JPH08240928A - 正荷電性現像剤 - Google Patents

正荷電性現像剤

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JPH08240928A
JPH08240928A JP7045385A JP4538595A JPH08240928A JP H08240928 A JPH08240928 A JP H08240928A JP 7045385 A JP7045385 A JP 7045385A JP 4538595 A JP4538595 A JP 4538595A JP H08240928 A JPH08240928 A JP H08240928A
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JP
Japan
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toner
particles
carbon black
silica
weight
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Application number
JP7045385A
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English (en)
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Yoshihiro Mikuriya
義博 御厨
Yoshikazu Nishihara
良和 西原
Hiroyuki Fukuda
洋幸 福田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08240928A publication Critical patent/JPH08240928A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境安定性、帯電安定性、定着性に優れ、さ
らにカブリ等のない鮮明な現像画像を形成できる正荷電
性トナーを提供すること。 【構成】 pH2.0〜5.0を有するカーボンブラッ
クをスチレン−アクリル共重合体樹脂中に分散してなる
トナー粒子にpH6.5〜9.0を有するシリカ粒子を
外添していることを特徴とする正荷電性現像剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真、静電記録およ
び静電印刷等における静電潜像を現像するための現像
剤、さらに詳しくは正荷電性現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】静電潜像の現像は、種々な方式で感光体
上に形成された正または負の電荷を有する静電潜像に対
し、負または正に摩擦帯電されたトナーを静電的に吸着
させることにより行われ、次いで転写紙上にトナー画像
を転写し、定着させることにより現像画像の定着が行わ
れる。本発明はそのようなトナーのうち、正に摩擦帯電
されて使用される正荷電性トナーに関する。
【0003】従来より正荷電性トナーとしては、例えば
スチレン−アクリル系樹脂にニグロシン系染料等の正荷
電制御剤を添加した正荷電性トナーが知られ、かかるト
ナーには流動化剤等の後処理剤として、ジメチルジクロ
ルシラン等のシランカップリング剤で疎水化処理された
シリカが外添されている。
【0004】近年では、複写機等の画像形成装置の低温
定着化、高速化を達成するためのトナーの定着性も要求
されるため、トナーに使用するバインダー樹脂の分子量
を小さくする必要がある。しかしながら、従来の正荷電
性トナーに分子量の小さいバインダー樹脂を使用する
と、特に高温下に保管後に使用した場合に、トナーの帯
電量が最初に設定された値から減衰し、その結果トナー
飛散が多くなり地肌カブリや白紙部分へのトナー飛散、
および現像装置周辺にトナー汚れが生ずる等の問題が発
生する。そのため、帯電量に経時変化がなく、環境変
化、例えば湿度変化等により、著しい帯電量の減衰や固
化等の変化を生じないトナーが要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、環境
安定性、帯電安定性、定着性に優れ、さらにカブリ等の
ない鮮明な現像画像を高速複写においても形成できる正
荷電性トナーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はpH2.0〜
5.0を有するカーボンブラックをスチレン−アクリル
共重合体樹脂中に分散してなるトナー粒子にpH6.5
〜9.0を有するシリカ粒子を外添していることを特徴
とする正荷電性現像剤に関する。
【0007】本発明によるスチレン−アクリル共重合体
