JPH08244457A - 車両用ドアチェック装置 - Google Patents
車両用ドアチェック装置Info
- Publication number
- JPH08244457A JPH08244457A JP5213195A JP5213195A JPH08244457A JP H08244457 A JPH08244457 A JP H08244457A JP 5213195 A JP5213195 A JP 5213195A JP 5213195 A JP5213195 A JP 5213195A JP H08244457 A JPH08244457 A JP H08244457A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- lever
- pair
- sliders
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ドア開放時の摺動抵抗を増加させドアの閉止時
の摺動抵抗を弱くする。 【構成】一端が車体12にに枢支されたドアチェックレ
バー16と、車両用ドア11の前端部に設けられドアの
開閉時にレバーから摺動抵抗を受けるようにレバーを保
持する保持部材17とを備える。保持部材がレバーに当
接する一対の摺動子18,18と、一対の摺動子を収納
するケース体19と、ケース体に収納され収納状態でレ
バーを挟持するように一対の摺動子を付勢する一対の弾
性体21,21により構成される。一対の弾性体はそれ
ぞれ摺動子を含んでレバーを縦断する断面で摺動子をレ
バーの他端側に付勢するように略平行四辺形に形成さ
れ、かつドアの開放時に断面略平行四辺形から断面略長
方形に近づくように変形可能に構成される。
の摺動抵抗を弱くする。 【構成】一端が車体12にに枢支されたドアチェックレ
バー16と、車両用ドア11の前端部に設けられドアの
開閉時にレバーから摺動抵抗を受けるようにレバーを保
持する保持部材17とを備える。保持部材がレバーに当
接する一対の摺動子18,18と、一対の摺動子を収納
するケース体19と、ケース体に収納され収納状態でレ
バーを挟持するように一対の摺動子を付勢する一対の弾
性体21,21により構成される。一対の弾性体はそれ
ぞれ摺動子を含んでレバーを縦断する断面で摺動子をレ
バーの他端側に付勢するように略平行四辺形に形成さ
れ、かつドアの開放時に断面略平行四辺形から断面略長
方形に近づくように変形可能に構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のドアチェック装置
に関する。更に詳しくは、車両用ドアの開放時又は閉止
時の摺動抵抗を異ならせることのできる車両用ドアチェ
ック装置に関するものである。
に関する。更に詳しくは、車両用ドアの開放時又は閉止
時の摺動抵抗を異ならせることのできる車両用ドアチェ
ック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ドアはドアを開閉するためのヒ
ンジ機構と、このヒンジ機構とは別にドアチェック装置
を有する。このドアチェック装置はドアチェックレバー
と保持部材とを備え、ドアチェックレバーは一端が車体
に枢支され、他端にはストッパが設けられる。保持部材
は車両用ドアの前端部に設けられドアの開閉時にレバー
から摺動抵抗を受けるようになっている。これらにより
ドアチェック装置はドアの開閉動作の節度感の調節を図
り、開閉角度を所定の角度に保持し、かつ最大角度を規
制するストッパの機能も兼ねるようになっている。図7
に示すように、従来のドアチェック装置2の保持部材3
は、レバー4に当接する一対の摺動子5,5と、一対の
摺動子5,5を収納するケース体6と、ケース体6に収
納され収納状態でレバー4を挟持するように一対の摺動
子5,5を付勢するそれぞれ直方体からなる一対の弾性
体7,7により構成されており、レバー4がそれぞれの
摺動子5,5の間を摺動する際のレバー4に形成された
凹凸部4a,4bに従った摺動抵抗によりドアの開閉時
における節度感を調節している。従って、従来のドアチ
ェック装置2ではドアを開放する際の抵抗値とドアの閉
止時の抵抗値はほぼ等しい値となっていた。
ンジ機構と、このヒンジ機構とは別にドアチェック装置
を有する。このドアチェック装置はドアチェックレバー
と保持部材とを備え、ドアチェックレバーは一端が車体
に枢支され、他端にはストッパが設けられる。保持部材
は車両用ドアの前端部に設けられドアの開閉時にレバー
から摺動抵抗を受けるようになっている。これらにより
ドアチェック装置はドアの開閉動作の節度感の調節を図
り、開閉角度を所定の角度に保持し、かつ最大角度を規
制するストッパの機能も兼ねるようになっている。図7
