JPH08242755A - 複合積層生地及びそれを使用したベーカリー製品 - Google Patents

複合積層生地及びそれを使用したベーカリー製品

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JPH08242755A
JPH08242755A JP7077091A JP7709195A JPH08242755A JP H08242755 A JPH08242755 A JP H08242755A JP 7077091 A JP7077091 A JP 7077091A JP 7709195 A JP7709195 A JP 7709195A JP H08242755 A JPH08242755 A JP H08242755A
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JP
Japan
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dough
composite laminated
bakery product
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JP7077091A
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Keiichi Suzuki
圭一 鈴木
Bunji Sato
文治 佐藤
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Tsukishima Foods Industry Co Ltd
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Tsukishima Foods Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上層部がパイ生地、下層部がクッキー生地か
らなる圧延したシート状生地に千鳥状の切れ目を設けた
複合積層生地であり、パイ生地とクッキー生地との重量
比は70:30〜30:70が好ましい。また、この複
合積層生地を焼成前のベーカリー製品の生地の上部に載
置するか、又は焼成前の生地全体を包み込んだ後、焼成
したベーカリー製品である。 【効果】 複合積層生地は、冷凍可能であり、この複合
積層生地を焼成前のベーカリー製品の生地の上部に載置
するか、又は焼成前のベーカリー製品の生地全体を包み
込んだ後、焼成することにより、きれいに浮き上がった
菱形の網目模様に開口した形状のベーカリー製品を得る
ことができ、下層のクッキー生地及びベーカリー製品を
選択して組み合わせて独特の模様と色彩、風味及び食感
のベーカリー製品を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製菓・製パン用の複合
積層生地に関するものであり、また、この複合積層生地
を用いたベーカリー製品類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、圧延、成形してシート状にし
た生地に千鳥状の切れ目を入れた後、この千鳥状の切れ
目を開口させ、きれいな菱形の網目模様のあるベーカリ
ー製品を製造する方法は知られている。ビスケット類で
は、生地を圧延、成形したシート状生地の進行方向にむ
かって横又は斜方向に千鳥状の切れ目をつけ、次いでこ
の生地を連続して進行方向に別のベルトに移し、このベ
ルトの回転数を早くすることにより網目等の模様を形成
した後、焼成するビスケット、クラッカーの製造方法
(特開昭50−11979号公報)がある。また、パイ
製品の一つであるシュトゥルーデルの表面に形成される
網目模様を手作業なしで製造するパイ生地の製造方法
(特開平4−234940号公報)、透孔よりなる多数
の網目が形成された一方のパン生地を平板状の他方のパ
ン生地上に重ね合わせて成形し、焙炉、焼成した菓子パ
ンの製造方法(特公平5−42896号公報)等が知ら
れている。
【0003】前述のように、きれいな菱形の網目模様の
あるベーカリー製品を得るためには、圧延、成形したシ
ート状の生地に千鳥状の切れ目を入れた後、菱形の網目
模様とする専用の装置を使用して製造するか、又は、手
作業で圧延、成形したシート状の生地に千鳥状の切れ目
を入れた後、手作業でこの生地を引き延ばし、菱形の網
