JPH08242474A - ディジタル構内交換機のファイル更新方法 - Google Patents

ディジタル構内交換機のファイル更新方法

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JPH08242474A
JPH08242474A JP7043088A JP4308895A JPH08242474A JP H08242474 A JPH08242474 A JP H08242474A JP 7043088 A JP7043088 A JP 7043088A JP 4308895 A JP4308895 A JP 4308895A JP H08242474 A JPH08242474 A JP H08242474A
Authority
JP
Japan
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private branch
standby
processor
branch exchange
storage unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP7043088A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Nagashima
宏彰 長島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】システムの運用を中断することなく、新規ソフ
トウェアに交換を行うことを可能とする。 【構成】二重化されたプロセッサ装置100のうち、現
用系として用いている0系プロセッサ群を運用中のま
ま、待機系として用いている1系プロセッサ群の動作状
態を一旦停止させた後、新規プログラムでIPL(イニ
シャルプログラムローディング)を行い、その後共有メ
モリデータ130を介して現用系の0系プロセッサのデ
ータベースの内容をそれぞれ対応する待機系の1系プロ
セッサに転送して内部のメモリに記憶させる。その後、
現用系と待機系のプロセッサ群を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オフィスや事業所等
に設置されるディジタル構内交換機のファイル更新方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル構内交換機は、時分割多重し
たディジタル信号を用いて、構内の内線電話機相互間お
よび内線電話機と加入電話回線あるいは専用線との間の
交換接続を行うもので、ユーザ毎に個別のシステムを構
成して運用されている。また、通常保守コンソールから
このシステムに各種カスタマデータが投入されるが、大
規模なディジタル構内交換機においては、膨大な量のカ
スタマデータが投入されている。なお、その作業量や作
業時間は極めて大きなものである。
【0003】ところで、このようなディジタル構内交換
機は運用開始後に新たな機能がユーザより要求されるこ
とがしばしばある。このような要求に対処する方法とし
て、例えば以下に示す2つの方法がある。 (1)使用しているプログラムを一部変更することで対
処する方法。 (2)プログラム自体を新たな機能を追加したソフトウ
ェアに交換して対処する方法。 上記2つの方法のうち、(1)の方法はプログラムの変
更のみを行うため安全かつ容易なのは明白であるが、ソ
フトウェアの変更量の問題、作業上の困難性等の技術的
問題により(2)の方法で対処せざるを得ない場合も生
じ得る。
【0004】しかしながら、従来の(2)の方法では、
ソフトウェア交換の際に、一旦ディジタル構内交換機全
体を停止しなければならないため、その間、交換処理が
行われずユーザに多大な迷惑を及ぼす。また、プログラ
ム更新終了後にそれまでに蓄積されていた膨大な量のカ
スタマデータを再度投入しなければならず、これに伴う
労力が大変大きかった。また、あまり変更することのな
いシステム構成情報や、変更頻度の少ない基本的なデー
タについては比較的容易に再投入することができるが、
運用開始後にユーザ側で任意に投入されたサービスオー
ダ的なデータは管理状態によっては復旧ができない虞れ
があるという問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、デ
ィジタル構内交換機の従来のファイル更新方法では、一
旦ディジタル構内交換機全体を停止しなければならない
ため、その間の交換業務に支障を来たし、また上述した
ような膨大な量のカスタマデータを再度投入しなければ
ならないため、その作業に多くの時間と労力を要すると