に示すように、従来のドアチェック装置2の保持部材3
は、レバー4に当接する一対の摺動子5,5と、一対の
摺動子5,5を収納するケース体6と、ケース体6に収
納され収納状態でレバー4を挟持するように一対の摺動
子5,5を付勢するそれぞれ直方体からなる一対の弾性
体7,7により構成されており、レバー4がそれぞれの
摺動子5,5の間を摺動する際のレバー4に形成された
凹凸部4a,4bに従った摺動抵抗によりドアの開閉時
における節度感を調節している。従って、従来のドアチ
ェック装置2ではドアを開放する際の抵抗値とドアの閉
止時の抵抗値はほぼ等しい値となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年のドアは
パワーウインド等の付属品等によりドア自体の質量が増
加しており、ドアの自重の増加に起因するドア開放時の
慣性力の増大からドア開放時におけるドアチェック装置
の摺動抵抗を増加させる必要があった。一方、近年の車
室内の気密性が向上したことからドア閉止時には比較的
大きな閉じる力を必要とし、ドアの閉止時のドアチェッ
ク装置の摺動抵抗は弱くする改良が望まれた。本発明の
目的は、ドア開放時におけるドアチェック装置の摺動抵
抗を増加させ、ドアの閉止時のドアチェック装置の摺動
抵抗を弱くすることにより、ドア開閉時の適切な節度感
が得られ、かつドアの閉止を容易に行うことができる車
両用ドアチェック装置を提供することにある。
パワーウインド等の付属品等によりドア自体の質量が増
加しており、ドアの自重の増加に起因するドア開放時の
慣性力の増大からドア開放時におけるドアチェック装置
の摺動抵抗を増加させる必要があった。一方、近年の車
室内の気密性が向上したことからドア閉止時には比較的
大きな閉じる力を必要とし、ドアの閉止時のドアチェッ
ク装置の摺動抵抗は弱くする改良が望まれた。本発明の
目的は、ドア開放時におけるドアチェック装置の摺動抵
抗を増加させ、ドアの閉止時のドアチェック装置の摺動
抵抗を弱くすることにより、ドア開閉時の適切な節度感
が得られ、かつドアの閉止を容易に行うことができる車
両用ドアチェック装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を、実施例に対応する図1を用いて説明
する。本発明は、一端が車体12にに枢支されたドアチ
ェックレバー16と、車両用ドア11の前端部に設けら
れドア11の開閉時にレバー16から摺動抵抗を受ける
ようにレバー16を保持する保持部材17とを備え、保
持部材17がレバー16に当接する一対の摺動子18,
18と、一対の摺動子18,18を収納するケース体1
9と、ケース体19に収納され収納状態でレバー16を
挟持するように一対の摺動子18,18を付勢する一対
の弾性体21,21により構成された車両用ドアチェッ
ク装置の改良である。その特徴ある構成は、一対の弾性
体21,21はそれぞれ摺動子18、18を含んでレバ
ー16を縦断する断面で摺動子18,18をレバー16
の他端側に付勢するように略平行四辺形に形成されかつ
ドア11の開放時に断面略平行四辺形から断面略長方形
に近づくように変形可能に構成されたところにある。
の本発明の構成を、実施例に対応する図1を用いて説明
する。本発明は、一端が車体12にに枢支されたドアチ
ェックレバー16と、車両用ドア11の前端部に設けら
れドア11の開閉時にレバー16から摺動抵抗を受ける
ようにレバー16を保持する保持部材17とを備え、保
持部材17がレバー16に当接する一対の摺動子18,
18と、一対の摺動子18,18を収納するケース体1
9と、ケース体19に収納され収納状態でレバー16を
挟持するように一対の摺動子18,18を付勢する一対
の弾性体21,21により構成された車両用ドアチェッ
ク装置の改良である。その特徴ある構成は、一対の弾性
体21,21はそれぞれ摺動子18、18を含んでレバ
ー16を縦断する断面で摺動子18,18をレバー16
の他端側に付勢するように略平行四辺形に形成されかつ
ドア11の開放時に断面略平行四辺形から断面略長方形
に近づくように変形可能に構成されたところにある。
【0005】
【作用】図2に示すように、ドア11を開くときにはそ
れぞれの弾性体21,21が略長方形に変形し、その変
形によりそれぞれの摺動子18,18をレバー16に付
勢する弾性体21,21の変位量は増加する。弾性体2
1,21の変位量の増加は摺動子18,18がレバー1
6を挟持する圧力を増加させ、摺動子18,18とレバ
ー16との摺動抵抗は増加する。図3に示すように、ド
ア11を閉じる場合にはそれぞれの弾性体21,21は
その断面形状が長方形状に変形することはなく、摺動子
18,18を付勢するための弾性体21,21の変位量
はドア11を開く場合に比較して少ない。
