JPH08241473A - 防災監視装置 - Google Patents

防災監視装置

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JPH08241473A
JPH08241473A JP4669195A JP4669195A JPH08241473A JP H08241473 A JPH08241473 A JP H08241473A JP 4669195 A JP4669195 A JP 4669195A JP 4669195 A JP4669195 A JP 4669195A JP H08241473 A JPH08241473 A JP H08241473A
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Hideo Kobayashi
英雄 小林
Hiroshi Shimizu
啓 清水
Koji Akiba
浩司 秋葉
Tomonao Morota
知直 諸田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のサブMPUで端末情報を収集する場合の
メインMPUの負担と記憶容量を低減し、また端末の増
設に簡単に対応可能とする。 【構成】サブMPU12はポーリングによりアナログ感
知器2、3から煙濃度データや温度データのアナログデ
ータを収集し、収集データをアナログ10分データ記憶
部15に記憶し、また1日の最大値MAX及び最小値M
INを1ヵ月履歴記憶部16に記憶する。火災判断部1
3で火災を判断すると、火災と判断した感知器の10分
間データと1ヵ月分の最大値及び最小値データを読出し
てメインMPU11の記憶部に自動転送してデータの推
移をグラフ表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ感知器から煙
濃度データや温度データを収集して火災を判断する防災
監視装置に関し、特に受信機がマルチMPU構成の防災
監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、火災に伴う煙濃度や温度等の情報
を感知器によりアナログデータとして検出し、受信機側
に送って火災を判断する所謂アナログ防災監視装置が実
用化されている。この種の装置の受信機には、ポーリン
グによるアナログ感知器からのアナログデータの収集機
能、収集したアナログデータに基づく火災判断機能、受
信機のパネルに設けられた操作部及び表示部の処理機能
等多くの機能が要求される。
【0003】このため、受信機の処理を1台のMPU
(マイクロプロセッサ)で処理すると負担が大きいこと
や、また異常時におけるシステムのダメージが大きくな
るので、受信機をメインMPUと1以上のサブMPUで
構成し、メインMPUには火災判断と受信機全体の管理
を割り当て、各サブMPUには伝送制御によるアナログ
データの収集機能を割り当てることにより、機能を分散
したものが知られている。
【0004】このようなマルチMPU構成で機能を分散
した受信機では、収集されたアナログデータに基づいて
火災を判断するために、例えば各感知器毎に現在から1
0分前までのアナログデータを保持しなければならな
い。また、経時的なアナログデータの変化を捕らえるた
めには、1日のアナログデータの最大値と最小値を検出
し、更にこれを日データとして例えば30日分(1か月
分)をアナログ履歴データとして保持しなければならな
い。このような過去のアナログデータ及びアナログ履歴
データは、通常、メインMPU内のメモリに記憶領域を
確保し、リアルタイムで更新して記憶される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに受信機をマルチMPUで構成し、メインMPUが収
集データ及びアナログ履歴データを記憶等する場合、サ
ブMPUがポーリングでアナログデータを収集する毎
に、サブMPUからメインMPUに対してデータ転送を
行ってメインMPU内のメモリに書込みを行わなければ
ならず、したがって、受信機をマルチMPUで構成した
にもかかわらずメインMPUの負担が依然として非常に
重いという問題点がある。
【0006】また、例えばサブMPUには8回線が収容
され、1回線には最大127個の端末が収納され、サブ
MPUがn個の場合、メインMPUが8×127×n個
の端末毎に火災か否かを判断するためには個々の端末に
ついて現在から10分前までのアナログデータを記憶し
