JPH11191069A - 二重化装置のファイル更新方法 - Google Patents

二重化装置のファイル更新方法

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JPH11191069A
JPH11191069A JP9359703A JP35970397A JPH11191069A JP H11191069 A JPH11191069 A JP H11191069A JP 9359703 A JP9359703 A JP 9359703A JP 35970397 A JP35970397 A JP 35970397A JP H11191069 A JPH11191069 A JP H11191069A
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JP9359703A
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Inventor
Sadaichi Minami
貞一 皆見
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重化装置のファイル更新時における現用/
予備の切り替え/切り戻し時間を短縮する。 【解決手段】 (1) 予備系メモリの旧ファイルを新ファ
イルで更新し、かつ、データを新ファイルで利用可能な
新データに変換するデータ変換プログラムを予備系プロ
セッサ22に入力し、(2) 予備系プロセッサは該データ
変換プログラムに基づいて予備系メモリに記憶されてい
る旧データを新データに変換し、(3) 現用系プロセッサ
21は現用系メモリに記憶されている旧データの書き替
えを行ったとき、予備系メモリにアクセスして同様に旧
データの書き替えを行い、かつ、予備系プロセッサに前
記旧データを新データに変換するように指示し、(4) 予
備系プロセッサは該変換指示に基づいてデータ変換プロ
グラムにより予備系メモリに記憶されている前記旧デー
タを新データに変換し、(5) 予備系プロセッサが全部の
旧データを新データに変換してから、プロセッサの現用
/予備を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二重化装置における
ファイル更新方法に係わり、特に、現用系プロセッサと
予備系プロセッサを備え、予備系メモリに記憶されてい
るファイルを新ファイルで更新し、しかる後、プロセッ
サの現用/予備を切り替える二重化装置のファイル更新
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】交換機を構成する各ユニットは二重化さ
れており、運用系ユニットが障害によりダウンしても、
予備系ユニットが代わって動作し、交換機によるサービ
スを続行できるようになっている図16はATM交換機
システムの通話路系の構成図である。図中、11は回線
インタフェース(LIF:Line Interface)であり、所
定フォーマットのフレーム例えばSONETフレームをATMセ
ルフォーマットに変換してスイッチ側に送出したり、AT
MセルフォーマットをSONETフレームに変換して回線に送
出する機能等を有している。2は多重分離機能を備えた
共通部HTEC(Highway Terminal Equipment Common)
であり、二重化されており0系装置2aと1系装置2b
を有している。0系装置2a、1系装置2bはそれぞれ
16個の回線インタフェース1に接続されてセルを多重
化すると共に、スイッチ側からの多重セルを分離して所
定の回線インタフェースに送出する。3は集線多重分離
機能を備えたセル集線分離部CCR(Cell Concentrati
on and Routing)であり、二重化されており0系装置3
a、1系装置3b有している。0系装置3a、1系装置
3bはそれぞれ8個の共通部2a,2bと接続されてセ
ルを集線多重すると共に、スイッチ側からの多重セルを
分離して所定の共通部に送出する。4はセルスイッチC
RSW(Cell Routing Switch)であり、二重化されてお
り0系スイッチ4a、1系スイッチ4bを備え、0系ス
イッチ4a、1系スイッチ4bはそれぞれ8個のセル集
線分離部3a,3bと接続され、入力された多重セルを
所定の方路にスイッチングする。MHWは共通部2とセ
ル集線分離部3間のハイウェイ、NHWはセル集線分離
部3とセルスイッチ4間のハイウェイである。
【0003】セルスイッチ4に8個のセル集線分離部3
が接続され、各セル集線分離部3に8個の共通部2が接
続され、各共通部に16個の回線インタフェース部1が
接続されている。従って、交換機システムの最大構成に
おいて、セル集線分離部3の数は8、共通部2の数は6
4(=8×8)、回線インタフェース部1の数は102
4(=64×16)である。共通部2、セル集線分離部
3、セルスイッチ4に対するパス設定情報、課金制御情
報、トラヒック収集情報、障害制御情報、装置制御情報
等は図示しないメインプロセッサCCから、プロセッサ
間通信により通知され、また、各装置からプロセッサ間
通信によりメインプロセッサに所定のデータが通知され
る。
【0004】図17は交換機システムのプロセッサ間通
信路説明図であり、図1と同一部分には同一符号を付し
ている。11は交換機システム全体を制御するメインプ
ロセッサCC、12はバス、13a,13bはバス制御
その他のプロセッサ間通信制御を行うプロセッサアクセ
スコントローラPAC(Processor Access Controlle
r)、14はシグナリング制御を行うブロードバンドシグ
ナリングコントローラBSGC(Broadband Signalling
