JPH08241081A - 複数音源の同期制御方法 - Google Patents

複数音源の同期制御方法

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Publication number
JPH08241081A
JPH08241081A JP7043828A JP4382895A JPH08241081A JP H08241081 A JPH08241081 A JP H08241081A JP 7043828 A JP7043828 A JP 7043828A JP 4382895 A JP4382895 A JP 4382895A JP H08241081 A JPH08241081 A JP H08241081A
Authority
JP
Japan
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midi
sound
sound source
sound sources
computer
Prior art date
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Application number
JP7043828A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Arai
達郎 荒井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の音源が接続されたコンピュータミュー
ジックシステムにおいて、複数の音源の同期演奏を、コ
ンピュータミュージックシステムの利用者が意識するこ
となく行うものである。 【構成】 ディレイ制御1fで、複数のMIDI音源に
対するMIDI信号の到達時間を予め測定しておき、到
達時間の最も大きいMIDI音源に合わせて、他のMI
DI音源へのMIDI信号送出を遅らせるディレイタイ
ムを設定し、各MIDI音源へMIDI信号を遅らせて
送出することにより、各MIDI音源での発音を同時に
行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の音源をコンピュ
ータに接続し、前記コンピュータで実行されるソフトウ
ェアにより複数音源での発音を制御し、音楽を演奏する
コンピュータミュージックシステムの複数音源の同期制
御方法に関し、特に、コンピュータと複数の音源をMI
DI(Musical Instrument Dig
ital Interface)規格に基づいて接続す
るケーブルの物理的な長さ等の違いによる微妙な音源の
発音時間の差を、コンピュータミュージックシステムの
利用者が意識することなく調整し、各音源での発音の同
期を取る複数音源の同期制御方法に適用して有効な技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータミュージックシステムは、
コンピュータとコンピュータから送出される制御信号に
よって音を発生させる音源で構成され、制御信号によっ
て音源での発音を制御することによって、音楽を演奏す
るシステムである。
【0003】コンピュータミュージックシステムでは、
コンピュータと音源を接続するインタフェースの規格
に、MIDI規格があり、MIDI規格に従ったインタ
フェースを持つ音源をMIDI音源と呼んでいる。
【0004】MIDI規格に従ったコンピュータミュー
ジックシステムでは、MIDI音源での発音を制御する
シーケンスデータを、入力あるいは、編集してシーケン
ストラックと呼ばれる記憶領域に格納している。
【0005】また、前記コンピュータミュージックシス
テムは、実行されるシーケンスソフトによって、前記シ
ーケンストラックからシーケンスデータを読み出して、
MIDI規格のインタフェースを通じて、MIDI音源
にMIDI信号を送出し、音楽を演奏する手段を備えて
いる。
【0006】従来、複数の音源をMIDI規格に基づい
てコンピュータと接続し、音楽を演奏するコンピュータ
ミュージックシステムでは、前記MIDI音源での発音
を制御するシーケンスソフト側で、複数のシーケンスト
ラック単位に、同時発音数が複数あるマルチティンバー
の音源を、複数のMIDIチャンネルに割り当てて接続
して、音源の多重演奏を実行していた。
【0007】この場合、前記シーケンスソフトは、各ト
ラックのシーケンスデータを、内部のクロックに同期し
た信号として、全てのチャンネルをまとめて同時にMI
DI出力から複数の音源に送信していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【0009】すなわち、前記コンピュータミュージック
システムにて、コンピュータと各音源を接続する物理的
条件が、各音源毎に異なる場合、音源での発音を制御す