なければならず、メインMPUのメモリ容量に限界があ
るため、大規模なシステムの構築や増設に十分に対応で
きないという問題点がある。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、受信機をマルチMPUで構成し、サ
ブMPUで端末情報を収集する場合のメインMPUの負
担と記憶容量を低減し、更に大規模なシステムの構築と
増設に容易に対応できる防災監視装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、受信機に
メインMPUと1又は複数のサブMPUを設け、各サブ
MPUからは複数の伝送回線が引き出され、各伝送回線
には火災に伴なう煙濃度や温度等のアナログ情報を検出
する感知器を接続し、サブMPUの伝送制御により感知
器からのアナログ情報を収集して火災を判断する防災監
視装置を対象とする。
【0009】このような防災監視装置につき本発明は、
サブMPUの各々に、自己の伝送回線に接続した感知器
から収集した現時点から所定時間前、例えば10分前ま
でのアナログ情報を更新記憶するアナログ情報記憶部
と、アナログデータ記憶部の記憶データに基づいて火災
を判断する火災判断部と、火災判断部で火災を判断した
際に、火災と判断された感知器のアナログ情報をアナロ
グ情報記憶部から読出してMPUの記憶部に自動転送す
るデータ転送部とを設けたことを特徴とする。
【0010】またサブMPUに、更に、1日のアナログ
データの最小値と最大値で構成される日データを1ケ月
分記憶するアナログ履歴情報記憶部を設け、同じく火災
判断部で火災を判断した際に、データ転送部により火災
と判断された感知器のアナログ履歴情報をアナログ履歴
情報記憶部から読出してMPUの記憶部に自動転送する
ようにしてもよい。
【0011】またサブMPUは、火災判断時の自動転送
以外に、メインMPUからのデータ転送要求を受けた際
に、各記憶部に記憶された情報を読出して転送する。
【0012】
【作用】本発明の防災監視装置によれば、サブMPUが
端末のアナログ情報を収集して一定時間分記憶してお
り、メインMPUに対してはサブMPUで火災と判断さ
れた場合にのみ、火災と判断された感知器につき記憶保
持されているアナログ情報がメインMPUに自動転送さ
れるので、データ収集毎にサブMPUからメインMPU
に転送する必要がなく、したがって、受信機をマルチM
PUで構成した場合のメインMPUの負担を大幅に軽減
することができる。
【0013】また、メインMPUの記憶部は、サブMP
Uによる火災判断時に転送される一定時間分のアナログ
情報を少なくとも記憶できる容量でよく、記憶容量を低
減できると同時に、増設などによりサブMPUの数が増
しても、メインMPUの記憶容量を増加させる必要がな
く、大規模なシステムを容易に構築することができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明に係る防災監視装置の一実施例
を示すブロック図である。図1において、受信機1に
は、受信機全体を管理するメインMPU11と、端末情
報の収集や端末制御を行う例えば2台のサブMPU10
−1,10−2が設けられる。サブMPU10−1,1
0−2の各々からは最大8系統の伝送回線8が引き出さ
れ、1回線当り例えば127端末を接続することができ
る。この実施例は、2台のサブMPU10−1,10−
2を設けているので、最大端末数は(8回線)×(12
7端末)×(サブMPU2台)=2032台となる。ま
た伝送回線8の端末には回線単位に1〜127のアドレ
ス番号が設定され、このアドレス番号を使用して特定の
端末を呼出すことができる。
【0015】サブMPU10−1,10−2から引き出
された伝送回線8には、例えばサブMPU10−1の最
初の伝送回線8に代表して示すように、端末としてアナ
ログ熱感知器2、アナログ煙感知器3、感知器用中継器
4、制御用中継器5が接続されている。また感知器用中
継器4からは更に複数の感知器回線が引き出され、オン
/オフ感知器6を接続している。更に、制御用中継器5
から引き出された制御回線には防排煙機器7が接続され
ている。
【0016】サブMPU10−1,10−2には、プロ
グラム制御により伝送制御部12、火災判断部13、デ
ータ転送部14の機能が設けられる。またサブMPU1
0−1,10−2の記憶部としては、アナログ10分デ
ータ記憶部15と1ケ月履歴記憶部16が設けられる。
アナログ10分データ記憶部15には、伝送回線8に接
続しているアナログ熱感知器2、アナログ煙感知器3な
