JP3397971B2 - カラオケ装置 - Google Patents
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/36—Accompaniment arrangements
- G10H1/361—Recording/reproducing of accompaniment for use with an external source, e.g. karaoke systems
- G10H1/365—Recording/reproducing of accompaniment for use with an external source, e.g. karaoke systems the accompaniment information being stored on a host computer and transmitted to a reproducing terminal by means of a network, e.g. public telephone lines
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- G10H1/368—Recording/reproducing of accompaniment for use with an external source, e.g. karaoke systems displaying animated or moving pictures synchronized with the music or audio part
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のカラオケ背
景映像を蓄積した記録媒体を備えた送信局から送信され
たカラオケ背景映像をカラオケ端末装置で受信し、カラ
オケ端末装置内部で発生させた演奏曲の歌詞映像と合成
して表示し、演奏をおこなうカラオケ装置に関するもの
である。 【０００２】 【従来の技術】近年のカラオケ装置においては、カラオ
ケ演奏時に表示する歌詞映像データと背景映像データと
は独立しており、複数の背景映像データの中から演奏曲
に適した背景映像を選択し、歌詞映像データと合成して
表示する方式をとっている。複数の背景映像データは、
複数のレーザーディスクやビデオＣＤなどの記録媒体に
記録されており、これらの媒体を収納、制御するストッ
カーが使用されている。 【０００３】しかしながら、これらの背景映像を記録し
た複数の記録媒体とそれを収納および制御するストッカ
ーを各カラオケルーム毎に個別に設置する必要があるた
め、カラオケルーム開設時における初期投資コストが大
きくなるのと、大きな設置スペースが必要になるという
問題点があった。 【０００４】これらを解決するために、特開平７−１４
３０８１号公報に開示された音楽番組配信システムで
は、送出側において、データベースから映像及び音響信
号を読み出し、自動演奏部で再生し映像及び音響信号を
出力し、情報重畳部で映像信号に文字番組作成部からの
文字情報を重畳するとともに、同映像信号に音響信号を
多重して出力し、ＣＳ送出部で通信衛星に送出し、受信
側において、ＣＳ受信部で通信衛星からの電波を受信
し、復調部で受信信号を復調して映像及び音響信号と文
字情報とを抽出して出力し、同出力を複数の信号記憶部
等に記憶させ、各受信装置等からのリクエストにより読
み出して信号複号部等で複合して映像、音響及び文字信
号をリクエストされた受信装置に伝送するように構成さ
れている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
構成では各受信局に通信衛星から受信した電波を復調し
て映像及び音響信号と文字情報等のデータを記憶容量の
大きい信号記憶部で蓄積する必要があるため、各受信局
は、記憶容量の大きい信号記憶部を備えなければなら
ず、受信局を小型にして低価格にすることが困難であっ