れぞれの弾性体21,21が略長方形に変形し、その変
形によりそれぞれの摺動子18,18をレバー16に付
勢する弾性体21,21の変位量は増加する。弾性体2
1,21の変位量の増加は摺動子18,18がレバー1
6を挟持する圧力を増加させ、摺動子18,18とレバ
ー16との摺動抵抗は増加する。図3に示すように、ド
ア11を閉じる場合にはそれぞれの弾性体21,21は
その断面形状が長方形状に変形することはなく、摺動子
18,18を付勢するための弾性体21,21の変位量
はドア11を開く場合に比較して少ない。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図5及び図6に示すように、車両用ドア1
1は車体12に一対のヒンジ装置13により開閉可能に
取付けられる。ドアチェック装置14は支点Pを中心に
開閉するドア11を所定の開閉角度に保持するためのも
ので、一対のヒンジ装置13の中間に設けられる。この
ドアチェック装置14はドアチェックレバー16とこの
レバー16を摺動抵抗により制動する保持部材17とを
備える。ドアチェックレバー16の一端は車体12に設
けられたブラケット12a(図5)にピン12bにより
枢支され、その他端はドア11に設けられる保持部材1
7を貫通しドア11の内部に収納される。
く説明する。図5及び図6に示すように、車両用ドア1
1は車体12に一対のヒンジ装置13により開閉可能に
取付けられる。ドアチェック装置14は支点Pを中心に
開閉するドア11を所定の開閉角度に保持するためのも
ので、一対のヒンジ装置13の中間に設けられる。この
ドアチェック装置14はドアチェックレバー16とこの
レバー16を摺動抵抗により制動する保持部材17とを
備える。ドアチェックレバー16の一端は車体12に設
けられたブラケット12a(図5)にピン12bにより
枢支され、その他端はドア11に設けられる保持部材1
7を貫通しドア11の内部に収納される。
【0007】ドアチェックレバー16は、図1に示すよ
うに、一対の鋼板を重ね合わせて構成され、ドア11の
開閉角度との関係においてドア11を開閉する際にある
程度の抵抗が必要な個所に膨出部16bが形成される。
レバー16の膨出部16bを保持部材17がドア11の
図5に実線矢印で示す開閉に従って移動するときの摺動
抵抗が膨出部16bにより増加するようになっている。
また、レバー16の他端にはストッパ16aが設けら
れ、そのストッパ16aがドア11を所定の角度に開け
たとき、保持部材17に当接することによりその角度以
上にドア11が開かないようになっている。
うに、一対の鋼板を重ね合わせて構成され、ドア11の
開閉角度との関係においてドア11を開閉する際にある
程度の抵抗が必要な個所に膨出部16bが形成される。
レバー16の膨出部16bを保持部材17がドア11の
図5に実線矢印で示す開閉に従って移動するときの摺動
抵抗が膨出部16bにより増加するようになっている。
また、レバー16の他端にはストッパ16aが設けら
れ、そのストッパ16aがドア11を所定の角度に開け
たとき、保持部材17に当接することによりその角度以
上にドア11が開かないようになっている。
【0008】保持部材17はレバー16に当接する一対
の摺動子18,18と、この一対の摺動子18,18を
収納するケース体19と、一対の弾性体21,21によ
り構成される。一対の摺動子18,18はそれぞれレバ
ー16に当接する面が山形に形成され、レバー16の両
面からそれぞれ線で接触するようになっている。ケース
体19は鋼板を板金加工により箱形に形成し、両端縁か
らケース体19をドア11の前端部に取付ける一対のフ
ランジ19a,19aが設けられる。一対のフランジ1
9a,19aにはそれぞれ打出し孔19c,19cが設
けられ、ドア11に設けられた取付孔11a,11aを
介して雄ねじ22,22を螺合することによりドア11
の前端部に取付けられる。ケース対19の底面にはレバ
ー16が遊挿する孔19bが設けられ、この孔19bを
介してレバー16の他端がドア11の内部に進入するよ
うになっている。
の摺動子18,18と、この一対の摺動子18,18を
収納するケース体19と、一対の弾性体21,21によ
り構成される。一対の摺動子18,18はそれぞれレバ
ー16に当接する面が山形に形成され、レバー16の両
面からそれぞれ線で接触するようになっている。ケース
体19は鋼板を板金加工により箱形に形成し、両端縁か
らケース体19をドア11の前端部に取付ける一対のフ
ランジ19a,19aが設けられる。一対のフランジ1
9a,19aにはそれぞれ打出し孔19c,19cが設
けられ、ドア11に設けられた取付孔11a,11aを
介して雄ねじ22,22を螺合することによりドア11