どのアナログ感知器毎に、過去10分間に収集されたア
ナログデータが更新記憶されている。また1ケ月履歴記
憶部16には、少くとも各アナログ感知器毎の1日の収
集データの中の最大値と最小値が1ケ月分記憶されてい
る。
【0017】火災判断部13は、アナログ10分データ
記憶部15に記憶されている10分間データから火災を
判断し、メインMPU11に火災発生を割込コマンドで
通知する。データ転送部14は、火災判断部13により
火災が判断された時、火災が判断されたアナログ感知器
のアナログ10分データをアナログ10分データ記憶部
15から読出してメインMPU11に自動転送して記憶
させる。同時にデータ転送部14は、1ケ月履歴記憶部
16からも該当する履歴データを読出してメインMPU
11に自動転送して記憶させる。
【0018】メインMPU11は、受信制御部17、ア
ナログ10分データ記憶部18、及び火災履歴記憶部1
9を備える。アナログ10分データ記憶部18は、サブ
MPU10−1,10−2の火災判断により自動転送さ
れたアナログ感知器1台分の情報を記憶できる容量があ
ればよいが、同時発報を考慮して例えば3報分の記憶容
量を確保する。
【0019】また火災履歴情報記憶部19は、火災判断
に基づきサブMPU10−1,10−2から転送された
10分アナログデータ及び1ケ月履歴データを記憶する
が、記憶する履歴情報の数は例えば20報分としてお
り、20報を越えた場合には、最も古い履歴情報を削除
して最新の履歴情報を記憶する。更に、メインMPU1
1に対しては、操作部20、表示部21及び電源部22
が設けられる。
【0020】メインMPU11及びサブMPU10−
1.10−2の各々は、図2に示すように、CPU2
3、ROM24、RAM25、割込みポート26、I/
Oポート27、シリアル通信ポート28、バス29を有
する。メインMPU11のRAM25は、図1のアナロ
グ10分データ記憶部18と火災履歴記憶部19を構成
し、サブMPU10−1,10−2のRAM25はアナ
ログ10分データ記憶部15と1ヵ月履歴記憶部16を
有する。
【0021】また、メインMPU11とサブMPU10
−1,10−2は割込みポート26、I/Oポート27
を介してコマンド、データの伝送を行い、また、サブM
PU10−1,10−2と端末との間のデータ伝送はシ
リアル通信ポート28を介して行われる。図3はサブM
PU10−1,10−2のアナログ10分データ記憶部
15と1ケ月履歴記憶部16の詳細である。アナログ1
0分データ記憶部15は、アナログ感知器毎に現在から
過去10分間分の最新の収集データを記憶するエリア1
5aと、1日の収集データの最大値MAXと最小値MI
Nを作成するためのワークエリア15b,15cを有す
る。ここでポーリング周期が例えば7.5秒に1回の場
合、エリア15aにはアナログ感知器毎に80個の煙濃
度データや温度データが常時に記憶される。
【0022】アナログ10分データ記憶部15のワーク
エリア15b,15cの記憶データは、アナログデータ
が収集される毎に大小関係が比較され、現在データが記
憶データより大きければMAXエリア15bが更新さ
れ、現在データが記憶データより小さければMIN〜エ
リア15cが更新される。そして、24時間経過した午
前0時に至るとワークエリア15b,15cのデータが
1日の最大値MAX、最小値MINとして1ヵ月履歴記
憶部16の該当する日の最大値MAXと最小値MINと
して記憶される。このためサブMPU10−1,10−
2のRAM25は、最大で(8回線)×(127端末)
の分の記憶エリアを必要とする。
【0023】図4はメインMPU11の火災履歴記憶部
19の詳細である。図4(A)は火災判断により転送さ
れたデータの格納エリアであり、10分間データ履歴エ
リア19aと1ケ月履歴エリア19bで構成される。1
0分間データ履歴エリア19aには、発報した感知器と
必要ならばその近傍の感知器について、発報時から過去
10分間分の収集データを例えば20報分だけ記憶す
る。1ケ月履歴エリア19bには、発報した感知器と必
要ならばその近傍の感知器について、1ケ月分の各日の
最大値MAXと最小値MINの1ケ月履歴データを同じ
く20報分だけ記憶する。
【0024】図4(B)は発報履歴エリア19cであ
り、アナログ感知器毎に12か月分のエリアを有し、1
か月分のエリアは31日分のエリアとその月の合計発報
回数のエリアで構成されている。また、1日分のエリア
は24時間分の発報回数カウンタエリア、その合計カウ