る信号であるMIDI信号が各音源に届くまでの時間の
差が発生するという問題があった。
【0010】例えば、コンピュータと複数の音源を接続
するMIDIケーブルの長さが異なる場合、あるいは、
コンピュータと複数の音源がネットワークによって接続
されている場合などでは、MIDI音源の発音を制御す
る信号であるMIDI信号が音源に届くまでの時間が、
各音源で異なっていた。
【0011】このため、シーケンスソフトによる出力時
点で、MIDI出力側では同期の取れていたMIDI信
号が、前記MIDI信号の到達時間の差によって、MI
DI音源側では発音時刻に微妙な差を生じ、事実上音源
での発音の同期が取れていない状態が生じていた。
【0012】従来は、前記の同期が取れない問題に対し
て、MIDI信号の到着が遅れていると判断された場
合、コンピュータミュージックシステムの利用者の感覚
によって、音源側での音の立ち上がりを通常より早く設
定しておき、結果的に同期が取れていると聞こえるよう
に修正していた。
【0013】しかし、前記の音源での音の立ち上がりを
早くする同期処理の方法では、MIDI信号の到着の遅
れをコンピュータミュージックシステムの利用者の感覚
により判断して、音源側で音の立ち上がりを通常より早
く設定し、結果的に同期が取れていると聞こえるように
修正している。
【0014】このため、複数の音源の発音の同期が取れ
ているかどうかの判断が、コンピュータミュージックシ
ステムの利用者の感覚に委ねられているという問題と、
同期をとるために無理に音の立ち上がりの波形を変化さ
せることで、当初想定していた音色を変化させていると
いう問題があった。
【0015】本発明の目的は、前記コンピュータミュー
ジックシステムの利用者が意識することなく、また、音
源での音色を変えることなく、複数音源での発音の同期
を取ることが可能な技術を提供することにある。
【0016】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明かに
なるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願によって開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0018】すなわち、前記コンピュータミュージック
システムの複数音源での発音を制御する信号が、コンピ
ュータから送出されて各音源に到達するまでに要する時
間を測定し、測定した制御信号の到達時間の最大値と各
音源への到達時間の差分を、前記コンピュータから音源
へ前記制御信号を送出する時のディレイタイムとして各
音源に対して個々に設定し、個々の音源への制御信号を
送出する時期を前記ディレイタイムに従って遅延させ、
前記制御信号を各音源へ同時に到達させることにより各
音源での発音の同期を取るものである。
【0019】
【作用】上述した手段によれば、本発明の複数音源の同
期制御方法において、まず、音源での発音を制御する信
号が、前記コンピュータから送出されて各音源に到達す
るまでに要する時間を、それぞれの音源について測定す
る。
【0020】次に、測定した制御信号の到達時間のうち
で、到達時間が最も大きい音源に合わせて、その他の音
源への前記制御信号の送出時刻を遅らせる。
【0021】つまり、前記到達時間の最大値と各音源へ
の到達時間の差分を計算し、前記コンピュータから音源
へ前記制御信号を送出する時のディレイタイムとして、
前記差分を各音源に対して個々に設定する。そして、前
記ディレイタイムに従って、個々の音源への制御信号を
送出する時期を遅延させる。
【0022】この結果、全ての音源への制御信号の到達
時刻は、前記到達時間が最大である音源への制御信号の
到達時刻と同じとなって、全ての音源への制御信号は、
同時に各音源に到達する。即ち、全ての音源での発音が
同時に開始される。
【0023】
【実施例】以下、本発明について、実施例とともに図を
参照して詳細に説明する。
【0024】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0025】尚、本実施例のMIDI音源とは、MID
I規格に準拠したコンピュータミュージックシステムの
音源のことを示し、複数トラックの異なるMIDIチャ
ンネルに対して異なる音色を同時に発音可能とするもの
である。
【0026】ここでトラックとは、演奏される音楽デー
タの論理的な演奏パートを記録する記録領域を指してい
る。
【0027】例えば、100人で構成されるオーケスト
ラの演奏パートを10パートに分けて、それぞれ1パー
トづつを1つのトラックに別々に録音して記録すると、
総トラック数は10トラック、全体で演奏される音数が
100音ということになる。そして、この演奏パート毎
に設けられるメモリーが、トラックメモリーである。
【0028】図1は、本発明の複数音源の同期制御方法
