JPS62286095A

JPS62286095A - 音楽演奏情報伝送方式

Info

Publication number: JPS62286095A
Application number: JP61129720A
Authority: JP
Inventors: 明大谷; 柳町　昭夫
Original assignee: Nippon Hoso Kyokai NHK; Japan Broadcasting Corp
Current assignee: Japan Broadcasting Corp
Priority date: 1986-06-04
Filing date: 1986-06-04
Publication date: 1987-12-11
Anticipated expiration: 2013-12-02
Also published as: JP2830997B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、演奏楽器から採集した演奏情報を受信側再生
演奏楽器に供給する音楽演奏情報伝送方式に関するもの
である。

すなわち、本発明は、受信側に送出側と同種の楽器を置
き、これを電気的に駆動することによって直接音楽を再
現するものである。

［発明の概要］本発明は、ある音楽演奏を当該演奏が行われた場所とは
異なる場所で演奏楽器を用いて再現するための音楽演奏
情報伝送方式であり、演奏時における演奏者の動作に従
って生ずる情報を収集して圧縮符号化し、パケット化を
行い、放送伝送路もしくは付随するディジタル伝送路を
用いて分配伝達し、受信端においては先にバケット化さ
れた情報を復号し、それに基づいて演奏楽器を電気的に
駆動して音楽演奏を再現させるものである。

すなわち、本発明では演奏情報を得るための演奏用楽器
と、当該演奏情報を圧縮符号化・バケツト化する符号器
と、データを分配伝達する放送伝送路もしくはこれに付
随するディジタル伝送路と、その受信データを当初の演
奏情報に復号する復号器と、復号された演奏情報により
演奏を再現する楽器とを用いて、ある音楽演奏を当該演
奏が行われた場所とは異なる場所で再現する。

［従来の技術］従来、この種の音楽演奏情報を授受するシステムとして
は、文字放送の付加音伝送システムや楽器自動演奏シス
テムなどが知られている。しかし、前者の付加音伝送シ
ステムでは、演奏情報が十分に伝達されないという欠点
や、伝送符号が多重音符号でないため符号圧縮効率が悪
く多重音数に制限があり、また、曲が終了しないと符号
化が行われないなどの欠点がみられる。後者の楽器自動
演奏システムでは、符号圧縮効率が悪く、個別利用に限
定されるなどの欠点がある。

更に、楽器の演奏情報を演奏中の楽器より取り出し、そ
の情報に基づいて他の楽器を演奏させる場合には、第６
図に示すごとく、Ｍｌｌ）Ｉ規格（ｒ　ＭＩＤＩ−１，
０規格書、　ＭＩＤＩ規格協議会５９．５．１０）に従
ったオンラインリアルタイム形の伝送システムが使用さ
れている。しかしながら、このような構成では、データ
の容量が非常に多く、また交換性に欠けるという欠点が
みられる。

第７図および第８図は、従来から知られている文字放送
用符号化／復号処理過程を説明する図である。ここでは
、送出する音楽が同時５音で構成される場合を示してい
る。すなわち、第７図に示すように、音楽情報はそれぞ
れ単音列で構成される小部分に分解して符号化され、こ
れらの小部分の符号が順次継ぎ合わされて符号全体とな
る。また復号処理にあたっては、各小部分の符号が全部
そろうのを待って、−斉に復号が行なわれる。

しかしながら、かかる方式では、 ■単音列に分ける必要がある。■演奏終了後でないと符
号化を開始することができない。■全データの受信終了
を判別してからでないと復号を行うことができない。す
なわち、送出される全小部分の数が前もって宣言されな
いため、最後の終了符号が受信されるまで演奏の終了を
判定することができない。

といった欠点がみられた。

［発明が解決しようとする問題点４発明の目的］よって
本発明の目的は、上述の点に鑑み、符号伝送効率が高く
且つ交換性を備えた音楽演奏情報伝送方式を提供し、も
って、伝送路を介して不特定多数の場所に設置されてい
る自動演奏楽器を演奏させることにある。