樹脂を構成するスチレン系モノマーの例としては、スチ
レン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−
tert−ブチルスチレン、p−クロルスチレン等のス
チレン系単量体およびその誘導体を用いることができ
る。
【0008】また、スチレン系モノマーに共重合させる
モノマー成分としては、アクリル酸およびメタクリル酸
等のモノマーに加えてメタクリル酸メチル、メタクリル
酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリ
ル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル
酸t−ブチル、メタクリル酸n−ペンチル、メタクリル
酸イソペンチル、メタクリル酸ネオペンチル、メタクリ
ル酸3−(メチル)ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メ
タクリル酸オクチル、メタクリル酸ノニル、メタクリル
酸デシル、メタクリル酸ウンデシルおよびメタクリル酸
ドデシル等のメタクリル酸モノマー;アクリル酸メチ
ル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、ア
クリル酸t−ブチル、アクリル酸n−ペンチル、アクリ
ル酸イソペンチル、アクリル酸ネオペンチル、アクリル
酸3−(メチル)ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリ
ル酸オクチル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシル、
アクリル酸ウンデシルおよびアクリル酸ドデシル等のア
クリル酸モノマー;アクリロニトリル、マレイン酸、マ
レイン酸エステル、塩化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸
ビニル、ビニルメチルエチルケトン、ビニルヘキシルケ
トン、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテルお
よびビニルイソブチルエーテル等のビニル系モノマーを
用いることができる。
【0009】バインダー樹脂としてのスチレン−アクリ
ル系樹脂は、(メタ)アクリル酸の量を調節してスチレ
ン−アクリル共重合体に含有させることにより制御し、
1〜10.0KOHmg/g、好ましくは3〜10KO
Hmg/gの酸価を有するものを使用することが好まし
い。
【0010】適度の酸価をもったバインダー樹脂に後述
する所定のpHを示す後処理剤を外添することにより、
双方の混合分散性が向上し、後処理剤の離脱が防止さ
れ、画像カブリの軽減および帯電量の安定化がはかられ
る。
【0011】バインダー樹脂の酸価が1KOHmg/g
より小さいと後処理剤の離脱防止の効果が不十分となる
ばかりでなく、トナー帯電量が高くなり易く帯電量安定
化も不十分となる。バインダー樹脂の酸価が10.0K
OHmg/gより大きいとトナー帯電量が低下したりト
ナーの環境安定性が低下してしまう。
【0012】本発明に用いるバインダー樹脂の分子量と
しては、通常使用されている値を有するように調製され
たものを用いることができ、高速複写に対応させて低分
子量化させた樹脂を用いてもよいし、さらに高分子量体
の樹脂と組み合わせてもよい。例えば、数平均分子量が
3000〜15000の範囲にあるスチレン−アクリル
系共重合体30〜70重量部と数平均分子量が1000
00〜400000の範囲にあるスチレン−アクリル系
共重合体70〜30重量部とからなるバインダー樹脂を
組み合わせて使用することができる。
【0013】数平均分子量が3000〜15000の低
分子量のスチレン−アクリル系共重合樹脂(以下、「低
分子量バインダー樹脂」という)の使用は、定着性およ
び定着強度向上に有効である。低分子量バインダー樹脂
の分子量が3000より小さいとトナーが凝集し易くな
り、現像剤の流動性が低下し、15000を越えると定
着強度低下の原因となる。
【0014】また、数平均分子量100000〜400
000の高分子量のスチレン−アクリル系共重合樹脂
(以下、「高分子量バインダー樹脂」という)は、非オ
フセット域の確保および定着ローラへの耐巻き付き性向
上に有効である。高分子量バインダー樹脂の分子量が1
00000より小さいと高温側の非オフセット領域が狭
くなり、400000を越えると低温側の非オフセット
領域が狭くなる。
【0015】低分子量バインダー樹脂と高分子量バイン
ダー樹脂の使用割合は、トナーに要求される特性、例え
ば定着温度、複写スピード、複写方式、製造性等に適宜
選定され、その比は重量比で3/7〜7/3(低分子量
体/高分子量体)の範囲から選定される。特に、高温保
