JPH08244018A - 水硬性無機質成形物の成形型 - Google Patents
水硬性無機質成形物の成形型Info
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- JPH08244018A JPH08244018A JP5124895A JP5124895A JPH08244018A JP H08244018 A JPH08244018 A JP H08244018A JP 5124895 A JP5124895 A JP 5124895A JP 5124895 A JP5124895 A JP 5124895A JP H08244018 A JPH08244018 A JP H08244018A
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- Japan
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- molding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複雑な外面形状を有する水硬性無機質成形物を
流し込み成形により精密成形することができる水硬性無
機質成形物の成形型を提供する。 【構成】開閉可能な一対の金型1間に成形すべき水硬性
無機質成形物を成形するキャビティ13が設けられ、そ
のキャビティ13に連通する成形材料の注入路14が設
けられた水硬性無機質成形物の成形型である。少なくと
も一方の金型1の内部に中空部121が形成され、その
型面から内部の中空部121に通じる抜き孔122が多
数設けられ、中空部121を外部より吸引することが可
能とされており、その型面に沿って多孔質合成樹脂製濾
過材3が当接するようにして配設されている。
流し込み成形により精密成形することができる水硬性無
機質成形物の成形型を提供する。 【構成】開閉可能な一対の金型1間に成形すべき水硬性
無機質成形物を成形するキャビティ13が設けられ、そ
のキャビティ13に連通する成形材料の注入路14が設
けられた水硬性無機質成形物の成形型である。少なくと
も一方の金型1の内部に中空部121が形成され、その
型面から内部の中空部121に通じる抜き孔122が多
数設けられ、中空部121を外部より吸引することが可
能とされており、その型面に沿って多孔質合成樹脂製濾
過材3が当接するようにして配設されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複雑な外面形状を有す
る水硬性無機質成形物の成形型に関するものである。
る水硬性無機質成形物の成形型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント、石膏、珪酸カルシウム
等の水硬性無機質成形物を成形する場合、過剰の水を混
合した流動性のある材料を成形型のキャビティ内に注入
し濾過材を介して型片に設けた抜き孔より脱水して成形
物を得る、流し込み成形法を採用することがある。
等の水硬性無機質成形物を成形する場合、過剰の水を混
合した流動性のある材料を成形型のキャビティ内に注入
し濾過材を介して型片に設けた抜き孔より脱水して成形
物を得る、流し込み成形法を採用することがある。
【0003】この場合、脱水は流動性原料の注入圧、及
び抜き孔からの負圧により行うのが通常であるが、濾過
材としては、例えば、特公昭61─51521号公報に
記載の如く、型表面に設けられた複雑な形状に合わせて
目的の成形物を得ることのできる合成樹脂布を用いる方
法が提案されている。又、成形材料として、例えば、特
開昭61─6183号公報に記載の如く、通気性セラミ
ック材料を用いる方法が提案されている。
び抜き孔からの負圧により行うのが通常であるが、濾過
材としては、例えば、特公昭61─51521号公報に
記載の如く、型表面に設けられた複雑な形状に合わせて
目的の成形物を得ることのできる合成樹脂布を用いる方
法が提案されている。又、成形材料として、例えば、特
開昭61─6183号公報に記載の如く、通気性セラミ
ック材料を用いる方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、濾過材として、特公昭61─51521号公
報に記載の如き合成樹脂布を用い、脱水を流動性原料の
注入圧、及び抜き孔からの負圧により合成樹脂布からな
る濾過材を介して行った場合に、合成樹脂布からなる濾
過材は伸張率に限界があるため、例えば、図4に示す如
く、抜き孔aから吸引しても、濾過材bの伸張率を超え
る複雑形状物c(例えば、鬼瓦)を成形する場合には、
濾過材bが伸びきれないために複雑な形状に形成された
型面に沿わず、空隙部dができてしまい、彫りの深いシ