目模様とする方法が行われているのが現状である。
【0004】パイ生地は、生地層と油脂層の交互の折り
込みにより積層形成されたもので、薄い生地間の油脂が
焼成中に生地へ吸収されるのに伴ってそこに熱い空気が
入り込み膨化するものである。千鳥状の切れ目を入れた
パイ生地を、デニッュペストリー、スポンジケーキ、ア
イスボックスクッキー等のベーカリー製品の生地の上部
に載置して(又は、生地全体を包み込んで)焼成する
と、これらのベーカリー製品は、焼成中に縦方向もしく
は横方向にしか伸張しないか、高さ(厚み)方向へ伸張
するか、又は比較的に膨化、伸張度が低い製品であるの
できれいに菱形の網目模様に開口することが困難であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、従来の
技術に記載したような問題点を克服する目的で研究を行
った結果、上層部がパイ生地、下層部がクッキー生地か
らなる圧延したシート状生地に千鳥状の切れ目を設けた
複合積層生地を得たことにより本発明に到達したもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上層部がパイ
生地、下層部がクッキー生地からなる圧延したシート状
生地に千鳥状の切れ目を設けた、パイ生地とクッキー生
地との重量比が70:30〜30:70からなる複合積
層生地であり、また、この複合積層生地を焼成前のベー
カリー製品の生地の上部に載置するか、又は焼成前のベ
ーカリー製品の生地全体を包み込んだ後、焼成したベー
カリー製品である。
【0007】本発明の複合積層生地は、ベーカリー製品
の生地の上部に載置するか、生地全体を包み込んで焼成
すると、下層のクッキー生地は、伸張度が高く、焼成中
に膨化して全体に拡がり、上層のパイ生地の千鳥状の切
れ目を引っぱり開口する。一方、上層のパイ生地は、生
地層と油脂層が交互に折り込まれ積層形成されているの
で、主として高さ(厚み)方向へ膨化するので、複合積
層生地自身の膨化、伸張力で千鳥状の切れ目を、一定し
たきれいに浮き上がった菱形の網目模様に開口すること
ができるのである。
【0008】複合積層生地中のパイ生地が30重量%未
満では、複合積層生地を薄く圧延した時にパイ生地が切
れるか、焼成した場合に十分な浮き上がりのあるきれい
な菱形の網目模様を形成することができない。パイ生地
が70重量%を超えた場合は、クッキー生地量が少ない
為、クッキー生地の伸張力が弱いので複合積層生地とし
て機能が得られない。また、複合積層生地に設ける千鳥
状の切れ目は、上層のパイ生地部分だけに設けるのが最
適であるが、パイ生地及びクッキー生地の一部又は複合
積層生地全体に切れ目を設けても良い。また複合積層生
地の厚さは、1.5〜5mm、より好ましくは2〜3m
mが望ましい。
【0009】複合積層生地の厚さが1.5mmよりも薄
い場合、上層のパイ生地と下層のクッキー生地の全体の
重量が少なくなるのでパイ生地は十分な浮き上がりのあ
る、きれいな菱形の網目模様を形成することが出来ない
上、クッキー生地も十分な膨化伸張力を得られないので
千鳥状の切れ目を開口させることが出来ない。また、複
合積層生地の厚さが5mmよりも厚い場合、上層のパイ
生地と下層のクッキー生地の全体の重量が増えるので上
層のパイ生地は浮きすぎ、下層のクッキー生地も厚くな
りバランスが悪くなり、焼成時の火通りが悪くなり、見
栄えが悪いものとなる。
【0010】本発明のパイ生地とは、小麦粉(薄力粉、
強力粉)、水及び油脂製品(バター、マーガリン、ショ
ートニング等)を主原料とし、脱脂粉乳、卵、砂糖、食
塩等を添加混捏し、圧延して生地と油脂とが交互に重な
って多層構造になった生地であればよく、その製造法
は、常法である練り込み式又は折り込み式のどちらで製
造してもよい。また、得られたパイ生地は冷蔵(2〜5
℃)又は冷凍(−18℃以下)保存が可能である。
【0011】本発明のクッキー生地とは、小麦粉、糖
類、油脂製品及び食塩等を配合し、必要に応じて澱粉、
乳製品、卵、膨張剤等を配合、混捏して得られる生地で
あり、生地全体重量中、糖分及び脂肪分の合計量が40
重量%以上のものを言う。クッキー生地の風味付けとし
て、バター、チーズ等の乳製品、コーヒー、チョコレー
ト、ジャム類、ナッツ類及びフルーツ類を添加すること
もできる。また冷凍保存が可能である。
【0012】本発明において、複合積層生地と組み合わ
せることができるベーカリー製品としては、パン類、ケ
