、パターンに
導線を半田付け等で付着したりパターンを重ね印刷する
ようなことが行われていたが、このような方法では特別
な工程を必要とする上に発熱抑制効果は抵抗値の1乗に
比例する程度である。一方、本実施形態によれば、所定
のパターンを印刷により形成するのみで特別な工程が不
要であることに加えて、発熱抑制効果は電流値の2乗に
比例するので、非常に効率よく実現することが可能であ
る。
【0019】なお、熱線パターン3に流れる電流を逆方
向とし、電源供給部5から2系統の発熱線条7a,7b
を往路として電流が流れ、電流バイパス部8で1系統に
合流された後、発熱線条6を復路として発熱線条7a,
7bとは逆方向に電源供給部4へ還流するようにした場
合においても、前述と同様の作用効果が得られる。すな
わち、本実施形態では、電流集中を防止するために電流
を分岐する熱線パターンを形成することにより、銅板貼
り付け、ペースト重ね塗り、導線貼り付け等の異常発熱
防止の工程を必要とせずに、またこれらの発熱防止材料
を付設することなく、従来のコの字パターンで問題とな
っていた電流集中による異常発熱を防止することができ
る。さらに、電流を分岐する電流バイパス部に対して往
路と復路とで電流の方向が逆方向になるため、通電によ
り発生する磁界を抑制する効果が得られ、近接するアン
テナの受信性能に悪影響を及ぼす磁界を低減することが
できる。また、電源供給部の導電端子の位置を一端にま
とめることができるため、給電用電線の配線及び接続を
容易に行うことができ、組み立て作業性の向上及びコス
トの低減を図ることができる。
【0020】図2は熱線パターンの第2の構成例を示し
た説明図である。本構成例の熱線パターン21は、図1
の構成例に比べて電源供給部5及び電流バイパス部8を
小さく形成し、発熱線条7a,7bの端部に電源供給部
5及び電流バイパス部8と略平行な部分を設けて発熱線
条7a,7bを形成したものである。このようなパター
ン構成によっても、第1の構成例と同様の作用効果が得
られる。また、第2の構成例では、太幅の電源供給部及
び電流バイパス部の面積が小さくなるため不透明部分を
小さくでき、自動車に用いた場合の視認性をより良好に
できる。
【0021】図3は熱線パターンの第3の構成例を示し
た説明図である。本構成例の熱線パターン22は、一方
の電源供給部を分割し2つの電源供給部5a,5bとし
て給電用電線10において合流させるようにし、電源供
給部4,5a,5bが略一直線上に位置するよう形成し
たものである。このようなパターン構成によっても、第
1の構成例と同様の作用効果が得られる。また、第3の
構成例では、太幅の電源供給部が重ならずに電源供給部
及び電流バイパス部が板ガラスの周辺部のみに配置され
るため、自動車に用いた場合に外観のデザイン上におい
ても好ましく、視認性をより良好にできる。
【0022】図4は本実施形態の防曇ガラスにおいて熱
線パターンの設けられていない余白領域にアンテナ導体
パターンを設けた第4の構成例を示した説明図である。
本構成例は、防曇ガラス1における熱線パターン3の上
部余白領域のガラス板面上に、アンテナ線条を所定のパ
ターンをもって構成してなるアンテナ導体パターン20
をその最下部のアンテナ線条21aと最上部の発熱線条
7aとを近接して設けたものである。このアンテナ導体
パターン20としては、AMラジオ放送、FMラジオ放
送、テレビ放送、その他各種通信放送のいずれか、また
は複数が最適に受信できるように設計された、1本のア
ンテナ線条からなるパターン、あるいは、複数本のアン
テナ線条が適宜組み合わされた所望のパターンが適宜採
用される。
【0023】上記アンテナ導体パターン20は、熱線パ
ターン3もアンテナとして機能するように、熱線パター
ン3と接続するように設けてもよいし、又熱線パターン
3と近接させ、高周波的に接続するように設けてもよ
い。勿論、アンテナ導体パターン20は、熱線パターン
3と離間して設けてもよい。なお、図示した例は、防曇
ガラス1の上部にアンテナ導体パターンを設けた例であ
るが、これに限らず、防曇ガラス1において熱線パター
ン3の設けられていない下部余白領域、あるいは上部及
び下部の両余白領域に設けてもよい。かかるアンテナ導
体パターンも熱線パターンと同様に板ガラス表面に銀等
からなる導電性ペーストを所定のパターンで印刷し、次
いで加熱、焼き付けて形成したものであってもよいし、
導電性金属細線を利用したものであってもよい。
【0024】本発明の自動車用防曇ガラスは、熱線パタ
ーンでの電流による磁界の発生を抑制でき、アンテナの
受信性能に及ぼす悪影響を減少することができるので、
熱線パターンの近傍にアンテナ導体パターンを付設した
場合に好適である。
【0025】
【実施例】ここで実施例として、熱線パターンの抵抗値
と発熱分布が等しくなるように、図1のような本実施形
態の熱線パターンを有するガラスと図5のような従来例
の熱線パターンを有するガラスとをそれぞれ作成し、そ
のときの発熱温度を測定する。表1は熱線パターンの設
計値として発熱線条の素線幅0.6mm、パターン抵抗値
0.8Ωのものを使用し、3分間2.5Vの電圧を印加
した場合の各部分の発熱温度の測定結果を示したもので
ある。なお、温度測定は熱電対式接触温度計を使用し
た。
【0026】
【表1】
【0027】図1のように1系統の発熱線条の往路、電
流分岐部、2系統の発熱線条の復路により略E字形に形