本発明のその他の目的は、複旋律の符号化を行うこと、
並びに、演奏情報を随時中断して小部分毎に符号化する
ことを可能にし、もって、少ない遅延時間で実演奏を行
い得るようにした音楽演奏情報伝送方式を提供すること
にある。

Ｃ問題点を解決するための手段］このような目的を達成するために本発明では、演奏楽器
から採集した演奏情報を受信側再生演奏楽器に供給する
音楽演奏情報伝送方式において、音の高さ１強さ、長さ
およびタイミングよりなる音楽演奏情報に基づき圧縮符
号化手段と符号中断情報挿入手段と信号パケット化手段
とによって形成したパケットデータ信号をデータ伝送路
に送出し、受信側にて到来したパケットデータ信号を復
号して前記音楽演奏情報を再生し、前記再生演奏楽器に
供給するようにしたことを特徴とするものである。

［実施例］以下、実施例に基いて本発明の詳細な説明する。

第１図に示すブロック図は、本発明を適用した音楽演奏
情報伝送システムの一実施例を示す。ここで、２は楽器
、４は圧縮符号化装置、６はパケット化装置、８は伝送
路データチャンネル、１０は蓄積媒体、１２はネットワ
ーク交換系、１４はパケット復号装置、１６は復号展開
装置、１６は蓄積装置、２０は楽器であ本システムにおいて、ある楽器２で行われた演奏は、例
えばＭＩＤＩ規格などに従って、その演奏情報を取り出
し、圧縮符号化装置４により圧縮符号化を行い、さらに
パケット化装置６によりバケツト化を行った後、例えば
衛星放送のデータチャンネル伝送路８などへ送出する。

受信側では、パケット復号装置１４によりパケットを選
別し、データを組み立て、復号展開装置１６により圧縮
された符号を復号し、これにより演奏情報を復元する。

復元された演奏情報から楽器を演奏させる方法としては
、例えば旧ＤＩ規格によるインターフェースを介して行
うのが好適である。

第２図は、上述した圧縮符号化の過程を示す図である。

本図に示すように、一つ一つの演奏音から、音の高さＰ
、長さＴ、演奏された強さ■および演奏された時刻を表
すための時間情報（タイミング）ｔを演奏情報として取
り出す。ここで、演奏された時刻を表すための時間情報
（タイミング）ｔは、先に演奏された時刻と今回演奏さ
れた時刻との差分情報（その前の演奏音が採集された時
刻との差分）として処理される。

これら演奏情報として、第３図に示すごとく、音の情報
（高さＰ、長さＴ１強さ■）と時間情報（タイミング）
ｔを各楽器ごとに交互に配列したものを順次伝送する。

ここで、これら演奏情報については、１区切り分（例え
ば１曲分）まとめ、これに識別データを付加する。また
、演奏者や曲名などを示す付随データを識別データと共
に付加し、さらに伝送管理を行うためのデータを識別デ
ータと共に付加する。

次に、これら信号を一定の長さのデータに等分し、それ
ぞれにパケット識別データとパケット制御データを付加
し、各々のパケットを構成する。

受信側では、伝送路を介して得られるパケット識別デー
タを参照して、必要とするパケットを抽出する。そして
、これらのパケットから伝送管理データを参照すること
によって、必要とする演奏情報を有する１つ（または複
数）のパケットを取り出し、一区切り分の演奏情報を得
る。−区切分の演奏情報は、受信側において、その時間
情報（タイミング）が積算され、時刻情報に変換される
。

そして、得られた時刻ごとに音の発生を制御し、演奏を
行う。

次に、上述した符号化および復号の過程をさらに詳しく
説明する。

第４図および第５図は、本実施例による符号化／復号処
理過程および得られた符号の一例を示す図である。

第４図に示す一例では、５音間時発生の演奏の場合につ
いて示しである。この例では、演奏は３音間時発生によ
る小部分と、２音間時発生による小部分に分解される場
合（例えばピアノとギターなど特徴の異なる音による演
奏）を例示している。演奏された音楽は任意の小区間に
分割され、それぞれについて符号化が行われ、区間の切
れ目は中断符号（第５図に示すＩ　ＰＴ、Ｉ　ＭＣ）に
よって明示される。