の前端部に取付けられる。ケース対19の底面にはレバ
ー16が遊挿する孔19bが設けられ、この孔19bを
介してレバー16の他端がドア11の内部に進入するよ
うになっている。
【0009】一対の弾性体21,21はシリコーンゴム
をそれぞれ略六面体に加工して形成され、それぞれの一
面にそれぞれの摺動子18,18が固着され、ケース体
19に収納された状態で一対の摺動子18,18がレバ
ー16を挟持するように収納される。一対の弾性体2
1,21はそれぞれの弾性により一対の摺動子18,1
8がレバー16を挟持するように付勢する。
をそれぞれ略六面体に加工して形成され、それぞれの一
面にそれぞれの摺動子18,18が固着され、ケース体
19に収納された状態で一対の摺動子18,18がレバ
ー16を挟持するように収納される。一対の弾性体2
1,21はそれぞれの弾性により一対の摺動子18,1
8がレバー16を挟持するように付勢する。
【0010】本発明の特徴ある構成は、一対の弾性体2
1,21がそれぞれ摺動子18,18を含んでレバー1
6を縦断する断面でぞれぞれの摺動子18,18をレバ
ー16の他端側に付勢するように略平行四辺形に形成さ
れ、かつドア11の開放時に断面略平行四辺形から断面
略長方形に近づくように変形可能に構成されたところに
ある。即ち図2に示すように、ドア11が開くに従って
保持部材17は実線矢印の方向にレバー16が挿入され
た状態で移動する。この移動により摺動子18,18は
レバー16との摺動抵抗により保持部材17の移動方向
と逆の方向に移動する。摺動子18,18の移動はそれ
ぞれの弾性体21,21を変形させ、それぞれの弾性体
21,21はその断面が略長方形になるようにケース体
19の内部に収納される。
1,21がそれぞれ摺動子18,18を含んでレバー1
6を縦断する断面でぞれぞれの摺動子18,18をレバ
ー16の他端側に付勢するように略平行四辺形に形成さ
れ、かつドア11の開放時に断面略平行四辺形から断面
略長方形に近づくように変形可能に構成されたところに
ある。即ち図2に示すように、ドア11が開くに従って
保持部材17は実線矢印の方向にレバー16が挿入され
た状態で移動する。この移動により摺動子18,18は
レバー16との摺動抵抗により保持部材17の移動方向
と逆の方向に移動する。摺動子18,18の移動はそれ
ぞれの弾性体21,21を変形させ、それぞれの弾性体
21,21はその断面が略長方形になるようにケース体
19の内部に収納される。
【0011】このように構成された車両用ドアチェック
装置14では、ドア11を開くときには、図2に示すよ
うに、それぞれの弾性体21,21は略長方形に変形す
る。その変形によりそれぞれの摺動子18,18をレバ
ー16に付勢する弾性体21,21の図2のL方向(上
側のみ示す)における変位量は、略長方形に変形しない
場合と比較して増加する。弾性体21,21の変位量の
増加は摺動子18,18がレバー16を挟持する圧力の
増加をもたらし、摺動子18,18とレバー16との摺
動抵抗は増加する。一方ドア11を閉じる場合には、保
持部材は図3の実線矢印で示す方向に移動し、それぞれ
の弾性体21,21はその断面形状が長方形状に変形す
ることはない。従って、摺動子18,18を付勢するた
めの弾性体21,21の変位量はドア11を開く場合に
比較して少ない。これによりドア11の閉止時の一対の
摺動子による摺動抵抗はドアを開く際の摺動抵抗よりも
小さい。
装置14では、ドア11を開くときには、図2に示すよ
うに、それぞれの弾性体21,21は略長方形に変形す
る。その変形によりそれぞれの摺動子18,18をレバ
ー16に付勢する弾性体21,21の図2のL方向(上
側のみ示す)における変位量は、略長方形に変形しない
場合と比較して増加する。弾性体21,21の変位量の
増加は摺動子18,18がレバー16を挟持する圧力の
増加をもたらし、摺動子18,18とレバー16との摺
動抵抗は増加する。一方ドア11を閉じる場合には、保
持部材は図3の実線矢印で示す方向に移動し、それぞれ
の弾性体21,21はその断面形状が長方形状に変形す
ることはない。従って、摺動子18,18を付勢するた
めの弾性体21,21の変位量はドア11を開く場合に
比較して少ない。これによりドア11の閉止時の一対の
摺動子による摺動抵抗はドアを開く際の摺動抵抗よりも
小さい。
【0012】本実施例における保持部材17を使用した
ドアを0〜80度の範囲で開閉したときの操作トルクを
プッシュプルゲージを用いて測定した。従来の図7に示
す保持部材3を使用したドアを比較例として同様にして
その操作トルクを測定した。この結果を図4に示す。図
4から明らかなようにドア開放時の最大トルクは比較例
が20.6N・mであるのに対して実施例は27.0N
