JP3213629B2 - 火災報知設備 - Google Patents

火災報知設備

Info

Publication number
JP3213629B2
JP3213629B2 JP13707292A JP13707292A JP3213629B2 JP 3213629 B2 JP3213629 B2 JP 3213629B2 JP 13707292 A JP13707292 A JP 13707292A JP 13707292 A JP13707292 A JP 13707292A JP 3213629 B2 JP3213629 B2 JP 3213629B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
predetermined number
fire
sensor
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13707292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05334573A (ja
Inventor
敬 小林
昭雄 積治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP13707292A priority Critical patent/JP3213629B2/ja
Publication of JPH05334573A publication Critical patent/JPH05334573A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3213629B2 publication Critical patent/JP3213629B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、監視用端末機器や被制
御端末機器等の種々の機器が中継器を介して火災受信機
に接続される火災報知設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び問題点】従来の火災報知設備では、火
災受信機がポーリングにより各端末からデータを収集
し、火災判別等の状態監視、その他の動作処理を行うい
わゆる集中監視方式のものが多い。具体的には、火災感
知器が火災に関する検出レベルをポーリング信号に基づ
いて送出するいわゆるアナログ式感知器であり、火災受
信機がその収集した検出レベルから火災判別を行い、火
災発生と判別されると防排煙設備等の被制御端末機器を
連動させる等の動作処理を行う。
【0003】このような火災報知設備において、火災発
報した感知器や、ノイズで誤動作することが多い等の問
題のある感知器の過去のデータの経歴を調べたい場合が
ある。これを行うためには、ポーリングの所定回数分も
しくは所定期間に渡って設備全体の各アナログ式感知器
の検出レベルをRAMすなわちランダム・アクセス・メ
モリ等の記憶手段に格納しておき、火災発生時等の必要
なときに該記憶手段から呼び出してディスプレイ等に表
示するようにすれば良いと考えられる。ところが、近
年、ビルの高層化や設備の多機能化が進み、火災受信機
が制御できる容量が限界に近付いている。このように火
災報知設備の規模が大きいと、火災受信機の処理能力を
考えた場合、所定回数(期間)の各アナログ式感知器の
検出レベルをRAM等の記憶領域に格納することは不可
能であり、通常、検出レベルの経過をディスプレイに表
示することができない。ただ、少数の指定された感知器
のみの検出レベルを格納しておくことも考えられるが、
その指定された感知器が火災を検出する確率は少なく、
実際に火災の場合に、検出レベルの過去の経時変化を参
照することのできる可能性は殆どない。
【0004】従って、本発明の目的は、全設備のアナロ
グ式感知器の検出データを所定回数分に渡って格納し、
必要なときに取り出して調べることができるようにする
ことである。
【0005】
【問題点を解決するための手段及び作用】上記目的を達
成するため、本発明では、火災受信機に複数の中継器が
接続されると共に該中継器に各種の端末が接続され、全
端末の状態監視を各中継器が行うという、火災受信機が
本来有している機能を中継器に分散させた型の火災報知
設備を利用している。そのような型の火災報知設備とし
て、システムを階層化して火災受信機に複数の中継器を