ンタエリア、最大値MAX及び最小値MINの各エリア
により構成されている。
【0025】この発報履歴エリア19cに記憶するデー
タの転送は、サブMPU10−1,10−2の火災判断
による自動転送ではなく、日発報回数については午前0
時に、また月発報回数については、1ケ月経過時に、メ
インMPU11からのサブMPU10−1,10−2に
対する転送要求に対する応答して行われる。このように
メインMPU11のRAM25は、図4(B)の発報履
歴エリア19cは最大で(8回線)×(127端末)×
(サブMPU2台)分必要とするが、図4(A)のアナ
ログ10分間データ及び1ケ月履歴データの格納エリア
は、例えば20報分と少なくて済む。
【0026】図5のフローチャートは、図1の受信機1
に設けたサブMPU10−1,10−2の処理動作であ
る。まず伝送制御部12のポーリング処理によりステッ
プS1でアナログ感知器から煙濃度データや温度データ
のアナログデータを収集し、ステップS2でアナログデ
ータの値を火災判断用の閾値と比較することにより、そ
れぞれ火災か否か判断している。
【0027】火災でない場合にはステップS3に進み、
図3のアナログ10分データ記憶部15の最も古いデー
タを消去し、現在の収集データを記憶する。また、ステ
ップS4で最大値MAX及び最小値MINと比較するこ
とにより更新する。更に、ステップS5で午前0時にな
るとその日の最大値MAX及び最小値MINを1ヵ月履
歴記憶部16に記憶する。
【0028】一方、ステップS2で火災を判断した場合
には、ステップS8に進み、メインMPU11に対して
火災判断の割り込みコマンドを通知すると同時に、火災
と判断した感知器、必要ならばその近傍の感知器の10
分間データをアナログ10分データ記憶部15から読出
してメインMPUのアナログ10分データ記憶部18に
転送記憶する。同時に、1ヵ月履歴記憶部16の該当す
る1ケ月履歴情報を読出し、メインMPU11の火災履
歴記憶部19に転送記憶する。
【0029】更にステップS7においてメインMPU1
1からデータの転送要求を受けた場合には、要求された
データをステップS8で火災判断時と同様にして転送す
る。尚、ステップS2においては火災を判断しているだ
けであるが、これに加え注意表示レベル(プリアラーム
レベル)の閾値と比較し、注意表示レベルと判断した場
合にも、同様に自動的にデータ転送を行うようにしても
よい。
【0030】図6のフローチャートは図1のメインMP
U11の処理動作である。火災判断に基づいてサブMP
U10−1又は10−2からの転送データの受信をステ
ップS1で判別すると、ステップS2で受信した10分
間データをアナログ10分データ記憶部18に格納する
と共に、1ヵ月分の最大値MAX及び最小値MINを火
災履歴記憶部19に格納する。
【0031】続いてステップS13で火災発生時間、日
及び月の発報回数カウンタをインクリメントする。この
とき受信制御部17は、サブMPU10−1又は10−
2の割込コマンドで受信した火災情報に基づく、火災表
示、ベル鳴動、端末機器の制御などを行う。次に、火災
判断によりサブMPU12からメインMPU11に自動
転送された10分間データと1ヵ月分の最大値MAX及
び最小値MINに基づくメインMPU11の処理を図7
のフローチャートを参照して説明する。ここで図1の受
信機1の表示部21がタッチパネルで構成されている場
合を例にとる。
【0032】先ず、受信機1の表示部21となるタッチ
パネルには、操作部20のテンキー操作により初期メニ
ュー画面が表示され、火災判断が通知されると、ステッ
プS1で自動的に初期メニュー画面から火災履歴メニュ
ー画面に切替わる。次に、メニュー画面において火災と
判断された感知器の回線アドレス番号をオペレータが入
力すると、回線アドレス番号に対応するアナログ10分
データ記憶部18と火災履歴記憶部19のエリアがステ
ップS2で選択され、ステップS3で図8に示すような
火災履歴グラフ画面200が表示される。このステップ
S1〜S3の処理は、オペレータの操作を必要とせずに
全て自動的に行うようにしてもよい。
【0033】図8の火災履歴グラフ画面200には、選
択された回線番号の発報前10分間の収集データの履歴
グラフ201、現在からの過去1か月分(30日分)の
各最大値MAX及び最小値MINの履歴グラフ202、
更に火災履歴グラフ表示200が出た時からの以後10
分間の収集データのアナログモニタグラフ203の3つ
の小画面がマルチウィンドウで表示される。
【0034】ここで、アナログモニタグラフ203用の
