JPH08241251A - コピー防止記憶媒体作成方法およびその記憶媒体 - Google Patents
コピー防止記憶媒体作成方法およびその記憶媒体Info
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- JPH08241251A JPH08241251A JP7046737A JP4673795A JPH08241251A JP H08241251 A JPH08241251 A JP H08241251A JP 7046737 A JP7046737 A JP 7046737A JP 4673795 A JP4673795 A JP 4673795A JP H08241251 A JPH08241251 A JP H08241251A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】コピー防止情報を持つ記憶媒体を作成するコピ
ー防止記憶媒体作成方法およびその記憶媒体に関し,連
続するフォーマット処理領域を検出して複写するコピー
プログラムによってもコピー防止情報がコピーされない
ようにし,不正にコピーした記憶媒体の利用を不可とす
ることを目的とする。 【構成】データ領域2とコピー防止情報領域4との間に
未フォーマット領域3を設け,データ領域2とコピー防
止情報領域4とが同一形式で連続しないようにする。ま
たは,データ領域2'とコピー防止情報領域4'との間の未
フォーマット領域3'を可変とし,その領域3'またはコピ
ー防止情報領域4'に関する位置または大きさの情報を,
データ領域2'内の所定の位置にコピー防止管理情報11と
して設定する。
ー防止記憶媒体作成方法およびその記憶媒体に関し,連
続するフォーマット処理領域を検出して複写するコピー
プログラムによってもコピー防止情報がコピーされない
ようにし,不正にコピーした記憶媒体の利用を不可とす
ることを目的とする。 【構成】データ領域2とコピー防止情報領域4との間に
未フォーマット領域3を設け,データ領域2とコピー防
止情報領域4とが同一形式で連続しないようにする。ま
たは,データ領域2'とコピー防止情報領域4'との間の未
フォーマット領域3'を可変とし,その領域3'またはコピ
ー防止情報領域4'に関する位置または大きさの情報を,
データ領域2'内の所定の位置にコピー防止管理情報11と
して設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,コンピュータで使用さ
れるフロッピィディスク等の記憶媒体について,これら
にプログラム等のデータを記憶させる場合に,不正なコ
ピーを防止できるようにフォーマット処理した記憶媒体
を作成するコピー防止記憶媒体作成方法およびその記憶
媒体に関するものである。
れるフロッピィディスク等の記憶媒体について,これら
にプログラム等のデータを記憶させる場合に,不正なコ
ピーを防止できるようにフォーマット処理した記憶媒体
を作成するコピー防止記憶媒体作成方法およびその記憶
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,フロッピィディスク等の記憶媒体
の不正コピーを防止するため,正規の記憶媒体か否かの
情報を,メーカーやベンダーから提供されるコピーツー
ルではコピーできない領域に格納し,プログラムの実行
時には,この情報があるか否かにより,正規なものか否
かを判断する方法が用いられている。
の不正コピーを防止するため,正規の記憶媒体か否かの
情報を,メーカーやベンダーから提供されるコピーツー
ルではコピーできない領域に格納し,プログラムの実行
時には,この情報があるか否かにより,正規なものか否
かを判断する方法が用いられている。
【0003】このような記憶媒体を作成する場合におい
ては,図4に示すように,ディレクトリ領域91を含む
データ領域92を,所定の大きさの標準形式でフォーマ
ット処理するともに,さらに標準形式の大きさを拡張し
てフォーマット処理したコピー防止情報領域93を設
け,そのコピー防止情報領域93に正規の記憶媒体であ
るか否かを識別することのできるコピー防止情報94を
設定していた。
ては,図4に示すように,ディレクトリ領域91を含む
データ領域92を,所定の大きさの標準形式でフォーマ
ット処理するともに,さらに標準形式の大きさを拡張し
てフォーマット処理したコピー防止情報領域93を設
け,そのコピー防止情報領域93に正規の記憶媒体であ
るか否かを識別することのできるコピー防止情報94を
