JPH08243841A - 高周波焼入れ用歯車粗形材及びその転造ダイス - Google Patents

高周波焼入れ用歯車粗形材及びその転造ダイス

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JPH08243841A
JPH08243841A JP5105895A JP5105895A JPH08243841A JP H08243841 A JPH08243841 A JP H08243841A JP 5105895 A JP5105895 A JP 5105895A JP 5105895 A JP5105895 A JP 5105895A JP H08243841 A JPH08243841 A JP H08243841A
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JP
Japan
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tooth
gear
induction hardening
rough
tooth portion
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Application number
JP5105895A
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English (en)
Inventor
Keisuke Tsunoda
佳介 角田
Noritaka Miyamoto
典孝 宮本
Masazumi Onishi
昌澄 大西
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】歯底円から突出し、ねじれ角を有する歯部が形
成された歯車であっても、輪郭焼入れ硬化層を形成した
場合に、高精度であり、かつ優れた耐久性を発揮可能な
歯車が得られるようにする。 【構成・作用】高周波焼き入れ前の歯車粗形材W1 は、
歯底円Rから突出し、ねじれ角θを有する歯部Tが形成
され、歯部Tは歯直角歯厚が歯幅方向の両端部まで略等
しく形成されている。この歯車粗形材W1 に高周波焼入
れ処理を施した場合、歯部Tが従来のような鋭角部Sを
一部欠いているため、エッジ効果が抑制されて輪郭焼入
れ硬化層がほぼ均一に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、はす歯歯車、ねじ歯
車、まがり歯かさ歯車、ハイポイドギア、ウォームギア
等のように、歯底円から突出し、ねじれ角を有する歯部
が形成された歯車に関する。より詳細には、輪郭焼入れ
硬化層を形成するためのその高周波焼入れ用歯車粗形材
と、その高周波焼入れ用歯車粗形材の転造ダイスとに関
する。
【0002】
【従来の技術】歯車を製造する場合、機械加工による方
法では、まずこの加工により歯車素材に歯部を賦形し、
歯車粗形材を成形する。また、熱間転造加工により歯車
素材に歯部を賦形し、歯車粗形材を成形することもなさ
れる。次いで、これらの歯車粗形材に浸炭焼入れ処理や
高周波焼入れ処理を施し、歯部に焼入れ硬化層を形成す
る。特にインラインでの製造工程では、工程の簡易性の
観点から、熱間転造加工により歯車粗形材を成形し、歯
車粗形材に高周波焼入れ処理をすることがなされてい
る。こうして得られた製品としての歯車は、焼入れ硬化
層により、優れた耐摩耗性及び強度を発揮する。
【0003】また、近年、歯車粗形材の歯部に対し、適
正な高周波を高出力で短時間だけ付与する高周波焼入れ
処理が開発されている(特開昭61−56243号公
報)。この高周波焼入れ処理により得られた歯車では、
歯部の歯形に沿った輪郭焼入れ硬化層が形成され、歯車
としての疲労強度が高められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、歯車として、
図15に示すはす歯歯車のように、歯底円Rから突出
