JP2000003307A - メモリ制御装置及び制御方法 - Google Patents

メモリ制御装置及び制御方法

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JP2000003307A
JP2000003307A JP10164620A JP16462098A JP2000003307A JP 2000003307 A JP2000003307 A JP 2000003307A JP 10164620 A JP10164620 A JP 10164620A JP 16462098 A JP16462098 A JP 16462098A JP 2000003307 A JP2000003307 A JP 2000003307A
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bus line
storage
flash memory
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JP10164620A
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Yuji Miyashita
裕治 宮下
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメモリを1個有する装置において
フラッシュメモリへの書き戻し処理中であっても、CP
Uの動作をストップさせることがないメモリ制御装置及
び制御方法の提供。 【解決手段】 RAM6から書き換えRAM12にデー
タ転送するときはバスセレクタ7を接続しバスセレクタ
9を切断するが、書き換えRAM12からフラッシュメ
モリ8へデータ転送するときはバスセレクタ7を切断し
バスセレクタ9を接続する。即ち、書き換えRAM12
からフラッシュメモリ8へデータ転送(データ書き戻
し)中にCPU1はRAM6をアクセスする等の処理を
実行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリ制御装置及び
制御方法に関し、特にフラッシュメモリの制御装置及び
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のメモリ制御装置の一例が特開平
8−129509号公報に開示されている。図8は特開
平8−129509号公報開示のメモリ制御装置の構成
図、図9はアドレス変換マップの構成を示す模式説明
図、図10〜図13はこの従来例の動作を示すフローチ
ャートである。
【0003】図8において26は、アドレス変換器15
において主に使用されるアドレス変換マップである。ア
ドレス変換マップ26には、読書き可能なフラッシュメ
モリ13および23に設定されたブロックとの対応関係
がそれぞれ記憶できる。
【0004】このアドレス変換マップ26は、図9に示
すように、フラッシュメモリ13、23の任意のブロッ
クを読書き可能なRAM14上の任意のブロックに対応
づけることが可能である。
【0005】そのため、書き換えの必要のあるフラッシ
ュメモリのブロックのみをアドレス変換マップ26に登
録することができ、フラッシュメモリ13、23と同容
量のRAMを用意する必要がなく、RAM14の容量を
節約することができる。なお、これらのメモリ上のブロ
ックは、予め定められた大きさに区切られている。
【0006】図9の例では、フラッシュメモリ13の第
4ブロックを、RAM14の第5ブロックへマッピング
するようにアドレス変換マップ26の4番目の場所にマ
ッピング情報が記憶されている。
【0007】アドレス変換マップ26においては、その
マッピング情報を予め不揮発性の記憶素子に記憶してお
くことで、装置の起動時にフラッシュメモリ13、23
のうち必要なブロックをRAM14に転送することがで
きる。
【0008】また、マッピング情報を書き換え可能な素
子に記憶しておくことで、動作中にブロックのマッピン
グ情報を変更したり、フラッシュメモリのあるブロック
の動作不良を検出した場合に、フラッシュメモリ内に用
意された代替ブロックにマッピングし直すことが可能と
なる。
【0009】さて、装置の初期化が終了し、動作し出す
ときに、アドレス変換器15が機能するようにしておく
と、すなわち図12の示すように、初期化の処理を終え
たなら(ステップS171)、アドレス変換マップ26
のマッピング情報に従ってフラッシュメモリ13、23
からRAM14に記憶内容を転送し(ステップS17
2)、それ以後のアドレスマッピングを行うと、フラッ
シュメモリ13、23をアクセスする代わりにRAM1