設定していた。
【0004】したがって,メーカーやベンダー等から提
供される,通常,標準的な形式でフォーマット処理され
た領域だけを認識してコピーするようなコピーツールA
(コピープログラム)を用いて,このようなコピー防止
処理のなされた記憶媒体をコピーする場合には,複写元
の標準形式でフォーマット処理されたディレクトリ領域
91およびデータ領域92のデータだけがコピーされ,
拡張トラック等にフォーマット処理されたコピー防止情
報領域93は複写先にコピーされることはなかった。こ
れにより,複写先の記憶媒体からプログラムを実行する
際に,コピー防止情報94が欠落しているために不正な
コピーによる記録媒体であると判定され,そのプログラ
ムを実行することが不可能となり,結果的に記憶媒体の
不正コピーが防止されていた。
供される,通常,標準的な形式でフォーマット処理され
た領域だけを認識してコピーするようなコピーツールA
(コピープログラム)を用いて,このようなコピー防止
処理のなされた記憶媒体をコピーする場合には,複写元
の標準形式でフォーマット処理されたディレクトリ領域
91およびデータ領域92のデータだけがコピーされ,
拡張トラック等にフォーマット処理されたコピー防止情
報領域93は複写先にコピーされることはなかった。こ
れにより,複写先の記憶媒体からプログラムを実行する
際に,コピー防止情報94が欠落しているために不正な
コピーによる記録媒体であると判定され,そのプログラ
ムを実行することが不可能となり,結果的に記憶媒体の
不正コピーが防止されていた。
【0005】ここで,コンピュータで使用される記録媒
体のうち,特に不正コピーの防止が必要とされるフロッ
ピィディスクのフォーマット形式について説明する。フ
ロッピィディスクにおいて,フォーマット領域は,複数
のトラックからなり,1トラックは,インデックスギャ
ップ(IG)に続く複数の連続するセクタとトラックギ
ャップ(TG)からなる。さらに,1セクタは,セクタ
識別子(SI),識別子ギャップ(IG),データブロ
ック(DB),データブロックギャップ(DG)からな
る。フロッピィディスクのフォーマット形式は種々ある
が,フォーマット領域はその領域を構成する単位が連続
して構成されている。
体のうち,特に不正コピーの防止が必要とされるフロッ
ピィディスクのフォーマット形式について説明する。フ
ロッピィディスクにおいて,フォーマット領域は,複数
のトラックからなり,1トラックは,インデックスギャ
ップ(IG)に続く複数の連続するセクタとトラックギ
ャップ(TG)からなる。さらに,1セクタは,セクタ
識別子(SI),識別子ギャップ(IG),データブロ
ック(DB),データブロックギャップ(DG)からな
る。フロッピィディスクのフォーマット形式は種々ある
が,フォーマット領域はその領域を構成する単位が連続
して構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】メーカーやベンダーか
ら提供される標準のコピーツールAにより,記憶媒体の
内容をコピーした場合には,上述したコピー防止情報9
4の欠落により,不正利用を防ぐことができる。しか
し,最近では,フロッピィディスク中のフォーマット処
理されている全領域を検出してコピーするようなコピー
ツール(図4に示すコピーツールB)がある。
ら提供される標準のコピーツールAにより,記憶媒体の
内容をコピーした場合には,上述したコピー防止情報9
4の欠落により,不正利用を防ぐことができる。しか
し,最近では,フロッピィディスク中のフォーマット処
理されている全領域を検出してコピーするようなコピー
ツール(図4に示すコピーツールB)がある。
【0007】コピーツールBでは,フォーマット領域の
先頭部分のセクタ等からフォーマット処理された部分が
終了する最終のセクタ等まで,全てのフォーマット処理
された領域をセクタ単位でコピーする。そのため,コピ
ーツールBによれば,図4に示すように,標準でフォー
マット処理された領域もそれより拡張してフォーマット
処理された領域も,全てそのままコピーされてしまう。
したがって,前述したような不正コピー防止の効果を得
ることができなかった。
先頭部分のセクタ等からフォーマット処理された部分が
終了する最終のセクタ等まで,全てのフォーマット処理
された領域をセクタ単位でコピーする。そのため,コピ
ーツールBによれば,図4に示すように,標準でフォー
マット処理された領域もそれより拡張してフォーマット
