JPH08240966A - 画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

画像形成装置およびプロセスカートリッジ

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JPH08240966A
JPH08240966A JP7044560A JP4456095A JPH08240966A JP H08240966 A JPH08240966 A JP H08240966A JP 7044560 A JP7044560 A JP 7044560A JP 4456095 A JP4456095 A JP 4456095A JP H08240966 A JPH08240966 A JP H08240966A
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JP
Japan
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image
toner
charging
fine powder
image forming
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JP7044560A
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English (en)
Inventor
Masahiro Yoshida
雅弘 吉田
Norihisa Hoshika
令久 星加
Akira Domon
彰 土門
Yusuke Nakazono
祐輔 中園
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Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】感光体に対するトナーのフィルミング、融着を
防止する。 【構成】感光体1表面に、スポンジ層を有する帯電ロー
ラ2を接触配置し、ニップ幅を広く取る。トナー8中
に、シリコーンオイル、シリコンワニス等の潤滑剤を含
有した無機微粉を混入させる。クリーニング装置14の
クリーニングブレードをすり抜ける無機微粉中の潤滑剤
は、クリーニングブレードによって感光体1表面に少し
延ばされ、次に帯電ローラ2のニップによってさらに延
ばされ、感光体1表面を一様にコートする。これにより
感光体1表面にシリカ等が付着して、フィルミング、ト
ナー融着等を起こすのをよく防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の複写
機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置およびプロ
セスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置、例えば複
写機において、像担持体として感光体を帯電するための
装置として接触帯電装置が知られている。この接触帯電
装置においては、非接触帯電装置の代表であるコロナ帯
電装置が有する欠点、つまり印加電圧が高いこと、オゾ
ンの発生量が多いことなどが改善されている。接触帯電
装置における接触帯電部材として、帯電ローラが使用さ
れる場合が多い。
【0003】帯電ローラは、通常、芯金とその周囲を囲
繞するローラ本体とによって構成されており、さらに、
ローラ本体は、少なくとも基層と表層との2層以上の層
構成をとる。帯電ローラは、上述の基層がソリッドゴム
かスポンジかの別によって、大きく2種に分類される。
ローラ本体と感光体表面との接触幅(以下「ニップ幅」
という)は、前者のソリッドゴムを使用したものでは、
ローラ本体の硬度が高いため小さく、一方、後者のスポ
ンジでは硬度が低いため大きい。
【0004】帯電ローラによる感光体の帯電処理方法
は、帯電ローラに対して、直流電圧成分のみの電圧を印
加するDC帯電と、直流電圧成分に交流電圧成分を重畳
させた電圧を印加するAC帯電とがある。前者のDC帯
電では、帯電ローラ内の抵抗ムラや帯電ローラ表面上に
付着したトナーなどによる抵抗の変化が直接的に感光体
表面上での電位ムラとなって現れるため、帯電ローラ内
の抵抗制御およびその均一性、またローラ形状に対する
精度要求が非常に厳しい。この点、後者のAC帯電で
は、交流成分に電位ムラを均す効果があることから、帯
電ローラの帯電性能の許容範囲を広くもつことができ
る。反面、交流成分によって、帯電ローラと感光体とが
振動し、いわゆる帯電音が発生する。
【0005】交流成分による振動および帯電音は、基層
にソリッドゴムを使用した帯電ローラで大きく、それを
スポンジに変えることにより軽減されることができる。
【0006】一方、現像装置に収納されて感光体表面上
