JPH08243204A - キャップスキー板の製造方法 - Google Patents

キャップスキー板の製造方法

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JPH08243204A
JPH08243204A JP7729595A JP7729595A JPH08243204A JP H08243204 A JPH08243204 A JP H08243204A JP 7729595 A JP7729595 A JP 7729595A JP 7729595 A JP7729595 A JP 7729595A JP H08243204 A JPH08243204 A JP H08243204A
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JP
Japan
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ski
lower mold
manufacturing
cap
molding die
Prior art date
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Pending
Application number
JP7729595A
Other languages
English (en)
Inventor
Yorio Kurita
頼男 栗田
Masanori Mizutani
正則 水谷
Tadayoshi Yasuda
忠義 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキー板の上面と側面が一体に形成された、
いわゆるキャップスキー板と呼ばれるスキー板の製造方
法において、エッジのずれや、はずれを防止して確実に
成形できる方法を提供する。 【構成】 スキー板成形用の略コの字状の凹部を有する
上型9、下型10からなる成形型の凹部8に、スキー板
の上面と側面が一体となったスキー板を製造するための
構成部材を組み込み、前記上型9、下型10を閉じて、
加熱加圧して製造する工程において、スキー板の下面構
成部材を下型の凹部8に組み込む工程と、前記下型内に
組み込んだスキー下面構成部材の表面を下型の表面に固
定した係止ピン7により、前記下型内に固定する工程を
含むことを特徴とするキャップスキー板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキー板の製造方法に
関するものであり、更に詳しくは、スキー板の上面と側
面が一体に形成された、いわゆるキャップスキー板と呼
ばれるスキー板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スキー板20としては、図4に示
すように種々の材料からなる芯材13及び補強材15
と、それらの外表面で上側に載置される上面板11、左
右の側面に配置される側面板12、12、そしてその下
側には、左右のエッジ14、14間に結合される滑走面
材16及び補強材15等からなる下面構成部材が配置さ
れた積層スキー板が一般的である。前記スキー板を製造
する方法としては、上下の成形型の一方に下面構成部
材、芯材13、上面構成部材等の各種構成部材を配置
し、他方の成形型を載置して加熱加圧して成形する。従
って、ほとんどの構成部材は、成形型内に配置されて成
形されるため、前記各部材の組み込み作業時や、成形作
業時の例えば成形型の移動等により各部材がずれたりす
る恐れはなかった。また、特公昭63−31229号公
報に開示されているように、インジェクションスキー板
を製造する方法として、上型、側面型、下型とでスキー
板を成型する際に、側面型の内面に突起を設け、該突起
によりエッジを押圧支持する方法が開示されている。こ
の発明の方法は、従来の上面と側面が別体となった構成
のスキー板をインジェクション成形法にて成形する方法
であり、従来、上、下の2型で成形していたものを、側
面にエッジを押さえる突起を設けるために、側面型を設
け、硬化成形したスキー板は側面型を左右にスライドす
ることにより脱型する方法としたものである。最近で
は、前記スキー板の上面板と側面板とを一連に形成した
断面が略コの字状になった表面板からなる、いわゆるキ
ャップスキー板が見られるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記キャップスキー板
の製造方法としては、まず、断面略コの字状をなす表面
板を成形するために上面板と側面板を成形するのに十分
な長さ、幅及び厚みを有する平板状の表面材料2Aを用
意する。次に、図3に示すように、スキー板成形用の下
型10内に、滑走面材6、エッジ4、任意の材料からな
る補強材5等の下面構成部材を組み込み配置し、その上
側に芯材3、補強材5等と、前記表面材料2Aを配置
し、その上側から上面、側面を一体に形成するために、
断面略コの字状の上型9を載置して、加熱加圧しなが
ら、台形状の芯材3を介して表面材料2Aを台形状に変
形させて接着成形する。この時、前記表面材料2Aの縁
部を上型9、下型10の間にはさむことにより固定させ
て、硬化後、成形品を成形型より取り出し、図2に示
す、表面板2の縁部2aの不要な部分を除去してスキー
板とする。
【0004】従って、上型9と下型10のパーティング
に当たる部分は、スキー板の上面と側面が一体となった
表面板2の縁部2aとエッジ4との間になることから、
従って、下型10の凹部8に滑走面材6や補強材5と共
に前記エッジ4を組み込んだとき、該エッジ4の上面
は、下型10の側面10aと面一となるため、各部材を
組込む時や成形時に、前記エッジ4が組み込み位置から
ずれたり、下型10からはずれたりする問題点があっ
た。そこで本発明は、キャップスキー板を製造する方法
において、前記問題点を解決し、エッジのずれや、はず
れることを防止して確実に成形できる方法を提供しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、以下の方法とした。すなわち、スキー
板成形用の略コの字状の凹部を有する上型、下型からな
る成形型の凹部に、スキー板の上面と側面が一体となっ
たスキー板を製造するための構成部材を組み込み、前記
上型、下型を閉じて、加熱加圧して製造する工程におい
て、スキー板の下面構成部材を下型の凹部に組み込む工
程と、前記下型内に組み込んだスキー下面構成部材の表
面を下型の表面に固定した係止ピンにより前記下型内に
固定する工程を含むキャップスキー板の製造方法であ