4をアクセスする(ステップS173)ことができる。
【0010】アドレス変換器15のアドレス変換の動作
手順を図10のフローチャートに示す。ステップS91
にてアドレス変換マップ26を検索し、アクセスされた
アドレス(A−a)を含むフラッシュメモリのブロック
(B−a)がアドレス変換マップに登録されているかど
うか調べる。
【0011】アクセスされたアドレス(A−a)を含む
ブロック(B−a)がアドレス変換マップに登録されて
いたならば、ステップS92へ進んでアドレス変換を行
い、そうでなければアドレス(A−a)の変換を行わな
い。
【0012】変換を行わない場合、フラッシュメモリ1
3、23上のブロック(B−a)が直接アクセスされ
る。
【0013】次に、ステップS92ではステップS91
において、アクセスされたアドレス(A−a)を含むフ
ラッシュメモリのブロック(B−a)がアドレス変換マ
ップに登録されていたならば、登録されたマッピング情
報を使ってRAM14上の対応するアドレス(A−b)
をアクセスするようにアドレス(A−a)を変換する。
【0014】このように、アドレス変換マップをつかっ
て、実際にアクセスする素子を切り換える。その結果、
CPU11からフラッシュメモリ13、23をアクセス
しても、そのアドレスがアドレス変換マップ26に登録
されているブロックに含まれているならば、実際にはR
AM14の対応するブロックにアクセスすることにな
る。
【0015】そのため、メモリの書き換えの際にフラッ
シュメモリを直接アクセスしないように、書き換えの可
能性のあるフラッシュメモリのブロックは全てアドレス
変換マップに登録しておけば、フラッシュメモリを書き
換えるための特別な手順を用いなくとも、通常のRAM
として書き換えることができる。
【0016】また、フラッシュメモリを書き換えようと
すると、書き換えようとしたブロックのアドレス変換マ
ップを更新してそのブロックを対応するRAM上のブロ
ックに転送し、アドレスを変換する処理を行うことで、
フラッシュメモリをあたかも通常のRAMのごとく利用
できる。アドレス変換器15によるアドレス変換の手順
を図13に示した。
【0017】図13において、まずアドレスが指定され
ると(ステップS181)、そのアドレスがフラッシュ
メモリを示すものか判定する(ステップS182)。
【0018】そうでなければアドレス変換は行わず、そ
うであれば、指定されたアドレスを含むブロックがアド
レス変換マップ26に登録されているか判定する(ステ
ップS183)。
【0019】既に登録されていればそのマップ情報を用
いてアドレスを変換し(ステップS186)、RAM1
4にアクセスする。
【0020】登録されていない場合、メモリへのアクセ
スが書き込みか判定し(ステップS184)、書き込み
であればアクセスされたアドレスを含むフラッシュメモ
リ13、23のブロックと、RAM14の空きブロック
とを対応付けたマッピング情報をアドレス変換マップ2
6に登録する(ステップS185)。
【0021】このようにして、予めマッピング情報を登
録しておくのではなく、動的に追加していく手法を取る
こともできる。このようにすることで、アドレス変換マ
ップに登録されていないフラッシュメモリのブロックが
アクセスされた場合でも柔軟に対応できる。
【0022】また、フラッシュメモリを書き換えようと
した場合にアドレス変換マップにそのブロックの情報が
登録されていなければエラーとして処理しても良い。こ
のようにすれば、書き換えてはならないフラッシュメモ
リの内容を書き換えてしまうことを防止することができ
る。
【0023】以上のようにすることで、フラッシュメモ
リを利用するプログラムを実行する場合でも、そのプロ
グラムにおいては、フラッシュメモリへのアクセスを特
に意識せずに動作することができる。
【0024】しかし、プログラムの実行中にフラッシュ
メモリを書き換えたつもりであっても、このままでは対
応するRAM14上の内容を書き換えただけであり、装
置の電源を切ったりすればその情報は失われてしまうこ
とになる。
【0025】そこで、この従来例では、書き換え制御装
置を備えてシステムを監視し、装置の電源の切断または
リセットを検出した場合、または一定時間が経過した
毎、またはCPUのアイドル状態を検出した場合など
に、RAM14の内容をアドレス変換マップにしたがっ
てフラッシュメモリ13、23に書き戻すようにする。
【0026】また、プログラムが明示的にフラッシュメ
モリの書き換えを書き換え制御装置に対して要求した場
合も同様な動作を行う。
【0027】この場合、実際の書き換え作業は、使用す
るフラッシュメモリに適合した手順で行われるよう、特
別なハードウェアを用意して動作させてもよいし、特別
