JPH08243849A - 放電加工機の加工部回転方法及びその装置 - Google Patents
放電加工機の加工部回転方法及びその装置Info
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- JPH08243849A JPH08243849A JP7050702A JP5070295A JPH08243849A JP H08243849 A JPH08243849 A JP H08243849A JP 7050702 A JP7050702 A JP 7050702A JP 5070295 A JP5070295 A JP 5070295A JP H08243849 A JPH08243849 A JP H08243849A
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- Japan
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- tool electrode
- machining
- holder
- workpiece
- electric discharge
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23H—WORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
- B23H7/00—Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
- B23H7/26—Apparatus for moving or positioning electrode relatively to workpiece; Mounting of electrode
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23H—WORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
- B23H2400/00—Moving mechanisms for tool electrodes
- B23H2400/10—Moving mechanisms for tool electrodes for rotating the electrode
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 工具電極と加工物との間の相対回転を簡単、
かつ、小型の装置により行うことである。 【構成】 工具電極１７を保持する工具電極保持体１
８、又は、加工物を保持する加工物保持体から加工液を
円周方向に噴射させてその反力により工具電極保持体１
８、又は、加工物保持体を回転させるようにした。
かつ、小型の装置により行うことである。 【構成】 工具電極１７を保持する工具電極保持体１
８、又は、加工物を保持する加工物保持体から加工液を
円周方向に噴射させてその反力により工具電極保持体１
８、又は、加工物保持体を回転させるようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、工具電極と加工物とを
対向させ、工具電極を回転させながら両者間の放電によ
って加工物を任意形状に加工するようにした放電加工機
の加工部回転方法及びその装置に関するものである。
対向させ、工具電極を回転させながら両者間の放電によ
って加工物を任意形状に加工するようにした放電加工機
の加工部回転方法及びその装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、工具電極と加工物とを対向さ
せ、両者間の放電によって加工物を任意形状に加工する
ようにした放電加工方法においては、ワイヤーカット方
式と型彫方式とが採用されている。これらの方式の内、
工具電極の消耗の均一化を図ることや、チップ排出の良
好化・加工時間の短縮化・加工精度の向上化等を図るこ
とを目的として、工具電極や加工物を回転させることが
行われている。そのための装置としては、工具電極や加
工物を保持する工具電極保持体若しくは加工物保持体を
回転自在に取り付け、その工具電極保持体若しくは加工
物保持体を電動機やエアーモータにより回転駆動させて
いるものである。
せ、両者間の放電によって加工物を任意形状に加工する
ようにした放電加工方法においては、ワイヤーカット方
式と型彫方式とが採用されている。これらの方式の内、
工具電極の消耗の均一化を図ることや、チップ排出の良
好化・加工時間の短縮化・加工精度の向上化等を図るこ
とを目的として、工具電極や加工物を回転させることが
行われている。そのための装置としては、工具電極や加
工物を保持する工具電極保持体若しくは加工物保持体を
回転自在に取り付け、その工具電極保持体若しくは加工
物保持体を電動機やエアーモータにより回転駆動させて
いるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転駆動方式に
よれば、その駆動源として電動機やエアーモータを必要
とし、それらの駆動源を回転軸心に設けることが難しい
ため、駆動源と工具電極保持体若しくは加工物保持体と
をベルト結合することが行われている。そして、電動機
やエアーモータを動かす動力源としての電源やエアーポ
ンプ等が別個に必要である。そのため、装置が大型であ
り、かつ、重量が大きく、必然的にその価格も高い。し
かも、工具電極や加工物保持体を回転させる必要がない
場合と回転させる必要がある場合との切換時における段
取作業が大変であるという問題もある。
よれば、その駆動源として電動機やエアーモータを必要
とし、それらの駆動源を回転軸心に設けることが難しい
ため、駆動源と工具電極保持体若しくは加工物保持体と
をベルト結合することが行われている。そして、電動機
やエアーモータを動かす動力源としての電源やエアーポ
ンプ等が別個に必要である。そのため、装置が大型であ
り、かつ、重量が大きく、必然的にその価格も高い。し
かも、工具電極や加工物保持体を回転させる必要がない
場合と回転させる必要がある場合との切換時における段
取作業が大変であるという問題もある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
工具電極を保持する工具電極保持体から加工液を円周方
向に噴射させて前記工具電極保持体を回転させるように
したものである。
工具電極を保持する工具電極保持体から加工液を円周方
向に噴射させて前記工具電極保持体を回転させるように
したものである。
【０００５】請求項２記載の発明は、クランプホルダに
取り付けられるシャンクに工具電極を保持する工具電極
保持体を回転自在に取り付け、この工具電極保持体の外
周に円周方向に加工液を噴射する噴射孔を形成したもの
である。
取り付けられるシャンクに工具電極を保持する工具電極
保持体を回転自在に取り付け、この工具電極保持体の外
周に円周方向に加工液を噴射する噴射孔を形成したもの
である。
【０００６】請求項３記載の発明は、クランプホルダに
取り付けられるシャンクに工具電極を保持する工具電極
保持体を回転自在に取り付け、この工具電極保持体の外
周に円周方向に加工液を噴射する噴射孔を形成し、前記
クランプホルダと前記シャンクとの中心に加工液を通す
加工液通孔を形成し、この加工液通孔と前記噴射孔とを
連通したものである。
取り付けられるシャンクに工具電極を保持する工具電極
保持体を回転自在に取り付け、この工具電極保持体の外
周に円周方向に加工液を噴射する噴射孔を形成し、前記
クランプホルダと前記シャンクとの中心に加工液を通す
加工液通孔を形成し、この加工液通孔と前記噴射孔とを
連通したものである。
【０００７】請求項４記載の発明は、加工物を保持する
加工物保持体から加工液を円周方向に噴射させて前記加
工物保持体を回転させるようにしたものである。
加工物保持体から加工液を円周方向に噴射させて前記加
工物保持体を回転させるようにしたものである。
【０００８】請求項５記載の発明は、加工物を保持する
加工物保持体をテーブル上に回転自在に取り付け、この
加工物保持体の外周に円周方向に加工液を噴射する噴射
孔を形成したものである。
加工物保持体をテーブル上に回転自在に取り付け、この
加工物保持体の外周に円周方向に加工液を噴射する噴射
孔を形成したものである。
【０００９】
【作用】請求項１記載の発明によれば、放電加工時に使
用される加工液の噴流により工具電極を回転させること
ができ、これにより、電動機等の専用の駆動源を必要と
することなく工具電極の駆動力が得られ、同時に噴流に
より工具電極付近の加工液は撹拌される。
用される加工液の噴流により工具電極を回転させること
ができ、これにより、電動機等の専用の駆動源を必要と
することなく工具電極の駆動力が得られ、同時に噴流に
より工具電極付近の加工液は撹拌される。
【００１０】請求項２記載の発明によれば、工具電極保
持体に形成された噴射孔から加工液を噴射させることに
よりその工具電極保持体を回転させることができるた
め、きわめて小型・軽量に回転部分を形成することがで
きるものである。
持体に形成された噴射孔から加工液を噴射させることに
よりその工具電極保持体を回転させることができるた
め、きわめて小型・軽量に回転部分を形成することがで
きるものである。
【００１１】請求項３記載の発明によれば、工具電極保
持体に駆動力を与える加工液の供給が軸心部分に形成さ
れた加工液通孔を経て行われるため、全体の形状が小型
であり、その構造も簡単であり、段取工程を簡易化する
こともできるものである。
持体に駆動力を与える加工液の供給が軸心部分に形成さ
れた加工液通孔を経て行われるため、全体の形状が小型
であり、その構造も簡単であり、段取工程を簡易化する
こともできるものである。
【００１２】請求項４記載の発明によれば、放電加工時
に使用される加工液の噴流により加工物を回転させるこ
とができ、これにより、電動機等の専用の駆動源を必要