ともに、管理状態によってカスタマデータの復旧ができ
ない虞れがあるという問題があった。
【0006】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、システムの運用を中断することなく新規ソフ
トウェアへの更新を行なえ、しかも更新作業を簡単かつ
短時間に行えると共に更新前のデータベースを完全に復
旧することができるディジタル構内交換機のファイル更
新方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係るディジタル構内交換機のファイル
更新方法は、以下の如く構成されている。この発明に係
るディジタル構内交換機のファイル更新方法は、少なく
とも、交換処理に係わる制御プログラムおよび制御デー
タからなるファイルを蓄積する記憶部と、この記憶部に
蓄積されたファイルを基に交換処理を実行する制御部と
が二重化され、一方が現用系、他方が待機系として運用
されるディジタル構内交換機のファイル更新方法におい
て、現用系の運用状態を保持した上で待機系の動作を一
時停止させる工程と、一時停止された待機系の記憶部上
で制御プログラムの更新処理を行なう工程と、制御プロ
グラムの更新処理終了後に、現用系の記憶部の制御デー
タを待機系の記憶部へ転送する工程と、制御データの転
送後に現用系と待機系とを切り替える工程とを備えてい
る。
【0008】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用を生じ
る。現用系プロセッサ群は運用状態のままで、待機系に
おいて新規プログラムの更新が行なわれる。このためフ
ァイル更新中でも交換業務が中断せずに継続して行われ
ることになり、このためユーザに迷惑を及ぼす不具合は
解消される。現用系に保存されていたデータベースがそ
のまま待機系に転送されることにより反映されるので、
データベースの引き継ぎを短時間にかつもれなく行うこ
とが可能になり、しかも運用開始後にユーザによって任
意に投入されたカスタマデータを確実に復旧させること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例に
ついて詳細に説明する。図1は、この発明の一実施例に
係るディジタル構内交換機の構成を示すブロック回路図
であり、EXはディジタル構内交換機、DTL1〜DT
Lnは多機能電話機、NTL1〜NTLmは標準電話機
をそれぞれ示している。
【0010】ディジタル構内交換機EXは、各々内線1
1〜1nを介して上記多機能電話機DTL1〜DTLn
が接続されるディジタルインターフェイス回路31〜3
nと、各々内線21〜2mを介して上記標準電話機NT
L1〜NTLmが接続される標準電話インターフェイス
回路41〜4mと、各々加入者線51〜5iが接続され
る局線トランクインターフェイス回路61〜6iと、各
々専用線71〜7jが接続される専用線インターフェイ
ス回路81〜8jと、スイッチ回路90とをそれぞれ有
している。
【0011】このうち、ディジタルインターフェイス回
路31〜3nおよび標準電話インターフェイス回路41
〜4mは、各々対応する内線11〜1n,21〜2mに
対し発信検出や着信信号の送出などの種々内線インタフ
ェース動作を行なう。局線トランクインターフェイス回
路61〜6iおよび専用線インターフェイス回路81〜
8jは、各々対応する加入者線51〜5i、専用線71
〜7jとの間で加入者線および専用線の捕捉や着信信号
の検出などの種々インタフェース動作を行なう。スイッ
チ回路90は、後述するプロセッサ装置100の指示に
従ってディジタルインターフェイス回路31〜3nおよ
び標準電話インターフェイス回路41〜4m相互間、デ
ィジタルインターフェイス回路31〜3nおよび標準電
話インターフェイス回路41〜4mと局線トランクイン
ターフェイス回路61〜6iおよび専用線インターフェ
イス回路81〜8jとの間を交換接続する。
【0012】またディジタル構内交換機EXは、プロセ
ッサ装置100と、記憶装置200と、外部インタフェ
ース回路300とをそれぞれ備えている。このうち外部
インタフェース回路300には、保守用コンソール31
0が接続されている。この保守用コンソール310は、
例えばパーソナルコンピュータからなり、上記プロセッ
サ装置100の制御に必要な種々制御データを新規設定
する場合や変更する場合等に使用される。
【0013】次に、図2を参照して上記プロセッサ装置
100の構成を説明する。MPU101,111はメイ
ンプロセッサユニット、LPU102〜10k,112
〜11kはローカルプロセッサユニットをそれぞれ示し
ている。プロセッサ装置100は、発着信制御および交