の潜像に付着されるトナーとして、キャリヤを用いない
一成分トナーが広く使用されている。
【0007】一成分トナーは、通常、現像装置内での流
動性を確保したり、帯電性を適正な状態に制御したりす
るために、シリカ等の無機微粉体が含有されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、帯電装
置として帯電ローラを使用し、帯電処理方法としてAC
帯電を行う画像形成装置では、クリーニング装置によっ
て除去し切れなかったトナー中のシリカが、感光体表面
に付着し、帯電ローラと感光体との間のニップ部におい
て、感光体上に埋め込まれてしまうことがある。この結
果、シリカが埋め込まれた部分において、感光体上の抵
抗が高くなるため、この部分には帯電時に電位が乗ら
ず、やがてトナーが付着してトナーのフィルミング、融
着が発生する。
【0009】特に、基層がスポンジの帯電ローラでは、
ソリッドゴムのものよりも、感光体とのニップ幅が広い
ため、感光体の回転に伴う摩擦抵抗が大きくなり、した
がって、シリカが感光体上により強く埋め込まれ、感光
体上のトナーフィルミング、融着が助長される。このた
め、感光体の寿命が短くなるおそれがあった。
【0010】そこで、本発明は、感光体上のトナーフィ
ルミングや融着を防止し、感光体の寿命が短縮されるの
を防止するようにした画像形成装置およびプロセスカー
トリッジを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、像担持体と、該像担持体に
接触配置されるとともに電圧が印加されて前記像担持体
を帯電処理する接触帯電装置と、帯電後の前記像担持体
上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像
を現像する現像剤と、該現像剤を前記静電潜像に付着さ
せる現像装置とを備えた画像形成装置において、前記接
触帯電装置は、2層以上の層構成を有するとともに、こ
れらの層のうちの少なくとも1層がスポンジ層によって
構成された帯電部材を有し、前記現像剤は、無機微粉体
を含有するとともに、該無機微粉体が潤滑剤を20〜9
0重量%含有することを特徴とする。
【0012】また、前記帯電部材を、回転可能に支持さ
れるとともに前記像担持体に接触配置された帯電ローラ
とすることができる。
【0013】さらに、前記帯電部材には、直流電圧成分
と交流電圧成分とを重畳した電圧が印加されるようにし
てもよい。
【0014】次に、前記潤滑剤をシリコーンオイルまた
はシリコンワニスとすることができる。
【0015】画像形成装置本体に着脱自在に装着される
プロセスカートリッジにおいて、少なくとも、像担持体
と、2層以上の層構成を有するとともに、これらの層の
うちの少なくとも1層がスポンジ層によって構成された
帯電部材と、無機微粉体を含有するとともに、該無機微
粉体が潤滑剤を20〜90重量%含有する現像剤と、該
現像剤を前記像担持体上に形成された静電潜像に付着さ
せて現像する現像装置とをカートリッジ容器に一体的に
組み込んだことを特徴とする。
【0016】
【作用】以上構成に基づき、現像剤に含有された無機微
粉体には、潤滑剤として例えば、シリコーンオイルまた
はシリコーンワニスが20〜90重量%含有されている
ので、これらが像担持体と接触帯電部材とのニップ部を
介して像担持体表面に引き延ばされてコートされたとき
は、像担持体に対するシリカの付着力を低減させること
ができる。
【0017】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉図1は、本発明に係る画像形成装置の概略
構成を示す縦断面図である。
【0018】この画像形成装置は、画像形成装置本体
(不図示)に対して、プロセスカートリッジ43を着脱
自在に装着するものである。
【0019】プロセスカートリッジ43側には、像担持
体としてのドラム状の感光体1、帯電ローラ(帯電部
材)2、現像装置7、そしてクリーニング装置14等
が、カートリッジ容器に一体的に組み込まれている。
【0020】一方、画像形成装置本体側には、レーザス
キャナ(潜像形成部材)4、電源12、17、転写ロー
ラ(転写装置)13、そして定着装置15等が配設され
ている。
【0021】上述の感光ドラム1は、アルミニウム製の
導電性基体1bの表面に光導電性の感光層1aを積層し
て直径24mmの円筒状に構成したものであり、同図の
矢印A方向(時計回り方向)に24mm/sec のプロセ
ススピードをもって回転駆動される。
【0022】帯電ローラ2は、その芯金が、DCバイア
スとACバイアスとを重畳できる帯電バイアス印加電源
17と電気的に接続されている。帯電ローラ2は、この
芯金を介してバイアスが印加されることで感光体1表面
を所定の電位に帯電処理する。本実施例では、直流電圧