を実施する装置の概略構成を示すブロック図である。
【0029】図1に示すように、本実施例の複数音源の
同期制御方法を実施するコンピュータミュージックシス
テムは、複数のMIDI音源を接続して音楽を演奏する
MIDIシーケンスシステム1と、MIDIシーケンス
システム1に接続されたMIDI音源2、3で構成され
ている。
【0030】MIDIシーケンスシステム1は、シーケ
ンス制御を行うシーケンスエンジン1aと、トラック単
位のシーケンスデータtr1〜trnを蓄積するトラッ
クメモリー1bと、シーケンスデータを編集するエディ
タ1cと、MIDI出力用チャンネル制御を行う手段1
dと、MIDI入力用チャンネル制御を行う手段1e
と、ディレイ制御を行う手段1fと、MIDI出力用接
続インタフェース1gと、MIDI入力用接続インター
フェース1hで構成されている。
【0031】ここで、シーケンスデータとは、MIDI
シーケンスシステム内の、MIDI音源を制御する信号
であり、一方、MIDI信号とは、MIDIシーケンス
システムのMIDI出力から出力される、MIDI音源
を制御する信号である。
【0032】図1に示すように、2はMIDIシーケン
スシステム1に接続された1台目のMIDI音源であ
り、2aはMIDI入力用、2bはMIDI出力用の接
続インタフェースであり、3はMIDIシーケンスシス
テムに接続された2台目のMIDI音源であり、3aは
MIDI入力用、3bはMIDI出力用の接続インタフ
ェースであり、MIDIシーケンスシステム1とMID
I音源2とMIDI音源3はMIDI規格準拠のケーブ
ルによって接続されている。
【0033】以下に本実施例のMIDIシーケンスシス
テムにおける複数音源の発音方法について説明する。
【0034】図1に示すように、本実施例のMIDIシ
ーケンスシステム1では、エディタ1cを用いて作成さ
れた、MIDI音源2、3を制御するシーケンスデータ
が、トラックメモリー1bにトラック毎のシーケンスデ
ータtr1〜trnとして格納される。
【0035】エディタ1cで作成されたシーケンスデー
タは、音楽演奏実行時にシーケンスエンジン1aを通し
て、MIDIチャンネル制御1dによりMIDI出力用
インタフェース1gから出力される。
【0036】MIDIチャンネルはトラックと独立して
おり、MIDI出力時に各トラック対応に1〜16まで
のチャンネルを割り当てることが出来る。
【0037】シーケンスエンジン1aは、各MIDIチ
ャンネル毎に、対応するトラックデータをマージして出
力する。さらに、MIDI出力用チャンネル制御1dで
はMIDI規格に沿ったデータの組立てを行う。
【0038】例えば、2つのパート(トラック)を演奏
する楽器が同じピアノであれば、MIDI音源側でピア
ノに対応したMIDIチャンネルに対し、2つのトラッ
クデータを1つのMIDIチャンネルにマージして出力
される。
【0039】また、MIDI入力時には、MIDI入力
用チャンネル制御1e、シーケンスエンジン1aを通し
てトラックメモリー1bに入力される。この入力データ
は一般的にはシーケンスデータ作成時のエディタ1cの
入力として使用されるが、本実施例ではディレイ制御1
fでのディレイタイム設定に利用される。
【0040】図1に示すように、本実施例のMIDI音
源2では、MIDIシーケンスシステム1より出力され
たMIDI信号をMIDI入力用インタフェース2aか
ら受信し、MIDI音源2で設定されたMIDIチャン
ネル番号の音のみ発音し、受信したMIDI信号はその
ままMIDI出力用インタフェース2bから出力され
る。
【0041】MIDI音源3では、MIDI音源2より
出力されたMIDI信号をMIDI入力用インタフェー
ス3aから受信し、MIDI音源3で設定されたMID
Iチャンネル番号の音のみ発音し、受信したMIDI信
号はそのままMIDI出力用インタフェース3bから出
力される。
【0042】以下に、本実施例の複数音源の同期制御方
法について説明する。
【0043】図1に示すように、本実施例の複数音源の
同期制御方法にて、従来と比べて新しく設けられた部分
は、ディレイ制御1fである。
【0044】複数の音源を制御するMIDIシーケンス
システムでは、実際にはMIDIケーブルの遅延等によ
り、MIDI信号が音源まで届く時間差があるため、大
きなシステムでは音源の発音時間に差が出て来るケース
があった。
【0045】図1のディレイ制御1fでは、この音源毎
の発音時間の差を補正する働きを持つ。
【0046】まず、本実施例のディレイ制御1fにて、
各MIDI音源に送出するMIDI信号のディレイタイ
ムを設定する手順について説明する。
【0047】図2は、本実施例でMIDI信号の到達時
間を測定する装置のブロック図である。
【0048】図2に示すように、本実施例の複数音源の
同期制御方法にて、MIDI音源2に対するMIDI信
