JPH08242096A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

Info

Publication number
JPH08242096A
JPH08242096A JP7045505A JP4550595A JPH08242096A JP H08242096 A JPH08242096 A JP H08242096A JP 7045505 A JP7045505 A JP 7045505A JP 4550595 A JP4550595 A JP 4550595A JP H08242096 A JPH08242096 A JP H08242096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image pickup
lens
image
light
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7045505A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Kobayashi
学 小林
Hiroshi Takatsuka
央 高塚
Hidekuni Niiyama
秀邦 新山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP7045505A priority Critical patent/JPH08242096A/ja
Publication of JPH08242096A publication Critical patent/JPH08242096A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速で倍率切換動作が可能な耐久性ある撮像
装置を提供する。 【構成】 撮像対象物12からの光が入射される2つの
光路に、倍率の異なる第1及び第2のレンズ18,20
と、第1又は第2のレンズからの光のいずれか一方を選
択するシャッタ22,24とを設け、どちらのレンズか
らの光も光経路合成手段であるビームスプリッタ26に
入射される。シャッタの運動のみによって光学系の倍率
を変化させることができ、レンズの機械的な運動が不要
になるので、高速で倍率切換動作が可能な耐久性ある撮
像装置が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子部品の検査
装置や実装装置、或いは、精密部品の検査装置や組立装
置において用いられる撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子部品の検査装置において
は、作業者が微細な電子部品を観察するために、電子部
品の検査装置にCCDカメラのような撮像装置が備えら
れ、撮像装置によって撮像された電子部品の画像をテレ
ビモニタ等に映し出すようにしている。また、撮像され
た画像を処理することによって電子部品の寸法計測等も
行われる。
【0003】同様に、電子部品の実装装置にも撮像装置
が備えられているのが一般的であり、撮像された電子部
品の画像を処理することで、実装の際の位置合わせ等を
行うこととしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、撮像
対象物となる電子部品は様々な大きさを有しているため
に、撮像装置に用いられる光学系の倍率を変化させて、
撮像装置に内蔵された撮像デバイスの撮像面上に適当な
大きさの電子部品の像を結像させる必要がある。
【0005】また、電子部品実装装置における電子部品
の実装において電子部品の位置合わせを行う際にも同様
に、例えば、低倍率で粗い位置合わせを行い、高倍率で
正確な位置合わせを行うというように撮像装置に用いら
れる光学系の倍率を変化させる必要がある。
【0006】このため、撮像装置に用いられる光学系の
倍率を変化させるための手段として、従来からズームレ
ンズや二焦点切替レンズを用いたものが提案されてい
る。しかし、これらの手段はレンズが機械的に移動され
る構造であるので、耐久性或いは倍率切換の動作速度に
改善点を有している。近年、電子部品の検査装置や実装
装置には倍率切換動作時間の短縮化が要求されると共
に、倍率切換動作回数が極めて多く且つ高い耐久性が要
求されるため、ズームレンズ等を用いた従来の手段では
十分に対応することができなかった。
【0007】また、1つの対象物を倍率の異なる光学系
を有する複数の撮像装置によって撮像した場合には、撮
像装置からの信号を電気的に選択することによって倍率
の選択が可能になるが、複数の撮像デバイスが必要にな
り装置全体のコストが上昇することになる。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みて為されたもの
であり、その目的は、高速で倍率切換動作が可能で且つ