存性に適し、定着性に優れた高速複写をより有効に達成
させるためには、その比を4/6〜6/4とすることが
望ましい。その比がその範囲からずれると、低分子量体
バインダー樹脂が多い場合は、トナーが脆くなり製造時
に微粉の発生量が増加してトナーの収率が低下する。高
分子量体バインダー樹脂が多い場合は、高速複写に対す
る定着性が低下するとともに、粉砕法によるトナーの製
造性が低下する。
【0016】本発明のトナーは、上記したバインダー樹
脂を主成分として、少なくともpH2.0〜5.0を有
するカーボンブラックおよびオフセット防止剤等の添加
剤と混合、混練した後、粉砕、分級することにより得ら
れる粒子にpH6.5〜9.0、好ましくは7.5〜
8.5を示すシリカ微粉体を外添混合して製造される。
【0017】本発明においてはバインダー樹脂に内添す
るカーボンブラックに所定のpHを持たせバインダー樹
脂中にカーボンブラックを均一に分散させるとともに、
外添するシリカ粒子にも所定のpHを持たせることでト
ナー粒子とシリカ粒子の混合分散性を向上させることが
できる。シリカ粒子とカーボンブラックをこのようなp
Hの関係で使用することにより複写時のシリカ粒子の脱
離防止に有効に機能し、トナー飛散が生じず、カブリ等
のない優れた画像を形成することができる。
【0018】カーボンブラックはpH2〜5、好ましく
は2〜3のものを使用する。pHが2より小さいとトナ
ーの帯電量低下の原因となり、7より大きいとシリカ粒
子の脱離防止の効果が不充分となる。
【0019】カーボンブラックは分散性、黒色度の観点
からバインダー樹脂100重量部に対して7〜15重量
部、好ましくは10〜15重量部添加する。その量が7
重量部より少ないと、外添されたシリカ粒子の脱離防止
に効果がなく、またトナーの黒色度も十分に得られな
い。添加量が15重量部より多いと分散性が低下するの
みならずトナーの帯電量の低下を引き起こす。
【0020】本発明ではシリカ微粉体をアミノ系カップ
リング剤および疎水化剤で表面処理したpH6.5〜
9.0を示すようにした疎水性シリカ微粉体が用いられ
る。ジメチルジクロルシラン等の疎水化剤により疎水化
処理されているシリカは、そのpH値は通常3〜6であ
る。本発明においてはpHが6.5より小さいシリカ微
粉体を使用すると、負荷電性が強くなり逆帯電成分が発
生し易くなるため、高温下保管後のカブリ等の問題を有
効に防止することができなくなる。pHの上限を9.0
としているのは、製造上の困難性のためおよび湿度変化
等の環境変動に対するトナー帯電量の変化幅が大きくな
るためである。
【0021】本発明で用いるのに好ましいアミノ系カッ
プリング剤は次のような構造式で示されるものである。
【0022】
【化1】
【0023】疎水化剤としての有機ケイ素化合物の例
は、ヘキサメチルジシラザン、トリメチルシラン、トリ
メチルクロルシラン、トリメチルエトキシシラン、ジメ
チルジクロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリル
ジメチルクロルシラン、アリルフェニルジクロルシラ
ン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメ
チルクロルシラン、α−クロルエチルトリクロルシラ
ン、ρ−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメチル
ジメチルクロルシラン、トリオルガノシリルメルカプタ
ン、トリメチルシリルメルカプタン、トリオルガノシリ
ルアクリレート、ビニルジメチルアセトキシシラン、さ
らに、ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメチルジシ
ロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサ
ン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサン、お
よび1分子当たり2から12個のシロキサン単位を有し
末端に位置する単位にそれぞれ1個までのSiに結合し
た水酸基を含有するジメチルポリシロキサン等がある。
これらは1種または2種以上の混合物で用いられる。
【0024】また、本発明に用いられるシリカ微粉体を
表面処理するには、従来公知の表面処理方法が用いられ
る。例えばシリカ微粉体と反応または物理吸着する有機
ケイ素化合物等で化学的に処理することにより疎水化さ
れる。好ましい方法としては、ケイ素ハロゲン化合物の
蒸気相酸化により生成されたシリカ微粉体を前記したア
ミノ系カップリング剤で処理した後、またはアミノ系カ
ップリング剤で処理すると同時に有機ケイ素化合物で処
理する。
【0025】アミノ系カップリング剤と疎水化剤の使用
量は、最終的に得られる無機微粉体がpH6.5〜9.