受信側では、各小区間の全データの受信完了と共に復号
が可能となり、演奏の再生を行う。この間に、次の区間
の符号を受信し、順次先行して受信した符号に引きつづ
き、復号を行う。これにより比較的小さい遅れ時間で音
楽を伝送することができる。なお、小区間の分割は、通
常であれば一定時間毎に行われるが、本実施例では任意
の時間を設定することが可能である。

また、データチャンネルのごときパケット伝送路では各
データが互いに伝送路を共有するため、伝送したい時間
に送信を行うことができず、多少の遅延を余儀無くされ
ることがある。このようなときに、再生音楽が伝送符号
を追い越さないようにするため、第４図に示したマージ
ンを設けである。従って、他からの割込などによって伝
送遅れが生じたとしても、受信側では適正な音楽再生を
行うことが可能となる。

上述した小区間およびマージンの時間設定については、
実際の運用形態に適合するよう適宜決定する。

このように本実施例では、従来の方式に比べて、 ■多重音による演奏を多重音のままで符号化している。

■　小部分符号の分解の数を前もって宣言するフォーマ
ットとしている。

■　各小部分符号を任意に中断して各区間ごとに符号化
している。

■　受信側制御を明確にするため音楽符号の中断符号や
識別データを設けている。

［発明の効果コ本発明を実施することにより、以下に述べる効果を得る
ことができる。

■　スピーカを用いることなく、実際の楽器による演奏
を、放送によりサービスすることが可能となる。

■　ＭＩＤＩ規格の情報をそのまま演奏する場合に比べ
、圧縮符号化により約１／１００にデータ量を減少させ
ることができる。

■　複数の楽器を、遅延時間少なくして、同時に演奏す
ることができる。

■　衛星放送データチャンネルなどのバケット形式のデ
ータ放送伝送路、あるいは、バケット交換データ網とい
った不連続な伝送路によっても、音楽演奏情報を伝送す
ることができる。

■　音楽の演奏に付随する情報（曲名、演奏者。

作曲者名など）を受信側で表示することができる。

■　放送系および有線通信系による伝送の他、蓄積媒体
においても使用でき、これら相互間の交換が実現できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した音楽演奏情報伝送システムの
一実施例を示すブロック図、第２図は圧縮符号化の過程を説明する図、第３図は本実
施例によるパケット構成を示す図、第４図は本実施例による符号化／復号過程を示す図、第５図は本実施例において用いる符号の一例を示す図、第６図は従来から知られているオンラインリアルタイム
形の伝送システムを示すブロック図、第７図は従来から
知られている符号化／復号処理過程を示す図、第８図は従来から知られている符号の一例を示す図であ
る。２・・・楽器、４・・・圧縮符号化装置、６・・・パケット化装置、８・・・伝送路データチャンネル、１０・・・蓄積媒体、１２・・・ネットワーク交換系、１４・・・パケット復号装置、１６・・・復号展開装置、１８・・・蓄積装置、２０・・・楽器。特許出願人　　　日　本放送協会代　理　人　　　弁理士　　谷　義− １’Ｊ第４音楽イ云蓬図

Claims

【特許請求の範囲】１）演奏楽器から採集した演奏情報を受信側再生演奏楽
器に供給する音楽演奏情報伝送方式において、音の高さ、強さ、長さおよびタイミングよりなる音楽演
奏情報に基づき圧縮符号化手段と符号中断情報挿入手段
と信号パケット化手段とによって形成したパケットデー
タ信号をデータ伝送路に送出し、受信側にて到来したパ
ケットデータ信号を復号して前記音楽演奏情報を再生し
、前記再生演奏楽器に供給するようにしたことを特徴と
する音楽演奏情報伝送方式。