十分な耐久性を有するローコストな撮像装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、1個の撮像デバイスと、所
定の第1撮像位置に置かれた撮像対象物からの光が入射
され撮像デバイスの撮像面に撮像対象物の像を結像させ
る第1のレンズと、所定の第2撮像位置に置かれた撮像
対象物からの光が入射され撮像デバイスの撮像面に撮像
対象物の像を結像させる、第1のレンズと異なる倍率を
有する第2のレンズとを備えた撮像装置であって、第1
のレンズの入射側の光軸上に前記第1撮像位置が設けら
れ、第2のレンズの入射側の光軸上に第2撮像位置が設
けられ、第1のレンズの透過光に含まれる像情報と第2
のレンズの透過光に含まれる像情報とのどちらか一方を
選択する像情報選択手段を備え、且つ、第1のレンズの
透過光に含まれる像情報の経路と第2のレンズの透過光
に含まれる像情報の経路とを合成し撮像デバイスに導く
光経路合成手段を備えたことを特徴としている。
【0010】また、上記第1撮像位置と上記第2撮像位
置が共通であってもよい。
【0011】また、上記光経路合成手段はビームスプリ
ッタから構成されていてもよい。
【0012】また、請求項4に係る発明は、1個の撮像
デバイスと、所定の第1撮像位置に置かれた撮像対象物
からの光が入射され撮像デバイスの撮像面に撮像対象物
の像を結像させる第1のレンズと、所定の第2撮像位置
に置かれた撮像対象物からの光が入射され撮像デバイス
の撮像面に撮像対象物の像を結像させる、第1のレンズ
と異なる倍率を有する第2のレンズとを備えた撮像装置
であって、第1のレンズの入射側の光軸上に第1撮像位
置が設けられ、第2のレンズの入射側の光軸上に第2撮
像位置が設けられ、第1のレンズの透過光に含まれる像
情報と第2のレンズの透過光に含まれる像情報とのどち
らか一方を選択する像情報選択手段を備え、且つ、第1
のレンズの透過光に含まれる像情報の経路と第2のレン
ズの透過光に含まれる像情報の経路とを非合成状態で前
記撮像デバイスに導くことを特徴としている。
【0013】また、上記第1のレンズの透過光に含まれ
る像情報と上記第2のレンズの透過光に含まれる像情報
とが、複数の全反射ミラーによって、偏向されて前記撮
像デバイスに導かれてもよい。
【0014】また、上記第1のレンズの透過光と上記第
2のレンズの透過光とが、撮像デバイスの撮像面上の実
質的に同一の領域に入射されてもよい。
【0015】また、上記第1のレンズの透過光と上記第
2のレンズの透過光とがそれぞれ、撮像デバイスの撮像
面上の互いに異なる2つの領域に入射されてもよい。
【0016】また、上記第1のレンズの透過光を通過さ
せる第1の穴、及び、上記第2のレンズの透過光を通過
させる第2の穴がそれぞれ構成された遮光スクリーンを
更に備えていてもよい。
【0017】
【作用】請求項1に係る撮像装置においては、第1撮像
位置に置かれた撮像対象物からの光は第1のレンズに入
射され、第2撮像位置に置かれた撮像対象物からの光は
第2のレンズに入射される。第1のレンズの出射光及び
第2のレンズの出射光はそれぞれ、光経路合成手段へと
導かれ、光経路合成手段は第1のレンズからの光の経路
と第2のレンズからの光の経路とを合成して1個の撮像
デバイスへ光を導く。このために、第1のレンズ及び第
2のレンズのどちらも対象物の像を撮像面に結像させる
ために使用することができる。
【0018】また、請求項4に係る撮像装置において
は、第1のレンズからの光と第2のレンズからの光とが
それぞれ、合成されることなく撮像デバイスの撮像面上
へと導かれるために、第1のレンズ及び第2のレンズの
どちらも対象物の像を撮像面に結像させるために使用す
ることができる。
【0019】
【実施例】本発明による撮像装置は、例えば電子部品の
ような撮像対象物を、レンズ、ミラー等の光学部品から
構成された光学系によって、CCD(電荷結合素子)型
固体撮像素子の撮像面上に結像させるもので、倍率を変
化させることができる様々な光学系が考案されている。
以下に、様々な光学系を有する撮像装置の各実施例につ
いて、図面を用いて説明する。
【0020】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例による撮像装置10の全
体構成を示す図であり、符号12は、例えば電子部品や
精密部品のような撮像対象物(以下、対象物という。)
を示している。また、符号32及び34はそれぞれ、撮
像の際、対象物が置かれる2つの撮像位置である第1撮
像位置及び第2撮像位置を示している。対象物12の像
は、本発明における光学系である第1のレンズ18、第
2のレンズ20、第1のシャッタ22、第2のシャッタ
24、ビームスプリッタ26及び全反射ミラー28によ
って、撮像デバイスであるCCD(電荷結合素子)型固
体撮像素子(以下、「撮像素子」という)14の撮像面