処理された領域も,全てそのままコピーされてしまう。
したがって,前述したような不正コピー防止の効果を得
ることができなかった。
【0008】本発明は,通常のデータ等が格納された標
準フォーマット領域とは形式的に分離したコピー防止情
報領域にコピー防止情報を格納することにより,フロッ
ピィディスク中のフォーマット処理された領域を全てコ
ピーするようなコピーツールBによる不正なコピーを防
止することができるようにすることを目的とする。
準フォーマット領域とは形式的に分離したコピー防止情
報領域にコピー防止情報を格納することにより,フロッ
ピィディスク中のフォーマット処理された領域を全てコ
ピーするようなコピーツールBによる不正なコピーを防
止することができるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は,本発明の原理を
説明する図である。図1において,1,1’はディレク
トリ領域,2,2’はデータ領域,3,3’は未フォー
マット領域,4,4’はコピー防止情報領域,11はコ
ピー防止管理情報,41,41’はコピー防止情報を表
す。なお,ディレクトリ領域1,1’とデータ領域2,
2’とは区分されていなくてもよい。
説明する図である。図1において,1,1’はディレク
トリ領域,2,2’はデータ領域,3,3’は未フォー
マット領域,4,4’はコピー防止情報領域,11はコ
ピー防止管理情報,41,41’はコピー防止情報を表
す。なお,ディレクトリ領域1,1’とデータ領域2,
2’とは区分されていなくてもよい。
【0010】(1)未フォーマット領域を固定とする場
合の作成処理 図1(A)に示すように,ディレクトリ領域1やデータ
領域2を標準的な形式でフォーマット処理し,その後
に,所定の領域分だけフォーマット処理しない未フォー
マット領域3を設け,続いて,所定の位置から,コピー
防止のための情報を格納する領域であるコピー防止情報
領域4を,データ領域2と同一または異なる形式でフォ
ーマット処理し,コピー防止情報領域4にコピー防止情
報41を書き込む。なお,このような未フォーマット領
域3を設ける代わりに,1トラック当りのセクタ数や1
セクタのサイズ等を変えるなどして,データ領域2での
標準のフォーマット形式とは異なる特殊なフォーマット
処理を行った領域を設けてもよい。以下,このような特
殊なフォーマット処理を行った領域についても未フォー
マット領域という。
合の作成処理 図1(A)に示すように,ディレクトリ領域1やデータ
領域2を標準的な形式でフォーマット処理し,その後
に,所定の領域分だけフォーマット処理しない未フォー
マット領域3を設け,続いて,所定の位置から,コピー
防止のための情報を格納する領域であるコピー防止情報
領域4を,データ領域2と同一または異なる形式でフォ
ーマット処理し,コピー防止情報領域4にコピー防止情
報41を書き込む。なお,このような未フォーマット領
域3を設ける代わりに,1トラック当りのセクタ数や1
セクタのサイズ等を変えるなどして,データ領域2での
標準のフォーマット形式とは異なる特殊なフォーマット
処理を行った領域を設けてもよい。以下,このような特
殊なフォーマット処理を行った領域についても未フォー
マット領域という。
【0011】(2)未フォーマット領域を可変とする場
合の作成処理 図1(B)に示すように,ディレクトリ領域1’やデー
タ領域2’を標準的な形式でフォーマット処理し,その
後に,ディレクトリ領域1’にコピー防止管理情報11
を設定し,この設定をもとに,設定された領域分だけ,
フォーマット処理をしないか,またはデータ領域でのフ
ォーマット形式とは異なる特殊なフォーマット処理を行
い,未フォーマット領域3’を設け,続いて,コピー防
止管理情報11に設定された位置から,コピー防止のた
めの情報を格納する領域であるコピー防止情報領域4’
を,データ領域2’と同一または異なる形式でフォーマ
ット処理し,コピー防止情報領域4’にコピー防止情報
41’を書き込む。
合の作成処理 図1(B)に示すように,ディレクトリ領域1’やデー
タ領域2’を標準的な形式でフォーマット処理し,その
後に,ディレクトリ領域1’にコピー防止管理情報11
を設定し,この設定をもとに,設定された領域分だけ,
フォーマット処理をしないか,またはデータ領域でのフ
ォーマット形式とは異なる特殊なフォーマット処理を行
い,未フォーマット領域3’を設け,続いて,コピー防
止管理情報11に設定された位置から,コピー防止のた
めの情報を格納する領域であるコピー防止情報領域4’