Controller)である。セルスイッチCRSW、セル集線
分離部CCR、共通部HTEC、BSGC装置はSP系
装置(Speech Path系装置)である。各SP系装置内にお
ける15はシリアルバスインタフェース(SBI)を備
えた通信処理部、16はPAC13aとSP系装置内の
各通信処理部15間のパス接続制御等を行うPAC−S
P(PAC-Speech Path)である。各通信処理部15はPA
C装置13a,13b及びPAC−SP装置16を介し
てメインプロセッサCCとSP系装置間の通信を実現す
る。
【0005】PAC装置13aは全SP系装置共通に設
けられているが、PAC装置13bはBSGC装置14
に専用に設けられている。SP系装置のうち共通部(H
TEC)2、セル集線分離部(CCR)3、セルスイッ
チ(CRSW)4は全ての情報を、PAC−SP装置1
6及びPAC装置13aを介してメインプロセッサ11
との間でプロセッサ間通信により送受する。BSGC装
置14は障害制御情報や装置制御情報等の信号をPAC
−SP装置16及びPAC装置13aを介してメインプ
ロセッサ11と送受し、シグナリング信号をPAC装置
13bを介してメインプロセッサ11と送受する。実際
には、図18に示すように、メインプロセッサ11とP
AC−SP装置16間には2つの経路が用意され、2つ
のPAC装置13a-0、13a-1が設けられ、また、BSGC
装置14は2個用意され、メインプロセッサ11とBS
GC装置14間は2経路用意され、2つのPAC装置13
b-0,13b-1が設けらている。また、メインプロセッサ1
1、各PAC装置は二重化されている。図18はセル集
線分離部CCRを省略した場合における交換機システム
の構成図であり、図16、図17と同一部分には同一符
号を付している。
【0006】かかる二重化された交換機において、交換
機のバージョンアップ(新機能の追加、既存機能の能力
アップなど)をする必要が生じる。かかるバージョンア
ップは、プロセッサ11a,11bのメモリに記憶され
ている旧ファイル(交換機プログラム、各種テーブル、
パラメータ類)を新ファイルで更新することにより行わ
れる(ファイル更新:Generic Update)。この場合、旧フ
ァイルによるそれまでの運用データ(課金データ、トラ
ヒックデータ、障害データ等)を新ファイルに引き継が
せる必要がある。バージョンアップは、予備系プロセッ
サのメモリ(予備系メモリ)に記憶されている旧ファイ
ルを新ファイルで更新し、ついで、旧ファイルによる運
用データを新ファイルで利用できる新データに変換して
予備系メモリに記憶し、しかる後、プロセッサの運用系
/予備系を切り替え、運用系メモリの内容を予備系メモ
リにコピーし、以後、新ファイルによる二重化処理を継
続する。
【0007】図19はかかるバージョンアップの従来の
手順説明図であり、11aは0系のプロセッサ、11b
は1系のプロセッサである。当初、プロセッサ11aが
運用系、プロセッサ11bが予備系になっており、両プ
ロセッサは同一の処理を行って運用系メモリ、予備系メ
モリの内容が同一になっている(二重化処理中(1))。
かかる二重化処理中に、バージョンアップの必要性が生
じると、予備系プロセッサ11bの予備系メモリに記憶
されている旧ファイルを新ファイルで更新する(新ファ
イルロード(2))。新ファイルのロードにより、プロセ
ッサ11a,11bのファイルが異なるためプロセッサ
11a,11b間を切離し、以後、それまでの運用デー
タを新ファイルに引き継がせて再び二重化処理を行える
ようにする(SPRIT動作(3))。すなわち、運用系プロセ
ッサ11aは、旧ファイルに基づいた交換サービスを継
続実施すると共に、運用データ(旧データ)を予備系プ
ロセッサ11bに転送する(3a)。予備系プロセッサ11
bは運用データ(旧データ)を受信し、該旧データを新
ファイルが利用できる新データに変換する(3b)。
【0008】ところで、これらデータの転送、変換処理
に時間がかかり、その間に、運用系プロセッサ11aは
旧ファイルに基づいて交換サービスを実行して旧データ
を変更する。このため、転送した旧データと最新の旧デ
ータ間に差分が発生する。そこで、運用系プロセッサ1
1aは該差分を転送し(3c)、予備系プロセッサ11bは
差分データを新データに変換する(3d)。以上により、全
旧データの転送/変換が終了すれば、運用系プロセッサ
11aより予備系プロセッサ11bにプロセッサの運用
/予備の切り替えを指示する(4)。切り替え指示によ
り、プロセッサ11bが運用系になり、プロセッサ11
aが予備系になる。しかる後、新ファイルで運用し、う
まくゆけば、操作パネルより二重化コマンドを投入す
る。これにより、運用系プロセッサ11bは運用系メモ
リの内容(新ファイル及び新データ)を予備系メモリに
コピーする。以後、各プロセッサ11a,11bは新フ
ァイルにて二重化処理を再開する(5)。
【0009】一方、新ファイルで運用してみて、うまく
ゆかない場合は、操作パネルより切り戻しコマンドを投
入し、元の旧ファイルの状態に戻して運用を継続する
(切り戻し)。かかる切り戻しを行うために、旧運用系プ
ロセッサ11aはコピーされるまで、旧データ、旧ファ
イルをメモリに保持している。そして、切り戻しが指示
されると、旧運用系プロセッサ11aが再び運用系にな
り、保持している旧ファイル、旧データを用いて交換サ
ービスを再開する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来方法ではファイル
更新時のデータ転送、データ変換に時間がかかり、ま
た、差分データの監視、差分データの転送/変換処理が