なプログラムを用意して動作させてもよい。
【0028】なお、特にプログラムによる書き換えで
は、予めアドレス変換器の機能をOFFにしておく等の
注意が必要である。書き換えの手順を図11に示し、以
下に説明する。
【0029】ステップS101にてRAM14にマッピ
ングされたブロックの内容を全てフラッシュメモリ1
3、23に書き出したかどうか調べる。全てのブロック
を書き出したならば、書き換えを終了し(ステップS1
04)、そうでなければステップS102へ進む。
【0030】次に、ステップS102にてアドレス変換
マップ26を検索し、RAM14上のブロック(B−
b)に対応するフラッシュメモリのブロック(B−a)
を得る。変換終了後、ステップS103へ進む。
【0031】ステップS103ではステップS102に
おいて得られたブロック(B−a)をRAM14上のブ
ロック(B−b)の内容に書き換える。次に、次のブロ
ックの書き換えをするためステップS101へ進む。
【0032】このようにRAM114の内容を対応する
フラッシュメモリに書き戻すことで、書き換えられた内
容をフラッシュメモリに保持することができる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フラッシュメ
モリへの書き戻し動作が発生した場合、書き戻し処理が
終了するまでCPUの動作が一切ストップしてしまうと
いう欠点があった。つまり、システム全体の処理がスト
ップしてしまうということである。
【0034】その理由は、CPUのデータバスと、フラ
ッシュメモリ及びRAMのデータバスとを切り離す構成
を有していないからである。
【0035】一方、特開平8−263229号公報(以
下、引用例1という)にフラッシュメモリにデータを書
込むに先立ち、まずそのデータをデータバッファに書込
み、次にそのデータバッファに書込まれたデータをフラ
ッシュメモリに転送するという半導体装置が開示され、
特開平6−124175号公報(以下、引用例2とい
う)にバッファの読書きと、フラッシュメモリの書込み
及び消去を同時に実行することが可能な半導体ディスク
装置が開示されている。
【0036】しかし、引用例1には単にフラッシュメモ
リにデータを書込む前に、いったんそのデータをバッフ
ァに書込むということが記載されているだけであり、引
用例2では書込み及び消去を同時に実行するためにはバ
ッファ及びフラッシュメモリともに2系統用意する必要
があるという欠点がある。
【0037】そこで本発明の目的は、フラッシュメモリ
を1個有する装置においてフラッシュメモリへの書き戻
し処理中であっても、CPUの動作をストップさせるこ
とがないメモリ制御装置及び制御方法を提供することに
ある。
【0038】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、共通バスラインを介して上位装置と接続さ
れる読書き可能な第1乃至第3記憶手段と、前記上位装
置と前記第1記憶手段間のバスラインの接続を制御する
第1接続制御手段と、前記第1記憶手段と前記第2記憶
手段間のバスラインの接続を制御する第2接続制御手段
と、前記第1乃至第3記憶手段及び第1、第2接続制御
手段を制御する制御手段とを含み、前記第3記憶手段は
前記第1及び第2記憶手段よりも処理速度が遅い素子で
構成され、前記制御手段は前記第1乃至第3記憶手段が
アクセスされる状況に応じて前記第1及び第2接続制御
手段を制御することを特徴とする。
【0039】又、本発明による他の発明によれば、共通
バスラインを介して上位装置と接続される読書き可能な
第1乃至第3記憶手段を制御するメモリ制御方法であっ
て、前記第2記憶手段より前記第3記憶手段にデータ転
送されるとき前記上位装置と前記第1記憶手段間のバス
ラインを接続させかつ前記第1記憶手段と前記第2記憶
手段間のバスラインを切断させる第2処理を含むことを
特徴とする。
【0040】本発明及び本発明による他の発明によれ
ば、第2記憶手段より第3記憶手段にデータ転送される
とき上位装置と第1記憶手段間のバスラインを接続させ
かつ第1記憶手段と前記第2記憶手段間のバスラインを
切断させる。
【0041】これにより、第2記憶手段より第3記憶手
段へデータ書き戻し中であっても上位装置は第1記憶手
段をアクセスする等の処理を中断することがなくなるた
め、システム全体の処理効率を改善することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】まず、本発明の動作の概要につい
て説明する。システムの電源投入と同時に、フラッシュ
メモリのデータを全てRAMへ展開しておき、通常の運
用時にCPUのフラッシュメモリへのアクセスが発生す