た。本発明の目的は、カラオケ端末装置を小型にして省
スペース化をすること、及び低価格にすることにある。 【０００６】 【０００７】 【０００８】 【０００９】 【００１０】 【００１１】 【００１２】 【００１３】本願の請求項１記載の発明は、 カラオケ装
置において、 複数のカラオケ背景映像データを時分割す
る送信データ生成手段と、 該送信データ生成手段で生成
された前記複数のカラオケ背景映像データを第１の通信
回線を介して送信する送信手段と、 カラオケ演奏データ
を記憶した演奏データ記憶手段と、 リクエストされた演
奏曲目の選曲リクエスト情報を第２の通信回線を介して
受信し前記演奏データ記憶手段から前記選曲リクエスト
情報に応じたカラオケ演奏データを第２の通信回線を介
して送信する回線制御手段と、 該回線制御手段が送信し
たカラオケ演奏データのジャンルコードを記憶するリク
エスト情報記憶手段と、 該リクエスト情報記憶手段に記
憶したジャンルコードを参照しカラオケ背景映像データ
を送信するよう前記送信データ生成手段を制御するシス
テム制御手段とを備え、 前記システム制御手段は、出現
頻度の高いジャンルコードのカラオケ背景映像データか
ら優先的に送信する制御をすることを特徴とする。 【００１４】 【００１５】 【００１６】したがって、カラオケ端末装置にカラオケ
背景映像を記録した複数の記録媒体と、それを収納およ
び制御するストッカーを設ける必要がなくなる。また、
カラオケ端末装置に記憶容量の大きい信号記憶部を備え
る必要が無くなるため、小型化にして低価格にすること
ができる。 また、カラオケ端末装置からの操作によっ
て、カラオケ背景映像を適宜選択して表示することがで
きる。 【００１７】また、カラオケ端末装置からリクエストさ
れた演奏曲に適したカラオケ背景映像を自動的に選択し
て表示することができる。また、リクエストされる頻度
の高い演奏曲のジャンルに適したカラオケ背景映像を優
先的に送信するので、カラオケ端末装置の利用者を満足
させることができる。 【００１８】 【発明の実施の形態】本発明に係るカラオケ装置の実施
の形態を図面に基づき説明する。図１は本発明のカラオ
ケ装置の一実施例の全体の系統図を示す。図において、
送信局１から電波に乗せて送信されるカラオケ背景映像
データは、通信衛星２を経由して複数のカラオケ端末装
置３ａから３ｎに配信される。また、複数のカラオケ端
末装置３ａから３ｎでリクエストが入ると選曲リクエス
ト情報は、双方向通信ネットワーク４を経由し送信局１
に送信され、このリクエストに対する演奏データは、送
信局１から双方向通信ネットワーク４を経由し、カラオ
ケ端末装置３ａから３ｎに送信される。 【００１９】図２及び図３は送信局１の系統図を示す。
図３において、演奏データ記憶装置２１には複数のカラ
オケ演奏データが格納されている。各曲の演奏データ３
０は、図６のデータフォーマット図に示すように、例え
ば演歌など、その曲の種類を示すジャンルコード３１
と、表示する歌詞の文字コードや表示タイミングを示す
歌詞データ３２と、演奏音を発音するためのＭＩＤＩ
（Ｍｕｓｉｃａｌ Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓ Ｄｉｇｉ
ｔａｌ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）音源装置に送出するＭＩ
ＤＩデータ３３とからなっている。 【００２０】双方向通信ネットワーク４を介してカラオ
ケ端末装置３ａから３ｎでリクエストされた選曲リクエ
スト情報は、回線制御装置２２に着信する。システム制
御装置２３は、この情報から演奏データ記憶装置２１に
収納されている複数のカラオケ演奏データの中から該当
する演奏データを選択し、回線制御装置２２を介してリ
クエストを行ったカラオケ端末装置へ送出する。また、
このとき、システム制 御装置２３は、カラオケ演奏デー
タ３０中のジャンルコード３１を読み取って、ジャンル
コード毎にリクエストの発生した回数を集計し、リクエ