必要となるため、短時間でバージョンアップができず、
しかも、バージョンアップ処理が煩雑になる問題があ
る。又、従来方法では新ファイルで運用してみて、うま
くゆかない場合は旧ファイルに戻して運用を継続する必
要がある(切り戻し)。しかし、かかる切り戻し後に使用
する旧データに、切り替えから切り戻しまでの間に行わ
れた交換サービスが反映されていない問題がある。以上
から本発明の目的は、切り替え/切り戻しの時間を短縮
でき、しかも、無瞬断で運用/予備の切り替えが可能な
二重化装置のファイル更新方法を提供することである。
本発明の別の目的は、切り替えから切り戻しまでの間に
行われた交換サービスを旧データに反映することができ
る二重化装置のファイル更新方法を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、二重化装置におけるファイル更新方法において、
(1) 予備系メモリに記憶されている旧ファイルを新ファ
イルで更新し、かつ、旧ファイルで利用可能な旧データ
を新ファイルで利用可能な新データに変換する第1のデ
ータ変換プログラムを予備系プロセッサに入力し、(2)
予備系プロセッサは該データ変換プログラムに基づいて
予備系メモリに記憶されている旧データを新データに変
換し(順次変換処理)、(3) 現用系プロセッサは現用系
メモリに旧データの書き込みを行ったとき、予備系メモ
リにアクセスして同様に旧データの書き込みを行い、か
つ、現用系プロセッサは、予備系プロセッサに該旧デー
タを新データに変換するように指示し、(4) 予備系プロ
セッサは該変換指示に基づいて第1のデータ変換プログ
ラムにより予備系メモリに記憶されている前記旧データ
を新データに変換し(データアクセス時の変換処理)、
(5) 予備系プロセッサが全部の旧データを新データに変
換してから、プロセッサの現用/予備を切り替えること
により達成される。
【0012】かかるファイル更新方法によれば、旧デー
タを転送する必要がなく、しかも、データアクセス時に
旧データを新データに変換する処理を行うため、差分デ
ータを監視して転送する必要がない。このため、短時間
で旧データの引継ぎができ、無瞬断の運用/予備の切り
替えができる。又、第1のデータ変換プログラムをプロ
セッサに入力してデータ変換するようにしたから、旧デ
ータを新ファイルで利用可能な新データに変換して引き
継ぐことができる。この場合、(1) 変換すべき旧データ
の先頭アドレス、変換すべき旧データのサイズ、変換方
法記述プログラムの記憶アドレスとの対応を示す複数の
対応テーブルと(2) 複数の変換方法記述プログラムで第
1のデータ変換プログラムを構成し、予備系プロセッサ
は該データ変換プログラムの先頭より順に前記テーブル
を読み出し、読み出したテーブルが指示する変換方法記
述プログラムに基づいてテーブルにより指示された旧デ
ータを新データに変換する。
【0013】又、プロセッサの現用/予備切替後に、現
用系プロセッサ(旧予備系プロセッサ)は現用系メモリ
に新データの書き込みを行ったとき、予備系メモリにア
クセスして同様に新データの書き込みを行い、かつ、現
用系プロセッサは、予備系プロセッサ(旧現用系プロセ
ッサ)に該新データを旧データに変換するように指示
し、予備系プロセッサは該変換指示に基づいて第2のデ
ータ変換プログラムにより予備系メモリに記憶されてい
る前記新データを旧データに変換する。このようにすれ
ば、予備系プロセッサは、現用系メモリ内容が自メモリ
にコピーされるまで、最新の旧データを常に保存でき
る。このため、新ファイルに不都合が生じて切り戻し要
求が生じても短時間で切り戻しができ、しかも、プロセ
ッサの現用/予備切替から切り戻しまでの間に行われた
交換サービスを旧データに反映することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(A)プロセッサの構成 図1は本発明の二重化装置の構成図であり、交換機を制
御するプロセッサを二重化した例を示している。図中、
21は0系のプロセッサ、22は1系のプロセッサ、2
3はコマンド入力、メッセージ表示等を行う保守コンソ
ール、24,25はそれぞれ外部記憶装置としての光磁
気ディスクドライブ、ハードディスクドライブ、28は
0系のATMスイッチ、29は1系のATMスイッチで
ある。0系プロセッサ21及び1系プロセッサ22は同
一の構成を有し、保守コンソール23、光磁気ディスク
ドライブ24、ハードディスクドライブ25は各プロセ
ッサ共通になっている。
【0015】プロセッサにおいて、31はクロックの生
成を行うクロック制御部、32はプログラムの実行、制
御を行うマイクロプロセッサユニット(MPU)、32
aはマイコン32に設けられたレジスタ、33はファイ
ル(交換プログラム等)やデータを記憶するメモリ、3
4はメモリ制御を行うメモリアクセス制御部、35はシ
ステムバス、36はマイコンMPUとシステムバス間の
プロトコルデータ変換を行うバス制御部、37はシステ
ムを二重化構成にするための制御(運用/予備切替制
御、メモリコピー制御等)を行うシステム制御部、38
はシステム制御を行うためのプログラムやソフトインタ
フェースを有するファームウェア、39はデータ変換プ
ログラム等が記憶されるキャッシュメモリ、40は他プ
ロセッサとのインタフェースを司るバスインタフェース
部、41は保守コンソール(操作パネル)23とのイン
タフェースを行うEthernetコントローラ、42はATM
スイッチ等の外部通話路装置とのインタフェースコント
ローラ、43はSCSIインタフェースを備え、光磁気ディ
スクドライブ24及びハードディスクドライブ25の制
御を行うディスクコントローラである。図1では操作パ