とすることなく加工物の駆動力が得られ、同時に加工液
全体を撹拌する。
に使用される加工液の噴流により加工物を回転させるこ
とができ、これにより、電動機等の専用の駆動源を必要
とすることなく加工物の駆動力が得られ、同時に加工液
全体を撹拌する。
【００１３】請求項５記載の発明によれば、加工物保持
体に形成された噴射孔から加工液を噴射させることによ
りその加工物保持体を回転させることができるため、き
わめて小型・軽量に回転部分を形成することができるも
のである。
体に形成された噴射孔から加工液を噴射させることによ
りその加工物保持体を回転させることができるため、き
わめて小型・軽量に回転部分を形成することができるも
のである。
【００１４】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図１及び図２に基づいて放電加工機１の構造
を説明する。この放電加工機１自体は、通常の構造のも
のである。すなわち、設置面２に高さ調整脚３を介在さ
せてベース４が設けられ、このベース４の上部には、ハ
ンドル５を回すことにより前後方向に移動するサドル６
が設けられている。このサドル６の上部には、ハンドル
７を回すことにより左右方向に移動するテーブル８が設
けられている。このテーブル８の上面には、上方に開放
して加工液９が蓄えられる箱状の加工液槽１０が取り付
けられており、この加工液槽１０の内部には、加工物を
保持する加工物保持体１１が設けられている。前記加工
液槽１０内の加工液９のレベルは、加工物の上方に５０
mm以上の加工液９が存在することが必要である。また、
前記テーブル８の後部には、コラム１２が立設されてお
り、このコラム１２には、ハンドル１３を操作すること
により昇降する昇降体１４が取り付けられている。この
昇降体１４の下方には、蛇腹１５を介して連結されたク
ランプホルダ１６が設けられている。このクランプホル
ダ１６の下方には、工具電極１７が選択的に取り付けら
れた工具電極保持体１８が着脱自在に設けられている。
さらに、側方には、コントロールパネルボックス１９が
設置されており、このコントロールパネルボックス１９
と前記放電加工機１とは連結体２０により電気的に接続
されている。この連結体２０の両端部は、互いに回動自
在に連結されているものであり、前記コントロールパネ
ルボックス１９の位置を必要に応じて調節できるように
配慮されている。
る。まず、図１及び図２に基づいて放電加工機１の構造
を説明する。この放電加工機１自体は、通常の構造のも
のである。すなわち、設置面２に高さ調整脚３を介在さ
せてベース４が設けられ、このベース４の上部には、ハ
ンドル５を回すことにより前後方向に移動するサドル６
が設けられている。このサドル６の上部には、ハンドル
７を回すことにより左右方向に移動するテーブル８が設
けられている。このテーブル８の上面には、上方に開放
して加工液９が蓄えられる箱状の加工液槽１０が取り付
けられており、この加工液槽１０の内部には、加工物を
保持する加工物保持体１１が設けられている。前記加工
液槽１０内の加工液９のレベルは、加工物の上方に５０
mm以上の加工液９が存在することが必要である。また、
前記テーブル８の後部には、コラム１２が立設されてお
り、このコラム１２には、ハンドル１３を操作すること
により昇降する昇降体１４が取り付けられている。この
昇降体１４の下方には、蛇腹１５を介して連結されたク
ランプホルダ１６が設けられている。このクランプホル
ダ１６の下方には、工具電極１７が選択的に取り付けら
れた工具電極保持体１８が着脱自在に設けられている。
さらに、側方には、コントロールパネルボックス１９が
設置されており、このコントロールパネルボックス１９
と前記放電加工機１とは連結体２０により電気的に接続
されている。この連結体２０の両端部は、互いに回動自
在に連結されているものであり、前記コントロールパネ
ルボックス１９の位置を必要に応じて調節できるように
配慮されている。
【００１５】つぎに、前記工具電極保持体１８の構造を
図３乃至図６に基づいて説明する。まず、前記クランプ
ホルダ１６に挿入されるシャンク２１が設けられ、この
シャンク２１には、その挿入深さを規定するためのクロ
スピン２２が直交状態で固定されている。また、前記シ
ャンク２１には、加工液通孔２３を構成する中心孔２４
がその軸心を貫通して形成されている。このようなシャ
ンク２１の下端には、結合ボルト２５により二個のベア
リング２６が取り付けられている。前記結合ボルト２５
の中心には、前記加工液通孔２３となる中心孔２７が貫
通して形成されているとともに、その頭部の外周は通電
用摺動面２８とされている。前記ベアリング２６の外周
には、ハウジング２９が嵌め合わされており、このハウ
ジング２９は、ボルト３０を介して結合されたベアリン
グ押え３１により軸方向の抜け止めがなされている。ま
た、前記ハウジング２９の下方中心には、前記結合ボル
ト２５の頭部を収納するとともに前記加工液通孔２３に
連通する空間部３２が形成されている。そして、前記ハ