スト情報記憶装置２４に格納しておく。 【００２１】背景映像データ記憶装置２５には図７
（ａ）のデータフォーマット図に示すように、複数のジ
ャンルコード５１と各ジャンルコード毎にディジタルデ
ータを圧縮したカラオケ背景映像データ５２が格納され
ている。ジャンルコード５１及び各背景映像データ５２
の長さは固定長である。ここでジャンルコード５１は、
例えば、演歌などその映像の対応ジャンルを示すもので
あり、前出の演奏データ３０に含まれるジャンルコード
３１と対応するものである。 【００２２】送信データ生成装置２６では、図７（ｂ）
のデータフォーマット図に示すように、図７（ａ）の各
ジャンル毎の背景映像データ５２をｎ個のブロックに分
け、各ジャンル毎の背景映像データ５２を１／ｎずつ時
分割して複数のジャンルの背景映像データ５２を同時に
送信できるデータストリーム５３に変換する。このデー
タストリーム５３は、送信装置２７を介して通信衛星２
に向けて送出される。各背景映像データ５２は、はじめ
のブロック１から順に最終ブロックｎまで送出される。
その後、再び繰り返してブロック１から送出が開始さ
れ、常に複数のジャンルの背景映橡データ５２が送出さ
れる。 【００２３】ここで、データストリーム５３は、データ
ブロックの区切りを示す同期パターン５４と、各背景映
像データのジャンルを示すジャンルコード５１と、ｎ分
割された内の一つの各背景映像データ５２から構成され
る。背景映像データ５２は圧縮してあるため、実時間で
複数の映像データを送ることが可能であるが、分割の単
位ｎと、同時に時分割で送信する背景映像データ５２の
ジャンルの数は、受信側において、この背景映像データ
５２を復調した際に、データが途切れることのない値と
しておかなければならない。 【００２４】複数ある背景映像データ５２のうち、どの
ジャンルコード５１の背景映像を送 出するかは、システ
ム制御装置２３から送信データ生成装置２６への指示に
よる。複数の背景映像データ５２を圧縮し時分割で送信
しているが、伝送レートには限りがあるため、ジャンル
コード５１の種類が多いシステムの場合、すべてのジャ
ンルの背景映像データ５２を時分割で同時に送信するこ
とはできない。 【００２５】したがって、前述のリクエスト情報記憶装
置２４に格納した、ジャンルコード毎のリクエスト回数
を集計したデータを参照し、リクエスト頻度の高いジャ
ンルの背景映像データ５２を優先的に送信する。 【００２６】次に、カラオケ端末装置３について説明す
る。図４及び図５はカラオケ端末装置３の系統図を示
す。図５において、操作装置４０１の操作によって選曲
リクエストが発生すると、システム制御装置４０２は、
その選曲リクエスト情報を回線制御装置４０３を用いて
双方向通信ネットワーク４を経由して送信局１に送る。 【００２７】その結果、送信局１からは、該当する演奏
データ３０が双方向通信ネットワーク４を経由して配信
され、回線制御装置４０３に着信する。システム制御装
置４０２は、この演奏データ３０を弁別し、歌詞デーダ
３２は歌詞データ記憶装置４０４に、ＭＩＤＩデータ３
３はＭＩＤＩデータ記憶装置４０６にそれぞれ格納す
る。 送信局１から送信された背景映像データ５２は、通
信衛星２を経由し受信装置４０５で受信され、受信され
た背景映像データ５２は更にデータセレクタ４０７に入
力されている。 【００２８】ここで、システム制御装置４０２は、演奏
データ３０中のジャンルコード３１を参照し、該当する
ジャンルの背景映像データ５２を背景映像データストリ
ーム５３の中から弁別するようデータセレクタ４０７を
設定する。データセレクタ４０７では、この設定に従
い、背景映像データストリーム５３中の同期パターン５
４を基準にして、各背景映像データ５２の先頭に付加さ
れているジャンルコード５１を参照し、設定されたジャ
ンルの背景映像データ５２を抽出して、背景映像デコー
ダ４０８に送る。 【００２９】背景映像デコーダ４０８では、入力された
背景映像データ５２を背景映像信号に復調し、背景映像