し、ねじれ角(軸Xと平行な線X’を歯底円R上に仮定
した場合、歯底ツルマキ線Hが線X’となす角度)θを
有する歯部Tが形成されたものを製造する場合、上記浸
炭焼入れ処理又は歯部全体の高周波焼入れ処理では不都
合はないものの、上記輪郭焼入れ硬化層を形成する高周
波焼入れ処理を施すと、歯車に大きな歪や焼き割れが発
生しやすいことが明らかとなった。
【0005】すなわち、この種の歯車を製造するための
従来の歯車粗形材Wでは、歯部Tの両端部T1 、T2
歯車粗形材Wの両端面W1 、W2 と面一に形成されてい
たため、図16に示すように、その歯部Tが鋭角部Sと
鈍角部Dとを有することとなる。かかる歯車粗形材Wの
歯部Tに高周波焼入れ処理を施し、少なくとも歯部Tに
輪郭焼入れ硬化層を形成する。こうして得られるはす歯
歯車は、図17に示すように、歯部Tの表面の輪郭焼入
れ硬化層F1 が鋭角部S側で厚く、鈍角部D側で薄くな
ってしまう。これは、高周波コイルによって加熱される
質量が鈍角部D側よりも鋭角部S側の方が少なく、鋭角
部S側が鈍角部D側よりも加熱されやすい現象(エッジ
効果)が原因である。
【0006】こうして、輪郭焼入れ硬化層F1 が鋭角部
S側で厚く、鈍角部D側で薄くなれば、鋭角部S側でマ
ルテンサイト変態の膨脹が大きくなり、その影響が近傍
に及んでしまう。このため、歯車に大きな歪や焼き割れ
を生じる場合があり、歯車の歪が大きければ、他の部品
とともに組付けられた場合に片当たりを生じてしまう。
なお、高周波焼入れを上記公報と同様に行えば、歯部T
全体にも焼入れ硬化層F0 が形成され、歯部T全体もマ
ルテンサイト変態で膨脹するが、輪郭焼入れ硬化層F1
はマルテンサイト組織がより多く含有されるため、やは
りこの傾向が生じてしまう。
【0007】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであって、歯底円から突出し、ねじれ角を有する
歯部が形成された歯車であっても、輪郭焼入れ硬化層を
形成した場合に、高精度であり、かつ優れた耐久性を発
揮可能な歯車が得られるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の高周波焼入れ用歯車粗形材は、歯底円
から突出し、ねじれ角を有する歯部が形成された高周波
焼入れ用歯車粗形材において、前記歯部は、歯直角歯厚
が歯幅方向の両端部まで略等しく形成されていることを
特徴とする。
【0009】(2)請求項2の高周波焼入れ用歯車粗形
材の転造ダイスは、歯車素材に歯底円から突出してねじ
れ角を有する歯部を賦形する歯部賦形面が形成され、高
周波焼入れ用歯車粗形材を成形する一対の転造ダイスに
おいて、少なくとも一方の前記転造ダイスは、前記歯部
の歯直角歯厚を該歯部の歯幅方向の両端部まで略等しく
形成する凸部が両側部に突設されていることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】歯車を製造する場合、まず歯車素材から高周波
焼入れ用歯車粗形材を成形する。この歯車粗形材は、請
求項1に係るものであり、歯底円から突出してねじれ角
を有する歯部が形成され、この歯部は歯直角歯厚が歯幅
方向の両端部まで略等しくなるように形成されている。
このため、この歯車粗形材では、その歯部が従来のよう
な鋭角部を一部欠くものとなっている。
【0011】この請求項1の歯車粗形材を機械加工によ
り得ようとすれば、歯部の賦形とともに、歯部における
鋭角部の除去をも行わなければならず、工程の追加によ
り加工時間の延長及び製造コストの高騰を生じてしま
う。この点、請求項2に係る転造ダイスを用いれば、歯
部賦形面が歯車素材に歯部を賦形するとともに、少なく
とも一方の転造ダイスの両側部に突設された凸部がこの
歯部の歯直角歯厚を歯部の歯幅方向の両端部まで略等し
く形成する。このため、追加工程を要することなく、通
常の転造と同様の工程により請求項1に係る歯車粗形材
が得られる。
【0012】次いで、歯車粗形材の歯部に高周波焼入れ