ャープなエッジ模様の精密成形を行うことができないと
いう問題点があった。
方法では、濾過材として、特公昭61─51521号公
報に記載の如き合成樹脂布を用い、脱水を流動性原料の
注入圧、及び抜き孔からの負圧により合成樹脂布からな
る濾過材を介して行った場合に、合成樹脂布からなる濾
過材は伸張率に限界があるため、例えば、図4に示す如
く、抜き孔aから吸引しても、濾過材bの伸張率を超え
る複雑形状物c(例えば、鬼瓦)を成形する場合には、
濾過材bが伸びきれないために複雑な形状に形成された
型面に沿わず、空隙部dができてしまい、彫りの深いシ
ャープなエッジ模様の精密成形を行うことができないと
いう問題点があった。
【0005】又、濾過材として、特公昭61─6183
号公報に記載の如き通気性セラミック材料を用いた場合
には、割れ易く、又、割り難くするために厚肉にすると
目詰まりを起こすという問題点がある。
号公報に記載の如き通気性セラミック材料を用いた場合
には、割れ易く、又、割り難くするために厚肉にすると
目詰まりを起こすという問題点がある。
【0006】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、複雑な外面形状を有する水硬性無機質成形物を流し
込み成形により精密成形することができる水硬性無機質
成形物の成形型を提供することを目的としてなされたも
のである。
し、複雑な外面形状を有する水硬性無機質成形物を流し
込み成形により精密成形することができる水硬性無機質
成形物の成形型を提供することを目的としてなされたも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、開閉可能な一
対の金型間に成形すべき水硬性無機質成形物を成形する
キャビティが設けられ、そのキャビティに連通する成形
材料の注入路が設けられた水硬性無機質成形物の成形型
であって、少なくとも一方の金型の内部に中空部が形成
され、その型面から内部の中空部に通じる抜き孔が多数
設けられ、中空部を外部より吸引することが可能とされ
ており、その型面に沿って多孔質合成樹脂製濾過材が当
接するようにして配設されている水硬性無機質成形物の
成形型である。
対の金型間に成形すべき水硬性無機質成形物を成形する
キャビティが設けられ、そのキャビティに連通する成形
材料の注入路が設けられた水硬性無機質成形物の成形型
であって、少なくとも一方の金型の内部に中空部が形成
され、その型面から内部の中空部に通じる抜き孔が多数
設けられ、中空部を外部より吸引することが可能とされ
ており、その型面に沿って多孔質合成樹脂製濾過材が当
接するようにして配設されている水硬性無機質成形物の
成形型である。
【0008】本発明において、セメント系ペーストとし
ては、セメントと、水と、必要に応じて添加される、合
成繊維、減水剤、シリカヒューム、珪砂、川砂、フライ
アッシュ、ベントナイト、セピオライト、ウォラストナ
イト、炭酸カルシウム、マイカ、高炉スラグ等の添加物
とが混合されたものが使用される。
ては、セメントと、水と、必要に応じて添加される、合
成繊維、減水剤、シリカヒューム、珪砂、川砂、フライ
アッシュ、ベントナイト、セピオライト、ウォラストナ
イト、炭酸カルシウム、マイカ、高炉スラグ等の添加物
とが混合されたものが使用される。
【0009】セメントとは、ポルトランドセメント、ア
ルミナセメント、高炉セメント等の水硬性をものを指
す。
ルミナセメント、高炉セメント等の水硬性をものを指
す。
【0010】本発明において、多孔質合成樹脂製濾過材
としては、薄型多孔質の樹脂材料からなり、その外面形
状が、抜き孔が多数設けられ型面の内面形状に対応する
形状とされているものが使用される。多孔質合成樹脂製
濾過材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
アセタール、フッ素樹脂等の樹脂材料からなり、気孔径
10〜40μm、気孔率20〜60%の多孔を有し、厚
み0.5〜5mmのものが好適に使用される。
としては、薄型多孔質の樹脂材料からなり、その外面形
状が、抜き孔が多数設けられ型面の内面形状に対応する
形状とされているものが使用される。多孔質合成樹脂製
濾過材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
アセタール、フッ素樹脂等の樹脂材料からなり、気孔径
10〜40μm、気孔率20〜60%の多孔を有し、厚
み0.5〜5mmのものが好適に使用される。
【0011】本発明において、注入路には圧入手段が設
けられるのが好ましい。圧入手段としては、注入路中に
挿入し押圧可能なピストンロッド等が用いられる。ピス
トンロッドを用いる場合は、空圧もしくは油圧のシリン
ダー装置により押圧してもよいが、手動でくり返し押圧