信号は映像合成装置４０９に入力される。一方、歌詞デ
ータ記憶装置４０４に格納されれ歌詞データ３２は、歌
詞データ３２の文字コードに基づいて、歌詞映像生成手
段４１０で歌詞映像生成手段４１０内に設けた歌詞映像
を記憶したＲＯＭから歌詞データ３２の文字コードに対
応した歌詞映像を読み出して歌詞映像信号を生成する。
そして、歌詞映像信号は映像合成装置４１１に送られ
る。 【００３０】映像合成装置４０９では、入力される歌詞
映像信号と背景映像信号とを合成して映像表示装置４１
１に送出し、映像表示装置４１１で表示される。また、
ＭＩＤＩデータ記憶装置４０６に格納されたＭＩＤＩデ
ータは、ＭＩＤＩ音源装置４１２で音声信号に変換さ
れ、音声出力装置４１３で演奏音が発音される。 【００３１】本実施例では、送信局１から送信するデー
タストリーム５３の中の各背景映像データ５２毎にジャ
ンルを示すジャンルコード５１を付加したが、このジヤ
ンルコード５１を付加せずに、データストリーム５３中
の同期パターン５４を基準にして背景映像データ５２の
順番毎にジャンルコード５１をあらかじめ決めておく方
式にしても良い。 【００３２】また、本実施例では、背景映像データ５２
の通信手段に電波を用いたが、これに代えて充分に高速
通信が可能な光ファイバ若しくは同軸ケーブルによる通
信ケーブルを用いてもよい。 【００３３】 【発明の効果】本発明によれば、背景映像データは送信
局で集中管理し、送信局からは同時にカラオケ端末装置
に向けて複数のジャンルの背景映像データを送信するこ
とができる。また、カラオケ端末装置では、送信局から
同時に送信されているこれらの複数のジャンルの背景映
像データの中から適宜選択してカラオケ背景映像を表示
することができる。 また、カラオケ端末装置に記憶容量
の大きい信号記憶部を備えなる必要が無くなるため、カ
ラオケ端末装置を小型化して低価格にすることができ
る。また、カラオケ端末装置からリクエストされた演奏
曲に適したカラオケ背景映像を自動的に選択して表示す
ることができる。また、リクエストされる頻度の高い演
奏曲のジャンルに適したカラオケ背景映像を優先的に送
信するので、カラオケ端末装置の利用者を満足させるこ
とができる。
景映像を蓄積した記録媒体を備えた送信局から送信され
たカラオケ背景映像をカラオケ端末装置で受信し、カラ
オケ端末装置内部で発生させた演奏曲の歌詞映像と合成
して表示し、演奏をおこなうカラオケ装置に関するもの
である。 【０００２】 【従来の技術】近年のカラオケ装置においては、カラオ
ケ演奏時に表示する歌詞映像データと背景映像データと
は独立しており、複数の背景映像データの中から演奏曲
に適した背景映像を選択し、歌詞映像データと合成して
表示する方式をとっている。複数の背景映像データは、
複数のレーザーディスクやビデオＣＤなどの記録媒体に
記録されており、これらの媒体を収納、制御するストッ
カーが使用されている。 【０００３】しかしながら、これらの背景映像を記録し
た複数の記録媒体とそれを収納および制御するストッカ
ーを各カラオケルーム毎に個別に設置する必要があるた
め、カラオケルーム開設時における初期投資コストが大
きくなるのと、大きな設置スペースが必要になるという
問題点があった。 【０００４】これらを解決するために、特開平７−１４
３０８１号公報に開示された音楽番組配信システムで
は、送出側において、データベースから映像及び音響信
号を読み出し、自動演奏部で再生し映像及び音響信号を
出力し、情報重畳部で映像信号に文字番組作成部からの
文字情報を重畳するとともに、同映像信号に音響信号を
多重して出力し、ＣＳ送出部で通信衛星に送出し、受信
側において、ＣＳ受信部で通信衛星からの電波を受信
し、復調部で受信信号を復調して映像及び音響信号と文
字情報とを抽出して出力し、同出力を複数の信号記憶部
等に記憶させ、各受信装置等からのリクエストにより読
み出して信号複号部等で複合して映像、音響及び文字信
号をリクエストされた受信装置に伝送するように構成さ