換制御等のディジタル構内交換機EX全体の制御を司る
もので、障害発生に備え、0系と1系とを備える二重化
構成をとり、一方を現用系、他方を待機系として運用す
る。
【0014】0系は、MPU101と、LPU102〜
10kと、0系バス120とをそれぞれ備え、1系はM
PU111と、LPU112〜11kと、1系バス12
1とそれぞれを備え、また0系と1系は共有メモリ13
0を共有している。この共有メモリ130は、後述する
ように0系と1系の間で、互いに対応するMPU,LP
Uの間のデータ転送を行う際の通信路として機能する。
【0015】これらMPUおよびLPUは、図示しない
がCPUと、メモリと、I/Oとをそれぞれ備えてい
る。また、LPUは、それぞれ上記各種インターフェイ
ス回路を制御する。MPUは、それぞれ同一系LPUを
統轄すると共に、現用系として運用する際には0系バス
120、1系バス121を介してスイッチ回路90、記
憶装置200等、ディジタル構内交換機EX全体を制御
する。すなわち、同一系のMPUとLPUは相互に協調
しながら独立に処理を行う並列処理方式のコンピュータ
を構成している。
【0016】また、現用系のMPU,LPUは、対応す
る待機系のMPU,LPUに対し、呼に関する情報を共
有メモリ130を介して常時転送して同期を行い、現用
系に障害が発生した場合に、安定状態にある呼を救済し
ながら待機系への切り替えを可能にしている。
【0017】次に、記憶装置200は、例えばハードデ
ィスクやフロッピーディスクを記憶媒体とした記憶装置
で、上記プロセッサ装置100の如く二重化構成をと
り、それぞれが0系バス120、1系バス121に接続
されている。これら記憶媒体にはプロセッサ装置100
の制御プログラムや種々制御データが記憶される。
【0018】次に、図3乃至図6を参照して、以上のよ
うに構成されたディジタル構内交換機のファイル更新方
法について説明する。はじめに、図3を参照して、ファ
イル更新前の通常の運用状態のMPUおよびLPUのメ
モリマッピングの一例について説明する。だだし、MP
UおよびLPUのメモリマップの割り付けは、それぞれ
の系において共通であるため、図3には、現用系メモリ
マップと待機系メモリマップとに大別して示す。この図
に示すように、ファイル更新前においては、現用系メモ
リマップと待機系メモリマップは互いに同じである。
【0019】また、現用系のメモリと待機系のメモリに
は、それぞれ低位アドレスよりプログラムエリア30
a,31a、データエリア30b,31b、アロケート
エリア30d,31dおよびスタックエリア30e,3
1eが、各エリア間に未使用領域を確保して割り付けら
れている。すなわち、各エリアの領域は、各領域のサイ
ズにある程度冗長度を持たせ、それぞれの変更が他の領
域に影響を及ぼすことがないように割り付けられてい
る。
【0020】プログラムエリア30a,31aには、各
種プログラム群をまとめて割りつけ、データエリア30
b,31bは、固定領域のデータベース領域として確保
している。アロケートエリア30d,31dとは、デー
タベースを格納するエリアの1つで、データエリア30
b,31bが固定領域なのに対して、このエリアは、顧
客の要求に応じたデータを格納するため、システムの規
模に応じた領域を使用するものである。
【0021】次に、図4乃至図5を参照して、ファイル
更新方法について説明する。図4はファイル更新処理中
のプロセッサ装置100の各系のプロセッサの状態遷移
を示し、図5はファイル更新のシーケンスを示すもので
ある。ただし、各図においてINSはインサービス状態
を、OUSはアウトサービス状態を示している。
【0022】はじめに、プロセッサ装置100は通常の
運用状態である状態4aにあり、0系プロセッサ群を現
用系、1系プロセッサ群を待機系として用い、共に、プ
ログラム1とデータベース1が保管されている。この状
態から、待機系である1系プロセッサ群をステップ5a
でOUS状態にし、ステップ5bで電源を切る。これに
より、プロセッサ装置100は状態4bとなる。そし
て、ステップ5cにより、待機系の1系プロセッサ群に
記憶装置200からの新規プログラム2を投入し、この
プログラムでIPL(イニシャルプログラムローディン
グ)を行う。これにより、プロセッサ装置100はデー
タ未投入の状態で状態4cとなる。
【0023】次に、ステップ5dにてサービスを起動
し、ステップ5eにて待機系の1系プロセッサ群がOU
S状態であることを確認し、さらに、ステップ5fにて
2つの系が互いに同じ構成であることを確認する。一
方、ステップ5eあるいはステップ5fにおいて、上記