接続し、各中継器には、多数の端末機器(火災感知器等
の監視用端末機器や被制御端末機器)の作動状態を監視
したり、それら端末機器からの情報に基づいて火災判断
等の各種判断を行うという、本来火災受信機が行ってい
たのと同等の機能を持たせ、火災受信機は、各中継器か
らそれらの結果を収集し、収集された結果に基づいて、
常時のシステムの管理(火災動作や復旧動作、移報、
等)を行うようにした、例えば、本件出願人により平成
4年2月27日に出願された特願平4−41588号、
平成4年2月4日に出願された特願平4−19176
号、並びに平成4年2月4日に出願された特願平4−1
9177号等に記載されたような火災報知設備がある。
【0006】具体的には、本発明によれば、火災受信機
に複数の中継器が接続されると共に該中継器に各種の端
末が接続され、全端末の状態監視を前記中継器の各々が
行う火災報知設備において、前記中継器の各々は、接続
されている端末のうちの全アナログ式感知器の検出レベ
ルの第1の所定回数分を格納するデータ記憶手段と、
記検出レベルの第2の所定回数ごとの検出レベルに基づ
く加工データを前記第1の所定回数分よりも長期に渡る
第3の所定回数に渡って記憶する加工データ記憶手段
と、前記火災受信機からのデータ返送命令により、前記
アナログ式感知器のうちの指定されたアナログ式感知器
第1の所定回数分の検出レベルあるいは第3の所定回
数分の加工データを送出するデータ送出手段とを備え、
前記火災受信機は、前記指定されたアナログ式感知器が
接続されている前記中継器に、該指定されたアナログ式
感知器の前記第1の所定回数分の検出レベルあるいは前
記第3の所定回数分の加工データの一方を返送させるた
めの前記データ返送命令を送出する返送命令送出手段
と、該返送された前記第1の所定回数分の検出レベルあ
るいは前記第3の所定回数分の加工データを格納する返
送データ記憶手段と、前記返送された前記第1の所定回
数分の検出レベルあるいは前記第3の所定回数分の加工
データに基づいて表示部に検出レベルの経時データを
示するデータ表示手段とを備えた火災報知設備が提供さ
れる。
【0007】火災受信機は、データ返送命令送出手段に
より、各中継器のデータ記憶手段に格納された全アナロ
グ式感知器の第1の所定回数分の検出レベルのうち、指
定したアナログ式感知器の検出レベルを該中継器のデー
タ送出手段に返送させて返送データ記憶手段に格納し、
該返送された全検出レベルをデータ表示手段により表示
する。このように各中継器のデータ記憶手段に全アナロ
グ式感知器の検出レベルを格納させ、必要なときに、火
災受信機及び中継器間で、データ送出手段と返送命令送
出手段とにより検出レベルの授受を行わせるようにした
ので、火災受信機の記憶容量及び処理上等の負担は無
く、各中継器においては、自己の範囲の感知器のみを対
象とするので処理動作上並びに記憶容量等の負担は分散
される。
【0008】また、火災受信機に複数の中継器が接続さ
れると共に該中継器に各種の端末が接続され、全端末の
状態監視を前記中継器の各々が行う火災報知設備におい
て、前記中継器の各々は、接続されている端末のうちの
全アナログ式感知器の検出レベルの第2の所定回数ごと
の平均値、最大値、最小値を第3の所定回数に渡って記
憶する加工データ記憶手段と、前記火災受信機からのデ
ータ返送命令により、前記アナログ式感知器のうちの指
定されたアナログ式感知器の第3の所定回数分の加工デ
ータを送出するデータ送出手段とを備え、前記火災受信
機は、前記指定されたアナログ式感知器が接続されてい
る前記中継器に、該指定されたアナログ式感知器の前記
第3の所定回数分の加工データを返送させるための前記
データ返送命令を送出する返送命令送出手段と、該返送
された第3の所定回数分の加工データを格納する返送デ
ータ記憶手段と、前記返送された第3の所定回数分の加
工データに基づいて表示部に検出レベルの経時データを
表示するデータ表示手段と、を備えた火災報知設備が提
供される。
【0009】加工データ記憶手段にこのように加工デー
タを格納しておけば、例えば最近3分間の検出レベルの
履歴だけでなく、1週間などの長期のデータの平均値の
変化や、最大値、最小値の変化を確認することができる
等、短期及び長期の双方に渡ってデータを調べることが
できる。
【0010】さらに、データ表示手段は、前記表示部に
検出レベルおよび経時時間の2軸によるトレンド表示を