る。前記係止ピンにより固定するのは、少なくとも下型
のスキー板の前接雪点より前方とし、必要に応じて、後
方の後接雪点より後方も固定しても良い。固定するため
の係止ピンとしては、スキー板の成形に影響を及ぼさな
い大きさと材料であることが好ましく、たとえば、スキ
ー板成形用の樹脂としてエポキシ樹脂を使用する場合
は、該樹脂との接着性が良好なABS樹脂、ウレタン樹
脂、ASPS樹脂等で、たとえば、直径2mm程度の太さ
のL字状に形成したものなどが好適である。
【0006】
【作用】本発明は、上面と側面が一体となったキャップ
スキー板を略コの字状の凹部を有する上、下の成形型を
用いて製造する工程において、下面構成部材を下型内に
組込み後、前記下面構成部材を下型表面に固定した係止
ピンにより下型内に固定する工程を含むことから、上、
下の成形型のパーティングにあたる部分の部材のずれを
簡単な操作で防止することができる。
【0007】
【実施例】本発明を以下に詳述する実施例により説明す
る。符号は従来例と同じものは、同一符号を用いた。図
1は本発明の実施例の製造方法を説明する斜視図であ
り、図2はその方法により製造されたキャップスキー板
の断面説明図である。図2に示す本実施例により製造さ
れたスキー板1は、滑走面材6、左右のエッジ4、4と
各種材料からなる補強材5等からなる下面構成部材の上
側に芯材3が載置され、該芯材3は場合によっては補強
材5により被覆され、その上側と側面を、スキー板の上
面と側面が一体になった、略コの字状に形成された表面
板2で覆われている。表面板2の端部には、縁部2aが
形成されており、該縁部2aは、エッジ4の端部に合わ
せて揃えられて接着され、その他の部材も同時に接着さ
れ、又、エッジ4の表面には、係止ピン7の腕7aが残
されて硬化成形されている。前記スキー板を製造する方
法について説明する。図1に示すように、まず、下型1
0内の凹部8に滑走面材6、硬化済または未硬化の補強
材5を配置し、その上にエッジ4を組み込む。従って、
左右のエッジ4が、組み込まれた各部材の最表面とな
り、下型10の深さと同一高さとなる。従って、前記下
面構成部材を下型10の凹部8に組み込む作業時に、下
型10からはずれやすくなる。このため、前記エッジ4
を組み込んだ後に、略L字型の係止ピン7の腕7aを下
面構成部材のエッジ上に張り出させ、脚部7bを下型1
0の表面に穿設された孔に嵌入して固定し、エッジ4が
成形型からはみださないように固定する。
【0008】次いで、前記下型10内に組み込まれた部
材の上に、ガラス繊維あるいはカーボン繊維のプリプレ
グ等の補強材5を被覆した芯材3を載置し、その上に、
スキー板の上面と側面をカバーするのに十分な長さ、
幅、厚みを有する表面材料2Aをかぶせ、上型9を前記
表面材料2Aの外側から押さえる。そして前記上、下型
を圧締し加熱硬化後、前記型から成形品を取り出し、成
形線Aから切断して縁部2aの不要部分を切削除去す
る。エッジ4を固定していた係止ピン7の不要部分であ
る脚部7bも切削除去され、腕部7aのみがスキー板中
に残されたまま、いわゆるキャップスキー板が得られ
る。また、本実施例では、表面板2は、表面材料2Aを
スキー板成形と同時に熱圧変形させて成形する方法とし
たが、予め、表面材料2Aを補強材5と共に略コの字状
の表面板2として成形したものを用いても良い。
【0009】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の方法によれば、下型に滑走面材、補強材、エッジ等の
下面構成部材を組み込み、その上に芯材、補強材を載置
し、表面材料をかぶせ、前記下型に略コの字状の凹部を
有する上型を載置して、キャップスキー板を製造する工
程において、下型に組み込んだ下面構成部材を係止ピン
により固定する工程を有する方法であることから、上下
の型を圧締する際に、構成部材がずれることを防止する
ことができるので、成形不良等を低減できる。また、係
止ピンで下面構成部材を押さえるために特別な装置を設
ける必要もなく、簡単で、作業性も向上し、生産効率が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の製造工程を示す説明図。
【図2】実施例の方法により製造されたスキー板の要部
断面説明図。
【図3】従来のスキー板の製造工程を示す説明図。
【図4】従来のスキー板の製造工程を示す説明図。
【符号の説明】
1 スキー板 2 表面板 2A 表面材料 2a 縁部 3 芯材 4 エッジ 5 補強材 6 滑走面材 7 係止ピン 7a 腕 7b 脚部 8 凹部 9 上型 10 下型 10a 側面 11 上面板 12 側面板 13 芯材 14 エッジ 15 補強材 16 滑走面材 17 上型 18 下型 20 スキー板 A 成形線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキー板成形用の略コの字状の凹部を有
    する上型、下型からなる成形型の凹部に、スキー板の上
    面と側面が一体となったスキー板を製造するための構成
    部材を組み込み、前記上型、下型を閉じて、加熱加圧し
    て製造する工程において、スキー板の下面構成部材を下
    型の凹部に組み込む工程と、前記下型内に組み込んだス
    キー下面構成部材の表面を下型の表面に固定した係止ピ
    ンにより、前記下型内に固定する工程を含むことを特徴
    とするキャップスキー板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記係止ピンにより固定するのは、下型
    のスキー板の長さ方向の前接雪点より前方であることを
    特徴とする請求項1記載のキャップスキー板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記係止ピンにより固定するのは、エッ
    ジであることを特徴とする請求項1又は、2記載のキャ
    ップスキー板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記係止ピンは、略L字状であり、該係
    止ピンの腕部を下面構成部材の表面に張り出させた状態
    で脚部を下型の表面に固定したことを特徴とする請求項
    1、2、又は3記載のキャップスキー板の製造方法。
JP7729595A 1995-03-07 1995-03-07 キャップスキー板の製造方法 Pending JPH08243204A (ja)

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