ネル23、光磁気ディスクドライブ24、ハードディス
クドライブ25をそれぞれ各プロセッサに共通に設けた
が、図2に示すように各プロセッサそれぞれに設けるよ
うに構成することもできる。
【0016】(B)通常運転時の二重化処理 図3は通常運転時の二重化処理説明図である。通常運転
時、運用系及び予備系のプロセッサ21,22はメモリ
33に記憶してある交換プログラムに基づいて二重化処
理を行う。すなわち、運用系(ACT)のプロセッサ2
1は交換プログラムにしたがって運用系及び予備系の外
部通話路装置28,29に各種制御データを送出すると
共に、これら外部通話路装置28,29からデータを受
信し、運用系外部装置から受信したデータに基づいて所
定の処理を行い、処理結果をメモリ33に格納する。同
様に、予備系(SBY)のプロセッサ22は交換プログ
ラムにしたがって運用系及び予備系の外部通話路装置2
8,29に各種制御データを送出すると共に、これら外
部通話路装置28,29からデータを受信し、運用系外
部装置から受信したデータに基づいて所定の処理を行
い、処理結果をメモリ33に格納する。従って、通常運
転時、運用系及び予備系のプロセッサ21、22は交換
プログラム基づいて同一の処理を行い、メモリ33の内
容も同一になっている。
【0017】又、運用系及び予備系の各プロセッサ2
1、22は、障害発生あるいは保守点検等により外部通
話路装置28,29の運用/予備が切り替われば、新た
に運用系となった外部通話路装置からのデータに基づい
て処理を行う。更に、障害発生あるいは保守点検等によ
りプロセッサ21,22の運用/予備を切り替える必要
が発生すれば、ファームウェアに従って無瞬断で運用/
予備の切り替えを実行する。
【0018】(C)ファイル更新制御 (a)データ変換プログラムのダウンロード 図4はファイル更新制御におけるデータ変換プログラム
のダウンロード及びキャッシュメモリへの転送処理説明
図である。二重化処理中に、ファイル更新の必要が生じ
ると、オペレータは保守コンソール23よりGU開始コマ
ンド(ファイル更新開始コマンド)を入力する。このGU開
始コマンドにより運用系プロセッサ21のシステム制御
部37はファームウェア38に基づいた制御を行い、バ
スインタフェース40を介して、予備系プロセッサ22
のシステム制御部に二重化処理の停止を指示すると共
に、他系への、あるいは他系からのメモリアクセスを許
可するよう指示する。
【0019】かかる状態において、データ変換プログラ
ムが書き込まれた光磁気ディスク(MO)を光磁気ディ
スクドライブ24にセットし、保守コンソール23より
ダウンロード開始コマンドを投入する。このコマンドに
より、光磁気ディスクドライブ24は光磁気ディスク
(MO)よりデータ変換プログラムが読み取ってプロセ
ッサ21に入力し、該データ変換プログラムをマイコン
32の制御で運用系メモリ33に格納する。尚、データ
変換プログラムには、旧ファイルが利用できる形式の旧
データを新ファイルが利用できる形式の新データに変換
する第1のデータ変換プログラムとDCP1、新データ
を旧データに変換する第2のデータ変換プログラムDC
P2の2種類がある。データ変換プログラムの運用系メ
モリ33への読み込みが終了すれば、システム制御部3
7は変換プログラムを予備系及び運用系のキャッシュメ
モリ39に転送するように指示する。これにより、マイ
コン32は交換プログラムの制御で、第1のデータ変換
プログラムDCP1を予備系キャッシュメモリ39に転
送して記憶し、第2のデータ変換プログラムDCP2を
現用系キャッシュメモリ39に転送して記憶する。
【0020】(b)新ファイルのロード処理 図5は新ファイル(交換プログラム、各種テーブル、パ
ラメタ類)のロード処理説明図である。データ変換プロ
グラムをキャッシュメモリ39に格納する処理が終了す
れば、新ファイルが書き込まれた光磁気ディスク(M
O)を光磁気ディスクドライブ24にセットし、保守コ
ンソール23より新ファイルロードコマンドを投入す
る。運用系のシステム制御部37は予備系のシステム制
御部に該コマンド入力を通知する。これにより、予備系
のシステム制御部37はバスインタフェース部40を介
して光磁気ディスクドライブ24を起動して光磁気ディ
スク(MO)より新ファイルを取り込み、予備系メモリ
33に格納する。以上により、図5に示すように、現用
系メモリ33には旧ファイル(旧交換プログラム)及び
旧データが記憶され、予備系メモリ33には新ファイル
(新交換プログラム)及び旧データが記憶される。尚、
図2に示す構成にし、光磁気ディスクドライブ24′に
より光磁気ディスク(MO)から新ファイルを読み取っ
て予備系メモリ33に格納するように構成することもで
きる。
【0021】(c)第1のデータ変換プログラムの起動
及び順次データ変換処理 図6は第1のデータ変換プログラムDCP1の起動及び
順次データ変換処理の説明図である。データ変換プログ
ラム及び新ファイルのロードが完了すれば、保守コンソ
ール23より変換開始コマンドを投入する。このコマン
ドにより、現用系のシステム制御部37はレジスタ32
aに変換なし(=”0”)をセットすると共に、予備系
のシステム制御部37に該変換開始コマンドの入力を通
知する。予備系のシステム制御37は該通知によりレジ
スタ32aに変換あり(=”1”)をセットし、第1変
換プログラムDCP1の変換動作を開始する。この結
果、予備系メモリ33に記憶されている旧データは新デ
ータに順次変換されてメモリ33の所定のアドレスに記
憶される。
【0022】図7はデータ変換説明図であり、(a)は
旧データ形式、(b)は新データ形式である。第1のデ
ータ変換プログラムDCP1は、データ構造体の位置の