行うようにしている。
【0011】
【0012】
【実施例】以下、本発明を図について説明する。図1
は、例えば本件出願人により平成4年2月4日付けで出
願された特願平4−19177号や特願平4−1917
6号、同じく本件出願人により平成4年2月27日付け
で出願された特願平4−41588号等に記載されてい
るような、本発明を適用し得る火災報知設備の一例を示
す構成図であり、火災受信機REには、複数個の中継器
RPが接続されて示されている。火災受信機RE及び各
中継器RPは、一方向に信号伝送を行うための主ループ
信号線21と、他方向に信号伝送を行うための副ループ
信号線22との2系統でループ状に接続されている。な
お、主ループ信号線21及び副ループ信号線22を含め
て信号線L1と総称する。
【0013】火災受信機REから各中継器RP、並びに
各中継器RPから火災受信機REには、主ループ信号線
21及び副ループ信号線22の双方を介してポーリング
信号や返送信号、その他各種の信号が伝送され、この場
合、火災受信機RE及び各中継器RPは、信号伝送時に
は、両信号線21及び22のいずれにも信号が流されて
いないことを確認してから、主ループ信号線21及び副
ループ信号線22の双方に同じ信号を伝送する。従っ
て、火災受信機RE及び中継器RPは、信号受信時に
は、主ループ信号線21及び副ループ信号線22の双方
に同じ信号を受信するが、主ループ信号線21側からの
受信がある場合には、主ループ信号線21側の信号だけ
を信号処理のために火災受信機REや中継器RPの内部
の例えばマイクロコンピュータ等を有する信号処理部に
実際に取り込み、断線等の異常により主ループ信号線2
1側からの受信が無くなると、副ループ信号線22側で
受信された信号を火災受信機REや中継器RPの内部の
信号処理部に取り込む。
【0014】各中継器RPには、センサ等の監視用端末
機器や子中継器を介する防火戸等の被制御端末機器を含
め種々の端末機器が接続されており、図示の例では、信
号線L2を介して子中継器としての監視用中継器31、
制御用中継器32及びガス漏れ用中継器33や、アナロ
グ式火災感知器(光電式、イオン化式、熱式等)34等
が接続され、また、信号線L3を介して表示機36が接
続されて示されている。監視用中継器31には、監視用
端末機器としての通常型の煙感知器41、差動式感知器
42、定温式感知器43や、終端器44、地区音響装置
(地区ベル)46、発信機48等が接続されて示されて
おり、制御用中継器32には、防火戸の閉鎖装置や排煙
ダンパの開放装置等の被制御端末機器51が接続されて
示されており、そしてガス漏れ用中継器33には、監視
用端末機器としてのガス漏れ検知器61が接続されて示
されている。地区音響装置46は、制御される端末の一
種である。
【0015】また、各中継器RPには、表示・操作装置
71を着脱自在に接続することができる。この表示・操
作装置71を中継器RPに接続することにより、本来は
火災受信機REから送出される指令等を中継器RPを介
して表示・操作装置71から送出したり、また、本来は
火災受信機REに表示されるべきデータを中継器RPを
介して表示・操作装置71に表示させるようにすること
が可能となる。
【0016】この構成により、通常は、主ループ信号線
21を介する火災受信機REからのポーリング信号に従
って、中継器RPは各種センサからの信号を取り込んで
火災監視のための信号処理を行い、その結果を火災受信
機REに返送したり、また、火災が発生したことが検出
されたときには、火災受信機REからの指令により防火
戸等の被制御端末機器の動作制御を行ったりする。
【0017】図1における火災受信機REの内部のブロ
ック回路図が図2に示されており、図2に示す火災受信
機REにおいて、MPU1は、マイクロプロセッサ、R
OM11は、全ての動作を含めたプログラムの記憶領
域、ROM12は、各RPのアドレスや命令コード等の
所定事項の記憶領域、RAM11は、作業用領域、RA
M12は、各RPのデータベースの記憶領域、RAM1
3は、各RPから収集した端末の状態の記憶領域、RA
M14は、経過データを参照したい感知器のアドレスを
登録しておくための記憶領域、RAM15は、火災動作
している感知器のアドレスを発報順に登録しておくため
の記憶領域、RAM16は、返送された経過データを格
納しておくための記憶領域、RAM17は、経過表示中