16上に結像される。以下、この光学系へ撮像対象物1
2から導入される光の進み方について説明する。
【0021】対象物12が第1撮像位置32に置かれた
時、対象物12は図示しない光源又は自然光によって照
らされ、その反射光の一部は軸A1と光軸を一致させた
第1のレンズ18に入射される(ここで、レンズの光軸
とは、光学的光軸に一致させた折れ曲がっていない一本
の軸をいう。以下同じ)。
【0022】この第1のレンズ18は高倍率のレンズで
あり、色収差等の諸収差を補正する目的で複数枚のレン
ズから構成されているが、1枚のレンズから構成された
単レンズであってもよい。
【0023】第1のレンズ18を透過した光は軸A1に
沿って右方に進み、第1のレンズ18の右側に配置され
た第1のシャッタ22へと導かれる。このシャッタ22
は、開閉によって第1のレンズ18から出射される光を
遮断することができる。シャッタ22の開いている時間
を非常に短くすると、シャッタ22を透過する光により
撮像面上に対象物12の殆ど静止した像を結像させるこ
ともできる。
【0024】軸A1上のシャッタ22の更に右側には、
ビームスプリッタ26が配置されている。このビームス
プリッタ26は2つの直角プリズムから構成され、一方
の直角プリズムの斜面に半透膜をコートして他方のコー
トがされていない斜面と共にして接合したものであっ
て、光の経路を合成する(光経路合成手段)ことができ
る。従って、軸A1に沿って進みビームスプリッタ26
に入射された光の約50%は反射され軸A1に対して直
角な方向(図1に示す下方)に進むが、他の約50%は
透過して更に軸A1に沿って直進する。
【0025】軸A1上のビームスプリッタ26の更に右
方には撮像素子14が配置され、この撮像面16の中央
は軸A1上に位置している。シャッタ22が開いている
場合は、第1のレンズ18によって対象物12の像が撮
像素子14の撮像面16上に結像される。この場合、第
1のレンズ18は、以下に述べる第2のレンズ20より
高倍率なので、撮像面16における対象物12の像は第
2のレンズ20によって結像される像に比べて大きな像
が結像される。対象物12の像が撮像面16上で結像さ
れると、撮像素子14は、その光学像の各部の光強度に
対応して電気的な画像信号に変換する。このような画像
信号は本発明による撮像装置が用いられる電子部品の検
査装置や実装装置、或いは、精密部品の検査装置や組立
装置等において、検査、実装或いは組立等を目的とした
情報として利用される。
【0026】一方、対象物12が第2撮像位置34に置
かれた時、対象物12によって反射された光の一部は、
軸A1とほぼ平行に配置された軸A2に沿って進み、軸
A2と光軸を一致させて配置した第2のレンズ20に入
射される。
【0027】この第2のレンズ20は第1のレンズ18
に比べて低倍率に設定されている。また、色収差等の諸
収差を補正するために複数枚のレンズから構成されてい
るが、1枚のレンズから構成された単レンズであっても
よい。
【0028】第2のレンズ20から出射された光は軸A
2に沿って右方に進み、レンズ20の右方に配置された
第2のシャッタ24に導かれる。上述したシャッタ22
と同様に開閉動作によって光を遮断できる。
【0029】これらのシャッタ22及びシャッタ24は
通常閉じられている。高い倍率で対象物12を撮像した
い場合、対象物12を第1撮像位置32に置いてシャッ
タ22を開くと高い倍率の第1のレンズ18が選択され
る。
【0030】また、低い倍率で対象物12を撮像したい
場合、対象物12を第2撮像位置34に置いてシャッタ
24を開くと低い倍率の第2のレンズ20が選択され
る。このようにして、像情報選択手段としてのシャッタ
22,24は、第1のレンズ18又は第2のレンズ20
のどちらか一方を選択することができる。
【0031】次に、シャッタ24を透過した光は軸A2
上を更に右上方向(図1)に進み、軸A2上に配置され
た全反射ミラー28に入射される。この全反射ミラー2
8によって反射された光は、上述したビームスプリッタ
26に向かって進み、全反射ミラー28は、反射された
光が沿って進む軸A3と軸A1とが、ビームスプリッタ
26の斜面で直角に交差するように位置決めされてい
る。
【0032】軸A3に沿って進みビームスプリッタ26
に入射される光は、上述したような半透膜の特性によっ
て、入射された光の約50%が透過され、残りの約50
%が反射される。従って、透過された光は、ビームスプ
リッタ26の下方(図1)に向かって直進するが、反射
された光は軸A1に沿って右方に進み撮像素子14の撮
像面16に入射される。
【0033】従って、シャッタ24が開かれ、軸A3に
沿った光が撮像素子14に入射された時、第2のレンズ
20により撮像面16上に対象物12の像が結像され
る。第2のレンズ20は第1のレンズ18より低倍率で
あるため、同一寸法の対象物を撮像した場合、第2のレ