ウジング２９の前記通電用摺動面２８の周囲には、二個
の金属製の通電用コマ３３が対称位置に配設され、これ
らの通電用コマ３３は、コイルバネ３４を介してイモネ
ジ３５により前記通電用摺動面２８に摺動自在に圧接さ
れている。さらに、前記ハウジング２９の空間部３２に
位置させてその中心を貫通する中心線上に連通孔３６が
貫通状態で形成され、これらの連通孔３６に直交する状
態で連通して前記ハウジング２９の外周の円周方向に開
口した二個の噴射孔３７が逆方向に向けて形成されてい
る。これらの噴射孔３７は、円周方向に開口するととも
に、噴流が加工液９の表面から飛散しないように、やや
下方に向けられている。そして、前記連通孔３６の外周
端部には、前記噴射孔３７の開口部分にまで達して加工
液９の噴射量を調節する噴射流量調節ネジ３８が取り付
けられている。このようなハウジング２９の下端には、
電極取付体３９がボルト４０により着脱自在に取り付け
られている。この電極取付体３９は、前記ハウジング２
９に接合する電極取付板４１とこの電極取付板４１の中
心に固定された筒状部４２とよりなり、この電極取付板
４１と筒状部４２との中心を貫通させて工具電極１７が
着脱自在に取り付けられている。この工具電極１７は、
所定の外径に形成された細長い加工部４３と前記電極取
付体３９にねじ着されるネジ部４４と前記空間部３２内
に位置する頭部４５とよりなり、前記空間部３２に連通
するように全体が中空のものである。そして、この頭部
４５の側面に当接する電極回転中心調節ネジ４６が前記
ハウジング２９にねじ結合されている。また、前記筒状
部４２には、工具電極押えネジ４７が取り付けられてい
る。
図３乃至図６に基づいて説明する。まず、前記クランプ
ホルダ１６に挿入されるシャンク２１が設けられ、この
シャンク２１には、その挿入深さを規定するためのクロ
スピン２２が直交状態で固定されている。また、前記シ
ャンク２１には、加工液通孔２３を構成する中心孔２４
がその軸心を貫通して形成されている。このようなシャ
ンク２１の下端には、結合ボルト２５により二個のベア
リング２６が取り付けられている。前記結合ボルト２５
の中心には、前記加工液通孔２３となる中心孔２７が貫
通して形成されているとともに、その頭部の外周は通電
用摺動面２８とされている。前記ベアリング２６の外周
には、ハウジング２９が嵌め合わされており、このハウ
ジング２９は、ボルト３０を介して結合されたベアリン
グ押え３１により軸方向の抜け止めがなされている。ま
た、前記ハウジング２９の下方中心には、前記結合ボル
ト２５の頭部を収納するとともに前記加工液通孔２３に
連通する空間部３２が形成されている。そして、前記ハ
ウジング２９の前記通電用摺動面２８の周囲には、二個
の金属製の通電用コマ３３が対称位置に配設され、これ
らの通電用コマ３３は、コイルバネ３４を介してイモネ
ジ３５により前記通電用摺動面２８に摺動自在に圧接さ
れている。さらに、前記ハウジング２９の空間部３２に
位置させてその中心を貫通する中心線上に連通孔３６が
貫通状態で形成され、これらの連通孔３６に直交する状
態で連通して前記ハウジング２９の外周の円周方向に開
口した二個の噴射孔３７が逆方向に向けて形成されてい
る。これらの噴射孔３７は、円周方向に開口するととも
に、噴流が加工液９の表面から飛散しないように、やや
下方に向けられている。そして、前記連通孔３６の外周
端部には、前記噴射孔３７の開口部分にまで達して加工
液９の噴射量を調節する噴射流量調節ネジ３８が取り付
けられている。このようなハウジング２９の下端には、
電極取付体３９がボルト４０により着脱自在に取り付け
られている。この電極取付体３９は、前記ハウジング２
９に接合する電極取付板４１とこの電極取付板４１の中
心に固定された筒状部４２とよりなり、この電極取付板
４１と筒状部４２との中心を貫通させて工具電極１７が
着脱自在に取り付けられている。この工具電極１７は、
所定の外径に形成された細長い加工部４３と前記電極取
付体３９にねじ着されるネジ部４４と前記空間部３２内
に位置する頭部４５とよりなり、前記空間部３２に連通
するように全体が中空のものである。そして、この頭部
４５の側面に当接する電極回転中心調節ネジ４６が前記
ハウジング２９にねじ結合されている。また、前記筒状
部４２には、工具電極押えネジ４７が取り付けられてい
る。
【００１６】つぎに、図７に基づいて加工液回路を説明
する。まず、加工液９が蓄えられた加工液タンク４８が
設けられ、この加工液タンク４８に加工液供給ポンプ４
９が接続され、この加工液供給ポンプ４９には、フィル
タ５０を介在させた切換弁５１と直接的に接続された切
換弁５２とがパラレルに接続されている。これらの切換
弁５１，５２には、加工液充満速度調節ノブ５３を介し
て前記加工液槽１０が接続され、この加工液槽１０は、
ドレーン５４を介して前記加工液タンク４８に接続され
ている。また、前記切換弁５１，５２には、ソレノイド
バルブ５５が接続され、このソレノイドバルブ５５に