ると、メモリ制御回路により、データを展開したRAM
に対してリードおよびライトを行なう。
【0043】システム監視回路、タイマー回路により、
装置の電源の切断およびリセットを検出した場合、また
は一定時間が経過した場合に、RAMの内容をフラッシ
ュメモリへ書き戻す処理を行う。
【0044】その際、セクタ記憶部により変更のあった
セクタのみを書き換えることが可能である。
【0045】また、RAMのデータをフラッシュメモリ
へ書き込む際は、システムバスを切り離して行うため、
CPUはフラッシュメモリへの書き込み時間を意識する
必要はなく、その間別の、システム本来の処理を行うこ
とが可能である。
【0046】以下、本発明の実施の形態について添付図
面を参照しながら説明する。図1は本発明に係るメモリ
制御装置の最良の実施の形態の構成図である。
【0047】なお、後述するフラッシュメモリ8、RA
M6及び書き換えRAM12は全て読書き可能なメモリ
であり、またフラッシュメモリ8はRAM6,12と異
なりオーバライトが不可能であり、従って、書込みの前
に消去(イレーズ)を行う必要があり、このためRAM
6,12に比べ処理速度が遅くなるという特性を有す
る。
【0048】図1を参照して、1は上位装置であるCP
U(中央処理装置)である。本メモリ制御装置は、CP
U1からのアドレス/制御信号17と、フラッシュメモ
リ8のイレーズを行うイレーズ回路3と、フラッシュメ
モリ8へのデータの書き込みを行うフラッシュメモリ書
き込み回路4と、フラッシュメモリ8のデータを展開す
るためのRAM6と、フラッシュメモリ8への書き込み
を行う際、書き込みデータを一時保管する書き換えRA
M12と、RAM6および、書き換えRAM12へのア
クセスを制御するRAMアクセス回路5と、アドレス/
制御信号17により、イレーズ回路3、フラッシュメモ
リ書き込み回路4及びRAMアクセス回路5への動作の
指示を出すメモリ制御回路2と、各データバスの切り換
えを行うバスセレクタ7および、バスセレクタ9と、シ
ステム監視回路10と、タイマー回路13と、CPU1
からのフラッシュメモリへの書き込みアドレスを監視
し、そのアドレスが含まれるセクタを検出、記憶し、書
き換えのあったセクタをメモリ制御回路2へ通知するセ
クタ監視部11とからなる。
【0049】次に、動作について説明する。図2はフラ
ッシュメモリのセクタマップの一例の構成図、図3〜図
7は本メモリ制御装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【0050】図1において、フラッシュメモリ8は図2
に示すようなある適当なセクタに分割され管理されてい
るものとする。セクタ監視部11には、そのセクタ情報
が記憶されているものとし、そのセクタ毎に書き込みが
発生したか否かの情報を記憶するフラグを備えているも
のとする。
【0051】電源投入時は、バスセレクタ7によりRA
Mデータバス15とフラッシュメモリデータバス16が
接続されており(図3のS1)、バスセレクタ9により
システムバス14は切り離された状態となっているもの
とする。
【0052】メモリ制御回路2はRAMアクセス回路5
に対し、フラッシュメモリの全データをRAM6へ展開
するよう指示を出す(図3のS2)。
【0053】RAMアクセス回路5はこの指示により、
フラッシュメモリ8のデータを全てRAM6へ転送し、
全てのデータの転送が完了すると、メモリ制御回路2へ
転送完了の通知を行う(図3のS3)。
【0054】メモリ制御回路2は、転送完了の通知を受
け取ると、バスセレクタ7および9を切り換え、システ
ムバス14とRAMデータバス15とを接続し、フラッ
シュメモリデータバス11を切り離す(図3のS4)。
【0055】CPU1が、フラッシュメモリ8に対して
データリードを行う場合、メモリ制御回路2は、CPU
1からのアドレス/制御信号17により、フラッシュメ
モリ8へのデータリードサイクルが発生したことを知る
と(図4のS11)、RAMアクセス回路5を通じて、
通常のRAMアクセスサイクルにより、RAM6からの
データリードを行う(図4のS12)。
【0056】RAM6から読み出されたデータは、RA
Mデータバス15、システムデータバス14を経由して
CPU1へ到達する(図4のS13)。
【0057】次に、CPU1が、フラッシュメモリ8に
対しデータの書き込みを行う場合、メモリ制御回路2
は、CPU1からのアドレス/制御信号17により、フ
ラッシュメモリ8へのデータライトサイクルが発生した
ことを知ると(図5のS21)、RAMアクセス回路5
を通じて通常のRAMアクセスサイクルにより、RAM
6に対しデータの書き込みを行う(図5のS22)。