ンズ20によって結像される像は第1のレンズ18によ
って結像される像よりも小さなものとなる。
【0034】上述したように、第1の実施例において
は、シャッタ22,24を用いているので、シャッタが
開いている時間を調節することによって、撮像面に入射
される光の量を変化させることができる。
【0035】また、ビームスプリッタ26の反射率(又
は透過率)は、約50%に限定されず、レンズ等の光学
系における光量の重み付けによって適当な比率となるよ
うに任意の値に設定できる。
【0036】また、第1のレンズ18および第2のレン
ズ20のそれぞれに定められた第1の撮像位置および第
2の撮像位置が設けられているので、対象物12を2つ
の撮像位置に置き換えることにより、2つのレンズによ
る視差の問題を考慮する必要が無くなる。
【0037】更に、撮像装置を検査装置などに用いて、
画像処理等の目的で、搬送される対象物を撮像する場合
においては、その搬送経路内に第1撮像位置32、第2
撮像位置34を設けると、対象物を撮像のために置き換
えることなく2つのシャッタの開閉制御のみで、倍率を
変化させることができる。
【0038】第2の実施例 図2は第2の実施例における撮像装置40を示すもので
ある。
【0039】撮像装置40は、像情報選択手段として、
第1の実施例で用いた第1、第2のシャッタ22,24
の代わりに、第1、第2の照明装置42,44を用いた
ものである。以下の第2の実施例の説明において、上述
した各実施例との同一及び相当部分には同一符号を付し
て、その詳細な説明は省略する。
【0040】第1の照明装置42は第1撮像位置32に
置かれた対象物12のみを照らすよう、第1撮像位置3
2の近傍に配置され、第2の照明装置44は第2撮像位
置32のみを照らすよう、第2撮像位置34の近傍に配
置されている。
【0041】第1の照明装置42によって対象物12が
照明されると、対象物12の反射光は軸A1に沿って進
み第1のレンズ18に入射する。同様に、第2の照明装
置44によって対象物12が照明されると、反射光は軸
A2に沿って進み第2のレンズ20に入射する。上述し
た第1の実施例と同様に、第1、第2のレンズ18,2
0に入射された光は、それぞれ、ビームスプリッタ26
を介して撮像素子14に入射される。
【0042】高い倍率で撮像したい場合は、対象物12
を第1撮像位置32に置くと共に第1の照明装置42を
点灯させる。すると、対象物12による反射光は高倍率
のレンズ18に入射する。また、低い倍率で撮像したい
場合は、対象物12を第2撮像位置34に置くと共に第
2の照明装置44を点灯させる。すると、反射光は低倍
率のレンズ20に入射する。
【0043】このように対象物の位置と照明装置を選択
することによって、光学系の倍率を変化させることがで
きる。
【0044】また、照明装置42,44を発光時間が極
めて短いストロボ発光させると、対象物12の瞬間的な
反射光に含まれる殆ど静止した像を撮像面16に結像さ
せることができる。従って、第1、第2撮像位置32,
34において対象物12が運動していても撮像が可能で
ある。特に、撮像装置を検査装置などに用いて搬送され
る対象物を撮像する場合には、搬送経路内に位置する第
1、第2撮像位置において第1、第2の照明装置42,
44をそれぞれストロボ発光させると、対象物12が移
動している際においても、静止した像を得ることができ
る。
【0045】第3の実施例 図3は、本発明による第3の実施例における撮像装置5
0を示し、この第3の実施例においては、第1の実施例
において第1、第2撮像位置32,34が必要であった
のに対し、共通の撮像位置52を使用している点が異な
っている。以下、第4の実施例の説明において上述した
各実施例との同一及び相当部分には同一符号を付して、
その詳細な説明は省略する。
【0046】第1のレンズ18と第2のレンズ20は、
それぞれの光軸が所定の角度で交差するように配置され
ており、交点に相当する位置に撮像位置52が設けられ
ている。つまり、撮像位置52は、第1のレンズ18の
光軸に一致した軸A1と、第2のレンズの光軸に一致し
た軸A2との交点に位置している。従って、対象物12
が撮像位置52にあれば、第1のレンズ18及び第2の
レンズ20の両方に反射光を導くことができ、上述した
第1、第2の実施例のように対象物12を2つの撮像位
置に置き変え又は移動させる必要がない。
【0047】また、対象物12から光を入射する方向
は、軸A1に沿った方向と軸A2に沿った方向とで異な
り視差が発生するが、軸A1と軸A2との交差する角度
を小さくすると、視差を無視できる程度に減少させるこ
とができ、また、この影響は、2つの軸を含む平面に垂
直に配置したラインイメージセンサを撮像素子として用
いると取り除くことができる。
【0048】以上、第1〜第3の実施例においては、1
個の撮像素子14上に像を結像させるために光経路合成