の感知器のアドレスを格納しておくための記憶領域、O
Pは、各種スイッチやテンキー等による操作部、DP
は、LCDすなわち液晶ディスプレイや各種表示灯等を
含む表示部、CL1は、ポーリングを開始するタイミン
グをとるための発振器、TRX11は、信号線L1を介
して各中継器RPとの信号の送受信を行う並・直列変換
器や直・並列変換器等による信号送受信部、IF11〜
14は、それぞれインターフェース、である。
【0018】図1における中継器RPの1つ、例えばn
番中継器の内部のブロック回路図が図3に示されてい
る。なお、他の中継器RPにおける内部回路も同様であ
る。図3に示すn番中継器RPにおいて、MPU2は、
マイクロプロセッサ、ROM21は、全ての動作を含め
たプログラムの記憶領域、ROM22は、自己アドレス
や命令コード、火災判別基準等の所定事項の記憶領域、
ROM23は、端末のデータベースの記憶領域、RAM
21は、作業用領域、RAM22は、接続されている各
種端末の状態の記憶領域、RAM23は、各感知器ごと
の3分間の検出レベルSLV の記憶領域(図4参照)、R
AM24は、各感知器ごとの検出レベルSLV の合計値Σ
SLV 、最大値MAX 、最小値MIN の記憶領域(図5参
照)、RAM25は、各感知器ごとの1週間分の1時間
ごとの検出レベルSLV の平均値AVE=ΣSLV /T、最大値
MAX 、最小値MIN の記憶領域(図6参照)、RAM26
は、1時間を計るための計数Tの記憶領域、RAM27
は、火災受信機REに表示中のアドレスがある場合の記
憶領域、RAM28は、表示中の感知器の最新の検出レ
ベルSLV の記憶領域、CL2は、ポーリングを開始する
タイミングをとるための発振器、TRX21〜TRX2
3は、それぞれ、信号線L1を介して火災受信機RE
と、信号線L2を介して各端末機器と、信号線L3を介
して表示機36と、信号の送受信を行う並・直列変換器
や直・並列変換器等による信号送受信部、IF21〜I
F24は、それぞれインターフェース、である。
【0019】以下、図4〜図6にそれぞれ示す記憶領域
RAM23、記憶領域RAM24、及び記憶領域RAM
25の記憶フォーマット、火災受信機REの動作を示す
図7〜図9のフローチャート、中継器RPの動作を示す
図10〜図13のフローチャート、並びに図14及び図
15に示すトレンド画面の一例を示す図を用いて、図1
〜図3に示した火災報知設備の動作を説明する。
【0020】n番中継器RPは、発振器CL2からの信
号(5秒間隔)に従って、接続されているK個の各端末
に対してポーリングを行っている(図10のステップ2
06及び212)。そして返送された情報から各端末の
状態を記憶領域RAM22へ格納している(ステップ2
16)。そのときに端末がアナログ式感知器(以下、セ
ンサと呼ぶ)であると(ステップ214のY)、検出レ
ベルSLV が返送されてくるので、その検出レベルSLV を
記憶領域RAM23の所定の位置へ格納する(ステップ
230)。
【0021】記憶領域RAM23では、図4に示すよう
に各センサごとに検出レベルSLV を3分間分(37個)
を蓄積している。そして最新のデータすなわち最新の検
出レベルSLV を格納するため、1番古い36回前の検出
レベルSLV を捨て、35回前の検出レベルSLV をその空
いた36回前の位置に移し、同様にそれぞれ空いた位置
に1つづつ順番に移す処理をして前回の最新のデータSL
V の位置を空け、そこへ今回の最新のSLV を格納する
(ステップ230)。
【0022】また、最新の検出レベルSLV は、記憶領域
RAM24の内容にも関係する。即ち、図5に示すよう
に記憶領域RAM24は、各センサごとの合計値ΣSLV
、最大値MAX 、最小値MIN をそれぞれ格納している。
そして最新の検出レベルSLV に対して、合計値ΣSLV
は、前回までの合計値ΣSLV に最新の検出レベルSLV を
加えた値を新たな合計値ΣSLV とし(ステップ23
4)、最大値MAX は最新の検出レベルSLV と比較して大
きい方を最大値MAX とし(ステップ236及び24
2)、最小値MIN は最新の検出レベルSLV と比較して小
さい方を最小値MIN とし(ステップ238及び24
0)、その内容を更新する。
【0023】1時間分のポーリングの回数を数える記憶
領域RAM26内の計数Tが720になると(ステップ
252のY)、1時間分の記憶領域RAM24内の各値