データは、この火災履歴グラフ画面200が選択された
時にサブMPU10−1,10−2からメインMPU1
1に逐一取り込まれる。また、表示等を切り替えるソフ
トキーとして、表示中以外のモードを選択するための
「ヒストグラム表示」キー204と、「近傍データ表
示」キー205と、「データ印刷」キー206と、「画
面印刷」キー207と「終了」キー208が表示され、
このキー204〜208に対応する各モードが選択可能
となる。
【0035】この火災履歴グラフ画面200の表示中
に、例えば「ヒストグラム表示」キー204の押下がス
テップS4で判別された場合には、図9に示すようなヒ
ストグラム画面210がステップS5で表示される。図
9のヒストグラム画面210には、図4(B)に示した
火災履歴記憶部19に格納されている月別の発報回数ヒ
ストグラム211と、発報した日の時間別の発報回数ヒ
ストグラム212の2つの小画面がマルチウィンドウで
表示され、また、ソフトキーとして「火災履歴表示」キ
ー209と、「近傍データ表示」キー205と、「デー
タ印刷」キー206と、「画面印刷」キー207と「終
了」キー208が表示される。
【0036】また、「近傍データ表示」キー205の押
下がステップS4で判別された場合には、図10に示す
ような近傍データ画面220がステップS5で表示さ
れ、近傍データ画面220には、最初に選択された感知
器の発報前10分間の収集データのグラフ201、現在
からの過去1か月分の各最大値MAX及び最小値MIN
のグラフ202、近傍の感知器の発報前10分間の収集
データのグラフ221、現在からの過去1か月分の各最
大値MAX及び最小値MINのグラフ222の4つの小
画面がマルチウィンドウで表示され、また、表示中以外
のモードを選択するためのキー204、206〜209
もステップS5で表示される。
【0037】更に、各画面200、210、220の表
示中に「データ印刷」キー206の選択がステップS6
で判別された場合には、ステップS7で画面200、2
10、220の全てが印刷され、他方、「画面印刷」キ
ー207が選択された場合には、現在表示されている画
面200、210、220の1つが両面に印刷される。
また、「終了」キー208の押下をステップS8で判別
した場合には、一連の処理を処理を終了する。
【0038】すなわち、メインMPU11が図8および
図10に示すような画面200、220を表示するため
に必要なデータをアナログ10分データ記憶部15と火
災履歴記憶部16に保存する場合、本発明では、ポーリ
ング時には行わず、火災判断時にサブMPU12からメ
インMPU11に自動転送されるので、メインMPU1
1の負担を大幅に軽減することができる。
【0039】またシステムの拡張に対しては、図1の受
信機1に設けているサブMPUを必要な数だけ増設する
ことで対応する。このようにサブMPUを増設しても、
メインMPU11のアナログ10分データ記憶部18は
容量を増加させる必要はない。また火災履歴記憶部19
も、図4(A)の10分間データ及び1ケ月履歴データ
の格納エリアについては、20報分のままでよく、サブ
MPUの増設に伴って記憶エリアを拡大する必要はな
い。このため、システムの拡張に容易に対応できる。
【0040】尚、上記の実施例は、2台のサブMPUを
例にとっているが、必要に応じて適宜の数とすることが
できる。また火災判断時にサブMPUからメインMPU
に自動転送するデータも、アナログ10分間データ、1
ケ月履歴データ以外に、必要とする任意のデータを自動
転送してよい。更に、本発明は、実施例に示した数値に
よる限定は受けない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
ブMPUが端末のアナログ情報を収集して一定時間分記
憶しており、メインMPUに対してはサブMPUで火災
と判断された場合にのみ、火災と判断された感知器につ
き記憶保持されているアナログ情報がメインMPUに自
動転送されるので、データ収集毎にサブMPUからメイ
ンMPUに転送する必要がなく、したがって、受信機を
マルチMPUで構成した場合のメインMPUの負担を大
幅に軽減することができる。
【0042】また、メインMPUの記憶部は、サブMP
Uによる火災判断時に転送される一定量のアナログ情報
を少なくとも記憶できる容量でよく、記憶容量を低減で
きると同時に、増設などによりサブMPUの数が増して
も、メインMPUの記憶容量を増加させる必要がなく、