確認が成立しない場合は、エラーとみなしステップ5k
にてエラー処理を行う。
【0024】さらに、ステップ5gにて、現用系の0系
プロセッサ群のデータベースの内容を上記共有メモリ1
30を介して待機系の1系プロセッサ群に転送する指示
を行う。このデータ転送の終了をステップ5hにて確認
し、ステップ5iにて待機系の1系プロセッサ群に初期
化処理を施す。これらにより、プロセッサ装置100
は、待機系の1系プロセッサ群のデータベースには、再
度データを投入することなく現在の運用状態のデータを
完全に引き継いだ状態4dとなる。
【0025】最後に、ステップ5jにて現用系と待機系
の系の切り替えを行ない、プロセッサ装置100のバー
ジョンアップが完了し状態4eとなる。図6は、待機系
のファイル更新後の現用系および待機系のメモリマップ
を示すものである。この図では、待機系のプログラムを
追加機能を有する新規プログラムに更新した場合を示
し、現用系のプログラムに比べプログラムエリア31a
が拡張されている。しかし、予め、固定領域であるデー
タエリア31bとの間に未使用領域を確保しているた
め、データ領域の割り付けには影響を及ぼさない。
【0026】また、上記新規プログラムが追加機能を有
するため、この追加機能に対する新規データエリア31
cが割り付けられる(ただし、このように待機系の未使
用領域に新規データエリアが割り付けられる場合は、新
たに使用する領域を上記ステップ5aの前に初期化して
おく必要がある)。
【0027】したがって、上記構成のディジタル構内交
換機のファイル更新方法によれば、システムの運用を中
断することなく、運用中のデータを生かしたまま、新規
ソフトウェアに引き継ぐことが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
システムの運用を中断することなく、運用中のデータを
生かしたまま、新規ソフトウェアに引き継ぐことが可能
なディジタル構内交換機のファイル更新方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るファイル更新方法を適用可能な
ディジタル構内交換機の構成の一例を示す図。
【図2】上記ディジタル構内交換機のプロセッサ装置の
構成の一例を示す図。
【図3】上記プロセッサ装置に用いる各プロセッサ内に
搭載されるメモリの通常運用時のメモリマップを示す
図。
【図4】この発明に係るファイル更新方法による上記プ
ロセッサ装置の状態遷移を示す図。
【図5】この発明に係るファイル更新方法によるファイ
ル更新シーケンスを示すフローチャート。
【図6】上記プロセッサ装置に用いる各プロセッサ内に
搭載されるメモリのファイル更新完了直後のメモリマッ
プを示す図。
【符号の説明】
EX…ディジタル構内交換機 DTL1〜DTLn…多機能電話機 NTL1〜NTLm…標準電話機 11〜1n,21〜2m…内線 31〜3n…ディジタルインターフェイス回路 41〜4m…標準電話インターフェイス回路 51〜5i…加入者線 61〜6i…局線トランクインターフェイス回路 71〜7j…専用線 81〜8j…専用線インターフェイス回路 90…スイッチ回路 100…プロセッサ装置 200…記憶装置 300…外部インターフェイス回路 310…保守用コンソール 101,111…MPU 102〜10k,112〜11k…LPU 120…0系バス 121…1系バス 130…共有メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、交換処理に係わる制御プロ
    グラムおよび制御データからなるファイルを蓄積する記
    憶部と、この記憶部に蓄積されたファイルを基に交換処
    理を実行する制御部とが二重化され、一方が現用系、他
    方が待機系として運用されるディジタル構内交換機のフ
    ァイル更新方法において、 前記現用系の運用状態を保持した上で前記待機系の動作
    を一時停止させる工程と、 一時停止された前記待機系の記憶部上で制御プログラム
    の更新処理を行なう工程と、 前記制御プログラムの更新処理終了後に、前記現用系の
    記憶部の制御データを前記待機系の記憶部へ転送する工
    程と、 前記制御データの転送後に現用系と待機系とを切り替え
    る工程とを具備したことを特徴とするディジタル構内交
    換機のファイル変更方法。
JP7043088A 1995-03-02 1995-03-02 ディジタル構内交換機のファイル更新方法 Pending JPH08242474A (ja)

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