に基づくデータを記憶領域RAM25に格納する。すな
わち図6に示すように、記憶領域RAM25では、1時
間ごとの各センサの平均値AVE(=ΣSLV /720)、最
大値MAX 、最小値MIN を、それぞれ1週間分(それぞれ
169回分)蓄積している。そして1時間ごとに記憶領
域RAM24の値に基づいて平均値AVE 、最大値MAX 、
最小値MIN の更新を行うため、記憶領域RAM23と同
様に1つづつ順番に移し、空いた位置に最新の各値を格
納する処理を行っている。
【0024】火災受信機REも、発振器CL1からの信
号(5秒間隔)に従って、接続されている各RPに対し
てポーリングを行っている(図7のステップ104及び
ステップ110)。そして返送された情報を記憶領域R
AM13に格納し(ステップ112)、火災信号が存在
するかを確認している(ステップ146)。そして、ポ
ーリングを行っていない間は(ステップ104のN)、
操作部OPからの入力があれば、その処理を行う。
【0025】記憶領域RAM14は、例えばノイズレベ
ルが大きい、またはその変動の大きいセンサ、誤報の多
いセンサ等の理由により、火災時以外に経過データを参
照することが望まれる頻度が多いセンサのアドレスを格
納しておく領域であり、操作部OPからの操作により、
参照することが望まれるセンサのアドレスを追加したり
削除したりすることができる(ステップ116〜12
4)。
【0026】そして通常状態においてセンサの経過を参
照する場合には、操作部OPにより3分間参照入力を行
う。このような3分間参照入力が操作部OPから有ると
(ステップ136のY)、記憶領域RAM14内の先頭
アドレスのセンサが選択され(ステップ138)、該当
する中継器RPに対して、3分間参照命令を送出する
(ステップ130)。
【0027】3分間参照命令を受けた中継器RPは(ス
テップ266のY)、記憶領域RAM23内の指定され
たアドレスのセンサの経過データを読み出し、火災受信
機REへ返送する(ステップ270)。
【0028】3分間の経過データを受けた火災受信機R
Eは、経過データを受けたセンサのアドレスを経過表示
中のセンサとして記憶領域RAM17に格納すると共に
(ステップ132)、経過データを記憶領域RAM16
に格納し、表示部DPへその内容を送り、ディスプレイ
に表示する(ステップ134)。3分間の経過データの
表示例が図14に示されている。
【0029】3分間の経過データは、5秒間隔のデータ
であるので、表示中に変化する。従って該当する中継器
RPは、3分間参照命令を受けたセンサのアドレスをR
AM27に格納しておき(ステップ268)、新たに収
集されて未だ火災受信機REに送出していない検出レベ
ルSLV を、ポーリングの際に、状態情報と一緒に返送す
る(図10のステップ228)。従って、経過参照中の
火災受信機REは、返送された情報の中に参照中のセン
サの検出レベルSLV を受ける。
【0030】参照中のセンサの最新の検出レベルSLV を
受けた火災受信機REは(ステップ154のY)、記憶
領域RAM16に格納してある3分間分の経過データ
を、該最新の検出レベルSLV で更新する(ステップ15
6)。すなわち中継器RPの記憶領域RAM23の更新
方法と同様、記憶領域RAM16に格納されている3分
間分の検出レベルSLV を1つづつ順番に移し、空いた位
置に、5秒間隔ごとに受ける最新の検出レベルSLV を格
納する処理を行っている。そして、表示部DPへその内
容を送り、ディスプレイ表示を更新する(ステップ15
6)。
【0031】そして、3分間参照を行うセンサを順送り
して記憶領域RAM14の次のセンサについて3分間参
照するときは、再度操作部OPにより3分間参照入力を
行うと(ステップ136のY)、記憶領域RAM14内
の先頭アドレス(当初からの2番目)が読み出され(ス
テップ138)、表示中の記憶領域RAM17のセンサ
に解除命令を送出し、新たなセンサのアドレスを指定し
て、該当する中継器RPに対して、3分間参照命令を送
出する(ステップ130)。
【0032】そして、記憶領域RAM17の内容を新た
なセンサのアドレスに書換え(ステップ132)、返送
されたデータにより記憶領域RAM16内のデータを更
新する(ステップ134)。
【0033】火災が発生すると、その発報したセンサ
は、記憶領域RAM15に発報順に格納される。このよ
うに発報したセンサを記憶領域RAM15に格納してお