ーキ類、ビスケット類、フィリング類及びスイートポテ
ト等を挙げることができる。パン類とは、食パン、菓子
パン及び蒸しパン等を挙げるこができる。例えば、食パ
ンとしては、テーブルロール、バンズ、バターロール等
が挙げられる。菓子パンとしては、メロンパン、ジャム
パン、あんぱん、クリームパン、スイートロール及びデ
ニッシュロール等が挙げられる。蒸しパンとしては、蒸
しケーキ、肉まん、あんまん等が挙げられる。ケーキ類
としては、スポンジケーキ、バターケーキ、ビスケット
類としては、クッキー、ビスケット、パイ等及びフィリ
ング類としては、あん、ジャム類、フラワーペースト等
を挙げることができる。
【0013】パイ生地の製造法として常法である、折り
込み式で行う場合には、薄力粉、強力粉、脱脂粉乳、全
卵、油脂を加えてミキシングし、次いで水に溶かした砂
糖、食塩を加えてミキシングし、この生地を冷蔵庫で約
12時間保存する。次に得られた生地に対して折り込み
油脂(冷蔵保存)を折り込み、リバースシーターで1〜
2時間生地を冷蔵庫で休ませながらロールインを行って
所望の折り数(81〜256層)のブロック状のパイ生
地とし、冷蔵又は冷凍保存する。或いは冷蔵後、次の工
程に移ってもよい。
【0014】クッキー生地の製造法は、砂糖、全卵、香
料及び水に溶かした食塩、膨張剤並びに食用色素を加え
てミキシングしてペースト状とし、これに薄力粉及び他
の膨張剤を加え、次いで油脂製品を加えてミキシングし
てクッキー生地を得る。このクッキー生地を冷蔵庫で約
30〜60分のフロアータイムをとった後、押し出し成
形機により所望の形状のシート状のクッキー生地を得
る。この生地を、そのまま用いるか、又は、冷蔵、冷凍
保存する。
【0015】次いで、複合積層生地を製造する。まず、
ブロック状のパイ生地を、冷凍保存のものは冷蔵庫で解
凍した後、又は冷蔵保存しておいたパイ生地をシート状
のクッキー生地と同寸法(幅、長さ)とした後、パイ生
地とクッキー生地との重量比が70:30〜30:70
となるようにパイ生地をリバースシーターで延展してシ
ート状パイ生地とし、上層がパイ生地、下層がクッキー
生地となるように、両シート状生地を重ね合わせて複合
積層生地とし、さらに薄く圧延しシート厚を1.5〜5
mmとした後、ギッターローラーで千鳥状の切れ目を入
れ、所望の型で抜き、複合積層生地を得る。得られた生
地を冷蔵又は冷凍保存する。
【0016】本発明のベーカリー製品を得るには、常法
により作製したパン類、ケーキ類、ビスケット類等の焼
成前の生地の上部に複合積層生地を載置するか、又は焼
成前の生地全体を包み込んだ後、焼成することにより得
られる。又は複合積層生地でフィリング類及びスイート
ポテト等を包み込んだ後、焼成することにより得られ
る。
【0017】
【実施例】
実施例1 以下の配合及び製法によりブロック状パイ生地を作製し
た。
【0018】パイ生地配合 強力粉 50部 薄力粉 50部 砂糖 2部 マーガリン 5部 全卵(正味) 5部 水 55部 食塩 1部 脱脂粉乳 3部 折り込み用油脂 80部
【0019】前記配合原料中、薄力粉、強力粉、脱脂粉
乳、全卵、マーガリンを加えて低速30秒間ミキシング
し、これに水に溶かした砂糖、食塩を加えて低速3分、
中速3分間ミキシングし、この生地を2〜5℃の冷蔵庫
で約12時間保存した。次に得られた生地855gに対
して品温が2〜5℃の折り込み用油脂のシートマーガリ
ン(ロールマンV、月島食品工業株式会社製)400g
(対生地46%)を折り込みリバースシーターで圧延し
た後、生地を1時間冷蔵庫で休ませながら、3ッ折り3
回、4ッ折り1回のロールインを行って折り数が108
層、幅240mm、長さ320mm、厚さ35mmのブ
ロック状のパイ生地とし、冷蔵保存した。
【0020】以下の配合及び製法によりシート状クッキ
ー生地を作製した。 クッキー生地配合 薄力粉 100部 砂糖 80部 マーガリン 20部 全卵(正味) 20部 水 12部 食塩 0.6部 炭酸水素ナトリウム 1部 L−酒石酸水素カリウム 1部 メロン色素 0.03部 メロンフレーバー 0.1部
【0021】前記配合原料中、砂糖、全卵、香料及び水
に溶かした食塩、膨張剤並びに食用色素を加えて低速5
分間ミキシングし、これに薄力粉及び他の膨張剤を加え
て低速3分、中速3分間のミキシングを行い、続いてマ
ーガリンを加えて低速30秒、中速3分間ミキシング
し、クッキー生地を得た。得られたクッキー生地を冷蔵