を,データ領域2’と同一または異なる形式でフォーマ
ット処理し,コピー防止情報領域4’にコピー防止情報
41’を書き込む。
【0012】
【作用】本発明によれば,データ領域2,2’とコピー
防止情報領域4,4’との間に,所定の大きさまたはコ
ピー防止管理情報11に設定された領域分だけ,未フォ
ーマット領域3,3’が設けられる。これにより,コピ
ー防止情報領域4,4’はデータ領域2,2’と連続す
る同一形式によるフォーマット領域とはならず,記憶媒
体中の連続した全フォーマット領域をコピーするような
コピーツールを用いても,分離して存在するコピー防止
情報領域4,4’は認識されず,コピーすることができ
ない。したがって,不正なコピーを防止する効果を奏す
る。
防止情報領域4,4’との間に,所定の大きさまたはコ
ピー防止管理情報11に設定された領域分だけ,未フォ
ーマット領域3,3’が設けられる。これにより,コピ
ー防止情報領域4,4’はデータ領域2,2’と連続す
る同一形式によるフォーマット領域とはならず,記憶媒
体中の連続した全フォーマット領域をコピーするような
コピーツールを用いても,分離して存在するコピー防止
情報領域4,4’は認識されず,コピーすることができ
ない。したがって,不正なコピーを防止する効果を奏す
る。
【0013】
【実施例】以下に,本発明の実施例をフロッピィディス
クを例に説明する。 (1)未フォーマット領域を固定とした場合のフロッピ
ィディスクの媒体作成処理は以下のとおりである。
クを例に説明する。 (1)未フォーマット領域を固定とした場合のフロッピ
ィディスクの媒体作成処理は以下のとおりである。
【0014】 ディレクトリ領域やデータ領域を標準
フォーマット形式でフォーマット処理する。 予め定められた情報(領域の大きさ,フォーマット
形式等)に基づき,その領域分だけ,フォーマット処理
をしないか,またはそれまでのフォーマット形式とは異
なる特殊なフォーマット処理を行う。ここで,フォーマ
ット形式を変更して特殊なフォーマット処理を行う場
合,例えば1トラック当たりのセクタ数や1セクタのサ
イズ等を変更する。
フォーマット形式でフォーマット処理する。 予め定められた情報(領域の大きさ,フォーマット
形式等)に基づき,その領域分だけ,フォーマット処理
をしないか,またはそれまでのフォーマット形式とは異
なる特殊なフォーマット処理を行う。ここで,フォーマ
ット形式を変更して特殊なフォーマット処理を行う場
合,例えば1トラック当たりのセクタ数や1セクタのサ
イズ等を変更する。
【0015】 続いて,所定の位置から,コピー防止
情報を格納するコピー防止情報領域をフォーマット処理
する。コピー防止情報領域のフォーマット形式は,デー
タ領域のフォーマット処理と同一の形式でもよいし,未
フォーマット領域のフォーマット処理の形式でもよい
し,まったく別のフォーマット形式でもよい。
情報を格納するコピー防止情報領域をフォーマット処理
する。コピー防止情報領域のフォーマット形式は,デー
タ領域のフォーマット処理と同一の形式でもよいし,未
フォーマット領域のフォーマット処理の形式でもよい
し,まったく別のフォーマット形式でもよい。
【0016】 標準形式でフォーマット処理されたデ
ィレクトリ領域およびデータ領域に本体となるプログラ
ムやデータ等を書き込み,拡張してフォーマット処理さ
れたコピー防止情報領域にコピー防止情報を書き込む。
ィレクトリ領域およびデータ領域に本体となるプログラ
ムやデータ等を書き込み,拡張してフォーマット処理さ
れたコピー防止情報領域にコピー防止情報を書き込む。
【0017】例えば,トラック数78,先頭トラックが
トラック0,トラック1,トラック2,…,トラック7
7とするフォーマット形式のフロッピィディスクを作成
処理する場合であって,未フォーマット領域として2ト
ラックの未フォーマット状態の領域を設け,コピー防止
情報領域の先頭をトラック80,その領域サイズを1ト
ラックとした場合には,次のように処理が行われる。
トラック0,トラック1,トラック2,…,トラック7
7とするフォーマット形式のフロッピィディスクを作成
処理する場合であって,未フォーマット領域として2ト
ラックの未フォーマット状態の領域を設け,コピー防止
情報領域の先頭をトラック80,その領域サイズを1ト
ラックとした場合には,次のように処理が行われる。
【0018】初めに,先頭トラック0からトラック77
までの78トラックは,標準的な形式でフォーマット処
理され,その次のトラック78およびトラック79はフ
