JP3140559B2 - 火災報知設備 - Google Patents

火災報知設備

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JP3140559B2
JP3140559B2 JP04136933A JP13693392A JP3140559B2 JP 3140559 B2 JP3140559 B2 JP 3140559B2 JP 04136933 A JP04136933 A JP 04136933A JP 13693392 A JP13693392 A JP 13693392A JP 3140559 B2 JP3140559 B2 JP 3140559B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災受信機及び該火災
受信機に複数接続された中継器からなる火災報知設備に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の火災報知設備には、火災受信機が
端末機器を順次循環的に呼び出して端末機器からの環境
状態情報の読み込みを行ったり、端末機器の制御を行っ
たりするポーリング方式を採用したものがある。上記端
末機器としては、火災感知器やガス検知器等の異常検知
用もしくは監視用の端末機器と、ダンパや防火戸等の異
常時に制御される被制御端末機器とが接続されている。
【0003】このような火災報知設備において、火災受
信機の機能や火災感知器の動作については、法令上、種
々の試験が行えるようになっている。しかし、被制御端
末機器においては、むやみに動作させられない都合上試
験の機能が設けられておらず、実際には、点検員が、被
制御端末機器への信号線を接続するための端子を直接短
絡させ、該短絡状態が火災受信機側で検知されるか否か
を判別することにより動作試験を行っている。この場
合、短絡により被制御端末機器そのものは動作せず、従
って、該被制御端末機器が故障しているか否かの確認を
行うことはできないが、動作したのと同等の短絡信号が
中継器もしくは火災受信機まで伝送されることとなるの
で、設備内の伝送系統や、被制御端末機器の動作によ
る、例えば火災受信機における表示等の制御動作につい
て試験することができる。
【0004】一方、火災報知設備には、端末の火災感知
器が火災判別を行って火災信号を送出し、火災受信機
は、その信号を受けて警報等の火災動作を行うシステム
と、火災感知器が火災に関する検出値を送出するいわゆ
るアナログ式感知器であり、火災受信機がその検出値か
ら火災判別を行い、火災判別と共に防排煙設備等の被制
御端末機器を連動させるシステムとがある。
【0005】一般的に、上記前者のシステムは小規模向
けであり、後者のシステムは大規模向けであるが、後者
の場合においても、近年、ビルの高層化や設備の多機能
化が進み、火災受信機が制御できる容量が限界に近付い
ている。そこで、システムを階層化して火災受信機に複
数の中継器を接続し、各中継器には、多数の端末機器
(火災感知器や被制御端末機器)の作動状態を監視した
り、それら端末機器からの情報に基づいて火災判断等の
各種判断を行うという、本来火災受信機が行っていたの
と同等の機能を持たせ、火災受信機は、各中継器からそ
れらの結果を収集する等により常時のシステムの管理
(火災動作や復旧動作、移報、等)を行うようにした、
例えば、本件出願人により平成4年2月27日に出願さ
れた特願平4−41588号、平成4年2月4日に出願
された特願平4−19176号、並びに平成4年2月4
日に出願された特願平4−19177号等に記載された
ような火災報知設備も考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】このような階層化さ
れた大規模向けのシステムにおいて、前述の被制御端末
機器の動作試験を、現地に赴いて被制御端末機器への信
号線を接続するための端子を直接短絡させるような方法
で1つ1つ行っていくのは非常に困難な作業であり、実
際上は不可能であると考えられる。従って、もし、全設
備内の被制御端末機器の作動試験を、短絡するのと同等
もしくはそれ以上の効果を有するような方法で、火災受
信機側からのみで行うことができれば、非常に有利であ
る。
【0007】従って、本発明の目的は、上述したような
火災報知設備において、短絡するのと同等もしくはそれ
以上の効果を有するような被制御端末機器の疑似動作状
態を火災受信機側からの操作により遠隔的に中継器内に