れている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
構成では各受信局に通信衛星から受信した電波を復調し
て映像及び音響信号と文字情報等のデータを記憶容量の
大きい信号記憶部で蓄積する必要があるため、各受信局
は、記憶容量の大きい信号記憶部を備えなければなら
ず、受信局を小型にして低価格にすることが困難であっ
た。本発明の目的は、カラオケ端末装置を小型にして省
スペース化をすること、及び低価格にすることにある。 【０００６】 【０００７】 【０００８】 【０００９】 【００１０】 【００１１】 【００１２】 【００１３】本願の請求項１記載の発明は、 カラオケ装
置において、 複数のカラオケ背景映像データを時分割す
る送信データ生成手段と、 該送信データ生成手段で生成
された前記複数のカラオケ背景映像データを第１の通信
回線を介して送信する送信手段と、 カラオケ演奏データ
を記憶した演奏データ記憶手段と、 リクエストされた演
奏曲目の選曲リクエスト情報を第２の通信回線を介して
受信し前記演奏データ記憶手段から前記選曲リクエスト
情報に応じたカラオケ演奏データを第２の通信回線を介
して送信する回線制御手段と、 該回線制御手段が送信し
たカラオケ演奏データのジャンルコードを記憶するリク
エスト情報記憶手段と、 該リクエスト情報記憶手段に記
憶したジャンルコードを参照しカラオケ背景映像データ
を送信するよう前記送信データ生成手段を制御するシス
テム制御手段とを備え、 前記システム制御手段は、出現
頻度の高いジャンルコードのカラオケ背景映像データか
ら優先的に送信する制御をすることを特徴とする。 【００１４】 【００１５】 【００１６】したがって、カラオケ端末装置にカラオケ
背景映像を記録した複数の記録媒体と、それを収納およ
び制御するストッカーを設ける必要がなくなる。また、
カラオケ端末装置に記憶容量の大きい信号記憶部を備え
る必要が無くなるため、小型化にして低価格にすること
ができる。 また、カラオケ端末装置からの操作によっ
て、カラオケ背景映像を適宜選択して表示することがで
きる。 【００１７】また、カラオケ端末装置からリクエストさ
れた演奏曲に適したカラオケ背景映像を自動的に選択し
て表示することができる。また、リクエストされる頻度
の高い演奏曲のジャンルに適したカラオケ背景映像を優
先的に送信するので、カラオケ端末装置の利用者を満足
させることができる。 【００１８】 【発明の実施の形態】本発明に係るカラオケ装置の実施
の形態を図面に基づき説明する。図１は本発明のカラオ
ケ装置の一実施例の全体の系統図を示す。図において、
送信局１から電波に乗せて送信されるカラオケ背景映像
データは、通信衛星２を経由して複数のカラオケ端末装
置３ａから３ｎに配信される。また、複数のカラオケ端
末装置３ａから３ｎでリクエストが入ると選曲リクエス
ト情報は、双方向通信ネットワーク４を経由し送信局１
に送信され、このリクエストに対する演奏データは、送
信局１から双方向通信ネットワーク４を経由し、カラオ
ケ端末装置３ａから３ｎに送信される。 【００１９】図２及び図３は送信局１の系統図を示す。
図３において、演奏データ記憶装置２１には複数のカラ
オケ演奏データが格納されている。各曲の演奏データ３
０は、図６のデータフォーマット図に示すように、例え
ば演歌など、その曲の種類を示すジャンルコード３１
と、表示する歌詞の文字コードや表示タイミングを示す
歌詞データ３２と、演奏音を発音するためのＭＩＤＩ
（Ｍｕｓｉｃａｌ Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓ Ｄｉｇｉ
ｔａｌ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）音源装置に送出するＭＩ
ＤＩデータ３３とからなっている。 【００２０】双方向通信ネットワーク４を介してカラオ
ケ端末装置３ａから３ｎでリクエストされた選曲リクエ
スト情報は、回線制御装置２２に着信する。システム制