【0058】また、セクタ監視部11はアドレス/制御
信号17により、フラッシュメモリ8への書き込みを検
出すると(図6のS31)、書き込み先アドレスからそ
のアドレスが含まれるセクタを割り出し、対象となるセ
クタのフラグをセットする(図6のS32)。
【0059】そして、そのセクタから対応するRAM6
のアドレスを割り出し、そのRAM6のアドレスにデー
タが書込まれる。
【0060】ただし、対象となるセクタのフラグが既に
セットされていた場合には、新たにセットし直すといっ
たことはしない。
【0061】前記フラグは、RAM6のデータをフラッ
シュメモリ8へ書き戻す際に参照される。
【0062】以上のようにすることで、フラッシュメモ
リ8への書き込みが発生しても、CPU1は特にフラッ
シュメモリ8を意識することなく動作することができ
る。
【0063】ただし、実際はRAM6のデータを書き換
えただけであるため、装置の電源が切られた場合など、
そのデータは消滅することになる。
【0064】そこで本実施例では、システム監視回路1
0およびタイマー回路13を備えて対処している。以後
フラッシュメモリ8へのデータの書き戻しについて説明
する。
【0065】システム監視回路10にて、装置の電源電
源の切断およびリセットを検出した場合や、タイマー回
路13により一定時間が経過した場合に、RAM6のデ
ータのフラッシュメモリ8への書き込みが発生する。
【0066】メモリ制御回路2はシステム監視回路10
およびタイマ回路13からフラッシュメモリへの書き込
み発生の通知を受け取ると(図7のS41)、バスセレ
クタ7および9を切り換え、RAMデータバス15とフ
ラッシュメモリデータバス16とを接続し、システムデ
ータバス14を切り離す(図7のS42)。
【0067】バスセレクタ7,9の切り換えが終ると、
セクタ監視部11に保持されているフラグを参照して
(図7のS43)、書き換えが行われたセクタのみをR
AM6から書き換えRAM12へ転送する(図7のS4
4)。
【0068】書き換えRAM12へのデータの転送が終
了すると、セクタ監視部11のフラグもクリアされる
(図7のS45)。
【0069】その後、メモリ制御回路2はバスセレクタ
7および9を切り換え、システムバス14とRAMデー
タバス15とを接続し、フラッシュメモリデータバス1
6を切り離す(図7のS46)。
【0070】バスセレクタ7,9の切り換えが終わる
と、イレーズ回路3および、フラッシュメモリ書き込み
回路4により書き換えRAM12のデータをフラッシュ
メモリ8へ書き込む処理が行われる(図7のS47)。
【0071】フラッシュメモリ8へのデータ書き込み処
理が行われている間、フラッシュメモリデータバス16
は、バスセレクタ7によりシステムバス14およびRA
Mデータバス15から切り離されている。
【0072】そのため、フラッシュメモリ8へのデータ
の書き込み中であってもCPU1はRAM6をアクセス
する等の処理を中断することがなくなるため、システム
全体の処理効率の改善が可能となる。
【0073】なお、本発明ではフラッシュメモリ8のデ
ータを全てRAM6へ転送するよう構成したが(図3の
S2参照)、これに限定されるものではなく、フラッシ
ュメモリ8のデータの一部、例えば処理に必要なデータ
のみをRAM6へ転送するよう構成することも可能であ
る。
【0074】ただし、この場合上位装置よりRAM6に
格納されているデータ以外のデータがアクセスされた場
合はエラーとなる。
【0075】また、RAM6から書き換えRAM12へ
は、RAM6にて書き換えが行われたセクタのみが転送
されるよう構成したが(図7のS44参照)、これに限
定されるものではなく、RAM6に格納されたデータの
全てを書き換えRAM12へ転送するよう構成すること
も可能である。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、共通バスラインを介し
て上位装置と接続される読書き可能な第1乃至第3記憶
手段と、前記上位装置と前記第1記憶手段間のバスライ
ンの接続を制御する第1接続制御手段と、前記第1記憶
手段と前記第2記憶手段間のバスラインの接続を制御す
る第2接続制御手段と、前記第1乃至第3記憶手段及び
第1、第2接続制御手段を制御する制御手段とを含み、
前記第3記憶手段は前記第1及び第2記憶手段よりも処
理速度が遅い素子で構成され、前記制御手段は前記第1
乃至第3記憶手段がアクセスされる状況に応じて前記第
1及び第2接続制御手段を制御するようメモリ制御装置
を構成したため、第2記憶手段より第3記憶手段にデー
タ転送されるとき上位装置と第1記憶手段間のバスライ