設定することにより、被制御端末機器の作動試験を火災
受信機側からの操作だけで行うことができるようにし、
併せて火災受信機及び中継器間の伝送状態の確認をも行
うことができるようにした火災報知設備を提供すること
にある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、被制御端末機器や監視用端末機器
を含む複数の端末機器が中継器を介して火災受信機に接
続され、前記中継器は、前記端末機器からの種々の情報
を収集すると共に、該種々の情報に基づいて火災判別を
含む各種の判断を行い、前記火災受信機は、前記中継器
から、前記端末機器に関する種々の情報並びに前記各種
の判断の結果を収集して各種の管理を行うようにした火
災報知設備において、全設備を被制御端末作動試験状態
に設定するための、前記火災受信機に設けられる被制御
端末作動試験設定手段と、試験することが望まれる前記
被制御端末機器を指定することができる、前記火災受信
機に設けられる被制御端末指定手段と、該被制御端末指
定手段により指定された前記被制御端末機器が接続され
ている前記中継器に試験命令を送出する、前記火災受信
機に設けられる試験命令送出手段と、該試験命令送出手
段により送出された前記試験命令に基づいて、前記指定
された被制御端末機器が動作したことを表す疑似動作設
定を行い、前記火災受信機からの返送命令に従って該疑
似動作設定の内容を前記火災受信機に返送する、前記中
継器に設けられる疑似動作設定手段と、前記中継器に前
記返送命令を送出して、前記疑似動作設定手段により設
定された前記疑似動作設定の内容を前記中継器から取り
込むための、前記火災受信機に設けられる取り込み手段
と、を備えた火災報知設備が提供される。
【0009】
【作用】火災受信機側で、被制御端末作動試験設定手段
により、全設備を被制御端末作動試験状態に設定した
後、被制御端末指定手段により、試験することが望まれ
る被制御端末機器を指定すれば、試験命令送出手段によ
り、該指定された被制御端末機器が接続されている中継
器に試験命令が送出される。該試験命令を受信した中継
器側では、指定された被制御端末機器が動作したことを
表す疑似動作設定を疑似動作設定手段により行い、次
に、火災受信機の取り込み手段から返送命令が送出され
てきたときに、該疑似動作設定の内容を火災受信機に返
送する。火災受信機側では、取り込み手段により取り込
まれた疑似動作設定の内容から試験結果の是非を判断で
き、これにより、実際に被制御端末機器が動作したとき
に、該被制御端末機器の動作信号が火災受信機に確実に
送出されてくるのを遠隔的に確認することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図について説明する。図1
は、例えば本件出願人により平成4年2月4日付けで出
願された特願平4−19177号や特願平4−1917
6号、同じく本件出願人により平成4年2月27日付け
で出願された特願平4−41588号等に記載されてい
るような、本発明を適用し得る火災報知設備の一例を示
す構成図であり、火災受信機REには、複数個の中継器
RPが接続されて示されている。火災受信機RE及び各
中継器RPは、一方向に信号伝送を行うための主ループ
信号線21と、他方向に信号伝送を行うための副ループ
信号線22との2系統でループ状に接続されている。な
お、主ループ信号線21及び副ループ信号線22を含め
て信号線L1と総称する。
【0011】火災受信機REから各中継器RP、並びに
各中継器RPから火災受信機REには、主ループ信号線
21及び副ループ信号線22の双方を介してポーリング
信号や返送信号、その他各種の信号が伝送され、この場
合、火災受信機RE及び各中継器RPは、信号伝送時に
は、両信号線21及び22のいずれにも信号が流されて
いないことを確認してから、主ループ信号線21及び副
ループ信号線22の双方に同じ信号を伝送する。従っ
て、火災受信機RE及び中継器RPは、信号受信時に
は、主ループ信号線21及び副ループ信号線22の双方
に同じ信号を受信するが、主ループ信号線21側からの
受信がある場合には、主ループ信号線21側の信号だけ
を信号処理のために火災受信機REや中継器RPの内部
の例えばマイクロコンピュータ等を有する信号処理部に
実際に取り込み、断線等の異常により主ループ信号線2
1側からの受信が無くなると、副ループ信号線22側で
受信された信号を火災受信機REや中継器RPの内部の
信号処理部に取り込む。
【0012】各中継器RPには、センサ等の監視用端末