ォーマット処理を行わず,トラック80をコピー防止情
報領域用にフォーマット処理する。
までの78トラックは,標準的な形式でフォーマット処
理され,その次のトラック78およびトラック79はフ
ォーマット処理を行わず,トラック80をコピー防止情
報領域用にフォーマット処理する。
【0019】次に,トラック0からトラック77までの
ディレクトリ領域およびデータ領域に本体となるプログ
ラムやデータ等を格納し,トラック80のコピー防止情
報領域には,コピー防止情報を格納する。コピー防止情
報は,例えばプログラム名,シリアル番号,ユーザ登録
名,暗号情報等であり,正当な記憶媒体であるか否かを
識別できる情報であれば任意である。
ディレクトリ領域およびデータ領域に本体となるプログ
ラムやデータ等を格納し,トラック80のコピー防止情
報領域には,コピー防止情報を格納する。コピー防止情
報は,例えばプログラム名,シリアル番号,ユーザ登録
名,暗号情報等であり,正当な記憶媒体であるか否かを
識別できる情報であれば任意である。
【0020】(2)未フォーマット領域を可変とした場
合のフロッピィディスクの媒体作成処理は,次のように
処理が行われる。 ディレクトリ領域やデータ領域を標準的フォーマッ
ト形式でフォーマット処理する。
合のフロッピィディスクの媒体作成処理は,次のように
処理が行われる。 ディレクトリ領域やデータ領域を標準的フォーマッ
ト形式でフォーマット処理する。
【0021】 ディレクトリ領域に,未フォーマット
領域の大きさ,未フォーマット領域として用いるトラッ
ク番号,未フォーマット領域のフォーマット形式,コピ
ー防止情報の格納位置(コピー防止情報領域の開始位
置)等を設定したコピー防止管理情報を書き込む。
領域の大きさ,未フォーマット領域として用いるトラッ
ク番号,未フォーマット領域のフォーマット形式,コピ
ー防止情報の格納位置(コピー防止情報領域の開始位
置)等を設定したコピー防止管理情報を書き込む。
【0022】 コピー防止管理情報に基づいて,設定
された領域分だけ,設定されたフォーマット形式(未フ
ォーマット処理も含む)に従って未フォーマット領域を
作成する。
された領域分だけ,設定されたフォーマット形式(未フ
ォーマット処理も含む)に従って未フォーマット領域を
作成する。
【0023】 続いて,コピー防止管理情報に設定さ
れた位置から,コピー防止情報領域をフォーマット処理
する。コピー防止情報領域のフォーマット形式は,デー
タ領域のフォーマット形式でもよく,未フォーマット領
域において変更したフォーマット形式でもよく,全く異
なるフォーマット形式でもよい。
れた位置から,コピー防止情報領域をフォーマット処理
する。コピー防止情報領域のフォーマット形式は,デー
タ領域のフォーマット形式でもよく,未フォーマット領
域において変更したフォーマット形式でもよく,全く異
なるフォーマット形式でもよい。
【0024】 標準形式でフォーマット処理されたデ
ィレクトリ領域およびデータ領域にプログラムやデータ
等を書き込み,さらに分離されてフォーマット処理され
たコピー防止情報領域にコピー防止情報を書き込む。
ィレクトリ領域およびデータ領域にプログラムやデータ
等を書き込み,さらに分離されてフォーマット処理され
たコピー防止情報領域にコピー防止情報を書き込む。
【0025】例えば,トラック数78,先頭トラックが
トラック0,トラック1,トラック2,…,トラック7
7とするフォーマット形式のフロッピィディスクを作成
する場合であって,コピー防止管理情報が,未フォーマ
ット領域としてトラック78〜80の3トラック分,コ
ピー防止情報領域としてトラック81から2トラック
分,未フォーマット領域のフォーマット形式として,セ
クタサイズを変更したフォーマット形式a,コピー防止
情報領域のフォーマット形式として,セクタ数を変更し
たフォーマット形式bを行うと設定された場合には,次
のように処理が行われる。
トラック0,トラック1,トラック2,…,トラック7
7とするフォーマット形式のフロッピィディスクを作成
する場合であって,コピー防止管理情報が,未フォーマ
ット領域としてトラック78〜80の3トラック分,コ
ピー防止情報領域としてトラック81から2トラック
分,未フォーマット領域のフォーマット形式として,セ
クタサイズを変更したフォーマット形式a,コピー防止
情報領域のフォーマット形式として,セクタ数を変更し
たフォーマット形式bを行うと設定された場合には,次
のように処理が行われる。
【0026】初めに,先頭トラック0からトラック77