処理を施すことにより、少なくとも歯部の歯形に沿った
輪郭焼入れ硬化層を歯部に形成する。こうして得られる
歯車は、歯部が従来のような鋭角部を一部欠いているた
め、エッジ効果が抑制されて歯部の表面の輪郭焼入れ硬
化層がほぼ均一に形成される。こうして、マルテンサイ
ト変態の膨脹が歯部表面のどの箇所でもほぼ均一とな
り、その影響も近傍に及びにくい。
【0013】
【実施例】以下、請求項1〜3の発明を具体化した実施
例を比較例とともに図面を参照しつつ説明する。 (実施例) 「成形工程」まず、図1(a)に示すように、一対の丸
型熱間転造ダイス1、2により、歯車素材W0 から高周
波焼入れ用はす歯歯車粗形材W1 を成形する。
【0014】歯車素材W0 は円筒状に形成されたJIS
S58からなり、軸A−A周りに回転可能に設けられて
いる。また、転造ダイス1は、円筒状のダイス本体3
と、このダイス本体3の両側部に一体に固定された側板
4、5とからなり、軸B−B周りに回転可能に設けられ
ている。ダイス本体3の外周面には、図1(b)に示す
ように、歯車素材W0 の歯部Tとそれぞれ整合し、歯底
面3a、傾斜面3b、歯先面3c及び傾斜面3dが順次
繰り返された歯部賦形面3eが形成されている。側板
4、5の外径はダイス本体3における歯部賦形面3eの
歯先面3cと面一に形成され、側板4、5には、図1
(a)、(b)に示すように、それぞれダイス本体3側
の軸直角平面4a、5aから多数の凸部4b、5bが軸
方向内側に突設されている。各凸部4bは、歯部賦形面
3eにおける歯底面3aの傾斜面3d側端部と対向する
軸直角平面4aの部分からねじれ角θで立ち上がり、歯
先面3cの傾斜面3d側端部で直角に折れ、傾斜面3d
の歯先面3c側端部と対向する軸直角平面4aの部分に
戻る略直角三角形状に形成されている。凸部5bも同様
である。
【0015】また、転造ダイス2も、円筒状のダイス本
体6と、このダイス本体6の両側部に一体に固定された
側板7、8とからなり、軸C−C周りに回転可能に設け
られている。ダイス本体6の外周面にも同様に歯部賦形
面6eが形成されている。また、側板7、8も同様に外
径が歯部賦形面6eの歯先面と面一に形成され、多数の
凸部7b、8bが軸方向内側に突設されている。
【0016】そして、図2に示す条件で熱間転造加工を
行なう。このとき、図3〜5に示すように、ダイス本体
3、6の歯部賦形面3e、6eが歯車素材W0 に歯部T
を賦形するとともに、側板4、5、7、8の凸部4b、
5b、7b、8bが従来の鋭角部Sを除去する。実施例
では、図5に示すように、鋭角部Sにおける歯先円と端
面との鋭角側の境界点をO点、歯先円と端面との鈍角側
の境界点をP2 点、P 2 点から直角に伸ばした線が歯先
円の境界線と交わる点をQ2 点とし、図4に示すよう
に、軸Xと平行な線X’を歯底円R上に仮定し、線X’
及び歯底ツルマキ線Hと直交する線Yと平行に線P2
2 で鋭角部Sを除去している。ここで、OP2 =1.
6mm、OQ2 =0.8mmであった。
【0017】こうして、追加工程を要することなく、通
常の熱間転造と同様の工程により図3に示すはす歯歯車
粗形材W1 が得られる。このため、この転造ダイス1、
2を用いれば、加工時間の延長及び製造コストの高騰を
生じるということはない。このはす歯歯車粗形材W
1 は、歯底円Rから突出し、ねじれ角(歯底ツルマキ線
Hが線X’となす角度)θを有する歯部Tが形成されて
いる。そして、この歯部Tは、従来の鋭角部Sの除去に
より歯直角歯厚Δが歯幅方向の両端部まで略等しくなる
ように形成されている。
【0018】「焼入れ工程」次いで、図6に示す条件で
はす歯歯車粗形材W1 の歯部Tに高周波焼入れ処理を施
す。なお、図6は歯底において温度管理をしている。こ
れにより、図7に示すように、歯部T全体に焼入れ硬化
層F0 を形成するとともに、歯部Tの表面に歯部Tの歯
形に沿った輪郭焼入れ硬化層F1 を形成する。
【0019】こうして得られた実施例のはす歯歯車で