ンを接続させかつ第1記憶手段と前記第2記憶手段間の
バスラインを切断させることが可能となる。
【0077】これにより、第2記憶手段より第3記憶手
段へデータ書き戻し中であっても上位装置は第1記憶手
段をアクセスする等の処理を中断することがなくなるた
め、システム全体の処理効率を改善することができる。
【0078】又、フラッシュメモリに格納されたデータ
を全てRAMに転送するように構成した場合、通常の運
用時にはフラッシュメモリへのアクセスは全てRAMに
対して行われるため、フラッシュメモリの書き換え回数
を最小限に抑えることができ、もってフラッシュメモリ
の劣化を軽減できるという効果も奏する。
【0079】さらに、RAMにて書き換えられたデータ
のみを書き換えRAMに転送することにより、書き換え
RAMよりフラッシュメモリへ転送されるデータもRA
Mにて書き換えられたデータのみとなるため、フラッシ
ュメモリの書き換え回数を最小限に抑えることができ、
もってフラッシュメモリの劣化を軽減できるという効果
も奏する。
【0080】又、本発明による他の発明によれば、共通
バスラインを介して上位装置と接続される読書き可能な
第1乃至第3記憶手段を制御するメモリ制御方法であっ
て、その方法を前記第2記憶手段より前記第3記憶手段
にデータ転送されるとき前記上位装置と前記第1記憶手
段間のバスラインを接続させかつ前記第1記憶手段と前
記第2記憶手段間のバスラインを切断させる第2処理を
含んで構成したため、上記メモリ制御装置と同様の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメモリ制御装置の最良の実施の形
態の構成図である。
【図2】フラッシュメモリのセクタマップの一例の構成
図である。
【図3】本メモリ制御装置の動作を示すフローチャート
である。
【図4】本メモリ制御装置の動作を示すフローチャート
である。
【図5】本メモリ制御装置の動作を示すフローチャート
である。
【図6】本メモリ制御装置の動作を示すフローチャート
である。
【図7】本メモリ制御装置の動作を示すフローチャート
である。
【図8】特開平8−129509号公報開示のメモリ制
御装置の構成図である。
【図9】アドレス変換マップの構成を示す模式説明図で
ある。
【図10】従来例の動作を示すフローチャートである。
【図11】従来例の動作を示すフローチャートである。
【図12】従来例の動作を示すフローチャートである。
【図13】従来例の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 メモリ制御回路 3 イレーズ回路 4 フラッシュメモリ書き込み回路 5 RAMアクセス回路 6 RAM 7,9 バスセレクタ 8 フラッシュメモリ 10 システム監視回路 11 セクタ監視部 12 書き換えRAM 13 タイマー回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通バスラインを介して上位装置と接続
    される読書き可能な第1乃至第3記憶手段と、前記上位
    装置と前記第1記憶手段間のバスラインの接続を制御す
    る第1接続制御手段と、前記第1記憶手段と前記第2記
    憶手段間のバスラインの接続を制御する第2接続制御手
    段と、前記第1乃至第3記憶手段及び第1、第2接続制
    御手段を制御する制御手段とを含み、前記第3記憶手段
    は前記第1及び第2記憶手段よりも処理速度が遅い素子
    で構成され、前記制御手段は前記第1乃至第3記憶手段
    がアクセスされる状況に応じて前記第1及び第2接続制
    御手段を制御することを特徴とするメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記第1記憶手段より前
    記前記第2記憶手段にデータ転送されるとき前記第1接
    続制御手段に前記上位装置と前記第1記憶手段間のバス
    ラインを切断させかつ前記第2接続制御手段に前記第1
    記憶手段と前記第2記憶手段間のバスラインを接続させ
    ることを特徴とする請求項1記載のメモリ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は前記第2記憶手段より前
    記前記第3記憶手段にデータ転送されるとき前記第1接
    続制御手段に前記上位装置と前記第1記憶手段間のバス
    ラインを接続させかつ前記第2接続制御手段に前記第1
    記憶手段と前記第2記憶手段間のバスラインを切断させ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のメモリ制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は前記第3記憶手段より前