までの78トラックは,標準的な形式でフォーマット処
理し,コピー防止管理情報を所定のディレクトリ領域の
位置に書き込む。次に,トラック78からトラック80
はフォーマット形式aでフォーマット処理を行い,トラ
ック81からトラック82までをフォーマット形式bで
フォーマット処理する。
までの78トラックは,標準的な形式でフォーマット処
理し,コピー防止管理情報を所定のディレクトリ領域の
位置に書き込む。次に,トラック78からトラック80
はフォーマット形式aでフォーマット処理を行い,トラ
ック81からトラック82までをフォーマット形式bで
フォーマット処理する。
【0027】次に,トラック0からトラック77までの
ディレクトリ領域およびデータ領域にプログラムやデー
タ等が格納され,トラック81およびトラック82まで
のコピー防止情報領域には,プログラム名,シリアル番
号,ユーザ登録名または暗号情報等のコピー防止情報が
格納される。
ディレクトリ領域およびデータ領域にプログラムやデー
タ等が格納され,トラック81およびトラック82まで
のコピー防止情報領域には,プログラム名,シリアル番
号,ユーザ登録名または暗号情報等のコピー防止情報が
格納される。
【0028】図2は,未フォーマット領域を可変とした
場合の媒体作成処理のフローチャートである。図2にお
いて,ステップS1の処理で,指定されたコピー防止管
理情報を設定する。ステップS2では,ディレクトリ領
域およびデータ領域を標準形式でフォーマットする。ス
テップS3では,ステップS1で設定されたコピー防止
管理情報を記憶媒体上の所定の位置に格納する。ステッ
プS4では,プログラム等をデータ領域にコピーする。
ステップS5では,コピー防止管理情報をもとに,デー
タ領域の後ろに未フォーマット領域を作成する。ステッ
プS6では,コピー防止管理情報をもとに,コピー防止
情報領域を作成する。ステップS7では,作成したコピ
ー防止情報領域にコピー防止情報を格納する。
場合の媒体作成処理のフローチャートである。図2にお
いて,ステップS1の処理で,指定されたコピー防止管
理情報を設定する。ステップS2では,ディレクトリ領
域およびデータ領域を標準形式でフォーマットする。ス
テップS3では,ステップS1で設定されたコピー防止
管理情報を記憶媒体上の所定の位置に格納する。ステッ
プS4では,プログラム等をデータ領域にコピーする。
ステップS5では,コピー防止管理情報をもとに,デー
タ領域の後ろに未フォーマット領域を作成する。ステッ
プS6では,コピー防止管理情報をもとに,コピー防止
情報領域を作成する。ステップS7では,作成したコピ
ー防止情報領域にコピー防止情報を格納する。
【0029】次に,フロッピィディスクからプログラム
を実行する場合に,その記憶媒体が正当であるかどうか
を判定する処理を説明する。未フォーマット領域を固定
として作成されたフロッピィディスクからプログラムを
実行する場合には,そのフロッピィディスク中の所定の
コピー防止情報領域を検出して,そのコピー防止情報領
域のコピー防止情報を正しく読むことができ,かつその
内容が正当であるかどうかを判定する。コピー防止情報
を正しく読むことができ,内容も正当である場合には,
正当なフロッピィディスクとみなして,そのフロッピィ
ディスク中のプログラムをメモリに読み出して実行す
る。コピー防止情報が正しく読めなかった場合等には,
不正にコピーされたフロッピィディスクとみなして,そ
のフロッピィディスクからのプログラムの読み込みを中
止する。
を実行する場合に,その記憶媒体が正当であるかどうか
を判定する処理を説明する。未フォーマット領域を固定
として作成されたフロッピィディスクからプログラムを
実行する場合には,そのフロッピィディスク中の所定の
コピー防止情報領域を検出して,そのコピー防止情報領
域のコピー防止情報を正しく読むことができ,かつその
内容が正当であるかどうかを判定する。コピー防止情報
を正しく読むことができ,内容も正当である場合には,
正当なフロッピィディスクとみなして,そのフロッピィ
ディスク中のプログラムをメモリに読み出して実行す
る。コピー防止情報が正しく読めなかった場合等には,
不正にコピーされたフロッピィディスクとみなして,そ
のフロッピィディスクからのプログラムの読み込みを中
止する。
【0030】図3は,未フォーマット領域を可変として
作成されたフロッピィディスク中のプログラム実行時の
コピーの正当性判定処理のフローチャートである。図3
において,ステップS11の過程で,ディレクトリ領域