0を有し、疎水化度として55以上を有するものであれ
ば特に限定されないが、通常シリカ微粉体をアミノ系カ
ップリング剤と疎水化剤を3:1〜1:5、好ましくは
2:1〜1:4.5の使用割合で処理すればよい。
【0026】アミノ系カップリング剤と疎水化剤の合計
量は無機微粉体に対して5〜20重量%、好ましくは1
0〜15重量%である。
【0027】本発明においてシリカ微粉体のpHは、シ
リカ微粉体の試料4重量部を20%メタノール水溶液1
00mlに懸濁させ、pHメーターで測定した値であ
る。
【0028】また、疎水化度はメタノール試験滴定によ
り測定され、その値が55以上、好ましくは60以上示
すことが好ましい。疎水化度が55より小さいと、外気
の湿度変化による帯電リーク幅が大きくなり帯電量の環
境安定性が損なわれる。
【0029】メタノール試験滴定の具体的方法は、20
0ccのビーカーに蒸留水50ccを入れ、さらにシリ
カ微粉体を0.2g入れる。そしてこの溶液を撹拌しな
がらメタノールを滴下し、シリカ微粉体の全量が湿潤さ
れた際のメタノールおよび水の混合物中のメタノールの
百分率として表される。
【0030】本発明のシリカ微粉体は、前述の粉砕、分
級して得られた粒子100重量部に対して0.05〜
0.3重量部、好ましくは0.1〜0.2重量部外添さ
れる。外添の方法は、該粒子にシリカ微粉体を混ぜ合わ
せて、混合処理すればよく、通常の方法を採用すればよ
い。シリカ微粉体の添加量が0.05重量部より小さい
と添加の効果がほとんどなく流動性が低下し、0.3重
量部より多いとキャリアに対するスペントが増加し現像
剤の耐久性低下の原因となる。
【0031】本発明のトナーには、その他に必要に応じ
て荷電制御剤(ニグロシン系あるいはトリフェニルメタ
ン系等の正荷電制御剤等)、クリーニング助剤としての
樹脂ビーズ(テフロン、ポリエチレン、シリコーン、ス
チレン系樹脂、アクリル系樹脂等)等を添加してもよ
い。以上のように得られるトナーは、正荷電性で使用す
ることのできる現像方式であればいずれのものにも適用
可能であり、環境安定性、帯電安定性、定着性に優れカ
ブリ等のない優れた画質の画像を形成することができ
る。
【0032】流動化剤の製造例1 乾式法により合成した二酸化ケイ素粉末(#200;日
本アエロジル社製)100gをヘンシェルミキサーに入
れ激しく撹拌させながらγ−アミノプロピルエトキシシ
ラン2.5gとヘキサメチルジシラザン10gを滴下し
た。その後、内容物を120℃で2時間熱処理を行い、
さらに系内に窒素ガスを通して130℃2時間処理し、
揮発性の不要物を除去した。得られた二酸化ケイ素粉末
はpH8.2、疎水化度60を有していた。この二酸化
ケイ素粉末をシリカAという。
【0033】なお二酸化ケイ素粉末のpHは二酸化ケイ
素粉末4gを20%のメタノール水溶液100mlで抽
出しpHメーターで測定した。
【0034】流動化剤の製造例2 乾式法により合成した二酸化ケイ素粉末(#150;日
本アエロジル社製)100gをヘンシェルミキサーに入
れ激しく撹拌させながらヘキサメチルジシラザン10g
を滴下した。その後、内容物を120℃で2時間熱処理
を行い、さらに系内に窒素ガスを通して130℃2時間
処理し、揮発性の不要物を除去した。得られた二酸化ケ
イ素粉末はpH7.1、疎水化度75を有していた。こ
の二酸化ケイ素粉末をシリカBという。
【0035】流動化剤の製造例3 乾式法により合成した二酸化ケイ素粉末(#200;日
本アエロジル社製)100gをヘンシェルミキサーに入
れ激しく撹拌させながらジメチルポリシロキサン10g
を滴下した。その後、内容物を120℃で2時間熱処理
を行い、さらに系内に窒素ガスを通して130℃2時間
処理し、揮発性の不要物を除去した。得られた二酸化ケ
イ素粉末はpH6.5、疎水化度75を有していた。こ
の二酸化ケイ素粉末をシリカCという。
【0036】流動化剤の製造例4 乾式法により合成した二酸化ケイ素粉末(#200;日
本アエロジル社製)100gをヘンシェルミキサーに入