機器や子中継器を介する防火戸等の被制御端末機器を含
め種々の端末機器が接続されており、図示の例では、信
号線L2を介して子中継器としての監視用中継器31、
制御用中継器32及びガス漏れ用中継器33や、アナロ
グ式火災感知器(光電式、イオン化式、熱式等)34等
が接続され、また、信号線L3を介して表示機36が接
続されて示されている。監視用中継器31には、監視用
端末機器としての通常型の煙感知器41、差動式感知器
42、定温式感知器43や、終端器44、被制御端末機
器としての地区音響装置(地区ベル)46、発信機48
等が接続されて示されており、制御用中継器32には、
防火戸の閉鎖装置や排煙ダンパの開放装置等の被制御端
末機器51が接続されて示されており、そしてガス漏れ
用中継器33には、監視用端末機器としてのガス漏れ検
知器61が接続されて示されている。
【0013】また、各中継器RPには、表示・操作装置
71を着脱自在に接続することができる。この表示・操
作装置71を中継器RPに接続することにより、本来は
火災受信機REから送出される指令等を中継器RPを介
して表示・操作装置71から送出したり、また、本来は
火災受信機REに表示されるべきデータを中継器RPを
介して表示・操作装置71に表示させるようにすること
が可能となる。
【0014】この構成により、通常は、主ループ信号線
21を介する火災受信機REからのポーリング信号に従
って、中継器RPは各種センサからの信号を取り込んで
火災監視のための信号処理を行い、その結果を火災受信
機REに返送したり、また、火災が発生したことが検出
されたときには、防火戸等の被制御端末機器の動作制御
を行ったりする。
【0015】図1における火災受信機REの内部のブロ
ック回路図が図2に示されており、図2に示す火災受信
機REにおいて、MPU1は、マイクロプロセッサ、R
OM11は、全ての動作を含めたプログラム等の記憶領
域、ROM12は、各中継器のアドレスや命令コード等
の所定事項の記憶領域、RAM11は、作業用領域、R
AM12は、各中継器RPから収集した全端末のデータ
ベースや連動テーブルを格納するための記憶領域、RA
M13は、被制御端末作動試験状態であることを示す被
制御端末作動試験フラグを格納するための記憶領域、R
AM14は、試験する被制御端末機器のアドレスを格納
するための記憶領域、RAM15は、試験の結果を格納
するための記憶領域、OPは、被制御端末作動試験スイ
ッチ、試験解除スイッチ等のスイッチやテンキー等によ
る入力のための操作部、DPは、LEDすなわち発光ダ
イオードによる試験灯等の表示灯を含むLCDすなわち
液晶ディスプレイ等による表示部、TRX11は、信号
線L1を介して各中継器RPとの信号の送受信を行う並
・直列変換器や直・並列変換器等による信号送受信部、
IF11〜IF13は、それぞれインターフェース、で
ある。
【0016】図1における中継器RPの1つ、例えばn
番中継器の内部のブロック回路図が図3に示されてい
る。なお、他の中継器RPにおける内部回路も同様であ
る。図3に示すn番中継器RPにおいて、MPU2は、
マイクロプロセッサ、ROM21は、全ての動作を含め
たプログラムの記憶領域、ROM22は、自己アドレス
や命令コード、火災判別基準等の所定事項の記憶領域、
ROM23は、各端末機器のデータベースや連動テーブ
ルの記憶領域、RAM21は、作業用領域、RAM22
は、各端末機器から情報を収集して火災信号や被制御端
末機器の動作状態を格納するための記憶領域、RAM2
3は、被制御端末作動試験状態であることを示す被制御
端末作動試験フラグを格納するための記憶領域、RAM
24は、試験している被制御端末機器のアドレスを格納
するための記憶領域、TRX21〜TRX23は、それ
ぞれ、信号線L1を介して火災受信機REと、信号線L
2を介して各端末機器と、信号線L3を介して表示機3
6と、信号の送受信を行う並・直列変換器や直・並列変
換器等による信号送受信部、IF21〜IF23は、そ
れぞれインターフェース、である。
【0017】以下、火災受信機REの動作を示す図4〜
図6のフローチャート、並びに中継器RPの動作を示す
図7〜図9のフローチャートを用いて、図1〜図3に示
した火災報知設備の動作を説明する。
【0018】最初に、火災受信機REの動作について説
明すると、まずテンキーや各種のスイッチによる操作部
OPからの入力があるか否かを確認し、操作部OPから
の入力が無ければ(ステップ108のN)、1番からN
番(図1の実施例ではN=3)までの各中継器RPに順