けば、その記憶内容から発報したセンサを後で知ること
ができるため、別の目的もあるが、例えば、発報したセ
ンサについて火災発生までの経過を後で分析すること等
が可能である。従って、そのような参照を行うため、操
作部OPにより火災経過参照入力を行うと(ステップ1
26のY)、記憶領域RAM15内の先頭アドレスが読
み出され(ステップ128)、該当する中継器RP、す
なわち該アドレスのセンサを接続している中継器RPに
対して、3分間参照命令を送出する。これにより、上記
と同様に動作して該当センサの3分間経過表示が行われ
る。
【0034】3分間の経過データは、極最近のレベルし
かわからないので、1週間の経過データを参照すること
もできる。操作等は、3分間の場合とほとんど同様であ
り、3分間参照入力の代わりに1週間参照入力を行い
(ステップ140のY)、同様に該当する中継器RPに
対して、1週間参照命令を送出する(ステップ142及
び144)。命令を受けた中継器RPは(図13のステ
ップ272のY)、記憶領域RAM25内の指定された
アドレスのセンサの経過データ(AVE,MAX,MIN) を読み出
し、火災受信機REへ返送する(ステップ274)。1
週間の経過データを受けた火災受信機REは、経過デー
タを記憶領域RAM16に格納し、表示部DPへその内
容を送り、ディスプレイに表示する(ステップ13
4)。1週間の経過データの表示例が図15に示されて
いる。
【0035】そして、1週間参照を行うセンサを順送り
して記憶領域RAM14の次のセンサについて1週間参
照を行うときは、3分間参照の場合と同様、再度操作部
OPにより1週間参照入力を行うと(ステップ140の
Y)、記憶領域RAM14内の先頭アドレス(当初から
の2番目)が読み出され(ステップ142)、表示中の
記憶領域RAM17のセンサに解除命令を送出し、新た
なセンサのアドレスを指定して、該当する中継器RPに
対して、1週間参照命令を送出する(ステップ14
4)。
【0036】1週間の経過データの場合には、1時間ご
とのAVE,MAX,MIN の値なので、表示中に書き換える必要
がなく、従って、火災受信機REの記憶領域RAM1
7、並びに中継器RPのRAM27に表示中のセンサの
アドレスを格納しておく必要はない。ただ、3分間の場
合と同様に、それぞれの記憶領域に格納するようにして
も良いことは勿論である。また、本実施例においては、
ステップ126の火災発生時のセンサの経過データ参照
をする場合、ステップ130で3分間経過データだけを
参照するようにした場合を説明したが、1週間の経過デ
ータをも参照可能なようにすることができるのは勿論で
ある。
【0037】経過の表示を終了する場合に、操作部OP
により参照解除入力を行うと(ステップ160のY)、
記憶領域RAM16の経過データや、記憶領域RAM1
7のアドレスを消去し、表示部DPを消去すると共に、
該当する中継器RPに解除命令を送出する(ステップ1
64)。解除命令を受けると(ステップ260のY)、中
継器RPは、記憶領域RAM27内のアドレスを消去す
る(ステップ262)。
【0038】
【発明の効果】以上、本発明によれば、接続されている
全アナログ式感知器の検出レベルの第1の所定回数分を
中継器に格納させ、火災受信機は、中継器に格納されて
いる全アナログ式感知器の第1の所定回数分の検出レベ
ルのうち、指定したアナログ式感知器の検出レベルを該
中継器に返送させて表示するようにしたので、火災受信
機や中継器に記憶容量や処理上の負担をかけることな
く、必要なときに任意のアナログ式感知器の過去の経歴
を調べることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による火災報知設備を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示される火災受信機REの内部回路を示
すブロック回路図である。
【図3】図1に示される中継器RPの内部回路を示すブ
ロック回路図である。
【図4】図3に示される記憶領域RAM23の記憶フォ
ーマットを示す図である。
【図5】図3に示される記憶領域RAM24の記憶フォ
ーマットを示す図である。
【図6】図3に示される記憶領域RAM25の記憶フォ
ーマットを示す図である。