成分Vdc=−700(V)、交流電圧成分Vpp=160
0(V)、周波数f=400(Hz)の正弦波バイアス
が印加できるように設定した。この設定において、感光
体1の表面電位を約−680(V)に帯電処理する。な
お、帯電ローラ2の構成については後に詳述する。
【0023】レーザスキャナ4は、ビデオコントローラ
(不図示)から送られる画像情報の時系列電気デジタル
画像信号に対応したレーザ光5を照射し、ミラー6を介
して300dpiの解像度をもって感光体1表面を走査
露光する。感光体1表面は、これにより静電潜像が形成
される。
【0024】感光体1上の静電潜像は、現像装置7によ
って現像される。現像装置7は、現像スリーブ10を備
えており、トナー収容室3内のトナーは、現像スリーブ
10表面に塗布され、規制部材9でその層厚が規制され
る。現像スリーブ10表面に担持されたトナー8は、現
像スリーブ10の矢印H方向の回転に伴って、感光体1
に対向する現像位置に搬送され、電源12により現像ス
リーブ10に印加された電圧に基づき、感光体1表面の
静電潜像に付着される。これにより感光体1表面にはト
ナー像が反転現像される。なお、現像装置7およびトナ
ー8については、後に詳述する。
【0025】感光体1上のトナー像は転写ローラ13の
作用によって紙等の転写材P上に転写される。トナー像
の転写を受けた転写材Pは、感光体1表面から分離され
て定着装置15へ導入され、そこでトナー像の定着を受
けた後、画像形成装置本体外部に排出される。
【0026】一方、トナー像転写後の感光体1上に残っ
た転写残トナーは、クリーニング装置14のクリーニン
グブレードによって除去され、帯電から始まる次の画像
形成プロセスに供される。
【0027】前述の現像装置7は、非接触現像方式を採
用したものでトナー8を担持してこれを感光体1へと搬
送するトナー担持体である現像スリーブ10とトナー収
容室3とを有している。現像スリーブ10は、素管上に
カーボンを分散させた塗料をコートしたものである。
【0028】現像スリーブ10は非磁性であって、その
素管はアルミニウム、ステンレス鋼等で構成されてい
る。また塗料コートによって現像スリーブ10の表面上
は粗さをもっており、その粗さは、通常、平均でRa
0.4μm〜3.5μm、Rz3μm〜30μmに設定
される。本実施例では平均Ra1.8μm、Rz15μ
mのものを使用した。
【0029】さらに、現像スリーブ10は不図示の軸受
によって回転自在に支持されており、本実施例では直径
φ12、周速36mm/sec で矢印H方向に回転してい
る。また、現像スリーブ10はDCバイアスにACバイ
アスが重畳できる電源12に接続されており、本実施例
では、直流電圧成分Vdc=−400V、交流電圧成分V
pp=1400V、周波数f=1800Hzの矩形波バイ
アスを印加した。
【0030】現像スリーブ10は、感光体1に対して所
定の現像間隔を持って対向支持されており、現像間隔と
しては320μmに設定されている。
【0031】現像スリーブ10上のトナー8の層厚規制
を行うトナー層厚規制部材9は、厚さ1.0mm、硬度
67°のウレタンゴムを使用しており、摩擦帯電により
トナー8に適正なトリボを与えている。
【0032】トナー8は、現像スリーブ10上に上述の
現像バイアスが供給されると、感光体1との最近接位置
(以下「現像領域」という)において飛翔し、感光体1
上に現像される。
【0033】また、トナー8は、磁性一成分ネガトナー
であり、平均粒径6.4μmである。トナーに含有され
ている無機微粉体については後で詳述する。
【0034】また、現像スリーブ10の内部にはマグネ
ットローラ11が固定設定されている。現像スリーブ1
0内のマグネットローラ11は4つの磁極を持ってい
る。4つの磁極のうち、感光体1に対向して配設してあ
るのがS1 極であり、トナー8が感光体1上に飛翔し現
像されるときに、カブリの要因となるトナーを現像スリ
ーブ10上に付着させておくために必要である。S1
の反対側に配設されているのがS2 極であり、トナー収
容室3のトナー8を現像スリーブ10に吸着させ、現像
スリーブ10の回転に伴いその近傍でトナー8を循環さ
せる(図中矢印E方向)機能がある。この循環はトナー
8のトリボ付与に寄与する。N1 、N2 極はともに現像
スリーブ10上にコートされているトナー8の搬送およ
びトリボ付与に寄与する。本実施例では、S1 極は78
0ガウス、S2 極は700ガウス、N1 、N2 極はとも
に720ガウスのピーク値を有するものを用いた。
【0035】次に、本実施例で用いたトナー8に含有さ
せてある無機微粉体および帯電ローラ2について詳述す
る。
【0036】トナー8は流動性付与のためのシリカの他
に無機微粉体を含有しており、本実施例では、この無機
微粉体として、無機化合物にシリコーンオイルを高配合