手段が用いられているが、必ずしもこの構成に限定され
ず、1個の撮像素子14上に像を結像させるために、以
下に示すような他の構成がある。
【0049】第4の実施例 図4は、本発明による第4の実施例における撮像装置6
0を示し、この第4の実施例においては、複数の全反射
ミラーを用いて1個の撮像素子14上に像を結像させて
いる。以下、第4の実施例の説明において上述した各実
施例との同一及び相当部分には同一符号を付して、その
詳細な説明は省略する。
【0050】第1のレンズ18と第2のレンズ20は、
互いに並べて配置され、それぞれの光軸(軸A1及び軸
A2)が略平行になるようになっている。第1のレンズ
18を透過した光は、全反射ミラー62,64で順次反
射される。つまり、全反射ミラー62は軸A1に沿って
入射された光を反射させて軸A4に沿って進ませ、全反
射ミラー64は軸A4に沿って進む光を反射させて軸A
6に沿って進むようにする。このような2回の反射を経
て、第1のレンズ18を透過した光は、撮像素子14の
撮像面16へ向かうように偏向される。
【0051】同様に、第2のレンズ20を透過した光
は、全反射ミラー66,68で順次反射されて、軸A
2、軸A5、軸A7の順に進み、第2のレンズ20を透
過した光は、撮像素子14の撮像面16へと偏向され
る。
【0052】従って、軸A1及び軸A2に沿った互いに
平行な光は、それぞれ撮像面16に向かって進み、どち
らの光路による像も経路が合成されることなく(非合成
状態で)撮像面16上に形成される。また、軸A6と軸
A7との撮像面16に対する角度が異なっているため視
差が発生するが、撮像素子としてラインイメージセンサ
を用いると、視差の問題を考慮する必要がなくなる。
【0053】また、光に含まれる像情報を選択する(像
情報選択手段)ために、第1、第2のシャッタ22、2
4が用いられており、これらのどちらか一方を開くこと
で、一方のレンズを選択でき、倍率選択が可能になる。
【0054】また、全反射ミラーは安価であるので、こ
のような構成によるとコストパフォーマンスの高い撮像
装置を構成することができる。
【0055】第5の実施例 図5は第5の実施例による撮像装置70を示し、上述し
た第4の実施例と同様に、複数の全反射ミラーを用いて
構成されている。しかし、像情報選択手段として、第2
の実施例で使用されたものと同等の第1、第2の照明装
置42,44が用いられている点のみが異なっている。
詳細な説明については上述した各実施例と同一符号を付
して省略する。
【0056】第6の実施例 図6は、第6の実施例における撮像装置80を示し、上
述した第4の実施例と同様に、複数の全反射ミラー及び
第1、第2のシャッタ22,24を用いて構成されてい
る。また、第3の実施例と同様に、2つのレンズの光軸
の交点に共通の撮像位置52を有している。詳細な説明
については上述した各実施例と同一符号を付して省略す
る。
【0057】以上、第4〜第6の実施例においては、1
個の撮像素子上に結像させるために、複数の全反射ミラ
ーが用いられているが、1個の撮像素子上に結像させる
ためにはこのような構成に限定されず、以下に示すよう
な構成によってもよい。
【0058】第7の実施例 図7は、第7の実施例における撮像装置90を示す。こ
の実施例においては、第1のレンズと第2のレンズと
が、それぞれの出射側の光軸が狭角を形成し、一点で交
差するように配置されている。この交点に、撮像装置1
4の撮像面16が位置するように、撮像装置14は配置
されている。また第1のレンズ18と第2のレンズ20
の入射側の光軸上に、第1撮像位置32及び第2撮像位
置34がそれぞれ配置されている。また、対象物12か
ら第1、第2のレンズ18,20までの距離、及び、そ
れらレンズ18,20から撮像面(交点)までの距離
は、撮像面16上に対象物12の像が正しく結像される
距離に定められている。
【0059】このように構成することによって、第1撮
像位置32に置かれた対象物12の像、及び、第2撮像
位置34に置かれた対象物12の像はどちらも、撮像面
16上に結像される。従って、像情報選択手段である第
1、第2のシャッタ22,24を選択的に開くことで、
第1のレンズ18又は第2のレンズ20のどちらか一方
を選択できる。
【0060】この第7の実施例においても、撮像面16
に入射する光の光路である軸A1、軸A2は撮像面に対
して互いに異なる角度になっており視差が生じるが、軸
A1と軸A2によって作られる角度が小さくなるように
設定することで、視差の影響を小さくすることができ
る。また、撮像素子14にラインイメージセンサを用い
ると視差を考慮する必要が無くなる。
【0061】第8の実施例 図8は、第8の実施例における撮像装置100を示す。
この実施例では、像情報選択手段として第2の実施例に
用いたのと同等の第1、第2の照明装置42、44を用
いている。他の構成については、上述した第7の実施例