変換、値の変換、値の計算、追加構造体への設定を行
う。図7の例では、旧データa,b,cをa′、b′、
c′に変換し、また新たなデータdを生成し、更にa+
bを計算し、それぞれ所定の位置に記憶する。図8
(a)は第1のデータ変換プログラムDCP1の構成図
であり、後述する第2のデータ変換プログラムDCP2
も同一の構成を備えている。データ変換プログラムDC
P1は、コア部101と、変換方法を記述する多数の変
換プログラム(変換方法記述プログラム)102,10
3,・・・を備え、コア部101には多数のデータアド
レス変換テーブル101a、101b・・・が含まれて
いる。各データアドレス変換テーブル101a、101
b、・・・は、(1) 変換すべき旧データの先頭アドレス
(変換データアドレス)、(2) 変換すべき旧データのサ
イズ、(3) 変換プログラムのアドレス(データ変換プロ
グラムDCP1の先頭からの相対アドレス)、を保持し
ている。
【0023】図8(b)は旧データから新データに変換
する変換手順説明図である。変換開始が指示されると、
予備系プロセッサ22のマイコン32は第1データ変換
プログラムDCP1のコア部101の先頭からデータア
ドレス変換テーブル101aを読み取る。このデータア
ドレス変換テーブル101aは、(1) 変換すべき旧デー
タの先頭アドレスとして2000番地、(2) 変換すべき旧デ
ータのサイズとして1000、(3) 相対アドレスとしてA、
を保持している。従って、予備系メモリ33の2000番地
から始まる1000個の旧データに相対アドレスAの変換プ
ログラム102により変換処理を施し、該変換処理によ
り得られた新データを予備系メモリ33の所定のアドレ
スxxxxに格納する。以後、順次データアドレス変換
テーブル101b、・・・を読み出して同様の変換処理
を行う。
【0024】(d)メモリアクセスによるデータ変換処
理(差分処理) 順次データ変換処理中において、運用系プロセッサ21
のマイコン32は旧ファイル(旧交換プログラム)に従
って交換サービスを継続し、適宜、運用系メモリ33に
記憶されている旧データの書き替えあるいは書き込みを
行う。マイコン32はかかる旧データの書き替えあるい
は書き込みを行うと、予備系メモリ33にアクセスして
同様に旧データの書き替えあるいは書き込みを行う。こ
のため、第1の変換プログラムDCP1により既にデー
タ変換された旧データが書き替えられる場合があり、か
かる場合には、この旧データを再度新データに変換する
必要がある(差分処理)。そこで、順次データ変換処理
中において、運用系プロセッサ21が旧データを書き替
えた場合あるいは書き込んだ場合、予備系プロセッサ2
2に該旧データの変換を指示して新データに変換させる
ようにする。
【0025】図9はメモリアクセスによるデータ変換処
理(差分処理)の説明図である。運用系プロセッサ21
のマイコン32は旧ファイル(旧交換プログラム)に従
って交換サービスを行い、運用系メモリ33に対して旧
データの書き替えあるいは書き込みを行えば、同様に予
備系メモリ33にアクセスして旧データの書き替えある
いは書き込みを行う。
【0026】しかる後、マイコン32はレジスタ32a
に変換あり(=”1”)を設定する。レジスタ32aに
「変換あり」が設定されると、システム制御37は書き
替えられた旧データのメモリアドレスを付して予備系シ
ステム制御部37に該旧データを新データに変換するよ
うに指示する。これにより、予備系システム制御部37
はマイコン32に割込みを入力する。この割込みによ
り、マイコン32は、順次データ変換処理を一時的に
停止し、代わって、運用系プロセッサ21より指示さ
れたメモリアドレスのデータを変換対象として含むデー
タアドレス変換テーブル(たとえば101a)を求め、
該テーブル101aより変換プログラム(たとえば1
02)を求め、該変換プログラム102を用いて予備
系メモリ33の前記指定メモリアドレスに記憶されてい
る旧データを新データに変換する。旧データを新デー
タに変換する処理が終了すれば、予備系プロセッサ22
のマイコン32は割り込みで停止していた順次データ変
換処理を再開する。尚、変換プログラム102の起動
で、運用系プロセッサ21のシステム制御部37はレジ
スタ32aに「変換なし(=”0”)」を設定する。図
10は以上のメモリアクセス時におけるデータ変換を別
の観点から示した説明図である。
【0027】(e)データ変換終了によるプロセッサの
運用/予備切替処理 図11はデータ変換終了によるプロセッサの運用/予備
の切替処理説明図である。予備系プロセッサ22のマイ
コン32は第1のデータ変換プログラムDCP1による
データ変換を終了すれば、レジスタ32aに「変換なし
(=”0”)」を設定する。予備系システム制御部37
はレジスタ32aに「変換なし」が設定されたことを検
出すると、バスインタフェース部40を介して運用系の
システム制御部37にデータ変換終了を通知する。この
通知により、現用系システム制御部37は保守コンソー
ル23にプロセッサの現用/予備の切替可能メッセージ
を送出し、ディスプレイ画面に表示する。オペレータは
該メッセージにより、切替指示コマンドを入力する。こ
の切替指示コマンドにより、現用系のシステム制御部3
7は、バスインタフェース40を介して現用/予備切替
を予備系のシステム制御部37に指示する。この結果、
以後、プロセッサ22が現用系になり、プロセッサ21
が予備系になる。
【0028】(f)運用/予備切替後のメモリアクセス
によるデータ変換 運用/予備切替によりプロセッサ22が現用系になり、
プロセッサ21が予備系になると、現用系プロセッサ2
2は新ファイルに基づいた交換サービスを開始し、新フ