    記第1記憶手段にデータ転送されるとき前記第1接続制
    御手段に前記上位装置と前記第1記憶手段間のバスライ
    ンを切断させかつ前記第2接続制御手段に前記第1記憶
    手段と前記第2記憶手段間のバスラインを接続させるこ
    とを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のメモリ制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は前記上位装置と前記第1
    記憶手段間でデータ転送されるとき前記第1接続制御手
    段に前記上位装置と前記第1記憶手段間のバスラインを
    接続させかつ前記第2接続制御手段に前記第1記憶手段
    と前記第2記憶手段間のバスラインを切断させることを
    特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のメモリ制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1記憶手段に書込みがなされるア
    ドレスを検出するアドレス検出手段を有し、前記制御手
    段は前記第1記憶手段にて書き換えがなされたデータの
    みを前記第2記憶手段に転送することを特徴とする請求
    項1〜5いずれかに記載のメモリ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記第3記憶手段に記憶されたデータの
    全てが前記第1記憶手段に転送されることを特徴とする
    請求項4記載のメモリ制御装置。
  8. 【請求項8】 共通バスラインを介して上位装置と接続
    される読書き可能な第1乃至第3記憶手段を制御するメ
    モリ制御方法であって、 前記第3記憶手段は前記第1及び第2記憶手段よりも処
    理速度が遅い素子で構成され、前記第1記憶手段より前
    記前記第2記憶手段にデータ転送されるとき前記上位装
    置と前記第1記憶手段間のバスラインを切断させかつ前
    記第1記憶手段と前記第2記憶手段間のバスラインを接
    続させる第1処理を含むことを特徴とするメモリ制御方
    法。
  9. 【請求項9】 前記第2記憶手段より前記第3記憶手段
    にデータ転送されるとき前記上位装置と前記第1記憶手
    段間のバスラインを接続させかつ前記第1記憶手段と前
    記第2記憶手段間のバスラインを切断させる第2処理を
    含むことを特徴とする請求項8記載のメモリ制御方法。
  10. 【請求項10】 前記第3記憶手段より前記第1記憶手
    段にデータ転送されるとき前記上位装置と前記第1記憶
    手段間のバスラインを切断させかつ前記第1記憶手段と
    前記第2記憶手段間のバスラインを接続させる第3処理
    を含むことを特徴とする請求項8又は9記載のメモリ制
    御方法。
  11. 【請求項11】 前記上位装置と前記第1記憶手段間で
    データ転送されるとき前記上位装置と前記第1記憶手段
    間のバスラインを接続させかつ前記第1記憶手段と前記
    第2記憶手段間のバスラインを切断させる第4処理を含
    むことを特徴とする請求項8〜10いずれかに記載のメ
    モリ制御方法。
  12. 【請求項12】 前記第1記憶手段に書込みがなされる
    アドレスを検出する第5処理と、前記第1記憶手段に書
    込みがなされたデータのみを前記第2記憶手段に転送す
    る第6処理とを含むことを特徴とする請求項8〜11い
    ずれかに記載のメモリ制御方法。
  13. 【請求項13】 前記第3記憶手段に記憶されたデータ
    の全てが前記第1記憶手段に転送されることを特徴とす
    る請求項10記載のメモリ制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011203114A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Sysmex Corp 試料分析装置および試料分析方法
DE112017006660T5 (de) 2016-12-28 2019-09-26 Omron Corporation Blutdruckmessgerät, verfahren und vorrichtung zur blutdruckmessung

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