【図7】図2に示される火災受信機の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図8】図2に示される火災受信機の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図9】図2に示される火災受信機の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図10】図3に示される中継器の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図11】図3に示される中継器の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図12】図3に示される中継器の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図13】図3に示される中継器の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図14】3分間の経過データの表示画面の一例を示す
図である。
【図15】1週間の経過データの表示画面の一例を示す
図である。
【符号の説明】
RE 火災受信機 RAM14 参照センサ登録用の記憶領域 RAM15 火災動作センサの記憶領域 RAM16 経過データ格納用の記憶領域 RAM17 経過表示中のセンサの記憶領域 CL1 発振器 OP 操作部 DP 表示部 RP 中継器 RAM22 端末状態用の記憶領域 RAM23 各センサごとの3分間の検出レベルの記
憶領域 RAM24 合計値、最大値及び最小値用の記憶領域 RAM25 1時間ごとの平均値、最大値、最小値の
1週間分の記憶領域 RAM26 1時間計測用の計数Tの記憶領域 RAM27 表示中のアドレスの記憶領域 RAM28 表示中のセンサの最新の検出レベルの記
憶領域 CL2 発振器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−271600(JP,A) 特開 平3−238592(JP,A) 特開 平4−151800(JP,A) 特開 昭62−217398(JP,A) 特開 昭64−50194(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災受信機に複数の中継器が接続される
    と共に該中継器に各種の端末が接続され、全端末の状態
    監視を前記中継器の各々が行う火災報知設備において、 前記中継器の各々は、 接続されている端末のうちの全アナログ式感知器の検出
    レベルの第1の所定回数分を格納するデータ記憶手段
    と、前記検出レベルの第2の所定回数ごとの検出レベルに基
    づく加工データを前記第1の所定回数分よりも長期に渡
    る第3の所定回数に渡って記憶する加工データ記憶手段
    と、 前記火災受信機からのデータ返送命令により、前記アナ
    ログ式感知器のうちの指定されたアナログ式感知器の
    1の所定回数分の検出レベルあるいは第3の所定回数分
    の加工データを送出するデータ送出手段と、 を備え、前記火災受信機は、 前記指定されたアナログ式感知器が接続されている前記
    中継器に、該指定されたアナログ式感知器の前記第1の
    所定回数分の検出レベルあるいは前記第3の所定回数分
    の加工データの一方を返送させるための前記データ返送
    命令を送出する返送命令送出手段と、 該返送された前記第1の所定回数分の検出レベルあるい
    は前記第3の所定回数分の加工データを格納する返送デ
    ータ記憶手段と、 前記返送された前記第1の所定回数分の検出レベルある
    いは前記第3の所定回数分の加工データに基づいて表示
    部に検出レベルの経時データを表示するデータ表示手段
    と、 を備えた火災報知設備。
  2. 【請求項2】 火災受信機に複数の中継器が接続される
    と共に該中継器に各種の端末が接続され、全端末の状態
    監視を前記中継器の各々が行う火災報知設備において、 前記中継器の各々は、 接続されている端末のうちの全アナログ式感知器の検出
    レベルの第2の所定回 数ごとの平均値、最大値、最小値
    を第3の所定回数に渡って記憶する加工データ記憶手段
    と、 前記火災受信機からのデータ返送命令により、前記アナ
    ログ式感知器のうちの指定されたアナログ式感知器の第
    3の所定回数分の加工データを送出するデータ送出手段