は、弁５６を介して前記昇降体１４をパルス送りするた
めのパルス回路５７が接続されている。さらに、前記切
換弁５１，５２には、弁５８，５９を介して二つの前記
噴射孔３７が接続されている。この回路部分には、圧力
計６０も接続されている。一方、加工液９を供給するた
めの吸引回路６１が設けられ、この吸引回路６１は、弁
６２及び圧力計６３を介して前記加工液タンク４８に接
続されている。さらに、前記切換弁５１，５２は、吸引
バルブ６４を介して前記吸引回路６１と前記加工液タン
ク４８の接続部分に接続されている。また、前記加工液
タンク４８には、特別付属品として加工液冷却装置６５
が接続されている。
する。まず、加工液９が蓄えられた加工液タンク４８が
設けられ、この加工液タンク４８に加工液供給ポンプ４
９が接続され、この加工液供給ポンプ４９には、フィル
タ５０を介在させた切換弁５１と直接的に接続された切
換弁５２とがパラレルに接続されている。これらの切換
弁５１，５２には、加工液充満速度調節ノブ５３を介し
て前記加工液槽１０が接続され、この加工液槽１０は、
ドレーン５４を介して前記加工液タンク４８に接続され
ている。また、前記切換弁５１，５２には、ソレノイド
バルブ５５が接続され、このソレノイドバルブ５５に
は、弁５６を介して前記昇降体１４をパルス送りするた
めのパルス回路５７が接続されている。さらに、前記切
換弁５１，５２には、弁５８，５９を介して二つの前記
噴射孔３７が接続されている。この回路部分には、圧力
計６０も接続されている。一方、加工液９を供給するた
めの吸引回路６１が設けられ、この吸引回路６１は、弁
６２及び圧力計６３を介して前記加工液タンク４８に接
続されている。さらに、前記切換弁５１，５２は、吸引
バルブ６４を介して前記吸引回路６１と前記加工液タン
ク４８の接続部分に接続されている。また、前記加工液
タンク４８には、特別付属品として加工液冷却装置６５
が接続されている。
【００１７】このような構成において、放電加工を行う
には、加工物を加工物保持体１１に取り付けるととも
に、加工に必要な工具電極１７を保持する工具電極保持
体１８をクランプホルダ１６に取り付ける。そして、コ
ントロールパネルボックス１９のパネル操作により、ピ
ーク電流値・ギャップ電圧・ジャンプ時間・送り速度・
加工時間・パルスオン時間・パルスオフ時間等の加工条
件を設定する。放電加工時においては、加工液供給ポン
プ４９は駆動状態にあり、加工液槽１０内の加工液９の
レベルは、図示しないレベル制御手段により一定に保た
れている。同時に、加工液９は工具電極保持体１８の加
工液通孔２３を経て空間部３２に圧送され、工具電極１
７の内部を通って加工部４３先端から噴射されて加工時
に発生するチップの除去等を行う。また、加工液９は空
間部３２から連通孔３６を経て噴射孔３７から噴射され
る。この加工液９の噴射方向はハウジング２９の円周方
向であるので、加工物９の噴射の反力によりハウジング
２９は回転力を受け、ベアリング２６により保持されて
いるハウジング２９・ベアリング押え３１・工具電極１
７が一体となって回転する。これにより、工具電極１７
の加工部４３は、加工物に対して回転することになり、
その工具電極１７の加工部４３が均一に消耗する。ま
た、ハウジング２９からの加工液９の噴射は、加工液槽
１０内の加工液９を撹拌することになる。この撹拌は、
加工液槽１０内で加工液９が撹拌するように設定されて
いる状態に対してさらに撹拌力を与えるものであり、チ
ップ排出の良好化・加工時間の短縮化・加工精度の向上
に寄与する。
には、加工物を加工物保持体１１に取り付けるととも
に、加工に必要な工具電極１７を保持する工具電極保持
体１８をクランプホルダ１６に取り付ける。そして、コ
ントロールパネルボックス１９のパネル操作により、ピ
ーク電流値・ギャップ電圧・ジャンプ時間・送り速度・
加工時間・パルスオン時間・パルスオフ時間等の加工条
件を設定する。放電加工時においては、加工液供給ポン
プ４９は駆動状態にあり、加工液槽１０内の加工液９の
レベルは、図示しないレベル制御手段により一定に保た
れている。同時に、加工液９は工具電極保持体１８の加
工液通孔２３を経て空間部３２に圧送され、工具電極１
７の内部を通って加工部４３先端から噴射されて加工時
に発生するチップの除去等を行う。また、加工液９は空
間部３２から連通孔３６を経て噴射孔３７から噴射され
る。この加工液９の噴射方向はハウジング２９の円周方
向であるので、加工物９の噴射の反力によりハウジング
２９は回転力を受け、ベアリング２６により保持されて
いるハウジング２９・ベアリング押え３１・工具電極１
７が一体となって回転する。これにより、工具電極１７
の加工部４３は、加工物に対して回転することになり、
その工具電極１７の加工部４３が均一に消耗する。ま
た、ハウジング２９からの加工液９の噴射は、加工液槽
１０内の加工液９を撹拌することになる。この撹拌は、
加工液槽１０内で加工液９が撹拌するように設定されて
いる状態に対してさらに撹拌力を与えるものであり、チ