したものを含有させた。
【0037】無機化合物としては、SiO2 、GeO
2 、TiO2 、SnO2 、Al23、B23 、P2
5 、As23 などの酸化物:ケイ酸塩、ホウ酸塩、
リン酸塩、ゲルマン酸塩、ホウケイ酸塩、アルミノケイ
酸塩、アルミノホウ酸塩、アルミノホウケイ酸塩、タン
グステン酸塩、モリブデン酸塩、テルル酸塩などの金属
酸化物塩:およびこれらの複合化合物:炭化ケイ素、窒
化ケイ素、アモルファスカーボン:等が単独あるいは混
合して用いられる。これらの中で金属酸化物が広く用い
られており、Si、Al、Tiの酸化物、複合化合物が
より好ましい。本実施例では、SiO2 の表面をカップ
リング剤により疎水化したものを使用した。
【0038】本実施例の無機微粉体は、平均粒径8μm
であり、シリコーンオイルを含有している。シリコーン
ポリマーの種類は、ジメチルオイルで粘度が12500
csである。また、トナー母体に対して、0.10重量
%含有させた。
【0039】無機微粉体内のシリコーンオイルの含量
は、20重量%未満であると感光体1上のトナーによる
フィルミングが発生し、また、90重量%を超えると画
像上にカブリが発生した。
【0040】また、無機微粉体に含有させたシリコーン
オイルの粘度については、100cs程度の低粘度のも
のを使用すると画像上カブリが多くなる。よって、粘度
は500cs以上であるのが望ましい。
【0041】また、無機微粉体のトナー母体に対する添
加量は0.8重量%以上添加すると感光体1上にコート
されるシリコーンオイルの量が多くなり、画像上カブリ
が多くなる。また、0.02重量%以下では感光体1上
にコートされるシリコーンオイル量が少なくほとんどフ
ィルミングに対して効果がない。したがって、添加量
は、0.02重量%以上0.8重量%以下であるのが望
ましい。
【0042】本実施例では磁性一成分トナーに上述の無
機微粉体を含有させたが、非磁性一成分トナーに含有さ
せてももちろんよい。
【0043】前述の帯電ローラ2は、芯金の上に基層と
してのスポンジに表層を設けた2層構成である。スポン
ジはウレタンを型内で発泡させたものであり、平均発泡
径は120μmである。表層はウレタンをベースにカー
ボンを分散させた溶液を基層上にディッピングし乾燥さ
せたもので、表層の膜厚は約110μmである。表層材
料についてはウレタンに限定されるものではなくアクリ
ル、ナイロン系の樹脂でもよい。硬度は芯金に基層が設
けられた状態で約41度、表層が設けられた状態で約4
8度である。
【0044】帯電ローラ2の表層においては、表層硬度
(マクロハードネス)を80度以下にするのが望ましい
(表層硬度は高分子計器(株)製マイクロゴム硬度計M
D−1にて測定した)。表層硬度は、表層に使われてい
る材料および表層膜厚により決定される。また、表層膜
厚と表層硬度は一次直線的に相関がある。したがって、
表層に硬い材料を使用するためには膜厚を薄くする必要
がある。表層膜厚は、50〜300μm程度が適当であ
る。この表層硬度と画像との関係では、80度より大き
くするとシリカが感光体1上に強く埋め込まれるため、
感光体1上にフィルミング、融着が発生した。本実施例
の表層硬度は約62度である。
【0045】帯電ローラ2の芯金の両端は軸受けで回転
可能に、かつ帯電ローラ2が常時、感光体1に当接する
ように支持されている。また、帯電ローラ2は感光体1
に対して従動回転している。
【0046】次に、本実施例の特徴である感光体上のト
ナーによるフィルミング、融着を防止するメカニズムに
ついて述べる。
【0047】感光体1上に現像されたトナー8に含有さ
れている無機微粉体は、クリーニング装置14のクリー
ニングブレードによって、クリーニング装置14内に清
掃され回収されるものと、回収されないでクリーニング
ブレードによって感光体1表面にシリコーンオイルがや
や引き延ばされるものとがある。この回収されなかった
無機微粉体は、やがて帯電ローラ2と感光体1とのニッ
プ部でさらに引き延ばされる。ところが、基層がソリッ
ドゴムである帯電ローラではニップ幅が狭く、また、交
流電圧成分により帯電ローラと感光体1とが振動するた
め感光体1との接触時間が短くなり無機微粉体を充分引
き延ばすことはできない。それに比較して、基層がスポ
ンジである帯電ローラ2ではニップ幅を広く取ることが
でき、また振動も小さいので無機微粉体を充分引き延ば
すことができる。このため、シリコーンオイルを感光体
1上に一様にコートすることができる。このコートによ
って、感光体1上へのシリカの付着力を軽減することが
でき、フィルミングや融着は発生しない。
【0048】本実施例の画像形成装置でプロセスカート
リッジ43の寿命である6000枚の耐久を行ったとこ
ろ、感光体1上のトナー8によるフィルミング、融着は
発生しなかった。また、スポンジを使って構成されてい
