JPH08241497A - 障害物検出装置 - Google Patents

障害物検出装置

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Publication number
JPH08241497A
JPH08241497A JP7044568A JP4456895A JPH08241497A JP H08241497 A JPH08241497 A JP H08241497A JP 7044568 A JP7044568 A JP 7044568A JP 4456895 A JP4456895 A JP 4456895A JP H08241497 A JPH08241497 A JP H08241497A
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JP
Japan
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vehicle
sensor
signal
acceleration
vehicle speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP7044568A
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English (en)
Inventor
Jun Nishino
潤 西野
Hiroshi Takeda
洋 武田
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Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転者がカーブ路や車線変更でハンドル操作
しているときには警報の発生を抑制して出さないように
すると共に、車速センサ異常、回路異常をいち早く検出
して装置の異常を早期に、かつ確実に検出する。 【構成】 障害物検出装置のケース内に車両の左右方向
に作用する加速度成分の大きさを検出する加速度センサ
を設け、該加速度センサ出力の大きさが所定値以上にな
り、かつ車速センサからの検出出力が供給されないとき
に、情報処理回路は、車速センサ故障、回路故障、信号
線断線等が発生したと判断して故障診断信号を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両前方の障害物を
検知して衝突事故の発生を未然に防止するための障害物
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の障害物検出装置としては、例えば
図6に示すようなものがあった。図において、1はレー
ザダイオード(以下、LDという)の発光するレーザビ
ームを用いて、自車両と障害物との間の距離を検出する
距離検出部であり、2は自車速度等の自車両の走行状態
を検知する走行状態検知部である。
【0003】3は距離検出部1に距離の検出指令を行っ
て、それに応答して返送される距離情報と、走行状態検
知部2で検知された自車速度情報を元に、自車両と、前
方車両等の障害物との相対速度を算出して障害物が停止
物か移動物かの判断を行い、また、自車速度、相対速
度、運転者がブレーキをかけるまでの空走時間の個人差
に応じて設定する距離設定などに応じて自車両と障害物
との衝突の可能性を判断する信号処理部である。
【0004】4は信号処理部3からの情報に基づいて、
自車両と障害物との距離を表示するとともに、信号処理
部3によって障害物との衝突の可能性があると判断され
た場合には、警報を発生する警報報知部である。
【0005】次に作用を説明する。走行状態検知部2は
車速センサ31を備え、信号処理部3は演算回路41お
よび距離設定スイッチ42を備えている。車速センサ3
1にて検知された自車両の車速信号は演算回路41に送
られ、演算回路41は当該車速信号に基づいて算出した
車速が35Km/h以上であると、距離検出部1に距離
検出指令信号を送出する。
【0006】距離検出部1ではその距離検出指令信号を
駆動信号発生回路11で受け、駆動信号発生回路11は
図7(a)に示すLD発光信号をLD切換ドライバ12
に送出する。LD切換ドライバ12は受け取ったLD発
光信号(a)に基づいて、図7(b),(c),(d)
に示す信号を送出し、発光手段としてのLDアレイ13
のLD−L,LD−C,LD−Rを、常時同一強度で順
次発光させる。
【0007】LDアレイ13のLD−Lからのレーザビ
ームは自車両前方左寄りに、LD−Cからのレーザビー
ムは前方に、LD−Rからのレーザビームは前方右寄り
に、それぞれ投光レンズ14を介して出射され、LD−
Cのレーザビームは前方障害物を、LD−Lのレーザビ