ァイルの良否を判断する。そして、新ファイルが良であ
れば、この時点で予備系プロセッサ21のメモリ33に
現用系プロセッサ22のメモリ内容(新ファイル、新デ
ータ)をコピーして以後、通常の二重化処理を行う。し
かし、新ファイルが不良であれば、切り戻しを行ってフ
ァイル、データを旧ファイル、旧データに戻して交換サ
ービスを行う。かかる新ファイルの良否判断中、運用系
プロセッサ22のマイコン32は新ファイル(新交換プ
ログラム)に従って交換サービスを行い、適宜、運用系
メモリ33に記憶されている新データの書き替えあるい
は書き込みを行う。マイコン32はかかる新データの書
き替えあるいは書き込みを行うと、予備系プロセッサ2
1のメモリ33にアクセスして同様に新データの書き替
えあるいは書き込みを行う。さて、新データが書き替え
られた場合、該新データに応じた旧データは最新の状態
を表わさなくなる。そこで、新データが書き替えられた
場合、この新データを旧データに変換し、該旧データで
古い旧データを置き換えることにより予備系メモリ33
に記憶されている旧データが最新の状態を反映するよう
に必要がある。
【0029】図12はかかる運用/予備切替後のメモリ
アクセスによるデータ変換説明図である。現用/予備切
替後であって、保守コンソール23より切替指示コマン
ドを入力する前に、現用系プロセッサ22のマイコン3
2は新交換プログラムに基づいて現用系メモリ33にア
クセスして新データの書き変え、書き込みを行ったと
き、予備系プロセッサ21のメモリ33にアクセスして
同様の新データの書き替えあるいは書き込みを行い、か
つ、レジスタ32aに「変換あり」を設定する。レジス
タ32aに「変換あり」が設定されると、運用系システ
ム制御37は書き替えられた新データのメモリアドレス
を付して予備系プロセッサ21のシステム制御部37に
該新データを旧データに変換するように指示する。これ
により、予備系プロセッサ21のシステム制御部37は
第2の変換プログラムDCP2を起動する。尚、第2の
データ変換プログラムDCP2は図8に示す第1のデー
タ変換プログラムDCP1と同一の構成を備えており、
指示された新データを旧データに変換する。
【0030】予備系プロセッサ21のマイコン32は、
運用系プロセッサ22より指示されたメモリアドレス
のデータを変換対象として含むデータアドレス変換テー
ブル(たとえば、図8の101a)を求め、該テーブ
ル101aより変換プログラム(たとえば102)を求
め、該変換プログラム102により予備系メモリ33
の前記指定メモリアドレスに記憶されている新データを
旧データに変換し、該旧データで古い旧データを更新
する。これにより、新データを旧データに変換する処理
が終了する。尚、変換プログラム102の起動で、運用
系プロセッサ21のシステム制御部37はレジスタ32
aに「変換なし(=”0”)」を設定する。
【0031】(g)ファイル更新の終了処理 図13はファイル更新の終了処理の説明図である運用/
予備切替後の試運転が正常に行われて新ファイルが良で
あると判定すれば、保守コンソール23よりファイル更
新終了コマンドを投入する。現用系プロセッサ22のシ
ステム制御部37は該コマンド入力によりキャッシュメ
モリ39に記憶されているデータ変換プログラムDCP
1を消去すると共に、バスインタフェース40を介して
予備系プロセッサ21のシステム制御部37にキャッシ
ュ消去を指示する。これにより、予備系システム制御部
37はキャッシュメモリ39に記憶されているデータ変
換プログラムDCP2を消去する。ついで、保守コンソ
ール23より二重化コマンドを投入する。現用系プロセ
ッサ22のシステム制御部37は該コマンド入力によ
り、予備系プロセッサ21のシステム制御部37にメモ
リ二重化要求を送出し、運用系メモリ33の内容を予備
系メモリにコピーする。これにより、予備系プロセッサ
21のメモリ33に新ファイル(新交換プログラム)と
新データが記憶され、以後、通常の二重化処理を行う。
【0032】(h)運用/予備切替後の切替戻し処理 図14は運用/予備切替後の切替戻し処理説明図であ
る。運用/予備切替後の試運転において異常が発生し、
新ファイルが不良であると判定した時は、ファイルを新
ファイルから旧ファイルに切り戻す必要がある。予備プ
ロセッサ21のメモリ33には、旧ファイル及び最新の
運用状態を反映している旧データがそれぞれ保存されて
いるから、予備系プロセッサ21を再び現用系に戻す。
これが切り戻しである。切り戻すには保守コンソール2
3より切り戻しコマンドを投入する。これにより、現用
系プロセッサ22のシステム制御部37は、バスインタ
フェース40を介して予備系プロセッサ21のシステム
制御部にプロセッサの運用/予備切替を指示する。この
結果、プロセッサ21は再び現用系プロセッサになり、
プロセッサ22は予備系プロセッサになる。
【0033】(i)切り戻し処理後のファイル更新 プロセッサ21を現用系に切り戻して後、保守コンソー
ル23よりファイル更新終了コマンドを投入する。現用
系プロセッサ21のシステム制御部37は該コマンド入
力によりキャッシュメモリ39に記憶されているデータ
変換プログラムDCP2を消去すると共に、バスインタ
フェース40を介して予備系プロセッサ22のシステム
制御部37にキャッシュ消去を指示する。これにより、
予備系システム制御部37はキャッシュメモリ39に記
憶されているデータ変換プログラムDCP1を消去す
る。ついで、保守コンソール23より二重化コマンドを
投入する。現用系プロセッサ21のシステム制御部37
は該コマンド入力により、予備系プロセッサ22のシス
テム制御部37にメモリ二重化要求を送出し、運用系メ
モリ33の内容を予備系メモリにコピーする。これによ