・mであった。またドア閉止時の最大トルクは比較例が
17.6N・mであるのに対して実施例は12.0N・
mであった。なお、上記実施例では弾性体としてシリコ
ーンゴムを使用したが、ウレタンゴムなどでもよい。
ドアを0〜80度の範囲で開閉したときの操作トルクを
プッシュプルゲージを用いて測定した。従来の図7に示
す保持部材3を使用したドアを比較例として同様にして
その操作トルクを測定した。この結果を図4に示す。図
4から明らかなようにドア開放時の最大トルクは比較例
が20.6N・mであるのに対して実施例は27.0N
・mであった。またドア閉止時の最大トルクは比較例が
17.6N・mであるのに対して実施例は12.0N・
mであった。なお、上記実施例では弾性体としてシリコ
ーンゴムを使用したが、ウレタンゴムなどでもよい。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、一
対の弾性体をそれぞれ摺動子を含んでレバーを縦断する
断面で摺動子がレバーの他端側に付勢するように略平行
四辺形に形成し、かつドアの開放時に断面略平行四辺形
から断面略長方形に近づくように変形可能に構成したの
で、保持部材がドアを開く方向に移動すると摺動子を付
勢する弾性体の変位量が増加し、摺動子がレバーを挟持
する圧力を増加させ、その摺動抵抗は増加する。一方、
ドアを閉じる場合にはそれぞれの弾性体はその断面形状
が長方形状に変形することはない。この結果、ドア開放
時の摺動抵抗を増加させドアの閉止時の摺動抵抗を弱く
することができ、ドア開閉時の適切な節度感が得られ、
かつドアの閉止を容易に行うことができる。
対の弾性体をそれぞれ摺動子を含んでレバーを縦断する
断面で摺動子がレバーの他端側に付勢するように略平行
四辺形に形成し、かつドアの開放時に断面略平行四辺形
から断面略長方形に近づくように変形可能に構成したの
で、保持部材がドアを開く方向に移動すると摺動子を付
勢する弾性体の変位量が増加し、摺動子がレバーを挟持
する圧力を増加させ、その摺動抵抗は増加する。一方、
ドアを閉じる場合にはそれぞれの弾性体はその断面形状
が長方形状に変形することはない。この結果、ドア開放
時の摺動抵抗を増加させドアの閉止時の摺動抵抗を弱く
することができ、ドア開閉時の適切な節度感が得られ、
かつドアの閉止を容易に行うことができる。
【図1】本発明実施例のドアチェック装置の側面からみ
た断面図。
た断面図。
【図2】その装置の保持部材がドアが開く方向に移動し
た状態を示す断面図。
た状態を示す断面図。
【図3】その装置の保持部材がドアが閉じる方向に移動
した状態を示す図2に対応する図。
した状態を示す図2に対応する図。
【図4】その装置を使用したドアと従来の装置を使用し
たドアの開閉角度と操作トルクとの関係を示す図。
たドアの開閉角度と操作トルクとの関係を示す図。
【図5】図6のA−A線断面図。
【図6】本装置を取付けた車両を側面から見た一部断面
図。
図。
【図7】従来例を示す図1に対応する図。
【符号の説明】 11 車両用ドア 12 車体 16 ドアチェックレバー 17 保持部材 18 摺動子 19 ケース体 21 弾性体
Claims (1)
- 【請求項1】 一端が車体(12)にに枢支されたドアチェ
ックレバー(16)と、車両用ドア(11)の前端部に設けられ
前記ドア(11)の開閉時に前記レバー(16)から摺動抵抗を
受けるように前記レバー(16)を保持する保持部材(17)と
を備え、 前記保持部材(17)が前記レバー(16)に当接する一対の摺
動子(18,18)と、前記一対の摺動子(18,18)を収納するケ
ース体(19)と、前記ケース体(19)に収納され収納状態で
前記レバー(16)を挟持するように前記一対の摺動子(18,
18)を付勢する一対の弾性体(21,21)により構成された車
両用ドアチェック装置において、 前記一対の弾性体(21,21)はそれぞれ前記摺動子(18,18)
を含んで前記レバー(16)を縦断する断面で前記摺動子(1
8,18)を前記レバー(16)の他端側に付勢するように略平
行四辺形に形成されかつ前記ドア(11)の開放時に断面略
平行四辺形から断面略長方形に近づくように変形可能に