    と、 を備え、前記火災受信機は、 前記指定されたアナログ式感知器が接続されている前記
    中継器に、該指定されたアナログ式感知器の前記第3の
    所定回数分の加工データを返送させるための前記データ
    返送命令を送出する返送命令送出手段と、 該返送された第3の所定回数分の加工データを格納する
    返送データ記憶手段と、 前記返送された第3の所定回数分の加工データに基づい
    て表示部に検出レベルの経時データを表示するデータ表
    示手段と、 を備えた 火災報知設備。
  3. 【請求項3】 データ表示手段は、前記表示部に検出レ
    ベルおよび経時時間の2軸によるトレンド表示を行う請
    求項1または2記載の火災報知設備。
JP13707292A 1992-05-28 1992-05-28 火災報知設備 Expired - Lifetime JP3213629B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13707292A JP3213629B2 (ja) 1992-05-28 1992-05-28 火災報知設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13707292A JP3213629B2 (ja) 1992-05-28 1992-05-28 火災報知設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05334573A JPH05334573A (ja) 1993-12-17
JP3213629B2 true JP3213629B2 (ja) 2001-10-02

Family

ID=15190249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13707292A Expired - Lifetime JP3213629B2 (ja) 1992-05-28 1992-05-28 火災報知設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3213629B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5048406B2 (ja) * 2007-07-02 2012-10-17 能美防災株式会社 分散型火災報知システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05334573A (ja) 1993-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4668939A (en) Apparatus for monitoring disturbances in environmental conditions
JPH0230555B2 (ja)
JP2562701B2 (ja) データ伝送システムのエラー表示装置
JP3213629B2 (ja) 火災報知設備
JP3499612B2 (ja) 機器監視システム
JP4089888B2 (ja) 火災受信機
JP3210055B2 (ja) 火災報知設備
JP3295546B2 (ja) 非火災情報処理装置
JP3007551B2 (ja) 防災監視装置
JP3236735B2 (ja) 火災報知装置
JP2716479B2 (ja) 火災警報装置
JPS6180498A (ja) 自動火災報知設備
JP3418522B2 (ja) 火災受信機
JP3140559B2 (ja) 火災報知設備
JP3152502B2 (ja) 火災報知設備
JP3200155B2 (ja) 火災報知設備
JP2539092B2 (ja) 防災システム
JP3105331B2 (ja) 火災報知設備
JPH11283149A (ja) 自動火災報知システム
JP2845928B2 (ja) 蓄積型火災警報装置
JP2815220B2 (ja) 差動式火災警報装置
JP2777142B2 (ja) 警報通報装置
JP3318450B2 (ja) 火災報知設備
JPH0823912B2 (ja) インテリジェント自火報システム
JP2510633B2 (ja) 防災システム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term