り、予備系プロセッサ22のメモリ33に旧ファイル
(旧交換プログラム)と旧データが記憶され、以後、通
常の二重化処理を行う。以上、本発明を実施例により説
明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨
に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除
するものではない。
【0034】
【発明の効果】以上本発明では、二重化装置におけるフ
ァイル更新方法において、(1) 予備系メモリに記憶され
ている旧ファイルを新ファイルで更新し、かつ、旧ファ
イルで利用可能な旧データを新ファイルで利用可能な新
データに変換する第1のデータ変換プログラムを予備系
プロセッサに入力し、(2) 予備系プロセッサは該データ
変換プログラムに基づいて予備系メモリに記憶されてい
る旧データを新データに変換し(順次変換処理)、(3)
現用系プロセッサは現用系メモリにアクセスして旧デー
タを書き替えあるいは書き込んだとき、予備系メモリに
アクセスして同様に旧データの書き替えあるいは旧デー
タの書き込みを行い、かつ、現用系プロセッサは、予備
系プロセッサに前記旧データを新データに変換するよう
に指示し、(4) 予備系プロセッサは該変換指示に基づい
て第1のデータ変換プログラムにより予備系メモリに記
憶されている前記指示された旧データを新データに変換
し(データアクセス時の変換処理)、(5) 予備系プロセ
ッサが全部の旧データを新データに変換してから、プロ
セッサの現用/予備を切り替える。このようにすれば、
旧データをマイクロプロセッサ間で転送する必要がな
く、しかも、メモリアクセスにより書き替えられた旧デ
ータを新データに変換する処理を行うため、従来方法の
ように差分データを監視して転送する必要がない。
【0035】このため、本発明によれば、短時間で旧デ
ータの引継ぎを行って新ファイルによる二重化処理を行
うことができる。又、本発明によれば、第1のデータ変
換プログラムをプロセッサに入力してデータ変換するよ
うにしたから、旧データを新ファイルで利用可能な新デ
ータに変換して引き継ぐことができる。又、本発明によ
れば、データ変換プログラムを、(1) データの先頭アド
レス、データのサイズ、変換方法を記述した変換プログ
ラムの記憶アドレスとの対応を示す複数の対応テーブル
と、(2) 複数の変換プログラムとで構成したから、予備
系プロセッサは該データ変換プログラムの先頭より順に
前記テーブルを読み出し、読み出したテーブルが指示す
る変換プログラムに基づいて同様に指示されたデータを
別のデータに変換できる。
【0036】又、本発明によれば、現用/予備切替後
に、現用系プロセッサ(旧予備系プロセッサ)は現用系
メモリにアクセスして新データの書き替えあるいは書き
込みを行ったとき、予備系プロセッサ(旧現用系プロセ
ッサ)のメモリにアクセスして同様の新データの書き替
えあるいは新データの書き込みを行い、かつ、現用系プ
ロセッサは、予備系プロセッサに前記書き替えられた、
あるいは書き込んだ新データを旧データに変換するよう
に指示し、予備系プロセッサは該変換指示に基づいて第
2のデータ変換プログラムにより予備系メモリに記憶さ
れている前記新データを旧データに変換する。このよう
にすれば、予備系プロセッサは自メモリに現用系メモリ
の内容がコピーされるまで、旧ファイルと最新の運用状
態を反映した旧データを常に保存できる。このため、本
発明によれば、新ファイルに不都合が生じて切り戻し要
求が生じても短時間で切り戻しができ、しかも、プロセ
ッサの現用/予備切替から切り戻しまでの間に行われた
交換サービス(運用)を旧データに反映することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二重化装置構成図である。
【図2】二重化装置の別の構成図である。
【図3】通常運転時の二重化処理説明図である。
【図4】データ変換プログラムのダウンロード及びキャ
ッシュメモリへの転送処理説明図である。
【図5】新ファイルのロード処理説明図である。
【図6】第1の変換プログラムの起動及び旧データ→新
データへのデータ変換処理説明図(順次処理)である。
【図7】データ変換説明図である。
【図8】データ変換プログラムの構成及び変換手順説明
図である。
【図9】メモリアクセスによるデータ変換処理説明図
(差分処理)である。
【図10】メモリアクセスによるデータ変換説明図であ
る。
【図11】データ変換終了による予備/運用切替処理説
明図である。
【図12】現用/予備切替後のメモリアクセスによるデ
ータ変換説明図である。
【図13】ファイル更新の終了処理説明図である。
【図14】現用/予備切り戻し処理説明図である。
【図15】切り戻し処理後のファイル更新処理説明図で
ある。
【図16】交換機システムの通話路系構成図である。
【図17】交換機システムにおけるプロセッサ間通信路
の構成図である。
【図18】全体の交換機システムの構成図である。
【図19】バージョンアップの従来の手順説明図であ
る。
【符号の説明】
21・・0系のプロセッサ 22・・1系のプロセッサ 23・・保守コンソール 24・・光磁気ディスクドライブ 25・・ハードディスクドライブ 28・・0系のATMスイッチ 29・・1系のATMスイッチ 32・・マイクロプロセッサユニット(MPU) 32a・・レジスタ 33・・メモリ 37・・システム制御部 39・・キャッシュメモリ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 3/545 H04Q 3/545

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置として現用系プロセッサと予備