ップ排出の良好化・加工時間の短縮化・加工精度の向上
に寄与する。
【００１８】このようにして、加工時に必要な加工液９
を利用して工具電極１７は回転されることになるが、こ
のような機能が得られる機構としては、前述のようにハ
ウジング２９を回転自在に取り付けること、そのハウジ
ング２９に円周方向に向かって加工液９を噴射する噴射
孔３７を形成することだけで良いため、その構造が簡単
であるのみならず、装置全体が小型・軽量であり、しか
も、工具電極１７の交換も容易なものである。
を利用して工具電極１７は回転されることになるが、こ
のような機能が得られる機構としては、前述のようにハ
ウジング２９を回転自在に取り付けること、そのハウジ
ング２９に円周方向に向かって加工液９を噴射する噴射
孔３７を形成することだけで良いため、その構造が簡単
であるのみならず、装置全体が小型・軽量であり、しか
も、工具電極１７の交換も容易なものである。
【００１９】このような加工時において、工具電極１７
に対する電気的な接続は、シャンク２１を経て行われ
る。すなわち、シャンク２１・結合ボルト２５は、金属
製であるため電気的良導体であり、その結合ボルト２５
の頭部に形成された通電用摺動面２８と通電用コマ３３
との間で通電し、その通電用コマ３３・ハウジング２９
・電極取付体３９を経て工具電極１７に電圧が印加され
る。そのため、工具電極１７を保持するハウジング２９
が回転しても、固定的なシャンク２１からの電圧は、通
電用摺動面２８を備えた結合ボルト２５と通電用コマ３
３とを経て工具電極１７に印加されることになる。
に対する電気的な接続は、シャンク２１を経て行われ
る。すなわち、シャンク２１・結合ボルト２５は、金属
製であるため電気的良導体であり、その結合ボルト２５
の頭部に形成された通電用摺動面２８と通電用コマ３３
との間で通電し、その通電用コマ３３・ハウジング２９
・電極取付体３９を経て工具電極１７に電圧が印加され
る。そのため、工具電極１７を保持するハウジング２９
が回転しても、固定的なシャンク２１からの電圧は、通
電用摺動面２８を備えた結合ボルト２５と通電用コマ３
３とを経て工具電極１７に印加されることになる。
【００２０】なお、前記実施例においては、工具電極１
７が回転するようにしたものであるが、加工物保持体１
１に回転部材を設け、この回転部材に円周方向に開口す
る噴射孔を形成して加工液９を圧送するようにしても良
いものである。この場合には、加工時に加工物が回転す
るものであり、工具電極１７側は回転方向に固定して
も、或いは、回転させてもよいものである。
７が回転するようにしたものであるが、加工物保持体１
１に回転部材を設け、この回転部材に円周方向に開口す
る噴射孔を形成して加工液９を圧送するようにしても良
いものである。この場合には、加工時に加工物が回転す
るものであり、工具電極１７側は回転方向に固定して
も、或いは、回転させてもよいものである。
【００２１】
【発明の効果】請求項１記載の発明は、工具電極を保持
する工具電極保持体から加工液を円周方向に噴射させて
前記工具電極保持体を回転させるようにしたので、放電
加工時に使用される加工液の噴流により工具電極を回転
させることができ、これにより、電動機等の専用の駆動
源を必要とすることなく工具電極を回転させながら放電
加工を行うことができ、同時に噴流により工具電極付近
の加工液を撹拌することができる。
する工具電極保持体から加工液を円周方向に噴射させて
前記工具電極保持体を回転させるようにしたので、放電
加工時に使用される加工液の噴流により工具電極を回転
させることができ、これにより、電動機等の専用の駆動
源を必要とすることなく工具電極を回転させながら放電
加工を行うことができ、同時に噴流により工具電極付近
の加工液を撹拌することができる。
【００２２】請求項２記載の発明は、クランプホルダに
取り付けられるシャンクに工具電極を保持する工具電極
保持体を回転自在に取り付け、この工具電極保持体の外
周に円周方向に加工液を噴射する噴射孔を形成したの
で、工具電極保持体に形成された噴射孔から加工液を噴
射させることによりその工具電極保持体を回転させるこ
とができるため、きわめて小型・軽量に回転部分を形成
することができるものである。
取り付けられるシャンクに工具電極を保持する工具電極
保持体を回転自在に取り付け、この工具電極保持体の外
周に円周方向に加工液を噴射する噴射孔を形成したの
で、工具電極保持体に形成された噴射孔から加工液を噴
射させることによりその工具電極保持体を回転させるこ
とができるため、きわめて小型・軽量に回転部分を形成
することができるものである。
【００２３】請求項３記載の発明は、クランプホルダに
取り付けられるシャンクに工具電極を保持する工具電極
保持体を回転自在に取り付け、この工具電極保持体の外
周に円周方向に加工液を噴射する噴射孔を形成し、前記
クランプホルダと前記シャンクとの中心に加工液を通す
加工液通孔を形成し、この加工液通孔と前記噴射孔とを
連通したので、工具電極保持体に駆動力を与える加工液