れ激しく撹拌させながらオクチルトリメトキシシラン1
0gを滴下した。その後、内容物を120℃で2時間熱
処理を行い、さらに系内に窒素ガスを通して130℃2
時間処理し、揮発性の不要物を除去した。得られた二酸
化ケイ素粉末はpH4.5、疎水化度50を有してい
た。この二酸化ケイ素粉末をシリカDという。
【0037】実施例1 ・熱可塑性スチレンアクリル系樹脂 50重量部 (スチレン/アクリル酸フ゛チル/メタクリル酸=7:1.4:1.4:0.2、酸価=6.5、GPCクロマトク゛ラフにおける 分子量分布のヒ゜ーク位置における分子量(以下数平均分子量と略す)=5000) ・熱可塑性スチレンアクリル系樹脂 50重量部 (スチレン/アクリル酸フ゛チル/メタクリル酸フ゛チル/メタクリル酸=6:1.9:1.9:0.2、酸価=6.5、数平均分 子量=200000) ・着色剤(カーホ゛ンフ゛ラック、モーカ゛ルl、pH=3.0、キャホ゛ット社製) 10 重量部 ・ニグロシン染料(ニク゛ロシンヘ゛ースEX、オリエント化学工業社製) 5 重量部 ・ポリプロピレンワックス(ヒ゛スコール660P、三洋化成社製) 5 重量部 以上の材料をヘンシェルミキサーで混合した後、混合物
を2軸押出混練機で混練した。得られた混練物を冷却し
た後、フェザーミルで粗粉砕、ジェットミルで微粉砕
し、さらに分級することにより平均粒径10μmの着色
樹脂粒子を得た。得られた着色樹脂粒子に外添剤として
シリカA0.1重量%をヘンシェルミキサーにより混合
添加処理を行いトナーを得た。
【0038】実施例2 着色剤としてカーボンブラック(MA−8、pH=2.
5、三菱化成社製)を使用する以外は実施例1と同様に
してトナーを得た。
【0039】実施例3 外添剤としてシリカBを使用する以外は実施例1と同様
にしてトナーを得た。
【0040】実施例4 外添剤としてシリカCを使用する以外は実施例1と同様
にしてトナーを得た。
【0041】実施例5 数平均分子量15000の熱可塑性スチレンアクリル系
樹脂(スチレン/アクリル酸フ゛チル/メタクリル酸フ゛チル/メタクリル酸=7:1.4:1.
4:0.2、酸価=6.5)40重量部および数平均分子量350
000の熱可塑性スチレンアクリル系樹脂(スチレン/アクリル酸
フ゛チル/メタクリル酸フ゛チル/メタクリル酸=6:1.9:1.9:0.2、酸価=6.5)6
0重量部を使用し、外添剤としてシリカAを使用する以
外は実施例1と同様にしてトナーを得た。
【0042】実施例6 数平均分子量10000の熱可塑性スチレンアクリル系
樹脂(スチレン/アクリル酸フ゛チル/メタクリル酸フ゛チル/メタクリル酸=7:1.4:1.
4:0.2、酸価=6.5)60重量部および数平均分子量250
000の熱可塑性スチレンアクリル系樹脂(スチレン/アクリル酸
フ゛チル/メタクリル酸フ゛チル/メタクリル酸=6:1.9:1.9:0.2、酸価=6.5)4
0重量部を使用し、外添剤としてシリカBを使用する以
外は実施例1と同様にしてトナーを得た。
【0043】実施例7 熱可塑性スチレンアクリル系樹脂として、スチレン/ア
クリル酸ブチル/メタクリル酸ブチル=7:1.5:
1.5、数平均分子量=5000、酸価=0、である熱
可塑性スチレンアクリル系樹脂50重量部と、スチレン
/アクリル酸ブチル/メタクリル酸ブチル=6:2:
2、数平均分子量=200000酸価=0である熱可塑
性スチレンアクリル系樹脂50重量部を使用する以外は
実施例1と同様にしてトナーを得た。
【0044】比較例1 外添剤としてシリカDを使用する以外は実施例1と同様
にしてトナーを得た。
【0045】比較例2 着色剤としてケッチェンブラック(EC−DJ600、
pH=9.5、ライオンアクゾ社製)を使用する以外は
実施例7と同様にしてトナーを得た。
【0046】比較例3 着色剤としてカーボンブラック(リーガル330R、p
H=8.5、キャボット社製)を使用する以外は実施例
7と同様にしてトナーを得た。
【0047】比較例4 着色剤としてカーボンブラック(#25B、pH=6.