成された熱線パターンでは、表1に示すように、電流バ
イパス部の電流集中部分での発熱を従来例と比べて13
〜15℃低減することができた。また、部分的な異常発
熱は発生せず、均一な発熱分布を実現できた。なお、図
1に示す熱線パターンとは電流方向を逆にして、2系統
の発熱線条の往路、電流分岐部、1系統の発熱線条の復
路を有する熱線パターンを用いた場合においても、同様
の結果が得られた。
【0028】以上述べたように、本実施形態では、横方
向に略平行に発熱線条が並設された熱線パターンにおい
て、加熱用の電流が一方向に一端から他端まで流れた後
に複数に分岐、または複数から合流して逆方向に還流す
るように、他端に電流経路を分岐または合流する電流分
岐部を設けると共に、この電流分岐部に対して往路と復
路とで電流が逆方向となるよう発熱線条を配設するよう
にしている。
【0029】この構成により、熱線パターン上の特に折
り返し部における電流値を低減でき、熱線パターンにお
ける電流集中をなくし異常発熱を防止できると共に、逆
方向の電流の磁界打ち消し効果により発生する磁界を抑
制する効果が得られ、アンテナ等の周囲に悪影響を及ぼ
す磁界の発生を防止することが可能となる。また、異常
発熱防止のために追加部材や対策工程が不要であるた
め、製造工程の簡略化、生産に係る材料コスト及び製造
コストの削減、並びに製品良品率の向上を図ることがで
きる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、製
造工程の簡略化、生産コストの削減及び製品良品率の向
上を図りつつ、熱線パターンにおいて電流集中をなくし
異常発熱を防止すると共に、周囲に悪影響を及ぼす磁界
の発生を防止することが可能な自動車用防曇ガラスを提
供できる効果がある。
【0031】本発明の自動車用防曇ガラスは、熱線パタ
ーンでの電流による磁界の発生を抑制でき、アンテナの
受信性能に及ぼす悪影響を減少することができるので、
熱線パターンの近傍にアンテナ導体パターンを付設した
場合に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る防曇ガラスの熱線パ
ターンの第1の構成例を示す説明図。
【図2】本発明の一実施形態に係る防曇ガラスの熱線パ
ターンの第2の構成例を示す説明図。
【図3】本発明の一実施形態に係る防曇ガラスの熱線パ
ターンの第3の構成例を示す説明図。
【図4】本実施形態の防曇ガラスにおいて熱線パターン
の設けられていない余白領域にアンテナ導体パターンを
設けた第4の構成例を示す説明図。
【図5】従来の防曇ガラスの熱線パターンの構成例を示
す説明図。
【符号の説明】
1…防曇ガラス 2…発熱体 3…熱線パターン 4,5…電源供給部 6,7a,7b…発熱線条 8…電流バイパス部 9,10…給電用電線 11…導電端子 20…アンテナ導体パターン 21a…アンテナ線条

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性の発熱線条を有してなる熱線パタ
    ーンを備えた自動車用防曇ガラスにおいて、 前記熱線パターンは、該防曇ガラスの一辺の端部近傍か
    ら対向する他辺の端部近傍にわたり延設された前記発熱
    線条の往路と、この発熱線条の往路と接続され該往路の
    電流経路を分岐または合流する電流分岐部と、この電流
    分岐部と接続され前記往路と電流方向が逆方向になるよ
    う略平行に延設された前記発熱線条の復路とを有するこ
    とを特徴とする自動車用防曇ガラス。
  2. 【請求項2】 前記熱線パターンは、1系統の前記発熱
    線条の往路と、2系統の前記発熱線条の復路とを有して
    なることを特徴とする請求項1に記載の自動車用防曇ガ
    ラス。
  3. 【請求項3】 前記熱線パターンは、2系統の前記発熱
    線条の往路と、1系統の前記発熱線条の復路とを有して
    なることを特徴とする請求項1に記載の自動車用防曇ガ
    ラス。
  4. 【請求項4】 前記熱線パターンは、1系統の前記発熱
    線条の往路の両側部にそれぞれ前記発熱線条の復路を並
    設してなることを特徴とする請求項2に記載の自動車用
    防曇ガラス。
  5. 【請求項5】 前記熱線パターンは、前記発熱線条の往
    路、前記電流分岐部、前記発熱線条の復路により略E字
    形のパターンを形成してなることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載の自動車用防曇ガラス。
  6. 【請求項6】 前記発熱線条の往路及び復路は、それぞ
    れ複数の並列に配設された発熱線条からなることを特徴
    とする請求項1ないし5のいずれかに記載の自動車用防
    曇ガラス。
  7. 【請求項7】 前記熱線パターンの設けられていない余
    白領域にアンテナ導体パターンを設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の自動車用防曇ガラス。
JP10015928A 1998-01-28 1998-01-28 自動車用防曇ガラス Withdrawn JPH11208421A (ja)

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