御装置２３は、この情報から演奏データ記憶装置２１に
収納されている複数のカラオケ演奏データの中から該当
する演奏データを選択し、回線制御装置２２を介してリ
クエストを行ったカラオケ端末装置へ送出する。また、
このとき、システム制 御装置２３は、カラオケ演奏デー
タ３０中のジャンルコード３１を読み取って、ジャンル
コード毎にリクエストの発生した回数を集計し、リクエ
スト情報記憶装置２４に格納しておく。 【００２１】背景映像データ記憶装置２５には図７
（ａ）のデータフォーマット図に示すように、複数のジ
ャンルコード５１と各ジャンルコード毎にディジタルデ
ータを圧縮したカラオケ背景映像データ５２が格納され
ている。ジャンルコード５１及び各背景映像データ５２
の長さは固定長である。ここでジャンルコード５１は、
例えば、演歌などその映像の対応ジャンルを示すもので
あり、前出の演奏データ３０に含まれるジャンルコード
３１と対応するものである。 【００２２】送信データ生成装置２６では、図７（ｂ）
のデータフォーマット図に示すように、図７（ａ）の各
ジャンル毎の背景映像データ５２をｎ個のブロックに分
け、各ジャンル毎の背景映像データ５２を１／ｎずつ時
分割して複数のジャンルの背景映像データ５２を同時に
送信できるデータストリーム５３に変換する。このデー
タストリーム５３は、送信装置２７を介して通信衛星２
に向けて送出される。各背景映像データ５２は、はじめ
のブロック１から順に最終ブロックｎまで送出される。
その後、再び繰り返してブロック１から送出が開始さ
れ、常に複数のジャンルの背景映橡データ５２が送出さ
れる。 【００２３】ここで、データストリーム５３は、データ
ブロックの区切りを示す同期パターン５４と、各背景映
像データのジャンルを示すジャンルコード５１と、ｎ分
割された内の一つの各背景映像データ５２から構成され
る。背景映像データ５２は圧縮してあるため、実時間で
複数の映像データを送ることが可能であるが、分割の単
位ｎと、同時に時分割で送信する背景映像データ５２の
ジャンルの数は、受信側において、この背景映像データ
５２を復調した際に、データが途切れることのない値と
しておかなければならない。 【００２４】複数ある背景映像データ５２のうち、どの
ジャンルコード５１の背景映像を送 出するかは、システ
ム制御装置２３から送信データ生成装置２６への指示に
よる。複数の背景映像データ５２を圧縮し時分割で送信
しているが、伝送レートには限りがあるため、ジャンル
コード５１の種類が多いシステムの場合、すべてのジャ
ンルの背景映像データ５２を時分割で同時に送信するこ
とはできない。 【００２５】したがって、前述のリクエスト情報記憶装
置２４に格納した、ジャンルコード毎のリクエスト回数
を集計したデータを参照し、リクエスト頻度の高いジャ
ンルの背景映像データ５２を優先的に送信する。 【００２６】次に、カラオケ端末装置３について説明す
る。図４及び図５はカラオケ端末装置３の系統図を示
す。図５において、操作装置４０１の操作によって選曲
リクエストが発生すると、システム制御装置４０２は、
その選曲リクエスト情報を回線制御装置４０３を用いて
双方向通信ネットワーク４を経由して送信局１に送る。 【００２７】その結果、送信局１からは、該当する演奏
データ３０が双方向通信ネットワーク４を経由して配信
され、回線制御装置４０３に着信する。システム制御装
置４０２は、この演奏データ３０を弁別し、歌詞デーダ
３２は歌詞データ記憶装置４０４に、ＭＩＤＩデータ３
３はＭＩＤＩデータ記憶装置４０６にそれぞれ格納す
る。 送信局１から送信された背景映像データ５２は、通
信衛星２を経由し受信装置４０５で受信され、受信され
た背景映像データ５２は更にデータセレクタ４０７に入
力されている。 【００２８】ここで、システム制御装置４０２は、演奏
データ３０中のジャンルコード３１を参照し、該当する
ジャンルの背景映像データ５２を背景映像データストリ
ーム５３の中から弁別するようデータセレクタ４０７を