3、三菱化成社製)を使用する以外は実施例7と同様に
してトナーを得た。
【0048】比較例5 数平均分子量5000の熱可塑性スチレンアクリル樹脂
(スチレン/アクリル酸フ゛チル/メタクリル酸フ゛チル=7:1.5:1.5、酸価=0)80
重量部および数平均分子量250000の熱可塑性スチ
レンアクリル樹脂(スチレン/アクリル酸フ゛チル/メタクリル酸フ゛チル=6:2:
2、酸価=0)20重量部を使用する以外は比較例2と同様
にしてトナーを得た。
【0049】評価 (1)高温カブリ 実施例および比較例で得られたトナーを50℃24時間
保管した。その保管後のトナーを複写機(EP976
5;ミノルタ社製)を使用して50000枚の複写を行
った。50000枚後の複写画像におけるトナーカブリ
を観察し以下のようにランク付した。
【0050】〇:カブリはほとんど観察されなかった。 △:カブリが若干認められたが実用上問題ないレベルで
あった。 ×:カブリが多く見られた。
【0051】(2)初期黒斑点 実施例および比較例で得られたトナーを複写機(EP8
605;ミノルタ社製)に装填し、連続モードで500
0枚の複写を行った。5000枚複写後の複写画像にお
ける黒斑点を観察し以下のようにランク付した。
【0052】〇:黒斑点は観察されなかった。 △:黒斑点がわずかに認められたが実用上問題ないレベ
ルであった。 ×:黒斑点が多数発生した。
【0053】フィルミング カブリを評価した際、50000枚後の複写画像におけ
る観光退場のフィルミングを観察し、以下のようにラン
ク付した。
【0054】〇:フィルミングは観察されなかった。 △:フィルミングが若干見られたが実用上問題ないレベ
ルであった。 ×:感光体全面にフィルミングが見られた。
【0055】以上の結果を下記表1にまとめた
【表1】
【0056】
【発明の効果】本発明の正荷電性トナーは環境安定性、
帯電安定性に優れ、トナー飛散ガ生じず、カブリ等のな
い優れた画像を形成できる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】実施例1 ・熱可塑性スチレンアクリル系樹脂 50重量部 (スチレン/アクリル酸フ゛チル/メタクリル酸フ゛チル/メタクリル酸=7:1.4:1.4:0.2、酸価=6.5、GPCクロマトク゛ラフ における分子量分布のヒ゜ーク位置における分子量(以下数平均分子量と略す)= 5000) ・熱可塑性スチレンアクリル系樹脂 50重量部 (スチレン/アクリル酸フ゛チル/メタクリル酸フ゛チル/メタクリル酸=6:1.9:1.9:0.2、酸価=6.5、数平均 分子量=200000) ・着色剤(カーホ゛ンフ゛ラック、モーカ゛ルl、pH=3.0、キャホ゛ット社製) 10 重量部 ・ニグロシン染料(ニク゛ロシンヘ゛ースEX、オリエント化学工業社製) 5 重量部 ・ポリプロピレンワックス(ヒ゛スコール660P、三洋化成社製) 5 重量部 以上の材料をヘンシェルミキサーで混合した後、混合物
を2軸押出混練機で混練した。得られた混練物を冷却し
た後、フェザーミルで粗粉砕、ジェットミルで微粉砕
し、さらに分級することにより平均粒径10μmの着色
樹脂粒子を得た。得られた着色樹脂粒子に外添剤として
シリカA0.1重量%をヘンシェルミキサーにより混合
添加処理を行いトナーを得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 pH2.0〜5.0を有するカーボンブ
    ラックをスチレン−アクリル共重合体樹脂中に分散して
    なるトナー粒子にpH6.5〜9.0を有するシリカ粒
    子を外添していることを特徴とする正荷電性現像剤。
JP7045385A 1994-12-28 1995-03-06 正荷電性現像剤 Pending JPH08240928A (ja)

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