ームは左車線からの割り込み車両を、LD−Rのレーザ
ビームは右車線からの割り込み車両を検出するのに用い
られる。
【0008】障害物からの反射光は受光レンズ15で集
光され、フォトダイオード(以下、PDという)16で
受光される。この受光信号は増幅回路17に送られ、増
幅回路17はそれを増幅して、図7(e)の信号を出力
する。この信号には障害物からの反射信号Bと、近距離
の路面などからの反射信号Aが混在している。
【0009】しきい値発生回路18は駆動信号発生回路
11が出力するLD発光信号(a)に基づいて、図7
(f)に示すしきい値信号を生成してコンパレータ19
に出力する。コンパレータ19は増幅回路17の出力信
号(e)と、このしきい値信号(f)とのレベル比較を
行なう事によって、障害物からの反射信号のみを抽出
し、図7(g)に示す障害物検出パルス信号を出力す
る。
【0010】カウンタ20は図7(h)に示すようにL
D発光信号(a)の立上りで、基準パルス発生回路21
から供給されるクロックパルス信号のカウントを開始
し、障害物からの反射信号に基づく障害物検出パルス信
号(g)の立上りでカウントを停止して、そのカウント
アップ時間と光速度から障害物までの距離情報を求め、
それを信号処理部3の演算回路41に送出する。
【0011】次に信号処理部3の演算回路41における
衝突の可能性の判断方法について図5に示すフローチャ
ートを参照して説明する。まず電源が投入されると、S
TARTステップに進み、演算回路41を構成するCP
U,RAM等の初期設定が行われる。次に、ステップS
T11で所定の周期毎に距離検出部1のカウンタ20か
ら障害物との距離Rの情報を示す距離信号、及び走行状
態検出部2の車速センサ31から自車速度Vf の情報を
示す車速信号を演算回路41内に取り込む。
【0012】そしてステップST12で距離信号Rを表
示信号に変換して、距離表示器51に送出し表示する。
次に、ステップST13で車間距離Rを微分して先行車
両などの障害物と自車両との相対速度(d/dt)R
を、最小二乗法などの演算手法を用いて算出し、また先
行車の車速Va を自車速度Vf と相対速度(d/dt)
Rとの和によって算出する。
【0013】なお、この演算の中で(d/dt)R<0
の場合には距離が減少し、障害物に接近していること
を、また(d/dt)R>0の場合には距離が増加して
いることを、さらに(d/dt)R=0の場合には距離
に変化がないことをそれぞれ示している。
【0014】障害物との衝突の可能性を判断する上で自
車両の初期速度をVf (m/s)、障害物(先行車)の
初期速度をVa (m/s)、双方の減速度性能をα(m
/s2 )とすると、自車両の停止距離Vf 2/2αと先行
車の停止距離Va 2/2αとの差に、距離設定スイッチ4
2で設定された自車両がブレーキをふむまでの時間Td
による空走距離Vf ・Td を加えた、数1に示す距離R
が衝突判断の基準となる。
【0015】
【数1】
【0016】そこで、まずステップST14にて相対速
度(d/dt)Rと自車速度Vf を比較して、−(d/
dt)R≒Vf の場合、即ち障害物が路上停止物とみな
される場合にはステップST15に進み、数1において
a =0であることから、次の数2による運動の法則に
より衝突の危険性を判定する。
【0017】
【数2】
【0018】数2が成立する場合には、障害物に対して
衝突する危険が発生しており、ステップST18に進ん
で警報信号を発生して警報報知部4に送り、その警報器
52から危険回避のための警報を発する。
【0019】一方、ステップST14での判定の結果、
−(d/dt)R≒Vf でない場合には障害物は前方の
路上を走行する先行車であり、本来数1に従って危険判
断を行なうべきである。しかしながら、相対速度(d/
dt)Rの算出精度が厳密にとれないこともあって算出
誤差に誤警報の恐れがあるため、障害物が移動する先行
車の場合にはステップST16にて相対速度−(d/d
t)Rが所定の速度C(m/sec)以上かどうかの判
定をまず行う。
【0020】その結果、−(d/dt)R≧Cの場合に
は相対速度が速く、急接近中であることから、先行車は
限りなく停止物に近いとみなして、ステップST15に
進み、以下、停止障害物と同じ論理で、数2の判別式に
よる警報出力判断を行なう。
【0021】また、ステップST16の判定結果が−
(d/dt)R<Cの場合には、相対速度が遅く、一定
車間距離での通常の追従走行中であるとみなし、自車速
f と先行車速Va がほぼ等しいことから、数1は以下
に示す数3となり、ステップST17ではこの数3によ
り衝突の危険性を判定し、以下同様にこの数3が成立す
る場合にはST18において警報を発する。
【0022】
【数3】