設定する。データセレクタ４０７では、この設定に従
い、背景映像データストリーム５３中の同期パターン５
４を基準にして、各背景映像データ５２の先頭に付加さ
れているジャンルコード５１を参照し、設定されたジャ
ンルの背景映像データ５２を抽出して、背景映像デコー
ダ４０８に送る。 【００２９】背景映像デコーダ４０８では、入力された
背景映像データ５２を背景映像信号に復調し、背景映像
信号は映像合成装置４０９に入力される。一方、歌詞デ
ータ記憶装置４０４に格納されれ歌詞データ３２は、歌
詞データ３２の文字コードに基づいて、歌詞映像生成手
段４１０で歌詞映像生成手段４１０内に設けた歌詞映像
を記憶したＲＯＭから歌詞データ３２の文字コードに対
応した歌詞映像を読み出して歌詞映像信号を生成する。
そして、歌詞映像信号は映像合成装置４１１に送られ
る。 【００３０】映像合成装置４０９では、入力される歌詞
映像信号と背景映像信号とを合成して映像表示装置４１
１に送出し、映像表示装置４１１で表示される。また、
ＭＩＤＩデータ記憶装置４０６に格納されたＭＩＤＩデ
ータは、ＭＩＤＩ音源装置４１２で音声信号に変換さ
れ、音声出力装置４１３で演奏音が発音される。 【００３１】本実施例では、送信局１から送信するデー
タストリーム５３の中の各背景映像データ５２毎にジャ
ンルを示すジャンルコード５１を付加したが、このジヤ
ンルコード５１を付加せずに、データストリーム５３中
の同期パターン５４を基準にして背景映像データ５２の
順番毎にジャンルコード５１をあらかじめ決めておく方
式にしても良い。 【００３２】また、本実施例では、背景映像データ５２
の通信手段に電波を用いたが、これに代えて充分に高速
通信が可能な光ファイバ若しくは同軸ケーブルによる通
信ケーブルを用いてもよい。 【００３３】 【発明の効果】本発明によれば、背景映像データは送信
局で集中管理し、送信局からは同時にカラオケ端末装置
に向けて複数のジャンルの背景映像データを送信するこ
とができる。また、カラオケ端末装置では、送信局から
同時に送信されているこれらの複数のジャンルの背景映
像データの中から適宜選択してカラオケ背景映像を表示
することができる。 また、カラオケ端末装置に記憶容量
の大きい信号記憶部を備えなる必要が無くなるため、カ
ラオケ端末装置を小型化して低価格にすることができ
る。また、カラオケ端末装置からリクエストされた演奏
曲に適したカラオケ背景映像を自動的に選択して表示す
ることができる。また、リクエストされる頻度の高い演
奏曲のジャンルに適したカラオケ背景映像を優先的に送
信するので、カラオケ端末装置の利用者を満足させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態を示すカラオケ装置の系
統図。 【図２】本発明の一実施の形態を示すカラオケ装置に用
いる送信局の系統図。 【図３】本発明の他の一実施の形態を示すカラオケ装置
に用いる送信局の系統図。 【図４】本発明の一実施の形態を示すカラオケ装置に用
いるカラオケ端末装置の系統図。 【図５】本発明の他の一実施の形態を示すカラオケ装置
に用いるカラオケ端末装置の系統図。 【図６】本発明の一実施の形態を示すカラオケ装置に用
いる演奏データのデータフォーマット図。 【図７】（ａ）（ｂ）は本発明の一実施の形態を示すカ
ラオケ装置に用いる背景映像データのデータフォーマッ
ト図 【符号の説明】 １ 送信局 ２ 通信衛星 ３、３ａ、３ｎ カラオケ端末装置 ４ 双方向通信
ネットワーク ２１ 演奏データ記憶装置 ２２ 回線制御
装置 ２３ システム制御装置 ２４ リクエス
ト情報記憶装置 ２５ 背景映像データ記憶装置 ２６ 送信デー
タ生成装置 ２７ 送信装置 ３０ 演奏データ ３１ ジャンル
コード ３２ 歌詞データ ３３ ＭＩＤＩ
データ ４０１ 操作装置 ４０２ システ
ム制御装置 ４０３ 回線制御装置 ４０４ 歌詞デ
ータ記憶装置 ４０５ 受信装置 ４０６ ＭＩＤ
Ｉデータ記憶装置 ４０７ データセレクタ ４０８ 背景映