庫で約30分のフロアータイムをとった後、押し出し成
形機(飯田製作所製)により幅280mm、長さ550
mm、厚み10mmのシート状のクッキー生地を得た。
【0022】次いで、冷蔵保存したブロック状のパイ生
地をシート状のクッキーと同寸法(幅、長さ)でパイ生
地とクッキー生地との重量比が、20:80(a)、3
0:70(b)、50:50(c)、70:30
(d)、80:20(e)となるようにブロック状のパ
イ生地をリバースシーターで延展してシート状パイ生地
とし、上層がパイ生地、下層がクッキー生地となるよう
に、両シート状生地を重ね合わせて複合積層生地とし、
さらに薄く圧延してシート厚を2mmにした後、ギッタ
ーローラーで千鳥状の切れ目を入れ、幅50mm、長さ
180mmの複合積層生地(a〜e)を作製し、冷蔵し
た。
【0023】以下の配合及び製法によりデニッシュペス
トリー生地を作製した。 デニッシュペストリー生地配合 強力粉 70部 薄力粉 30部 全卵(正味) 12部 砂糖 18部 マーガリン 10部 脱脂粉乳 3部 食塩 1.5部 イースト 6部 イーストフード 0.1部 水 46部 折り込み用油脂 49部
【0024】原料配合中、マーガリン、砂糖、脱脂粉
乳、食塩、全卵をミキシングし、ペースト状とし、これ
にイースト、イーストフードを水で溶かして加え、次い
で強力粉、薄力粉を加えて低速5分、中速4分間ミキシ
ングし、捏上げ温度24℃の生地とした後、フロアータ
イムを20分間とり、大分割後、2〜5℃で12時間の
低温長時間発酵を行った。得られたパン生地784gに
対して品温が2〜5℃の折り込み用油脂のシートマーガ
リン(ロールマンV、月島食品工業株式会社製)196
g(対生地25%)を折り込み、リバースシーターで3
ッ折りを2回のロールイン後、冷蔵庫で30分間冷却し
た後、3ッ折りを1回行って厚さ20mm層状のパン生
地を得た。
【0025】このパン生地を6mmの厚さに圧延し、幅
80mm、長さ200mmにカットし、90gに分割し
て天板に平たくならべて温度33℃、湿度80%のホイ
ロで60分間発酵させた後、複合積層生地(a)をデニ
ッシュペストリー生地の上部に載置して190℃で13
分間焼成してデニッシユペストリー(A)を得た。以
下、同様にしてデニッシユペストリー(B〜E)を得
た。得られたデニッシュペストリー(A〜E)につい
て、複合積層生地部分の状態を観察し、以下の3段階で
評価した。◎は非常に良い、○は良い、△はやや劣るが
許容の範囲、×は不良を示すもので、結果を表1に示し
た。
【0026】
【表1】
【0027】複合積層生地中のパイ生地が30重量%〜
70重量%のB、C、Dでは、複合積層生地自身(c〜
d)の膨化、伸張力で、デニッシュペストリーの上部に
載置した複合積層生地の千鳥状の切れ目を、一定したき
れいに浮き上がった菱形の網目模様を有するとともに、
下層のクッキー生地により色彩的にも鮮やかであり、か
つ、メロン風味が感じられ、デニッシュペストリー単独
のものとは違った独特の模様と色彩、風味及び食感を得
ることができた。
【0028】一方、複合積層生地中のパイ生地が20重
量%のAでは、複合積層生地を薄く圧延した時にパイ生
地が切れるか、焼成した場合に十分な浮き上がりのある
きれいな菱形の網目模様を形成することができず、ま
た、70重量%を超えたEでは、クッキー生地量が少な
い為、クッキー生地の伸張力が弱いので複合積層生地と
して機能が得られず、菱形の網目模様を形成することが
できなかった。
【0029】実施例2 以下の配合及び製法によりスポンジケーキ生地を作製し
た。 スポンジケーキ生地配合 薄力粉 100部 全卵(正味) 130部 砂糖 90部 液糖 20部 ショートニング 20部 起泡性乳化脂 12部 ベーキングパウダー 2部 水 15部
【0030】砂糖、液糖、起泡性乳化脂(パホーマー、
月島食品工業株式会社製)と少量の全卵を加えて、低速
30秒、中速30秒間ミキシングしてペースト状とし、
残りの全卵とショートニング(ラール、月島食品工業株
式会社製)を加えて低速20秒間ミキシングし、次に薄
力粉、ベーキングパウダー及び水を加えて低速30秒、
高速4分間のミキシングを行って最終生地比重0.53
〜0.55の生地を得た。このスポンジケーキ生地を底
径100mm、口径110mm、高さ28mmの耐熱カ
ップに65g入れた後、実施例1の複合積層生地(c)
を直径110mmの型で抜き、これをスポンジケーキ生