次循環的に状態情報返送命令を送出して呼び出し、返送
される状態情報を読み込み(ステップ110)、センサ
の火災信号や被制御端末機器の動作等の状態変化がある
か否かを確認する(ステップ112)。確認の結果、状
態変化が無ければそのまま次の番号の中継器の処理に行
くが、もし火災と判断された場合には(ステップ112
のY)、火災ベルを鳴動させる等の必要な火災動作処理
を行う(ステップ114)。また、火災以外の何等かの
状態変化であれば、該状態変化の情報に従った処理を行
う(ステップ116)。
【0019】操作部OPからの入力が有った場合には
(ステップ108のY)、例えば操作部OPに設けられ
ている図示しない被制御端末作動試験スイッチの操作等
により発生されるものであって良い被制御端末作動試験
入力か否かを判別し、被制御端末作動試験でなければ
(図5のステップ120のN)、その入力内容に従った
処理を行って(図6のステップ172)、図4のフロー
に戻る。
【0020】被制御端末作動試験であれば(ステップ1
20のY)、まず、記憶領域RAM13に被制御端末作
動試験モードフラグをセットすると共に試験灯を点灯し
て試験中であることを表示し(ステップ122)、その
後、全中継器RPを指定できるコードにより全中継器R
Pに作動試験命令を送出して(ステップ124)システ
ム全体を試験モードにする(ステップ126のY)。
【0021】試験モードとなった後、被制御端末機器ご
とに試験を行って行くこととなるが、試験態様には、操
作部OPのテンキー等から試験したい被制御端末機器を
1つ1つ入力していくものと、全被制御端末機器につい
て自動的に試験を行って行く自動試験とがある。自動試
験を行う場合には、その旨を表す指示を操作部OPから
入力するが、そのような入力が無い場合は、操作部OP
のテンキー等から1つ1つの被制御端末機器を入力して
いく試験態様がとられる。
【0022】最初に、自動試験を行う指示が操作部OP
から入力されない場合についての試験態様を説明すると
(ステップ128のN)、試験することが望まれる被制
御端末機器を操作部OPのテンキー等を用いて入力し
(ステップ132のY)、入力内容を記憶領域RAM1
4に格納して表示部DPに表示した後(ステップ13
4)、該当する中継器RPに試験されるべき被制御端末
機器を指定して被制御端末作動試験命令を送出する(ス
テップ136)。そして時間待ち(ステップ138)の
後、試験命令を送出した中継器RPに状態情報返送命令
を送出し、返送されてきた情報を読み込み(ステップ1
40)、試験結果の応答であれば(ステップ142の
Y)該試験結果を記憶領域RAM15に格納する。試験
結果はまた、表示部DPに表示されると共に、表示機3
6に表示させる表示信号を各中継器RPに送出すること
により、表示機36にも表示される(ステップ14
4)。以上の操作は、操作部OPにおける図示しない試
験解除スイッチの操作等により試験解除される(ステッ
プ130のY)まで、試験したい被制御端末機器の入力
(ステップ132のY)により、繰り返される。
【0023】所望の試験結果が得られて、試験解除スイ
ッチが操作される等の試験解除入力があると(ステップ
130のY)、全中継器RPに試験解除命令を送出し
(ステップ166)、全中継器RPから応答が有れば
(ステップ168のY)、記憶領域RAM14の内容を
消去すると共に記憶領域RAM13の被制御端末作動試
験フラグを消去し(ステップ170)、図4のフローに
戻って通常の監視状態に復帰する。
【0024】なお、試験結果は、例えば、プリントアウ
トもされるが、表示部DPにおけるLCDすなわち液晶
ディスプレイ等に表示されるので、この結果を消去する
のは、別個の画面消去命令入力によることが好ましく、
そうでない場合には、所定時間経過後に自動的に消去さ
れるようにしても良い。
【0025】次に、操作部OPから自動試験入力がある
場合について説明すると(ステップ128のY)、ま
ず、記憶領域RAM12内のデータベースから全被制御
端末機器を選択して記憶領域RAM14にそのアドレス
を格納し、選択された全被制御端末機器の総数をEとし
て設定する(ステップ146)。データベースには、各
中継器RPに接続されている、アナログ式の火災感知器
等の各種の監視用端末機器や、被制御端末機器、表示機
及び子中継器、さらには該子中継器に接続されている火
災感知器等の各種の監視用端末機器や防火戸等の被制御
端末機器等に関するシステム全体の情報が格納されてい
るが、記憶領域RAM14にアドレスが格納されるの