る帯電ローラ2と本実施例の構成を持ったトナーに含有
されている無機微粉体の組み合わせによる弊害は特に発
生していない。
【0049】したがって、構成の一部がスポンジである
帯電ローラ2は、シリコーンオイルを20〜90重量%
含有している無機微粉体をトナー中に混合されること
で、ソリッドゴムの帯電ローラに比べてシリコーンオイ
ルを一様、かつ充分に感光体1上にコートさせることが
でき、フィルミング、融着を防止することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
現像剤に、潤滑剤を含んだ無微粉体を含有させているの
で、像担持体(感光体)に対するトナーのフィルミン
グ、融着を有効に防止することができる。これにより、
画像の劣化を防止し、さらに像担持体の寿命の延長を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す縦
断面図。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 2 帯電部材(帯電ローラ) 3 トナー収容室 4 潜像形成手段(レーザスキャナ) 5 レーザ光 6 ミラー 7 現像装置 8 トナー 9 トナー層厚規制部材 10 現像スリーブ 11 マグネットローラ 12 電源 13 転写装置(転写ローラ) 14 クリーニング装置 15 定着装置 17 帯電バイアス電源 43 プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中園 祐輔 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、該像担持体に接触配置され
    るとともに電圧が印加されて前記像担持体を帯電処理す
    る接触帯電装置と、帯電後の前記像担持体上に静電潜像
    を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を現像する現
    像剤と、該現像剤を前記静電潜像に付着させる現像装置
    とを備えた画像形成装置において、 前記接触帯電装置は、 2層以上の層構成を有するとともに、これらの層のうち
    の少なくとも1層がスポンジ層によって構成された帯電
    部材を有し、 前記現像剤は、 無機微粉体を含有するとともに、該無機微粉体が潤滑剤
    を20〜90重量%含有する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電部材が、回転可能に支持される
    とともに前記像担持体に接触配置された帯電ローラであ
    る、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電部材には、直流電圧成分と交流
    電圧成分とを重畳した電圧が印加される、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記潤滑剤がシリコーンオイルまたはシ
    リコンワニスである、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置本体に着脱自在に装着され
    るプロセスカートリッジにおいて、 少なくとも、像担持体と、 2層以上の層構成を有するとともに、これらの層のうち
    の少なくとも1層がスポンジ層によって構成された帯電
    部材と、 無機微粉体を含有するとともに、該無機微粉体が潤滑剤
    を20〜90重量%含有する現像剤と、 該現像剤を前記像担持体上に形成された静電潜像に付着
    させて現像する現像装置とをカートリッジ容器に一体的
    に組み込んだ、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
JP7044560A 1995-03-03 1995-03-03 画像形成装置およびプロセスカートリッジ Pending JPH08240966A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001228652A (ja) * 2000-02-14 2001-08-24 Minolta Co Ltd 一成分フルカラー現像方法
JP2006039011A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ
US7309557B2 (en) 2004-08-06 2007-12-18 Konica Minolta Holdings, Inc. Image forming apparatus and image forming method

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