地の上に載置して190℃で15分間焼成して菱形の網
目模様を有するスポンジケーキを得た。
【0031】得られたスポンジケーキは、菱形の網目模
様を有し、色彩的にも風味的にも、単独のものとは違っ
た独特の模様と色彩、風味及び食感のあるスポンジケー
キであった。
【0032】実施例3 以下の配合及び製法によりアイスボックスクッキー生地
を作製した。 アイスボックスクッキー生地配合 薄力粉 100部 全卵(正味) 24部 砂糖 55部 マーガリン 45部 脱脂粉乳 5部 ベーキングパウダー 0.3部 食塩 0.5部 バニラオイル 適量
【0033】マーガリン、砂糖、食塩を加えて低速30
秒、高速4分間ミキシングした後、バニラオイル適量を
加え、次いで全卵を3回に分けて加えながらミキシング
していき、さらに薄力粉、脱脂粉乳及びベーキングパウ
ダーを軽く合わせて生地を調製して冷凍後、一辺が35
mm、厚さ0.5mmの立方体のアイスボックスクッキ
ー生地を得た。
【0034】以下の配合及び製法によりシート状クッキ
ー生地を作製した。 クッキー生地配合 薄力粉 100部 砂糖 80部 マーガリン 20部 全卵(正味) 20部 水 15部 食塩 0.6部 炭酸水素ナトリウム 1部 L−酒石酸水素カリウム 1部 ココアパウダー 12部 チョコレートフレーバー 0.1部
【0035】実施例1のシート状クッキー生地の製法で
チョコレート味のシート状クッキー生地を作製後、これ
を用いて実施例1と同様の方法で、一辺が35mm、厚
さ2mmの立方体の複合積層生地を得た。得られた複合
積層生地をアイスボックスクッキー生地の上部に載置し
て、190℃で10分間焼成してアイスボックスクッキ
ーを得た。
【0036】得られたアイスボックスクッキーは、菱形
の網目模様を有し、色彩的にも風味的にも、従来のもの
とは違った特有の色彩、風味のアイスボックスクッキー
であった。
【0037】実施例4 以下の配合及び製法によりスイートポテト生地を作製し
た。 スイートポテト生地配合 サツマイモペースト 100部 砂糖 20部 食塩 0.3部 マーガリン 12部 卵黄 10部 生クリーム 2.5部 蜂蜜 2.5部
【0038】配合原料の全てを静かに、ホイップしない
ように混ぜ合わせた後、直径30mm、長さ70mmの
円柱状の生地として、この生地の表面に卵黄を塗布す
る。次いで実施例3で製造した複合積層生地を幅30m
m、長さ70mmに型抜きしてスイートポテト全体を包
み込み、200℃で15分間焼成してスイートポテトを
得た。
【0039】得られたスイートポテトは、菱形の網目模
様を有し、色彩的にも風味的にも、従来のものとは違っ
た特有の色彩、風味のスイートポテトであった。
【0040】
【発明の効果】本発明の複合積層生地を焼成前のベーカ
リー製品の生地の上部に載置するか、又は焼成前のベー
カリー製品の生地全体を包み込んだ後、焼成することに
より、きれいに浮き上がった菱形の網目模様に開口した
形状のベーカリー製品を得ることができ、下層のクッキ
ー生地及びベーカリー製品を選択して組み合わせて独特
の模様と色彩、風味及び食感のベーカリー製品を提供す
ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上層部がパイ生地、下層部がクッキー生
    地からなる圧延したシート状生地に千鳥状の切れ目を設
    けた複合積層生地。
  2. 【請求項2】 パイ生地とクッキー生地との重量比が7
    0:30〜30:70である請求項1記載の複合積層生
    地。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の複合積層生地を焼成前の
    ベーカリー製品の生地の上部に載置するか、又は焼成前
    の生地全体を包み込んだ後、焼成したベーカリー製品。
JP7077091A 1995-03-09 1995-03-09 複合積層生地及びそれを使用したベーカリー製品 Pending JPH08242755A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102536767B1 (ko) * 2022-10-25 2023-05-30 주식회사 브레인웨이브 블루베리 스콘의 제조방법 및 이로부터 제조된 블루베리 스콘

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