してもよい。
けられるのが好ましい。圧入手段としては、注入路中に
挿入し押圧可能なピストンロッド等が用いられる。ピス
トンロッドを用いる場合は、空圧もしくは油圧のシリン
ダー装置により押圧してもよいが、手動でくり返し押圧
してもよい。
【0012】以下、本発明を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の水硬性無機質成形物の成形型の一例を
示す断面図である。図1において、1は金型であって、
上型11と下型12とからなる。上型11と下型12と
の間に成形すべき水硬性無機質成形物の外面形状に対応
する複雑な外面形状を有するキャビティ13が設けられ
ている。
図1は、本発明の水硬性無機質成形物の成形型の一例を
示す断面図である。図1において、1は金型であって、
上型11と下型12とからなる。上型11と下型12と
の間に成形すべき水硬性無機質成形物の外面形状に対応
する複雑な外面形状を有するキャビティ13が設けられ
ている。
【0013】上型11は、金属製材料からなり、キャビ
ティ13に連通する注入路14が設けられており、注入
路14には、斜め上方に設けられた原料タンク21が流
入路22を介して連結されている。流入路22の中途に
は注入用ポンプ23が設けられている。そして、原料タ
ンク21に充填されたセメント系ペーストを注入用ポン
プ23により流入路22、注入路14を経てキャビティ
13内に圧入することができるようにされている。
ティ13に連通する注入路14が設けられており、注入
路14には、斜め上方に設けられた原料タンク21が流
入路22を介して連結されている。流入路22の中途に
は注入用ポンプ23が設けられている。そして、原料タ
ンク21に充填されたセメント系ペーストを注入用ポン
プ23により流入路22、注入路14を経てキャビティ
13内に圧入することができるようにされている。
【0014】下型12は、繊維強化樹脂(FRP)から
なり、内部に中空部121が形成されており、型面は成
形すべき水硬性無機質成形物の複雑な外面形状に対応す
る複雑な内面形状に形成されている。その型面から内部
の中空部121に通じる抜き孔122が多数設けられ、
中空部121を外部の吸引機により吸引することにより
抜き孔122より吸引することができるようにされてい
る。
なり、内部に中空部121が形成されており、型面は成
形すべき水硬性無機質成形物の複雑な外面形状に対応す
る複雑な内面形状に形成されている。その型面から内部
の中空部121に通じる抜き孔122が多数設けられ、
中空部121を外部の吸引機により吸引することにより
抜き孔122より吸引することができるようにされてい
る。
【0015】下型12の中空部121は図示しない真空
吸引装置に連結され、その真空吸引装置により、抜き孔
122を通じて、−20〜70cmHg程度の真空吸引
を行うとが可能とされている。下型12の抜き孔122
のキャビティ側は、多孔質合成樹脂濾過材3で覆われ
る。
吸引装置に連結され、その真空吸引装置により、抜き孔
122を通じて、−20〜70cmHg程度の真空吸引
を行うとが可能とされている。下型12の抜き孔122
のキャビティ側は、多孔質合成樹脂濾過材3で覆われ
る。
【0016】尚、上型11と下型12とを閉じた状態の
金型1を図示しない振動装置上に載置し、その振動装置
により成形型1を振動させようにするのが好ましい。振
動の条件としては、100〜600VPMが好ましい。
金型1を図示しない振動装置上に載置し、その振動装置
により成形型1を振動させようにするのが好ましい。振
動の条件としては、100〜600VPMが好ましい。
【0017】図2は、図1に示す水硬製無機質成形物の
成形型の使用態様を説明する断面図であり、図3はその
要部を拡大して示す断面図である。
成形型の使用態様を説明する断面図であり、図3はその
要部を拡大して示す断面図である。
【0018】まず、真空吸引装置により、抜き孔122
を通じて、−20〜70cmHg程度の真空吸引を行う
とともに、セメント系ペースト4を圧入ポンプ23によ
り流入路22、注入路14を経てキャビティ13内に、
200〜1000ミリリットル/分の速度で圧入する。
を通じて、−20〜70cmHg程度の真空吸引を行う
とともに、セメント系ペースト4を圧入ポンプ23によ
り流入路22、注入路14を経てキャビティ13内に、
200〜1000ミリリットル/分の速度で圧入する。
【0019】このとき、キャビティ13内のエアーをセ
メント系ペースト4の圧入とともに抜き孔122からの
吸引により排出させるとともに、セメント系ペースト4
内のエアーや余分な水分を排出させつつ、セメント系ペ
ースト4をキャビティ13の細部に到るまで充填賦形さ
せることができる。
メント系ペースト4の圧入とともに抜き孔122からの