内の所定の位置のコピー防止管理情報を読む。ステップ
S12により,コピー防止管理情報をもとにコピー防止
情報領域を検出し,コピー防止情報を読む。ステップS
13では,コピー防止情報が正しく読めたかどうかを判
定し,正しく読めた場合には,ステップS14の処理を
行い,正しく読めなかった場合には,ステップS16へ
進む。ステップS14では,コピー防止情報の内容が正
当であるか否かを判定する。内容が正当である場合に
は,ステップS15により正当なフロッピィディスクと
してプログラムをメモリに読み込み,実行する。コピー
防止情報が正しく読めなかった場合またはその内容が正
当でなかった場合には,ステップS16により,不正コ
ピーされたフロッピィディスクとして,プログラムの読
み込みを中止し,プログラムは実行しない。
作成されたフロッピィディスク中のプログラム実行時の
コピーの正当性判定処理のフローチャートである。図3
において,ステップS11の過程で,ディレクトリ領域
内の所定の位置のコピー防止管理情報を読む。ステップ
S12により,コピー防止管理情報をもとにコピー防止
情報領域を検出し,コピー防止情報を読む。ステップS
13では,コピー防止情報が正しく読めたかどうかを判
定し,正しく読めた場合には,ステップS14の処理を
行い,正しく読めなかった場合には,ステップS16へ
進む。ステップS14では,コピー防止情報の内容が正
当であるか否かを判定する。内容が正当である場合に
は,ステップS15により正当なフロッピィディスクと
してプログラムをメモリに読み込み,実行する。コピー
防止情報が正しく読めなかった場合またはその内容が正
当でなかった場合には,ステップS16により,不正コ
ピーされたフロッピィディスクとして,プログラムの読
み込みを中止し,プログラムは実行しない。
【0031】このようにしてコピー防止情報が格納され
たフロッピィディスクを,図4に示すようなコピーツー
ルAまたはBでコピーした場合に,コピーツールAまた
はBは,コピー防止情報領域のコピー防止情報をコピー
することができず,複写先フロッピィディスクからのプ
ログラム実行時において不正コピーと判定され,そのプ
ログラムの不正利用が防止される。なお,コピー防止情
報の検査は,プログラムの実行時ではなく,フロッピィ
ディスクのディスク駆動装置への装着時に行うようにし
てもよい。
たフロッピィディスクを,図4に示すようなコピーツー
ルAまたはBでコピーした場合に,コピーツールAまた
はBは,コピー防止情報領域のコピー防止情報をコピー
することができず,複写先フロッピィディスクからのプ
ログラム実行時において不正コピーと判定され,そのプ
ログラムの不正利用が防止される。なお,コピー防止情
報の検査は,プログラムの実行時ではなく,フロッピィ
ディスクのディスク駆動装置への装着時に行うようにし
てもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
コピー防止情報領域を,ディレクトリ領域およびデータ
領域と分離することにより,コピー防止情報のコピーを
不可能とし,不正コピーを防止することができる。
コピー防止情報領域を,ディレクトリ領域およびデータ
領域と分離することにより,コピー防止情報のコピーを
不可能とし,不正コピーを防止することができる。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例における未フォーマット領域が可変の場
合の記憶媒体作成処理フローチャートである。
合の記憶媒体作成処理フローチャートである。
【図3】実施例における未フォーマット領域が可変の場
合のプログラム実行時におけるコピー判定処理のフロー
チャートである。
合のプログラム実行時におけるコピー判定処理のフロー
チャートである。
【図4】従来の方法を説明する方法である。
1,1’ ディレクトリ領域 2,2’ データ領域 3,3’ 未フォーマット領域 4,4’ コピー防止情報領域 11 コピー防止管理情報 41,41’ コピー防止情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒山 一彦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 西野 幸子 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 コンピュータで使用される記憶媒体であ
って,コンピュータへの装着時または格納されているプ