号の到達時間を測定する場合、MIDIシーケンスシス
テム1上にMIDI出力用インタフェース1g、及びM
IDI入力用インタフェース1hとそれぞれMIDI音
源2上のMIDI入力用インタフェース2a、及びMI
DI出力用インタフェース2bを接続する。
【0049】図3は、本実施例でMIDI信号の到達時
間を測定する装置での測定データの流れを示す図であ
る。
【0050】図3に示すように、測定用サンプルデータ
をディレイ制御1fよりMIDI音源2に対し出力し、
各MIDIチャンネル毎に到達時間を割り出し、到達時
間の差分をディレイ制御1fのディレイメモリー1f−
Mに記録しておく。
【0051】MIDI音源3に対するMIDI信号の到
達時間を測定する場合は、図2の様に接続し、ディレイ
メモリー1f−Mへの記録はMIDI音源2と同様の手
順で行う。
【0052】次に、本実施例の複数音源の同期制御方法
にて、前記手順で設定されたディレイタイムを使用し
た、複数音源へのMIDI信号の送出遅延方法について
説明する。
【0053】図4は、本実施例における複数音源へ送出
するMIDI信号の遅延処理手順を示す流れ図である。
【0054】図4に示すように、本実施例のディレイ制
御1fにて、トラックデータをMIDIチャンネルに割
り当てて、MIDIチャンネル毎の一時メモリーに記憶
する処理を行う(1f−1)。
【0055】次に、MIDIチャンネル1から16に対
し、以降述べる処理を実行する。
【0056】当該MIDIチャンネルのディレイメモリ
ー1f−Mの設定が「0」であるかどうかを確認する。
【0057】当該MIDIチャンネルのディレイメモリ
ー1f−Mの設定が「0」であれば、各MIDIチャン
ネルにデータを送信する(1f−4)。送信されたデー
タはMIDI音源に到達し、指定された音が発音する。
【0058】当該MIDIチャンネルのディレイメモリ
ー1f−Mの設定が「0」でない場合には、当該MID
Iチャンネルのディレイメモリー1f−Mに格納されて
いる、ディレイタイムのカウンタに対し、シーケンス実
行開始時刻からの経過時間を減数する(1f−3)。
【0059】当該MIDIチャンネルのディレイメモリ
ー1f−Mの内容が「0」でないものは、1f−2、1
f−3の処理をディレイタイムが「0」になるまで繰り
返し、ディレイメモリー1f−Mが「0」になったもの
に対しては、当該MIDIチャンネルにデータを送信す
る(1f−4)。送信されたデータはMIDI音源に到
達し、指定された音が発音する。
【0060】以上の手順を、MIDIチャンネル1から
16に対して繰り返した後、処理を終了する(1f−
5)。
【0061】図5は、本実施例の複数音源の同期制御方
法の処理概要を示すブロック図である。
【0062】図5に示す様に、本実施例のMIDIシー
ケンスシステム1にて、トラックメモリー1bのトラッ
クデータtr1〜trnを各MIDIチャンネルに割り
当て、ディレイ制御1fにて、前記の遅延処理を行った
後、MIDI信号を送出する。
【0063】図6は、本実施例の複数音源の同期制御方
法と従来の複数音源の同期制御方法の同期結果の相違を
示す図である。
【0064】図6に示すように、MIDIシーケンスシ
ステム1との距離が、MIDI音源2よりも、MIDI
音源3の方が長く、同時にMIDI信号を流すと音源の
発音タイミングがずれてしまう様なケースでは、従来の
方法であるとMIDI音源3の発音するMIDI信号の
波形を補正して、発音のピークがMIDI音源2と合致
するように対処してきた。
【0065】そのため、補正されたMIDI信号の音質
は、補正前の音の創作者の意図したものと異なるものに
なってしまうとともに、MIDI信号を補正するという
大きな労力が発生していた。
【0066】それに対し、本発明の複数音源の同期制御
方法であると、シーケンスソフト側で信号の発信そのも
のを遅延させるため、音源の補正はせずに発音のタイミ
ングの同期をとることを可能としている。
【0067】以上の様に、本実施例の複数音源の同期制
御方法によれば、MIDI信号がMIDI音源に到達す
るのに要する時間を測定してMIDI信号を送出する時
にディレイタイムを設定するので、複数のMIDI音源
での発音の同期を取ることが可能という作用で、コンピ
ュータミュージックシステムの利用者が意識することな
く、音源同期演奏を行うという効果が得られる。
【0068】以上、本発明を、前記実施例に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施例限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更
可能であることは勿論である。
【0069】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0070】すなわち、コンピュータミュージックシス