と同等である。詳細な説明については上述した各実施例
と同一符号を付して省略する。
【0062】以上、第7、第8の実施例においては、第
1のレンズ18の光軸と第2のレンズ20の光軸とが撮
像面16上で交差させるレンズの配置によって、1個の
撮像素子上に像を結像させているが、この構成に限定さ
れず、例えば、以下に示すような構成によってもよい。
【0063】第9の実施例 図9は、第9の実施例における撮像装置110を示す。
この実施例においては、大きな撮像面を有する撮像素子
112が用いられ、撮像面上の互いに異なる2つの領域
に第1のレンズ18を透過した光と第2のレンズ20を
透過した光とが重ね合わせられることなく入射される。
以下、第9の実施例の説明において、同一又は同等の構
成部分には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略
する。
【0064】図9に示すように、第1、第2のレンズ1
8,20は、それぞれの光軸が互いに平行になるように
並べて配置されている。また、軸A1、軸A2はそれぞ
れ、第1、第2のレンズ18,20の光軸に一致させた
軸であり、第1、第2のレンズを出射した光はそれぞ
れ、軸A1、軸A2に沿って進み、軸A1、A2に対し
て垂直に配置された撮像素子112の撮像面114上に
入射される。
【0065】この撮像素子112は、軸A1、軸A2に
沿った光を、撮像面上の互いに異なる第1の領域、第2
の領域に入射させるよう、大きな撮像面114を有して
おり、第1、第2の領域で結像された対象物12の像に
よる画像信号は、撮像素子112に接続された画像回路
に入力され、画像回路内に構成された像情報選択手段と
しての信号選択回路で、第1の領域の像による信号又は
第2の領域による信号のどちらか一方を選択できるよう
になっている。
【0066】第1、第2のレンズ18,20と撮像素子
112との間には、遮光スクリーン116が配置され、
遮光スクリーン116には第1、第2のレンズ18,2
0を透過した光が入射されるように形成された第1、第
2の穴が形成されている。
【0067】この遮光スクリーン116は、2つのレン
ズ18,20と受光素子112との間で適当な位置に配
置され、第1の穴、第2の穴の中心は軸A1、軸A2に
それぞれ一致させてある。この遮光スクリーン116
は、撮像面114上で、第1の穴を介して第1のレンズ
18からの光が撮像される正規の像位置に第2のレンズ
20から出射された光による像が重ならないようにし、
逆に、第2の穴を介して第2のレンズからの光による像
位置に、第1のレンズ18から出射された光による像が
重ならないようにしている。
【0068】第10の実施例 図10は第10の実施例における撮像装置120を示
し、この実施例の概略は、上述した第9の実施例とほぼ
同等であるが、像情報選択手段として第1、第2の照明
装置を用いている点が異なっている。他の構成について
は、上述した第9の実施例と同等である。詳細な説明に
ついては上述した各実施例と同一符号を付して省略す
る。
【0069】第11の実施例 図11は第11の実施例における撮像装置130を示
し、この実施例の概略は、上述した第9の実施例とほぼ
同等であるが、2つの撮像位置を持たず、共通の撮像位
置52に対象物が置かれる点、第1、第2のレンズ1
8,20の光軸が平行になるように2つのレンズが並列
に配置されている点が異なっている。他の構成について
は、上述した第9の実施例と同等である。詳細な説明に
ついては上述した各実施例と同一符号を付して省略す
る。
【0070】第9乃至第11の実施例においては、1個
の撮像素子112上に2つの像を結像させるために、2
つの穴が形成された遮光スクリーン116と2つの像が
写し込まれる大きな撮像面114を有する撮像素子とが
用いられている。
【0071】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は上記の第1乃至第11の実施例に限定
されないことは言うまでもない。例えば、本発明におけ
る照明装置は、撮像装置の光学系側から撮像対象物を照
明しているが、照明装置を撮像対象物の後方に配置して
撮像対象物のシルエット映像を撮像するようにしてもよ
い。
【0072】また、撮像手段としては、上記のCCD型
固体撮像素子以外にも、MOS型等の他の方式による固
体撮像素子或いは光電管型等の撮像管のような種々の撮
像デバイスを用いることができる。
【0073】また、上記実施例では、第1のレンズを高
倍率とし、第2のレンズを低倍率レンズとしているが、
これらを逆にして第1のレンズを低倍率とし、第2のレ
ンズを高倍率レンズとしてもよい。また、シャッタを配
置する位置は、上記実施例では第1、第2のレンズから
出射された光を遮断することができるような位置に配置
されているが、第1、第2のレンズに入射される光を遮
断することができるような位置に配置されていてもよ