は、それら情報のうち、試験を行おうとしている、すべ
ての被制御端末機器に関するものだけである。
【0026】試験を行うべき全被制御端末機器のアドレ
スが記憶領域RAM14に格納され、その総数Eが設定
されると、次に、記憶領域RAM14内のE個の被制御
端末機器を個別に試験して、その結果を記憶領域RAM
15に格納していく(ステップ148〜162)。すな
わち、e番目(e=1〜E)の被制御端末機器について
の試験を行う場合には、該e番目の被制御端末機器のア
ドレスを記憶領域RAM14から読み出して、e番目の
被制御端末機器が接続されている中継器RPに対して試
験命令を送出し(ステップ152)、時間待ち(ステッ
プ154)の後、試験命令を送出した中継器RPに状態
情報返送命令を送出し、返送されてきた情報を読み込み
(ステップ156)、試験結果の応答であれば(ステッ
プ158のY)該試験結果を記憶領域RAM15に格納
する(ステップ160)。以上の操作は、E個の被制御
端末機器すべてが試験されてしまう(ステップ162の
Y)まで繰り返される。E個の被制御端末機器すべてが
このように試験されてしまうと、記憶領域RAM15に
格納された試験結果は、表示部DPに表示され、また、
各中継器RPに表示信号を送出することにより表示機3
6にも表示される(ステップ164)。
【0027】E個の被制御端末機器がすべて試験され、
記憶領域RAM15に格納された試験結果の表示動作が
行われてしまうと、試験動作はすべて完了したこととな
り、自動的に全中継器RPに対して試験解除命令が送出
され(ステップ166)、全中継器RPから応答が有れ
ば(ステップ168のY)、記憶領域RAM14の内容
を消去すると共に、記憶領域RAM13の被制御端末作
動試験モードフラグを消去し(ステップ170)、図4
のフローに戻って通常の監視状態に復帰する。試験を行
う被制御端末機器を予め記憶領域RAM14に格納する
ための設定手段を設け、任意に設定可能にしてもよく、
その内容を残しておくことにより、2回目からのステッ
プ146を省略することができる。
【0028】前述と同様、表示された試験結果は、別個
の画面消去命令入力により消去されるようにするのが好
ましい。
【0029】次に、図7〜図9に示すフローチャートに
よりn番中継器RPの動作を説明する。n番中継器RP
は、まず、火災受信機REからの呼び出しもしくは命令
が有るか否かを確認し(ステップ208)、呼び出しも
しくは命令が無い場合には(ステップ208のN)、当
該n番中継器RPに接続されているK個の各種端末機器
を順次循環的に呼び出し、主にセンサからはセンサレベ
ルを、被制御端末機器からは動作状態を読み込み(ステ
ップ210)、得られた情報は記憶領域RAM22に格
納される(ステップ212)。この場合、センサレベル
については、火災判別基準と比較して火災か否かを判別
した結果を記憶領域RAM22に格納するようにしてい
る。記憶領域RAM22に格納された内容は、火災受信
機REからの状態情報返送命令があるときに火災受信機
REに送出される。
【0030】火災受信機REからの呼び出しもしくは命
令が有り(ステップ208のY)、それが状態情報返送
命令であるならば(図8のステップ226のY)、ステ
ップ212で記憶領域RAM22に格納されている内容
を読み出して火災受信機REに送出する(ステップ22
8)。この時点では全システムは未だ試験モードに入っ
ていないので、試験されるべき被制御端末機器のアドレ
スを格納するための記憶領域RAM24には何も格納さ
れておらず(ステップ230のN)、従って図7のフロ
ーに戻って、次に火災受信機REからの呼び出しがある
まで、各種端末機器からの状態情報の通常の読み込む動
作を行っている。また、呼び出しを受け(ステップ20
8のY)、その命令内容が被制御端末作動試験命令以外
のものである場合には(図9のステップ240のN)、
その命令内容に従った処理を行う(ステップ246)。
【0031】火災受信機REからの呼び出しもしくは命
令が有り(ステップ208のY)、それが、図5のステ
ップ124で火災受信機REから全中継器RPに対して
送出された被制御端末作動試験命令であるならば(図8
のステップ216のY)、記憶領域RAM23に被制御
端末作動試験モードフラグをセットする(ステップ21
8)と共に、表示機36に試験モードを表示し、被制御
端末作動試験モードの設定完了を火災受信機REに送出
する(ステップ220)。
【0032】火災受信機REが全中継器RPから被制御
端末作動試験モード設定完了を受信し、システム全体が