テムの複数音源での発音を制御する信号が、前記コンピ
ュータから送出されて各音源に到達するまでに要する時
間を測定し、前記測定した制御信号の到達時間の最大値
と各音源への到達時間の差分を、前記コンピュータから
音源へ前記制御信号を送出する時のディレイタイムとし
て各音源に対して個々に設定し、個々の音源への制御信
号を送出する時期を前記ディレイタイムに従って遅延さ
せ、前記制御信号を各音源へ同時に到達させることによ
り各音源での発音の同期を取るので、前記コンピュータ
ミュージックシステムの利用者が意識することなく、ま
た、音源での音色を変えることなく、複数音源での発音
の同期を取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複数音源の同期制御方法を実施する装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のMIDI信号の到達時間を測定する
装置のブロック図である。
【図3】本実施例のMIDI信号の到達時間を測定する
装置での測定データの流れを示す図である。
【図4】本実施例の複数音源へのMIDI信号の送出を
遅延させる処理手順を示す流れ図である。
【図5】本実施例の複数音源の同期制御方法の処理概要
を示すブロック図である。
【図6】本実施例の複数音源の同期制御方法と従来の複
数音源の同期制御方法の同期結果の相違を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…MIDIシーケンスシステム、2…MIDI音源、
3…MIDI音源、1a…シーケンスエンジン、1b…
トラックメモリー、1c…エディタ、1d…MIDI出
力チャンネル制御、1e…MIDI入力チャンネル制
御、1f…ディレイ制御。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音源をコンピュータに接続し、前
    記コンピュータで実行されるソフトウェアにより前記複
    数音源での発音を制御し、音楽を演奏するコンピュータ
    ミュージックシステムの複数音源の同期制御方法におい
    て、 音源での発音を制御する信号が、前記コンピュータから
    送出されて各音源に到達するまでに要する時間を測定
    し、前記測定した制御信号の到達時間の最大値と各音源
    への到達時間の差分を、前記コンピュータから音源へ前
    記制御信号を送出する時のディレイタイムとして各音源
    に対して個々に設定し、個々の音源への制御信号を送出
    する時期を前記ディレイタイムに従って遅延させ、前記
    制御信号を各音源へ同時に到達させることにより各音源
    での発音の同期を取ることを特徴とする複数音源の同期
    制御方法。
JP7043828A 1995-03-03 1995-03-03 複数音源の同期制御方法 Pending JPH08241081A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7043828A JPH08241081A (ja) 1995-03-03 1995-03-03 複数音源の同期制御方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009025842A (ja) * 2008-10-31 2009-02-05 Yamaha Corp 楽音合成方法、記録媒体および楽音合成装置
US9154870B2 (en) 2012-03-19 2015-10-06 Casio Computer Co., Ltd. Sound generation device, sound generation method and storage medium storing sound generation program
JP2016161706A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 ブラザー工業株式会社 楽曲演奏装置及び楽曲演奏用プログラム

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JP2009025842A (ja) * 2008-10-31 2009-02-05 Yamaha Corp 楽音合成方法、記録媒体および楽音合成装置
US9154870B2 (en) 2012-03-19 2015-10-06 Casio Computer Co., Ltd. Sound generation device, sound generation method and storage medium storing sound generation program
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