の供給が軸心部分に形成された加工液通孔を経て行われ
るため、全体の形状が小型であり、その構造も簡単であ
り、段取工程を簡易化することもできる。
取り付けられるシャンクに工具電極を保持する工具電極
保持体を回転自在に取り付け、この工具電極保持体の外
周に円周方向に加工液を噴射する噴射孔を形成し、前記
クランプホルダと前記シャンクとの中心に加工液を通す
加工液通孔を形成し、この加工液通孔と前記噴射孔とを
連通したので、工具電極保持体に駆動力を与える加工液
の供給が軸心部分に形成された加工液通孔を経て行われ
るため、全体の形状が小型であり、その構造も簡単であ
り、段取工程を簡易化することもできる。
【００２４】請求項４記載の発明は、加工物を保持する
加工物保持体から加工液を円周方向に噴射させて前記加
工物保持体を回転させるようにしたので、放電加工時に
使用される加工液の噴流により加工物を回転させること
ができ、これにより、電動機等の専用の駆動源を必要と
することなく加工物の駆動力が得られ、同時に加工液全
体を撹拌することができる。
加工物保持体から加工液を円周方向に噴射させて前記加
工物保持体を回転させるようにしたので、放電加工時に
使用される加工液の噴流により加工物を回転させること
ができ、これにより、電動機等の専用の駆動源を必要と
することなく加工物の駆動力が得られ、同時に加工液全
体を撹拌することができる。
【００２５】請求項５記載の発明は、加工物を保持する
加工物保持体をテーブル上に回転自在に取り付け、この
加工物保持体の外周に円周方向に加工液を噴射する噴射
孔を形成したので、加工物保持体に形成された噴射孔か
ら加工液を噴射させることによりその加工物保持体を回
転させることができるため、きわめて小型・軽量に回転
部分を形成することができる。
加工物保持体をテーブル上に回転自在に取り付け、この
加工物保持体の外周に円周方向に加工液を噴射する噴射
孔を形成したので、加工物保持体に形成された噴射孔か
ら加工液を噴射させることによりその加工物保持体を回
転させることができるため、きわめて小型・軽量に回転
部分を形成することができる。
【図１】本発明の一実施例を示すもので、放電加工機の
正面図である。
正面図である。
【図２】その放電加工機の平面図である。
【図３】工具電極保持体の一部を切り欠いた正面図であ
る。
る。
【図４】図３のＡ−Ａ線断面図である。
【図５】図３のＡ−Ａ線よりも僅かに上の部分の水平断
平面図である。
平面図である。
【図６】図５のＢ−Ｂ線断面図である。
【図７】加工液の供給経路の回路図である。
８ テーブル ９ 加工液 １１ 加工物保持体 １６ クランプホルダ １７ 工具電極 １８ 工具電極保持体 ２１ シャンク ２３ 加工液通孔 ３７ 噴射孔
Claims (5)
- 【請求項１】 工具電極を保持する工具電極保持体から
加工液を円周方向に噴射させて前記工具電極保持体を回
転させるようにしたことを特徴とする放電加工機の加工
部回転方法。 - 【請求項２】 クランプホルダに取り付けられるシャン
クに工具電極を保持する工具電極保持体を回転自在に取
り付け、この工具電極保持体の外周に円周方向に加工液
を噴射する噴射孔を形成したことを特徴とする放電加工
機の加工部回転装置。 - 【請求項３】 クランプホルダに取り付けられるシャン
クに工具電極を保持する工具電極保持体を回転自在に取
り付け、この工具電極保持体の外周に円周方向に加工液
を噴射する噴射孔を形成し、前記クランプホルダと前記
シャンクとの中心に加工液を通す加工液通孔を形成し、
この加工液通孔と前記噴射孔とを連通したことを特徴と
する放電加工機の加工部回転装置。 - 【請求項４】 加工物を保持する加工物保持体から加工
液を円周方向に噴射させて前記加工物保持体を回転させ
るようにしたことを特徴とする放電加工機の加工部回転
方法。 - 【請求項５】 加工物を保持する加工物保持体をテーブ
ル上に回転自在に取り付け、この加工物保持体の外周に
円周方向に加工液を噴射する噴射孔を形成したことを特
徴とする放電加工機の加工部回転装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7050702A JPH08243849A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 放電加工機の加工部回転方法及びその装置 |
| TW084102369A TW274532B (en) | 1995-03-10 | 1995-03-13 | Rotary method and apparatus of EDM's electrode head |