い。つまり、第1、第2のレンズが配置されるそれぞれ
の光路内に配置されていれば、シャッタを配置する位置
は特に限定されない。
【0074】更に、ビームスプリッタを光経路合成手段
として用いているが、同様の機能を有する光学素子、例
えばハーフミラー(半透鏡)等を用いることも可能であ
る。
【0075】
【発明の効果】本発明によると、互いに異なる倍率を有
する第1、第2のレンズが設けられた2つの光路がそれ
ぞれ、1個の撮像素子(撮像デバイス)に導かれている
ため、第1、第2のどちらのレンズも使用することがで
きる。従って、像情報選択手段により、光路を選択し倍
率を簡単に変化させることができる。
【0076】また、倍率を変化させるために、レンズを
機械的に運動させる必要がないので、非常に高速な倍率
切換ができると共に、光学系の構成が簡単になるので、
耐久性が高くなり、製造コストを減少させることができ
る。
【0077】更に本発明によれば、1個の撮像デバイス
を用いて倍率切換のできる撮像装置が実現されるので、
撮像デバイスのコストが大幅に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による撮像装置を示す図
である。
【図2】本発明の第2の実施例による撮像装置を示す図
である。
【図3】本発明の第3の実施例による撮像装置を示す図
である。
【図4】本発明の第4の実施例による撮像装置を示す図
である。
【図5】本発明の第5の実施例による撮像装置を示す図
である。
【図6】本発明の第6の実施例による撮像装置を示す図
である。
【図7】本発明の第7の実施例による撮像装置を示す図
である。
【図8】本発明の第8の実施例による撮像装置を示す図
である。
【図9】本発明の第9の実施例による撮像装置を示す図
である。
【図10】本発明の第10の実施例による撮像装置を示
す図である。
【図11】本発明の第11の実施例による撮像装置を示
す図である。
【符号の説明】
12…対象物、14…撮像素子、18…第1のレンズ、
20…第2のレンズ、22…第1のシャッタ、24…第
2のシャッタ、26…ビームスプリッタ、32…第1撮
像位置、34…第2撮像位置、42…第1の照明装置、
44…第2の照明装置、112…撮像素子、116…遮
光スクリーン。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の撮像デバイスと、所定の第1撮像
    位置に置かれた撮像対象物からの光が入射され前記撮像
    デバイスの撮像面に撮像対象物の像を結像させる第1の
    レンズと、所定の第2撮像位置に置かれた撮像対象物か
    らの光が入射され前記撮像デバイスの撮像面に撮像対象
    物の像を結像させる、前記第1のレンズと異なる倍率を
    有する第2のレンズとを備えた撮像装置において、 前記第1のレンズの入射側の光軸上に前記第1撮像位置
    が設けられ、 前記第2のレンズの入射側の光軸上に前記第2撮像位置
    が設けられ、 第1のレンズの透過光に含まれる像情報と第2のレンズ
    の透過光に含まれる像情報とのどちらか一方を選択する
    像情報選択手段を備え、且つ、 前記第1のレンズの透過光に含まれる像情報の経路と前
    記第2のレンズの透過光に含まれる像情報の経路とを合
    成し前記撮像デバイスに導く光経路合成手段を備えたこ
    とを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記第1撮像位置と前記第2撮像位置が
    共通であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記光経路合成手段はビームスプリッタ
    から構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    撮像装置。
  4. 【請求項4】 1個の撮像デバイスと、所定の第1撮像
    位置に置かれた撮像対象物からの光が入射され前記撮像
    デバイスの撮像面に撮像対象物の像を結像させる第1の
    レンズと、所定の第2撮像位置に置かれた撮像対象物か
    らの光が入射され前記撮像デバイスの撮像面に撮像対象
    物の像を結像させる、前記第1のレンズと異なる倍率を
    有する第2のレンズとを備えた撮像装置において、 前記第1のレンズの入射側の光軸上に前記第1撮像位置
    が設けられ、 前記第2のレンズの入射側の光軸上に前記第2撮像位置
    が設けられ、 第1のレンズの透過光に含まれる像情報と第2のレンズ
    の透過光に含まれる像情報とのどちらか一方を選択する
    像情報選択手段を備え、且つ、 前記第1のレンズの透過光に含まれる像情報の経路と前
    記第2のレンズの透過光に含まれる像情報の経路とを非
    合成状態で前記撮像デバイスに導くことを特徴とする撮