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の障害物検出装置にあっては、カーブ路走行時
に路側の道路標識を検出して警報を発生させたり、また
衝突回避のために前方車両を追い越すために車線変更を
開始した場合にも、即座に警報が停止されずに、自車両
が前方車両を検出しなくなるまで警報が発せられ続ける
という問題点があった。
【0024】また、この種の障害物検出装置において、
追突の危険性を判定する上で、自車両の速度情報は必要
不可欠な情報であるにも拘らず、車速センサの故障、車
速信号線の断線、回路素子の故障などが発生した場合に
は、車両の走行状態を検出できないので状況が分から
ず、事故を引き起こす可能性が高まる恐れが考えられた
が、これを解決する簡便、かつ有効な手段がなかった。
【0025】この発明は、このような問題点に着目して
なされたもので、運転者がカーブ路や車線変更でハンド
ル操作しているときには警報の発生を抑制して出さない
ようにすると共に、車速センサ異常、回路異常をいち早
く検出して装置の異常を早期に、かつ確実に検出するこ
とを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に係る障害物検
出装置は、障害物検出装置のケース内に車両の左右方向
に作用する加速度成分の大きさを検出する加速度センサ
を設け、該加速度センサ出力の大きさが所定値以上にな
り、かつ車速センサからの検出出力が供給されないとき
に、情報処理回路は、車速センサ故障、回路故障、信号
線断線等に異常が発生したと判断して故障診断信号を出
力する。
【0027】
【作用】この発明における装置は、車両の左右方向に作
用する加速度を検出して警報の発生を抑制するように
し、かつその加速度センサを利用して、加速度センサ出
力がされているときに、車速センサ出力がないときに
は、情報処理回路で、故障発生と判断して事故発生を予
防するのに利用できる。
【0028】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1に基づいて説
明する。なお、図1において図6に示す構成と異なる構
成は、横Gセンサ22と、ローパスフィルタ23と、演
算回路41’で、その他の構成は同一、また均等なもの
であるので、それらには同一符号を付してその説明を省
略する。
【0029】横Gセンサ22は、ポテンショメータ22
aと振り子22bとからなるいわゆる重力式加速度セン
サで、図1に示す回路が収納される図3のケース61内
の回路基板60に取り付けられており、車両の左右方向
(図3の矢印方向)に作用する加速度を検出して、その
値が所定値以上になると演算回路41’に対して検出信
号を出力する。
【0030】なお、振り子22bの回転角はポテンショ
メータ22aによって電気信号に変換されてローパスフ
ィルタ23を介して演算回路41’に供給される。また
回路基板60は車両の走行方向に対して直角になるよう
に、すなわち走行方向を向くように取り付けられてい
る。
【0031】また、前記振り子22bは重力方向を向く
ので、その振り子22bをガラス62越しにのぞき込
み、振り子22bの先端に付けられた指標が、基板60
に設けられた指標22cと一致するようにケース61を
車両側に取り付けることによって装置が容易に水平に取
り付けられる。
【0032】23はローパスフィルタで、前記横Gセン
サ22の振り子22bの固有周波数をキャンセルできる
ように遮断周波数が設定されており、横Gセンサ22か
らの検出出力を受けてノイズを除去して出力する。
【0033】また演算回路41’は図2に示すように、
図6における演算回路41の機能を示す図5のフローチ
ャートに対して次の点が異なる。
【0034】すなわち、図2においては、図5に示すフ
ローチャートに対してステップST19及びステップS
T20〜ST27が追加されている。このステップST
19は、ステップST15またはステップST17にお
いて警報を発するべきであると判断された後に、演算回
路41’はローパスフィルタ23からの信号の大きさが
所定の大きさKよりも小さいと判断した場合には、ステ
ップST18において警報を発するが、ローパスフィル
タ23からの信号の大きさが所定の大きさKよりも大き
いと判断した場合には、例えばハンドル操作がなされ、
車両の左右方向に加速度が作用したと判断して警報の発
生を中止して、ステップST11に戻る。
【0035】また、ステップST20〜ST27は、車
速信号の異常を診断するフローチャートで、ステップS
T20では自車両の速度Vfが0Km/hか否かを判定
し、0Km/hでない、即ち車速信号Vfが正常に入力
されていると判断された場合には、ステップST21に
進み、過去の加速度の履歴GL及びGRを0にリセット