大規模なシステムを容易に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防災監視装置の一実施例を示した
ブロック図
【図2】図1のメインMPUとサブMPUの各々の構成
を示したブロック図
【図3】図1のサブMPUのアナログ10分データ記憶
部と1ヵ月履歴記憶部のデータ構成を示した説明図
【図4】図1のメインMPUのアナログ10分データ記
憶部と火災履歴記憶部のデータ構成を示した説明図
【図5】図1のサブMPUのデータ収集処理とデータ転
送処理のフローチャート
【図6】図1のメインMPUの転送データの受信処理を
示したフローチャート
【図7】図1のメインMPUの転送データ表示処理のフ
ローチャート
【図8】火災判断時に表示される火災履歴グラフ画面を
示した説明図
【図9】ヒストグラム画面を示した説明図
【図10】火災判断時に表示される近傍データ画面を示
した説明図
【符号の説明】
1:受信機 2:アナログ熱感知器 3:アナログ煙感知器 4:感知器用中継器 5:制御用中継器 6:オン/オフ感知器 7:防排煙機器 8:伝送路 9:回線 10−1,10−2:サブMPU 11:メインMPU 12:伝送制御部 13:火災判断部 14:データ転送部 15:アナログ10分データ記憶部 16:1ヵ月履歴記憶部 17:受信制御部 18:アナログ10分データ記憶部 19:火災履歴記憶部 20:操作部 21:表示部 22:電源部 23:CPU 24:ROM 25:RAM 26:割り込みポート 27:I/Oポート 28:シリアル通信ポート 29:バス 200:火災履歴グラフ画面 201:発報10分前履歴グラフ 202:最大値最小値履歴グラフ 203:アナログモニタグラフ 204:ヒストグラム表示キー 205:近傍データ表示キー 206:データ印刷キー 207:画面印刷キー 208:終了キー 209:火災履歴表示キー 210:ヒストグラム画面 211:月別発報回数ヒストグラム 212:時間別発報回数ヒストグラム 220:近傍データ画面 221,222:近傍データグラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸田 知直 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信機にメインMPUと1又は複数のサブ
    MPUを設け、各サブMPUからは複数の伝送回線が引
    き出され、各伝送回線には火災に伴なう煙濃度や温度等
    のアナログ情報を検出する感知器を接続し、前記サブM
    PUの伝送制御により前記感知器からのアナログ情報を
    収集して火災を判断する防災監視装置に於いて、 前記サブMPUの各々に、 自己の伝送回線に接続した感知器から収集した現時点か
    ら所定時間前までのアナログ情報を更新記憶するアナロ
    グ情報記憶部と、 該アナログデータ記憶部の記憶データに基づいて火災を
    判断する火災判断部と、 該火災判断部で火災を判断した際に、火災と判断された
    感知器のアナログ情報を前記アナログ情報記憶部から読
    出して前記メインMPUの記憶部に自動転送するデータ
    転送部と、を設けたことを特徴とする防災監視装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の防災監視装置において、前
    記サブMPUは、更に、1日のアナログデータの最小値
    と最大値で構成される日データを1ケ月分記憶するアナ
    ログ履歴情報記憶部を設け、前記火災判断部で火災を判
    断した際に、前記データ転送部により火災と判断された
    感知器の前記アナログ履歴情報を前記アナログ履歴情報
    記憶部から読出して前記メインMPUの記憶部に自動転
    送することを特徴とする防災監視装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の防災監視装置におい
    て、前記サブMPUは、前記メインMPUからのデータ
    転送要求を受けた際に、前記記憶部に記憶された情報を
    読出して転送することを特徴とする防災監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002133549A (ja) * 2000-10-25 2002-05-10 Nohmi Bosai Ltd 火災受信機

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