    像装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のレンズの透過光に含まれる像
    情報と前記第2のレンズの透過光に含まれる像情報と
    が、複数の全反射ミラーによって、偏向されて前記撮像
    デバイスに導かれることを特徴とする請求項4記載の撮
    像装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のレンズの透過光と前記第2の
    レンズの透過光とが、前記撮像デバイスの撮像面上の実
    質的に同一の領域に入射されることを特徴とする請求項
    4記載の撮像装置。
JP7045505A 1995-03-06 1995-03-06 撮像装置 Pending JPH08242096A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7045505A JPH08242096A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7045505A JPH08242096A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08242096A true JPH08242096A (ja) 1996-09-17

Family

ID=12721278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7045505A Pending JPH08242096A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08242096A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214693A (ja) * 2001-01-23 2002-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複数対象物の撮像方法とその装置及びこれを用いた電子部品実装装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214693A (ja) * 2001-01-23 2002-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複数対象物の撮像方法とその装置及びこれを用いた電子部品実装装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4062623A (en) Device for observing an object
US20020159157A1 (en) Viewing tube for an optical device
JP2003167197A (ja) コンフォーカル顕微鏡
JPH08210990A (ja) 対象物の検査方法および装置
US5920347A (en) Optical color separation system utilizing dichroic mirrors
US4626918A (en) Photometric optical system for single-lens reflex electronic photographic camera
JP4214363B2 (ja) 像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置
KR20040029316A (ko) 전자 컴포넌트의 콘택트 엘리먼트의 위치를 측정하기 위한방법 및 장치
JPH08242096A (ja) 撮像装置
JPH1093846A (ja) 撮像装置
JP4502104B2 (ja) 複合プリズム光学系を有する撮像装置
JP3573631B2 (ja) 顕微鏡用測光装置
JPH05340725A (ja) 外観検査装置
JP2002196218A (ja) 顕微鏡
KR102358724B1 (ko) 투인원 광학 현미경
JP2003172881A (ja) 顕微鏡用撮像カメラ接続アダプタ
JP2002156578A (ja) 焦点検出装置、及びそれを備えた対物レンズ、光学顕微鏡又は光学検査装置
JPH08210988A (ja) 撮像装置
JPH1078309A (ja) 撮像装置
JP2794764B2 (ja) 欠陥検査装置
JP4077672B2 (ja) 撮像装置
JP3012681B2 (ja) 倍率可変型光学装置
JPS5989417A (ja) マスク設定方法
JPH10206231A (ja) 配光測定装置
JP2713403B2 (ja) 倍率変換可能な光学装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040705