吸引により排出させるとともに、セメント系ペースト4
内のエアーや余分な水分を排出させつつ、セメント系ペ
ースト4をキャビティ13の細部に到るまで充填賦形さ
せることができる。
【0020】この状態にて、加温、高湿下にて一定時間
養生する。しかる後に、特に図示しないが、成形型を開
いて脱型することにより、セメント系硬化物を得る。
養生する。しかる後に、特に図示しないが、成形型を開
いて脱型することにより、セメント系硬化物を得る。
【0021】
【作用】本発明の水硬性無機質成形物の成形型は、少な
くとも一方の型片の内部に中空部が形成され、その型面
から内部の中空部に通じる抜き孔が多数設けられ、中空
部を外部より吸引することが可能とされており、その型
面に沿って多孔質合成樹脂製濾過材が当接するようにし
て配設されていることにより、成形時にキャビティ内の
エアーやキャビティに注入されたセメント系ペースト中
のエアーや余分な水分を抜き孔及び多孔質合成樹脂製濾
過材より排出させるとともに、多孔質合成樹脂製濾過材
を抜き孔が多数設けられた型面に密着させるようにし
て、キャビティ内の細部にまでセメント系ペーストを充
填させることができるので、複雑な外面形状が精密成形
され、且つ、気泡のない均一な品質を有する無機質硬化
体を得ることができる。
くとも一方の型片の内部に中空部が形成され、その型面
から内部の中空部に通じる抜き孔が多数設けられ、中空
部を外部より吸引することが可能とされており、その型
面に沿って多孔質合成樹脂製濾過材が当接するようにし
て配設されていることにより、成形時にキャビティ内の
エアーやキャビティに注入されたセメント系ペースト中
のエアーや余分な水分を抜き孔及び多孔質合成樹脂製濾
過材より排出させるとともに、多孔質合成樹脂製濾過材
を抜き孔が多数設けられた型面に密着させるようにし
て、キャビティ内の細部にまでセメント系ペーストを充
填させることができるので、複雑な外面形状が精密成形
され、且つ、気泡のない均一な品質を有する無機質硬化
体を得ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施例 普通ポルトランドセメント100重量部に、シリカヒュ
ーム5重量部を添加して、混合機にて混合した。この混
合物に、水36重量部と、アルキルアリルスルホン酸塩
を主成分とする減水剤(花王社製:商品名「マイティ1
50」)0.5重量部を添加して、混合機にて混合し
た。
ーム5重量部を添加して、混合機にて混合した。この混
合物に、水36重量部と、アルキルアリルスルホン酸塩
を主成分とする減水剤(花王社製:商品名「マイティ1
50」)0.5重量部を添加して、混合機にて混合し
た。
【0023】この混合物に、合成繊維としてビニロン繊
維(繊維長4mm、太さ1.8デニール)1重量部を添
加して、混合機にて揺動混合して、合成繊維を均一に分
散させ、セメント系ペーストを得た。尚、以上の混合機
として、千代田技術社製オムニミキサー(容量5l)を
使用した。
維(繊維長4mm、太さ1.8デニール)1重量部を添
加して、混合機にて揺動混合して、合成繊維を均一に分
散させ、セメント系ペーストを得た。尚、以上の混合機
として、千代田技術社製オムニミキサー(容量5l)を
使用した。
【0024】このセメント系ペーストを用い、図1に成
形型を用いて、多孔質合成樹脂製濾過材3として、トー
メイ工業社製、商品名「SPセル」(ポリエチレン製の
気孔径25μm、気孔率40%の多孔を有し、厚み3m
mのもの)を用い、図2,3を参照して説明した工程に
従って水硬性無機質成形物を成形し、60℃、90%R
Hの条件にて養生して無機質硬化体を得た。
形型を用いて、多孔質合成樹脂製濾過材3として、トー
メイ工業社製、商品名「SPセル」(ポリエチレン製の
気孔径25μm、気孔率40%の多孔を有し、厚み3m
mのもの)を用い、図2,3を参照して説明した工程に
従って水硬性無機質成形物を成形し、60℃、90%R
Hの条件にて養生して無機質硬化体を得た。
【0025】得られた無機質硬化体は、複雑な外面形状
が彫りの深いシャープな模様で精密成形され、且つ気泡
のない均一な品質を有するものであった。
が彫りの深いシャープな模様で精密成形され、且つ気泡
のない均一な品質を有するものであった。
【0026】比較例 多孔質合成樹脂性濾過材に代えて伸縮性の合成樹脂布を
用いたこと以外は実施例と同様にして無機質硬化体を得
た。得られた無機質硬化体は、複雑な外面形状がシャー
プな模様の精密成形されたものではなくぼやけた模様で
あった。
用いたこと以外は実施例と同様にして無機質硬化体を得
た。得られた無機質硬化体は、複雑な外面形状がシャー
プな模様の精密成形されたものではなくぼやけた模様で
あった。
【0027】
【発明の効果】本発明の水硬性無機質成形体の成形型