ログラムもしくはデータの読み出し時に検査されるコピ
ー防止情報を持つ記憶媒体を作成する方法において,プ
ログラムやデータを記憶するデータ領域と前記コピー防
止情報を記憶するコピー防止情報領域とをフォーマット
する際に,前記データ領域と前記コピー防止情報領域と
の間に未フォーマット領域または前記データ領域と異な
る形式でフォーマットされた領域を設け,前記データ領
域と前記コピー防止情報領域とが連続しないようにする
ことを特徴とするコピー防止記憶媒体作成方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のコピー防止記憶媒体作成
方法において,前記データ領域と前記コピー防止情報領
域との間の領域を可変とし,その領域または前記コピー
防止情報領域に関する位置または大きさの情報を,前記
データ領域内の所定の位置にコピー防止管理情報として
設定することを特徴とするコピー防止記憶媒体作成方
法。 - 【請求項3】 コンピュータで使用される記憶媒体であ
って,プログラムやデータを記憶するためにフォーマッ
トされたデータ領域と,コンピュータへの装着時または
格納されているプログラムもしくはデータの読み出し時
に検査されるコピー防止情報を記憶するためにフォーマ
ットされたコピー防止情報領域とを有するともに,前記
データ領域と前記コピー防止情報領域との間に未フォー
マット領域または前記データ領域と異なる形式でフォー
マットされた領域を有し,前記データ領域と前記コピー
防止情報領域とが連続しないように分離されて構成され
たことを特徴とするコピー防止記憶媒体。 - 【請求項4】 請求項3記載のコピー防止記憶媒体にお
いて,前記データ領域内の所定の位置に,前記データ領
域と前記コピー防止情報領域との間の領域または前記コ
ピー防止情報領域の位置または大きさの情報に関するコ
ピー防止管理情報を持ち,前記未フォーマット領域また
は前記データ領域と異なる形式でフォーマットされた領
域が前記コピー防止管理情報に基づいて設けられている
ことを特徴とするコピー防止記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7046737A JPH08241251A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | コピー防止記憶媒体作成方法およびその記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7046737A JPH08241251A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | コピー防止記憶媒体作成方法およびその記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08241251A true JPH08241251A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12755651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7046737A Pending JPH08241251A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | コピー防止記憶媒体作成方法およびその記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08241251A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020129384A (ja) * | 2020-04-21 | 2020-08-27 | 株式会社ユピテル | システム及びプログラム |
-
1995
- 1995-03-07 JP JP7046737A patent/JPH08241251A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020129384A (ja) * | 2020-04-21 | 2020-08-27 | 株式会社ユピテル | システム及びプログラム |
JP2022095612A (ja) * | 2020-04-21 | 2022-06-28 | 株式会社ユピテル | システム及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050607 |