| US08/611,789 US5753881A (en) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Method and apparatus for rotating a machining portion of an electrodischarge machine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7050702A JPH08243849A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 放電加工機の加工部回転方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08243849A true JPH08243849A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12866245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7050702A Pending JPH08243849A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 放電加工機の加工部回転方法及びその装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5753881A (ja) |
| JP (1) | JPH08243849A (ja) |
| TW (1) | TW274532B (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2527108C2 (ru) * | 2012-05-12 | 2014-08-27 | Общество с ограниченной ответственностью "ГЛАЗУРИТ" | Технологическая оснастка для локальной электроискровой обработки внутренних поверхностей тел вращения |
| DE102015208157B4 (de) | 2015-05-04 | 2017-06-14 | Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg | Schneidgasdüse und Laserschneidverfahren mit verschiebbarer Ventilhülse zum Einstellen der Strömungscharakteristik |
| CN108705162A (zh) * | 2018-08-13 | 2018-10-26 | 深圳创源航天科技有限公司 | 流体驱动的放电加工装置及方法 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3711676A (en) * | 1971-10-04 | 1973-01-16 | Cincinnati Milacron Inc | Dielectric-flow-directing edm electrode |
| JPS624527A (ja) * | 1985-07-01 | 1987-01-10 | Fanuc Ltd | 細孔加工用の放電加工装置 |
| JPS62251017A (ja) * | 1986-04-23 | 1987-10-31 | Mitsubishi Electric Corp | 切断加工装置 |
| JPS6422094A (en) * | 1987-07-17 | 1989-01-25 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | Resin composition for printed wiring board |
| JPH01289616A (ja) * | 1988-05-17 | 1989-11-21 | Toshiba Corp | 放電加工装置 |
| JPH0347972A (ja) * | 1989-07-14 | 1991-02-28 | C Uyemura & Co Ltd | 無電解金めっき液の分解防止方法 |
| JPH0435815A (ja) * | 1990-06-01 | 1992-02-06 | Mitsubishi Electric Corp | ワイヤカット放電加工装置 |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP7050702A patent/JPH08243849A/ja active Pending
- 1995-03-13 TW TW084102369A patent/TW274532B/zh active
-
1996
- 1996-03-06 US US08/611,789 patent/US5753881A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| TW274532B (en) | 1996-04-21 |
| US5753881A (en) | 1998-05-19 |
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