は、歯部Tが従来のような鋭角部Sを欠いているため、
エッジ効果が抑制されて歯部Tの表面の輪郭焼入れ硬化
層F1がほぼ均一に形成された。 (比較例)従来の鋭角部Sを除去することなく、他の条
件を実施例1と同一として、比較例のはす歯歯車を得
た。 (試験1)実施例のはす歯歯車粗形材と比較例のはす歯
歯車粗形材とについて、高周波出力(kvA)と加熱温
度(℃)とを異ならせ、高周波焼入れ処理の際における
焼き割れの発生状況を観測した。結果を図8に示す。
【0020】図8に示すように、比較例のはす歯歯車粗
形材ではE0 を超える高周波出力及び加熱温度で焼き割
れが発生したのに対し、実施例のはす歯歯車粗形材では
0より高い値のE1 を超える高周波出力及び加熱温度
で焼き割れが発生した。したがって、実施例の方法によ
れば、均一加熱と均一冷却が可能となり、輪郭焼入れ硬
化層F1 を歯部Tの表面にほぼ均一に形成できるため、
比較例の方法よりもより高い値の高周波出力及び加熱温
度であっても、はす歯歯車に焼き割れを生じにくいこと
がわかる。 (試験2)実施例のはす歯歯車と比較例のはす歯歯車と
について、歯すじ誤差(μm)を測定した。結果を図9
に示す。
【0021】また、実施例のはす歯歯車と比較例のはす
歯歯車とを相手部品とともに組付け、応力(kgf/m
2 )と、破断するまでの繰返し数(回)とについて、
強度試験を行った。比較例のはす歯歯車は、相手部品に
組付けた際、歯部Tの一端部が相手部品に対して60μ
mも浮き上がっていた。結果を図10に示す。図9及び
図10より、実施例のはす歯歯車は、比較例のはす歯歯
車と比較して歯すじ誤差が小さく、かつ破断までの繰返
し数が多いことがわかる。これは、実施例の方法によれ
ば、はす歯歯車に大きな歪や焼き割れを生じにくいから
である。したがって、実施例のはす歯歯車は、高精度で
あり、かつ優れた耐久性を発揮できることがわかる。 (試験3)図11〜13に示すように、転造ダイスによ
り従来の鋭角部Sをどの程度除去すれば本発明の効果が
明確になるかを検討した。
【0022】すなわち、図5に示すように、P4 点、O
点、P2 点及びP3 点は軸Xと直角方向から見れば一直
線をなし、線O−P2 上にP1 点をとり、P1 点から歯
幅方向に直角に伸ばした線が歯先円の境界線と交わる点
をQ1 点、P3 点から歯幅方向に直角に伸ばした線が歯
先円の境界線と交わる点をQ3 点、とする。また、軸X
と直角方向から見て線P3 −Q3 の延長線と歯底円Rと
の交点をQ4 点とする。そして、図4と同様の図11で
は、歯底ツルマキ線Hと直交する線Yと平行に線P1
1 で鋭角部Sを除去している。また、図4と同様の図
12では、歯底ツルマキ線Hと直交する線Yと平行に線
3 −Q3 で鋭角部Sを除去している。同様に種々の体
積で鋭角部Sを除去する。
【0023】そして、実施例と同一の条件で熱間転造加
工を行なう。得られたはす歯歯車を相手歯車と噛合さ
せ、はす歯歯車の表面が剥離するピッチング強度を測定
する。このようにして、鋭角部Sを除去した後の1歯体
積(%)と、はす歯歯車のピッチング強度との関係を図
13に示す。図13より、1歯体積が78%未満では、
鋭角部Sを除去し過ぎているので、ピッチング強度が十
分でないことがわかる。1歯体積が78%は、P4 4
=2.9mm、P3 4 =5mmであった。一方、1歯
体積が97.6%を超えれば、通常の面取りと同程度で
あり、焼き割れ等が生じてしまった。したがって、1歯
体積が78〜97.6%の範囲となるように鋭角部Sを
除去することが好ましいことがわかる。
【0024】なお、図14に示すように、歯底ツルマキ
線Hと直交する線Yと平行でなく、線P3 −Q3 が歯底
円Rまで歯先面の歯直角方向の幅と等しい幅となるよう
に鋭角部Sを除去しても同様であった。また、鋭角部S
の除去後の歯部Tの各辺を通常程度面取りすることがで
きることはいうまでもない。かかる面取りは実施例の転
造ダイス1、2により同時に行なうことができる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、各請求項記載の発