し、通常の信号処理のためにステップST12に進む。
【0036】一方、ステップST20で、自車両の速度
Vfが0Km/h、即ち自車両が停止した状態か、又は
走行しているが、速度センサ故障、信号線の断線、回路
素子の故障等により車速信号が0Km/hになっている
場合にはステップST22に進む。ステップST22で
は、横加速度、即ち横Gが左方向の所定の大きさKL以
上か否かを判断し、KL以上であると判断された場合に
は、ステップST23に進み、左方向の加速度GLの過
去の履歴GLを1に設定する。これは、車速信号がない
状態の時に左方向所定の加速度GLが発生したことを記
憶するものである。
【0037】またステップST22と同様にして、ステ
ップST24では横加速度、即ち横GRが右方向の所定
の大きさKR以上か否かを判断して、KR以上であれば
ステップST25で右方向の加速度Gの過去の履歴GR
を1に設定する。その後、ステップST26に進み、加
速度の過去の履歴GL、GRが共に1か否かが判断さ
れ、共に1でないと判断された場合には、異常なしとし
てステップST11に戻る。
【0038】一方、ステップST26で、加速度の過去
の履歴GL、GRが共に1と判断された場合には、異常
としてステップST27に進み、故障信号を図示されな
い、インジケータに供給する。
【0039】なお、上記ローパスフィルタ23からの信
号の大きさが警報の発生を中止するか否かの判断基準で
ある値Kは、加速度0.1Gに相当する値で、例えば車
速100km/hで半径800mのカーブを走行したと
きに発生する左右方向の加速度に相当する。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、運転者に警報がタイムリーに、かつ適度に発生さ
せられるという効果が得られる。また、コストアップさ
せずに故障診断を行えるので、事前に装置の故障を知る
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例における障害物検出装置を示
す回路ブロック図である。
【図2】この発明の実施例による障害物検出装置の演算
回路41’での信号処理のフローチャート説明図であ
る。
【図3】図1における回路が収納される障害物検出装置
において、ケース内に加速度センサが取り付けられた状
態を示す説明図である。
【図4】図3に示した障害物検出装置のAA線断面説明
図である。
【図5】従来の障害物検出装置における演算回路41’
での信号処理のフローチャートである。
【図6】従来の障害物検出装置を示す回路ブロック図で
ある。
【図7】図6の距離検出部における各部の信号の時間関
係を示すタイミング図である。
【符号の説明】
13 発光手段(LDアレイ) 16 受光素子 18 しきい値発生回路 19 コンパレータ 20 カウンタ 22 加速度センサ 22a ポテンショメータ 22b 振り子 22c 指標 41’ 演算回路 52 警報器 62 ガラス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両の速度に応じて車速パルスを発生
    する車速センサと、前方物標に対する自車両の衝突の危
    険性を、前記車速センサによって検出される自車両の速
    度と、自車両の空走距離と、自車両、前方物標の相対速
    度とに基づいて判定し、追突の危険が生じていたと判断
    した場合に警報信号を発生する情報処理回路がケース内
    に備えられてなる障害物検出装置であって、前記ケース
    内に車両の左右方向に作用する加速度成分の大きさを検
    出する加速度センサを設け、該加速度センサの出力の大
    きさが所定値以上あるとき、前記情報処理回路は、警報
    信号の出力を停止すると共に、前記車速センサからのパ
    ルス信号がないとき、前記加速度センサから左右両方向
    の加速度成分を入力した場合、装置故障と判断すること
    を特徴とする障害物検出装置。
JP7044568A 1995-03-03 1995-03-03 障害物検出装置 Pending JPH08241497A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006260038A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Toyota Motor Corp 車両用警報装置
JP2015102898A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 本田技研工業株式会社 道路標識判断装置

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