構成されたことを特徴とする車両用ドアチェック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5213195A JPH08244457A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 車両用ドアチェック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5213195A JPH08244457A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 車両用ドアチェック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08244457A true JPH08244457A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12906321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5213195A Pending JPH08244457A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 車両用ドアチェック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08244457A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6564425B2 (en) * | 2000-04-14 | 2003-05-20 | Gammastamp Spa | Vehicle door check device |
US7913354B2 (en) * | 2005-07-15 | 2011-03-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Automobile door checker |
-
1995
- 1995-03-13 JP JP5213195A patent/JPH08244457A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6564425B2 (en) * | 2000-04-14 | 2003-05-20 | Gammastamp Spa | Vehicle door check device |
US7913354B2 (en) * | 2005-07-15 | 2011-03-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Automobile door checker |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003118369A (ja) | 自動車用ドアチェッカ | |
US9404293B2 (en) | Vehicle door handle device | |
US7908709B2 (en) | Check link assembly | |
WO2005065169A3 (en) | Housing assembly with biased and removable door | |
JPH08244457A (ja) | 車両用ドアチェック装置 | |
JPH09256714A (ja) | 自動車用ドアチェッカ | |
GB986147A (en) | Improvements in or relating to articulated hinges | |
JP2008291599A (ja) | 車両用ドアチェッカ | |
US4561332A (en) | Torque wrench | |
JPH11303487A (ja) | 自動車用ドアチェッカ | |
USH358H (en) | Latch mechanism | |
CN108505863B (zh) | 一种门板缓冲助力装置及汽车 | |
CA2131739A1 (en) | Switch Assembly | |
JP2002283872A (ja) | アクセルペダル装置 | |
JPH10246052A (ja) | ドアチェック装置 | |
JP6451951B2 (ja) | 車両用ドアのアウトハンドル装置 | |
JPH10331502A (ja) | 自動車用ドアチェッカ | |
EP1467049A3 (de) | Tor | |
JPH0513886Y2 (ja) | ||
JPH0726253U (ja) | グローブボックス | |
JPH1143109A (ja) | 真空包装装置 | |
EP0131909A3 (en) | Device for the restraint and controlled opening of tilting elements, particularly of recessed mount ashtrays for motor vehicles | |
JPH0323501Y2 (ja) | ||
EP4365558A1 (en) | Balance with double draft shield | |
JP2004293249A (ja) | 車両用ドアチェッカ |