像デコーダ ４０９ 映像合成装置 ４１０ 歌詞映
像生成手段 ４１１ 映像表示装置 ４１２ ＭＩＤ
Ｉ音源装置 ４１３ 音声出力装置
統図。 【図２】本発明の一実施の形態を示すカラオケ装置に用
いる送信局の系統図。 【図３】本発明の他の一実施の形態を示すカラオケ装置
に用いる送信局の系統図。 【図４】本発明の一実施の形態を示すカラオケ装置に用
いるカラオケ端末装置の系統図。 【図５】本発明の他の一実施の形態を示すカラオケ装置
に用いるカラオケ端末装置の系統図。 【図６】本発明の一実施の形態を示すカラオケ装置に用
いる演奏データのデータフォーマット図。 【図７】（ａ）（ｂ）は本発明の一実施の形態を示すカ
ラオケ装置に用いる背景映像データのデータフォーマッ
ト図 【符号の説明】 １ 送信局 ２ 通信衛星 ３、３ａ、３ｎ カラオケ端末装置 ４ 双方向通信
ネットワーク ２１ 演奏データ記憶装置 ２２ 回線制御
装置 ２３ システム制御装置 ２４ リクエス
ト情報記憶装置 ２５ 背景映像データ記憶装置 ２６ 送信デー
タ生成装置 ２７ 送信装置 ３０ 演奏データ ３１ ジャンル
コード ３２ 歌詞データ ３３ ＭＩＤＩ
データ ４０１ 操作装置 ４０２ システ
ム制御装置 ４０３ 回線制御装置 ４０４ 歌詞デ
ータ記憶装置 ４０５ 受信装置 ４０６ ＭＩＤ
Ｉデータ記憶装置 ４０７ データセレクタ ４０８ 背景映
像デコーダ ４０９ 映像合成装置 ４１０ 歌詞映
像生成手段 ４１１ 映像表示装置 ４１２ ＭＩＤ
Ｉ音源装置 ４１３ 音声出力装置
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平７−64579（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−241567（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−153586（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−37506（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G10K 15/04 302
H04H 1/00
H04H 1/02
H04M 11/08
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】複数のカラオケ背景映像データを時分割
し、複数の時分割されたカラオケ背景映像データを生成
する送信データ生成手段と、 該送信データ生成手段で生成された前記複数のカラオケ
背景映像データを第１の通信回線を介して送信する送信
手段と、 カラオケ演奏データを記憶した演奏データ記憶手段と、 リクエストされたカラオケ演奏データを示す選曲リクエ
スト情報を第２の通信回線を介 して受信し前記演奏デー
タ記憶手段から前記選曲リクエスト情報に応じたカラオ
ケ演奏データを第２の通信回線を介して送信する回線制
御手段と、該回線制御手段が送信したカラオケ演奏データのジャン
ルコードを記憶するリクエスト情報記憶手段と、 該リクエスト情報記憶手段に記憶したジャンルコードを
参照しカラオケ背景映像データを送信するよう前記送信
データ生成手段を制御するシステム制御手段とを備え、 前記システム制御手段は、出現頻度の高いジャンルコー
ドのカラオケ背景映像データから優先的に送信する制御
をすることを特徴とするカラオケ装置。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|
| JP10453696A JP3397971B2 (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | カラオケ装置 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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