    系プロセッサを備え、予備系メモリに記憶されているフ
    ァイルを新ファイルで更新し、しかる後、プロセッサの
    現用/予備を切り替える二重化装置のファイル更新方法
    において、 予備系メモリに記憶されている旧ファイルを新ファイル
    で更新し、かつ、旧ファイルで利用可能な旧データを新
    ファイルで利用可能な新データに変換する変換プログラ
    ムを予備系プロセッサに入力し、 予備系プロセッサは該データ変換プログラムに基づいて
    予備系メモリに記憶されている旧データを新データに変
    換し、 現用系プロセッサは現用系メモリに旧データの書き込み
    を行ったとき、予備系メモリにアクセスして同様に旧デ
    ータの書き込みを行い、かつ、現用系プロセッサは、予
    備系プロセッサに該旧データを新データに変換するよう
    に指示し、 予備系プロセッサは該変換指示に基づいてデータ変換プ
    ログラムにより予備系メモリに記憶されている前記旧デ
    ータを新データに変換し、 予備系プロセッサが全部の旧データを新データに変換し
    てから、プロセッサの現用/予備を切り替える、ことを
    特徴とするファイル更新方法。
  2. 【請求項2】 現用/予備切替後の二重化指示により、
    現用系メモリの内容を予備系メモリにコピーし、コピー
    後、現用系プロセッサおよび予備系プロセッサは二重化
    処理を実行することを特徴とする請求項1記載のファイ
    ル更新方法。
  3. 【請求項3】 前記データ変換プログラムは、変換すべ
    き旧データの先頭アドレス、変換すべき旧データのサイ
    ズ、変換方法を記述したプログラムの記憶アドレスとの
    対応テーブルを多数備え、かつ、複数の変換方法記述プ
    ログラムを備え、前記予備系プロセッサは該データ変換
    プログラムの先頭より順に前記テーブルを読み出し、読
    み出したテーブルが指示する変換方法記述プログラムに
    基づいてテーブルにより指示された旧データを新データ
    に変換することを特徴とする請求項1記載のファイル更
    新方法。
  4. 【請求項4】 制御装置として現用系プロセッサと予備
    系プロセッサを備え、予備系メモリに記憶されているフ
    ァイルを新ファイルで更新し、しかる後、プロセッサの
    現用/予備を切り替える二重化装置のファイル更新方法
    において、 旧ファイルで利用可能な旧データを新ファイルで利用可
    能な新データに変換する第1の変換プログラムおよび新
    データを旧データに変換する第2の変換プログラムを設
    け、 予備系メモリに記憶されている旧ファイルを新ファイル
    で更新し、かつ、第1の変換プログラムを予備系プロセ
    ッサに入力し、又、第2の変換プログラムを現用系プロ
    セッサに入力し、 予備系プロセッサは第1変換プログラムに基づいて予備
    系メモリに記憶されている旧データを新データに変換
    し、 現用系プロセッサは現用系メモリに旧データの書き込み
    を行ったとき、予備系メモリにアクセスして同様に旧デ
    ータの書き込みを行い、かつ、現用系プロセッサは、予
    備系プロセッサに該旧データを新データに変換するよう
    に指示し、 予備系プロセッサは該変換指示に基づいて第1のデータ
    変換プログラムにより予備系メモリに記憶されている前
    記旧データを新データに変換し、 予備系プロセッサが全部の旧データを新データに変換し
    てから、プロセッサの現用/予備を切り替え、 該現用/予備切替後の二重化指示により、現用系メモリ
    の内容を予備系メモリにコピーし、コピー後、現用系プ
    ロセッサおよび予備系プロセッサは新ファイルに基づい
    て二重化処理を実行することを特徴とするファイル更新
    方法。
  5. 【請求項5】 現用/予備切替後であって、前記二重化
    指示がなされる前に、現用系プロセッサは現用系メモリ
    に新データの書き込みを行ったとき、予備系メモリにア
    クセスして同様の新データの書き込みを行い、かつ、現
    用系プロセッサは、予備系プロセッサに該新データを旧
    データに変換するように指示し、 予備系プロセッサは該変換指示に基づいて第2のデータ
    変換プログラムにより予備系メモリに記憶されている前
    記新データを旧データに変換することを特徴とする請求
    項4記載のファイル更新方法。
  6. 【請求項6】 前記第2のデータ変換プログラムは、変
    換すべき新データの先頭アドレス、変換すべき新データ
    のサイズ、変換方法を記述したプログラムの記憶アドレ
    スとの対応テーブルを多数備え、かつ、複数の変換方法
    記述プログラムを備え、 現用系プロセッサは、予備系プロセッサに新データを旧
    データに変換するよう指示すると共に、変換指示に新デ
    ータが記憶されている先頭メモリアドレスを付加するこ
    とを特徴とする請求項5記載のファイル更新方法。
  7. 【請求項7】 新ファイルから旧ファイルに戻す切り戻
    し指示により、プロセッサの現用/予備を切り替え、 該現用/予備切替後の二重化指示により、現用系メモリ
    の内容を予備系メモリにコピーし、コピー後、現用系プ
    ロセッサおよび予備系プロセッサは旧ファイルに基づい
    て二重化処理を実行することを特徴とするファイル更新
    方法。
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