試験モードとなると、火災受信機REからは次に、図5
のステップ136もしくは図6のステップ152での、
試験すべき被制御端末機器のアドレス(作動試験命令)
が送出されてくるので(ステップ222のY)、送出さ
れてきたアドレスを記憶領域RAM24に格納しておい
て、記憶領域RAM22内の、該被制御端末機器用の領
域に動作フラグをセットする(ステップ224)。試験
モードでない通常の動作においては、火災が発生した等
の理由により、特定の被制御端末機器を動作させること
が望まれた場合中継器は該当するアドレスの被制御端末
機器を動作させ、動作した被制御端末機器からの信号受
信により記憶領域RAM22内の、該当被制御端末機器
用の領域に動作フラグをセットするものであるが、今説
明している時点では、記憶領域RAM23に被制御端末
機器作動試験モードフラグがセットされていてシステム
全体が試験モードとなっているので、n番中継器RP
は、試験すべき被制御端末機器のアドレスを受信した際
に該当被制御端末機器を作動させる代わりに、直接、記
憶領域RAM22に動作フラグをセットするものであ
る。
【0033】次に、火災受信機REでは、作動試験命令
とアドレスとを送出した後、時間待ち(ステップ138
もしくは154)してから、ステップ140もしくは1
56で状態情報返送命令を当該n番中継器RPに対して
送出してくるので(ステップ226のY)、該状態情報
返送命令を受信したn番中継器RPは、記憶領域RAM
22に格納された内容のうち、記憶領域RAM24に格
納されたアドレスに対応する被制御端末機器用の領域に
格納された内容を読み出して火災受信機REに返送する
(ステップ228)。
【0034】記憶領域RAM22内の、当該被制御端末
機器用の領域に格納された内容すなわち動作フラグは、
当該被制御端末機器の動作により実際に入力されたもの
ではなく、被制御端末作動試験のために火災受信機RE
からの命令によりステップ224で入力されたものであ
るので、記憶領域RAM22の当該被制御端末機器用領
域の内容が火災受信機REに返送されたら、その後、消
去される(ステップ232)。また、同様に、ステップ
224で記憶領域RAM24に格納されたアドレスも消
去される(ステップ234)。
【0035】このようにしてn番中継器RPから返送さ
れた内容すなわち動作フラグは、前述したようにステッ
プ142のYまたはステップ158のYで火災受信機R
Eにより受信されて、ステップ144または160で記
憶領域RAM15に格納されると共に、表示部DPに表
示され、また、同じ内容を表示機36にも表示させるた
めに中継器に対して表示命令を送出する(ステップ14
4または164)。表示部DPの、当該被制御端末機器
が動作したか否かに関する表示内容を観察することによ
り、火災受信機REのオペレータは当該被制御端末機器
の試験結果が良好であったか否かを知ることができる。
【0036】ステップ144または164で火災受信機
REから送出された表示命令が当該n番中継器RPで受
信されると(ステップ236のY)、該表示命令の内
容、すなわち火災受信機RE側の表示部DPに表示され
たのと同じ、被制御端末機器が動作したか否かに関する
内容が表示機36に送出されて表示される(ステップ2
38)。
【0037】火災受信機REでは、ステップ130で試
験解除スイッチ(図示せず)が操作された後、もしくは
ステップ164での表示動作の後、ステップ166で全
中継器RPに対して試験解除命令を送出するが、そのよ
うな試験解除命令がn番中継器RPで受信されると(ス
テップ240のY)、該n番中継器RPは、記憶領域R
AM23内の被制御端末作動試験モードフラグを消去す
ると共に、該n番中継器RPに接続されている表示機3
6に消去命令を送出して、試験モードを解除する(ステ
ップ242)。そして、被制御端末作動試験モードの解
除完了を火災受信機REに送出し(ステップ244)、
それが、火災受信機RE側ではステップ168で受信さ
れる。
【0038】
【発明の効果】以上、本発明によれば、被制御端末機器
や監視用端末機器を含む複数の端末機器が中継器を介し
て火災受信機に接続され、中継器が、端末機器からの種
々の情報を収集すると共に、該種々の情報に基づいて火
災判別を含む各種の判断を行い、火災受信機は、中継器
から、端末機器に関する種々の情報並びに各種の判断の
結果を収集して各種の管理を行うようにした火災報知設
備において、被制御端末機器の試験を行うことが望まれ
るとき、試験すべき被制御端末機器が接続されている中