明によれば、輪郭焼入れ硬化層を歯部の表面にほぼ均一
に形成できるため、それが歯底円から突出し、ねじれ角
を有する歯部が形成された歯車であっても、歯車に大き
な歪や焼き割れを生じにくく、他の部品とともに組付け
られた場合に片当たりを生じにくい歯車となる。したが
って、その歯車は高精度であり、かつ優れた耐久性を発
揮できる。
【0026】また、請求項の転造ダイスを用いれば、通
常の転造と同様の工程により請求項1に係る歯車粗形材
が得られて工程の追加がないため、上記優れた効果にか
かわらず、加工時間の延長及び製造コストの高騰を生じ
るということはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の製造方法に係り、(a)は転造ダイス
等を示す模式側面図、(b)は(a)のb−b矢視断面
図である。
【図2】実施例の製造方法に係り、熱間転造加工の時間
と温度との関係を示すグラフである。
【図3】実施例の製造方法に係り、熱間転造後のはす歯
歯車粗形材の模式斜視図である。
【図4】実施例の製造方法に係り、図3の要部拡大部分
斜視図である。
【図5】実施例の製造方法に係り、図4の模式側面図で
ある。
【図6】実施例の製造方法に係り、高周波焼入れ処理の
時間と温度との関係を示すグラフである。
【図7】実施例の製造方法に係り、図5のVII−VI
I矢視断面図である。
【図8】試験1に係り、高周波出力と加熱温度との関係
を示すグラフである。
【図9】試験2に係り、実施例と比較例との歯すじ誤差
を示すグラフである。
【図10】試験2に係り、実施例と比較例とについて、
繰返し数と応力との関係を示すグラフである。
【図11】試験3に係り、図4と同様の要部拡大部分斜
視図である。
【図12】試験3に係り、図4と同様の要部拡大部分斜
視図である。
【図13】試験3に係り、1歯体積とピッチング強度と
の関係を示すグラフである。
【図14】試験3に係り、図4と同様の要部拡大部分斜
視図である。
【図15】従来のはす歯歯車粗形材の模式斜視図であ
る。
【図16】従来のはす歯歯車粗形材に係り、図5と同様
の模式側面図である。
【図17】従来のはす歯歯車粗形材に係り、図16のX
VII−XVII矢視断面図である。
【符号の説明】 R…歯底円 θ…ねじれ角 T…歯部 W1 …高周波焼入
れ用歯車粗形材 W0 …歯車素材 F1 …輪郭焼入れ
硬化層 3e、6e…歯部賦形面 1、2…転造ダイ
ス 4b、5b、7b、8b…凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯底円から突出し、ねじれ角を有する歯部
    が形成された高周波焼入れ用歯車粗形材において、 前記歯部は、歯直角歯厚が歯幅方向の両端部まで略等し
    く形成されていることを特徴とする高周波焼入れ用歯車
    粗形材。
  2. 【請求項2】歯車素材に歯底円から突出してねじれ角を
    有する歯部を賦形する歯部賦形面が形成され、高周波焼
    入れ用歯車粗形材を成形する一対の転造ダイスにおい
    て、 少なくとも一方の前記転造ダイスは、前記歯部の歯直角
    歯厚を該歯部の歯幅方向の両端部まで略等しく形成する
    凸部が両側部に突設されていることを特徴とする高周波
    焼入れ用歯車粗形材の転造ダイス。
JP5105895A 1995-03-10 1995-03-10 高周波焼入れ用歯車粗形材及びその転造ダイス Pending JPH08243841A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005017393A1 (ja) * 2003-08-18 2005-02-24 Nsk Ltd. 減速装置及び該減速装置を製造する方法及び装置、及び該減速装置を備えた電動式パワーステアリング装置

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