は、上記の如き構成とされているので、複雑な外面形状
が精密成形され、且つ、気泡のない均一な品質を有する
無機質硬化体を得ることができる。
は、上記の如き構成とされているので、複雑な外面形状
が精密成形され、且つ、気泡のない均一な品質を有する
無機質硬化体を得ることができる。
【図1】本発明の水硬性無機質成形体の成形型の一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】図1に示す成形型の使用態様を説明する断面図
である。
である。
【図3】図2の要部を拡大して示す断面図である。
【図4】従来の成形型の使用態様を説明する断面図であ
る。
る。
1 金型 3 多孔質合成樹脂濾過材 11 上型 12 下型 13 キャビティ 14 注入路 121 中空部 122 抜き孔
Claims (1)
- 【請求項1】 開閉可能な一対の金型間に成形すべき水
硬性無機質成形物を成形するキャビティが設けられ、そ
のキャビティに連通する成形材料の注入路が設けられた
水硬性無機質成形物の成形型であって、少なくとも一方
の金型の内部に中空部が形成され、その型面から内部の
中空部に通じる抜き孔が多数設けられ、中空部を外部よ
り吸引することが可能とされており、その型面に沿って
多孔質合成樹脂製濾過材が当接するようにして配設され
ていることを特徴とする水硬性無機質成形物の成形型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5124895A JPH08244018A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 水硬性無機質成形物の成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5124895A JPH08244018A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 水硬性無機質成形物の成形型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08244018A true JPH08244018A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12881658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5124895A Pending JPH08244018A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 水硬性無機質成形物の成形型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08244018A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003530286A (ja) * | 2000-04-11 | 2003-10-14 | ドクサ アクティボラグ | 化学結合セラミック生成物、その製造方法、方法の実施に使用するツールおよびツールの互換部品 |
JP2003530239A (ja) * | 2000-04-11 | 2003-10-14 | ドクサ アクティボラグ | 化学結合セラミック製品の作成方法、および製品 |
CN105599111A (zh) * | 2016-01-05 | 2016-05-25 | 佛山市恒力泰机械有限公司 | 一种陶瓷压砖机的砖坯排气方法 |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP5124895A patent/JPH08244018A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003530286A (ja) * | 2000-04-11 | 2003-10-14 | ドクサ アクティボラグ | 化学結合セラミック生成物、その製造方法、方法の実施に使用するツールおよびツールの互換部品 |
JP2003530239A (ja) * | 2000-04-11 | 2003-10-14 | ドクサ アクティボラグ | 化学結合セラミック製品の作成方法、および製品 |
CN105599111A (zh) * | 2016-01-05 | 2016-05-25 | 佛山市恒力泰机械有限公司 | 一种陶瓷压砖机的砖坯排气方法 |
CN105599111B (zh) * | 2016-01-05 | 2018-05-25 | 佛山市恒力泰机械有限公司 | 一种陶瓷压砖机的砖坯排气方法 |
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