継器は、火災受信機から送出された試験命令を受信した
際に、該試験すべき被制御端末機器が動作したことを表
す疑似動作設定を行って、該疑似動作設定の内容を火災
受信機に返送するようにしたので、被制御端末機器の実
際の動作時に該被制御端末機器から中継器に与えられる
動作信号が、火災受信機まで確実に伝送されてくるの
を、火災受信機側からの操作だけで遠隔的に確認するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による火災報知設備を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示される火災受信機REの内部回路を示
すブロック回路図である。
【図3】図1に示される中継器RPの内部回路を示すブ
ロック回路図である。
【図4】図2に示される火災受信機の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】図2に示される火災受信機の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図6】図2に示される火災受信機の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図7】図3に示される中継器の動作を説明するための
フローチャートである。
【図8】図3に示される中継器の動作を説明するための
フローチャートである。
【図9】図3に示される中継器の動作を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
RE 火災受信機 RP 中継器 RAM12 各中継器のデータベース用の記憶領域 RAM13 被制御端末機作動試験モードフラグ用の
記憶領域 RAM14 試験すべき被制御端末機器のアドレス用
の記憶領域 OP 操作部 DP 表示部 RAM22 端末状態用の記憶領域 RAM23 被制御端末作動試験モードフラグ用の記
憶領域 RAM24 試験中の被制御端末機器のアドレス用の
記憶領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−222096(JP,A) 特開 昭53−76798(JP,A) 特開 平5−242375(JP,A) 特開 平5−217088(JP,A) 特開 平5−217089(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 - 31/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御端末機器や監視用端末機器を含む
    複数の端末機器が中継器を介して火災受信機に接続さ
    れ、前記中継器は、前記端末機器からの種々の情報を収
    集すると共に、該種々の情報に基づいて火災判別を含む
    各種の判断を行い、前記火災受信機は、前記中継器か
    ら、前記端末機器に関する種々の情報並びに前記各種の
    判断の結果を収集して各種の管理を行うようにした火災
    報知設備において、 全設備を被制御端末作動試験状態に設定するための、前
    記火災受信機に設けられる被制御端末作動試験設定手段
    と、 試験することが望まれる前記被制御端末機器を指定する
    ことができる、前記火災受信機に設けられる被制御端末
    指定手段と、 該被制御端末指定手段により指定された前記被制御端末
    機器が接続されている前記中継器に試験命令を送出す
    る、前記火災受信機に設けられる試験命令送出手段と、 該試験命令送出手段により送出された前記試験命令に基
    づいて、前記指定された被制御端末機器が動作したこと
    を表す疑似動作設定を行い、前記火災受信機からの返送
    命令に従って該疑似動作設定の内容を前記火災受信機に
    返送する、前記中継器に設けられる疑似動作設定手段
    と、 前記中継器に前記返送命令を送出して、前記疑似動作設
    定手段により設定された前記疑似動作設定の内容を前記
    中継器から取り込むための、前記火災受信機に設けられ
    る取り込み手段と、を備えた火災報知設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102384319B1 (ko) * 2020-09-16 2022-04-07 박웅준 푯말

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